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第二次立ち飲みブーム … 立ち飲み「金魚(きんぎょ)」(荻窪)

ワンカップ日本酒(各600円)


 荻窪の2軒目は荻窪駅北口を出てすぐ、人気の焼き鳥屋・「鳥もと」の奥にある、立ち飲みの「金魚」です。

 ここでも立ち飲みできそうなエントランスを通って、入口を入ると、店内は厨房を囲むL字の立ち飲みカウンターと、壁際に椅子が付いたテーブル席が数卓。テーブル席とはいえ、高めの造りになっているので椅子に座るもよし、立って飲むのもよしといった感じ。入口の上部には、中二階的な雰囲気の個室座敷席もあるのがおもしろい。

 メニューには、アンチョビポテト(300円)やチーズ(350円)、オリーブの実のマリネ(400円)、生ハム(600円)などが並び、イタリアン・バールといった雰囲気。

 飲み物も生ビール(450円)、ワイン(グラス350円)、焼酎(350円)、ワンカップ日本酒(各600円)と各種そろっています。ホッピーが600円というのは、ちょっと高いかな。

 さっきまで「川勢」で日本酒を飲んでいたので、まずは日本酒からいきますか、ということでIさんは「八海山」を、にっきーさんは「銀盤」を、私は「秋鹿」をそれぞれいただきます。

 つまみは黒板に書き出された「おすすめメニュー」から、鴨とレバーの薫製・サラミ盛り(600円)と焼きそら豆(450円)をもらいます。

 大阪あたりでは、昔から当たり前のように確立していた立ち飲み文化ですが、東京では、むしろ下町によくあるような大衆酒場のほうが一般的だったようです。

 ところが今から10年ほど前、平成11(1999)年頃に第一次立ち飲みブームがやってきました。バブル崩壊以降、10年近く続いた平成不況の中で、より安く、手軽に飲める立ち飲み屋に注目が集まり、これまで立ち飲み屋に行ったことのなかった都心のサラリーマンたちにも、立ち飲み文化が浸透してきたというのが、その第一次立ち飲みブームです。

 昔は安かろう悪かろうの代名詞のように思われていた立ち飲み屋ですが、この第一次立ち飲みブームの大波が通過したおかげ(?)で悪い店は淘汰され、安くても、しっかりとした酒や肴を出す立ち飲み屋が勝ち残って繁盛してきたのです。

 そして平成17(2005)年頃、第二次立ち飲みブームが起こります。第一次のときとは一変して、スペインバルやイタリアンバール、昭和レトロ風をねらった立ち飲み屋などの、女性や若者客などをターゲットにしたオシャレ系なお店が急増し、今に至っています。しかしながら、これまた第一次のときと同じく、表面だけ流行にのったような店はすぐに淘汰され、結局はオシャレな中にも、安さとクオリティを併せもったお店だけが生き残ってきている様子。このようにブームの波ごとに、立ち飲み業界全体が洗練されていくことは、我われ呑ん兵衛にとってはうれしい限りですよね。

 ここ「金魚」も、そんな第二ブームの中で生まれてきた1軒。2005年の開店以来、今年で3年目なんだそうです。阿佐ヶ谷の「立呑風太くん」も、ほぼ同じころ、2006年の創業。これらの新しいお店が、これからどんな風になっていくのか、楽しみですね。

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鴨とレバーの薫製・サラミ盛り / 焼きそら豆 / 干し無花果

店情報

《平成20(2008)年5月6日(火)の記録》

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» 〔コラム〕 「立ち飲み」と高級料理の妙(読売新聞) [居酒屋礼賛]
『アワビ、伊勢エビといった高級食材を使った料理や酒を割安な価格で味わえる「立ち飲み店」が人気を集めている。仕事帰りの男性だけでなく、若い女性が集う。狭い空間にひしめきあって会話を交わし、気軽に立ち寄ってさっと帰れる点が魅力のようだ』  という書き出しで、『「立ち飲み」と高級料理の妙』という記事を書かれているのは、読売新聞生活情報部記者の大森亜紀さん。2013年5月23日(木曜日)の朝刊、「家庭と暮... [続きを読む]

受信: 2013.06.09 14:43

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