まさに“和”ですねぇ … 割烹くずし「徳多和良(とくだわら)」(北千住)

「モアナ」を出て、今日の2軒目は北千住の立ち飲みの名店「徳多和良」を目指します。「モアナ」のある京成関屋/牛田から北千住までは、距離にして約600m。徒歩10分ちょっとなのです。
「徳多和良」に到着したのは午後7時前。この店は午後5時開店なので、そろそろお客さんが1~2回転したころでしょうか。ひとり分の空間、空いてるかな?
入口引き戸をガラリと開けて店内に入ると、左手のカウンター、右手の立ち飲みテーブルともにお客さんでいっぱい。しかたなく、カウンター一番手前のレジのところに立たせてもらいます。
“割烹くずし”を看板に掲げる「徳多和良」。割烹の味を、安価に出してくれることで大人気で、ずらりと並んだほとんどの品が315円です。
メニューは日替りで、今日は、とり貝刺、まこかれい刺、かつを刺、甘海老刺、平政刺、しめさば、翁ひめじ若狭焼、鮭ハラス焼、磯つぶ貝煮物、竹の子と高野豆腐焚き合せ、たこ桜煮、あら煮、白海老かき揚、海老天ぷら、あん肝、もずく酢、生ほたるいか酒盗漬、うなぎ肝佃煮の19品が315円。
315円以外のメニューでは、ほたるいかと貝のマリネ、ゆばしんじょ揚、じゅん菜の3品が420円。平政かぶと焼が630円。
全部で23品のうち19品。8割以上が315円なのだからすごいですよね。
飲み物もまた日本酒、ビール、焼酎(芋焼酎、緑茶割、ウーロン割等)がそれぞれ315円です。
さっそく燗酒(315円)をいただいて、つまみには平政刺(315円)と生ほたるいか酒盗漬(315円)を一気に注文します。
すぐに出される平政(ひらまさ)は小皿に4切れ。学生時代の同級生(福岡出身)が、
「晩ご飯のときに、親父の食卓にだけ、ヒラス(←九州あたりでは平政のことをこう呼ぶそうです)の刺身なんかが1品多く並んでいて、親父がそれで酒を飲んでいた。オレも大人になったら絶対そうしようと思ってたんだ」
と話しながら、美味しそうに平政の刺身を食べていた様子を思い出します。
生ほたるいか酒盗漬は、頭を左に向けて整列した小さなイカが5杯。ちゅるんと食べると、酒盗らしい深みのある塩辛さに加えて、ホタルイカ独特の濃厚なコク。
ックゥ~~ゥ。なんと燗酒に合うつまみであることよ!
考えてみれば、酒盗も、ホタルイカも、それぞれ単品同士でも日本酒にピタリと合うつまみを合体させてるんですもんねぇ。合わないはずがない。
店内はひとり出ては、ひとり入ってという感じで、ずっと満員状態が続いています。
湯飲みに注いでくれる燗酒(315円)をおかわりして、竹の子と高野豆腐焚き合せ(315円)を注文すると、あらかじめ煮付けて、別々の大皿に盛られている竹の子や高野豆腐を、小皿に美しく盛り合わせてくれます。そしててっぺんには木の芽がひとつ。いやぁ、見た目も、香りも、まさに“和”ですねぇ。
45分ほど立ち飲んで、お勘定は1,575円でした。どうもごちそうさま。

平政刺 / 生ほたるいか酒盗漬 / 竹の子と高野豆腐焚き合せ
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