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氷の山から宝を探す? … バー「ブリック(BRICK)」(中野)

レーズンバター


 「北国」を出て、まっすぐ帰れば明日も幸せな1日が送れるものの、ちょっとお酒が入るとそう簡単には止まらないのが悲しき呑ん兵衛の性(さが)ですよねぇ。中野駅を北口側へと回って、本日の2軒目は、これまた久しぶりとなる「ブリック」です。

 金曜日、午後10時過ぎの「ブリック」は1階はすでに満席。「お二階へどうぞ」と2階席に案内されます。

 中野の「ブリック」は東京オリンピックの年、昭和39(1964)年の創業。1階と2階とは、ほぼ同じ位置に、ほぼ同じ形のL字カウンターがあり、その周りにテーブル席が配置されています。お手洗いや冷蔵庫、レジカウンターなどがない分だけ、2階のほうがテーブル席が多い造りです。

 そのカウンター席に座って、いつものように、この店の名物でもあるトリハイ(トリスのハイボール、200円)を注文します。

 巷(ちまた)にチューハイが流行(はや)りはじめたときに、それに対抗するためにメニューに復活したというトリハイ。他の飲み物も決して高くはない「ブリック」ですが、それでもトリハイの200円というのは一段と安い!

 そんなに安くても、さすがはバーだけあって、きちんと1ジガー(45ml。1ショットの1.5倍)のトリスを計ってグラスに注(つ)ぎ、炭酸を入れて軽くステアした後、ピッとレモンピールをして仕上げてくれるのです。こうやって作ってくれている様子を見るもの、バーの楽しみのひとつですよねぇ。

 つまみには、ここに来るとほぼいつも注文している野菜スティック(400円)と、もう1品、久しぶりとなるレーズンバター(400円)を注文すると、お通し(300円)としてキスチョコを出してくれます。

 この店では、先にお客の料理の注文を聞いてから、数種類用意しているお通しの中から、その注文とバッティングしないような料理を選んで出してくれるのです。こんなちょっとした気遣いもうれしいですよね。

 先に出てきたのはレーズンバター。ここのレーズンバターは、ガラスの小鉢にたっぷりと盛られたクラッシュアイスの中に埋もれて出てきます。クラッシュアイスの山の上に、ツンツンと突き出した3本の爪楊枝がレーズンバター埋没ポイントの目印。そのうち1本をつまんで、上にかぶさったクラッシュアイスを押し分けるように静かに引っ張りあげると、シャキーンとよく冷えたレーズンバターが顔を出します。

 中に埋まっているレーズンバターは6切れほど。最初から爪楊枝を刺してくれている3切れを食べ終わった後は、クラッシュアイスの山の中から、レーズンバターの宝探しです。こんな宝探しを一所懸命やるのも、これまたおもしろいのです。

 そして大好物の野菜スティック。いつものように細く切ったセロリ、キュウリ、ニンジンが3本ずつ立てられたグラスが、自家製の濃厚な辛子マヨネーズとともに出されます。

 トリハイの合い間に1本ずつ取って齧(かじ)ると、そのパキッとした食感がたまりません。特にニンジンの“パキッと感”がすばらしいんですよねぇ。

 1時間半ほどゆっくりと過ごし、トリハイを合計3杯いただいて、今日のお勘定は1,870円(1,700円+サービスチャージ10%)でした。どうもごちそうさま。

 中野駅に降り立ったときは、「今週も疲れたなぁ」という気分でしたが、「北国」、「ブリック」の2軒ですっかりリフレッシュ。心地よく家路についたのでした。

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「ブリック」の2階 / キスチョコとトリハイ / 野菜スティック

店情報前回

《平成20(2008)年10月31日(金)の記録》

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コメント

はまださん

お疲れ様です♪

本屋さんの新書コーナーで

”東京 居酒屋名店三昧”

見つけました♪


今度お会いしたときに”サイン”ください♪ (^-^)ニコ

てりぃ~

投稿: てりぃ~ | 2008.12.11 08:13

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受信: 2011.09.29 20:19

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