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再開した六本木三州屋 … 居酒屋「三州屋(さんしゅうや)」(六本木)

とりどうふ


 平成18(2006)年末、ビルの建て替えにともなって、その30年の歴史に幕を下ろした六本木「三州屋」。もはや六本木には、我われ大衆酒場ファンが憩える場所はなくなったのではないかと非常に残念に思っていたところ、先月(2008年7月)のはじめに、このブログのコメント欄に「(六本木の「三州屋」が)ミッドタウン方面に復活しています」というコメントをいただいたのです。

 それはさっそく行ってみなきゃと、ネット上で検索して情報を集めたところ、どうやら去年(2007年)の8月末頃、ミッドタウン南側(六本木駅側)の小さな路地の中で営業を再開したようです。

 今日は久しぶりにここっとさんとともに六本木に出かけ、店に到着したのは午後7時過ぎ。ビルの1階にある真新しい「三州屋」は、障子(しょうじ)戸っぽく見えるすりガラスの窓の横に、紺地に白で「三州屋」と染め抜かれた暖簾(のれん)が掛けられた入口扉があり、外には「居酒屋 三州屋」と書かれた置き電灯看板が置かれています。

 各地にある「三州屋」の看板には「大衆割烹」と書かれているところが多いのです。こうやって「居酒屋」と書いている「三州屋」は、もしかするとここが初めてかもしれません。

 入口扉を開けて店内に入ると、入口左手に8人は掛けられる長テーブルが2台、どーんと並んでいるほか、入口右手に3人掛けのカウンター席が壁に向かって作りつけられています。メインは左手のテーブル席で、右手のカウンター席は満席のときの補助席的な位置付けなのかもしれません。

 奥側の長テーブルには、いかにもこの近所の人たちといった出で立ち(すっかり普段着)のおじさん、おばさん、おねえさんたちが4~5人、楽しそうに飲んでいます。それぞれ1~2人客ながら、互いによく知ってる常連さんたちといった様子です。

 店のおかみさんらしき女性に「こちらにどうぞ」と、我われは窓側の、まだ誰も座っていないほうの長テーブルに通されます。まずは瓶ビールを注文し、「三州屋と言えば、やっぱりこれでしょう」と鳥豆腐(とりどうふ、500円)を注文です。

 すぐに出された瓶ビールは、大衆酒場好きが喜ぶサッポロラガービール大瓶で、小鉢のお通しはイカゲソのワサビ和えです。

 そして鳥豆腐。チェーン展開ではなくて、暖簾分けで店舗が増えてきたという「三州屋」は、私が行ったことがあるところだけでも銀座神田新橋飯田橋と都内各所にあり、その共通点は必ず鳥豆腐というメニューがあるということ。鳥豆腐は、鳥の水炊きのような料理で、丼風の器に入れて出してくれます。これを添えられたポン酢醤油でいただくのです。

 店は、年配の男女と、若い女性の3人で切り盛り中。もしかするとご両親と娘さんなのかな。芋洗い坂下にあったときには、アルバイトらしい外国人女性もいたのですが、店の規模が小さくなったので家族経営でいけるようになったのでしょうか。それとも土曜日だからかな。常連のお客さんたちともとても仲良く話をしていて、店内はまるで近所の集会所のような温かいふんわり感です。

 瓶ビールをおかわりして、つまみには明太子(500円)をもらいます。小鉢に盛られた明太子は、大きく切ったかたまりが3切れ。すごく立派な明太子です。

 1時間ちょっと楽しんで、今日はふたりで2,600円(ひとりあたり1,300円)でした。どうもごちそうさま。

 大衆酒場閉店の情報が多いなか、こうやって老舗酒場が再開するというのはとても嬉しいことです。また来なくっちゃね!

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のれん / ビールとゲソのワサビ和え / 明太子

店情報前回

《平成20(2008)年8月9日(土)の記録》

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