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ここはもうビストロだ … やきとん「山利喜(やまりき)」(森下)

山利喜もりもり店


 料理研究家の伊野さんと行く下町酒場ツアー。今日の2軒目は森下の老舗やきとん屋、「山利喜」です。

 大正13(1924)年創業の「山利喜」は、今年で創業84年。昭和27(1952)年に建てた建物(本館)に、昭和60(1985)年と平成5(1993)年に、それぞれ改装工事をほどこして現在に至っていたのですが、このたびついに建て替えることとなって、今年(2008年)の8月2日(土)に本館での営業を終え、翌週、4日(月)から解体作業が始まったのだそうです。

 平成14(2002)年にオープンした、すぐ近くの新館は変わらず営業しているので、我われもまずは新館を目指しますが、これがまたとんでもない満席状態で、かなり待たないと入れそうにありません。

 それじゃと次に向かったのが、本館建て換えまでの間の仮店舗として、今年の8月20日(水)に、これまたすぐ近くにオープンした仮店舗、「山利喜もりもり店」です。来年、新築の本館がオープンするまでの間しか営業しないこのお店は、カウンターとテーブル席が数卓の、合計25人ほどの小さいキャパシティ。その狭さゆえに、店内は満席状態ながら、外に並んで待っている人はいない状態で、我われが先頭です。

 少し待って店内に入り、名物の煮込み玉子入りと、下町の定番であるキンミヤの酎ハイからスタートです。

 ざっとメニューを確認して、本館や新館と大きく違うのは看板メニューの“やきとん”がないことです。

 ここ「山利喜もりもり店」は、元々、「もんじゃもりもり」というお好み焼き(もんじゃ焼き)屋さんだったお店を、ほとんど居抜きの状態で使っているのだそうです。だから仮店舗の店名も「もりもり店」なんですね。

 そんなこともあって、炭火焼の焼き台までは用意できなくて、やきとんメニューがないんだろうと思います。

 その代わりといってはなんですが、ここ「山利喜もりもり店」には、『一人前おまかせ3本、醤油ベースの特製たれ・ピリ辛ソース・柚子胡椒お好みで』とメニューに注記されている“ゆでとん”(450円)というメニューがあります。

 これは串を打って下ゆでした状態の“やきとん”を、焼かずにそのまま出してくれるもので、たとえて言えば「宇ち多゛」(立石)の、生(なま)に近いものです。

 煮込み玉子入り(ガーリックトースト2枚付きで700円)も、本館・新館では素焼きの皿で熱々に仕上げられるのに対して、ここ「もりもり店」では白い器で出されます。味はきっと同じなんでしょうが、どうもあの素焼きの熱々じゃないと、「山利喜」の煮込みのような気がしませんねぇ。

 その後、注文したもので、かろうじてやきとん屋さんらしいものは、ガツ刺し生姜醤油(500円)くらい。その他は、自家製・田舎風テリーヌ(ハーフサイズ、560円)や、イワシと野菜とトマトのマリネ(600円)、マッシュルーム入りオムレツ(600円)、ラクレットチーズとじゃがいものガレット(500円)、和牛ローストビーフ(西洋わさび付、600円)、鴨のそぼろとレタスの生春巻き(1本400円)と、とてもここが下町のやきとん屋さんだとは思えないような品々です。

「これはもうビストロだよねぇ」

 と言いながら、飲物もグラスワイン(600円から)に切り換えます。『ワインはその日ごとに変わりますのでスタッフに気軽にお尋ねください。基本的に安・旨ワイン達です。』と書かれているグラスワインも、ものによって、1杯が600円、900円、1,100円、1,300円と、色々とそろっていて、洋風の料理に合わせることができるようになっています。

 閉店時刻の午後9時半まで、ものすごく酔っ払うまでワインを飲んで、今日のお勘定は5人で21,880円(ひとりあたり4,376円)でした。どうもごちそうさま。

081011g 081011h 081011i
煮込み玉子入り / 酎ハイとお通し / 自家製・田舎風テリーヌ

081011j 081011k 081011l
ガツ刺し生姜醤油 / イワシと野菜とトマトのマリネ / ゆでとん

081011m 081011n 081011o
マッシュルーム入りオムレツ / ラクレットチーズとじゃがいものガレット / 赤ワイン

081011p 081011q 081011r
和牛ローストビーフ / 鴨のそぼろとレタスの生春巻き / 地図(公式サイトより)

  • 店名: 山利喜もりもり店
  • 電話: 03-3633-1638
  • 住所: 135-0004 東京都江東区森下2-24-3
  • 営業: 16:00-21:30(21:00LO)、日祝休
  • 場所: 地下鉄森下駅A5出口すぐ。
  • メモ: 「山利喜」本館を改築する間の仮店舗。やきとんはない代わりに、ここでしか食べられない新メニューもある。公式サイトあり。
    〔飲物〕ビール:生ビール・キリン樽生・グラス380、中生550、瓶ビール・キリンラガー(大瓶)620、黒ビール・恵比寿ビール黒(小瓶)500、 ホッピー:ホッピーセット480、ナカ(焼酎)280、ソト(ホッピー)200、 焼酎:酎ハイ(レモン、梅干、ウーロン、緑茶)380、湯割り(レモン、梅干、ウーロン、緑茶)450、 本格焼酎(ロック、水割り、お湯割で):麦焼酎・中々(宮崎)600、芋焼酎・風譚(ふうたん、鹿児島)600、熟成麦焼酎・こしゅん(福岡)800、熟成芋焼酎・百年の孤独(宮崎)1200、麦焼酎ボトル・伝説(鹿児島)2800、琉球泡盛・黒真珠(石垣島、5年古酒)700、 特選ワイン:グラスワイン(ロゼ、白、赤)600~、ボトルワイン(ロゼ、白、赤)3000~、 全国特選銘酒(正一合、すべてのお酒をお燗にできます。):南部美人・辛口本醸造(岩手)650、うきたむ・吟醸(山形)650、鶴の友・本醸造(新潟)650、磯自慢・本醸造(静岡)800、醸し人九平次・純米吟醸(愛知)800、十四代本丸・本醸造(山形)900、花垣・5年古酒・純米(福井)800、など。
    〔料理〕ゆでとん(一人前おまかせ3本、醤油ベースの特製たれ・ピリ辛ソース・柚子胡椒お好みで)450、煮込み(ガーリックトースト2枚付)650、煮込み玉子入り(ガーリックトースト2枚付)700、ラクレットチーズとじゃがいものガレット500、イタリア・パルマ産生ハム(長期22ヶ月熟成プロシュート)800、クレソンサラダ400、青菜のおひたし350、鯛とホタテのサラダ600、鴨のそぼろとレタスの生春巻き(1本)400、豆腐よう(沖縄直送)400、炙りベーコンのポテトサラダ400、ガツ刺し生姜醤油500、本まぐろ小とろ刺身または中オチ700、こはだ酢600、かつを刺し・たたき700、鯛酒盗和え480、イワシと野菜とトマトのマリネ600、ポテトチーズ焼き650、自家製・田舎風テリーヌ(ハーフサイズ)560、自家製・サーモンハラス燻製600、和牛ローストビーフ(西洋わさび付)600、スーパー・ブードック(こだわりホットドック)500、マッシュルーム入りオムレツ600、など。(2008年10月調べ)

・「山利喜」の店情報前回

《平成20(2008)年10月11日(土)の記録》

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