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ウインナーの玉子とじ … やきとり「大船(おおふな)」(白金高輪)

ウィンナー卵とじ


 金曜日。横浜の職場から、都内の自宅への帰り道にやってきたのは白金高輪(しろかねたかなわ)駅のすぐ近く、魚籃坂下(ぎょらんざかした)にあるやきとりの「大船」です。

「なんで横浜からの帰り道が白金高輪なの?」

 と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、横浜方面から京急電車に乗って、品川駅のひとつ先、泉岳寺(せんがくじ)駅で降りると、そこから魚籃坂下の交差点までは大通り(東京都道415号・高輪麻布線)1本、約1キロの距離なのです。(ただし、ジワッと上り坂です。)

 ここ魚籃坂下は港区の南西の端のほうに位置し、西は渋谷区、南は品川区と境を接しています。また港区の中でも、このあたりの町名は三田ですが、道路の西側は白金、南側は高輪と、これまた三つの町が境を接している、おもしろいエリアなのです。

 目指す「大船」に着いたのは午後8時前。ガラリと引き戸を開けて店内に進むと、L字の立ち飲みカウンターだけの1階店内は、ゆるやかに8~9割り程度の入り。

 非常に特徴的なのは、ここ1階フロアにはサラリーマンのグループ客がいないことで、ほぼすべてのお客さんが、大人の男性ひとり客だということ。そして、それぞれのお客さんは、ひと目でそれと分かるほどの常連さんばかりで、店の空気にすっかり溶け込んでいます。

 私も入ってすぐのカウンターに立ち、まずは瓶ビール(キリンラガー大瓶、570円)と、冬場の名物らしい「にこみ」(400円)をもらいます。なにしろ、壁に貼られたメニューの「にこみ」のところが花丸で囲まれてますもんね。「これは注文しなきゃ」と思ってしまいます。

 すぐに出された「にこみ」は、シロ(腸)を中心に、大根、コンニャクを煮込んだ、比較的あっさりとしたタイプ。汁まで全部いただくことができます。「にこみ」は10月から翌年4月までの季節限定ものなんだそうです。

 その煮込みを写真に撮っていたら、すぐとなりから「もしかして?」と声をかけてくださったのは、なんと「東京スカパラダイスオーケストラ」(←リンク先は音が出ます。)のベーシスト・川上つよしさん。川上さんは、昨日、本所吾妻橋の「わくい亭」で、「古典酒場」の取材だったのだそうです。(そのときの取材の様子はこちら。)

 常連さんばかりの1階フロアで、川上さんと私のふたりだけが新参者といった感じ。川上さんご自身も酒場好きということもあって、初対面とは思えないほど共通の話題がたっぷりです。(お店自体は、一見さんを排除するような雰囲気はまったくなくて、非常にいい居心地です。)

 煮込みに続いては、看板メニューのやきとり(もつ焼き)を注文しようと思っていたのですが、まわりの常連さんを見ると、やきとりを注文する人はあまりいなくて、ほとんどのお客さんは、カウンターの上段に2段重ねに並べられた大皿料理を注文しています。

 ずらりと並ぶ大皿料理は日替りで、今日はギンダラてり焼き(450円)、ハタハタ焼き(450円)、菜の花辛子和え(350円)、生ハムサラダ(400円)、豚肉おろしかけ(350円)、エシャレット(350円)、じゃがバター(350円)、大学いも(350円)、ほうれん草ゴマ(350円)、ベーコンポテト(350円)、生こぶ煮(350円)などなど、その数ざっと25種類ほど。

 そんな中から、むかごバター(350円)を注文すると、大皿から取り分けたムカゴ(下茹でしたもの)をフライパンでバター炒めして仕上げてくれます。

 ビールに続いての飲み物は樽ハイ(ウォッカ・ハイボール、300円)。プレーン、レモン、すだち、巨峰、梅と5種の味が選べる中、シンプルにプレーンをいただきます。

 このお店、2階はテーブル席になっていて、そちらはグループ客も多い様子。私自身、前回、グループで来たときは2階席に入ったことを思い出します。その2階からは、やきとりの注文も続々と入っているようです。やきとりは、レバ、シロ、ハツ、タン、カシラ、ナンコツ、純とり、つくね、といった定番ものは1本120円。

「づけ焼(2本250円)って何でしょう。気になりますね」と川上さん。

「ホントだ。なんでしょうね。マグロかなぁ…」(正解は後ほど)

 なんて言いながらメニューをながめていると、その焼き物メニューのすぐ下に「大人気、炒め物メニュー」というコーナーがあり、もやし炒め(350円)、アスパラ・エリンギ・イカ炒め(450円)、レバニラ炒め(450円)、にら玉(350円)、ウィンナー卵とじ(350円)の5品が並びます。うーん。づけ焼にも引かれるけど、この炒め物もいいですねぇ。

「すみません。ウィンナー卵とじをお願いします」と、カウンター内の上品なおかみさんに注文します。カウンター内では、店主夫婦とその息子さんといった風情の3人が働いており、それとは別に2階を担当するスタッフも何人かいる様子です。

 熱々でボリュームもたっぷりのウィンナー卵とじで〆て、午後9時前まで、1時間ほどの立ち飲みは、1,970円でした。どうもごちそうさま。川上さん、お先に!

 あ、そうだ。づけ焼の件。後ほど川上さんから『会計の際にさりげなく女将さんに伺ったところ、「カシラ肉をにんにくダレに漬け込んだもの」との事でした』というメールをいただきました。これが「づけ焼って何でしょう」の答えです。

081219a 081219b 081219c
にこみと瓶ビール / むかごバターと樽ハイ / ずらりと大皿料理

店情報前回

《平成20(2008)年12月19日(金)の記録》

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