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梅割り焼酎と肉とうふ … 大衆酒場「大はし(おおはし)」(北千住)

梅割り焼酎と肉とうふ


 「徳多和良」を出て、北千住駅前で解散。4人それぞれ帰る方向がバラバラなので、電車もそれぞれバラバラです。北千住はJR常磐線、地下鉄(東京メトロ)が日比谷線と千代田線、さらに東武伊勢崎線に、つくばエクスプレスと、実に五つの路線が乗り入れる交通の要衝でもあるのです。

 私もみんなと別れてJRで帰ろうと改札口近くまで行ったものの、「待てよ。せっかく北千住に来たんだから、もう1軒」と思い直して、向かったのは「千住で2番」のキャッチコピーでおなじみの「大はし」です。

 現在の時刻は午後7時半。開店直後こそ大混雑しているものの、この時間帯で、しかもひとりならなんとか入れるでしょう。

 ヨイショっとのれんをくぐって入口引き戸を開けると、

「いらっしゃいっ。おひとりさん。はいっ、そこへどうぞ!」

 と、いつものように元気なオヤジさんの声が響きます。見ると奥に向かって長く続くコの字カウンターの、一番手前の短い辺のところがすべて空いて、どこにでも座っていい状態。さっそくそこへ腰をおろすとすぐに「はいっ。飲み物は?」とオヤジさん。

「梅割り焼酎と肉とうふをお願いします」

「はいよっ」

 と返事したオヤジさん。軽快な足取りで受け皿とコップ、そしてお通し(サービス)の小皿を持ってきてくれて、その場でキンミヤ焼酎を注ぎ、最後にちょろりと梅シロップを垂らしてくれます。この梅割り焼酎が250円。ボトル(600ml)のキープは1,250円と廉価ですが、キープできる期間が1ヶ月間しかないので、私のように年に1回来るかどうかといった感じだと、とてもキープはできません。(何人かで来て、その日のうちに飲みきるくらいの勢いであれば、ボトルがおすすめです。)

 すぐに出される肉とうふ(320円)は、店の奥の大鍋で煮込まれている牛肉(カシラとスジ)と、同じ鍋で煮込まれている豆腐とを、平皿に盛ってくれたもの。「煮込み」と注文すると豆腐がない代わりに肉の量が倍になり、「豆腐だけ」と注文すると豆腐が2個になる代わりに、肉はなくなります。どれを注文しても値段は同じです。

「名物にうまいものあり北千住、牛のにこみでわたる大橋」

 という狂歌があるほどの名物メニューで、ほとんどのお客さんが注文する人気の品でもあります。

 この店に来たらもう1品、ぜひ食べてみたいと思っていた料理が、自家製かにコロッケ(480円)です。

 この店に足しげく通っている、「居酒屋一人旅 ~美味しい日本酒・焼酎を探して」のショテマエさんが、いつも必ず食べている品が、肉とうふと自家製かにコロッケなのです。しかも、注文しないでも、黙って座れば必ずこの2品が出されるほどのご様子です。それほどの一品を、私もぜひ食べてみようと思っていたのでした。

 すぐ近くに来た息子さんに、その自家製かにコロッケを注文すると「はいよっ」と、オヤジさんとそっくりな返事で注文を受けてくれます。なんだかカウンターの中の軽快な歩き方まで、オヤジさんそっくりになってきたような……。とても微笑ましい情景です。

 出された丸皿には、カリッと揚がった熱々のコロッケが2個。キャベツの千切りとパセリが添えられ、一緒にウスターソースも出してくれます。びっくりするほどではないけれど、普通に美味しいのが大衆酒場のつまみ。梅割り焼酎とも実によく合います。

 さっくりと40分ほどの「大はし」タイム。お勘定は1,050円でした。どうもごちそうさま。

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「大はし」 / 肉とうふ / 自家製かにコロッケ

店情報前回

《平成21(2009)年4月4日(土)の記録》

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『名物にうまいものあり北千住 牛のにこみでわたる大橋』  有名なこのキャッチコピーは、この店に常連として通っていた画家・伊藤晴雨の作。  今日は創業明治10(1877)年という老舗、北千住の「大はし」にやって来ました。  根津近辺での仕事が終わったのが午後4時ごろ。 (ちょっと早いけど、今日はこれで上がるか。久しぶりに北千住に出てみよう。)  と思い立って、根津から地下鉄・千代田線に乗り込むと、な... [続きを読む]

受信: 2013.11.30 09:01

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