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2008年12月

〔コラム〕 うなぎの「尾花」で忘年会(南千住)

「尾花」のうな重


 故郷・松山から上京してきた旧友と共に、ちょっと贅沢な忘年会にやってきたのは、南千住にあるうなぎの「尾花」です。

「1巡目(午前11:30の開店前)はけっこう並ぶから、1時ごろにゆっくりと出かけて、2巡目を目指そうか」と相談しあって、ゆっくりと店に向かうと、12時45分ごろに店に着いた友人から、

「ぜんぜん行列がなくて、すぐに入れるよ!」というメール。大急ぎで店に向かい、1時前には入店です。

 下足番のおねえさんに番号札をもらって店内に入ると、左手は大きなガラスで仕切られた厨房になっていて、調理を担当するおにいさんたちが働いている様子を見ることができます。そして右手が大きくおくまで続く大広間の座敷席です。

 60~70人くらいは入りそうなこの大広間には、2人掛けの塗りの座卓がずらりと並び、グループの人数によって何卓かをくっつけ合って使っています。まさに事前の読みどおり、この時間帯、口開けで入ったお客さんの食事が終わって、三々五々お勘定をしているような状態です。

 この時間帯にくれば、まったく並ぶことなく入ることができるんですね。

 多くの老舗うなぎ屋がそうであるように、この店も注文を受けてからうなぎをさばいて調理するようで、注文の品にありつくまでに小一時間はかかるのです。

 めったに来ないので、3,000円、3,500円、4,000円と3種類あるうな重は、一番大きい4,000円のを、別売りのきも吸(350円)と一緒に注文し、白焼(3,300円)も1人前。さらに焼き上がりを待つ間のつまみとして、焼鳥(2本1,100円)と、う巻(1,800円)ももらいます。

 森須滋郎(もりす・じろう)さんの「食べてびっくり」などを読むと、「うなぎを美味しく食べようと思ったら、待ちながら飲むお酒は1合ほど。つき出しのお新香をつまみに、なめるようにいただく」といったことが書かれていますが、呑ん兵衛の我われにはなかなか実行することはむずかしくて、ついついあれもこれもと注文して、たくさん飲んでしまうのでした。

 飲み物はまずは大瓶のビール(850円)から。アサヒ、キリン、サッポロと選べる中、友人の好みのサッポロをいただいて乾杯です。一緒に出されるお通しは、小さく刻んだキュウリの漬物です。

 注文後、10分ほどで出されたのは焼鳥と、う巻の2品です。

 2本で1,100円。1本あたり550円という焼鳥は、渋谷「鳥竹」の1本315円と比べても75%高。しかしながら、串を持つとずっしりと重みを感じる焼鳥のボリュームも相当なものです。ちなみに味付けは聞かれることもなくタレ焼きで、そのタレも「さすがうなぎ屋さん」と思わせるうまさです。

 う巻は、小さく刻んだうなぎを芯にして焼いた玉子焼き。一緒に出された小皿の醤油をちょいとつけていただきます。

 うーん。これは日本酒ですね。燗酒(1合750円)をお願いすると、はかま付きの1合徳利が出されます。

 注文してから50分ほどたった頃、白焼(しらやき)が漬物(白菜と沢庵)と一緒に出されます。ここの白焼は焼いたあと、しっかりと蒸したもので、箸をつけるととろりととろけるほどの軟らかさ。これをわさび醤油でいただきます。

「急いで食べないと、すぐにうな重も出てくるからね。急げ急げ」

 友人とそう言いあいながら白焼に取り組みます。白焼は焼いただけで蒸さずに出してくれる店もあるそうで、このタイプであれば、うな重ができるまでの途中の1品として、ゆっくりと食べることができます。しかし、ここの白焼は、先ほども書いたとおり蒸したものなので、うな重ができあがるのと、あまり時間差がないのです。

 予想どおり、白焼が出された5分後(注文してから55分後)に、うな重も出てきました。3千円のうな重は丸い丼で出されますが、今日注文した4千円のうな重は塗りの重箱で、別に注文したきも吸いと一緒に出されます。

 ガッガッガッとかき込むうな重の美味しいこと。この身のふんわり感がたまりませんねぇ。

 そんなわけで、今年も1年間ありがとうございました。新しい年、平成21(2009)年もまたよろしくお願いします。

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「尾花」 / 店内の様子 / 焼鳥

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う巻 / 日本酒(燗) / 白焼

店情報前回

《平成20(2008)年12月7日(日)の記録》

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絶品もつ刺し盛り合せ … もつ焼き「こん平(こんぺい)」(西大島)

もつ刺し盛り合せ


 大衆酒場「伊勢元」を出てタクシーを拾い、明治通りを南下、JR総武線のガード下も通りこして、さらに都営新宿線の西大島駅方面に進みます。

「右手にファミリーマートがある近くで停めてください」と運転手さんに告げる、下町在住の酒場通・かぶきさん。

 今日の2軒目、本日の主目的のお店は、そのかぶきさんが通い詰めるもつ焼きの店、「こん平」です。

 集まったもつ好きは総勢9人。すでに大にぎわいの1階カウンター席の後ろを通って、奥の階段から2階の座敷席に入ります。

 ひとり1杯限定の「おつかれ生ビール」(グラス、250円)で乾杯をすると、すぐにかぶきさんおすすめの、もつ刺し盛り合せ(1,100円)を注文します。

「私は、この店ではじめてもつの刺身を食べたから、もつの刺身はこんなものだと思ってたんですよ。他の店のを食べてから、あぁ、「こん平」のもつ刺身はすごいんだ、って再認識したんです」と話してくれます。

 お通しがわりの小松菜のおひたし(320円)をつつきながら待つことしばし。出てきたもつ刺し盛り合せは、タン、ハツ、ガツ、コブクロ、ホーデンという豚もつの刺身に、牛レバが加わった6品盛り。ガツとコブクロはさっと湯通ししたものですが、その他は、完全に生の状態で出されます。盛り合せの内容は、いつもこの6品なんだそうです。

 中でも秀逸なのはホーデン(豚の睾丸)の刺身。どこの店で食べても、ホーデンの刺身はちょっと癖のある香りがするのですが、この店のホーデンはまったくと言っていいほど臭みがなくて、ホーデンならではの味わいを、香りに邪魔されることなく堪能できます。これはすごいっ! これだけでも、他所(よそ)では食べられない!

「でしょう。この店の常連さんで、来るたびにホーデンの刺身(単品だと400円)を2皿ずつ食べて帰る、70代くらいのおじさんがいるほどなんですよ」とかぶきさん。

 テーブル上に置かれたメニューには、もつ焼きの1種類も1品と数えた場合、65品ほどの料理メニューが並び、その他に壁のホワイトボードに35品ほど。合わせると100品ものメニューが並んでいます。

 そのホワイトボードメニューの中にセンマイ刺し(530円)もあって、これも注文。そしてもつ焼き(1本120円)は、レバとテッポウのタレ焼きに、ナンコツ、ハツ、カシラの塩焼きです。もつ焼きは1本から注文可能なのがうれしいですね。

 さらにもつ煮込み豆腐(320円)、自家製ポテトサラダ(370円)と食べ進み、続いて登場したのはお皿に山盛りのキャベツの千切りです。このキャベツの千切り、なんとひとり一皿分は無料で、追加をたのんでも一皿100円なんだそうです。もつと一緒に、キャベツもわしわし食べてくださいね、ってことなんでしょうね。

「このキャベツの千切りに、センマイ刺し用の(オーロラソースっぽい)タレをかけて食べるとうまいんですよ」とかぶきさん。どれどれ、とさっそくやってみると、本当にうまいっ。

 今日は集まった9人中4人が女性ということもあって、ホワイトボードメニューのセロリ(270円)やグリーンアスパラ(320円)、ブロッコリー(320円)などの野菜ものも注文。これ以外にも野菜系のメニューはたくさん。野菜類が多いというのも、店に女性客や若いお客さんたちがたくさん入っている理由のひとつなのかもしれませんね。

 焼き物も、ニンニク味噌がビシッと効いた特製スタミナ焼き(220円)や、トマト串(130円)、野菜さつま(140円)を、一品料理も寒サバ(焼き魚、580円)、きつね納豆(230円)、にこごり(320円)を追加です。飲むは食べるは、食べるは飲むは。女性が大勢いると、場もにぎやかで楽しいですね。

 メニューには牛すじ鍋(790円)、鳥ちゃんこ鍋(840円)といった鍋物のほか、辛口スープごはん入り(480円)、辛口スープうどん入り(530円)といったシメに最適そうな料理も並んでいますが、今日はそこまでは行きつきませんでした。次回以降の課題ですね。

 夜10時半まで4時間半にも及ぶ大宴会のお勘定は、ひとり3,200円でした。ずっと来てみたかった「こん平」。噂にたがわぬ名店ですねぇ。またじっくりと来てみたいと思います。

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小松菜おひたし / センマイ刺 / レバ、テッポウ(タレ)

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ナンコツ、ハツ、カシラ(塩) / もつ煮込み豆腐 / ポテトサラダ

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キャベツ千切り / キャベ千にはセンマイ刺のタレ / セロリ

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グリーンアスパラ / ブロッコリー / 特製スタミナ焼き

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トマト串と野菜さつま / 月見納豆 / 寒サバ

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きつね納豆 / にこごり / にこごりの断面

店情報

《平成20(2008)年11月15日(土)の記録》

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店情報: もつ焼き「こん平(こんぺい)」(西大島)

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  • 店名: こん平
  • 電話: 03-3638-7219
  • 住所: 136-0072 東京都江東区大島2-38-9
  • 営業: 17:00-24:00、日休
  • 場所: 都営新宿線・西大島駅A2出口を出て、左手のビルを回りこむようにUターンし、明治通りを(JR亀戸駅方向に)北上すること約200m(徒歩4分弱)。左手にそば屋とせんべい屋のある信号交差点を左に折れたすぐ先、左手。
  • メモ: キャベツ千切り(ひとり一皿無料サービス、追加は100円)
    〔串焼き(1本から注文可)〕たん120、はつ120、かしら120、しろ120、レバ120、なんこつ120、がつ120、こぶくろ120、テッポウ120、ねぎま120、すなぎも120、とりかわ120、にんにくはさみ150、長ねぎ120、玉ねぎ120、ピーマン120、シイタケ170、ししとう170、トマト串130、にんにく130、辛口さつまあげ140、野菜さつまあげ140、焼きちくわ110、豚バラ130、じゃがいも160、自家製つくね180、特製スタミナ焼き220、シイタケ肉詰め270、ウインナー210、ささみしそ巻き270、手羽先270、ピーマン肉詰め320。
    〔お勧めセット〕7種類1250、9種類1750、もつ焼き10本セット1150、野菜焼き盛り合わせ650。
    〔焼き物〕きつね納豆230、厚揚げ330、ナス焼き320。
    〔もつ刺身(豚)〕たん、はつ、がつ、こぶくろ、ホーデン、レバ、しろ、各400。もつ刺盛り合わせ(たん、はつ、がつ、こぶくろ、ホーデン、牛レバ)1100。
    〔もつ刺身(牛)〕ユッケ530、レバ740。
    〔お飲み物〕おつかれ生ビール(グラス。ひとり1杯限り)250、生ビール500、瓶ビール550、生ビールピッチャー(約4杯分)2000、酎ハイ320、生レモンハイ370、ウーロンハイ370、緑茶ハイ370、リンゴハイ420、あんずハイ420、巨峰ハイ420、ライチハイ420、梅干しハイ440、生グレープフルーツハイ480、武蔵(グラス)480、黒霧島(グラス)480、日本酒(1合)370、(2合)580、日本盛生酒(350ml)630、天然水水割りウイスキー690、真露(ボトル)1600、それから(ボトル)2300、武蔵(ボトル)2400、いいちこ(ボトル)2700、黒霧島(900mlボトル)3000、氷110、炭酸110、ウーロン茶(小)320、(中)530、(大)840、レモン(半分)50、グレープフルーツ(半分)160、梅干し1個120、ワイン(赤・白)1500、ウーロン茶210、オレンジジュース210、コーラ210。(ボトルキープは4ヶ月)
    〔一品料理〕豆もやし210、もろきゅう210、白菜漬け210、ぬか漬け270、冷や奴270、シラスおろし270、厚焼き玉子320、もつ煮込み豆腐320、冷しトマト320、おひたし320、チャンジャ370、グリーンサラダ370、ポテトサラダ370、豚足400、マグロぶつ480、タコぶつ480、マグロ納豆530、ホルモン炒め790、牛スジ鍋790。
    〔お食事〕辛口スープ320、辛口スープ(ごはん入り)480、辛口スープ(うどん入り)530、焼きおにぎり2個420、おにぎり2個420、お茶漬け各種530、みそ汁210。
    〔ある日のホワイトボードメニューの例〕まぐろぶつ480、たこぶつ480、生かき3個630、いくらおろし480、帆立刺480、寒サバ580、あぶりタラコ480、トマト串130、辛口さつま140、野菜さつま140、じゃが串160、帆立串270、ささ身しそ巻270、アスパラ肉巻270、牛レバ刺740、せんまい刺530、もつ煮込豆腐320、豆もやし210、かぶの浅漬210、白菜漬210、きゅうりぬか漬270、セロリ270、エシャレット320、にこごり320、グリーンアスパラ320、ブロッコリー320、青唐味噌漬320、ほうれん草320、小松菜おひたし320、ナムル風小松菜320、自家製ポテサラ370、豚足400、月見納豆420、山かけ530、牛すじ鍋790、鳥ちゃんこ鍋840、芋焼酎・武蔵(ロック、水割り、お湯割り)480、芋焼酎・黒霧島(ロック、水割り、お湯割り)480。(2008年11月調べ)

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下町正統派の酎ハイを … 大衆酒場「伊勢元(いせもと)」(亀戸)

下町正統派の酎ハイを作る店主


 下町在住の酒場通、かぶきさんに「今年92歳のご主人の味わい深い接客と、下町正統派の酎ハイを楽しみませんか」とお誘いいただいて、亀戸の「伊勢元酒場」にやってきました。

 最寄り駅はJR亀戸ということになるんでしょうが、駅から歩いて15分ほどかかる場所。亀戸駅からぐるりと弧を描くように北上する東武亀戸線の、亀戸水神、東あずま、小村井の各駅からも、それぞれ徒歩15分ほどと、けっこう交通の便は悪い場所。そこで創業以来60年というんだから、いかに地元の人たちに愛されているかがわかります。

 紺地に白で「伊勢元」と染め抜かれた立派なのれんをくぐって店内に入ると、店内はL字のカウンターと、入口横の小さな小さな小上がり席。

「予約はできないけど、席は取っておくよ」

 三日ほど前に、できれば予約しておこうと出かけたかぶきさんに、ご主人はそう答えてくれたそうです。本来は予約できないお店なんだけど、常連のかぶきさんのお願いに、ご主人がちょっと融通してくれたんですね。

 もちろん、かぶきさんに連れられた我われ、総勢6人も、お店にご迷惑をおかけしないように、開店時刻の午後5時ジャストに店に到着しました。

「いらっしゃい。座敷を取っといたよ」とご主人。

 我われ6人は、入口横の小さな小さな子上がり席に案内されます。ほんの2畳程度の座敷には、丸いちゃぶ台がひとつ。なんだか懐かしくて嬉しい光景ですねぇ。そのちゃぶ台をぐるりと囲むように、6人でギュッと詰めあいながら座ります。

 注文した飲み物はもちろん酎ハイボール(360円)。すでに酎ハイの素とのブレンドを終えた焼酎が、1升瓶に入っていて、これを90歳になるというご主人が酎ハイグラスにトトトトトッと、5~6分目くらいまで注(つ)いでくれます。

「すごーいっ。どのグラスも、量がほとんど変わりませんねぇ」と驚く我われに、

「60年も注いでるからねぇ。もう目をつぶってても注げるくらいだよ」と笑うご主人。

 それとは別にドリンク・ニッポンの瓶入り炭酸と、皮の表面の黄色い部分を剥(む)いたレモンスライスが出され、自分で酎ハイを仕上げます。

 ドリンク・ニッポンの炭酸は、注いだ瞬間はものすごい泡立ちなのですが、その泡はすぐにおさまって、キック(炭酸の強さ)もそれほど強くはないタイプです。

 小皿で出されるお通しは、小さく刻んだ漬物です。

 料理のほうは、常連のかぶきさんのおすすめ品を中心に、玉子焼き風に棒状に丸められたニラ玉(360円)や、とろとろの玉子でとじられた厚揚げの柳川(410円)、肉にこみ(410円)などをいただきます。

 カウンターのお客さんが食べている、タラの湯豆腐(480円)も美味しそうです。一人用のアルミ鍋でぐつぐつと厨房で仕上げてから出されます。

 地酒も1合550~650円くらいで7種類くらいそろっているほか、ウイスキーのハイボールなどもメニューには並んでいます。食べ物も大根おろし(しらす・なめたけ)の180円からはじまって、一番高いのがマグロ大トロの560円と、下町酒場らしい安さです。

 今日は、これからの大きな宴会のゼロ次会としてやってきたので、小一時間で終了。お勘定は6人で5,090円(一人あたり850円弱)でした。ぜひまたゆっくりとやって来たいお店です。

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座敷のちゃぶ台 / 酎ハイとお通し / にら玉

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塩豆 / 厚揚げの柳川 / 肉にこみ

店情報

《平成20(2008)年11月15日(土)の記録》

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店情報: 大衆酒場「伊勢元(いせもと)」(亀戸)

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  • 店名: 伊勢元酒場
  • 電話: 03-3681-8058
  • 住所: 136-0071 東京都江東区亀戸3-62-8
  • 営業: 17:00-23:00、定休日は店内TV下に「今月のお休み」として表示(基本的に日休の様子)
  • 場所: JR亀戸駅北口を出て、左へ。すぐ目の前の、JRの線路と直交する大通り(明治通り)を右に向かって北上すること約800m(徒歩15分ほど)、香取神社前信号交差点の先の歩道橋の手前、左手。(途中の、蔵前橋通りと交差する亀戸四丁目信号交差点が約500m地点にあたる。この交差点を過ぎてから残り300mほど。)
  • メモ: 大正7年生まれの店主を中心に、家族で切り盛りする大衆酒場。大根おろし(しらす・なめ茸)180、おしんこ250、めざし280、はんぺん310、落花生(新豆)410、塩豆、厚揚の柳川410、たらの湯どうふ480、さんま刺し410、あじといかフライ盛合480、さんまのみそたたき450、まぐろ大トロ560、こはだ酢360、目鯛刺し460、生野菜とゆで卵430、子持アユのさんしょう煮580、肉にこみ410、鯛のかぶと煮510、すみいか刺し410、レバニラ炒め360、揚げじゃが310、かます一夜干450、げそ焼310、自家製焼餃子360、にら玉360、厚揚焼(煮)310、いかわたのたまり漬330、いか一夜干410、のりチーズ380、極上・吉乃川(純米吟醸、新潟)650、緑川(純米、新潟)650、惣誉(そうほまれ、辛口純米、栃木)650、作田(特別純米、青森)650、田酒(でんしゅ、特別純米、青森)650、三笑楽こきりこ(本醸造、富山)550、惣誉(そうほまれ、本醸造、栃木)550、清酒佳撰330、キリンビール(大)580、キリンビール(小)340、黒(生)ビール380、酎ハイボール360、ウイスキーハイボール(大)510、ウイスキーハイボール(小)360、ニッカーウイスキー(大)470、(小)300、純良焼酎330、神谷デンキブラン370、烏龍茶250など。(2008年11月調べ)

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〔コラム〕 広島への日帰り出張物語

呉駅前のオブジェ


 東京-広島間の出張というと、昔は夜行寝台「あさかぜ」なんかで出かけていたものですが、最近は交通の便がよくなって、午後半日程度の会議であれば、飛行機でも新幹線でも日帰りできてしまいます。

 本当は一晩くらいゆっくりとして、出張先の酒場も楽しみたいところですが、そうもいかない時代になってきましたねぇ。

 日帰りでもなんとかその往復の間に、出張らしいところをギュッと凝縮して詰め込めないものかと、今回の出張ではいろんなことを試してみました。

 JR新横浜駅・在来線ホームにある「濱そば」の開店時刻は午前7時。この時間を待ちわびていたように、多くの乗降客が「濱そば」の店内へと吸い込まれていきます。私も、今日の朝食は、ここ「濱そば」の天玉そば(420円)をいただくことにします。関東風の甘辛い汁(つゆ)に、生卵を軽く溶かし、それを絡めるようにしながらそばをすすり込みんでから、新幹線へと乗り込みます。

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 満席の500系のぞみは順調に走行し、10時過ぎには新大阪駅も通過。ここで新横浜駅で買い込んでおいた、崎陽軒の駅弁「横濱チャーハン」(550円)をいただきます。仕事が終わった帰り道であれば、同じ崎陽軒の「シウマイ弁当」(780円)のほうが、つまみにもなっていいのですが、さすがに仕事前はねぇ。

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 山陽新幹線のエリアに入ると、500系のぞみは時速300キロでビュンビュン飛ばし、広島駅到着は11時半過ぎ。新横浜から4時間もかからないで広島まで着いちゃうんですね。

 そして広島駅に来ると必ず立ち寄るのが、在来線1番ホームにある立ち食いのうどん屋(名前はない?)です。

 外の自動販売機で、天ぷらうどん(340円)と、いなり1個(80円)の食券を買って店内に入り、カウンター内のおばちゃんに食券を渡すと、すぐに皿に入ったいなりを出してくれながら、うどんを作っている大鍋横のおじさんに「うどん1丁!」と注文が通されます。

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 この店では、天ぷらうどんがデフォルトになっているようで、「うどん1丁!」と通されると天ぷらうどんが、「そば!」と通されると天ぷらそばが出てくる仕組み。天ぷらうどんは回数券も売っていて、10杯分の値段で11枚の券がもらえます。

 新横浜駅の天玉そばと、広島駅の天ぷらうどん。4時間ほどの行程で、汁(つゆ)の色や味がまったく異なるのがおもしろいですねぇ。

            ◆   ◆   ◆

 午後の会議も終わって、再び広島駅まで戻ってきました。駅構内の売店で、つまみや飲み物、弁当などを買って、広島駅始発の700系のぞみに乗り込みます。

 電車が動き出すと同時に、缶ビール(エビスのロング缶、330円)をプシュンと抜いて大きくひと飲み。プハァーッと息をはけば、今日の仕事も一段落。あとは乗り過ごさずに帰るだけです。

 仕入れてきた焼きちくわをチビチビとかじりながら、ビールをゴクゴクいただきます。

 こういう練り物もまた、瀬戸内に帰ってきたときに食べたい肴(さかな)のひとつなんですよねぇ。なんでもないのに美味しいのです。

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 ビールを飲み終わったら、今度は酒都・西条で造られた日本酒「賀茂鶴(かもつる)」(本醸造、230円)をいただきます。合わせるつまみは「海の干しがき」(一袋300円)という名前の、牡蠣(かき)の干物。これがまた牡蠣の旨みがギュッと濃縮されていて、生ガキやカキフライで食べる牡蠣よりもはるかに濃厚。日本酒によく合います。

 広島を出発して1時間半。新大阪を過ぎたあたりで食事にします。今回、広島駅で買ったお弁当は「広島名物・活あなごめし」(1,260円)。「しゃもじかきめし」とどっちにしようかと、ちょっと迷ったのですが、牡蠣はつまみとしていただいて、シメのご飯を穴子ということにしたのでした。

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 お弁当の蓋を取ると、ご飯の上にずらりと並んだ穴子の身。こりゃ美味しそうだ。

 養殖用のカキ筏(いかだ)の下に、ゴカイなどの小さな生き物が付き、それを穴子が食べに来るというのが、共に広島名物である牡蠣と穴子の関係なんだそうです。どちらも好物です。

 食事の後は、これまた広島駅で買っておいた缶入りウイスキー「白角水割」(180円)をちびりちびり。これで新横浜までもたせる予定だったのに飲み足りず、結局、車内販売のウイスキー「竹鶴」(ミニチュアボトル、水・氷付きで710円)や「ロイヤル」などにも手を出しちゃいましたとさ。(あぁ~あ)

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 単身赴任寮に到着したのは午後11時。朝6時に出発してから17時間に及ぶ、長い長い1日の食べ物語(たべものがたり)でした。

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年内いっぱいで閉店か … バー「ピュアー(PURE)」(野方)

「ピュアー」


 「さぬき亭」からの帰り道に「ピュアー」にも立ち寄ります。

 「ピュアー」はこのところ、午後11時までの営業になっていて、なかなか開いている時間帯にやってくることができなかったのです。

 現在の時刻は午後10時半。残り時間30分で、軽く飲ませてもらいましょう。

 1杯目は、カウンター内の壁に張り出された「今月のカクテル」から、ベリードライマティーニ(730円)です。個人的には、あまりドライマティーニを飲むことはなくて、いつも普通のマティーニ(ベルモットが適量入ったもの)なので、なんだか新鮮な味わいに感じます。

 今日のお通し(310円)は、パプリカのチーズ。クラッカーの上にのせて出されます。

 ベリードライマティーニを10分程度で飲み干して、2杯目は、これまた今月のメニューの中から、ザ・グレンリベットWロック(840円)をいただきます。

 いろんなことがあって、営業時間も午後11時までと早めていた「ピュアー」ですが、もしかすると年内いっぱいで店を閉めるかもしれないとのことでした。

 再開発による立ち退き後のメドがたっていない鷺ノ宮の「ペルル」ばかりか、「ピュアー」までも……。

 がっくりとしながら、今日の「ピュアー」のお勘定は1,880円でした。

 近くの名バー2軒の危機に、何もすることができないのがつらいなぁ…。

(注: 12月26日現在、「ピュアー」はすでに営業を終えています。)

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「ピュアー」 / マティーニとお通し / ザ・グレンリベット

店情報前回

《平成20(2008)年11月14日(金)の記録》

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【緊急警告】 食い逃げに注意!

 景気の悪い年末だからか、食い逃げ事件が発生しているようです。

 私の行きつけの酒場で食い逃げがあったという話は聞いていたのですが、先日の「有田芳生の『酔醒漫録』」にも“「15年ぶりの食い逃げ」と店主の嘆き”という記事が載り、その手口があまりにも似ています。

 ということは同様の被害が他の店にも拡大するかもしれないということで、ここに緊急警告として掲載するような次第です。

 私の聞いた手口はこうです。

 店の開店直後くらいに、その日の口開けの客として、ふらりと入ってきた一見(いちげん)の男性ひとり客。年齢は40代くらいで、関西系の言葉使い。お酒も飲みながら、料理もいろいろと注文して食べていたそうです。店にはお客さんも多くなり、みんなでワイワイと話しているときに、ふと気がつくと、その人がいない。

「あれ? ここにいたお客さんは?」

 と他のお客さんに確認したところ、

「少し前に携帯電話を持って外に出たよ」

 とのこと。慌てて店の外を確認したみたけれど、もう近くにはいなかったんだそうです。

 携帯電話を持ってふらりと店の外に出て、そのままいなくなれるということは、この季節、店の中でも防寒着(コートなど)を着たままで、しかもカバンなどの荷物は持たずに手ぶらじゃないといけません。

 有田さんの記事では、『座っていたところには開いたままの雑誌「SPA!」と注文して半分ほど残ったトマトがあった』ということですので、もしかすると雑誌などを小道具に使うこともあるのかもしれません。

 他人のことを疑ってみるというのは、あまり気持ちがいいことではありませんが、年末年始、同様の被害に遭遇するのはイヤなので、お店の人もそうですが、まわりのお客さんもぜひ気をつけましょう。

「こんなことがあったんだって!」

 と、この件を店内の話題にしていただけるだけでも、十分な抑止力になるのではないかと思います。

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魚が食べたい気分です … 手打うどん酒房「さぬき亭(さぬきてい)」(野方)

マグロづけ


 野方の手打うどん酒房「さぬき亭」にやってきました。

 店に着いたのは午後8時半。入口すぐのカウンター席では、この店でよくお会いする常連さんが飲んでいます。そのお客さんにあいさつしながら、カウンターの奥側の席に座ります。奥のテーブル席(2卓)のうち1つにも2人連れのお客さんが入っています。

 まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、550円)をもらって、仕事終わりの1杯をグイッと飲み干すと、すぐに出されるお通し(300円)は手羽大根煮です。よーく煮込まれた手羽と、そのダシをたっぷりと吸って透きとおるほど軟らかい大根がいいですねぇ。

「今日は魚が食べたい気分なんですけど…」

 とてもわがままな注文を店主に投げかけてみます。

 店主は、テレビ会社(放送局)を勤め上げたあと、さぬきうどん屋で修業して、この店を開いたのだそうで、普通の料理はもとより、創作的な料理にも抜群のセンスが光るのです。こんな店主なので、むしろ食べたいものだけ伝えて下駄をあずけたほうがいいかなと思って、こんな注文の仕方をしてみたのです。

 まず出されたのはマグロづけ(600円)。すっきりと浅めに漬け込まれたづけは、見た目もつややかで、いかにも美味しそう。大根のけんの白さ、大葉(青紫蘇)の緑の上に、マグロの赤という、色の取り合わせも美しいではありませんか。

 味はついているので、そのままペロリとまず一切れ。うーむ。見た目の期待どおりの美味しさですねぇ。幸せじゃ~。

 こういう期待は裏切られたくありません。見た目は美味しそうなのに、食べたら「あれっ?」という場合、その落胆もより大きく感じますものね。

 こんなに美味しいマグロづけを前にして、本来なら燗酒にいくところですが、昨日、今日と、この季節にしては暖かい日が続いていて、ちょっと燗酒気分ではありません。今日は緑茶割り(400円)をもらうことにしました。

 緑茶割りなどにする焼酎は、ほぼ無味無臭なので、緑茶割りの味わいはほとんど緑茶の味わい。日本酒のように肴(さかな)の味をふくらませることはありませんが、逆に肴の味とぶつかることもないので、和風のつまみにはよく合う飲み物じゃないかと思います。

 魚料理の2品目は身欠ニシン煮。大きくカットされたゴボウと一緒に煮込んだこの一品は、メニューには載っていません。もしかすると、鶏(手羽)嫌いな人向けのお通しとして用意されていた一品かもしれませんね。この店は、お通しも手の込んだものを出してくれるのです。

 今日は「魚が食べたい気分です」と自己申告(?)して、魚料理を中心に出してもらっていますが、この店のメニューには、牛スジ煮込み(450円)や豚モツ味噌煮込み(450円)、鳥皮ネギ炒め(500円)、もつ串焼き(5本600円)などのモツ系メニューや、キムチ鍋(750円)、おでん盛合せ(500円)などの冬用メニューもあって盛りだくさん。

 魚料理にしても、マグロづけ(600円)、マグロ山かけ(600円)、しめサバ(500円)、イカ刺し(500円)、イカ納豆(450円)、サバ塩(450円)、カレイ(赤魚)煮付(500円)などが壁のメニューに張り出されています。

 「酢味噌」(500円)っていうメニューもあるんだけど、何が出るんでしょうねぇ? ヌタみたいなものかなぁ。ちょっと気になりますが、次回の課題といたしましょう。

 緑茶割り(400円)をおかわりしたところへ出してくれたのは自家製のアジ燻製(450円)。アジを開いて、店主自らが燻製にしたものを、注文を受けてからさっと炙ってくれる一品です。へぇ。これも美味しいなぁ。食感はアジの干物に近いんだけど、燻製の香りがあるのでトータルな味わいは明らかに干物とは異なります。

 ゆっくりと2時間ほどの滞在は、2,950円でした。どうもごちそうさま。

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手羽大根と瓶ビール / 身欠ニシン煮 / 自家製アジ燻製

店情報前回

《平成20(2008)年11月14日(金)の記録》

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木曜日にふらりと野毛 … 居酒屋「武蔵屋(むさしや)」(横浜市・桜木町)など

「武蔵屋」


 木曜日の夕方、ふと飲みに行きたくなって、同じ職場のK氏を誘って野毛に出ます。

 野毛は、JR京浜東北・根岸線の桜木町駅の西側(山側)に広がる飲食店街。同じ桜木町駅の東側(海側)が、いかにも今風の、みなとみらい地区であるのと対照的な存在です。

 野毛に着いたのは、午後7時半。この時刻なら、まだ野毛を代表する老舗居酒屋、「武蔵屋」に間に合いますね。

 K氏は横浜在住の酒場ファンなので、もちろん「武蔵屋」の常連さんでもあります。そのK氏と連れ立って店内に入ると、今日はラッキーにも、詰めても6席ほどしかないカウンターにも空席があり、そこに並んで座ります。

 仕事が終われば、とりあえずビール。まずは大瓶のビール(キリン一番搾り)をもらって乾杯します。「武蔵屋」は、日本酒(桜正宗)が3杯だけしか飲めないことで有名ですが、ビールはそれとは別にいただくことができるのです。ただし、日本酒を3杯飲んだあとでのビールの注文はできないんだそうです。(やってみたことはありません。)

 二人で1本の大瓶ビールをいただいたあとは燗酒に移行。年中変わらぬ定番のお通し5品(玉ねぎ酢漬け、おから、たら豆腐、納豆、お新香)が次々に出されます。

 なお、「武蔵屋」のお酒は、基本的に燗酒ですが、あえて「冷(ひ)やで」と注文すると、燗をつける前の室温の桜正宗を出してくれるようです。(これもやってみたことはありませんが、他の人が冷やで飲んでいるのを見たことがあります。)

 「武蔵屋」のつまみ。私はいつも定番の5品で十分な感じなのですが、若いK氏はそれでは少し足りないらしく、コハダ(400円)を追加注文します。定番の5品に加えて、コハダやキヌカツギ、煮貝などの肴(各400円)を追加することができるのです。

 キヌカツギもサービスで出してくれて、ゆっくりと1時間半ほどの滞在は二人で5,500円(一人あたり2,750円)でした。どうもごちそうさま。

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「武蔵屋」の定番 / こはだ / きぬかつぎ

・「武蔵屋」の店情報前回

            ◆   ◆   ◆

「ホッピー仙人」


 「武蔵屋」を出て、野毛での2軒目は、これまた野毛でははずすことのできない「ホッピー仙人」です。店は大岡川の湾曲にそって建てられた三日月形の二階建て商店街(都橋商店街)の2階中央部にあります。

 午後9時過ぎの店内は比較的すいていて、珍しくすんなりと入ることができました。

 「ホッピー仙人」の仙人(店主)は、昼間は我われと同じくサラリーマンをしていて、夜だけこの地でホッピー・バーを開くのです。

 我われ客のほうは、好きなときにだけ行けばいいのですが、店をやってる仙人の側は毎日のお仕事。それでも疲れた様子もなく精力的に語り、そして飲む姿には、いつも頭が下がります。

 白ホッピー(500円)を1杯ずついただいいて、1時間弱の滞在。お勘定はふたりで1,000円(ひとり500円)でした。

・「ホッピー仙人」の店情報前回

            ◆   ◆   ◆

「日の出理容院」


 野毛の3軒目は「日の出理容院」。今日はまったく冒険なしの、野毛の定番3軒ですね。平日、特に疲れのたまる木曜日あたりはどうしても冒険をする気にはなりにくいですよねぇ。ゆっくりとくつろいで飲みたい。

 カウンターやテーブル上にいくつか置かれた、キャンドルの灯りが中心の、薄暗い店内には先客は二人ほど。我われもカウンターに座って、角(サントリー角瓶)のハイボール(600円)をもらいます。

 この店の人気は、本当に理容院だったという店をそのまま使った不思議な雰囲気と、店を切り盛りする、バーテンダーらしからぬ女性バーテンダー、メグミさんの存在です。その辺のおねえさんが、そのままカウンターの中に入っているような親近感があるのです。それでいて、カクテルの注文が入ると、シャカシャカとシェイカーを振ったりしてるのがおもしろいんですよねぇ。

 そのメグミさんに生ビール(500円)を1杯進呈し、我われもハイボールをおかわりです。私は2杯目はIWハーパーのソーダ割り(600円)にしました。

 この店には料理はなくて、さや付き落花生をひとつかみ出してくれるのみ。それをパキッと割ってはポリポリとつまみながら、ウイスキーやカクテルを、キャッシュ・オン・デリバリー(品物と引き換え払い)でいただくのでした。

 平日のことゆえ、これまた小一時間ほどで切り上げて、お勘定は二人で2,900円でした。どうもごちそうさま!

 以上3軒、平日のさっくり野毛ツアーでした。

・「日の出理容院」の店情報前回

《平成20(2008)年11月13日(木)の記録》

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カワハギはキモと共に … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

カワハギ刺身(肝付き)


 毎月、第二土曜日は近所にある魚料理と天ぷらの店、「竹よし」の食事会の日。その食事会の翌日の日曜日に、トコトコと「竹よし」にやってきました。

 開店時刻の午後5時をちょっと過ぎてから店に到着すると、カウンター6席、テーブル2卓の、全12~14席ほどの店内には、カウンターの中央あたりに先客がひとり。私もその奥側に座り、燗酒(菊正宗、350円)を注文すると、今日のお通し(200円)はトラフグの皮酢です。

 お客さんの多い金曜日と日曜日は、店主の他に手伝いのおねえさんが、それぞれひとり入っています。今日、日曜日のおねえさんは、Kさんです。このところ日曜日(食事会の翌日)にやってくることが多いので、「竹よし」に来るたびに、いつもKさんにお会いしているような状態です。

 おねえさんが手伝いに入っているときは、店主は調理に専念できるようで、真剣な表情で魚に集中しています。

 昨日の第81回となる夕食会のテーマは「カワハギと生クジラ」。まだ昨日の食材も若干残っているということで、見せてもらったカワハギの丸々と大きいこと!

「冬場は天候の影響なんかもあって、当日になるまでよく分からないところがあるんですよ。今回もいいカワハギを、と中卸さんにお願いしておいたら、福岡でとれたものでした」と店主が教えてくれます。

 昨日はこのカワハギを、刺身、鍋、そして雑炊でいただいたんだそうです。

 ピンク色も美しい生クジラは、イワシクジラ。これはユッケと焼きシャブで出されたそうです。

 カワハギと生クジラ以外のサイドメニューは、アン肝とフグ皮。今、お通しとしていただいているフグ皮がそうなんですね。

 カウンターの先客のところへ、見るからに美味しそうな白子ポン酢(650円)が出されます。白子もまた、冬場ならではの一品ですよねぇ。

 カウンターの先客はNさんという関西弁でお話する方で、今日、はじめていらっしゃったんだそうです。この白子のほかに、これまた冬場においしいニシンの塩焼き(600円)を注文されているとのこと。そのニシンに卵(カズノコ!)が入ってたりすると、また嬉しいのですが、あまりお目にかかりませんよねぇ。

 そのニシンの塩焼きの準備を終えて、グリルにかけてから、

「なにを造りましょう?」と店主が笑顔を向けてくれます。

「さっきの立派なカワハギ(刺身1人前950円)をもらいます」

 あんな丸々と太ったカワハギを見せられては注文しないわけにはいきません。

「カワハギにしますか」

 と復唱しながら、店主が大きなカワハギを1尾、まな板の上に置きます。包丁でちょんと切り目を入れて引っ張ると、ビビィ~~ッとおもしろいように簡単に皮が剥(む)けます。

「こうやって簡単に皮を剥(は)ぐことができるから、カワハギと言うんでしょうね。実は、この皮の下にもう1枚、透明な皮があって、それも取らないといけないんですよ」

 そう教えてくれながら、目の前でカワハギの刺身ができあがっていきます。

「お待たせしました」

 と出されたカワハギ刺身。同じカワハギの肝(きも)もたっぷりと添えられています。味のある淡白さがカワハギの良さ。肝を醤油に溶いて、それにつけていただくと、身の淡白さに肝の濃厚さがからまって旨味の極致です。燗酒が進んで進んでしかたがない。

 お客さんも次々に入ってきてにぎわう中、ガラリと入って来られたのは、仙台から昨日の夕食会にも参加されたWさんです。昨日の夕食会のあと、仙台に帰られて、今日、また改めて仙台から出てこられたのだそうです。

「JR東日本の割引切符があって、安く出てくることができるんですよ」

 ニコニコと笑いながら、かき揚げ天ぷら(750円)と燗酒を注文するWさん。今日は蒲田の大衆酒場「鳥万本店」に行ったあと、ここ「竹よし」が2軒目だそうです。

 Wさんとの話もはずんで、気がつけばもう7時半。2時間半も腰を据えちゃいましたか。

 燗酒4本にお通しとカワハギで、今日は2,550円でした。どうもごちそうさま。みなさん、お先に。

 さて、「竹よし」の夕食会情報です。新年、1月10日(土)の予定食材は寒ブリだそうです。これまた冬には欠かせない魚ですね!

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「竹よし」 / フグ皮と燗酒 / カワハギ

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生クジラ / カワハギ刺身 / 肝醤油をからめて

店情報前回

《平成20(2008)年11月9日(日)の記録》

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イカ大根がはじまった … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

いか大根


 うなぎの「川勢」、もつ焼きの「カッパ」で飲んだ後、荻窪でのハシゴ酒の3軒目として向かったのは立ち飲みの「やき屋」です。

 2軒で燗酒を4杯いただいているので、いい気持ちでふらりと店内に入ると、「やき屋」もちょうどお客さんが入れかわる時間帯なのか(時刻は午後7時前)、左手のサブカウンターはもちろん、右手のメインカウンターの奥のほうにも空きがある状態です。

 入口横のレジカウンターのところに立つ女将さんが、

「大根の香りが届きましたか?」

 と笑顔で迎えてくれます。

「おっ! イカ大根がはじまったんですね!?」

 八戸直送の新鮮なイカ料理が、全品170円均一で食べられる立ち飲みの「やき屋」。その「やき屋」の冬場の名物メニューが、イカ大根(もちろん170円)なのです。いやいや。今年もそのシーズンがやってきましたか。うれしいなぁ。

 メインカウンターの一番奥のほうに立って、そのイカ大根と燗酒(北の誉、250円)を注文すると、カウンターの中のゲンさん(店長)が、いか大根の大きな鍋の中から、まずは大根を取り分けて、そのあと鍋の中を菜箸でグルグルっと探るようにしながら、一緒に煮込まれているゲソやエンペラを数切れ取り出してくれます。

 どうですか。この大根のボリューム。今日び、おでんの大根だって1個が300~400円もするお店があるのに、イカも入って170円とは素晴らしいではありませんか。

 しかも黒々と透き通るほどじっくりと煮込まれた大根の、やわらかいこと、うまいこと。イカ以上にイカの旨味が凝縮されてるんですよねぇ。あぁ、幸せ。

 あまりの幸せに、燗酒(250円)をおかわりするとともに、シメサバ(220円)を大奮発です。

 シメサバは、ここ「やき屋」の最高値(さいたかね)メニュー。袋入りで売られている市販のシメサバながら、サバ半身分すべてが出されるお値打ち品なのです。しかも、今年の初夏、他のメニューが150円(税別)から170円(税込)に値上げする前から、シメサバは220円(税別)だったので、今は税込みになった(11円)ぶんだけ値下げになった勘定になっているのでした。

 このシメサバ以外で、170円でないメニューは、ホタテ一串の200円。その他の19品は170円均一です。19品中、イカ料理は11品。それ以外の8品に、シメサバ、ホタテ一串を加えた10品がイカ以外の料理です。そうやってみると、イカ料理とそれ以外は半々くらいの比率なんですね。

 ちなみにイカ以外の料理は、たとえばウナギきも焼や、刻み穴子、もつ煮込み、みそきゅうり、つけもの、冷やっこなどです。

 1時間弱ほど立ち飲んで、今日の890円。今シーズンも美味しいイカ大根がいただけて、ひと安心です。

081108g 081108h 081108i
「やき屋」 / しめさば / いか大根の鍋

 荻窪での3軒で、それぞれ燗酒を2杯ずつ、都合6杯(5~6合程度)の燗酒をいただいたので、あとはちょっと麺類でも食べてしめようかと、やってきたのは同じ北口商店街の一角にあるラーメン店、「春木屋」です。

 午後8時前の店内は、席も空いているようなので、久しぶりに「春木屋」のラーメンを食べようかなと、ふと入口の横を見ると、目立つ黄色地に黒い文字で「無断で店内外の写真撮影、ネット画像の利用等はお断りいたします」というボードが張り出されています。

 うーむ。昔から有名なお店ですが、何かトラブルでもあったのでしょうか。店の外も撮るなっていうのは、すごいですね。ストリートビューもアウトだ。

 私のところはラーメン・サイトではないので、ここでの写真が撮れなくてもこれといって問題はないのですが、とりあえず今日は別の店にしましょう。

 荻窪駅北口商店街のある、駅北口東側から、途中にある「冨士食堂」などを観察しながら、同じ北口ながら西側に抜けると、そこにポコンと1軒だけ突き出したように存在しているのが、24時間営業の「天亀そば」です。看板には「立喰処」とあるものの、店内のカウンターには椅子がついています。

 この「天亀そば」は、値段が安くて、種類が多いのが特徴。そばは、かけそばの250円から始まって、天ぷら(かき揚げ)そばが360円、天ぷら玉子そばが410円、鴨南ばんは470円。カレーや親子丼、かつ丼などとセットになった、セットメニューも豊富です。

 今日は軽く、「石臼挽き」と書かれたもりそば(290円)をズズッとたぐって終了。この値段なのに、ちゃんとそば湯も出してくれるのがありがたいですね。どうもごちそうさま。

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「冨士食堂」 / 「天亀そば」 / もりそば

・「やき屋」の店情報前回

《平成20(2008)年11月8日(土)の記録》

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名物・レバ刺しタレ塩 … もつ焼き「カッパ」(荻窪)

もつ焼き「カッパ」


 うなぎの「川勢」を小一時間で切り上げて、荻窪での2軒目は、同じ荻窪駅北口商店街の中にある、もつ焼きの「カッパ」です。いつも満席で入れないことが多いんだけど、今日はどうかな!?

 開けっ放しの入口越しにのぞき込んだ店内は、なんとけっこう空いてます。

 よしっ、とばかりに入り込み、コの字カウンター(コの右辺が入口側)の左奥(コの字で言うと左下の位置)に入り込んで、燗酒(290円)にレバ刺しのタレ塩(2本で200円)、そしてお新香(200円)をもらいます。

 今日の焼き台は店主。久しぶりに入れた前回は、時間が遅かったこともあって、すでに焼き手がおねえさんに交代したあとだったので、店主のもつ焼きを食べるのは実に2年ぶりです。

 ここ「カッパ」では、コの字カウンターの中には焼き手がひとりだけいて、カウンター全体を切り盛りします。カウンターの奥の部屋には下ごしらえや、食器洗いなどのための別の間があって、そちらにも2名ほどのスタッフがいて、全体としては3人ほど切り盛りしている状態になります。

 表側(カウンターの中)は、焼きに加えて、お客さんの注文を受けるのと、注文された品物を出すの、そしてお勘定をしたり、片付けたりを担当します。裏方さんたちは、表側に出てくることはほとんどなくて、表側との品物のやり取りのときにその存在を感じるくらいです。

 私が注文した燗酒も裏側で用意されて、表側とをつなぐ小さな窓越しに出されたものを、店主が受け取って、目の前のカウンターに出してくれます。

 もつ焼きも、通常のものはカウンターの付け根のところに置かれたバットの上に、ずらりと並べられているものが焼かれ、数が少なくなってくると奥から補充されます。しかし、鮮度が命のレバ刺しだけは、直接奥の冷蔵庫から出されます。

 レバ刺しといっても、焼くためのレバと同じものを生で出してくれるので、串が打たれています。「宇ち多゛(うちだ)」(立石)のレバ生もそうですよね。

 そのレバ刺しを、タレ塩という味付けでもらうのが、この店ならではのやり方。もちろん「レバ刺しをタレで」、あるいは「レバ刺しを塩で」という注文もできて、この場合はタレなら、生のレバをトプンとタレ壷につけてから出してくれるし、塩なら、生のレバにパラリと塩を振って出してくれます。しかし、ほとんどの常連さんたちはタレ塩です。この場合、まずトプンとタレ壷につけてから、さらに塩をパラリと振って出してくれるのです。

 レバは、外から見ただけでは味が分からなくて、切って、食べてみるしかないんだそうです。しかも1頭ごとに、甘みがあったり、ちょっと苦味があったりと、その味わいも異なっています。甘みのあるレバには塩が、苦味があるレバにはタレが合うように思うのですが、食べてみるまでどっちかが分からないのがネックなんですよねぇ。

 そんなときに、このタレ塩という味付けならば、どちらにでも合うのでした。

 燗酒(290円)をおかわりして、今度はトロ(2本で200円)をタレでもらいます。トロというのは直腸のこと。テッポウと呼んだり、上シロと呼んだりするお店もありますが、トロという名のとおり、とろりとやわらかい弾力感が直腸の持ち味です。焼き具合も抜群ですねぇ。

 これまた1時間弱の滞在は、1,180円でした。どうもごちそうさま。

 店は私が入った時間帯(午後6時ごろ)だけが、たまたま空いていたようで、私が入った後すぐに満席になり、その後はずっと、ひとり帰れば、ひとり入ってくるといった満席状態でした。相変わらず大人気店ですねぇ。

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「カッパ」 / レバ刺しタレ塩 / トロタレ

店情報前回

《平成20(2008)年11月8日(土)の記録》

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〔コラム〕 大阪発の「東京肉本」

東京肉本


 食い倒れの街、大阪に本社を構える京阪神エルマガジン社から、東京の肉処(にくどころ)を探る「東京肉本」という本が出版されました。

 その目次を見ていただければわかるとおり、焼肉あり、ホルモン(内臓)あり、生肉(刺身)あり、ステーキやハンバーグもあり、トンカツもあり、肉の丼物あり、もつ鍋あり、肉のにぎり寿司ありと、とにかくもう肉肉肉のオンパレード。

 もちろん、我ら呑ん兵衛が大好きな、もつ煮のページや、もつ焼きのページもあります。

 もつ煮のページ「東京モツ煮学入門」を担当されているのは、ミニコミ誌「モツ煮狂い」(2006年創刊)の編集発行人である、クドウヒロミさん。紹介されいるお店は、町屋の「小林」、門前仲町の「大坂屋」、北千住の「大はし」、浅草の「正ちゃん」、曳船(ひきふね)の「三祐(さんゆう)酒場」、森下の「山利喜(やまりき)」、そして、この店は私は知らなかった渋谷の「あばらや別館」の、全6軒です。

 もつ焼きのページ「酒とやきとん」の担当は、「酒とつまみ」(2002年創刊)の編集発行人・大竹聡(おおたけ・さとし)さん。紹介されているお店は、浅草橋の「西口やきとん」、浜松町の「秋田屋」、祐天寺の「ばん」、そして東十条の「埼玉屋」の4軒です。

 そしてそして、このもつ焼きページの一部に、私もちょこっと登場しているのでした。

 その小さな吹き出しコラムのテーマは「「やきとん」はなぜ関東だけなんですか?」というもの。このご依頼を受けて調査したのが、先日、このブログの「やきとり(焼きとん)の歴史を探る」というコラムでもご紹介した内容だったのです。

 これまでトークショーなどでお話を伺うことはあったのですが、今回の取材ではじめて直接お話をさせていただいたのが、このページご担当の大竹聡さん。トークショーなどでお話される、とんでもない酔っ払いエピソードの数々や、その著書「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」などでのベロベロな姿から、ものすごく強烈な呑ん兵衛さんを想像していたのですが、実際の(?)大竹さんはきわめてきっちりとした紳士。ビシッと渋いスーツ姿で、「ここのタンが好きなんですよねぇ」と、とても美味しそうにもつ焼きを口に運びます。

 大竹さんもそうですが、これまでにお会いしたことがある森下賢一(もりした・けんいち)さんにしても、太田和彦(おおた・かずひこ)さんにしても、吉田類(よしだ・るい)さんにしても、そして「古典酒場」編集長の倉嶋紀和子(くらしま・きわこ)さんにしても、みなさん本当に美味しそうに、楽しそうに、飲んで食べるのです。「嫌なんだけど、仕事だから…」なんて感じはいっさいありません。

 「古典酒場」の写真も担当してくださっているカメラマンの遠藤純(えんどう・じゅん)さんが、「みんな、いい笑顔で飲んでるよねぇ!」といつもおっしゃるほど、みなさん、本当に酒肴や酒場がお好きなんですねぇ。

 そんなわけで、この「東京肉本」。もつ煮込み、もつ焼きのお好きな方のみならず、肉好きの方は、ぜひ手にとって読んでみていただけるとありがたいです。

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うなぎ串焼きを一揃い … うなぎ「川勢(かわせい)」(荻窪)

お通しのキャベツと燗酒


 土曜日の夕方、開店時刻の午後5時にやってきたのは、荻窪駅北口商店街の中にある、うなぎ串焼きの店「川勢」です。

 口開け第1号の客になるかと思いきや、L字カウンターの奥には、いかにも常連さんと思しき老夫婦が座り、お酒のグラスを傾けています。ここ「川勢」は、「東京いい店うまい店」に掲載されていたりするのを見て、遠くからやってくる人たちのみならず、地元の人たちからも人気のお店なのです。(地元の人たちに人気があったから、本や雑誌、インターネットなどにも出るようになった、という順番なんでしょうね。)

 私もL字カウンターの長辺・手前側。ちょうど焼き台の前あたりに座り、いつものように、うなぎ串焼きの一揃い(ひとそろい。お決まりの6串で1,210円)を注文し、今日はいきなり燗酒(320円)からスタートです。

 燗酒は、受け皿付きのコップに、保温用のポットから注(つ)がれます。この燗酒の出し方は、「川勢」の店主が修業された「川二郎」(中野)の出し方と同じですね。

 すぐに定番のお通し(30円かな?)のキャベツ漬けも出されます。このキャベツ漬けも人気の一品で、単品で注文することもできます。単品の場合は、150円で小鉢に山盛りで出してくれるのでした。キャベツ漬けには、串焼き用の新しい串が2本添えられます。この2本を箸のように使ってキャベツをいただくのです。

 まず出されたのは、きも焼き(190円)、ひれ焼き(190円)、ばら焼き(190円)の3本です。

 きも焼きは、大衆酒場などでもときどきメニューに載っている「うなぎの肝焼き」と同じものですが、ここ「川勢」のきも焼きは、肝の鮮度がいいので、プリプリとした弾力感がすばらしいのです。

 大好物のひれ焼きは、文字通りうなぎの背びれや胸びれを集めてきて、ニラと一緒に串に巻いて焼いたもの。最初は、ひれと聞いて、ジャリジャリとした食感なんじゃないかと思ったりしたのですが、食べてみるとまったくそんなことはありませんでした。

 ばら焼きは腹骨を集めて焼いたもの。これもジャリジャリすることなんて、まったくなくて、骨ぎわの身のうまさをたっぷりと感じることができる一品なのです。

 燗酒(320円)をおかわりして、続いてはレバー焼き(190円)です。これはうなぎのレバーだけを十尾分ほど集めて串にさして焼いたもの。とろりとした旨みは、牛レバーや豚レバーにも負けていません。

 おろっ。ふと気づくと、もうカウンターもほぼ満席ではありませんか。まだ開店して30分くらいしか経っていないのになぁ。ほとんどのお客さんが「一揃い」を注文しています。

 その一揃いの5本目は、八幡巻(やわたまき、260円)です。これは細く割いたうなぎの身を、ゴボウに巻きつけて焼いたもの。どじょうとゴボウが合うのと同じように、うなぎとゴボウも、これまたよく合うのです。

 うなぎの串焼きは190円のものと、260円のものの、ふたつの価格帯になっていて、この八幡巻などの260円ものは、190円ものと比べると長い串が使われていて、食べ終わったあとでも、どちらの価格帯の串焼きを食べたのかわかるようになっています。

 一揃いの最後、6本目は串巻(くしまき、190円)です。これは細く割いた身を、くねらせるようにしながら串に打って焼いたもので、店によっては、くりから焼きと呼ばれるものとほぼ同じです。

 焼き鳥も、もつ焼きも、それぞれに美味しいのですが、うなぎの串焼きもまた、しばらく間があくと食べたくて仕方がなくなる一品ですよねぇ。

 「川勢」のうなぎ串焼きは、一揃いで出される6本のほかに、はす焼き(190円)、えり焼き(190円)、そして短冊(260円)の全9品。これに、ねぎ、ししとう、しいたけ(各180円)などの野菜串焼きが加わります。

 最後にガッツリとご飯もので〆たい方には、うな丼(1,200円)、上うな丼(1,500円)、まぶし丼(1,100円)、きも吸い(200円)もあります。

 1時間弱の滞在は、一揃いと燗酒2杯(+お通しのキャベツ)で、1,880円でした。どうもごちそうさま。

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「川勢」 / きも焼、ひれ焼、ばら焼 / レバー焼、八幡巻、串巻

店情報前回

《平成20(2008)年11月8日(土)の記録》

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とりもつ鍋で燗酒2本 … 居酒屋「鍵屋(かぎや)」(鶯谷)

とりもつ鍋で燗酒


 金曜日。横浜からの帰り道に、京浜東北線1本で鶯谷(うぐいすだに)までやってきました。向かうのは東京を代表する老舗居酒屋の1軒、「鍵屋」です。

 「鍵屋」は、江戸時代、安政3(1856)年に酒問屋として創業し、今年で創業152年です。昭和初期から店の一角でお酒が飲ますようになり、終戦後の昭和24(1949)年から本格的な居酒屋になりました。

 道路の拡張により、昭和45(1970)年頃に立ち退きを余儀なくされましたが、震災・戦災をまぬがれた江戸時代の「鍵屋」の建物は、小金井公園の江戸東京たてもの園に残されており、その当時の「鍵屋」の雰囲気を感じることができます。

 移転後の現在の店(昭和48年~)も、大正時代の民家を改築したものということで、レトロ感たっぷりです。

 店内は右手にL字のカウンター10席ほどと、左手小上がりにテーブル席が4卓。もう少し狭い店だった印象があるんだけど、なにしろ6年ぶりですからねぇ。記憶違いかもしれません。

 このところ、行きつけの店か、新しいお店に行くことが多くて、山手線の東側(地図で見て右側)のほうにある居酒屋には、なかなか再訪することができていなかったのです。しかしながら、久しぶりの「鍵屋」は、メニューも雰囲気もほとんど変わっていません。

 飲み物は、桜正宗、大関、菊正宗という3種の日本酒(各530円)を基本とし、背の高い白い徳利で1合ずつ燗がつけられます。それ以外の飲み物は、瓶ビールが大瓶(610円)と小瓶(530円)に、冷酒(910円)があるだけ。とてもシンプルです。

 その中から菊正宗を注文すると、お通し(サービス)として少量のトコロテンが出されます。

 この店の定番のお通しは煮豆(大豆)なのですが、今日は店に入ったのが午後9時前と遅かったので、煮豆はなくなっちゃったのかもしれません。この時刻に入るのが、「鍵屋」としてはギリギリくらいでしょうか。9時半ラストオーダー、10時閉店です。

 さて、料理です。これまた昔から変わらぬものを出し続けているという「鍵屋」のメニューは、焼き物がそれぞれ2串1人前で、とり皮やき(520円)、とりもつやき(540円)、合鴨塩やき(580円)、うなぎくりからやき(640円)の4種。これらはL字カウンター短辺内側にある焼き台で焼きあげられます。

 焼き物以外は、奥の厨房で調理されて出されるのですが、冷奴(520円)、味噌おでん(540円)、たたみいわし(640円)、大根おろし(440円)、ところてん(420円)、お新香(470円)、さらしくじら(740円)、もずく(540円)、かまぼこ(540円)と並び、ちょっとした鍋物が、煮奴(580円)、とりもつなべ(690円)、とり皮なべ(690円)の3種。

 これに土曜日だけ出される玉子焼(540円)と、季節もの(秋冬のみ)のにこごり(620円)と湯どうふ(730円)で全品です。飲み物と同じく、食べ物もシンプルですねぇ。

 遅くにやってきたのですが、今日はここが1軒目。お腹もすいているので、ここはひとつ、「とりもつなべ」(690円)をいただきますか。

 奥の厨房で調理されて、ひとり用のアルミ鍋で出される「とりもつなべ」は、東京風の甘辛い割り下で、鶏のレバー、砂肝、豆腐、麩、玉ネギ、コンニャクを煮たもの。木箱で出される刻みネギを入れて、七味唐辛子を振りかけていただくと、これがまた燗酒に合うこと合うこと。

 2本目は桜正宗をもらいます。先ほどの菊正宗と大関が辛口。この桜正宗が甘口なんだそうです。

 午後9時半になると、外ののれんが片付けられ、入口の内側に細長い別ののれんがかけられます。この内側ののれんがあることで、お勘定を終えて店を出るために引き戸を開けても、外から店内がダイレクトに見えないようにしるんでしょうね。

 さてさて。2本目のお酒も飲み干したところで、私もお勘定としましょうか。

 ちょうど1時間ほどの滞在。燗酒2本にお通しと、とりもつなべで1,750円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成20(2008)年11月7日(金)の記録》

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店情報: 居酒屋「鍵屋(かぎや)」(鶯谷)

    081107z
  • 店名: 鍵屋酒場
  • 電話: 03-3872-2227
  • 住所: 110-0003 東京都台東区根岸3-6-23-18
  • 営業: 17:00-22:00(21:30LO)、日祝休
  • 場所: JR鶯谷駅南口から凌雲橋を渡り、さらに言問通りを横断して左へ。古本屋の手前の路地を右折し、すぐ次の角を左折した先、右手。駅から5分ほど。
  • メモ: 安政3(1856)年に酒問屋として創業。昭和初期からその一角で酒が飲めるようになり、戦後、昭和24(1949)年から本格的に居酒屋となった。言問通りの拡張で立ち退きを余儀なくされ、創業時からあ続いていた古い建物は江戸東京たてもの園に移築・保存された。現在の店は昭和48年からの営業。店舗は大正時代の建物を元にしたもので、楓(かえで)の丸太をスパッと半分に割った重厚なカウンターと、店の奥の百日紅(さるすべり)の柱に、店の風格を感じる。
    櫻正宗、大関、菊正宗、各正一合530。瓶ビール(大)610・(小)530、冷酒910。〔料理〕とり皮やき520、とりもつやき540、合鴨塩やき 580、うなぎ くりからやき1本490、冷奴520、煮奴580、とりもつなべ690、とり皮なべ690、味噌おでん540、たたみいわし640、大根おろし440、ところてん420、お新香470、さらしくじら740、もずく540、かまぼこ540、玉子焼(土曜日)540、湯どうふ(秋冬のみ)730、にこごり(秋冬のみ)620。(2013年3月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (02.12.16)(00.11.19)(00.10.26)

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横浜ならではの2軒め … バー「クライスラー(CHRYSLER)」(横浜市・日ノ出町)

ウイスキー水割り


 横浜と言えば、もうひとつ忘れてはならないのがバーの文化です。

 戦後、米軍が関内や横浜港を接収したりしたこともあって、アメリカの酒場文化であるバーという形態が入りこんできたんだろうと思います。その後も、横浜港に到着する船員さん向けの酒場などを中心に、バー文化は広く、深く、横浜の酒場文化に浸透したようです。

 東京からやってきた友人のために、横浜での2軒目として選んだのは、昭和25(1950)年創業の老舗バー、「クライスラー」です。

 階段を上がって、ビルの2階にある重厚な入口扉を開けると、ドーンと横に長く展開しているカウンター席。このカウンター席を右のほうに抜けると、部屋が広がってテーブル席のフロアになるのですが、今日はずらりと並んだ洋酒ボトルが見えるカウンター席に座ります。

 私がいつものようにウイスキーの水割り(400円)を注文すると、友人はなんとカクテルが好きなのだと言います。

 しまった!

 この店は、ウイスキーの水割りや、ハイボール(500円)、ジントニック(700円)などの、よく出る飲み物類は安いのですが、たとえばジンフィズやマティーニ、マンハッタンなどが1,200円のほか、ピンクレディーやミリオンダラーなどが1,500円と、本格的なカクテル類はけっこう高いのです。

 友人は、バーテンダー氏となにやらレシピを確認しあって、ブランデー系の赤いカクテルをもらうことに決めたようです。

 うーむ。この店で飲んで、「横浜はバー文化が浸透してるから、老舗バーでも大衆酒場並みに安いでしょう!」なんてことを語ろうと思っていたのに、あまり出ないタイプのカクテルをどんどん注文しちゃうと、そういう話もできないかもなぁ。

 ウイスキー水割りは、オーシャンの「スペシャル・オールド」の水割りで、「クライスラー」の名前が入った、ブーツ型のグラスで出されます。

 つまみには、この店の名物でもある自家製ピザ(1,200円)を注文します。壁のメニューには、ミックスピザとトマトチーズピザという2種類が載っているのですが、現在はミックスピザしか作っていないのだそうです。

 待つことしばし、銀色の大皿にのった、サラミやマッシュルーム入りのピザが出されます。濃厚なチーズの味わいがいいですねぇ。

 2杯目は、私はウイスキーの水割りをおかわりし、友人はショートカクテルを、ロックでもらっています。普通、ショートカクテルは20分以内くらいで飲み干さないと、ぬるくなってしまうのですが、こうやってロックグラスで氷と共に出してもらうと、ゆっくりと飲むことができるのです。うーむ。相当カクテル好きなんですね。

 つまみにはレーズンバター(600円)をもらいます。

 これでラストという3杯目は、友人のドライ・マティーニ(1,200円)の注文に合わせて、私も普通のマティーニ(1,200円)をもらうことにしました。ちなみにこのマティーニ、メニュー上には「マチニー」と表記されているところにも歴史を感じますねぇ。

 ゆっくりと2時間ほどの滞在は、ふたりで7,600円(ひとりあたり3,800円)でした。どうもごちそうさま。

 週前半の平日(火曜日)でもあることから、今日はこの2軒で終了。ともに昭和20年代に創業した「武蔵屋」と「クライスラー」という、和・洋の老舗酒場を巡れて、友人も喜んでくれたようでした。

081104g 081104h 081104i
「クライスラー」 / ブランデー系のカクテル / 自家製ピザ

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レーズンバター / マチニー

店情報前回

《平成20(2008)年11月4日(火)の記録》

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横浜ならではの1軒め … 居酒屋「武蔵屋(むさしや)」(横浜市・桜木町)

「武蔵屋」


 都内に住んでいる友人が横浜にやってきました。平日のひと晩で、横浜らしい酒場を紹介しようということで、1軒目に向かったのは「武蔵屋」です。

 「武蔵屋」は、横浜のみならず、東京にもちょっとないタイプの居酒屋。横浜方面にやって来る機会があったら、ぜひ訪問してもらいたい1軒です。

 看板もなく、知っている人じゃないと、ここが酒場であることも気づかないような「武蔵屋」は、今日もまた大勢のお客さんでにぎわっています。

 店内は入口を入って右手に6人分のカウンター席、左手に4人がけのテーブル席が2卓。そして奥の小上がりに座卓が4卓あって、ぎゅっと詰めれば20人ほどが座れます。

 ちょうど入口すぐ左のテーブル席が空いていたので、我われ二人はそのテーブルに座り、まずは瓶ビール(キリン一番搾り大瓶)をもらって乾杯します。

 この店は、別名「三杯屋」とも呼ばれていて、昔から日本酒(桜正宗・上撰)を3杯きりしか飲めないことで有名です。

「それくらいの量がちょうどいい。それだけ飲んだら、あとは真っすぐに家に帰りなさい」

 というのが、昭和21(1946)年にこの店を開いた先代の頃からの、この店のルールなのです。中には「もう1杯だけ」とか、「今日だけ特別に!」なんてねだるお客さんも見かけますが、

「そんなことをしたら、他のお客さんたちに叱られてしまいます」

 と、今の店主であるおばちゃんにピシャリと断られます。

 女性の年齢を語るのも失礼な話ではありますが、おばちゃんは、たしか今年で86歳。カウンター内の厨房で料理を担当する、小さいおばちゃん(おばちゃんの妹さん)も84歳と、お互いに大正生まれの店主姉妹を、若いアルバイトの男女数名がサポートします。

 そんな「三杯屋」ながら、瓶ビールは3杯のカウント外。お酒を3杯飲み終わるまでの間であれば、ビールをいただくことができるのでした。

 「武蔵屋」は、年中いつ来ても変わらぬ料理が出されることでも有名で、座るとまず、おからと、玉ねぎの酢漬けが出され、しばらくするとタラ豆腐が出されます。タラ豆腐は、お客さんの顔を見てから作り始めるので、他の2品よりもちょっと遅れて出されるようなのです。そして2杯目のお酒をもらうと納豆が出され、3杯目のお酒でお新香が出されます。

 こうやって、お客さんのところにどの料理が出ているかで、そのお客さんが今、何杯飲んでいるのかということが分かるようになっているんですね。

 ビールをもらったときだけ、これら5品とは別に、塩豆や落花生などのビール用のつまみの小皿がひとつ出されます。これをポリポリとやりながらビールをいただくのです。

 これらで足りない場合に注文することができるつまみとして、コハダの酢の物や、きぬかつぎ、煮貝などが用意されています。

 天気が悪かったり、寒い日だったりした場合、ときどき「わざわざ来てくれてありがとうございます」と、サービスできぬかつぎを出してくれることもあるのですが、今日も、お客さんたちみんなに、きぬかつぎが振る舞われました。

 今日のように、都内などから友人が来た場合に、この店に招待して喜ばれなかったことはありません。酒場好きを趣味とする人じゃない場合でも、「へぇ。こんな酒場があるんだねぇ」と、ほとんどの人が興味を示してくれるのです。

 友人の飲む速度にペースを合わせながら、一緒に3杯ずつの桜正宗をいただいて、今日のお勘定はふたりで5,100円(大瓶ビール1本+3杯セット2人前)でした。

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おから / 玉ねぎ酢漬け / たら豆腐

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きぬかつぎ / 納豆 / お新香

店情報前回

《平成20(2008)年11月4日(火)の記録》

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行列必至の人気餃子店 … 中国家庭料理「山東餃子本舗(さんとうぎょうざほんぽ)」(江古田)

餃子2人前


 江古田の肉処「やっちゃん」を出たところで、「この近くに美味しい餃子屋さんがあるんですよ」と伊野さん。以前、このあたりに住んでいたことがあって、よく行っていたのだそうです。

 それじゃ、二次会はその餃子屋さんでと、てりぃ~さんワイタベさん、hikoさん、宇ち中さんと、総勢6名で移動です。

 店は西武池袋線・江古田駅近くにある中国家庭料理の店、「山東餃子本舗」。

 カウンター7席ほどと、奥の小上がりにテーブル席が2卓ほどという小さなお店は満席で、入口の外には4~5人が並んで待っています。我われもその後ろに並んで空席ができるのを待ちます。

 みなさん、けっこう腰をすえて飲んで食べてという状態なので、これがなかなか回転が悪く、1時間近く待って、やっと入ることができました。我われは6人もいるのでバラバラになるじゃないかなぁ、と心配していたのですが、カウンターに座っていた人が、ほぼ同時に一斉に帰られたので、その入れ代わりに6人でずらりとカウンターに並んで座れたのはラッキーでした。

 おすすめの餃子(1人前5個、315円)を注文し、豆もやし(210円)をつまみにウーロンハイ(368円)を飲みながら、餃子の焼き上がりを待ちます。

 皮から手作りされる餃子は、ほとんどの人が注文するため、作っても作ってもどんどん出て行く状態。カウンターの中では次々と粉を練っているし、奥の作業台では皮を作って、具を包み込むという作業をひっきりなしにやっています。

 この店も、下町の大衆酒場などと同じように家族経営の様子で、餃子は若いおねえさん二人が作っています。粉を練るのはものすごく力がいるようで、キャシャな身体の全体重を使って、という感じで練り込んでいるのです。うーむ。けっこう体力勝負ですねぇ。

 そんな様子を眺めているうちに、餃子が焼きあがってきました。カリッと羽根付きで、見るからに美味しそう。熱々のところを、さっそくいただくと、予想どおり、皮も具もおいしいこと! なるほど。伊野さんが「週に1回は来てた」というだけのことはありますねぇ。

 その伊野さんは、店の女将さんと親しげに話をしています。この女将さんが、いかにも「きもったま母さん」風で、元気がいいのです。「小龍包(420円)も水餃子(315円)もおいしいよ」と女将さん。その水餃子もいただきます。

 メニューには、餃子以外にも、美味しそうな中華料理の数々が並んでいますが、いかんせん「やっちゃん」でたくさんの肉料理をいただいた後なので、今日はもう入りません。

 またゆっくりと来てみたいお店ですが、お腹がすいているときだと、長時間並ぶのは大変なので、込んでいない時間帯を見つけないといけないですね。

 このあと、さらに池袋のバー「ベイスメント(BASEMENT)」と、美人バーテンダーの「トゥー(Too)」の2軒をワイタベさん、hikoさんにご紹介いただいて、食事もたっぷり、飲み物もたっぷりの一夜となったのでした。

081101j 081101k 081101l
ウーロンハイと豆もやし / 皮から手作り / 焼き餃子

081101m 081101n 081101o
具を包む / 小龍包(左)と水餃子(右) / 水餃子(2人前)

店情報

《平成20(2008)年11月1日(土)の記録》

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店情報: 中国家庭料理「山東餃子本舗(さんとうぎょうざほんぽ)」(江古田)

    081101z3
  • 店名: 中国家庭料理「山東餃子本舗」
  • 電話: 03-3953-7802
  • 住所: 176-0005 東京都練馬区旭丘1-55-4
  • 営業: 18:00-23:00、月・年末年始休
  • 場所: 西武池袋線・江古田駅南口を出て、道成りに池袋方面へ。突き当たり(右角が日の丸パチンコ)を右に折れ、次の信号五差路(江古田駅南口)を左折して千川通りに入る。そこから100mほど先、左手。駅からは徒歩5分ほど。
  • メモ: カウンター7席と、奥に小上がり席。餃子315、水餃子315、小龍包420、豆もやし210、味付けサラダ420、冷やしトマト420、ピータン315、くらげ(頭)酢525、豚バラにんにくタレ525、棒々鶏525、チャンジャ420、豚足420、豚耳420、キムチ420、牛スジ煮525、豚角煮683、キクラゲ卵炒め420、もやし卵炒め473、青菜炒め525、家常豆腐683、麻婆豆腐578、肉野菜炒め630、レバニラ炒め735、茄子と豚肉の辛子炒め735、麻婆茄子630、青椒肉絲945、豚キムチ735、豚の生姜焼き735、酢豚945、牛肉牡蠣ソース炒め630、鶏ネギソース630、えびたま735、えびマヨ840、えびチリ945、セロリとイカ炒め630、アスパラと海の幸炒め945、手羽唐揚げ420、ニンニク芽と豚肉の辣味噌炒め735。〔食事物〕炒飯630、キムチ炒飯735、えび炒飯840、ライス210、ライスセット(スープ・おしんこ付)315、卵と野菜のスープ420、かに雑炊578、四川豆もやしの石焼ビビンバ945、四川酸辣湯630。〔飲み物〕生ビール(中)525、びんビール(中)525、青島ビール525、ウーロンハイ368、レモンサワー368、青リンゴサワー368、レモン酒420、あんず酒420、梅酒420、ライチ酒420、紹興酒(一合)525、陳年紹興酒(一合)630、冷酒(300ml)735、日本酒(一合)368。〔ボトル〕紹興酒(720ml)1,890、陳年紹興酒(720ml)2,310、特製甕仕込み紹興酒(1L)3,990、真露(720ml)2,100。〔ソフトドリンク〕コーラ、ジュース、ウーロン茶、各210。(2008年11月調べ)

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住宅街の気まぐれ肉処(後編) … 肉料理「やっちゃん」(新井薬師前)

つくね


 江古田の住宅街にポツンとある人気の肉処「やっちゃん」で肉料理をいただいています。

 それぞれ1人前なんだけどボリュームたっぷりの刺身盛合せ(1,500円)や、牛のテールや牛すね肉の入った煮物の盛合せ(1,500円)をつついているところへ、「はい、どうぞ」と出されたのは、店に入ったときに渡しておいたフランスパンのガーリックトーストです。この店では、フランスパンを持ち込むと、それをガーリックトーストにして出してくれるのです。

 ひとしきりエビスビール(大瓶、760円)を飲んだあとは、宝焼酎をボトル(1,500円)でもらって、それぞれの好みに応じて炭酸やウーロン茶(各1本200円)で割っていただきます。

 「串焼きもいただきましょう」とメニューを確認すると、豚舌、ハツ、レバー、ナンコツ、コメカミ、シビレ(リードヴォー)、豚バラ、テッポー、地鶏、ネギ、シイタケ、シシトウ、エリンギがそれぞれ1本160円。生コブクロ、豚の上舌、牛バラ(ハラミ)、合鴨、ホルモン、チョリソが1本210円。そして、つくねが1本250円と、全部で20種類。先ほど来、店内のお客さんからの串焼きの注文に、「ごめん。それは売り切れた。今日は土曜日だからねぇ」と答える店主の声が聞こえてきていて、『急いで注文しなきゃ、全部なくなっちゃうかもなぁ』と、ちょっとあせっていたのです。土曜日は食肉市場が休みなのかな。

 シビレ(リードヴォー)とテッポーを2本ずつ注文しますが、残念ながらテッポーは残り1本しかないとのこと。つくねも1つ注文します。

 このつくねは、となりの人たちが注文した品を見て驚いた一品。つくねというよりは、ほとんどハンバーグといった感じで、お皿にまさにハンバーグのような形の、焼いたひき肉のかたまりがどんとのり、その上にレモンスライスが1枚のっているのです。これが250円というのは安いんじゃない!?

 シビレやテッポー(それぞれ1本160円)もボリュームがあり、串から抜いて6人で食べ分けても、十分食べ応えがあります。

「タンもいただきましょう」と豚舌(1本160円)を3本追加注文。串焼きは注文時に味付けを聞かれることはなく、基本的に塩焼きでシンプルに焼き上げられます。このタンもまた1個1個が大きくて、プリプリの弾力感も絶品です。これもうまいっ。

「モツ炒めも気になりますよね」

 メニューに、『牛のシマチョウ、豚のモツなど』という注記が入ったモツ炒め(1,200円)。さっそく注文してみると、大皿にたっぷりと出されたモツ炒めは、注記どおり牛のシマチョウや豚のモツなどに白ネギや玉ネギも入って、モツならではの食感が、いい味わいでいただけます。

「ごはんにのっけて食べても美味しそうですよね」

 と伊野さん。たしかに、モツ炒め丼にしたが、ごはんがグイグイすすみそうです。

 午後8時前まで、2時間半ほど「やっちゃん」の肉料理を堪能して、お勘定は6人で19,100円(ひとり3,200円弱)でした。これは安いっ!

 そうそう。「やっちゃん」というこの店名。ご主人がヤスオさんだから「やっちゃん」なんだそうです。今回が2度目ながら、全品制覇にははるかに至らず、ぜひまたやって来たいお店です。

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ガーリックトースト / シビレ2本とテッポー / つくねを6等分

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豚舌3本 / 串から抜いた豚舌 / モツ炒め

店情報 (この記事には前編があります。)

《平成20(2008)年11月1日(土)の記録》

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住宅街の気まぐれ肉処(前編) … 肉料理「やっちゃん」(新井薬師前)

刺身盛合せ


 わが家の近くにお住まいの、料理研究家でワインアドバイザーの伊野由布子(いの・ゆうこ)さん。日本ソムリエ協会の理事もされていたり、服部栄養専門学校の先生もされていたり、NHKの「きょうの料理」にも出演されていたり(12月15日(月)の放送にも出演されます!)と、まさに飲食のプロとして大活躍中なのですが、その伊野さんが、もつ焼きや、大衆酒場にもご興味を示してくれて、このところ時々ご一緒させていただいています。

 先日ご一緒させていただいたときに、

「江古田(えごた)に『やっちゃん』という肉料理屋さんがあって、ここの肉の刺身や煮込みが、とにかく新鮮で美味しいんですよ。でも出てくる量も多いので、少人数で行くと、あまりいろんなものは食べられないんですけどね」というお話をしたところ、

「へぇ。何人くらいがいいんですか?」と伊野さん。

「人数が多いほどいろんなものは食べられるのですが、あまり大人数になると、みんなで共通の話ができなくなるので、いいバランスとしては6人くらいでしょうか…」

 それからしばらくしたある日、伊野さんからメールが入ってきました。

「先日お話のあった『やっちゃん』に電話しました。今週の土曜日は、もう予約でいっぱいだったので、来週の土曜日に6人で予約しました。これからメンバーを集めましょう!」

 おぉぉぉっ。すばらしい! この行動の速さと、実現力、実行力が、伊野さんの幅広い活動を支えてるんですね。

 さっそく伊野さんと私とで、何人かのみなさんにお声をおかけしたところ、横浜のグルメ・てりぃ~さん、「古典酒場」の座談会でもご一緒させていただいているワイタベさん、そのワイタベさんの友人・hiko氏、そして宇ち中さんが集まってくれました。

 いよいよ予約当日がやってきました。家の近所でフランスパンを1本仕入れて、いそいそと「やっちゃん」へと向かいます。

 開店時刻の午後5時半に、店の前で本日の参加者のみなさんと合流しますが、なぜか店内はもうほとんど満席状態。みなさん出足がいいですねぇ。

 店内は右手が厨房で、それを囲むようにL字型(ただし、短い辺は店の奥側)のカウンター席(11人分ほど)があり、左手には4人がけのテーブル席が、間の簡単な仕切り壁をはさんで2卓、2卓と並んでおり、全体では30人弱の収容力です。

 我われの席は、左手テーブル席の奥側。二つのテーブル席をくっつけて、都合8人座れる状態でスタンバイしてくれています。

 最初に瓶ビールをもらいますが、これがキリンもエビスもどちらも大瓶が760円。「それじゃ」とエビスビールを選んで乾杯です。

「これをお願いします」と、店のおばちゃんにフランスパンを渡し、あわせて「刺身盛合せと、煮物の盛合せ。それと煮込みに牛舌焼を、それぞれ1人前ずつお願いします」と注文します。注文のポイントは「1人前ずつ」というところ。6人いても、この量で十分なのです。

 まずは定番のお通しである、かたまりのまま、ざっくりと大きくカットされたキャベツが出され、すぐに煮込み(650円)が出されます。白もつを中心に、豆腐も一緒に煮込まれた煮込みは、仕上げに刻んだ白ねぎがたっぷりとトッピングされています。

 続いては、ここの名物でもある刺身盛合せ(1,500円)。みんなから「えぇーっ。これが1人前?」と驚嘆の声が漏れる刺身盛合せは、牛ハラミと、牛モモ、センマイ、牛レバー、生ハム、豚ガツ(←まるでミノのように見える!)を、それぞれたっぷりと盛り合わせたもの。この1人前は、ひとりだと絶対食べきれないだろうなぁ。

 煮物の盛合せ(1,500円)は、牛のテール、牛すね肉と、大根、じゃが芋、にんじん、にんにく、コンニャクなどを一緒に煮込んだもの。これまた「これが1人前!?」という量のものを、ナイフを出してもらって切り分けます。

後編につづく)

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お通しのキャベツ / 煮込み / 煮物の盛合せ

店情報前回

《平成20(2008)年11月1日(土)の記録》

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氷の山から宝を探す? … バー「ブリック(BRICK)」(中野)

レーズンバター


 「北国」を出て、まっすぐ帰れば明日も幸せな1日が送れるものの、ちょっとお酒が入るとそう簡単には止まらないのが悲しき呑ん兵衛の性(さが)ですよねぇ。中野駅を北口側へと回って、本日の2軒目は、これまた久しぶりとなる「ブリック」です。

 金曜日、午後10時過ぎの「ブリック」は1階はすでに満席。「お二階へどうぞ」と2階席に案内されます。

 中野の「ブリック」は東京オリンピックの年、昭和39(1964)年の創業。1階と2階とは、ほぼ同じ位置に、ほぼ同じ形のL字カウンターがあり、その周りにテーブル席が配置されています。お手洗いや冷蔵庫、レジカウンターなどがない分だけ、2階のほうがテーブル席が多い造りです。

 そのカウンター席に座って、いつものように、この店の名物でもあるトリハイ(トリスのハイボール、200円)を注文します。

 巷(ちまた)にチューハイが流行(はや)りはじめたときに、それに対抗するためにメニューに復活したというトリハイ。他の飲み物も決して高くはない「ブリック」ですが、それでもトリハイの200円というのは一段と安い!

 そんなに安くても、さすがはバーだけあって、きちんと1ジガー(45ml。1ショットの1.5倍)のトリスを計ってグラスに注(つ)ぎ、炭酸を入れて軽くステアした後、ピッとレモンピールをして仕上げてくれるのです。こうやって作ってくれている様子を見るもの、バーの楽しみのひとつですよねぇ。

 つまみには、ここに来るとほぼいつも注文している野菜スティック(400円)と、もう1品、久しぶりとなるレーズンバター(400円)を注文すると、お通し(300円)としてキスチョコを出してくれます。

 この店では、先にお客の料理の注文を聞いてから、数種類用意しているお通しの中から、その注文とバッティングしないような料理を選んで出してくれるのです。こんなちょっとした気遣いもうれしいですよね。

 先に出てきたのはレーズンバター。ここのレーズンバターは、ガラスの小鉢にたっぷりと盛られたクラッシュアイスの中に埋もれて出てきます。クラッシュアイスの山の上に、ツンツンと突き出した3本の爪楊枝がレーズンバター埋没ポイントの目印。そのうち1本をつまんで、上にかぶさったクラッシュアイスを押し分けるように静かに引っ張りあげると、シャキーンとよく冷えたレーズンバターが顔を出します。

 中に埋まっているレーズンバターは6切れほど。最初から爪楊枝を刺してくれている3切れを食べ終わった後は、クラッシュアイスの山の中から、レーズンバターの宝探しです。こんな宝探しを一所懸命やるのも、これまたおもしろいのです。

 そして大好物の野菜スティック。いつものように細く切ったセロリ、キュウリ、ニンジンが3本ずつ立てられたグラスが、自家製の濃厚な辛子マヨネーズとともに出されます。

 トリハイの合い間に1本ずつ取って齧(かじ)ると、そのパキッとした食感がたまりません。特にニンジンの“パキッと感”がすばらしいんですよねぇ。

 1時間半ほどゆっくりと過ごし、トリハイを合計3杯いただいて、今日のお勘定は1,870円(1,700円+サービスチャージ10%)でした。どうもごちそうさま。

 中野駅に降り立ったときは、「今週も疲れたなぁ」という気分でしたが、「北国」、「ブリック」の2軒ですっかりリフレッシュ。心地よく家路についたのでした。

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「ブリック」の2階 / キスチョコとトリハイ / 野菜スティック

店情報前回

《平成20(2008)年10月31日(金)の記録》

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金曜日は途中下車して … 酒房「北国(きたぐに)」(中野)

酒房「北国」


 こういうブログを書いているからか、いつもものすごく飲んでるように思われているのですが、実はそうでもなくて、週のうち、ほんの数日間で集中的に飲んでいるだけなのです。

 月曜と火曜は基本的に連続休肝日。ブログの記事も、日曜日から書き始めて、この月・火の二日間を入れて、都合三日間で集中的に書くことが多いので、ここに飲み会の予定などが入ると、ブログの更新も滞ってしまうのでした。ちなみに、毎日更新されているように見えるのは、ブログの日時を指定した公開予約機能で自動的に行っています。

 水曜、木曜は、元気があると横浜の市街地(野毛など)に出かけることもありますが、ちょっと疲れていたり、暑かったり、寒かったり、雨が降っていたりすると、すぐさま断念してしまって、単身赴任寮の部屋で、ひとり静かにチビリチビリ。今年は夏の暑さが厳しくて、秋になったと思ったら急に通りこして冬の寒さになっちゃったので、寮で飲むことが特に多くなっているのでした。

 そして金曜日。仕事の都合などがない限り、毎週金曜日は単身赴任先の横浜から、自宅のある都内西部(中野区)まで帰ってきますので、その道すがら、途中下車して飲みに行くことが多いのです。

 横浜から中央線沿線方面に帰る場合、もっとも便利なのはJR湘南新宿ラインで一気に新宿まで移動して、そこで中央線に乗り換える方法です。

「今日は遠回りしてでも、あまり行ったことのないエリアで飲んで帰るぞ!」

 と気力が充実している場合には、横浜駅から東海道線で品川・新橋方面に出たり、京浜東北線で上野・日暮里方面に回ったり、あるいは総武快速線で錦糸町・小岩方面に向かったりするのでした。

 まさに今日がその金曜日なのですが、月末だし、明日から三連休だしで、遠回りはせずに湘南新宿ラインから中央線経由の最速ルートで中野駅に到着。久しぶりに南口の「北国」に顔を出してみると、入口近くのカウンター席にデンと構えて飲んでいるのは、長野県出身のNさんです。今から7年ほど前に、「北国」の常連さんであるNさんにお願いして、ここ「北国」に連れてきてもらったのが、私の初「北国」だったのでした。

「なんだよ。もう帰ろうと思ってたのに。もう1杯飲むか。ま、ここに座れよ」

 とニコニコと笑いながら、となりの席を指し示してくれるNさん。

「ごぶさたしております」とごあいさつしながら、その席に座ります。

 飲み物は、最初はビール(キリンラガー大瓶)から。飲み始めの1杯はやっぱりビールがいいですよねぇ。

 お通しはハンペンとツクネのお吸い物。「北国」では、お通しとして椀物が出されることも多いのです。こういう汁物(スープ)が、実にいい酒の肴(さかな)になります。

 今日もカウンター席は常連さんたちでほぼ満席です。みなさん、本当に毎日のようにいらっしゃるんですよねぇ。カウンターは全部で10席程度しかないんだけど、ずらりとそこに並んではとりとめもない話を展開して、みんなで笑い合う。これだけのことで今週の疲れがスポーンと取れたように感じてしまうから、酒場通いは止められません。

 飲み物を燗酒(桃川)に切り替えて、つまみには板わさをもらいます。

 こうやって金曜日には、ときには遠回りしたりしながらも、帰り道での飲み歩きを続けているのです。その金曜日のお酒も効いてか、土曜日の昼間はなにもしないことが多い。本当に休日って感じでテレビを見たり、本を読んだり、カミサンと話したりしながら過ごします。

 しかしながら、そんなゆる~い休日も夕方まで。子供たちが学校から帰ってくるのと入れ代わるように、お父さんはいそいそと酒場へと出かけていくのです。なにしろ土曜日は、ふだん行けないエリアに行くことができる数少ない機会ですからねぇ。

 日曜日は、朝からいそいそとブログの更新。冒頭でも書いたとおり、この日曜日と、休肝日の月・火の3日間で、ほぼ1週間分のブログ記事ができて公開予約されているのでした。

 日曜日も午後3時を過ぎると、近所の図書館に出かけて、借りてた本を返し、新しい本を借りて帰ります。その帰り道(?)に寄るのが「川名」(阿佐ヶ谷)だったり、「竹よし」(都立家政)だったり、「秋元屋」(野方)だったり。ここで軽く食前酒を飲んで帰って、1週間で唯一の家族との夕食を楽しむのでした。

 「北国」の紹介というよりも、私の1週間の過ごし方のようになってしまいましたが、「北国」のお勘定はすっかり失念。でも、いつも大体2千円前後なので、今日もそうだったに違いありません。どうもごちそうさま。みなさんお先に!

店情報前回

《平成20(2008)年10月31日(金)の記録》

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ナンコツはあえてタレ … 炭火焼鳥「一火(いちか)」(横浜市・上大岡)

ナンコツはあえてタレで


「今年は都内の酒場で飲むことが多くて、上大岡の「一火」にもまだ行けてないんですよ」

 吉野町の「喜楽や」を出たところでG.Aさんにそう申し出たところ、

「それじゃ、2軒目は「一火」に行きますか」と快く応じてくれるG.Aさん。

 「一火」は、同じく上大岡にある大人気の焼き鳥屋、「鳥佳」の2号店として、今年(2008年)4月にオープンしたばかりのお店。早いうちに行ってみたいなぁと思いつつ、すでに半年以上の月日が過ぎてしまいました。

 G.Aさんは「鳥佳」はもちろん、すでに「一火」にも何度も通っていて、すっかり常連さんです。私自身、はじめて「鳥佳」のことを知ったのは、G.Aさんの「至高のはらわた」の「鳥佳」の記事だったのでした。

 吉野町から上大岡までは地下鉄でほんの7分(しかし運賃は230円)。午後8時40分に「喜楽や」を出て、8時55分にはもう「一火」の前です。

 木曜日、午後9時前の店内はほぼ満席で、カウンターのお客さんにギュギュッと詰めあってもらって、なんとか二人、座ることができました。

 店内は入口を入ったところから、左に回りこむように細長~い造り。入口側にテーブル席があって、一番奥にカウンターや焼き台があります。

 メニューはというと、1号店の「鳥佳」とほぼ(まったく?)同じ。2号店の店長さんは、「鳥佳」でも水曜日(店主がお休みの日)に焼き台を担当していた、しんたろうさんです。

 G.Aさんがキープされている麦焼酎「一火」を、G.Aさんはウーロン割りで、私は炭酸割り(=チューハイ)でいただきます。

 串ものの注文は、いつものようにG.Aさんにお任せすると、まずはレバ生(1本150円)からスタートです。一品メニューのレバ刺し(700円)もあるのですが、今、いただいたのは串に刺したレバを、焼かずにそのまま出してもらうもの。刻みネギをたっぷりとのせてくれたものを、胡麻油でいただきます。

 そして皮(1本150円)とシロ(1本150円)をタレで。「鳥佳」でも美味しいこの2品は、しっかりと「一火」にも引き継がれてます。くるりと巻かれたシロがいいんですよねぇ。

 続いてレバ(1本150円)を若焼きの塩でいただいて、しんたろうさんと言えばのこの一品、ナンコツ(1本150円)のタレをいただきます。

 以前、しんたろうさんが「鳥佳」の焼き台にいたときに、「あえてタレにしてみました」と出してくれたのが、このナンコツのタレ焼きだったのでした。しんたろうさんの自信の一品に、黒七味をちょいと振ってかじりつきます。あぁ、うまいっ!

 最後はレバ(1本150円)の超若焼きタレで締めくくります。

 串ものがすべて、絶妙な火の通り加減なのがいいですねぇ。開店半年でもう人気店になっている理由はここにあるんですね。

 1時間半ほど楽しんで、お勘定は二人で2,160円(ひとり1,080円)でした。やぁ、おいしかった。また来ますね!

 今回もありがとうございました。どちらもいいお店でした。>G.Aさん

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「一火」 / 本日の一火メニュー / チューハイ

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レバ生(ゴマ油) / 皮タレ / シロタレ

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レバ若焼き塩 / しんたろうさん / レバ超若焼きタレ

店情報

《平成20(2008)年10月30日(木)の記録》

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店情報: 炭火焼鳥「一火(いちか)」(横浜市・上大岡)

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  • 店名: 炭火焼鳥「一火」‐ichika‐
  • 電話: 045-842-2949
  • 住所: 233-0002 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-19-1-103
  • 営業: 17:00-24:00(23:30LO)、日休
  • 場所: 京急・上大岡駅南口を出て、「上大岡駅前」の信号交差点を渡り、カミオ(CAMIO)の左側の道を直進。次の角(右向こう角が「成田屋酒店」)の左向こう角の1階。駅から徒歩2分ほど。
  • メモ: 「鳥佳」の2号店として平成20(2008)年4月にオープン。総席数25席(カウンター12、テーブル2人用×2、4人用×1、5人用×1)。会計は席で行う。店長・髙田新太郎(たかだ・しんたろう)さんの公式ブログあり。
    【食べ物】:〔お得コース〕ハラペコ~ス(店長チョイスで串6本)700。
    〔焼き物〕かしら150、ハツ150、レバー150、タン150、砂肝150、鳥ねぎ150、皮150、なんこつ150、シロ150、つくね150、月見つくね250、ささみサビ200、手羽先200、ぼんぽち250、半熟うずら250、牛さがり400。
    〔巻き物〕アスパラ巻き250、鳥佳巻き250、チーズ巻き250、トマト巻き250、レタス巻き250。
    〔野菜物〕長ねぎ150、ししとう150、ピーマン150、銀杏180、ニンニク180、しいたけ180、しめじ180、エリンギ200、プチトマト200、ペコロス250。
    〔一品物〕昔ながらの牛もつ煮込み500、オニオンスライス250、有機キャベツ味噌付320、冷奴320、お新香350、レタスサラダ(ゴマ or シーザー)350、冷やしトマト420、厚揚げ豆腐420、馬刺し900。
    〔御飯物〕焼き鳥丼800、煮込み丼800、鶏そぼろ丼500、玉子かけご飯500、焼きおに1個250、鳥スープ200。
    〔デザート〕バニラアイス350、季節のアイス350。
    【飲み物】:〔ビール〕生ビール(アサヒスーパードライ)550、キリンクラシックラガー(大瓶)580、サッポロ黒ラベル(大瓶)580、アサヒスーパードライ(中瓶)550、エビスビール(小瓶)550。
    〔焼酎割り/サワー〕烏龍ハイ420、緑茶ハイ420、チューハイ420、巨峰サワー420、リンゴサワー420、レモンサワー420、グレープフルーツサワー420、幻の梅サワー480。
    〔グラスワイン〕クロード・ヴァル(仏)(赤/白)600、スパークリングワイン700。
    〔ボトルワイン〕クロード・ヴァル(仏)(赤/白)2,300、カメレオン(アルゼンチン)(赤/白)3,150。
    〔カシス〕カシスオレンジ500、カシスウーロン500、カシスソーダ500。
    〔洋酒〕角ハイボール500、ウイスキー(シングル)500。
    〔焼酎ボトル(キープ3ヶ月)〕一火(麦)2,300、海(芋)3,150、芋(芋)3,150、佐藤(麦)4,500、佐藤(黒/白)(芋)4,500、魔王(芋)6,000。〔割り物セット〕氷200、天然水 or お湯200、烏龍茶200、緑茶200。
    〔ソフトドリンク〕コーラ300、オレンジジュース300、烏龍茶300、緑茶300、ジンジャーエール辛口300、ノンアルコールビール400。
    〔芋焼酎〕海550、がんこ焼酎屋550、利八550、日南娘550、富乃宝山600、伝600、宇吉600、芋600、桜井600、薩摩茶屋650、萬膳650、なかむら650、三岳650、佐藤(黒/白)650、魔王800。〔黒糖焼酎〕長雲一番橋650。〔栗焼酎〕ダバダ火振り550。〔麦焼酎〕一火420、佐藤650。〔泡盛〕残波(黒)30度600、残波(白)25度600。
    〔日本酒〕竹鶴(甘口、広島県)600、石見辛口(辛口、島根県)600、小左衛門(甘口、岐阜県)650、愛乃澤(甘口、栃木県)650、隠し酒(スタッフにお尋ね下さい)650~。〔果実酒〕五代梅酒600、文蔵さんの梅酒650、あらごしみかん酒650。(2013年3月調べ)

    食べ物:〔焼き物〕かしら150、はつ150、レバー150、たん150、砂肝150、鳥ねぎ150、皮150、なんこつ150、しろ150、子袋150、つくね150、月見つくね(2本)400、手羽先200、牛さがり400、ボンポチ250、トンミソ250。〔巻き物〕アスパラ巻き250、鳥佳巻き250、ささみチーズ巻き250、トマト巻き250、うずら~の卵250。〔一品物〕牛もつ煮込み500、お新香350、新鮮冷やしトマト420、有機キャベツ(特製味噌付き)320、厚揚げ豆腐420。〔一火のコース〕小腹コース(おまかせで焼き鳥5本)700、おまかせコース(焼き鳥に何かが付く)1,200。〔野菜物〕長ねぎ150、ししとう150、ピーマン150、銀杏180、ニンニク180、しいたけ180、しめじ180、エリンギ300。〔ご飯物〕焼き鳥丼800、煮込み丼800、焼きおに250、鳥スープ200。〔デザート〕バニラアイス350、季節のアイス350。

    焼酎/日本酒:〔おすすめ芋焼酎と梅酒〕芋600、がんこ焼酎屋550、利八550、富乃宝山550、一人蔵550、池の露600、日南娘550、魔王800、佐藤(黒)650、金峰桜井600、文蔵さんの梅酒600、佐藤農場梅酒600。〔日本酒各種一合600〕越前岬純米、愛乃澤純米、悦凱陣、竹鶴純米、開春竜馬、王禄本醸造。

    飲み物:生ビール(アサヒスーパードライ)550、キリンクラシックラガー(大瓶)580、サッポロ黒ラベル(大瓶)580、アサヒスーパードライ(中瓶)550、エビスビール(小瓶)550、ウーロンハイ420、緑茶ハイ420、チューハイ420、巨峰サワー420、リンゴサワー420、幻の梅サワー480、レモンサワー420、グラスワイン(赤or白)600。〔焼酎ボトル〕一火(麦)2,300、利八(芋)3,150、芋(芋)3,150、一人蔵(芋)3,150。〔割り物セット〕氷200、天然水200、ウーロン茶200、緑茶200。〔ソフトドリンク〕コーラ300、オレンジジュース300、ウーロン茶300、緑茶300。(2008年10月調べ)

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吉野町で魚をたっぷり … 居酒屋「喜楽や(きらくや)」(横浜市・吉野町)

刺身盛り合せ(中)


『さすがに昨日は飲みすぎたなぁ。平日に6軒はちょっとまずいよね』

 と昨夜の怒涛の野毛飲み(前編後編)を反省しているところへ、携帯にピピピとメール。

「今日、吉野町で魚を食べませんか?」

 メールの主はG.Aさんです。G.Aさんのおすすめのお店には間違いがありません。

「行きます行きます」

 ふたつ返事で返信すると、昨日の反省もどこへやら。今夜に向けてルンルンと仕事も進みます。

 吉野町(よしのちょう)は横浜市営地下鉄ブルーラインで、関内(かんない)と上大岡(かみおおおか)のほぼ中間。どちらの駅からも3駅という位置にあります。

 その吉野町駅のすぐ近く、大通り(横須賀街道・国道16号線)を折れた先に目指す「喜楽や」があります。

 店内は左手にテーブル席が並び、右手奥の厨房の前にカウンター席もあるという造り。

 木曜日、午後7時前の店内には先客が2組ほどテーブルを囲んでいます。まわりには他に飲食店もなく、大通りからも入った場所にあるため、歩いていてふらりと入るようなお店ではありません。この店を目指してやってきたお客さんたちばかりです。

 我われは一番奥のテーブル席に陣取って、まずは瓶ビール(キリンラガービール中瓶、400円)をもらって乾杯すると、お通しとして出されたのは、ぬた。数種類の刺身が入ったぬたは、これだけで立派な一品です。これは期待できますねぇ!

 驚くのはメニューの数。カウンター上部にずらりと並んだ、わら半紙メニューは、その数およそ60品。さらにテーブル上の定番メニューにも25品ほどの料理が並んでいます。値段もポテトフライや厚揚げの400円からはじまって、ほとんどが3桁台(千円未満)で、千円を超えるメニューは天ぷらの盛合せ(1,000円)や、刺身の盛り合わせ(1~2人前の中が1,000円、2~3人前の大が1,800円)、そして皮ハギ鍋(1,000円)、寄せ鍋(1,300円)などの鍋物くらいです。

「刺身だけをガッツリと食べたいのなら大でもいいですが、他のものも食べるのなら中(ちゅう)をもらったので十分です」

 と教えてくれるG.Aさんのおすすめに従って、刺身盛り合せの中(1,000円)を注文すると、これが小さなイシダイに、キンメ、イナダ、タコ、アジ、シメサバの豪華6点盛りでボリュームたっぷり。1~2人前とのことですが、ひとりで食べたら、これだけで満腹になってしまいそうです。

 瓶ビールに続く飲み物としてG.Aさんはキープしている麦焼酎「中々(なかなか)」のボトルを出してもらって、お湯割りです。ボトルのキープ期間が1年間もあるので、安心してキープできますね。その「中々」のボトル(4合瓶)が1,500円というんだから、あまりの安さに驚きです。キープボトルを飲む場合は、氷や炭酸、お湯、ウーロン茶など(それぞれ300円)をもらって飲むことになります。

 私は日本酒をいただくことにします。普通に「お酒」と注文すると、「会津ほまれ」が1合400円、2合なら800円で出されますが、その他に、店の一番奥の壁のところに「おすすめの地酒」と書かれた黒板メニューが掲げられていて、十四代・純吟(1,000円)、鶴の友(700円)、上喜元(700円)、立山(600円)、八海山(700円)などが並んでいます。どのお酒も冷酒でもいただけるし、燗もつけてもらえるということで、鶴の友(700円)を燗でいただきます。

 続くつまみはメダイのあら煮。これは1人前しか作れないらしく、我われが注文した瞬間に(値段を覚えるひまもないうちに)壁の半紙メニューがはずされました。たぶん700円くらいだったと思うのですが、出てきたあら煮のあまりの量にびっくり! 大きなメダイ1尾分のあらがすべて入っています。頭もしっかり入っているので、大きな目玉も両側に。いやぁ、目玉の奪い合いにならなくて良かった良かった。

 この2品でお腹もすっかりできあがりますが「せっかくなのでもう1品」と選んだのが激辛・ハーフちげ鍋(500円)。「辛くなくすることもできますよ」と奥さんが声をかけてくれますが、激辛のままでいただくことに決定です。

 鍋は、厨房でできあがってから出されます。口に入れた瞬間は、それほど辛くは感じないのですが、ダシのうまみの後からジワァーッと辛さが効いてくるタイプです。

 1時間40分ほど楽しんで、お勘定は二人で5,700円(一人あたり2,850円)でした。

 店主の魚好きがヒシヒシと伝わってくる居酒屋です。

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ビールとお通し(ぬた) / メダイあら煮 / 激辛・ハーフちげ鍋

店情報

《平成20(2008)年10月30日(木)の記録》

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店情報: 居酒屋「喜楽や(きらくや)」(横浜市・吉野町)

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  • 店名: 居酒屋「喜楽や」
  • 電話: 045-263-3387
  • 住所: 232-0027 神奈川県横浜市南区新川町4-26-62
  • 営業: (未調査)
  • 場所: 横浜市営地下鉄ブルーライン・吉野町駅の3番出口を出て右(関内駅方面)へ。すぐ先の信号交差点(吉野町3丁目)を右折して横須賀街道(国道16号線)に入り、2ブロック先、右手角に「文具のカトー」を右折した先、左手。3番出口から徒歩約2分(100mほど)。
  • メモ: 1階は8人まで、2階は25人まで宴会可。ひとり4千円で飲み放題付き。
    〔カウンター上の半紙メニュー〕スズキのガーリックバター焼650、ノーマルバージョン・豆腐ステーキ650、辛さいくらでも・マーボー豆腐650、ボリュームたっぷり・天ぷらの盛合せ1000、大人気・厚揚げ400、沖ボラカマ焼400、エイヒレ600、魚だしでつくった・皿うどん650、魚と野菜の甘酢めん650、つまみでもごはんでも・のり巻800、ツナサラダ500、えびせん300、焼ビーフン600、魚だしラーメン、塩焼が旨い魚(ガランチョ)すみやき・塩焼、あんこう鍋1000、いもに塩辛をのっけてパクッ・じゃがバター塩辛つき500、秋だね・いりぎんなん600、ダシまき!!まきまき・厚焼玉子600、その日の魚で…・魚のしゃぶしゃぶ鍋・湯豆腐1000、カスベの唐揚・油琳ソース600、フライ盛合せ750、激辛・ハーフちげ鍋500、かき揚500、ネバネバと天ぷらつき・ひやむぎ750、肌寒い夜には…・湯豆腐鍋650、明日も元気!!・ニラ玉450、旨い食べやすい・太刀魚塩焼600、脂がのっててうまいよ・カンパチカマカブト焼1000、ワラサのカマカブト焼1000、イナダとワラサの中間よ・イナワラカマカブト焼、秋ナスだぁ600、カキフライ650、酒の肴・塩辛500、牛すじちげ鍋1000、具だくさん・お好み焼650、野菜の天ぷら盛合せ800、かさごの唐揚600、鶏つくね鍋1000、しいたけ入り・つくね串1本150、クロシリ・カマス煮付け(すみやき)800、つまみに最高!!・アジのなめろう700、脂がのったアジだから旨い旨い・アジタタキ丼、さっぱりとアジを食べよう!!・アジの梅タタキ700、カマスフライ500、刺身盛合せ(中、1~2人)1000、(大、2~3人)1800。紹興酒(750ml)3500、寒い夜には皮はぎのひれ酒(2合)1000、梅酒(ロック、ソーダ)500、秋のさっぱりドリンク・赤しそサワー400、季節限定・梅干1個100、よくダシの出た肝入り・皮ハギ鍋1000、寄せ鍋1300、おひたし400、わたホイル焼つき・わたしょうゆでどうぞ・いかの丸焼き700、ちょっとつまみ・きびなごの丸干し400、なすみそ炒め600、大人気!!香りがいいよ!!・生のりちくわ磯辺揚げ400、おくら焼500。
    〔おすすめの地酒(黒板メニュー)〕十四代(純吟)1000、鶴の友700、上喜元からくち700、刈穂(超辛)700、立山600、男山500、八海山700。
    〔テーブル上の定番メニュー〕野菜炒め550、明太ねぎオムレツ550、ニラ玉450、ポテトフライ400、大人気・厚揚げ400、揚げ出し豆腐450、山いも磯辺揚げ450、梅きゅうり400、豆腐サラダ500、豆腐ステーキ650、厚焼玉子600、激辛・ハーフちげ鍋500、天ぷら盛合せ1000、にぎり(8貫)1000、串焼盛合せ580、とりもも1本120、レバー1本120、カワ1本120、手作りつくね1本150、おむすび(梅・明太・鮭)200、焼おむすび200、焼おむ椀仕立て500、お茶漬け(のり・梅・明太・鮭)500、チャーハン(ふつう、そばめし)650、焼そば550、焼うどん550、冷したぬき(そば・うどん)650。 生ビール(中)500、(小)400、瓶ビール(中)400、サワー(レモン、オレンジ、グレープフルーツ、巨峰、梅、ウーロンハイ、緑茶ハイ)350、ソフトドリンク(コーラ、ジンジャーエール、グレープフルーツ、オレンジ、巨峰、ウーロン茶、緑茶)200、焼酎ボトル(キープ1年間、中々・ジンロ)1500、オプション(氷300、炭酸300、お湯300、ウーロン茶300、緑茶300、カットレモン100、梅1個100)、ウイスキー(シングル350、ダブル600)、酒(会津ほまれ、冷・燗)1合400、2合800。(2008年10月調べ)

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〔コラム〕 ちくま文庫から「居酒屋礼讃」発売!

文庫版「居酒屋礼讃」


 このサイトのタイトル「居酒屋礼賛」が、森下賢一さんの名著「居酒屋礼讃」からきていることは、これまでにも何度か書いてきましたが、絶版となっていた「居酒屋礼讃」が、このたび筑摩書房から文庫本として出版されることになりました。(12月12日発売予定)

 おそれ多いことに、その森下賢一さんからご指名をいただいて、不肖・私が文庫本の解説を書かせていただいているのです!

 森下さんの「居酒屋礼讃」に触れて、酒場巡り・酒場記録の世界に入った私にとって、これほど光栄なことはありません。自分の本が出版されたとき以上にドキドキしながら、この文庫本のできあがりを待っていたのでした。

 単行本としての「居酒屋礼讃」が毎日新聞社から出版されたのは今から16年前、平成4(1992)年のことでした。

『日本の赤ちょうちんの居酒屋は、今まであまり評価されることもなかったが、しかし、イギリスのパブやフランスのカフェ、アメリカのバー、スペインのバールなどに十分匹敵する、ひとつの完成した飲酒文化であり、多くの人々の人生に、生き甲斐を与えてきたという立派な功績もあるとぼくは思う。』

『およそ古いものは何でも粗末にする日本では、ゾラの「居酒屋」のような名作も書かれることもなく、また、居酒屋をテーマにした鑑賞にたえる写真集もあまりなく、多くの居酒屋は消えていこうとしている。』

『ぼくはこの本が、赤ちょうちんへの挽歌となって欲しくはない。しかし、とにかくぼくが好きな居酒屋とパブへのオマージュ(賛辞)として、片思いの歌として、書いておきたかったのだ。』

 これが「居酒屋礼讃」の冒頭部分に書かれている、森下さんの思いです。

 酒場を評価したり、欠点を指摘したりするのではなく、酒場を愛する気持ちをそのまま片思いの歌として綴る。これは非常に重要なことだと思います。私自身も、この森下さんの思いに共感して、そのタイトルを拝借しているこのサイトでも、できるだけそういう文章になるように心がけているところです。

 今回の文庫化にあたって、「居酒屋礼讃」の後半の大部分を占める「首都圏酒場見聞録」の部分が全面的に改訂されています。単行本のときの掲載店のすべてに森下さんご自身が実際に足を運んで改訂されたんだそうです。

 その結果、前回からの連続掲載は半数以下。30軒以上の店が、今回の文庫本で新たに登場しています。この中には、知らなかったお店もたくさんあります。この文庫本を手に、それらのお店を訪問しなきゃね!

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今夜は野毛でハシゴ酒 … 「栄屋酒場」「バジル2」「アポロカンパニー」

【4軒目:大衆酒場「栄屋(さかえや)」の穴子天ぷら】

穴子天ぷら


 野毛姫・ひろたろうさんと行く、野毛(のげ)のハシゴ酒。「ホッピー仙人」を出て、京急・日ノ出町駅方面に歩き、今日の4軒目は大衆酒場「栄屋」です。白地に黒々と「栄屋酒場」と染め抜かれたのれんをくぐり、入ってすぐ右手のテーブル席を囲みます。

「「栄屋」と言えば、穴子天ぷらなんだけど、ひとりじゃ食べきれないのよ。こうやって大勢で行くときでなくっちゃね」

 店に向かう道すがら、ノゲラーのひろたろうさんとハルさんがそう話してくれていたのです。

 もちろんその穴子天(630円)を1人前注文して、燗酒(340円)や黒ビール(420円)で乾杯です。

 穴子天以外にも、丸干(380円)や、塩らっきょう(350円)、新子(450円)、シラスおろし(350円)といった、いかにも呑ん兵衛好みするつまみ類がテーブル上に並びます。こういうので飲(や)るお酒が、うまいんですよねぇ。

 冬場だけの鍋物メニューは、とらふぐちり(4,500円)に、カキトーフ鍋(1,800円)、とりトーフ鍋(1,700円)の3種類。とらふぐちり以外の2種類は、お一人様用小鍋(各900円)というのでも出してもらえるようです。

 午後10時前から、1時間ほど楽しんで、ここもまた一人1,000円ずつでした。

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のれん / テーブル席 / 丸干

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塩らっきょう / 新子 / シラスおろし

・「栄屋」の店情報前回


【5軒目:「バジル2号店」のワインとチーズ】

「バジル2号店」


 5軒目は「バジル」です。といっても、バス通りにあるイタリアン・バルの「バジル」ではなくて、その2号店。こちらも立ち飲みながら、チーズ&ワインの店という謳い文句です。

 総面積5坪の小さな店内は老若男女でびっしりいっぱい。そこへ無理やり割り込むように我われ5人も入っていって、みんながカウンターに向かって並んで立っている後ろに、もう1列作るように立って、本日のワイン(10種以上がグラス500円)で乾杯です。

『チーズとワインのマリアージュを皆様に楽しんでいただきたく「本日のグラスワイン」に「おすすめチーズ」を少しですがお付けします!』(メニューの表記)

 ということで、お通しのように出てくるチーズとパン。これまでに4軒を回って、すっかりできあがっている我われは、このチーズとパンだけでワインをぐびぐび。

 チーズは白カビタイプ、青カビタイプ、ウォッシュタイプ、フレッシュタイプ、ハードタイプ、シェーブルタイプの6タイプが25種類ほどあり、1種なら500円、2種盛りで700円、3種盛りで900円。これにライ麦パンや田舎パン、バケットなどを各300円で付けることができます。

 そうこうしているうちに午後11時半も回り、世ちゃんとにっきーさんのお二人はここで離脱です。この店は、ひとり500円ずつでした。

・「バジル2」の店情報


【6軒目:バー「アポロカンパニー」でヒューガルデン】

ヒューガルデン


「ハシゴ酒だから6軒は行かなくっちゃ!」

 酔うほどにますます元気になっていくひろたろうさんと、いくら飲んでも見かけはちっとも変わらないハルさんと3人で向かったのは、世界のビールが飲めるというバー「アポロカンパニー」です。

 最後はベルギーを代表するホワイトビール、ヒューガルデン(700円)をもらって乾杯です。

 ビールをいただきながらワイワイと過ごすうちに、日付も変わって、そろそろ私も離脱しなければならない時刻です。

 このところ、野毛にやってくると定番の店ばかりを回っていたのですが、今日はひろたろうさん、ハルさんという二人の野毛通に連れられて、新しいお店を3軒も知ることができました。おまけに、最後の店のお勘定まで、後に残ったお二人が払ってくれたのでした。本当にありがとうございました。

 やぁ、週の真ん中(水曜日)にも関わらず、たっぷりと飲みましたねぇ。

・「アポロカンパニー」の店情報

《平成20(2008)年10月29日(水)の記録》

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店情報: バー「アポロカンパニー(APOLLO company)」(横浜市・桜木町)

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  • 店名: バー「アポロカンパニー(APOLLO company)」
  • 電話: 045-261-8308
  • 住所: 231-0063 神奈川県横浜市中区花咲町1-9
  • 営業: 18:00-03:00、月休
  • 場所: 都橋交差点の少し桜木町駅側。
  • メモ: 世界のビールが飲める店。全23席(カウンター9席、テーブル14席)。レーベンブロイ700、ヒューガルデン700、バスペールエール700、ギネス800、エビス650、グラスワイン700~、カクテル750~。自家製生地のピッツァ990~、海老とホタテのカクテルグラス(セビーチェ)690、ムール貝の白ワイン蒸し890、タコのブラックオリーブソース790、海老のフリット(タルタルソース)890、エビチリ890、フレンチフライ(宮古島の塩で)690、水餃子(3ヶ)590、自家製レバーペースト690、大根の冷製茶わん蒸し690、自家製ピクルス490、ソーセージ(2本)690、本日のチーズ790~、バジルソースのグリーンサラダ、790、色々ビーンズサラダ890、山盛レタスのシーザーサラダ990、丸ごとトマトとムール貝のスパゲッティ1,090、かぶとブルーチーズのクリームペンネ1,190、台湾風角煮(トンポーロー)890など。ぐるなびあり。(2008年10月調べ)

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店情報: 立ち飲み「バジル2(BASIL)」(横浜市・桜木町)

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  • 店名: チーズ&ワイン「バジル(BASIL)」
  • 電話: 045-252-8075
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町1-29
  • 営業: 19:00-04:00(03:30LO)、日祝休
  • 場所: JR根岸線(京浜東北線)桜木町駅を山側(改札を出て右側)に出て、「野毛ちかみち」に降りる。野毛町側の出口を左方向に出てそのまま進み、ブリーズベイホテルの先を右へ折れ、2ブロック先、左手。
  • メモ: 本日のグラスワイン10種以上各500、本日の泡(スパークリング)2種以上各500、エビス生やカクテルなどAll 500。チーズ25種、本日の前菜7種、ハモンセラーノ、サラミ3種、All 500。チーズ各500、2種盛り700、3種盛り900。チーズのお供にライ麦パン、田舎パン、くるみ&レーズン、イチジク&ピーカン、バケット All 300。チーズとワインのマリアージュを皆様に楽しんでいただきたく「本日のグラスワイン」に「おすすめチーズ」を少しですがお付けします!(2008年10月調べ)

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今夜は野毛でハシゴ酒 … 「福田フライ」「よりみち」「ホッピー仙人」

【1軒目:「福田フライ」のハンバーグ】

「福田フライ」のハンバーグ

 今夜は野毛姫・ひろたろうさん(女性!)と行く、野毛(のげ)のハシゴ酒です。

 JR根岸線(京浜東北線)桜木町駅の西側(山側)に広がる、闇市発祥の一大酒場街・野毛。ハシゴ酒のスタート地点は、その野毛の入口にある立ち飲みの「福田フライ」です。店の前に置かれた電灯看板には「フライ屋」としか書かれていないのに、昔から「福田フライ」と呼ばれて親しまれています。福田さんがやってるフライ屋さんだから「福田フライ」。とってもわかりやすいネーミングです。

「ハンバーグがあるけど食べる?」と聞く店のおにいさんに、

「それって、食べろってことでしょ。はいはい、いただきますよ」と返すひろたろうさん。

「この店のハンバーグは、とてもおすすめなんだけど、ないことが多いのよ」と教えてくれます。たしかにメニューには出てませんものね。出されたハンバーグは、ふんわりとジューシーで本当にうまい。

 今宵、集まったのは、そのひろたろうさんの他に、大衆酒場を愛する若人・世ちゃん、にっきーさん、そして野毛好きが高じて、今や野毛に住んでしまったというハルさんの5人です。本日予定のメンバーが全員そろったところで、2軒目へと移動します。「福田フライ」のお勘定は、ひとり千円ずつでした。

店情報前回


【2軒目:「よりみち」の串揚げ】

「よりみち」の串揚げ

 野毛での2軒目は、今年の4月にオープンしたばかりという立ち飲み屋、「よりみち」です。店の外側に面して、かなりオープンな(店の外と中とがつながっている)雰囲気の立ち飲みカウンターがあり、午後8時の店内はすでに立ち飲み客でいっぱいです。

 店内のメニューを見ると、料理の中心は揚げ物で、串揚げ各種が1本100~150円で並んでいるほか、「変わり串」としてダチョウ(150円)、イノシシ(200円)、さらにはフォアグラ(350円)なんていう串揚げも並んでいます。丸ごと1本の魚肉ソーセージを串に刺して揚げた、「魚ソー」(150円)なんてのもあるところがおもしろいではありませんか。

 おでんもオープン記念価格で、各種1品が80円です。

 外と中の仕切りが緩やかなので、店の外(野毛小路)を歩く人たちも目の前を通って行きます。ひろたろうさんは、さすがに顔が広く、通りを行きかう野毛の呑ん兵衛さんたちからも声がかかります。こうやって店の中と外とでコミュニケーションが取りやすいところも人気の理由なんでしょうね。

 キャッシュ・オン・デリバリー(注文した品物と交換払い)のお店なので、ひとり千円ずつ集めて飲み始めましたが、ひとり千円まではいかず、残金は次以降の店に繰り越します。

店情報


【3軒目:「ホッピー仙人」のホッピー】

「ホッピー仙人」のホッピー

 3軒目は「ホッピー仙人」です。今日は生ホッピーはなしで、瓶の白か黒(すべて500円)。カウンター上に置かれたミックスナッツ(200円)や、じゃがりこ(100円)をつまみながら、みんなでホッピーを1杯ずついただきます。野毛で飲むときに、どうしてもここははずせませんよね。

 さぁ、次はどこだ!?

店情報前回

《平成20(2008)年10月29日(水)の記録》

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店情報: 立ち飲み「よりみち」(横浜市・桜木町)

  • 店名: たち呑み処「よりみち」
  • 電話: (非公開)
  • 住所: 231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町2-77
  • 営業: 17:00-23:00、木祝休
  • 場所: JR根岸線(京浜東北線)桜木町駅を山側(改札を出て右側)に出て、「野毛ちかみち」に降りる。野毛町側の出口を左方向に出てやや進み、ブリーズベイホテルの手前を右へ。野毛小路に入る。そのまま道成りに直進し、左手の「三陽」、右手の「福田フライ」を過ぎて、しばらく進んだ先、右手。
  • メモ: 平成20(2008)年4月にオープンした、キャッシュオンデリバリーの立ち飲み屋。
    アルコール:生ビール450、サワー(カルピス、レモン、グレープフルーツ、カシス、シークワァーサー)各350、生グレサワー400、酎ハイ(ウーロン茶、緑茶、水割り、お湯割り)各350。〔芋〕黒霧島400、吉兆宝山450、富乃宝山450、〔麦〕なかなか450。よりみち自家製梅酒400、日本酒一合350、ホッピー(白・黒)400(焼酎中200)、そば焼酎350、泡盛400、ソフトドリンク(ウーロン茶、緑茶、コーラ、オレンジ)各250。
    揚げ物:〔串揚げ〕さけ100、ぶり100、ぶたカツ150、あじ150、いか150、ハム150、うずら150、〔野菜〕玉ねぎ100、かぼちゃ100、ししとう100、長いも100、しいたけ100、にんにく100、〔変わり串〕ダチョウ150、イノシシ200、フォアグラ350、白子梅しそ150、〔唐揚げ(皿)〕ハモ唐200、なんこつ唐200、たこ唐200、かきフライ200、〔さつま揚げ他〕菜の花天150、クワイ生姜天150、魚ソー150、チーズフライ150。
    〔チョコッとおつまみ〕韓国のり100、冷やっこ150、ピリ辛やっこ150、枝豆200、浅漬け(白菜)150、〔おでん〕大根、玉子、いわしつみれ、はんぺん、ちくわ、白滝、ちくわぶ、牛すじ、各80(←オープン記念価格)、〔オール200円コーナー〕カリカリ鳥皮ポン酢、ホタテフライ(3個)、川エビ唐揚げ、若鳥唐揚げ(3個)(2008年10月調べ)

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