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仏蘭西パンの生みの親 … 「西口やきとん(にしぐちやきとん)」(浅草橋)

フランスパン


 今日は、浅草橋は「西口やきとん」の常連、そばさんと共に「西口やきとん」にやってきました。

 “そば”というハンドルネームでもわかるとおり、そばさんは路麺大帝(ろめんたいてい)とも呼ばれるほどの路麺(立ち食いそば)通。浅草橋あたりには、昔から路麺の名店が多いんだそうで、そういう店々を探訪するうちに、ここ「西口やきとん」にも入るようになったのだそうです。

「5~6年前から、週に2回ずつくらいのペースで来てたんだけど、最近はちょっとペースが落ちてるかな」とそばさん。仕事が終わって、午後6時から7時の間くらいに来ることが多いんだそうです。

「入口の焼き台近くは超常連さんたちがずらりと立ってるので、その横をこっそりと通り抜けて、立ち飲みカウンターの一番奥あたりで飲むことが多いんですよ」

 いつもは、どんな注文をされるんですか?

「緑茶ハイ(300円)をもらって、まずは日替わりの皿もの(150円)を2品くらい。その後、串もの(100円)を2~3本くらいもらって終了というパターンが多いかな。これで緑茶ハイを3~4杯飲んで、お勘定が1,500円ぐらい。1時間くらいいることもあれば、さっと引き上げる日もあります」

「飲み物は、ダントツでボール(レモンハイボール、280円)がよく出るね」

 と教えてくれるのは、ねじり鉢巻をキリリと締めた、山田勝也(やまだ・かつや)さん(36歳)です。山田店長がこの店にアルバイトとして入ったのは、今から20年ほど前の17歳のとき。当時、店主(マスター)・渡辺久剛(わたなべ・ひさよし)さんは45~6歳くらいで、とても怖い存在だったそうです。

 ここ「西口やきとん」自体は、昭和48(1963)年5月の創業。その当時はJR浅草橋駅の西口ガード下、現在の「なか卯」のとなりにあったんだそうです。平成15(2003)年に今の場所に移ってきて、平成18(2006)年10月には、はす向かいに新店舗「西口やきとん広場」もオープンしました。

 「西口やきとん」のほうは、奥のテーブル席に35人ほど、手前の立ち飲みスペースには、ぎっしりと入ると35人ほど入って、合計70人くらいのキャパシティ。新しい「西口やきとん広場」は1階に45人、2階にも45人の、合わせて90人も入るんだそうです。これだけ大きいのに、いつも満員状態なのがすごいですよねえ。

 料理は、山田店長いち押しの皿ナンコツ(150円)から始めます。

 皿ナンコツは、圧力鍋で柔らかくなるまで煮込んだ軟骨を、店独自のタレに浸けこんだもので、あらかじめ小皿に盛られて状態で、ずらりと並んでいます。これを注文を受けてから温めて出してくれるのです。

 皿ナンコツが出てくるタイミングで、そばさんが注文したのはフランスパンです。フランスパンは、一口大に切ったバゲット(棒状のフランスパン)3切れを串にさして焼いたもの。やきとんと同じく1本100円です。これを1切れずつ取って、その上に皿ナンコツを載せて食べるのがいいのです。

 実はこのフランスパンというメニューをこの店に導入した張本人が、そばさんなのです。

 ある日、「何か新しい焼き物を考えてよ」と言われたそばさん。「よっしゃ」とばかりに近所のパン屋さんに走り、フランスパンを購入して戻って、「このパンを焼いて、皿ナンコツを載せて食べるとうまいはずだ」と提案したんだそうです。そばさんの読みは見事に当たり、それ以来、「西口やきとん」の特徴あるメニューのひとつになったのでした。

「山芋も提案して、これも美味しかったんだけど、串に刺して焼くときに芋が割れて大変ということで、メニューからなくなったんです」とそばさん。この店のメニュー作りにも貢献されてるんですねえ!

(つづく)

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ホワイトボードメニュー / 焼き台の様子 / 皿ナンコツのアップ

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豚キムチ / やきとんも注文 / レモンハイボール(ボール)

店情報前回

《平成21(2009)年7月11日(土)の記録》

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(前編からのつづき) 「串ものでは、私は豚バラ塩がいち押しですね。たれもうまいので、レバたれなんかもいいですねえ。あと、人気があるのが野菜串なんですよ。玉ネギとかエリンギとか」  と、そばさん。さっそくその4種を1本ずつ(各100円)注文すると、長い焼き台の一角に、その4本が並べられます。やきとんは味付けを指定したものの、野菜串については指定せず、おまかせです。  同時に焼き始めても、ものによって... [続きを読む]

受信: 2009.09.05 10:13

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