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醤油ベースのタレ焼き … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

テッポウ、ガツ(タレ)


 高田馬場で西武新宿線に乗り換えて7分。沼袋(ぬまぶくろ)のもつ焼き「ホルモン」にやってきました。

 金曜、午後9時前の店内は、閉店まであと1時間にもかかわらず、ほぼ満席に近い客の入り。2列平行カウンターのうち、駅に近い側は満席なので、奥側に入ると、カウンターの一番奥あたりに空席がありました。まずはひと安心です。

 おろっ。この店も値上がりしたんですね。1本100円だったもつ焼きが、110円に、10円値上がりしています。そして、以前は隠れメニュー、あるいは裏メニュー的な存在であった“ちょい焼き”が、正式にメニューに明記され、レバ、コブクロのそれぞれが1本120円と、こちらは20円アップとなりました。聞けば8月からこの値段になったんだそうです。

 最初はいつものように、大瓶のサッポロラガービール(500円)とお新香(110円)をもらって、正規のメニューになったレバとコブクロの“ちょい焼き”(1本120円)を、それぞれ2本ずつ注文します。

 店は店主夫妻で切り盛りしており、ご主人は店の入口側にある焼き台を定位置として、そして奥さんは通常は店の奥の間にいて、お互いに2列のカウンター内を行き来しながら注文を受けたり、料理やお酒を出したりするのです。

 私の注文も、瓶ビールとお新香は、奥の間にいる奥さんが、そして“ちょい焼き”は焼き台のご主人が焼き上げて出してくれます。

 ほとんどの人が注文するお新香は自家製らしく、今日はカブとキュウリの漬物です。遅い時間だと売り切れてしまっていることも多くて、人によっては最初から「お新香ダブルで!」と2人前注文しておくほどなのです。

 “ちょい焼き”は、串に刺した新鮮なレバやコブクロを、文字通りちょっとだけ焼いたもので、おろし生姜と刻みネギを添えて、醤油か、好みによってはポン酢醤油をかけて出してくれます。これも、この店ならではのもつ焼きですよねぇ。割箸もいっしょに出されるので、串からはずして、ひと切れずつ刻みネギをのせながらいただきます。

 “ちょい焼き”が残りわずかになったところで、普通のもつ焼きを注文します。もつ焼きは、ハツ(心臓)、ガツ(胃袋)、タン(舌)、タマ(睾丸)、カシラ(頬肉)、ナンコツ(喉骨)、コブクロ(子宮)、ヒモ(腸)、レバー(肝臓)、テッポウ(直腸)、マメ(腎臓)、オッパイ(乳房)、アブラ(内臓脂)、チレ(脾臓)、ヒラ(腸と直腸の間)の15種類。このほかに、椎茸(しいたけ)や、うずらの卵、生揚げなどもあって、すべて1本110円です。

 もつ焼きの中でも、オッパイやアブラなど脂肪分の多いものは鮮度が命。古くなると脂独特の臭みが出てくるのです。この店のものはいつも鮮度抜群で、臭みなんて感じたこともなく、脂そのものの甘みをたっぷりと味わうことができます。

 今日もそのオッパイとアブラに、カシラを、それぞれ1本ずつ塩焼きで注文し、飲み物も焼酎(230円)に切り替えて、カウンター上に置かれた梅エキスをちょいと垂らしていただきます。(ちなみに焼酎は、こうやってストレートや梅割りなどで飲むほか、水割りやクワ茶割り(それぞれ370円)などで飲むこともできます。)

 もつ焼き以外のメニューは、今いただいているお新香(110円)のほか、やっこ(260円)にトマト(260円)に、もつ煮込み(310円)くらいと、種類は少ないのですが、いずれも人気の品。真っ白なやっこと、真っ赤なトマトは、見た目にも美しいのです。

 もうちょっともつ焼きを食べたいところなのですが、そろそろ閉店時刻(午後10時)が近づいてきました。最後に、このところ醤油焼きで注文することが多かったテッポウとガツを、それぞれタレ焼きでいただいてみることにします。

 ここ「ホルモン」は、練馬の「金ちゃん」や、今はなき鷺ノ宮の「鳥芳」と同じく、かつて阿佐ヶ谷駅近くにあった「ホルモン」で修業したもつ焼き屋のグループ。このグループの共通点は、焼き台をはさんで奥に伸びる2列平行のカウンターや、醤油味をベースにしたタレの味。

 この店では、今の店主の代になってから、お客さんたちの好みに合わせて、タレに少し甘みを加えてきたそうなのですが、基本は醤油ベース。テッポウやガツともよく合うのではないかと思って、今日はタレ焼きでたのんでみたのです。

 焼きあがってきたテッポウとガツは、思ったとおりいい味わいです。醤油焼きもいいですが、タレ焼きもいいですねぇ!

 その2本を食べ終わり、焼酎を飲みきったところで閉店時刻です。ちょうど1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1,870円でした。どうもごちそうさま。

081024a 081024b 081024c
「ホルモン」 / コブクロとレバのちょい焼き / お新香(カブとキュウリ)

081024d 081024e 081024f
焼酎 / アブラ、カシラ、オッパイ、卵付きコブクロ、ハツ下(塩) / 注文票

店情報前回

《平成20(2008)年10月24日(金)の記録》

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コメント

初めまして。ちょこちょこ、ブログに来させて貰ってます。
丁寧な内容にいつも関心させられます。広島にもこんなお店が有れば善いのですが。飲食店系の「ちょい飲み店」は有ります。段々、味わいが無い店が多くなってきた様な・・。
これからも、楽しみにしております。    では。

投稿: とほお | 2008.11.30 14:56

はじめまして、管理人様。6年以上コンテンツを楽しく拝見しています。昨年、子供を連れて「ホルモン」に初めて行きました。今は無き「鳥芳」を懐かしながらおいしくもつ焼きを頂きました。いつか子供とお酒を飲み交わせるようになったら、また訪れたいですね。広島から東京は1000キロ近く離れていますが、、今年も東京に子供を連れて行きたいですね。

投稿: 横さん | 2009.05.09 20:59

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12月26日(金)  年内の仕事も今日で終了。会社での納会を終えた後、西武新宿線・野方(のがた)まで帰ってきて、やきとん「秋元屋」(前回)です。  ホッピー(380円)を三冷白(さんれいしろ)でもらって、つまみにはレバ刺し(350円)とコブクロ刺し(350円)です。今日は平日なので、もつの刺身が充実しています。  焼き物はハツ、タン、アブラ(各1本100円)を塩で。さらに三冷黒ホッピー(380円)... [続きを読む]

受信: 2009.02.08 08:06

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