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2009年1月

〔コラム〕 「北島亭」でトリュフを食べる

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 冬場のトリュフの季節になると「北島亭」のメニューに登場する「トリュフとフォアグラのパイ包み焼き」。

 普通、よく見かけるフォアグラ&トリュフは、でんと大きいフォアグラの上に、スライスするなどした少量のトリュフがのっている、というスタイルですが、この「トリュフとフォアグラのパイ包み焼き」は、その立場がすっかり逆転。ごろりと大きくカットされたトリュフ2切れの間に、フォアグラがちょろりと挟(はさ)んであるという感じ。

 これをパイ皮で香りを封じ込めて焼き上げてくれるので、そのパイ皮にナイフを入れた瞬間に立ち上るトリュフの香りといったら……(遠くを見る目)。

 残念ながら今日は残り2人前しかなかったので、厨房のほうでスパッと半分にカットしたものを、我われ4人に出してくれました。

 そのトリュフのかたまりを、グサッとフォークに刺して口中へ。かりかりと噛み砕くと、喉(のど)の奥からもトリュフの香りがフワァーッと鼻腔に入ってきます。んー、幸せ。

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 今日の食事は、アンチョビのクロワッサンとメヒカリの揚げものという2品のアミューズから始まりました。

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 前菜(オードブル)は、1品目が「北島亭」名物の「生ウニのコンソメゼリー寄せ カリフラワーのクリーム添え」(3,150円)。今日のウニは利尻産だそうです。2品目は「生カキのマリネ フランボワーズの香り、サラダ添え」(2,500円)。カキの上にはキャビアものっています。

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 3品目は、カリッと焼きあがった「真鱈の白子のムニエル トマトソース添え」(4,200円)。もちろん中はとろけるようにやわらかい。これも冬場の楽しみですねぇ。前菜の間はテタンジェ(Taittinger)というシャンパンをいただきます。「北島亭」の料理は、すべてお酒(ワイン)に合うような味付けになっているので、ワインもどんどん進むのです。

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 そして、冒頭の「トリュフとフォアグラのパイ包み焼き」。今日のメニューには載っていない一品なのですが、となりのテーブルの人たちも食べていました。「北島亭」の冬場の名物です。トリュフの仕入れ値によって1皿(1人前)が1~2万円くらいになりますが、60グラムほどのトリュフが入っているので、ほぼトリュフの原価のまま程度なんだそうです。これで前菜は終了です。

 メインディッシュの1品目は魚料理。これまたメニューにはない鮭のソテーと、「銚子産のどくろ(赤ムツ)のバプール 青のりのせ」(6,300円)。それぞれ2人前ずついただいて、4人でちょっと分けっこです。というか、のどくろが残り2人前しかなくて、「残り2人分は鮭でどうですか?」と厨房に居るシェフが提案してくれたのでした。

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 そして肉料理。この時期はもちろんジビエ(狩猟によって捕獲された野生の鳥獣)ですね。そろそろ最後の時期かなという2品、「イギリス産 山しぎ(ベガス)のロースト サルミソース(貴重品)」(13,550円)と「蝦夷鹿 背肉のロースト ポワブラードソース(2人前)」(12,600円)を、これまた2人前ずつです。

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 デザートもたっぷりといただいて、気がつけばもう午後11時過ぎ。シャンパンのあと、ワインも3本もいただいてしまいました。

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 シェフやお店のスタッフのみなさんに見送られながら、「北島亭」を後にしたのでした。

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店情報前回

《平成20(2009)年1月24日(土)の記録》

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こんなところに名店が(後編) … もつ焼き「高松屋(たかまつや)」(雑司が谷)

シロ、レバ(タレ)


前編からの続き)

 店には、いかにも常連さんらしき男性ひとり客が、ひとり、またひとりと入ってきて、カウンター席を埋めていきます。常連さん同士はお互いによくこの店で顔を合わせるようで、入ってくるなり、「おぉ。昨日、あれからどうした?」なんて会話を交わしています。

 ほとんどのお客さんが注文するのは瓶ビールかハイサワー(400円)。すぐとなりのおじさんは燗酒(350円)を飲んでいます。

「焼き物、たのんでもいいかなぁ?」

 常連さんたちは、一様にそう確認しながら焼き物の注文をします。この店では、焼き台に空きがあるときだけ焼き物の注文をしてもいい、というこのお店だけのローカルルールがあるようです。みんながそれを守っている姿が、とてもいいですよね。

 さてさて。ビールの次は、何をもらいましょうか。ハイサワーはちょっと甘そうなので、ウイスキー(400円)にしようかな。

「ウイスキーはどういう飲み方ができるんですか?」

「水割りかロック。湯割りなんかもできますよ」とおにいさん。

「じゃ、水割りでお願いします」

 水割り用のグラスに氷が入れられ、サントリー・ホワイトがとくとくと注がれます。

 常連さんたちがそうしているように、私も「焼き物、注文していいですか?」と確認してから、シロ、レバをタレで、カシラを塩で注文します。一巡目のもつ焼きがあまりにも美味しかったので、残る3品もぜひ食べてみようと思ったのです。

 入口近くに入ってきた常連さんは、「厚揚げ、1個キープね。あとキュウリ」と注文。えっ? キュウリなんて、どこにも書いてないじゃん! しかし、「はい」と返事したおにいさんは、トントントンと支度して「はい、どうぞ」とモロキュウを差し出します。どうやら、モロキュウや、冷やしトマト、冷奴などの簡単なつまみは用意しているようです。

 もつ焼き以外に、野菜焼きも(メニューにはないけど)あるようで、カウンター上に置かれた笊(ざる)の中に、串を打ってスタンバイしたシシトウ、シイタケ、ネギなど並んでいます。

 さっきの常連さんがキープしていた厚揚げは、カウンター上に5~6個がブロックのように積み上げられていて、注文を受けて焼かれるようです。これがなくなってしまわないようにキープしたんですね。

 第二弾のもつ焼きが焼きあがってきたところで、ウーロンハイ(400円)をもらいます。

 ここのもつ焼きは、上から見ると楕円の形に、まん中が膨らむような刺し方になっていて、レバとカシラには、その一番太いところ(まん中)にネギが一切れはさんであります。焼き上がりがこれだけ大きいというのも素晴らしいですね。しかも、焼き方が丁寧で、焼き加減も抜群です。これはいいなぁ。

 ゆっくりと1時間半ほど堪能して、お勘定は2,250円。店のおにいさんに「よろしければまたどうぞ」と見送られながら店を後にしたのでした。どうもごちそうさま!

 さて後日談。すぐに再訪しようと、数日後の平日、午後9時前に「高松屋」に行ったのですが、暖簾(のれん)は出ていて、店内にも灯りがついているものの、赤提灯が消えている。ん? と思いながら入口引き戸を開けてみると、「ごめんなさい。今日は全部売り切れました」とおにいさん。店内は常連さんたちでいっぱいで、みなさんひとしきり食べ終えて、食後のおしゃべり中といった風情。ガビーン。やっぱりもっと早めに来ないといけないんですね。

 また、この店に行ってから、今回の記事を書くまでの間に、飲み仲間たちに「すごい店があったよー!」なんて話をしていたところ、歩く酒場データベース・Kさんは、すでに「高松屋」のことを知っていた(行っていた)ことが判明。さすがですねぇ。

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ウイスキー水割り / カシラ(塩)と秘伝の漬けダレ / ウーロンハイ

店情報前編

《平成20(2008)年12月20日(土)の記録》

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こんなところに名店が(前編) … もつ焼き「高松屋(たかまつや)」(雑司が谷)

「高松屋」


 今から1年ちょっと前、鬼子母神近くのそば屋、「和邑」で開催された「和服で蕎麦を愉しむ会」に出席したとき、そのすぐ近くに、とても気になるもつ焼き屋があったのです。

 店の名は、もつ焼き「高松屋」。ネットで調べてもほとんど情報はなくて、かろうじて見つけた「chokomaの日記」というブログには、『どんどん品切れが出てきて結局八時前には暖簾を下ろしてました。はは~ん。だからいつも開いてるのか閉まってるのかわかんなかったんだ~』なんてことが書いてあります。

 これは気合いをこめて、開店直後に行かなければ! ということで、土曜日の今日。満を持して「高松屋」へと向かったのでした。

 事前情報がまったくないので、何時に店が開くのかもわからない。早めにオープンする店もあるので、ひとまず午後4時半頃を目指して店に行ってみたところ、まだ開いていません。せっかくここまで来たので、鬼子母神堂や、他に良さそうな店がないかどうかなどを散策して、午後5時に再び店の前へ。まだ開いていない。うーむ。大通り(明治通り)に出て、近くの古本屋で30分ほど過ごして、また「高松屋」へ。やったー。今度は開いてました。午後5時半の開店なんですね。

 白字で「もつ焼」と書かれた紺の暖簾(のれん)をくぐり、入口引き戸をガラリと開けて店内へ。「いらっしゃいっ」と迎えてくれるのは、カウンターの中にいる親子と思しき男性ふたり。店内はL字で12人ほど座れるカウンター席があるほか、奥には小上がりの座敷席があって、そこに4人掛けの座卓が2卓置かれています。

 開店直後なのに、すでにカウンターの奥側には年配の男性客がふたり。私もそのふたりから2席ほど空けて手前に座ります。

 奥のおふたりはちょうどもつ焼きの注文をしているところ。年齢からして、かなりの常連さんかと思っていたのですが、どうもそうではない様子。ふたりでその辺を歩いていて、たまたま酒場があったから入ってきた、みたいな風情です。

「やきとりは5本ずつたのむの?」とふたり連れのおじさん。

 そうそう。私もそれが聞きたかった。壁のメニューには、もつ焼きは5本で600円と書かれていて、レバ、タン、ハツ、カシラ、シロ、ナンコツという6種類が、その横に書き出されているのです。もしかすると1品5本ずつ注文しないといけないのかなぁ、なんてちょっと心配になっていたところだったのです。

「いえ。1本ずつでかまいませんよ」と答える店のおにいさん。

「ふーん。それじゃ、やわらかいところを3本ずつちょうだい」

「はい、わかりました」

 もつ焼きは、カウンターの入口にある焼き台で、親父さんが焼き始めます。

「お飲み物は何にしましょう?」と、今度は私にたずねてくれます。

「瓶ビールをお願いします」

「キリンとサッポロがありますが」

「じゃ、サッポロで」

 すぐにサッポロ黒ラベル大瓶(550円)の栓が抜かれ、お通し(サービス)として小皿に盛られた塩豆が出されます。

「焼き物は順番にお聞きしますから、しばらくお待ちください」とおにいさん。

 小さな焼き台で、少量ずつ、親父さんがじっくりと目を凝らしながら焼くんですね。これは期待が持てます。

 壁のメニューにある肴(さかな)は先ほどのもつ焼きの他には、コブクロ(180円)と厚揚げ(450円)のみ。後はビール、日本酒、サワーなどの飲み物があるだけ。潔いほどシンプルです。

 先客ふたりのもつ焼きが焼き上がり、おにいさんが「お待たせしました。何を焼きましょう」と声をかけてくれます。

「タン、ハツ、ナンコツと、あとコブクロを、塩で1本ずつ」

 はじめての店では、まずタンやハツなどの、肉っぽいモツを注文して様子を見ることが多いのです。それらで変な臭いを感じたりする場合は、レバやシロなどの本格的な内臓系は避けたほうがいいということになります。

 ナンコツはその店の下ごしらえの丁寧さなどが比較的わかりやすい一品です。コブクロは、これだけが他のものとは別メニュー、別価格になっていたので、試しにたのんでみたような次第です。

「コブクロは味付きなので、それで焼きますね」とおにいさん。「はい、それでお願いします」

 目の前で一所懸命焼いてくれる親父さんの姿を眺めながら待つことしばし。ハツ、ナンコツ、タンが出され、すぐにその上に焼きあがったコブクロものせてくれます。あわせて出される小皿には、醤油っぽい漬けダレ。

「よろしければ、塩焼きのものを漬けて食べてみてください」とおにいさん。

 どれどれと、さっそくタンを漬けて食べてみると、ニンニク醤油っぽい、コクと風味のあるタレ。おぉっ。これはいいですねぇ。横浜あたりの焼き鳥屋で、ニンニク味噌が出されますが、ニンニク醤油というのは初めてです。

 ハツには、表面に隠し包丁というんでしょうか、浅い切り目が数本走っていて、プリプリ感を保ったまま、非常に食べやすい仕上がりになっています。ナンコツもいいですねぇ。

 コブクロの味付けは、これまた醤油系。これまで他の店で、ガツ醤油やテッポウ醤油は好んで食べてきましたが、コブクロ醤油というのも合うんですね。これも初めて知りました。

後編に続く)

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瓶ビールと塩豆 / 上がコブクロ / 下はハツ、ナンコツ、タン(塩)

店情報

《平成20(2008)年12月20日(土)の記録》

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店情報: もつ焼き「高松屋(たかまつや)」(雑司が谷)

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  • 店名: もつ焼「高松屋」
  • 電話: 03-3985-5152
  • 住所: 171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-10-6
  • 営業: 17:30-22:00、日月休
  • 場所: 地下鉄副都心線・雑司が谷駅、または都電荒川線・鬼子母神前駅から、鬼子母神表参道入口を鬼子母神(雑司が谷・鬼子母神堂)に向かって進む。50mほど先のY字は左側へ進み、そのまま道成りに、右手の鬼子母神を通り過ぎた先、左手。駅から徒歩7分ほど。
    目白駅、池袋駅の両駅からも徒歩15分ほど。鬼子母神西参道商店街を入った先、右手。
  • メモ: カウンター12席、奥の小上がりに4人掛け2卓の、全20席。もつ焼き(レバ、タン、ハツ、カシラ、シロ、ナンコツ)5本600(1本ずつ注文も可らしい)、コブクロ180、厚揚げ450、野菜串はカウンター上の笊にあるもの(シシトウ、シイタケ、ネギなど)。ビール大瓶(キリン、サッポロ)550、清酒二級350、冷酒400、ウーロンハイ400、ハイサワー400、ウイスキー400、コーラー250。(2008年12月調べ)

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ウインナーの玉子とじ … やきとり「大船(おおふな)」(白金高輪)

ウィンナー卵とじ


 金曜日。横浜の職場から、都内の自宅への帰り道にやってきたのは白金高輪(しろかねたかなわ)駅のすぐ近く、魚籃坂下(ぎょらんざかした)にあるやきとりの「大船」です。

「なんで横浜からの帰り道が白金高輪なの?」

 と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、横浜方面から京急電車に乗って、品川駅のひとつ先、泉岳寺(せんがくじ)駅で降りると、そこから魚籃坂下の交差点までは大通り(東京都道415号・高輪麻布線)1本、約1キロの距離なのです。(ただし、ジワッと上り坂です。)

 ここ魚籃坂下は港区の南西の端のほうに位置し、西は渋谷区、南は品川区と境を接しています。また港区の中でも、このあたりの町名は三田ですが、道路の西側は白金、南側は高輪と、これまた三つの町が境を接している、おもしろいエリアなのです。

 目指す「大船」に着いたのは午後8時前。ガラリと引き戸を開けて店内に進むと、L字の立ち飲みカウンターだけの1階店内は、ゆるやかに8~9割り程度の入り。

 非常に特徴的なのは、ここ1階フロアにはサラリーマンのグループ客がいないことで、ほぼすべてのお客さんが、大人の男性ひとり客だということ。そして、それぞれのお客さんは、ひと目でそれと分かるほどの常連さんばかりで、店の空気にすっかり溶け込んでいます。

 私も入ってすぐのカウンターに立ち、まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶、570円)と、冬場の名物らしい「にこみ」(400円)をもらいます。なにしろ、壁に貼られたメニューの「にこみ」のところが花丸で囲まれてますもんね。「これは注文しなきゃ」と思ってしまいます。

 すぐに出された「にこみ」は、シロ(腸)を中心に、大根、コンニャクを煮込んだ、比較的あっさりとしたタイプ。汁まで全部いただくことができます。「にこみ」は10月から翌年4月までの季節限定ものなんだそうです。

 その煮込みを写真に撮っていたら、すぐとなりから「もしかして?」と声をかけてくださったのは、なんと「東京スカパラダイスオーケストラ」(←リンク先は音が出ます。)のベーシスト・川上つよしさん。川上さんは、昨日、本所吾妻橋の「わくい亭」で、「古典酒場」の取材だったのだそうです。(そのときの取材の様子はこちら。)

 常連さんばかりの1階フロアで、川上さんと私のふたりだけが新参者といった感じ。川上さんご自身も酒場好きということもあって、初対面とは思えないほど共通の話題がたっぷりです。(お店自体は、一見さんを排除するような雰囲気はまったくなくて、非常にいい居心地です。)

 煮込みに続いては、看板メニューのやきとり(もつ焼き)を注文しようと思っていたのですが、まわりの常連さんを見ると、やきとりを注文する人はあまりいなくて、ほとんどのお客さんは、カウンターの上段に2段重ねに並べられた大皿料理を注文しています。

 ずらりと並ぶ大皿料理は日替りで、今日はギンダラてり焼き(450円)、ハタハタ焼き(450円)、菜の花辛子和え(350円)、生ハムサラダ(400円)、豚肉おろしかけ(350円)、エシャレット(350円)、じゃがバター(350円)、大学いも(350円)、ほうれん草ゴマ(350円)、ベーコンポテト(350円)、生こぶ煮(350円)などなど、その数ざっと25種類ほど。

 そんな中から、むかごバター(350円)を注文すると、大皿から取り分けたムカゴ(下茹でしたもの)をフライパンでバター炒めして仕上げてくれます。

 ビールに続いての飲み物は樽ハイ(ウォッカ・ハイボール、300円)。プレーン、レモン、すだち、巨峰、梅と5種の味が選べる中、シンプルにプレーンをいただきます。

 このお店、2階はテーブル席になっていて、そちらはグループ客も多い様子。私自身、前回、グループで来たときは2階席に入ったことを思い出します。その2階からは、やきとりの注文も続々と入っているようです。やきとりは、レバ、シロ、ハツ、タン、カシラ、ナンコツ、純とり、つくね、といった定番ものは1本120円。

「づけ焼(2本250円)って何でしょう。気になりますね」と川上さん。

「ホントだ。なんでしょうね。マグロかなぁ…」(正解は後ほど)

 なんて言いながらメニューをながめていると、その焼き物メニューのすぐ下に「大人気、炒め物メニュー」というコーナーがあり、もやし炒め(350円)、アスパラ・エリンギ・イカ炒め(450円)、レバニラ炒め(450円)、にら玉(350円)、ウィンナー卵とじ(350円)の5品が並びます。うーん。づけ焼にも引かれるけど、この炒め物もいいですねぇ。

「すみません。ウィンナー卵とじをお願いします」と、カウンター内の上品なおかみさんに注文します。カウンター内では、店主夫婦とその息子さんといった風情の3人が働いており、それとは別に2階を担当するスタッフも何人かいる様子です。

 熱々でボリュームもたっぷりのウィンナー卵とじで〆て、午後9時前まで、1時間ほどの立ち飲みは、1,970円でした。どうもごちそうさま。川上さん、お先に!

 あ、そうだ。づけ焼の件。後ほど川上さんから『会計の際にさりげなく女将さんに伺ったところ、「カシラ肉をにんにくダレに漬け込んだもの」との事でした』というメールをいただきました。これが「づけ焼って何でしょう」の答えです。

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にこみと瓶ビール / むかごバターと樽ハイ / ずらりと大皿料理

店情報前回

《平成20(2008)年12月19日(金)の記録》

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昔ながらの牛もつ煮込 … やきとり「鳥佳(とりよし)」(横浜市・上大岡)

昔ながらの牛もつ煮込み


 久しぶりに上大岡(かみおおおか)のやきとり(もつ焼き)屋、「鳥佳」にやってきました。

 「鳥佳」は、つい最近、改装工事を終えて、完全個室の『はなれ』もオープンしたのだそうです。それによって、店は総席数62席というキャパシティになり、『はなれ』の2階では最大25名規模の宴会もできるようになりました。これに加えて、総席数25席の姉妹店「一火(いちか)」もオープンしていますので、両方あわせると90席弱の規模を持つ、大きなもつ焼き店になりました。

 横浜市内も、京急本線やJR根岸線で、横浜駅から南下する方面にはほとんどもつ焼き屋はないので、「鳥佳」「一火」の存在は貴重です。私が知っている範囲では、それ以外では石川町駅近くの「車橋もつ肉店」と、横浜市内ではありませんが大船の「正一合(しょういちごう)」くらいでしょうか。(みなさまからの情報をお待ちしております。)

 さて「鳥佳」。今回の改装によって、これまでの店舗部分も改装されていて、カウンター席のある1階右手(駅から見て奥側)の入口を入ると、店の奥側も厨房スペースになっていて、奥にあったテーブル席はなくなっています。こちら側のテーブル席は、カウンター背後にある小さな2卓(それぞれ2人掛け)のみ。ほぼカウンター中心といっていい造りになっています。

 そのカウンターの1席に座り、小腹セット(700円)、おまかせセット(1,200円)、鳥佳セット(2,000円)と3品あるセットメニューの中から、今日はおまかせセットを注文し、チューハイ(420円)をもらいます。

 ちなみに小腹セットは、おまかせのやきとりが6本のコース。通常のやきとりは、ほぼ1本150円なので、本来であれば900円のところが700円で済むという、お得なセットなのです。おまかせセットは、その小腹セットに何か1品(通常は煮込み)が付くというもの。

 今日も、おまかせセットの第1弾として、単品で注文すると500円の「昔ながらの牛もつ煮込み」が出されます。以前は小鉢で出される「もつ皿」と、小鍋で出される「もつ煮込み(とうふ入り)」という二つのメニューがあったのですが、改装後はこの「昔ながらの牛もつ煮込み」1品に集約されたようです。

 続いては焼き物。まずはピーマン、カシラ、タン、ハツの4本がそれぞれ塩焼きで出されます。皿の横にはキャベツの漬物も添えられています。追いかけるように別皿でシロとナンコツをタレ焼きが出されて、「これでセットは終了です」という声がかかります。

 ナンコツのタレ焼きも、すっかりこの店の名物的な存在になってますねぇ。

 店内は、店主の他に、若い男女が5名が働いています。飲み物のおかわりとして「幻の梅サワー」(420円)をたのむと、店主から飲み物を作るスタッフに「マボウメひとつ!」と注文が通されます。

 幻の梅サワーは、グラスの下のほうに梅シロップのような液体が入り、そこから上部に向かって徐々に透明になっていくサワー。これに大きな梅干しが1個入ります。この梅をつぶしながら、全体をかき混ぜていただきます。

 本当は、レバ塩若焼き(150円)や自家製のうずら~の卵(250円)なども食べようと思っていたのですが、おまかせセットのボリュームが意外とあって、この時点でもう満腹。ちょうど1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は2,040円でした。どうもごちそうさま。

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ピーマン、カシラ、タン、ハツ(塩) / シロ、ナンコツ(タレ) / 幻の梅サワー

店情報前回

《平成20(2008)年12月18日(木)の記録》

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定食屋でちょいと一杯 … 中華食堂「朝陽(ちょうよう)」(阿佐ヶ谷)

ハムエッグとビール


 某所でのお呼ばれのあと、阿佐ヶ谷まで戻ってきて、最後にもう1軒ということで、ひとりで入ったのが、中華定食の「朝陽」です。カウンター8席ほどの小さな店を、以前は店主夫婦で切り盛りされていたのですが、奥様が2008年1月に52才の若さで急逝されて、今はご主人おひとりでお店を守っています。

 土曜日、午後9時半の店内には先客は3人ほどで、みなさん8種類ほどの定食(550~700円)を食べているようです。遅く(24時)まで開いているということもあって、遅い時間帯でも食事を取っているお客さんが多いお店なのです。

 お酒を飲んでいるお客さんはあまり見かけないのですが、メニューにはビール(キリンラガー中瓶、500円)とお酒(剣菱、400円)の2つが載っています。

 さっそくビールをもらって、ハムエッグ(200円)を注文すると、あっという間に調理されたハムエッグは、たっぷりの千切りキャベツの上に、ハム3枚、玉子2個という、ボリュームあるハムエッグです。

 こんなハムエッグを200円で食べることができるところが、定食屋ならではのすごいところですよねぇ。大衆酒場で、このハムエッグを食べると、おそらく350~400円くらいだろうと思います。

 大衆酒場の場合には、このハムエッグが立派な肴(さかな)のひとつとなるんですが、定食屋の場合にはサイドメニューのひとつ。定食をひとつもらって、そのおかずではちょっと足りないから、もう1品、なにかもらおうかな、というときに注文するものなので、安い価格設定になっているようなのです。

 そのかわり、酒類は高い価格設定になっている定食屋が多いのですが、この店は酒類も安いんだからありがたい。(かといって、飲み物とサイドメニューだけでおしまいというのはご法度ですからね!)

 ちなみに、この店の他のサイドメニューは、生玉子(50円)、納豆(100円)、冷奴(120円)、目玉焼(150円)といったところ。サイドメニューの中では、このハムエッグが一番高級品です。サイドメニュー以外の単品メニューも数多く、餃子(400円)や、人気の玉ブタ(豚肉を玉子で閉じてとろみをつけたたもの、500円)などが400~600円ほどでずらりと並びます。

 そろそろビールもハムエッグもなくなるかな、というところで、タンメン(600円)を注文します。

 麺類も、ラーメン(500円)、みそラーメン(600円)、タンタンメン(600円)、チャーシュー麺(650円)、モヤシソバ(650円)、五目ソバ(650円)、焼きソバ(650円)などのメニューがずらりと並んでいます。

 タンメンは、モヤシ、キャベツ、ニラ、ニンジンなどの野菜を、豚肉とともに炒めた野菜炒めにスープを入れて、茹でた麺にかけた塩味のラーメン。上京してきてからはじめてお目にかかった、関東地区特有のメニューです。

 感覚的にはラーメンとちゃんぽんの間の、少しラーメン寄り、といったところ。元々ちゃんぽんが大好きなので、タンメンも好みです。野菜からでる自然な甘さがいいんですよねぇ。

 1時間ほどゆっくりして、お勘定は1,300円でした。どうもごちそうさま。

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「朝陽」 / ハムエッグのハム / タンメン

店情報前回

《平成20(2008)年12月13日(土)の記録》

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夕食会の前夜&後夜祭 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

夕食会用のアンコウ


 毎月恒例の「竹よし」の夕食会。今月は冬場の人気食材・アンコウだということで、開催日前日の今日、会社帰りに寄り道してみると、ちょうどそのアンコウのお披露目中。4人掛けのテーブルとほぼ同じ大きさの、でっかいアンコウです。

 こうやって丸ごと1尾の食材を見ようと思うと、前日に来るしかないんですよねぇ。明日の朝には、もう下ごしらえのためにさばかれてしまいます。

 これまた明日の食材だというハタハタも、たっぷりと箱買いです。卵(ブリコ)いっぱい入ってるんでしょうねぇ。お腹がプクンと膨らんで、いかにも美味しそうです。

 そんな明日の食材を終えて、おもむろにカウンター席の一角に腰をおろし、まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ、500円)からスタートすると、今日のお通し(200円)は小柱とシラスの酢の物です。

 なにしろ今日は刺身が食べたい気分。能登産とろさば(750円)、北海産ひげたら(600円)、たいら貝(650円)などが並びますが、結局どれか1品には決めきれず、刺身の盛り合せ(1,000円)を注文します。

 刺身の盛り合せは、天ぷら盛り合せ(1,000円)などとともに、この店の名物のひとつ。その日のおすすめの刺身が5点盛りで出されるのです。今日の盛り合せはヒゲタラに、赤エビ、スズキ、マグロ、サバ。マグロは脂がよくのったトロで、サバは軽くシメたもの。これにはもちろん燗酒(菊正宗、350円)をもらいましょうね。

 この刺身盛り合せだけで、もう十分なくらいのボリュームはあるのですが、今日は金曜日の夜。もう1品、今度はかき揚げ天ぷら(750円)をいただきます。

 「竹よし」の看板に、「天ぷら・魚料理」とあるとおり、天ぷらは「竹よし」の看板メニューでもあるのです。今日はいつもの天ぷら盛り合せ(1,000円)、野菜天ぷら盛り合せ(750円)、かき揚げ(750円)に加えて、生はぜ天ぷら(750円)もラインナップに加わっています。

 燗酒をおかわりして、待つことしばし。出てきたかき揚げの中身は、なんと白子と生はぜ。これはうまいっ。

 閉店時刻の午前0時過ぎまで、3時間以上くつろいで、今日は3,500円でした。うぅーっ、満足。

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小柱とシラスの酢物 / 刺身盛り合わせ / かき揚げ

            ◆   ◆   ◆

 夕食会の翌日の日曜日。午後5時半頃に「竹よし」に到着し、今日はいきなり燗酒(350円)から始めます。お通し(200円)は、湯葉と冷奴、高野豆腐という、豆腐三兄弟(?)の盛り合せ。金曜日の小柱とシラスの酢の物もよかったですが、これもまたいいですねぇ。

 昨日の第82回となる夕食会では、アンコウが刺身、鍋(どぶ汁)、雑炊、アン肝生食、アン肝豆腐として出され、副食材として子持ちハタハタ姿焼きが出されたのだそうです。

 そうでした、そうでした。金曜日に夕食会用の食材を見せてもらったときに、主食材のアンコウもさることながら、副食材のハタハタも美味しそうだったんですよねぇ。

 聞けば、まだハタハタも残っているとのことで、さっそくそのハタハタ焼き(500円)をいただきます。

「子持ちのハタハタを焼くのは難しいんだよねぇ。焼きすぎるとブリコ(←ハタハタの卵)が硬くなりすぎて、とても食べられたもんじゃない。かといって火が通ってない生だと調子が悪い。ちょうどいいタイミングで焼き上げないといけないんだ」

 そう語ってくれるのは、東北出身のお客さん。なるほどなぁ。

 さぁ、そして出てきたハタハタは、頭が黒く焦げるほどよく焼かれたもの。「どれどれ」とお腹の辺りを、ぱくりと齧(かじ)ると、中からはブリコがとろりと流れ出します。やぁ、これがちょうどいい焼き加減なんですね。うまいうまい。

 燗酒2本で、1時間半ほどの滞在は1,400円でした。どうもごちそうさま。

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冷奴、高野豆腐、湯葉 / ハタハタと燗酒 / あふれ出るブリコ

店情報前回

《平成20(2008)年12月12日(金) & 14日(日)の記録》

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レバーベーコンで一献 … 洋食「センターグリル」(横浜市・桜木町)

レバーベーコン


 まだまだ平日の木曜日。仕事を終えてから、友人と落ち合って向かったのは野毛の老舗洋食屋、「センターグリル」です。

 洋光台にある「センターグリル洋光台店」には何度か行ったことがあるのですが、その本家本元である、こちら野毛の「センターグリル」は初めてです。楽しみ楽しみ。

 店の入口には、カップスープ(230円)、スパゲティランチ(750円)、浜ランチ(1,050円)、スパゲティナポリタン(700円)、特製オムライス(850円)、カツカレー(900円)、チーズハンバーグ(ライス付、950円)という、この店の名物料理の紹介と共に「お二階へどうぞ…」という言葉が書き添えられています。

 店の入口は1階にあって、本などでもよく見かける「CENTER GRILL」と書かれた、お店のシンボルマーク付きの青いファサードテントもその入口上にあるのですが、そこから入った1階店内は奥に厨房らしきところはあるもののガランとしていて、みんな奥の階段から2階に上がっていく仕組みです。

 2階に上がると、階段の左手から後方(店の正面側)、および階段の右前方に二つの空間が広がっています。

「いらっしゃいませ。お好きなところへどうぞ」

 と言われるままに、我われは先客の多い、階段左手側の空間に並ぶテーブル席のひとつに座って、まずはとりあえず瓶ビール(サッポロ黒ラベル中瓶、550円)を1本もらって乾杯します。

 プハァーッ。うまいっ。冬になっても、やっぱり最初の1杯はビールですねぇ。

 ビールを飲みながら、ゆっくりとメニューを確認しながら友人と相談し、主たる肴(さかな)はレバーベーコン(900円)にすることに決定。それを待つ間にアスパラサラダ(値段は失念)をもらうことにします。

 なぜ値段を失念しているかというと、ここ「センターグリル」はお店の公式サイトがある上に、ぐるなびにも出ているので、「あとで調べよう」と思って、あまり真剣に値段チェックをしていなかったのでした。ところが、あとで見てみると、これらのサイトにはメニューの一部しか載っていなかったのでした。残念!

 閑話休題。予想どおりあまり待つこともなく出されたアスパラサラダは、ホワイトアスパラにマヨネーズをかけたもの。甘みのなかに、ちょっと感じるアスパラのえぐみがいいんですよねぇ。こりゃワインかな。ワインはフルボトルが2,100円で、赤をもらいます。

 そのワインが出てくるよりも早く、レバーベーコンも登場です。早いなぁ。

 レバーベーコンって、どういうことなんだろう。レバーのベーコンってなに? なんて思っていたのですが、出てきてみると下味をつけて唐揚げしたレバーの横に、炒めたベーコンが添えてある、という料理でした。他にも、キャベツの千切りや、ポテトサラダ、ケチャップのスパゲティが添えられていて、けっこういいボリュームです。

 そして出てきたワインは、「センターグリル」ならではの、甲州葡萄工房の塩山(えんざん)ワイン。昭和21年の開業当初から、ずっとこのワインなんだそうです。このワインがまた美味いのです。

 最後にもう1品と、季節の牡蠣グラタンを追加。生ガキや、カキフライ、カキのバター焼きなどもいいですが、表面がカリッと焦げたチーズといっしょに、ベシャメルソースに絡めて、ハフハフいただくカキもまた最高の旨みですねぇ。

 ゆっくりと1時間半ほどの滞在は、ふたりで5,250円(ひとりあたり2,625円)でした。

 ということは、アスパラサラダと牡蠣グラタンを合わせて1,700円だったんですね。アスパラサラダが600円くらい、牡蠣グラタンが1,100円くらいといったところかな。どうもごちそうさまでした。

 このあと、久しぶりとなるバー「クラーク」で、ジントニックなどをいただきながら二次会。一次会、二次会ともに洋風に過ごした、横浜の夜でした。

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アスパラサラダ / 塩山ワイン / 牡蠣グラタン

店情報

《平成20(2008)年12月11日(木)の記録》

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店情報: 洋食「センターグリル」(横浜市・桜木町)

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  • 店名: センターグリル
  • 電話: 045-241-7327
  • 住所: 231-0063 神奈川県横浜市中区花咲町1-9
  • 営業: 11:00-21:45(21:15LO)、月休(祝日営業)
  • 場所: JRや横浜市営地下鉄の桜木町駅下車。野毛ちかみちの南2出口を出て、根岸線と平行する大通り沿いを、右手のブリーズベイホテルを通り過ぎて進み、初めての信号交差点(桜川橋北)を右折して、道路(桜通り)右側の歩道を道成りに2ブロック(1ブロック目の右手が野毛中央通り)ほど進む。右手の野毛柳通りに入ってすぐ左側が「センターグリル」。「場所がわからなくなってしまった時にはご遠慮なくお電話ください」とのこと。
  • メモ: 昭和21(1946)年、戦後の野毛闇市に創業した老舗洋食屋。公式サイトぐるなびあり。
    〔おすすめメニュー〕グラスビール300、カップスープ(ポタージュ or コンソメ)230、スパゲッティナポリタン700、特製オムライス850・サラダ付1,070、オムハヤシライス850・サラダ付1,070、カツカレー900・サラダ付1,120、イタリアンハンバーグ(ライス付)950、チーズハンバーグ(ライス付)950、レバーベーコン(ライス付)1,050、シーフードミックスフライ(エビ+カキ+白身魚+ライス付)1,050、ハンバーグ&エビフライセット1,050、浜ランチ(オムライス+チキンカツ+サラダ)1,050。
    〔食べもの〕《オードブル》オードブルA 700、オードブルB 1,500、オードブルC 1,400。
    《スープ》カップスープ(ポタージュ or コンソメ)230、ポタージュスープ450、コンソメスープ450。
    《魚介料理》魚フライまたはバター焼き800、サーモンフライまたはバター焼き800、カキフライ800、エビフライ1,150、帆立貝柱フライ1,150。
    《肉料理》ハンバーグステーキ750、しょうが焼き750、ポークカツ750、上ポークカツ1,050、チキンカツまたはソテー900、チキンピカタ900、レバーベーコン900、ポークチャップ1,050、ビーフシチュー1,050、タンシチュー1,200、ヒレカツ1,150、ヤングステーキ1,050、サーロインステーキ2,600。
    《パスタ》スパゲッティーイタリアン700、スパゲッティーナポリタン700、スパゲッティーミートボール750、シーフードスパゲッティー850、スパゲッティーボロネーゼ850、マカロニグラタン850、カキグラタン1,050、エビグラタン1,150、ドリア(チキンとハム、エビ、シーフード)サラダ付1,250。
    《ランチ》ランチ(チキンカツ、ハムステーキ、サラダ、ライス)650、上ランチ(チキンピカタ、エビフライ、スパゲッティ、サラダ、ライス)850、スパゲッティーランチ(スパゲティイタリアン、チキンカツ、サラダ、ライス)750、浜ランチ(オムライス、チキンカツ、サラダ)1,050、特製浜ランチ(特製オムライス、チキンカツ、サラダ)1,250、野毛ランチ(スパランチにカレーまたはハヤシソースが付いたもの)1,050。
    《玉子》ハムエッグ700、フライエッグ600、オムレツ700。
    《サラダ》ハーフサラダ280、生ヤサイ550、ポテトサラダ550、アスパラ650、ハムサラダ650、ミックスサラダ750。
    《ライスやトースト》ハヤシライス650、チキンライス650、フライライス650、オムライス650、オムハヤシライス850、特製オムライス850、カレーライス650、特製辛口カレー750、カツカレー900、辛口カツカレー1,000、ライス150、バターロール230、バタートースト230、ジャムトースト230、フレンチトースト600。
    (ハヤシライスから辛口カツカレーまでのメニューにはプラス220でサラダが付く。)
    (特製オムライスとオムライスの違い。特製オムライスはケチャップチキンライス、オムライスは白いライスです。どちらもたppるち半熟卵がかかっています。)
    《サンドウィッチ》ハムサンド650、エッグサンド650、ヤサイサンド650、ハンバーグサンド750、カツサンド750、ハムエッグサンド750、ミックスサンド750。
    〔飲みもの〕サッポロ樽生ビール500、サッポロ樽生グラスビール300、サッポロ黒ラベル中瓶550、お酒450、麦焼酎(ロック or 水割り)450、麦焼酎(ボトル)2,100、ワイン(ボトル)2,100、ハーフワイン1,100、コーヒー350、紅茶350、ミルク350、アイスコーヒー350、アイスティー350、ジュース350、コーラ350、三宝柑シャーベット450。
    〔御案内〕当店は、出張パーティー専門店として行き届いたサービス、心を込めたお料理をモットーとし、お集りのみなさまにご満足のいただけるよう、努力いたしております。
     10名様ぐらいの小さなホームパーティーから、謝恩会・新築落成等の大勢のお客様のパーティーまで、ご宴会の機会がございました節にはご用命ください。
     なお、当店2階においても、ご予算に応じて25名様ぐらいまでのパーティーをお受けいたしておりますので、ぜひご利用ください。(2013年9月調べ)

    〔料理〕ナポリタン700、スパランチ(ナポリタン、チキンカツ、ライス、サラダ)750、カツカレー900、浜ランチ(オムライス、チキンカツ、サラダ)1050、上ランチ850、オードブル700~、サーモンフライ又はバター焼き800、エビフライ1150、帆立貝柱フライ1150、ハンバーグステーキ750、しょうが焼き750、レバーベーコン900、ビーフシチュー1050、タンシチュー1200、ヤングステーキ1050、スパゲティーイタリアン700、スパゲティーナポリタン700、スパゲティーミートボール750、スパゲッティボロネーゼ850、マカロニグラタン850、エビグラタン1150、ドリア(チキンとハム、エビ、シーフード)1250、ハヤシライス650、チキンライス(ケチャップで炒めたごはんを卵で包んだもの)650、フライライス650、オムライス(白いごはんに、ふんわり卵がのったもの)650、特製オムライス(ケチャップで炒めたごはんに、ふんわり卵がのったもの)850、オムハヤシライス850、カツカレー900、辛口カツカレー1000、ヤサイサンド650、ハンバーグサンド750、カツサンド750、チキンカツ・ハムステーキ650、カップスープ(ポタージュ又はコンソメ)230、イタリアンハンバーグ(ライス付)950、チーズハンバーグ(ライス付)950、カキフライ(ライス付)950、シーフードミックスフライ(エビ・カキ・白身魚・ライス付)1050、ハンバーグ&エビフライセット(ライス付)1050。
    〔飲み物〕コーヒー、紅茶、ミルク、アイスコーヒー、紅茶、ジュース、コーラ 以上各350。ビール550、生ビール500、お酒450、ワイン2100、ハーフワイン1100、三宝柑シャーベット450、グラスビール300。(2008年12月調べ)

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燗酒もはじまりました … 居酒屋「ねこ屋(ねこや)」(築地)

ぶり大根と燗酒


 なつかしの「山本」(豊洲)を出て、このあたりまでやってくると、ぜひ寄って帰りたいのが和服に割烹着の美人女将の店、「ねこ屋」ですね!

 豊洲駅から地下鉄有楽町線に乗り込んで2駅。新富町(しんとみちょう)駅の4番出口を出て、聖路加病院の脇を抜けると、そこはもう「ねこ屋」です。

 平日(水曜日)ながら、午後7時半の店内は大勢のお客さんでにぎわっており、カウンターのお客さんにちょっとずつ詰めあってもらって、なんとたった5席しかないカウンターのど真ん中に陣取ります。

「おっ。燗酒もあるんだ。じゃ、大倉(山廃特別純米・瓶燗火入れ)を燗でお願いします」

「そうなんです。燗酒もはじめたんですよ」と金属製の酒器で燗をつけてくれる美人女将。

 すぐに出してくれる今日のお通し(席料も含めて500円)はマンボウの腸です。ガツ(豚の胃)にも似た、いい弾力感ですねぇ。

 それにつけても、この燗酒のうまさよ。私自身は、どちらかというと冷酒よりも燗酒が好きなので、こうやってきっちりと燗をつけてくれるお店はたまりません。「いいねぇ、このお酒」。美人女将の前で目じりも下がりっぱなしです。

 そしてまた、今日もメニューがすばらしい。ねこ屋のおすすめ★生まぐろ中トロ炙りと刺身(900円)、生まぐろと甲いかの刺身盛り合わせ(900円)、ぶり大根(650円)、熱々美味★白子の博多焼き(750円)、ぷりぷり牡蠣の葱ときのこの田楽焼き(700円)、甲いかと葱のバター焼き(650円)、鴨と鳥なんこつつくね入り小鍋(750円)、自家製★水餃子青菜添え(600円)、ハムポテトサラダ(500円)、和牛もつ煮込み豆腐(600円)、新潟産・三福豚の西京味噌漬け焼きとキャベツ(700円)、北海道しらぬか産・本ししゃも雄(2匹、600円)、のどくろ丸干し焼き(小さめ2匹、700円)、乾物あぶり2点盛り(本ししゃも・えいひれ、600円)、カマンベールチーズ酒盗がけ(600円)、いぶりがっこ・白菜の浅漬2点盛り(550円)、釜玉うどん(500円)、ねこベーコンと酒盗2種類のピザ(700円)という18品です。いずれも呑ん兵衛好みする品書きである上に、一番高いものでも900円というのが嬉しいではありませんか。

 そんな中から、目の前でコトコト煮ているブリ大根(650円)をもらうと、飴色、トロトロの大根とともに、ブリの頭の部分と身の部分がたっぷりとお皿に盛られます。ックゥ~ッ。これはもう骨までしゃぶり尽くさなきゃね。燗酒もおかわり、おかわり!

 水曜日ということもあってか、カウンター席は仕事帰りの、いかにもまじめそうな男性ひとり客ばかり。

「みんさん、よくいらしてくれるんですよ~」

 と女将もうれしそうです。自らも酒場好きだった女将が、「いつかは自分でも居酒屋を」という夢を実現させて、2008年3月に開店したこのお店。新聞や雑誌でも紹介されて、今や入れないことも多い人気店になりました。

 チラッとだけ顔を出して失礼する予定が、今日もまた、じっくりと2時間以上も腰を据えてしまい、今日のお勘定は2,600円。

「ありがとうございました。階段、気をつけてくださいね」

 という女将の言葉に見送られながら、店を後にしたのでした。

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まんぼうの腸 / ぶり大根 / バックバーに並ぶ一升瓶

店情報前回

《平成20(2008)年12月10日(水)の記録》

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魚介類が安くて美味い … 大衆酒蔵「山本(やまもと)」(豊洲)

まぐろ中おち


 豊洲での仕事を終えて、わが懐かしのこの1軒、「山本」にやってきました。

 今から8年ほど前、平成13(2001)年9月まで、私の職場もこの地にあったのです。そのころ、よくやって来ていたのが魚介類が安くて美味いこのお店だったのです。

 前回来たのが、職場移転の1年前くらいだから、実に10年ぶりです。本当に懐かしいなぁ。

 ガラリと引き戸を開けて、開店直後の店内へ。店を切り盛りする店主夫妻は昔のまま、ちっとも変わっていません。というか、10年ぶりなのに、おかみさんはむしろ若くなってるような感じがするなぁ。

 店内は右手にL字カウンター約15席。左手には4人掛けのテーブル席が2卓あって、その奥がお手洗いになっています。このカウンター中央部から奥側。後ろがお手洗いの壁になっていて狭くなった部分が、常連さんたちのエリアです。

 私はそのすぐ手前の、常連さんじゃなくても入れるぎりぎり奥の席に陣取って、まずはホッピー(450円)を注文すると、年季の入った「宝」の一升瓶から注がれる焼酎は、氷入りのホッピージョッキにたっぷりと7分目ほど。この濃さがいいですねぇ。

 私がホッピーの初めて出会ったのが、この豊洲の地。豊洲交差点のすぐ近くにあった、コの字カウンターの大衆酒場でした。とろりと旨みのある牛レバ刺しで飲むホッピーの美味しさにびっくりしたものでした。この近くには、昔からホッピーを置いている酒場が多かったのです。

 ッカァーッ。効くなぁ、このホッピー。ここは魚介類が売りの店なので、牛レバ刺しはありませんが、そのかわりに、昔からこの店の名物料理でもあったマグロの中落ち(390円)をもらいます。390円という値段ながら、出されたマグロの中落ちは、たっぷりと12切れ。この安さとボリュームが「山本」です。ちっとも変わってないなぁ。

 こういう旨みの強い、コクのあるつまみに、濃い目のホッピーがピシャリと合うんです。ホロッと苦い、ホップの味わいがいいのかな。

 お客さんは開店直後から続々と入ってきて、開店30分後の午後5時半には、ほぼ満席。いやぁ、この出足は昔よりもすごいかも。ますます人気が高くなってるんですね。

 さっき入ってきた、いかにも常連さんと思しき男性ひとり客は、店に入ってくるなり「カマ焼きね!」と注文しながら席に着きます。カマ焼きなんてメニューは、壁に並んだ短冊メニューにも、手書きの黒板メニューにもありません。この店が魚を1尾丸ごとで仕入れて、そのアラが出ることを知っている常連さんだから注文できる品物なんでしょうね。「じゃ、オレも」と別の常連さんも声をかけますが、「ごめん。今日はカマ焼きは1人前しかできない」と店主。うーむ。競争率が高いですねぇ。

 ちなみに今日の刺身メニューは、地ダコ(420円)、天然カンパチ(630円)、新サンマ(300円)、特製しめさば(420円)、活帆立貝(370円)、大アジ(600円)、クジラ(630円)などなど。かきなべ(840円)、たらちりなべ(840円)、あんこうなべ(950円)などの鍋物メニューもあります。

 ホッピーのナカ(焼酎のおかわり)をお願いして、料理はアジの焼サンガ(350円)と、それができ上がるまでのつなぎに、つけもの(200円)を注文すると、予想どおり、大皿にたっぷりと盛られたキュウリと白菜の漬物はすぐに出てきました。

 その漬物をつまみながら待つことしばし。帆立貝の貝殻で焼き上げられた、熱々のアジ焼サンガが出されます。サンガ焼きは、ナメロウを焼いたもの。これまた旨みが強くて、いい酒の肴(さかな)になるのです。

 10年ぶりでも、何も変わっていない「山本」にすっかりくつろいで、2時間ちょっとの滞在は1,800円でした。

 ということはホッピーのナカは410円なのかな? それじゃちょっと高すぎる感じもするので、ナカが320円で、合計1,710円に消費税が付いて1,800円なのかもしれませんね。いずれにしても合計金額は、これまた昔と変わらず安いです。

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ホッピー / つけもの / アジ焼さんが

店情報前回

《平成20(2008)年12月10日(水)の記録》

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店情報: 大衆酒蔵「山本(やまもと)」(豊洲)

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  • 店名: 大衆酒蔵「山本」(やまもと)
  • 電話: 03-3533-1420
  • 住所: 135-0061 東京都江東区豊洲4-6-7
  • 営業: 17:00-23:00、日祝休
  • 場所: 地下鉄有楽町線・豊洲駅4番出口を出て直進。信号のある横断歩道を渡った先にあるセブイレブンの右隣。4番出口から2分ほど。
  • メモ: 昭和49(1974)年創業。店主夫妻で切り盛りする魚が安くてうまい大衆酒場。
    生ビール大750、生ビール中540、生ビール小410、ビール(キリンラガー大瓶)580、菊正宗310、純米酒310、日本盛260、酎ハイ360、ウーロンハイ370、焼酎生茶370、梅干入酎ハイ410、ウメサワー370、青りんごサワー370、アセロラサワー370、ピンクハイ400、すだちサワー400、さつま焼酎350、いいちこ350、ウイスキー500、久米島アワモリ400、生グレープフルーツハイ400、ホッピー450、黒ホッピー450、コカコーラ150。
    まぐろ中おち390、まぐろ山かけ470、さしみ納豆420、ホッケ400、さば一夜干350、ウルメ丸干320、スルメ一夜干520、エイひれ380、丸いか焼420、げそ焼210、いか塩辛300、かきなべ840、たらちりなべ840、あんこうなべ950、湯どうふ500、生野菜トマト420、じゃがバター300、ソーセージ420、さらしくじら420、さつまあげ350、厚あげ焼250、もろきう150、つけもの200、剣先スルメ、かにグラタン、珍味・生桜エビかき揚630、さんま干物350、生かいバター焼450、姫さざえつぼ焼4個600、まぐろホホ肉焼420、焼はまぐり420、新さんま塩焼520、あじナメロー・焼サンガ350、なまこ420、地だこさしみ420、天然カンパチさしみ630、珍味・新さんまさしみ300、特製しめさば420、活帆立貝さしみ・バター焼370、大あじさしみ600、くじらさしみ630。(2008年12月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (99.09.27)(98.11.28)(95.09.30)

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〔コラム〕 冬はやっぱり「ひとり鍋」

「鍵屋」のとりもつ鍋


 先日来、このブログでもよく「ひとり鍋」の記事を載せていますが、冬にお酒を飲むとなると、やっぱり食べたいのが鍋もの。しかも、ひとりでも食べられる「ひとり鍋」を出してくれるお店だと、思い立ったらいつでもフラリと出かけることができて実にいいのです。

 そんなわけで、冬場になると必ず出かける筆頭が、つい先日もご紹介した、池袋の「ふくろ」です。鍋物メニューは、アンコウ鍋(700円)、よせ鍋(800円)、カキ鍋(650円)、キムチ鍋(650円)、サケ白子鍋(650円)、つみれ鍋(600円)、たらちり(600円)、はま鍋(600円)、湯豆腐(450円)、カキ柳川鍋(650円)と種類も豊富。しかも、毎日朝7時から開いているというのが嬉しいではありませんか。まさに思い立ったらすぐに鍋です。

 いつも満席で、なかなか入れない人気店ですが、鍋物メニューも充実しているのが、世田谷の大衆酒場「酒の高橋」です。一昨年(2007年2月)の情報ではありますが、白子鍋(800円)、アンコウ鍋(800円)、カキちり鍋(800円)、カキ鍋(800円)、豚ちり鍋(700円)、豚みそ鍋(700円)、タラちり鍋(600円)、湯どうふ(400円)という8種類がずらりとそろいます。量的にも「これで1人前!?」とびっくりするほどボリュームたっぷりです。

 先日が初訪問ながら、鍋物メニューの安さと充実ぶりに驚いたのが、鶯谷の「信濃路」です。ここの鍋ものメニューは、もつ鍋、カキ鍋、寄せ鍋、豚キムチ鍋、牛鍋、海鮮キムチ鍋の6種類で、すべて550円。24時間・年中無休で営業中というのもすごいですね。

 鍋ということで忘れてはならない1軒が、千住大橋の「ときわ」です。足立市場に近く新鮮な魚介類が楽しめるこのお店で、名物のイカ鍋(750円)をはじめ、白子鍋(1,000円)、湯どうふ(450円)、たらちり(750円)、赤魚ちり(700円)、よせ鍋(1,200円)など6種の鍋物(メニューは2007年1月のもの)が楽しめます。イカ鍋の甘~い味付けは、ポール牧さんの直伝なんだそうです。

 食べたことはないのですが、品書きに引かれて、「一度、冬場に食べに来なければ」と思っている課題店が、四ツ木の「ゑびす」。2006年3月の情報ですが、寄せ鍋(1,050円)、ちゃんこ鍋(1,050円)、かき鍋(900円)、かきちり(900円)、安甲鍋(1,300円)、安甲ちり鍋(1,300円)、白子鍋(900円)、白子ちり鍋(900円)、とんなべ(800円)、たらちり鍋(800円)、湯豆腐(370円)というのが、この店の鍋物のラインナップです。

 鍋物メニュー自体のバラエティは少ないのですが、これははずせないという鍋物があるのが、これまたつい先日伺ったばかりの、赤羽の「まるます家」。年中楽しめるスッポン鍋(700円)は、多くの人が注文する、この店の名物のひとつです。グループでしか入れない2階席では、3~5人前のスッポン鍋(雑炊付き、3,000円)も楽しめます。

 安政3(1856)年に酒問屋として創業した、根岸(最寄り駅は鶯谷)の老舗、「鍵屋」では、煮奴(580円)、とりもつなべ(690円)、とり皮なべ(690円)が年中食べられるほか、秋冬限定で湯どうふ(730円)も出されます。

 熱々の鍋と燗酒で、身も心もあったまるのがいいですよねぇ。

「ここのひとり鍋もおすすめだよ」というお店がありましたら、ぜひこの記事へのコメントやトラックバックとして教えてください。(承認制ですので公開されるまでに時間がかかります。)

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タラ入り湯豆腐で一献 … 酒処「かみや」(荻窪)

たら入り湯どうふ


 荻窪駅北口の一角にある「やき屋」を出て、荻窪駅で知人と合流。今度は、駅の南側に出てすぐの道路沿いにある酒処「かみや」です。

 この店にやって来たのは実に6年ぶり。建物もきれいになって、まるで違うお店のようです。

 ウナギの寝床のように細長い店内は、相変わらず奥のほうは見えませんが、入口を入ってすぐに見えるこのフロアは、左右にテーブル席が並ぶ造り。金曜日の夜だけあって、店内では大勢のお客さんたちが談笑しています。我われもテーブル席の1つに陣取り、まずは飲み物メニューを確認します。

 私はすでに「やき屋」でホッピー2杯をいただいた後なので、温かいお酒から入りたいところ。知人も燗酒でいいと言うので、さっそく店のお姉さんに確認してみると、燗酒は1銘柄、「富貴(ふうき)」だけしかないのだそうです。これが1合300円で、2合なら560円。ふたりなので2合で注文すると、すぐに二合徳利に入った「富貴」と、お通し(200円)の高野豆腐が出されます。

 さて、料理。店に入る前に見た、店頭の「本日のおすすめ」と書かれた手書きボードには、なまこ酢(400円)、ほや酢(300円)、赤貝とり貝盛(450円)、生かき(470円)、たら湯どうふ(500円)、あんこう鍋(1,100円)という、いかにも呑ん兵衛好みのする品々が並んでいました。店内の短冊メニューにも、肉どうふ(500円)、キムチ鍋(600円)、海の幸盛合せ(670円)、まぐろ刺身(560円)、まぐろ山かけ(500円)、鯨ベーコン(820円)、ぬた盛合せ(460円)などなどの品が並んでいます。

 いろいろと引かれるものが多い中から、季節のナマコ酢(400円)と、タラ入り湯豆腐(500円)、カキバター焼き(500円)を注文します。

 出されたタラ入り湯豆腐は、一口大に切ったたくさんの豆腐と、同じくらいの大きさのタラの身が数切れ。白菜と一緒にできあがったものを出してくれます。小鉢で出される鰹節と刻みネギに醤油をたらして、熱々の豆腐をいただくと、燗酒にもよく合って、すぐに二合徳利(560円)をおかわりします。

 カキバター焼きは、千切りキャベツにレタスをしいた上に、ぷっくりと炒められたカキが5個。ケチャップと櫛(くし)切りのレモンが一切れ添えられています。カキフライもいいですが、シンプルにバター焼きもいいですねぇ。もともとコクのあるカキに、さらにバターのコクが加わって、いかにも濃厚です。知人との会話もいったん止(や)めて、熱い間にパクパクといただきます。

 続いては、メニューの中でふと気になった、温野菜シーザーサラダ(450円)を注文。出されたサラダは、レタスを敷いた上に、ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カボチャなどの茹で野菜が盛られ、クルトンをトッピングしてドレッシングがかけられたもの。

 この店には、和風のメニューに加えて、ベーコンポパイエッグ(500円)、茄子ピザ焼(500円)、カニ玉オムレツ(500円)、ハムチーズカツ(450円)、アスパラベーコン炒め(480円)などの洋風のメニューもあるのです。だから、店内に若いサラリーマンや女性客も多いんですね。

 燗酒(二合徳利、560円)をもう1本もらって、1時間半ほどの滞在は、ふたりで3,930円(ひとりあたり1,965円)でした。どうもごちそうさま。

081205a 081205b 081205c 081205d
お通しと燗酒 / なまこ酢 / カキバター焼 / 温野菜シーザーサラダ

店情報前回

《平成20(2008)年12月5日(金)の記録》

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店情報: 酒処「かみや」(荻窪)

    081205z2
  • 店名: 酒処「かみや」
  • 電話: 03-3393-2963
  • 住所: 167-0051 東京都杉並区荻窪5-26-8
  • 営業: 16:30-23:00(土祝は16:00-22:00)、日休
  • 場所: JR中央線・荻窪駅西口(2階)の改札を出て左(南側)へ。線路を渡ったと先、両側にある階段を、右側に下りた道路の対面。地下鉄丸の内線・荻窪駅からは西口側、1番出口を左に出てすぐ、左手。
  • メモ: お通し200。
    壁の短冊メニュー: ラムネ200、お好みさつま揚400、油あげ焼300、たら入り湯どうふ500、肉どうふ500、キムチ鍋600、海の幸盛合せ670、まぐろ刺身560、まぐろ山かけ500、鯨ベーコン820、ぬた盛合せ460、とんかつロース500、若鳥唐揚500、ベーコンポパイエッグ500、ピザ焼500、茄子ピザ焼500、カニ玉オムレツ500、さば塩焼450、ハムチーズカツ450、アスパラベーコン炒め480、肉きくらげ炒め460、納豆スタミナ和え(まぐろ入り)500、納豆オムレツ430、茄子焼450、盛合せサラダ450、焼そば500、焼うどん500、長崎皿うどん500、おにぎり(鮭、たらこ、梅、おかか)1個200、お茶漬500、焼いか400、半ぺんチーズ400、にんにく焼350。
    鍋物メニュー: あんこう鍋1100、かき鍋1000、たらちり鍋900、お鍋の後の雑炊セット(うどんもあるよ)350。
    コルクボードメニュー: あんこう鍋1100、赤貝とり貝盛460、生かき470、ほや酢300、いかセロリ炒め450、カキバター焼500、砂肝ガーリック炒め450、さんま塩焼450、なまこ酢400、あん肝ポン酢480、たら入り湯どうふ500、ほたて貝刺450、温野菜シーザーサラダ450、ソーセージ450、ハタハタ干物400、ラムネ200。
    飲み物メニュー: 〔ビール〕キリン生ビール大690、小510、キリン瓶ビール(ラガー、クラシック、一番搾り)大550、小360、黒ビール(スタウト)小390。〔お酒〕富貴2合560、1合300、大雪の蔵(生酒辛口300ml)600、にごり酒290、フグひれ酒530、澤乃井(辛口)360、菊水(辛口)380、真澄(寒作り純米)550、浦霞(純米)600、越乃景虎(特別純米)600、吉田蔵(大吟醸)600。〔デンキブラン〕30度240、40度340。〔グラスワイン〕赤・白320。〔ホッピー〕焼酎セット570、ホッピーのみ270。〔サワー〕レモンサワー340、ライムサワー340、ウメサワー340、シークワーサーサワー380、カルピスサワー380、ウメッシュ390、生レモンサワー380、生グレープフルーツサワー380、ウーロンハイ340、緑茶ハイ340、梅酒(ロック、サワー)400。〔ボトル(3ヶ月)〕ワリッカ(720ml)1950、ほ(麦720ml)2400、そば作(900ml)2600、海童(芋720ml)2400、桜島(芋900ml)2600、まさひろ(泡盛720ml)2400、サントリー角3000、シーバスリーガル4000、焼酎・角1杯売り各400~、ウーロン茶190、タンサン190、氷・湯100。 (2008年12月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (02.06.28)(02.05.02)

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ホッピーも安いのです … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

ホッピーでイカ大根を


 昨春の瓶入りホッピーの値上げにともなって、多くの酒場でホッピーの値上げが続いています。以前はチューハイと同じくらいの値段だったホッピーが、今や生ビールと肩を並べるほど。

 そんな中にあって、相変わらず安い値段を保っているのが、荻窪駅北口商店街の中にある、イカ料理がすべて170円均一という立ち飲みの「やき屋」です。イカ料理も安いのですが、ホッピーも安いのです。

 ご多分に漏れず、「やき屋」も昨年の夏前に値上げしたのですが、その値上げ幅は消費税分も考慮すると、ごくわずか。値上げ前は、外税でホッピーが300円、ナカ(焼酎だけのおかわり)は150円でした。消費税を考慮すると、それぞれ315円、158円ですね。これが、昨年の値上げで、内税表記に変更になり、ホッピーは320円、ナカは160円になったのです。つまり、実質的な値上がり分はホンの1.6%なんですね!

 そんなわけで、「やき屋」にやってくるお客さんのほとんどは、今もやっぱりホッピーを注文します。このところ、日本酒(250円)を飲むことが多かったのですが、今日は私もホッピーをもらいますか。久しぶりですねぇ。「やき屋」のホッピー。

 まずは、氷を入れたサワーグラスに、計量用のグラスで一定量の焼酎が注がれます。これにマドラーを付けて、ポンッと栓を抜いた瓶入りホッピーと一緒に出してくれます。

 この段階で、焼酎の水面はサワーグラスのまん中あたり。グラスいっぱいまでホッピーを注(つ)いでも、瓶の中には半分以上のホッピーが残ります。これをマドラーでグルグルッと混ぜて、混ぜ終わったマドラーはホッピーの瓶に刺しておくのが、この店の常連さん流。邪魔にならなくて、いい置き場ですよね。

 つまみには、もちろん冬場の定番、イカ大根(170円)をいただきます。

 焼酎をホッピーで割ることによって、炭酸のシュワシュワとした飲み心地と、ホップのちょっとした苦味(にがみ)が加わって、非常に飲みやすくなります。このちょっとした苦味が、旨味(うまみ)をより感じやすくさせてくれるようで、コクのある料理にはピッタリです。あぁー、イカ大根がうまい!

 ホッピーは、ジョッキ、焼酎、ホッピーの3つをすべて冷して、焼酎:ホッピーを1:5程度で割るという、推奨どおりの三冷(さんれい)の飲み方も、飲み物としておいしいのですが、こうやって氷入りの焼酎を、ちょっとだけのホッピーで割るという飲み方も、濃い焼酎がグイグイと入ってきて危ない(呑ん兵衛にとっては嬉しい)んですよねぇ。

 2品目の料理として、イカなんこつ焼き(170円)を注文して、ナカ(160円)ももらいます。

 ナカを注文する場合、今飲んでいるサワーグラスをいったん渡します。するとその中に氷を足して、1杯目のときと同じように、計量用のグラスで一定量の焼酎を入れてくれるのです。

 1杯目をけっこうきっちりと飲み干したつもりなのですが、なぜか2杯目になると、焼酎の水面がサワーグラスの7~8分目くらいにまで達するんですよねぇ。グラスいっぱいまで残りのホッピーを入れても、まだ瓶の中にも注いだのと同じくらいのホッピーが残ります。この店のホッピーは基本的にソト1・ナカ3ですね。

 このソト1・ナカ3というのは、瓶入りホッピー(ソト)1本に対して、焼酎(ナカ)が3杯分いける、ということを示します。氷入りホッピーの店では、通常、ソト1・ナカ2くらいが多いので、いかにこの店のホッピーが濃いかということですね。

 ちなみにソト1・ナカ3で飲んだ場合は、1杯あたりの値段は213円ほどということになり、コスト・パフォーマンスも抜群です。

 あ。念のため書いておきますが、最初にホッピー(320円)を注文した人しか、ナカ(160円)を注文することはできませんからね。ふたりで行って、ひとりはホッピー、もうひとりはナカだけ、なんて注文はダメです。まずは必ず人数分のホッピーを注文しましょう。

 今日は、ソト1・ナカ2で飲み終えて、40分ほどの滞在は820円でした。安ぅ~っ。

店情報前回

《平成20(2008)年12月5日(金)の記録》

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都内のホルモン焼原点 … 大衆酒場「やまや」(泉岳寺)

もつ煮込み


 うーむ。実に怪しい。川の中に突き出すように建ち並ぶ小さな家々。川面からたくさんの柱が突き出して、まるで高床式住居のようですもんねぇ。

 ここは港区芝浦にある高浜橋(たかはまばし)という橋のたもと。JRの品川駅と田町駅のちょうど中間あたりにあって、どちらからも歩くと20分以上はかかりそうなこの場所に、ポツンと終戦直後の風景が残る一角があるのです。

 今から6年ほど前の「散歩の達人」(2003年3月号、品川・大井町・大崎)に「高浜橋袂のよもやま話」という記事が載って以来、非常に気になっている場所だったのですが、その交通の便の悪さゆえに、なかなかやってくることができなかったのでした。

 そのときの記事で、橋のたもとにある「やまや」の女主人、チェ・ジョンジャさんに、開店当時のことを聞いている部分があります。

「終戦後すぐに、おばあちゃん(姑)が始めた店なんです。当時、日本では牛の内臓は食べませんでしたよ。でも、ここは食肉市場が近いから、新しいものが手に入る。で、ホルモンを七輪で焼いて出したら凄い人気。朝から晩までお客さんでワサワサしてました」

 この「やまや」の他に、「はるみ」「ふくや」という3軒の焼肉屋が軒を連ね、焼肉長屋としてにぎわっていたのだそうです。

 現在は「ふくや」は店を閉め、となりの「はるみ」もラーメン屋さんに転進してしまったようです。今日は残る1軒、看板に「大衆酒場・ホルモン焼」「大衆食堂・ラーメン・ホルモン焼」と書かれた「やまや」に入りました。

 店内は、入って右手に4~5人ほど座れる直線カウンターがあり、その中の厨房スペースに女性がひとり。この方が女将のチェ・ジョンジャさんなんですね。左手には4人掛けのテーブルが3つ並んでいます。

 火曜日、午後5時半のこの時間帯、先客は2人。それぞれ男性ひとり客で、ひとりはカウンター席の奥のほうに、もうひとりは一番手前のテーブル席に座って、ふたりともチビチビと飲んでいます。

 私もカウンター席の手前側に座り、ビール(キリンラガービール大瓶、550円)とモツ煮込み(400円)を注文すると、すぐに出される瓶ビールとお通しの味付けモヤシ。

 あとで他のお客さんたちが続々と入り始めてからわかったのですが、常連さんたちは入口右手の飲み物用の冷蔵庫から、かってに瓶ビールなどを取り出して自分の席に持っていっています。女将がひとりで切り盛りしているので、自分たちでできることは自分たちでやる、という気遣いがされているんですね。

 注文してからレンジで温めてくれたモツ煮込みは、牛シロ、牛スジのほか、大根、ニンジン、コンニャクなどが一緒に煮込まれ、仕上げに刻みネギがトッピングされたもの。トロリと煮込まれたシロには、適度な弾力感が残り、裏側には脂肪分もたっぷり。けっこうコッテリのはずなのに、野菜が多いことなどもあって、いくらでも食べられそうな優しい味わいです。

 ここ「やまや」は、焼肉屋と言いつつも、昔から焼肉メニューはホルモン焼(牛腸、750円)と、ハラミ焼(牛横隔膜、1,000円)の2種類だけだったそうで、今もその2品がメニューに並びます。

 せんまい鍋(750円)、キムチ鍋(750円)、ホルモン鍋(1,200円)というのも、なにやら心引かれるメニューですねぇ。ホワイトボードにはレバ刺し(600円)、センマイ刺し(400円)といった刺身メニューも並んでいます。

 カウンターのおじさんは、3杯目となる燗酒(300円)に突入し、つまみにはナット汁(400円)を注文しています。

 午後6時を回ると、比較的若いサラリーマンや、中年の男性、女性のそれぞれひとり客などが次々と来店し、徐々にテーブル席が埋まっていきます。みなさん、それぞれ常連さんの様子で、入ってくるなり共通の話題が飛び交います。かといって、一見の私も、疎外感は感じません。女将を中心に、みんなが家に集っているような温かい感じです。

 となりのおじさんとの話も弾んで、1時間ほどの滞在は、ちょうど千円でした。(ということは、お通しは50円だったのかな。)

「またお待ちしてま~す」という女将の笑顔に見送られながら、昭和風情に溢れる「やまや」を後にしたのでした。

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「やまや」 / 瓶ビールとお通し / もつ煮込み

店情報

《平成20(2008)年12月2日(火)の記録》

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店情報: 大衆酒場「やまや」(泉岳寺)

    081202a
  • 店名: 「やま屋食堂」
  • 電話: 03-3452-2045
  • 住所: 108-0023 東京都港区芝浦4-7-12
  • 営業: 未確認(「散歩の達人 2003年3月号」によると、11:00-14:00 & 17:00-22:00、土日祝休、とのこと。)
  • 場所: 都営浅草線・京急本線の泉岳寺駅A4出口を出て左へ。大通り(国道15号線)に沿って80mほど歩き、右手ビルの屋上に「YAMAHA」の看板があるところを左折して、JR線の高架を(200mほど)くぐって、JR線の反対側に抜ける。抜けた先、正面に水処理場が現れたら左へ。突き当りを道成りに左に折れ、高速道路をくぐる。右手、「魚がし日本一」のセントラルキッチンの先を右に折れ、そのまま次の信号交差点までまっすぐ進んだ右手角。駅の出口から800m(徒歩15分)ほど。JR品川駅と田町駅のほぼ中間にあり、両駅から行く場合にはタクシーで「高浜橋まで」と告げれば、基本料金(ワンメーター)か1回上がるくらいで着く。
  • メモ: ビール大550、小330、酒(上撰)300、焼酎210、ホッピービヤー、ウーロンハイ、レモンサワー各400、生玉子50、納豆100、レバニラいため750、せんまい鍋750、キムチ鍋750、ホルモン鍋1200、ホルモン焼750、ハラミ焼1000。
    〔以下、ホワイトボードの手書きメニュー例〕レバサシ600、せんまい刺身400、冷やっこ300、厚揚げ焼300、牛スジ煮400、もつ煮込み400、山いもバター焼500、山いもせんぎり350、ギョウザ350、シュウマイ350、ポテトサラダ300、ねぎサラダ400、自家製らっきょ300、豚キムチいため500、ニラ玉いため450、焼そば400、ねぎぬた300、シメサバ500、煮込みうどん650、ホッケ塩焼350、ナット汁400、おでん一皿600、いか里いも煮300、マーボどうふ500、きんぴら200、白菜キムチ300、冷しトマト300。(2008年12月調べ)

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ずらりと銘酒を十種類 … 居酒屋「天志乃(てんしの)」(大崎)

店主夫妻と今日の銘酒


 大崎にある、日本酒とトンカツの店、「天志乃」にやってきました。

 ニコニコ明るい店主夫妻が、手伝いのおねえさんと共に切り盛りするこの店は、基本的には予約制の宴席主体の様子で、ほとんどのお客さんは2階の座敷席に入ります。我われも今日は6人で座敷席です。4人掛けの座卓を縦にふたつ並べて、ゆったりとした席配置にしてくれてるのが嬉しいですね。

 4人以上で予約できる宴会のメニューは、4,500円、5,500円、そして7,800円という3コース。それぞれ2時間の飲み放題(ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ソフトドリンク)が付きます。

 基本のコース(4,500円)は小鉢2個にお造り、焼き物、ひれかつ、お茶漬けで、その上の5,500円になると、最後にフルーツが加わる他、最大の違いは、飲み放題で選べる日本酒のグレードが上がることです。

 選べる日本酒の一部を例にあげると、4,500円コースでは「黒龍・いっちょらい(吟醸)」「〆張鶴・雪(特別本醸造)」「久保田・千寿(特別本醸造)」「八海山・本醸造」だったものが、5,500円コースでは「黒龍・純米吟醸」「〆張鶴・純(純米)」「久保田・紅寿(特別純米)」「八海山・純米吟醸」と、同じ銘柄ながら1ランク上のものが選べるようになるのです。

 4,500円コースの飲み放題でも十分にすばらしい日本酒ですが、5,500円だとさらにいいですね。

 7,800円コースでは、飲み放題は5,500円と同じラインナップですが、料理に伊勢エビが入ります。

 このコースと同じ内容ながら「料理だけ」(それぞれ3,500円、4,000円、6,500円)を注文して、飲み物は個別に注文することも可能です。この場合、日本酒は1合がだいたい700~900円くらいですが、たとえば「十四代 純米吟醸 愛山」は1合が1,350円、「蓬莱泉 純米大吟醸 空」は1,750円、「獺祭 純米大吟醸 23%精米」は2,050円、「黒龍 純米大吟醸 石田屋」は4合瓶売りで15,000円といったスペシャルなお酒も数種類用意されています。

 焼酎も1杯が500~600円くらいですが、「魔王」(900円)や「伊佐美」(900円)、「佐藤・黒」(850円)の3品はちょっと高めの価格設定。他にビール(アサヒスーパードライ大瓶、550円)やサワー類(350円)などもあります。

 今日は料理4,000円コースに、飲み物はスペシャルなもの。乾杯の瓶ビールに続いて、「梵 吟粋(ぎんすい) 純米吟醸」(福井)から「正雪 純米吟醸 秋上がり 山影純悦」(静岡)へと日本酒を飲み進めます。

 料理のほうは、お通しがわりの小鉢2つに続いて、刺身の盛り合せは、マグロ(中トロ)、ウニ、ホタテ、タコ、赤エビです。ビシッと重厚な石の刺身皿は、店主夫婦が知人の結婚式で高松に行ったときに、店主が惚れこんで造ってもらったものなんだそうです。

「石の冷たさで、刺身も温まらなくていいんですよ」と店主。箸置きも同じ自然石のセットです。

 お酒は「南 純米吟醸 無濾過生酒」(高知)から「十四代 生詰 中取り純米吟醸 備前雄町」(山形)へと飲み進むと、出される肴は鮎(アユ)の甘露煮。体内に卵がたっぷり入った鮎のおいしいこと!

 さらに「初亀 べっぴん 純米吟醸」(静岡)、「梵 熟成 純米吟醸」(福井)といただいて、この店の名物・トンカツです。お酒は「明鏡止水 純米大吟醸 m'07(エム ゼロナナ)(酒門)」(長野)。トンカツでいただく新酒の美味しさよ。

 辛子明太子やアスパラも出してくれて、お酒は「梵 艶(つや) 純米大吟醸」(福井)に「鶴齢(かくれい)・純米無濾過生原酒」(新潟)、そして「黒龍・純吟三十八号原酒(酒門)」(福井)へと、6人で全10種類の銘酒を堪能させていただきました。

 最後はお茶漬けと、食後のフルーツをいただいて終了。じっくりと、たっぷりと、楽しい時間でした。どうもごちそうさま!

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「天志乃」 / 小鉢2品 / お造り盛り合せ

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鮎の甘露煮 / とんかつ / 辛子明太子

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アスパラガス / お茶漬け / フルーツ

店情報前回

《平成20(2008)年12月1日(月)の記録》

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〔コラム〕 東西南北・並び立つ名酒場たち

「金田」


 東の「シンスケ」(湯島)、西の「金田」(自由が丘)として、ともに料理のメニューが多くて、かつその内容も割烹風の両老舗居酒屋を対比させたのは太田和彦(おおた・かずひこ)さん。同じように並び立てて対比できる名酒場がないだろうかと、私もちょっとリストアップしてみました。

 元気にあふれる店員さんたちの対応で、店に行ってる我われまでもが元気をもらえそうな気がするほどの活力店が、北の「まるます家」(赤羽)、南の「西口やきとん」(浅草橋)。「まるます家」は女性店員さんたち、「西口やきとん」は男性店員さんたちという違いはありますが、キビキビとした動きと、明るい接客は抜群の両店です。値段も安い!

 値段が安いといえば、安くて美味くて行列のできる両雄が、北の「宇ち多゛」(立石)、南の「魚三酒場」(門前仲町)。どちらも開店前から大行列です。

 北の「燗酒屋」(阿佐ヶ谷)に、南の「ねこ屋」(築地)。行ったことのある方ならもうおわかりですね。和服に割烹着の美人女将の両雄です。どちらも美味しい地酒と、料理上手な女将の手料理が楽しめます。

 人気が人気を呼んで、ビル1棟丸ごとが大きな大衆酒場になっちゃったのが、北の「ふくろ」に南の「鳥万本店」(蒲田)です。「ふくろ」は午前7時から、「鳥万本店」は土日祝なら午後3時からと、早い時間帯から開いてる上に、年中無休で営業中というのがうれしいですね。

 立ち飲み屋らしい安い値段ながら、出てくる料理はまるで和食割烹なのが、東の「徳多和良」(北千住)に、西の「おかやん」(中野)。「おかやん」は昨年(2008年)4月にオープンしたばかりの新らしいお店ですが、すでに大勢のファンが付いています。

 同じように、比較的新しい立ち飲み屋ながら、毎日毎日にぎわっている地域の人気店なのが、北の「パニパニ」(中野)、南の「ぼんそわ」(新橋)。パニパニというのは沖縄・宮古島あたりの言葉で「元気いっぱい」という、ボンソワはフランス語で「こんばんは」という意味なんだそうで、そういう名前の付け方もなんとなく共通点を感じます。

 店主を囲んで、常連さんたちの会話で店中が盛り上がるのが、東の「兵六」(神保町)、西の「路傍」(中野)の両店。ともに談論風発の人気店です。

 文士たちに愛された老舗酒場が、東の「鍵屋」(鶯谷)に、西の「さいき」(恵比寿)。店の造りにも歴史を感じる両店です。

 昔ながらのしっかりとした肴(さかな)で、燗酒をじっくりと味わえるのが、北の「江戸一」(大塚)に、対する南は「ふくべ」(東京)です。どちらの店でも樽酒を燗で飲むことができて、くさやも楽しめます。

 ざっとこんなところを思いつきましたが、まだまだ挙(あ)げればきりがなさそうです。みなさんの「東(北)の~、西(南)の~」というお店がありましあら、この記事へのコメントやトラックバックとして教えていただけるとありがたいです。(共に承認制ですので、公開されるまでにちょっと時間がかかります。)

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こちらがキャン玉です … もつ焼き「喜美松(きみまつ)」(浅草)

もつ刺盛合せ


前編からの続き)

 もつの刺身は、中野の「石松」などと同じく、注文を受けてから刺身に引いていくようです。ほとんどのお客さんが注文する人気の品なので、刺身のできあがりに時間がかかります。

 こんなにも有名店・繁盛店であるにも関わらず、追加注文した刺身ができあがったときは、店主(親父さん)自らが、「お待たせいたしまして、どうも申し訳ありません」とお皿を持ってきてくれました。

 店は家族経営のようで、接客にしても、店主のみならず、みなさん非常に温かくて家庭的なのです。

 追加注文した、もつ刺盛合せの説明をしてくれるのは、齢16歳(高校生!)だという店主の息子さん。

「こちらがレバで、これがコブクロ。そしてタンとキャン玉でございます」

「え? な~に?」「最後がよく聞こえなかったわ」

 伊野さんに、ももたまなさんという、わが沿線の誇る美女ふたりが、ニッコリと聞き返すと、

「え……と、こちらが、キ、キャン玉でございます」

 と一生懸命応えてくれる16歳。ほんに、かわいいのぉ~。

 この4品(レバ、コブクロ、タン、キャン玉)の盛り合わせが1,400円。キャン玉や、他のものもすばらしいのですが、生のコブクロがもう、「超」が付くくらい絶品です。茹でたコブクロは時々いただくのですが、生のものはあまりないですもんねぇ。よほどいい仕入れ先を確保されてるんですね。

 もつ刺身だけでなく、今日は焼き物など、他の料理も、もちろんいただきました。

 焼き物(もつ焼き)は、メニュー上は1皿5本で600円・650円・700円という3つの価格帯で表記されていますが、1本ずつでも注文できるようでした。1本あたりに換算すると、それぞれ120円・130円・140円ということになりますね。

 1本120円のものが、レバ、シロ、ハツ、カシラ、ナンコツ、ガツの6種類。130円のものが、やきとり(トリ)、とりツクネ、ぶたツクネ、タン、コブクロの5種類に、シシトウ、シイタケ、カボチャ、玉ネギ、ミニトマト、長ネギ、レンコン、サツマイモの焼き野菜8種類。そして140円が、トリ、ハツ、カシラ、それぞれの特製みそ焼きに、オヤジダンゴを加えた4種類です。オヤジダンゴというのは、オヤジの好きな枝豆やニンニクが入ったツクネだそうです。

 「喜美松オリジナルメニュー」と銘(めい)打った6種類の料理もあり、今日はそのうち、ハツのあらい(600円)、レバのたたき(600円)、とんきも(500円)の3種類をいただきました。

 ハツのあらいは、薄切りにしたハツをさっと湯引きして、冷水でしめたもの。ネギと紅葉おろしがトッピングされ、ポン酢醤油をかけた状態で出されます。見た目はまるで冷シャブですね。ハツの筋肉質な弾力感が楽しめる、さっぱりとした一品です。

 とんきもと、レバのたたきは、どちらもレバをさっと湯引きしたもの。そのまま小鉢に盛って、ネギ+ポン酢醤油で食べるのがとんきもで、そのとんきもを平皿に平たく盛って、おろしニンニクや、おろし生姜もたっぷりと載せたものがレバのたたきです。

 他にもいろいろいただいて、最後のシメは自家製デザートです。自家製デザートには、くろ(380円)、白(350円)、マンゴー(350円)と3種類用意されていて、くろと、白を1つずつ注文します。

 くろは、黒豆とカスピ海ヨーグルト。それぞれ別々の器で出されるものを一緒に混ぜ合わせていただくものです。白は、甘さ控えめの牛乳寒天。メニューには「祖母の思い出の味。スタッフも大好き」と書かれています。

 ゆっくりと10時半まで楽しんで、お勘定は5人で21,020円(ひとりあたり4,204円)でした。やぁ、美味しかった。いい店をご紹介いただき、ありがとうございました。>てりぃ~さん

 この店には気になるメニューがたくさんあるので、何人かでやって来て、あれやこれやといただくのがいいのではないかと思います。

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しろ、おやじだんご / はつタレ / かしら特製みそ焼き

081128g 081128h 081128i
ハツのあらい / とんきも / レバのたたき

081128j 081128k 081128l
ホッピーセット / くろ(黒豆とカスピ海ヨーグルト) / 白(牛乳寒天)

店情報前編

《平成20(2008)年11月28日(金)の記録》

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樽のトンネルを抜けて … もつ焼き「喜美松(きみまつ)」(浅草)

「喜美松」


 先日、江古田の「やっちゃん」で肉料理を堪能していたときに、「今度は浅草の「喜美松」にも行きましょう!」と誘ってくださったのが、横浜のグルメ・てりぃ~さん。「ぜひお願いします」ということで日程を調整し、今日の決行日を迎えたのでした。

 金曜日の今日は、横浜での仕事を終えてから浅草に向かわないといけないので、開始時刻を午後8時と、遅めに設定してもらっていたのですが…。

「少し早めに、7時ごろから始めさせていただきます」

 というメールが、午後6時過ぎに伊野さんから届きます。すぐに宇ち中さんにもその情報を転送し、同行の、ももたまなさんと共に店に急いでもらいます。

 私はというと、こんなときに限って、普段どおりには仕事が終わりそうにありません。8時までに浅草に行くことはむずかしいだろうなぁ、と思い始めていたところだったので、むしろちょうど良かった。どうぞどうぞ、先に始めていてください。私はちょっと遅れます。

『店構えでいえば浅草のもつ焼き屋「喜美松」の入り口も一風変わっている。引き戸の周りを輪切りにされた木の樽の大きな輪が取り囲む。』

 名著「下町酒場巡礼」の中で、そう紹介されている「喜美松」。新鮮なもつの刺身を食べることができるお店なんだそうで、ぜひ一度行ってみたかったのです。「下町酒場巡礼」に出会って10年にして、やっとその日を迎えることができました。

 なんとか仕事も無事に終わって、店に到着したのは午後8時半。7時から飲み始めているみなさんからは、1時間半のビハインドですねぇ!

 おぉ~っ。なるほど。これが樽の輪に囲まれた入口かぁ。これはおもしろいなぁ。

 その大きな樽の輪の中にある暖簾(のれん)をくぐって、入口引き戸を開けると、すぐ正面がいきなり、店の奥に向かってドーンと伸びる長テーブル。店の中はお客さんでいっぱいです。

 ワイワイガヤガヤという酒場ならではの喧騒に圧倒されながらも店内を観察すると、その長テーブル(16席ほど)の右手が、長テーブルと平行に店の奥に向かうカウンター席(8席ほど)で、そのカウンターの中が厨房スペースになっています。

 長テーブルの左手は小上がりの座敷席になっていて、テーブル(4人掛け)が4卓ほど。これがすべて満席というんだからすごいではありませんか!

 さて、みんなはどこにいるのかな?

 後ろ手に引き戸を閉めつつ、もう一度店内を見渡して、長テーブルの一番奥で盛り上がっている面々を発見。「いやぁーっ、遅くなってすみません」とその盛り上がりの中に合流します。飲み物はボトルで入れた芋焼酎(「縁(えにし)」、3,000円)の炭酸割りに移行しており、私もそれを1杯作ってもらって乾杯です。

「料理も追加注文しますね」

 と、てりぃ~さんが注文してくれますが、まずは目の前にある刺身の盛り合わせに手を伸ばします。

 もつの刺身は、レバー(600円)、ゆでガツ(600円)、はつ(600円)、シロ(600円)、タン(700円)、生ガツ(700円)、キャン玉(700円)、コブクロ(700円)の8種類。カッコ内の価格はそれぞれ1人前のもので、半人前ずつを何種類でも盛り合わせることができるそうです。そのときの料金は[1人前の半額]×[注文品数]+[50円]となるみたいです。

 たとえばレバ刺とタン刺を盛り合わせる場合は、半レバ刺(300円)+半タン刺(350円)+50円で、700円となります。50円が盛り合わせ料みたいなものなのでしょうか。今回のものは8品すべての盛り合わせで、2,650円です。

 ゆでガツ刺もさることながら、生ガツ刺がうまいなぁ!

後編に続く)

081128a 081128b 081128c
「喜美松」 / 生ガツ刺など / たん下の生姜煮

店情報

《平成20(2008)年11月28日(金)の記録》

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店情報: もつ焼き「喜美松(きみまつ)」(浅草)

    081128a
  • 店名: もつ焼き「喜美松」(「喜」は「七」が三つ)
  • 電話: 03-3874-5471
  • 住所: 111-0032 東京都台東区浅草4-38-2
  • 営業: 17:30-23:00(22:30LO)、土日祝休
  • 場所: 東京メトロ銀座線・浅草駅3番出口を出て右にUターンして、吾妻橋信号交差点を左へ。道成りに北上すること約15分(850mほど)。途中、馬道交差点で言問通りを渡り(約10分、550m地点)、浅草六丁目交差点(約14分、740m地点)も通過する。浅草六丁目交差点の1ブロック先、左手の1階に「世界電器」という電器屋さんがある手前を左折して、道成りに(途中右手に公園や郵便局を通過しながら)直進すること約6分半(350mほど)、千束通りに出る手前の右手。大きな樽の入口が目印。
  • メモ: 〔飲み物〕生ビール(中)450、(小)360、大瓶ビール(アサヒ・キリン)660、中瓶ビール(エビス)630、冷酒(国盛)790、にごり酒790、酒(2合より)1合420、オレンジジュース300、キリンレモン300、ウーロン茶300、レモンハイ450、ウーロンハイ450、梅酢わり(梅干&梅酢)500、すっぱ酎(クエン酸入り)480(味付け(アンズ・グレープフルーツ・パイナップル・青リンゴ)もあり、各プラス20)、シークァーサーわり530、ホッピー(焼酎450、ホッピー300)、芋焼酎「縁(えにし)」(グラス530、ボトル3000)、黒糖焼酎「六超」(グラス580、ボトル3600)、紅茶の梅酒「クレハ」(グラス700、ボトル3500)。 〔焼き物(一皿5本)←とメニューにはあるが1本から注文可の様子〕やきとり650、とりつくね650、ぶたつくね650、おやじだんご700、れば600、しろ600、はつ600、かしら600、なんこつ600、がつ600、たん650、こぶくろ650、特製みそ焼き(とり、はつ、かしら)各700、しょうゆ焼き(はつ600、こぶくろ650、とり650、かしら600)、焼き野菜(ししとう、しいたけ、かぼちゃ、玉ねぎ、みにとまと、長ねぎ、れんこん、さつまいも)各650。 〔もつ刺身(8種類の中からお好みの種類を何種類でも半人前ずつ盛り合せできます。以下の表記価格は各1人前分)〕レバー600、ゆでガツ600、はつ600、シロ600、タン700、生ガツ700、キャン玉700、コブクロ700、シロ酢みそ600、ハツ酢みそ600。もつ刺盛合せ(レバ刺&たん刺)700、もつ刺盛合せ(玉刺&子袋刺)750。(もつ刺盛合せの値段は[1人前の半額]×[注文品数]+[50円]のようである。) 〔一品料理〕自家製ポテトサラダ450、トマト300、ミニトマト350、もやし(ドレッシング・おひたし)350、小松菜の辛子和え350、野菜の胡麻和え400、お新香400、大根キムチ300、キムチタクアン300、塩辛450、じゃがバター300、もつの煮込み400、豚汁350、焼にんにく500、揚げなす500、なすの肉みそ600、たん下の生姜煮350、わかめの酢のもの450、とうふの酢のもの500、冷やっこ350、もみじどうふ450、ごまかけどうふ400、黒まめ300。 〔オリジナルメニュー〕ゆで豚600、とんきざみ500、ハツのあらい600、てっぽうの辛みそ500、とんきも500、レバのたたき600。〔デザート〕白(牛乳寒天)350、黒(黒豆とカスピ海ヨーグルト)380、マンゴー(カスピ海ヨーグルトにマンゴーシャーベットをトッピング)350。 〔季節のメニュー〕おでん(大根、こんにゃく、こんぶ、揚げもの各種、玉子、ちくわ)おまかせ600、3個セット350。ゆず大根300、もやし(ドレッシング、おひたし)350、ゆでブロッコリー(マヨネーズで)400、ミニトマト350、揚げクワイ500。つくね鍋(1人前からどうぞ)980、とん汁350、揚げギンナン600。(2008年11月調べ)

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ハシゴしてスッポン鍋 … 大衆酒場「まるます家(まるますや)」(赤羽)

スッポン鍋


 池袋の「ふくろ」で、1人前700円のアンコウ鍋をいただきながら、「アンコウがこの値段で食べられるとはなぁ。ちょっとないよなぁ」なんて思っていたときに、ふっと頭をよぎったのが、「いや待てよ。そういえば赤羽(あかばね)に1人前700円のスッポン鍋もあったなぁ…」ということ。池袋から赤羽までは、埼京線1本、乗車時間もわずか8分間という距離です。よーし。今日は池袋から赤羽へのハシゴ鍋(?)といきますか。

 目指す赤羽の「まるます家」に到着したのは午後6時。こちらも朝9時から開いている大人気店だけあって、夕方のこの時間帯も、店の外にも5人くらい(店の中にも5人くらいいるので都合10人程度)、待ち行列ができています。

 酔い覚ましも兼ねて並ぶと、30分ほどして座ることができました。

「はい。おにいさん、何にする?」

 今日もまた、ニコニコ笑顔のおかあさんが注文を取りにきてくれます。この店は料理もさることながら、元気のいいおかあさんたちの切り盛りもまた大きな名物なのです。

「生酒・丸真正宗(まるしんまさむね)とスッポン鍋。それにモロキュウリをお願いします」

「はいよ。8番さん、スッポン鍋とモロキュウねーっ!」

 と明るく元気な声で厨房に注文を通しながら、近くの冷蔵庫から生酒とガラスの猪口(ちょこ)を出してくれます。丸真正宗(300ml瓶が600円)は、北区にある23区内唯一の酒蔵・小山酒造株式会社で造られた、まさに地元のお酒。いっときは取り扱いをやめていましたが、また復活したようです。

 予想どおりモロキュウリ(250円)はすぐに出てきました。キュウリ1本を縦に二つに割り、さらに長さ方向に四分割したものが味噌を添えて出されます。これを齧(かじ)りながら、スッポン鍋のできあがりを待とうという寸法です。ちょっと酔った口に、パリッとした噛み応えとキュウリの冷たさが心地よい。

 あまり待つこともなくスッポン鍋(700円)も出てきました。スッポン鍋は奥の厨房で仕上げた状態で出されるので、出てくるとすぐに食べることができるのです。スッポンのダシがよくでたスープに、豆腐、キャベツ、ネギ、ニンジン、油揚げ、シラタキ、シメジなど。そしてもちろんスッポンの身や、エンペラの部分も入っています。この骨ぎわの身が美味(うま)いんですよねぇ。

 このスッポン鍋。プラス200円で雑炊にしてもらうこともできるのですが、今日はハシゴ鍋の2鍋めだし、スッポンスープがそのまま酒のつまみになることもあって、雑炊まで行きつかないで、汁まですっかり完食です。

 席に座ってから1時間ほどの滞在は、1,550円でした。どうもごちそうさま。

 せっかく赤羽に来たから、周りの状況ものぞいて帰るかと、すぐ近くにある、おでんの「丸健水産」の盛況ぶりをながめてから、赤羽駅の東側にまわって立ち飲みの「いこい」へ。あらら。「いこい」は日曜日は午前中だけ(午後1時まで)の営業でした。

 「いこい」の前で客引きをしているおにいさんに、

「「いこい」のような店が好きなら、この先を突き当たった左側に「喜多屋」っていう立ち飲み屋があるよ。「いこい」と同じくらい安いよ」

 と教えてくれた上に、小さな袋入り柿ピーまでくれました。おにいさん、ありがとう。

 すぐにその「喜多屋」も見学。なるほど。料理は110円か220円の2価格帯。飲み物も大瓶ビールが390円、日本酒(1合)やハイボールが180円、サワー類(レモン、ウーロン、梅)が210円と、低価格に抑えられています。お客さんも大勢入っていて、盛況の様子。近いうちにぜひ確認に来てみたいお店です。

 赤羽駅前から、高円寺駅行きの路線バスに乗り、野方駅南口で下車。野方「秋元屋」、都立家政「竹よし」に引っかかりながら、日付けが変わってから自宅にたどりついたのでした。

081123g 081123h 081123i
「まるます家」 / モロキュウリと生酒 / 店内の様子

081123j 081123k 081123l
スッポンを取り分けて / 「赤羽トロ函」 / 「丸健水産」

081123m 081123n 081123o
「喜多屋」 / 「秋元屋」やきとん / 「竹よし」まぐろ脳天

・「まるます家」の店情報前回

《平成20(2008)年11月23日(日)の記録》

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ひとり用のアンコウ鍋 … 大衆酒場「ふくろ」(池袋)

あんこう鍋


 鍋の季節が始まると、やって来ないわけにはいかないのが、池袋で朝7時から開いている大衆酒場、「ふくろ」です。1~2階がカウンター席ということもあって、ここの鍋物は基本的に1人前。しかも種類が多いのです。

 今年の「ふくろ」の鍋物は、アンコウ鍋(700円)、よせ鍋(800円)、カキ鍋(650円)、キムチ鍋(650円)、サケ白子鍋(650円)、つみれ鍋(600円)、たらちり(600円)、はま鍋(600円)、湯豆腐(450円)、カキ柳川鍋(650円)と、去年と比べても、アンコウ鍋や、サケ白子鍋、カキ柳川鍋などが増えていますが、残念ながら昨年あったカニ鍋はないなぁ。去年、今年のレベルではなくて、もしかすると日々の仕入れによって、少しずつ並ぶメニューにも変化があるのかもしれませんね。

 今日は初めてお目にかかるアンコウ鍋をいただくことにします。それにしてもアンコウ鍋が700円というのは安すぎじゃない!?

 瓶ビール(アサヒスーパードライ大瓶、450円)を飲み、お通し(200円)のキノコの酢の物をつついているところへ、アンコウ鍋が出てきました。

 まずは小さなコンロが出され、その上に鍋を置いたおねえさんが、横のほうから見ながら鍋の水平を若干調整し、固形燃料にカチンと着火してくれます。

 今日、店に着いたのは午後4時半。三連休の中日(なかび)の日曜日ということもあって、お客さんは多めですが、普段は4時からオープンする2~3階が、休日は3時オープンなので、この時間帯になると2~3階にもお客さんが分散していて、入れないほどではありません。ちなみに1階はカウンターのみ。2階はカウンター席+テーブル席。そして3階はテーブル席+座敷席という造りになっています。お勘定はフロアごとに行いますが、料理はすべて地下の厨房で作られたものが、料理専用エレベータで各フロアに運ばれる仕組みで、品書きも値段も、どのフロアでも同じです。

 しかも池袋駅西口から徒歩2分以内というこの立地条件で、大瓶ビールが450円、日本酒1合が260円、焼酎なんて1合が190円というんだから驚くではありませんか。料理だって、お通しや納豆の200円から始まって、お新香やマカロニサラダ、野菜コロッケが350円。白子天ぷらが400円。いか刺身やマグロぬただって450円というんだからすばらしいでしょう! 目の前でクツクツと煮えはじめたアンコウ鍋の700円などは、この店のメニューの中では最高級品のひとつです。

 そのアンコウ鍋。豆腐や白菜、エノキ茸、春菊などが入った上に、アンコウの身、皮がのって、一番てっぺんにアンキモが一切れのっかっていて、煮えるとともに全体がじわりと沈み込んでいきます。

 さてさて。アンキモは火が通りすぎないうちにいただきますか。おっと、その前に、燗酒(260円)を1本もらいましょう。アンコウを食べるときは、やっぱり日本酒ですよね。

 その日本酒は、1合瓶入りの「大関」が燗づけられていて、その瓶のまま出されます。

 アンコウ鍋は味噌あじ。これをハフハフといただきつつ、合いの手に燗酒をちびりちびりといただくと、あぁ、今年も鍋の美味しい季節になったなぁ、と改めて感じます。

 汁(つゆ)までしっかりと飲み干して、1時間ほどの滞在は1,610円でした。どうもごちそうさま。

081123a 081123b 081123c
「ふくろ」 / 瓶ビールとお通し / カウンターの様子

081123d 081123e 081123f
鍋もできあがり / まずはアンキモから / 燗酒が合う

店情報前回

《平成20(2008)年11月23日(日)の記録》

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サイデンさんは隔週で … 居酒屋「鍵屋(かぎや)」(鶯谷)

うなぎくりから焼きなど


 鶯谷駅の東側、言問通りを渡った先、台東区根岸にあるのが、昭和24(1949)年に居酒屋として創業した老舗「鍵屋」です。

 開店30分後(午後5時半)の「鍵屋」は、L字カウンター長辺に4人ほど先客が座っている状態。私は空いていた短辺のところに腰を下ろします。前回とまったく同じ席ですねぇ。ここはカウンターの中にある焼き台の目の前で、焼き物の注文が入ると店主が目の前に来る場所です。

 まずは菊正宗の燗酒(530円)と、うなぎのくりから焼き(640円)を注文すると、すぐに出されるお通し(サービス)は、定番の煮豆です。これは大豆を醤油味で煮たもので、ピリッと辛みを感じるのは辛子も入ってるんでしょうね。

 ほとんどの人が注文する名物のうなぎのくりから焼きは、うなぎの身をくねらせるように串に打って、タレ焼きしたもの。カウンター上段に置かれた山椒粉をパラリと振りかけていただきます。

 この店の店主は、いっけん寡黙そうに見えますが、しゃべり始めるといろんなことを語ってくれて、むしろ雄弁ともいっていいタイプかもしれません。

 細長い徳利の方のところを握るように持ち上げて、グルグルっと回す店主に聞いてみると、

「こうするのが、一番お燗の温度がわかりやすいんですよ」とのこと。1本1本、きちんとそうやって確認しています。

江戸東京たてもの園で、昔の「鍵屋」を見て来るようになったんですよ」

「そうでしたか。毎年夏に1日だけ、たてもの園内の「鍵屋」で営業するんですよ」

 と言いながら、ロングピースのフィルター部分をポキンと折って、口にくわえる店主。

「フィルターを折るんなら、最初からショートピースにすればいいのに」と余計な口出しをしてみると、

「いや、……(と奥の厨房にいる奥さんのことを、背中越しにチラッと指差して)がうるさいんですよ」と小声で説明してくれる店主。なるほど。奥さんも店主の体調に気を使ってくれているんですね。

 菊正宗(530円)をおかわりして、つまみには初めて注文するお新香(470円)をもらってみると、このお新香がカブ、キュウリ、ナス、ニンジン、野沢菜、タクアンの6点盛り。味もいいですねぇ。この店の料理は、調理法なども含めて、昔からちっとも変えていないんだそうです。古いお客さんたちも同じものを、同じように味わってたんでしょうね。

「サイデンステッカーさんもいらしてたんですよね。一度、一緒に飲みたかったなぁ」とカウンター中央部に座っているお客さん。

「そうなんですよ。2週間に1回くらいは来られてましたねぇ。本当に日本の文化を愛している方でした。ああいう人が英文への翻訳をしたから「雪国」もノーベル賞を受賞できたんだと思います。著者の川端康成さんご自身が、ノーベル賞の半分は、サイデンステッカーさんのものだとおっしゃってたそうです」

 2週間に1回かぁ。本当に常連さんだったんですね。

 3本目のお酒として、甘口の桜正宗(530円)をもらって、これまた初めての大根おろし(440円)を注文すると、これがチリメンジャコもたっぷりと入った、いわゆるジャコおろし。一緒に出された小瓶入りのお酢をちょっとかけて、醤油もかけて、さっぱりといただきます。

 ゆっくりと2時間強の滞在は3,140円でした。どうもごちそうさま。

081120g 081120h 081120i
「鍵屋」 / お新香 / 大根おろし

店情報前回

《平成20(2008)年11月20日(木)の記録》

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24時間・年中無休で … お食事・呑み処「信濃路(しなのじ)」(鶯谷)

かき鍋


 鶯谷(うぐいすだに)近くでの仕事を終えたのは午後4時半。駅の近くにある、24時間営業・年中無休の、お食事・呑み処「信濃路」に入ってみることにします。

 鶯谷駅北口の目の前にある「信濃路」は立地条件がいいし、値段も安いということもあって、お客さんでにぎわっているかと思いきや、けっこうガラガラ。

 店を入ってすぐのカウンター席に、そばをすすっているお客さんが何人かいて、入口右手にある別の間のほうも、カウンター席に先客が1人、テーブル席にも男女2人連れが2組だけという状態。左のカウンター席は食事客が多いようですが、右の別の間はみなさん飲んでるようなので、私も右の間に入り、ひとりなのでカウンター席に座ろうとすると、「どうぞこちらへ」と、店のおねえさんがテーブル席のひとつへと案内してくれます。

 テーブル席は、二人掛けのものがずらりと並んでいて、それを組み合わせて4人掛けにしたり、6人掛けにしたりできる仕組みです。

 店を切り盛りしているのは、中国の人だろうな、と思われる男女数人ずつ。男性陣はカウンター内の厨房で調理を担当し、女性陣はホールを担当しているようです。

 まずは瓶ビール(キリンラガービール大瓶、530円)をもらって喉を潤しながら、じっくりとメニューを確認します。カウンター上の壁や、背後の壁にずらりと並ぶ短冊メニューは、ざっと見ただけでも100品以上。店の奥のほうの短冊は、ここからは遠過ぎることもあって、とてもすべては見られません。

 しかも、おでんがすべて1品80円、コロッケが100円、冷やっこや目玉焼きが150円、メンチも160円と、とにかく安いのです。一品料理で一番高いのが、鍋もの各種の550円です。定食まで含めても肉野菜炒め定食の770円というのが最高値(さいたかね)ですから、すばらしい。この値段で24時間・年中無休でやってるのがすごいなぁ。

 今日は初回なので奮発して(?)、一品料理最高値の鍋ものを注文することにします。鍋ものメニューは、もつ鍋、カキ鍋、寄せ鍋、豚キムチ鍋、牛鍋、海鮮キムチ鍋の6種類で、すべて550円。今日はカキ鍋にしました。

 待つことしばし。一人用の鉄鍋に用意されたカキ鍋が、お盆に載せられて登場し、目の前でカチンと固形燃料に火をつけてくれます。春菊だけが別皿に盛られているのもすばらしいですねぇ。グツグツとできあがってきたら、仕上げに春菊を入れろ、ってことですね。

 鍋の中身は、カキが4~5個に、ネギ、白菜、えのき、ニンジン、焼き豆腐、しらたきと盛りだくさん。これで550円は安いですよねぇ。

 ダシは味噌味。プクンとカキの身が膨らんできたところで、あまり火を通し過ぎないように気をつけながら食べ始めます。んー、うまいっ。

「馬鹿にしないでっ! 私はそんな女じゃないわ!」

 数卓向こう側に座る、男女ふたり連れの女性が、急に大声を出します。カキ鍋をつつきながらも聞き耳をたてて様子をうかがってみると、男性が60代、女性は50代と思われるおふたりは、今日、はじめて一緒に食事(飲み?)に来たらしく、このあとの展開について、男性のほうがお誘いをかけたらしいのです。

 もしかすると、女性がプイッと席を立って帰ってしまうんじゃないかとも思ったのですが、意外に冷静です。

「そんなことを言うと、○○さんご自身が、人格を疑われるわよ。私だから良かったようなものの、他の人に対してそんなことを言わないように気をつけなくっちゃ」

 と、まるでお母さんが子供を叱るような口ぶり。男性のほうも、

「いや。そんなつもりじゃなかったんだよ…」ともう、しどろもどろ。

 ここ鶯谷は、駅東側の北口から南口の間に、ずらりとホテルが林立し、通りのあちこちに街娼のおねえさんたちが居並ぶ、とっても怪しげな地帯でもあるのです。

 その駅の北口脇に、ここ「信濃路」があって、南口脇に人気の立ち飲み・もつ焼きの店「ささの家」があるというのもいい構図ですよねぇ。いい大衆酒場は、怪しげな地域にあることが多いのです。たとえばWINS(場外勝馬投票券発売所)のある街に、いい酒場が多いように。いいところも悪いところも併せもったような成熟した街でなければ、いい酒場も存在し得ないということなんでしょうね。

 1時間ほどの滞在は、1,080円でした。どうもごちそうさま。

081120a 081120b 081120c
「信濃路」 / テーブル席と瓶ビール / かき鍋登場

081120d 081120e 081120f
着火前のかき鍋 / 仕上がったかき鍋 / カウンター席の様子

店情報

《平成20(2008)年11月20日(木)の記録》

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店情報: お食事・呑み処「信濃路(しなのじ)」(鶯谷)

    081120a
  • 店名: お食事・呑み処「信濃路」鶯谷店
  • 電話: 03-3875-7456
  • 住所: 110-0003 東京都台東区根岸1-7-11
  • 営業: 24時間営業、年中無休
  • 場所: JR山手線・鶯谷駅北口を出ると、右手目の前。10秒もかかるかどうか。
  • メモ: 入口を入って正面から左側は、いかにも座って食べられる路麺屋風のカウンター席だが、右側にもカウンター席、テーブル席、座敷席のある間があって、ゆっくりと飲むことができる。〔一品料理〕おでん(はんぺん・さつま揚げ・大根・厚揚げ・こんにゃく・玉子・いか巻・ちくわ・すじ・ごぼう巻・ちくわぶ・揚げボール・がんも・こんぶ)各80、冷やっこ150、しらすおろし200、とろろ芋200、ピータン豆腐350、マーボ豆腐250、肉豆腐350、目玉焼き150、玉子焼き250、ハムエッグ300、ベーコンエッグ300、肉じゃが煮付け250、里いも煮付け250、白滝煮付け250、厚揚げ煮付け250、野菜うま煮250、野菜炒め400、豚生姜焼き400、豚焼肉400、豚キムチ炒め400、牛カルビー400、もつ煮込み300、さば味噌煮付け400、赤魚煮付け400、かれい煮付け400、さけ塩焼き400、さば塩焼き400、さんま塩焼き400、あじ開き300、たこキムチ300、ハムカツ400、豚カツ300、メンチ160、コロッケ100、カキフライ400、豚シャブ300、豚足350、手羽先餃子450、手羽先明太450、鶏もも唐揚げ300、鶏皮唐揚げ250、赤鶏たたき400、おくらおひたし250、オニオンスライス250、ごぼう浅漬250、わらび醤油漬250、らっきょ250、ニンニク揚げ200、トマトサラダ300、マカロニサラダ250、ポテトサラダ250、冷しトマト250、子持ちヤリイカ300、タコサラダ300、セロリサラダ250、チーズ300、レバーニンニク300、レバーキムチ400、にらレバー400、にら玉子300、もつ鍋550、カキ鍋550、寄せ鍋550、豚キムチ鍋550、牛鍋550、海鮮キムチ鍋550など。〔ごはん類〕納豆定食370、目玉焼定食420、豚汁定食470、玉子焼定食520、鮭定食620、サバ塩焼定食620、サンマ塩焼定食620、サバ味噌煮定食620、野菜炒め定食670、焼肉定食670、生姜焼定食670、肉野菜炒め定食770、カレーライス300、チャーハン500、オムライス500、お茶漬(さけ・うめ・のり)各300、おにぎり(さけ・うめ・おかか)各120、刺身(マグロ・イカ・タコ・〆サバ)各450など。〔めん類〕かけそば・うどん200、もりそば・うどん300、ざるそば・うどん350、天ぷらそば・うどん300、正油ラーメン350、みそラーメン500、とんこつラーメン350、スパゲッティー(ナポリタン・ミートソース・きのこ唐辛子)各650など。〔お飲み物〕ビール(大)530、生ビール(中)480、日本酒270、ホッピー370、酎ハイ380、レモンサワー380、芋焼酎380、そば焼酎380、むぎ焼酎380など。(2008年11月調べ)

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〔コラム〕 課題の店に出かけよう!

銀座「三州屋」のカキフライ定食


 都内での仕事に向かう移動中に、昼食としてやってきたのは銀座の「三州屋」です。

「いらっしゃいませ。おひとりさん? 左奥のテーブルにどうぞ」

 店を切り盛りするおばちゃんたちのひとりが、そう声をかけてくれます。店内は壁に沿ってL字(Lの内側に人が座るタイプ)に展開するカウンター席と、ずらりと並ぶテーブル席。2階には座敷席がある造りで、ひとり客も入れ込み式にテーブル席に案内されることも多いのです。

 店に着いたのが、午後1時前と、ちょっと遅めのランチタイムになってしまったので、銀むつ煮定食などの鶏豆腐が付いた定食は、残念ながらすべて売り切れ。残っているメニューの中から、この季節ならではの、かきフライ定食(1,100円)を注文します。

 都内に数多くのれん分けしている「三州屋」ですが、揚げ物がある店は少なくて、私が知る範囲では、ここ銀座店のみ。しかもその火のとおり加減が絶妙で、かきフライのない季節も、ミックスフライ定食や、あじフライなどが大人気なのです。

 ちなみに最近、田町(たまち)駅東口側(海側)に、銀座「三州屋」の支店として、「三州屋芝浦店」(03-3453-2160、港区芝浦3丁目11-5)ができたようなので、こちらでも揚げ物が食べられると思います。

 さぁ、かきフライ定食が出てきました。

 キャベツの千切りや玉ねぎなどの野菜サラダ風の添え物の上に、ぷっくりと丸く膨らんだカキが5個置かれており、皿の横には練り辛子と、レモンスライスも添えられています。これにご飯と漬物(カブとキャベツ)、そして味噌汁が付いて定食になります。かきフライは単品で注文すると750円。今日の味噌汁であるなめこ汁は、単品ならば300円なので、この2品だけでも1,050円です。ランチセットがいかにお得かというのが分かりますね。

 1個目は、さっとレモンを搾っただけでいただくと、中まで火が通っていてあったかいんだけど、ベリーレアに仕上がっているという、「三州屋」ならではのカキフライのうまみが口の中に広がります。あぁ。日本酒がほしいなぁ。

 周りの人たちの注文を聞いていると、海鮮丼や刺身定食も人気があるようです。

 さて、ここ数年恒例の「今年のテーマ」ですが、今年は「課題の店に出かけよう」ということを掲げて、みなさんからご紹介されたのに行くことができていないお店、個人的に気になっているのにまだ行けていないお店、もう一度行こうと思いながらすっかりご無沙汰してしまっているお店などに出かけて行きたいと思います。

 昨年の年頭の記事にも書いたとおり、2005年は「人を広げる」、2006年は「地域を広げる」、2007年は「原点回帰」ということで、昨年までの拡張路線を一旦やめて、ひとり呑み主体の方向に回帰。昨2008年は「じっくりと」という方針で、じっくりと腰を据えて飲むことを志向してきました。そんな中で積み重なっている課題店に、今年はぜひ出かけてみることにいたします。

 今年もまた楽しく飲みましょう! よろしくお願いします。

・銀座「三州屋」の店情報前回

《平成20(2008)年12月10日(水)の記録》

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美人女将の店で日本酒 … 居酒屋「ねこ屋(ねこや)」(築地)

「ねこ屋」の女将


 今日の1軒目、「河本」も、2軒目としていった「大坂屋」も女将が切り盛りするお店。せっかくなので3軒目も女将が切り盛りするお店に行きましょう。門前仲町から都営地下鉄・大江戸線で3駅。築地市場で降りて、向かうのは和服に割烹着の美人女将の店、「ねこ屋」です。

 今年の3月にオープンした、まだ開業1年も経っていないお店ながら、美人で、ナースで、料理が上手で、日本酒好き(利き酒師)という女将の人気はものすごくて、ちょっと辺鄙な場所(失礼!)だし、階段を上がった2階にあるにもかかわらず、入れないことも多いほどの人気店です。

 現在、平日水曜日の午後7時過ぎ。今日は入れるかな…。

「こんばんは」

「あら。浜田さん」と笑顔を見せてくれる女将に加えて、

「あ。いらっしゃいませ~」とカウンターの一番入口側の席で振り返って迎えてくれるのは、前にも一度、この店でご一緒させていただいた、「米山」(赤羽)の常連女性、Cさんです。Cさんは職場が銀座なので、この店にもすぐにやってこれるんだそうです。

 そのCさんのとなりに座らせていただいて、今日の1杯目として静岡の「天領の瀧」(純米、800円)をもらうと、お通し(席料込みで500円)として出されたのは肉じゃがです。

 ここの女将は、自らも「まりみるのおいしい生活日記」という、居酒屋や料理関連(+猫も!)のブログを、ブログの黎明期である2004年ごろからやっていて、巡った酒場は300軒近く! いろんな酒場を訪問したあと、ここ築地に念願の居酒屋をオープンしたのでした。酒場好きの方が開く酒場は、ほぼ間違いがありませんよねぇ。

 今日の2杯目は広島の「美穂(びほ)」(純米吟醸、800円)。

「これからはもっともっと日本酒に力を入れていきたいんです」

 と女将が語るとおり、いいお酒がそろっています。

 左どなりにやってきたのは、月島「岸田屋」の常連さんでもあるというTさん。なんと私の著書「ひとり呑み」を持参してくださってました。ありがとうございます。

 カウンター内の厨房で作られているのは、ぶり大根煮(単品なら650円)。「へぇ~っ」と眺めていたら、「少しどうぞ」と出してくれました。見た目のとおりの美味しさはさすがですねぇ。

 1時間半ほどゆっくりと楽しんで、お勘定は2,100円でした。どうもごちそうさま。

081119i 081119j
「ねこ屋」 / 静岡「天領の瀧」(純米)

081119k 081119l
広島「美穂」(純米吟醸) / ぶり大根煮

店情報前回

《平成20(2008)年11月19日(水)の記録》

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クセになるもつ煮込み … 牛煮込み「大坂屋(おおさかや)」(門前仲町)

「大坂屋」にて


 木場から門前仲町までは地下鉄東西線で1駅、1キロほどの距離なので、ゆっくりと歩いても20分もかかりません。

 今日の2軒目は門前仲町の牛煮込みの店、「大坂屋」です。

 水曜日、午後6時前の店内は、煮込み鍋を囲むメインカウンター(6席程度)に先客が5人。入口左手のサブカウンター(4席程度)は空いています。

「ここに入る?」

 と女将さんが声をかけてくれて、先客5人のど真ん中、煮込み鍋の正面に座らせてもらいます。

 「大坂屋」の創業は大正13(1924)年。関東大震災の翌年です。当時は門前仲町交差点の近くで、屋台で営業していたのだそうです。

 終戦後、今の場所に店を構えて営業するようになりますが、メニューはそのころからほとんど変わらぬシンプルなもので、串に刺した牛煮込み(1串130円)がシロ(腸)、フワ(肺)、ナンコツ(食道)の3種類以外は、玉子入りスープ(330円)とオニオンスライス(300円)しかありません。

 今日も梅割り焼酎(400円)をロックでもらって、煮込み3種を1本ずつもらうと、いつのもようにお通しの大根の漬物(たぶん100円)が出されます。

 グツグツと煮えたぎる煮込み鍋で、黒々と煮込まれる牛もつが、この店の大きな特徴。みそ味をベースにした濃厚な味わいがたまりません。一度食べると必ずクセになってしまう味なのです。

 この店では箸は出されません。お通しの大根の漬物は、添えられる小さなフォークでつついていただき、煮込みは串をつまんで、そのままいただきます。煮込み鍋には串ごと浸(つ)かっていますので、串にも煮込み汁が染み込んでいて、指にも付きます。その指先を、お通しと一緒に出される小さな濡れ布巾でちょいちょいと拭(ぬぐ)うのです。

 玉子入りスープ(330円)を注文すると、グツグツと沸く煮込み鍋の中に、生のままの殻付き玉子が入れられて、半熟状態になるまで煮込まれます。それを取り出して、コンコンッと殻を割り、クルリと殻をむいて小鉢へ。包丁で十文字に切り目を入れて、煮込み汁をかけてできあがりです。

 この玉子入りスープ。そのままいただいてももちろおん美味しいのですが、玉子をつぶしてグチャグチャっとかき混ぜ、そこに串から抜いた煮込みを入れて、一緒にいただくと、煮込みのコクがより増して、一段とおいしくなるのです。特にシロの煮込みが合うように思います。

 今日もまずシロを2本もらって玉子入りスープに投入。んー。うまいなぁ。さらにシロ2本を追加して、とろりと溶けた黄身に絡めながらいただきます。

 1時間弱の滞在。梅割り焼酎2杯に煮込みが都合7本と玉子入りスープで、今日のお勘定は2,140円でした。どうもごちそうさま。

081119e 081119f
「大坂屋」 / 玉子入りスープ

081119g 081119h
ぐちゃぐちゃっとかき混ぜて / 煮込みと混ぜる

店情報前回

《平成20(2008)年11月19日(水)の記録》

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名物おでんが始まった … 大衆酒場「河本(かわもと)」(木場)

おでんとホッピー


 都内での仕事が早めに終わり、久々となる「河本」に到着したのは午後4時10分。開店時刻から、まだ10分しか過ぎていないのに、店内にはすでに先客が4人ほど。みなさん、早いですねぇ。

 この店は、平日は午後4時から8時までの4時間だけの営業。勤務先が都内(しかもこの店からの徒歩圏内)にあったころは、仕事が終わってからトコトコやってくることができたのですが、職場が横浜に移ってからは、平日は営業時間内に到着することは、ほぼ不可能になってしまいました。今日のように都内への出張があったときか、土曜日(日祝は定休)にやってくることができるだけなのです。

 カウンターの中、丸い煮込み鍋の横には、冬場だけ登場する四角いおでん鍋がでんと置かれています。冬場の「河本」は、おでんも名物なんですよねぇ。

「ホッピーと、おでんをお願いします。おでんは豆腐を入れてもらって、あとは適当に」

 カウンターの中を担当するマスミさん(=女将)が、すばやい手つきでジョッキに焼酎を入れて、ホッピーの栓を抜いて渡してくれます。ホッピーはセット(焼酎+瓶入りホッピー)で400円。自分で好きな濃さに割りますが、基本的にはひと瓶、丸ごと入れてしまうのが、メーカー推奨の飲み方です。

 おでんは1皿5品ほど入れてくれて400円。常連さんたちは1~2品なんて注文もしていますが、その場合にどんなお勘定になるのかは知りません。

 店は女将のマスミさんと、常連さんたちがあんちゃんと呼ぶ、マスミさんの弟さんとの二人で切り盛り。マスミさんが店の表側を、あんちゃんが奥の厨房を担当します。

 熱々おでんはあっという間に食べ終えて、いつものもつ煮込み(300円)もいただきます。ここの煮込みは、牛の腸とコンニャクを煮込んだもので、腸の裏側に付いたプリップリの脂肪分もたっぷり。私がホッピーに一番良く合う煮込みだと思っている一品です。あぁ、今日もうまいっ!

 1杯目のホッピーを飲み干して、2杯目は黒ホッピー(セットで400円)をいただきます。ちょっと香ばしい感じの味わいがいいんですよね。「ホッピーは黒しか飲まない」という人もいるほど人気がある飲み物です。

 今日は平日なので、魚メニューも充実していて、かけじょうゆ(マグロぶつ、400円)、煮魚カレイ(400円)、煮魚ブリ(300円)の短冊がかかっています。その中から煮魚カレイを注文すると、すぐにあんちゃんが奥の厨房から持ってきてくれます。あららぁ。卵もたっぷりとついててうれしいなぁ。

 午後5時を回ると、この店にやってくるたびに姿を見かける常連さんたちが、ひとり、またひとりとやってき始めました。なるほど。常連のみなさんたちも、こんな早い時間からやってくるんですね。

 ほとんどの常連さんが、ほぼ毎日やってくるので、店内はまさに学生時代の放課後の部室のような状態になってきます。この雰囲気もまた大衆酒場の魅力のひとつなんですよねぇ。

 さてさて。私はそろそろ腰を上げますか。ゆっくりと1時間半ほどの滞在は、1,900円でした。どうもごちそうさま。

 そんなわけで、新しい年、平成21(2009)年もまた、よろしくお願いいたします。

081119a 081119b
「河本」 / もつ煮込み

081119c 081119d
黒ホッピー / 煮魚カレイ

店情報前回

《平成20(2008)年11月19日(水)の記録》

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