しっとりと落ち着ける … 酒処「眉山亭(びざんてい)」(高円寺)

「兵六」の閉店後は、帰り道が同じ方向の荒木又右衛門さん、Qちゃんとともに電車に乗り込んで、高円寺の「眉山亭」に向かいます。
私自身は「眉山亭」に行くのは初めてですが、荒木さん、Qちゃんがそろって推薦してくれる店なので楽しみです。呑ん兵衛同士の口コミほど正しい情報はありませんもんね。
目指す「眉山亭」は、高円寺駅南口を出て、ガードにそって中野方面に200mほど行った右手の路地の中にありました。
店は路地からちょっと奥まったところにあり、路上に「酒処 眉山亭(びざんてい)」と、ふりがなつきで書かれた電灯看板が出ているのが目印です。
店主がけっこう厳しくて、変なお客は入れてくれないらしいのですが、大丈夫かな?
まず常連のQちゃんが、眉山亭と白字で染め抜かれた、紺地の縦に長いのれんをくぐります。ややあって店から出てきたQちゃんから、OKのサインが出されます。
やぁ、良かった良かった。店が凛(りん)と厳しいお店というのは、変なお客にとってはイヤなお店でしょうが、穏やかな時間を過ごしたい普通の客にとっては、非常にありがたいのです。
「眉山亭」の店内は右手が直線のカウンター席7席ほど。左手が小上がりの座敷席になっています。金曜日、午後11時15分のこの時間でも、カウンター席は満席。我われ3人は、小上がりの4人掛け座卓のひとつを囲みます。
店は店主ご夫妻が二人で切り盛りしている様子で、ご主人がカウンターの中の厨房で調理を担当し、奥様がお運びなども含めてホール全般を担当されています。
さっそく焼酎をロックでもらって乾杯すると、すぐに出されるお通しはモヤシ、ニラ、オクラなどの酢の物に、ハムをひと切れ添えたもの。それとは別に、小さな袋入りの珍味が出されます。
カウンター上部にずらりと並ぶ短冊メニューは、とり唐500円、油揚げ焼500円、いかボール揚げ500円、笹カレイ焼500円、エボ鯛開き450円、銀鱈塩焼500円、鯖塩焼500円、はたはた丸干500円、鯵開き450円、いわし開き450円、いわし丸干450円、冷し焼なす400円、トマトとチーズのサラダ500円、ひじき煮400円、里いも煮450円、手羽先煮500円、あら煮500円、豆アジ唐揚500円、ほや酢500円、〆さんま600円、まぐろづけ650円、たい刺700円、たこ刺650円、鰤刺700円、もずく酢400円、生しらす500円、冷奴400円、冷トマト400円、お新香400円など、30品ほど。
高くても700円止まりで、4桁(千円以上)のものがないというのが嬉しいではありませんか。
さっそく〆サンマ(600円)とホヤ酢(500円)の2品を注文します。
Qちゃんによると、この店には中野の「北国」の常連さんも大勢いらっしゃってるんだそうです。「北国」は午後10時閉店なので、その後、こちらにいらっしゃるんですね。
店内の壁には、絵画などが飾られていて、しっとりと落ち着く感じ。さらに、店独自に「Cinema この一本」というA4サイズ1枚もののミニ新聞のようなものも作っていて、店に来るお客さんが、毎回1点ずつ映画に関するエッセイを寄稿されています。「来生えつこさんも書いてくださったのよ」と、来生さんのエッセイが載った2009年5月号を見せてくれました。このミニ新聞、2001年4月から始めて、2009年7月号が第54号。100人に繋ぎたいそうです。
初回なのに、すっかり羽を伸ばして、閉店時刻(午前1時)を45分ほど過ぎるまでの滞在は3人で4,500円(ひとりあたり1,500円)でした。どうもごちそうさま。

ほや酢 / 「Cinema この一本」 / 最後にお茶とお菓子
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