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レバとアブラ1本ずつ … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(立石)

レバとアブラ、1本ずつお酢


 門前仲町から都営地下鉄大江戸線で蔵前へ。そこで都営地下鉄浅草線に乗り換えると、直通で京成立石に到着します。門前仲町からの所要時間は約30分。今日の2軒目として目指す「宇ち多゛」は、京成立石駅から徒歩1分ほどのところにあります。

 水曜日、午後6時過ぎの「宇ち多゛」の前には、予想どおり10人ほどの行列ができており、私もその行列の最後尾につきます。行列は店の入口前から、商店街の奥に向かっていったん伸びて、となりの店との境界のところでU字に折り返して商店街の入口側へと続いています。となりの店には迷惑をかけないようにという配慮なんですね。

 「宇ち多゛」には、店の裏手(「ミツワ」や「栄寿司」がある側)にも入口があり、そちらにも同じように行列ができています。

 私自身、行列に並んでまで入るような店にはほとんど行かないのですが、ここ「宇ち多゛」では、行列のコントロールを店の側できちんとやってくれることと、お客さんの回転がいいので、驚くほどは待たないで済むこともあって、行列があまり苦にならないのです。

 特に行列のコントロールをきちんとしてくれるところは特筆もの。表に並ぼうが、裏に並ぼうが、不公平感がないように早く待っている人から順に店内に案内してくれます。しかも、グループで来ている場合にはそれも考慮してくれて、すぐにはみんなで座れなくても、店内に空きができるたびに、じわりじわりとみんなを近づけてくれたりするほどなのです。こうなると並んでても安心ですよね。

 今日も10分ちょっと待ったところで「おひとり? こちらへ」と店内に案内されて、店内のテーブル席の端っこに相席させてもらいます。

 店内は4~5人の男女店員さんが切り盛りしていますが、焼酎の一升瓶を小脇に抱えてホールを行き来しているのが、常連さんたちから「あんちゃん」と呼ばれているおにいさん。そのあんちゃんに梅割り焼酎(180円)をお願いすると、すぐに受け皿つきのコップを用意してくれて一升瓶からたっぷりと宝焼酎を注ぎ、最後にチラリと梅割りの素を加えてくれます。

 この店では、酒の肴(さかな)のことを「おかず」と呼びます。「おかずは?」と聞いてくれるあんちゃんに「煮込みと、お新香をお酢でお願いします」と注文。

焼酎に煮込みとお新香お酢 煮込み(180円)は表の入口近くの大鍋で煮込まれているものを、さっと小皿に盛ってくれます。お新香(180円)は大根とキュウリのお新香に、紅しょうがをトッピングしたもの。通常は醤油をかけて出されますが、「お酢で」とお願いすると、さらに最後にお酢もかけてくれて、結果として酢醤油仕立てのサッパリとしたお新香になるのです。

 煮込みのお皿も、お新香のお皿も、そしてもつ焼きのお皿も、すべてが同じようなお皿で、すべて一皿180円というのも「宇ち多゛」の大きな特徴です。ほぼ同じ大きさなので、食べ終わったお皿はどんどん積み上げることができて、しかもお勘定のときはお皿の枚数×180円に、飲み物代を足せばいいので計算も楽です。飲み物も、よく出る焼酎(180円)やビール(小瓶360円、大瓶540円)はすべて180円の倍数に価格設定されているのでした。

 横のおじさんが食べているコブクロが美味しそうなので、梅割り焼酎をおかわりするついでに注文してみると、残念ながらコブクロはすでに売り切れとのこと。この店は午後2時から開いてて、人気の品は早いうちに売り切れてしまい、閉店時刻(午後8時)を待たずして全品売り切れ終了になることも多いのです。

「それじゃ、レバとアブラを1本ずつお酢で」

 「宇ち多゛」のもつ焼きは、1種類につき1皿2本が1人前(180円)。普通に「レバを」とか「アブラを」とたのむと、必ずそれぞれが2本ずつ出されます。唯一、1本ずつの2本組みでも注文可能なのが「生(なま)」という食べ方。串に刺してスタンバイしている焼く前のもつ焼きを、そのまま出してくれるのです。

 したがって、さっきの注文の場合も、「1本ずつ」と言った時点で、すでに「生で」とお願いしているのと同じことになります。「お酢で」というのは、先ほどのお新香同様に、普通は醤油だけかけて出してくれるところに、「お酢もかけてね」という意味です。

 「生」とは言うものの、本当に「生」なのはレバだけで、他の材料はすべて下茹でして冷めた状態のもの。アブラは脂身を主体とした肉のあたりなのですが、これがアブラというほどは脂っこくなく、脂の旨味をたっぷりと味わうことができる、生でも焼いても人気の品なのです。

 レバとアブラの生を食べ終えて、さっくりと30分ほどの“宇ち入り”(=「宇ち多゛」で飲むこと)は、焼酎2杯とおかず3皿で900円でした。どうもごちそうさま!

 午後7時前でも行列が途切れることがない「宇ち多゛」をあとに、京成立石から京急快速特急への直通便に乗り込んで、ゆっくりと座って横浜の単身赴任寮へと帰ったのでした。

店情報前回

《平成20(2008)年5月14日(水)の記録》

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コメント

あらら。この日はちょうど入れ違いだったようですね。
ボクもこの日はレバアブラ1本ずつお酢をいただきました。
珍しくどなたともお会いしなかった日。
はまださんともすれ違いだったのですね~。(^^;

投稿: uchidaholic | 2008.06.25 08:04

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 「大露路」を出て、新橋駅近くの書店「文教堂」で、仕事を終えた宇ち中(うちちゅう)さんと合流します。この書店で行われている「古典酒場~銀座昭和浪漫編」の販売イベントを見学したあと、ふたりで向かったのは京成立石。宇ち中さんの行きつけのお店、「宇ち多゛」です。  店に着いたのは午後7時過ぎ。もうほとんど終わりに近い時間なのに、やっぱりまだ行列しているのがすごいなぁ。  並んでいるうちに順番がやってきて... [続きを読む]

受信: 2008.11.02 10:58

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