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オフィス街でもつ焼き … 立ち飲み「増家(ますや)」(八丁堀)

レバ刺し


 今から6~7年前、八丁堀の近くにも会社のオフィスがあって、ときどきそこへも出かけていました。そのときに、なんとなく気になっていたのが大通りから、小さな広場1個分入ったところに垣間見えた、立ち飲み・もつ焼きの「増家」というお店でした。しかしながら、当時はなんとなくもう一歩が踏み込みきれず、結局、「増家」には入れないまま八丁堀のオフィスはなくなったのでした。

 今日、久しぶりに八丁堀近くで、午後5時ごろに仕事が終わったので、その「増家」に向かってみることにしました。

 店に向かってみると、店と広場の間の道が私道で、広場はその私道から1メートルほど高い位置にあります。その段差を利用して、広場のふちには立ち飲み用のテーブルが4~5卓セットされていて、店内が満員になった場合でも、この私道の脇で飲むことができるようです。

 午後5時過ぎの店内は、さすがに先客はおらず、私が第1号。

 店の入口のところで「いらっしゃいませ」と迎えてくれるこの男性が、ここ「増家」の店主のようです。

 店内は左手が厨房になっていて、右手側は3方の壁を取り囲むように外側に向かって立ち飲みカウンターが設置されていて、その真ん中には長方形の立ち飲みテーブルが1卓だけ設置されています。店内だけで20人ほどは立てるかなぁ。

 外側に向かったカウンターの一角に立ち、まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶、490円)とレバ刺し(300円)を注文します。

「レバ刺しはニンニクとショウガ、どちらにしますか?」と店主。

「ショウガでお願いします」

 まだ火曜日なので、ニンニクは避けておきました。コクをより増す感じのニンニクと、さっぱりとレバーのコクを感じさせなくするショウガ。どちらもいい薬味だと思います。今はなき鷺ノ宮の「鳥芳」では、ガツ酢を注文するときに「ニンニクとショウガのミックス」なんて味付けも注文できたことを思い出します。

 ずっと昔からあるような気がしていたのですが、店主によると8年前からやっているんだそうで、店主とともに店を切り盛りするのは、店主の奥さんとお母さんという、家族3人なんだそうです。

「人を雇うと、この値段ではやっていけないんですよ」

 こんな東京駅からもほど近いオフィス街にあってもそうなんですねぇ。

 看板メニューであるもつ焼きは1本120円で、ナンコツ、フワ、ハツ、タン、カシラ、レバ、シロの7種類。通常は2本で1セットとのことですが、他にお客さんもいないからか「2本以上になれば1種1本ずつでもいいですよ」と声をかけてくれます。

「フワと…」と、珍しいフワ(肺)を注文しようとしたところ、

「ごめんなさい。フワは入荷してないんですよ」と店主。

「それじゃ、ナンコツ、タン、カシラ、シロを1本ずつ。シロだけタレでお願いします」

 そのもつ焼きが焼きあがったところで酎ハイ(260円)を注文すると、酎ハイはサーバーから注がれます。

 もつ焼き以外のメニューは、冷奴(220円)、塩辛(220円)、お新香(280円)、枝豆(280円)、シューマイ(300円)、厚焼玉子(300円)、もつ煮込(300円)など17種類ほど。一番高いものでも300円というのが嬉しいではありませんか。

 飲み物は酎ハイ、サワー類は260円均一で、日本酒は280円です。

 オフィス街だけに、オフィスが休みとなる土日祝日は、店も休みなんだそうです。店の外には猫もいて、「ニャンコ専用」と書かれた櫛(くし)もあるのがおもしろいですねぇ。

 ちょうど1時間ほどの滞在は1,530円でした。どうもごちそうさま。

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店内の様子 / もつ焼き / 酎ハイ

店情報

《平成20(2008)年6月17日(火)の記録》

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