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〔コラム〕 呉・松山フェリーの天玉うどん

天玉うどん


 本州と四国を結ぶ海の道、フェリー。そのフェリーの船上でいただく「うどん」が、なんとも言えず美味しいのです。

 かつての宇高連絡船で出されていた讃岐うどんや、桜島フェリーのうどんなどが有名ですが、私がよく利用する呉・松山フェリーのうどんも、多くのお客さんが楽しみにしている人気の品。

 今日も、船に乗るなり注文するお客さんが続出で、しばらく待って行列が途切れたところで注文に向かいます。

 選べるメニューは、基本のうどん(350円)に始まって、きつねうどん(400円)、月見うどん(400円)、天ぷらうどん(450円)、カレーうどん(500円)、肉うどん(500円)の7種類。おでん以外にはカレーライス(500円)と、おでんが並んでいます。

 今日は天ぷらうどん(450円)に、追加で生玉子(50円)をトッピング。天玉うどんになりました。

 東京の天玉そばに入っているかき揚げ天は、野菜などがけっこうたっぷりと入っている場合が多いのですが、広島方面では、具よりもむしろ衣が主役のようなかき揚げ天が多いのです。その衣が汁(つゆ)の中でほぐれていくときの食感と、汁に加わる油のコクを楽しむんですね。しかし、このフェリーのかき揚げ天ぷらは、エビもけっこう入っています。

 麺は、呉(くれ)風の細い麺。呉では、出汁(だし)がよく絡むように、昔からうどんには細い麺が使われているだそうです。とろろ昆布がひとつまみ入っているのも呉風なのかな。呉の社員食堂のうどんにも、とろろ昆布が入ってました。

 今から25年ほど前、就職してすぐに独身時代に過ごしたのが呉の町。実家のある愛媛県に帰るのに、よくこのフェリーを利用したものでした。

 今回は、木・金と呉に出張したついでに、週末を実家で過ごそうと、ちょいと足を伸ばして松山に向かったのでした。

 そんな呉・松山フェリーですが、燃料費高騰による運賃値上げや、瀬戸大橋のひとつである「瀬戸内しまなみ海道」の全線開通、さらには最近の高速道路の休日割引制度などの影響で、利用者がピーク時(1995年度)の半分以下(43%)にまで落ち込み、今月(2009年6月)いっぱいで廃止(会社も解散)と決まったのだそうです。

 つい先ごろ(2009年4月末)、同じく広島県と愛媛県を結ぶ中四国フェリー(竹原~波方)も廃止されたばかり。続々と続くフェリーの廃止が止まらないようです。

 この天玉うどんをいただくのも、これが最後だと思うと悲しいですねぇ。

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うどんの売店 / フェリーの船内 / 松山に到着

 今回の出張では、水曜日の夜、新横浜駅で崎陽軒のお弁当、「横濱チャーハン」(550円)を買い込んで広島に向かいました。仕事も終わった金曜日、フェリーに乗る前に、おでんの「あわもり」に立ち寄って、この店ならではの皮や肝(きも)のおでんで、梅割り泡盛をいただいたあと、船上の人となったのでした。

 実家で、たっぷりの地魚と、これまたたっぷりの地酒でしこまた酔って、日曜日の今日、昼過ぎに実家を出発して、瀬戸大橋線(児島~坂出ルート)経由で、岡山駅で三好野本店の「祭ずし」を買って、現在、新幹線の車中です。新幹線(N700系)にはAC電源もあって、インターネットも使えるのが嬉しい限り。こういう便利さはどんどん拡大してくれるとありがたいですね。

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コメント

呉・松山フェリーの廃止記事は私も見ました。

学生時代、四国均一周遊券で仙台から広島に帰省する時、国鉄の連絡船には何回か乗りました。仁方-堀江でしたっけ?

九州に住んでいた頃、道後経由で広島に帰るとき、竹原~波方のフェリーにも乗ったことがあります。

あれも廃止ですか。さびしいですね。

投稿: N | 2009.06.07 23:12

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