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〔コラム〕 今夜も赤ちょうちん

「ひとり呑み」


 販売が開始された、新著「ひとり呑み - 大衆酒場の楽しみ」。7月1日に見本ができあがったのと同時に、各新聞社や雑誌社に書評依頼等のために発送されたほか、出版社の営業の人たちもその見本を持って、各書店や取扱店を巡ったりし始めたのだそうです。

 その見本が到着するや否や、といった感じで、すぐにご連絡をいただいたのが毎日新聞・夕刊編集委員の鈴木琢磨(すずき・たくま)さん。

 北朝鮮問題の専門家で、TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」にもコメンテイターとして出演されている方ですが、その一方で、毎週火曜日の夕刊に「今夜も赤ちょうちん」という記事を連載されるほどの“居酒屋バカ”(←コラムの中で、鈴木琢磨さんご自身が付けた自称)でもあるのです。

 私自身、「今夜も赤ちょうちん」の熱心な読者でもあるだけに、鈴木琢磨さんからの取材の申し込みはうれしい限り。「はいはい」と二つ返事でお引き受けし、向かったのは行きつけの魚料理店、「竹よし」です。

 鈴木琢磨さんは、前著「酒場百選」の出版記念オフ会にもいらしていただいて、面識もあったため、「ごぶさたしてます」と乾杯し、すぐにワイワイと飲み始めます。生まれ年が同じ(生まれ月の関係で学年は1つ違い)ということもあって、共通の話題も多いのです。

 「今夜も赤ちょうちん」の中では、今回のように、どこかの酒場で誰かと飲んだことが題材になることもあれば、どこかの酒場でおひとりで飲んでいる状況を書かれていることもある。文章の頭、100文字程度の導入部に続いて、2段落目の「で、」という書き出しで本題に入り、全体として800文字(原稿用紙2枚分)で店の情景や、インタビューした人のことなどを伝えるというスタイルです。

 文字数の決まっている文章を書かれたことのある方なら、すぐに分かっていただけると思うのですが、店の状況を伝え、自分の伝えたいことを伝え、ということを800字で完結させるというのは非常に難しいのです。

 MS-Wordの標準的な文字の大きさと配置で、A4用紙1枚程度に書いた文章が、だいたい800文字ですので、企業にお勤めの方であれば、「A4用紙1枚以内でまとめてください」という宿題をもらったときが、これに近い状況だろうと思います。

 ダイヤモンド・オンラインに連載中の「千円台で楽しむおとなの居酒屋」も、実は「800文字程度で」というご依頼だったのですが、やってみると、なかなか800文字にはおさまらず、いつも1,000文字程度になってしまっています。

 ウェブ上だからそれでもOKなんでしょうが、紙面の決まった新聞だと、そうはいきませんものねぇ。

「いや、我われは常に何文字という世界ですからねぇ」

 と、事も無げにおっしゃる鈴木琢磨さん。先ほどご紹介した100文字程度の導入部に続いて、2段落目の「で、」という書き出しを使ったりするのも、そのリズムを取るのにいいのだそうです。

「ある程度、形式を決めてしまったほうがまとめ易いんですよ」とのことでした。

 さて、今日取材していただいた内容を題材にした「今夜も赤ちょうちん」。他に大きな出来事がなければ、ここ数週間のうちに、毎日新聞・火曜日夕刊の紙面に登場する予定だそうです。とっても楽しみです。

【その後の顛末】
 7月22日(火)の毎日新聞夕刊「今夜も赤ちょうちん」に「キャプテンと酒場浴」というタイトルの記事を載せていただきました。ご笑覧ください。

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