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浴びるほど菊正宗樽酒 … 鳥料理「鳥晴(とりはる)」(荻窪)

よつわり


 荻窪駅の近くに、このあたりでも評判の鳥料理の老舗「鳥晴」があります。昭和36(1961)年創業だそうですから、今年で創業48年。ぜひ一度行ってみなければ、と思いながら、なかなか行動に移せていなかったのでした。

 そんなところへ届いたのは、「古典酒場」の美人編集長からの「荻窪駅近くの鳥刺し&つくねが美味しい店に行きましょう」というメール。もしや、と思って確認してみると、やはり「鳥晴」でした。やったーっ!

 しかも、同行してくださるのは、先日、白金高輪の居酒屋「大船」でバッタリとお会いした「東京スカパラダイスオーケストラ」(←リンク先は音が出ます。)のベーシスト・川上つよしさん。楽しい飲み会になりそうです。

 店は、荻窪駅南側の線路沿いの道路から1段下がったところにあって、なにやら隠れ家風。

 入口引き戸をガラリと開けて店内に入ると、午後6時を回ったばかり(開店時刻は午後5時)なのに、すでに左手のカウンター席(10席)は満員。右手小上がりにある3卓(4人がけ2卓+2人がけ1卓の10席)のまん中の卓に陣取ります。

「カウンターに座ろうと思って、早い待ち合わせ時間にしたのに、この時間でももうカウンターはいっぱいなんですね」と編集長も驚いています。

 まずはビール(大瓶、650円)をもらって乾杯すると、お通しには砂肝煮が出されます。

 川上さんも私も、この店に来るのははじめて。注文は編集長におまかせすると、まず出てきたのは鳥の刺身(800円)に、ねぎ味噌笹身和え(500円)。ねぎ味噌笹身和えは、白髪ネギの上に味噌がのり、さらにその上に笹身の刺身がのって、てっぺんにワサビです。これをグリグリとかき混ぜて、全体を一体化させていただきます。う~む。刺身そのもものいいですが、この味噌和えもいいですねぇ。

 大瓶ビールを3人で2本ほどいただいた後は、日本酒に切り替えます。この店の日本酒は「菊正宗」の樽酒のみ。この潔さがいいではありませんか。小さい徳利が430円で、大きい徳利は830円。もちろん大きいほうを注文し、燗(かん)をつけてもらいます。

 串焼き(530円)は、ネギを挟んだ正肉が、1人前1皿にちょうど3本。ひとり1本ずついただきます。

 編集長いち押しの“よつわり”(830円)は、鳥ももを焼いて、文字通り四つに割ったもの。皮の部分がパリッと焼けてて美味しいですねぇ!

 つくね(600円)は串に刺さずに、そのままハンバーグのように焼き上げるタイプ。これまた1皿3個でちょうどいい数。添えられた生玉子の黄身を絡めていただきます。

 それにしても、川上さんも編集長も、お酒が強い強い。大徳利が出てきたかと思うと、すぐに空になって、次から次へと大徳利のおかわりです。

 レバ焼き(550円)は、串に刺さずにバラで焼いた鶏レバーを皿に盛り、その上にオニオンスライスをのせて、タレをかけたもの。

 となりの卓の人たちのところへ出されたサラダ(750円)は、レタスや玉ネギ、トマトのみならず、霜降りにした笹身もたっぷりと入っていて、マヨネーズでいただくもの。あまりに美味しそうなので、こちらもサラダを注文します。

 飲むは食べるは、食べるは飲むは。だんだんお腹もいっぱいになってきて、次なるつまみとしてお新香(370円)を注文すると、小鉢に野沢菜漬が出されます。この野沢菜漬がまたいい塩梅(あんばい)で、燗酒が進んで進んで仕方がありません。

 お客さんはまったく途切れることがなく、一瞬空いたかと思うカウンターも、次の瞬間にはもう新しいお客さんが入ってきて満席になります。ほとんどのお客さんは常連さんの様子で、ふたりで切り盛りしている店主ご夫婦も、お客さんたちを名前で呼んでいます。

 楽しい時間はあっという間に過ぎて、ふと気がつくともう午後10時過ぎ。シェーッ。4時間も飲んでたんですね。

「シメに雑炊(600円)をもらいましょう」と注文すると、

「いくつお作りますか?」と聞いてくれるおかみさん。

「3人前お願いします!」と、すかさず答える編集長。

『そんなに食べられるかなぁ』と、心配しつつ待っていると、出された雑炊は、ご飯にナメコの味噌汁をぶっかけたような、汁(つゆ)の多いタイプのもので、すいすいと食べられてしまいます。さすが編集長。3人前で大正解でした!

 最後に出してくれた鶏スープ(たぶんサービス)が、これまた絶品で、これだけで燗酒の1合や2合は軽く飲めてしまいそうな一品です。

 結局、11時前くらいまで5時間近く楽しんで、お勘定は3人で16,800円(ひとりあたり5,600円)でした。

 お通しの値段が不明ではありますが、逆算してみると3人で大徳利を12本ほど飲んでいる計算になります。大徳利に2合入っているとすると、ひとりあたり8合ずつ、3人で2升4合も飲んじゃったんですねぇ! すごっ。

 ぜひまたよろしくお願いします。>川上さん&編集長

090424a 090424b 090424c
ねぎ味噌笹身和え / グリグリかき混ぜて / 串焼き

090424d 090424e 090424f
つくね / レバ焼き / サラダ

090424g 090424h 090424i
お新香 / 雑炊 / 鶏スープ

店情報

《平成21(2009)年4月24日(金)の記録》

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コメント

気分の良い仲間との幸せな飲みが見て取れるようです。
菊正宗樽酒!
これはホントにぐいぐい頂けますよね。
素晴らしき描写にしばし同じ空気を共有した気分になれました。

投稿: 佃の旦那 | 2009.06.25 17:21

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