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ミルクワンタンへの道 … ミルクワンタン「鳥藤(とりふじ)」(有楽町)

ミルクワンタン「鳥藤」


 JR山手線の有楽町駅から東京駅に向かうガード下に、いかにもガード下酒場らしい、渋い酒場が軒を連ねる一角があります。その名も「有楽町高架下センター商店会」。ずらりと並んだ約25軒の店々の中で、東京駅に近い側にある何軒かの1軒が、昭和24(1949)年の創業で、“ミルクワンタン”が名物メニューの「鳥藤」です。

 いかにミルクワンタンが有名かというと、商店会の案内看板にも「鳥藤」という店名ではなくて、「ミルクワンタン」と、この店だけ商品名が書かれているほど。この店を目指す人にとっては、「鳥藤」と書かれるよりも、「ミルクワンタン」と書かれたほうが分かりやすいということなんでしょうね。

 私自身、ここ「鳥藤」に来るのは2回目。最初のときは、店のシステムもよくわからなくて、ミルクワンタンまで行きつかなかったのでした。今日は『絶対にミルクワンタンを食べて帰るぞ!』という意気込みで再挑戦です。

 この店独特のシステムを簡単に紹介いたしますと、この店で酒類を飲む場合、メニューには全く書かれていませんが、基本的におまかせコースのみ。席に座って飲み物だけ注文すれば、あとは勝手にいろんなものが出されて、最後に店の名物でもあるミルクワンタンが出されてコースは終了するわけです。さらに飲んだり食べたりしたい場合には、ひとしきりコースが終わったあとにも、まだ食べ物を出してくれます。お勘定は、その人の飲んだ量、食べた量に応じて2,500~4,500円くらい(今から5年ほど前の情報なので、ちょっと上がっているかも)です。

 ちなみに、店のメニューには「ミルクワンタン 700円」「焼飯 700円」「もつライス 700円」「焼飯半もつ 800円」の4品が書かれているだけ。ランチ営業用のメニューかと思いきや、夜の部でも、注文するときに「ミルクワンタンをお願いします」と、『自分は食事だけをしに来たのである』ということを明示的に示せば、最初からミルクワンタンだけを出してくれるようです。

 さてさて、今日は夜の部の開店時刻である午後5時過ぎに店に到着。カウンター席の奥のほうに座り、「ビールをください」と注文すると、すぐにサッポロ黒ラベル中瓶が出され、追いかけるようにスープと白菜漬が出されます。スープは刻みネギだけ浮かしたシンプルなもの。となりでミルクワンタンだけを明示的に注文したおじいさんにも出されてましたので、スープは、飲む、飲まないに関係なく、サービス的に出されるもののようです。

 このスープを1品目と数えて、3品目として出されたのはガンモの煮物。やや経って、4品目はアジの開き(干物)です。アジの干物は、私の分で終わったようで、次のお客さんからはサンマの干物が出されていました。

 ビールをもう1本もらって、5品目は豆腐サラダ。塩昆布や枝付き干しぶどうなんかもトッピングされていて、おもしろい味わいです。

 6品目。「七味をかけて食べてください」と出されたのは、もつ煮込みですが、ここのもつ煮込みは、鶏のレバや皮を、じゃが芋、玉ねぎ、にんじんなどと一緒にミルクで煮込んだもの。仕上げに刻みネギがトッピングされています。もともとミルクワンタンにも、この鶏モツが入るらしいので、それと同じもののモツの部分だけなんでしょうね。鶏モツは大好きなので、この煮込みはもっと多くてもいいなぁ。

 7品目は月見(とろろ芋+生卵の黄身+刻み海苔)です。醤油を回しかけて、ぐりぐりとかき回していただきますが、とろろが濃厚で、いい食感。

 これは日本酒が合うかな、なんて思っていたら、向こうで日本酒を飲んでいたおじさんが、「にいさんも日本酒を飲んでみるか?」と「寒仕込み・桜の雫」という日本酒を瓶(720ml瓶)ごとこちらに渡してくれます。カウンター内のオヤジさんが、さっとグラスを出してくれます。

後編に続く)

090421a 090421b 090421c
スープと白菜漬 / がんも煮 / アジ開き

090421d 090421e 090421f
豆腐サラダ / もつ煮込み / 月見

店情報前回

《平成21(2009)年4月21日(火)の記録》

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受信: 2009.06.09 21:14

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