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酒場としても十分OK … 台湾料理「秀味園(しゅうみえん)」(横浜市・元町中華街)

「秀味園」で出版祝い


 新著「ひとり呑み - 大衆酒場の楽しみ」の見本版ができあがったということで、WAVE出版編集のNさんが、横浜までその本を持ってきてくれました。

 せっかく遠くまでお運びいただいたので、ぜひ一献やりながら、ということで向かったのは、横浜中華街は関帝廟通りにある台湾料理の店、「秀味園」です。

 ここ「秀味園」は、500円で食べることができる魯肉飯(ルーローファン、豚肉煮込み丼)が大人気のお店。店内は4人掛けのテーブル席2卓のみと非常に小さく見えるのですが、実は奥にも部屋があるようです。切り盛りするのは、おかあさん2人。ひとりは日本語を話すことができるものの、もうひとりは中国語しかわからない様子です。

 火曜日、午後6時半の店内は先客はなし。我われ二人は、奥側のテーブル席に座り、まずはアサヒビール(スーパードライ中瓶、600円)をもらって本のできあがりに乾杯し、つまみには魯(ルー)と呼ばれる煮込んだつまみ(1,000円)と、台湾風腸詰(1,000円)を注文します。

 煮込んだつまみは、その名のとおり、煮込んだ手羽先、昆布、豚耳、干豆腐(かんどうふ)、玉子を一皿に盛り合わせて、タレをかけ、刻みネギをトッピングしたもの。それぞれにいい味わいなのですが、特に干豆腐は、とても豆腐と思えないような、チーズっぽい食感がおもしろい一品です。

 1本目のビールはすぐに飲み終わり、2本目として台湾ビール(小瓶、500円)をもらったところで、揚げたての台湾風腸詰も出てきました。甘ーい感じの腸詰に、その腸詰と同じくらいの厚さにスライスした白ネギをのせ、ピリ辛味噌をちょいとつけていただきます。

 ビールの後は、紹興酒をボトル(2,000円)ごとお燗してもらい、新著「ひとり呑み」を前に、Nさんと飲み交わします。

 お客さんもどんどんやってきますが、ほとんどの人は魯肉飯(500円)目当ての人。みなさん、サクサクっと魯肉飯をかきこむと、すっと帰っていくので、お客さんの回転の速いこと速いこと。お持ち帰りで魯肉飯をもらっているお客さんもたくさんいます。じっくり腰をすえて飲んでるのは、我われと、座敷にいるもう一組くらいでしょうか。

 一般的な魯肉飯は、細切れにした豚肉を、醤油ベースの甘辛い煮汁で煮込み、丼ご飯の上にかけたものですが、ここ「秀味園」の魯肉飯は、細切れの豚肉煮込みは、丼ご飯のほんの一角にのっているだけ。他に高菜と味付玉子がのり、さらによく煮込まれた豚肉の角煮がどんとのっているのが特徴的。「これで500円は安いよなぁ」と、ほとんどの人が感じる一品に仕上がっているのです。

 中華にも造詣が深いG.Aさんのサイトによると、『この角煮を潰し、味付玉子も潰し、全部の具材とご飯を混ぜるのが、正しい魯肉飯の食べ方』なんだそうです。

 我われも、その魯肉飯も食べたいし、でも食べちゃうと、お腹がいっぱいになって飲めなくなってしまうし、と迷っていると、

「切干大根と玉子の炒め(菜脯卵、600円)でも作りましょうか」

 と、おかあさんが提案してくれます。そのおすすめにのって切干大根と玉子の炒めを注文してみると、これが切干大根を混ぜ入れた玉子を、平たく丸く焼いたもの。「川名」のタクアン玉子焼きのような食感ですが、切干大根だけあって、大根部分はこちら「秀味園」のほうがちょっと固いかな。でも、これは非常に好みに合いますねぇ。できたて熱々の間に、ハフハフといただきます。

 この店では魯肉飯がやたらに有名ですが、お酒を飲む場合には、そのつまみとして豚もつの炒め(炒猪肚、1,000円)や、青菜の炒め(炒青菜、500円)、水餃子(700円)、豚肉の煮込み(500円)、台湾風焼ビーフン(炒米粉、700円)、台湾風焼きそば(700円)、台湾風大根もち(500円)、魚団子スープ(魚丸湯、500円)、高菜漬け豚もつのスープ(500円)などがあり、しめの炭水化物も台湾風汁ビーフン(米粉湯、500円)、台湾風ラーメン(台湾老麺、500円)、ワンタン(500円)とそろっていて、酒場としても十分にOKではないかと思います。魯肉飯だけの利用じゃもったいないですよね。ただし、平日は午後9時がラストオーダーなので、早めに出かけないといけません。

 2時間ほどゆっくりと楽しんで、今日はふたりで5,700円(ひとりあたり2,850円)でした。どうもごちそうさま。

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煮込んだつまみ / 台湾風腸詰 / 切干大根と玉子の炒め

店情報前回

《平成20(2008)年7月1日(火)の記録》

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 横浜中華街の台湾料理屋「秀味園」でビール(アサヒスーパードライ中瓶、600円)を飲みながら、煮込んだ手羽先、昆布、豚耳、干豆腐(かんどうふ)、玉子を一皿に盛り合わせた、魯(ルー)と呼ばれる煮込んだつまみ(1,000円)と、台湾風腸詰(1,000円)をいただいたあと、山下公園のほうへ移動して、バー「スリー・マティーニ」です。  3週間ほど前にも、この2軒を巡るコースを回ったばかりですが、友人がやっ... [続きを読む]

受信: 2008.09.07 07:37

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