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テレビ前で一家団欒? … 大衆酒場「南よし(なんよし)」(高円寺)

店内の様子


 高円寺駅南口のPAL商店街の入口に、なにやら古びた(ほめ言葉です!)渋い大衆酒場があります。いつか行かなきゃなぁ、と思いながら、なかなか行けずにいたところ、先日発売された「古典酒場 Vol.6」(税込980円)の中に、成田一徹(なりた・いってつ)さんの切り絵として登場。

 その切り絵にもまた引かれて、今日やっと、懸案の「南よし」にやってきたのでした。

 大きく書かれた「大衆酒場」の、「大衆」と「酒場」の文字の間に、縦書きで「南よし」と店名の入った暖簾(のれん)。このスタイルは、十条の名店、「斎藤酒場」の暖簾と同じですね。「斉藤酒場」の紺地に白文字に対して、こちらの暖簾は茶色地に白文字です。

 その茶色の暖簾をくぐって、開けっ放しの入口から店内に入ると、店内は奥に向かってうなぎの寝床のように細長く、L字カウンター20席ほど。

 驚いたことに、土曜日、午後7時過ぎのこの時間、店内の先客はポツン、ポツンと二人です。二人とも、いかにもこの近くに住んでてちょっと出てきたといった感じの年配男性客で、カウンターの奥のほうに座ってチビリチビリと飲んでいます。

 私は空いているカウンターの手前側に座り、お絞り(袋入りの蒸しタオル)とお通しのキュウリの漬物を持ってきてくれた(外国の人らしい)おねえさんにチューハイ(340円)を注文します。

 そのチューハイが来るまでに、カウンターの中の壁にびっしりと張り出された短冊メニューを確認します。

 やきとんは1本90円ながら、1種類2本以上からの注文。店頭でお土産用のやきとんも販売しているようです。それ以外の一品料理はとにかく品物が多くて、すべてを見るには、かなり時間を要しそうです。一番安いのがキャベツなどの250円で、愛媛産・真鯛刺身や、まぐろ中トロ刺身の950円。それほど高くはありませんが、それほど安くもないといったところです。

 初回なので、刺身などの生ものは避けて、牛肉コロッケ(500円)にしてみましょうか。

 「ハーイ」と、いったんは注文を受けてくれたおねえさんでしたが、奥にいる女将さんが「ごめんなさい。今日はコロッケは売り切れたんです」とのこと。店は女将さんとおねえさんの二人で切り盛り中。「寄り道Blog」によると、奥の厨房に男性も居るようですが、この場所からは厨房は見えません。

 それじゃ、と注文したのはやきとんです。これもレバやシロなどの、店によって当たり外れのあるものは避けて、まずは無難にカシラの塩焼き(90円×2本)を注文します。やきとんは注文を受けてから、おねえさんが店頭の焼き台で焼いて、持ってきてくれます。

 カシラをかじり、チューハイを飲みながら、ゆっくりと店の様子を観察します。

 先客がカウンターの奥にかたまっているのは、どうやらカウンターの一番奥に置かれている小さな(14インチくらいの)テレビを見るためのようです。お客さんたちも、女将さんも、おねえさんも、みんなテレビの近くに集まって、テレビを見ながらときどき会話を交わしています。まるで一家団欒中の家族のようですねぇ。

 おねえさんがチラリチラリとこちらを気にしてくれるので、チラリとこっちを向いたところで、今度は砂肝(90円×2本)を塩で焼いてもらいます。

 この場所で変わらず50年以上営業を続けているのには、なにか目玉となる物がありそうに思うのですが、今日は常連さんも少ないので、それが何かを探るのは難しそうです。今日のところは様子見だけにしておいて、もうちょっとお客さんが多そうなときに、また来てみることにしましょうか。

「どうもごちそうさま」

 45分ほどの滞在は700円でした。

090411c 090411d 090411e
チューハイとお通し / カシラ塩 /

店情報

《平成21(2009)年4月11日(土)の記録》

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