新しい店になりました … ひな鳥から揚「とよ田(とよだ)」(自由が丘)

せっかくの「金田」を40分ほどでさっくりと切り上げたのには訳がある。実は先にひな鳥から揚の「とよ田」に行ったところ、予想どおりの満席で、席が空いたら電話してもらうようにお願いしていたのです。
「とよ田」は、基本的には予約できず(開店直後の一巡目だけは予約できるかも)、店に行って、人数と携帯の連絡先、そして注文の品を渡されるメモ用紙に書いて、近くで電話連絡を待つ仕組みです。
ここっとさんと私も、このメモを記入してから、「金田」に引き返して、ちびちびとお酒を飲みながら電話連絡を待っていたのでした。ウェイティング・バーとして「金田」に行くなんて、なんて贅沢な…。
昭和37(1962)年創業の「とよ田」は、前にいたビルの建て替えに伴い、同じ自由が丘ながら、地名で言うと緑が丘2丁目に移転して、今年(2009年)2月に新装開店。真新しいお店になりました。店内はカウンター席とテーブル席が数卓。前よりも大きくなった分、厨房も広くなり、から揚げ用の鍋もひとつ増えました。
前の店ではメニューは明記されてなかったのですが、新店では木製の短冊メニューがずらりと並びます。基本的に「砂肝」「手羽」「もも」という3種類のから揚げに、「お新香」という構成は変わっていませんが、「焼きおにぎり」と「焼きおにぎり茶漬け」の2種類が新たにメニューに加わっています。
飲み物も、瓶ビール、生ビール、麦焼酎、芋焼酎、レモンハイ、ウーロンハイ、緑茶ハイ、日本酒、ワイン、ウイスキー、角ハイボール、コーラ、オレンジジュース、ウーロン茶と並んでいて、「へぇ~。こんなに種類があったんだ」と改めて驚きました。
食べ物も、飲み物も、値段は明記されていません。
瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶)をもらって乾杯し、定番のお通し「玉ネギ・ポン酢醤油」と「お新香」(キュウリ)をつまみながら待つこと約20分。まずは砂肝のから揚げが出てきます。粒の大きさがそろうように下ごしらえした砂肝を、からりと素揚げして塩を振っているだけなのに、これがもう「なんで!?」と思うほどうまいのです。
他のから揚げもそうですが、砂肝も熱いうちに食べるのが一番うまい。合いの手にビールをクイッといただきながら、ひとつ、またひとつと砂肝に手を伸ばしていきます。
カウンター上には塩や七味唐辛子などが置かれていて、好みで味を加えます。熱いうちは、そのまま食べるのが一番ですが、ちょっと冷めてきたら、お通しの「玉ネギ・ポン酢醤油」のタレをつけて食べるのもまた美味。毎回の楽しみのひとつでもあります。
砂肝も食べ終わり、入店から35分ほど経ったところで手羽の登場です。ひな鶏の半身を、上半身と下半身に分割した上半身側がこの店の手羽。下半身側がももとして出されます。したがって、手羽とは言っても、あばら骨の周辺や、胸肉などの肉の部分もたっぷりなのです。
出されたばかりの熱々のものを、「アチチ、アチチ」と言いながら、バキバキとひと口大にむしっておいて、ギュッとレモンを搾りかけたら、骨ごとバリバリと噛み砕いていきます。じっくりと時間をかけて揚げられたから揚げは、小骨まで美味しくいただけるのです。
骨まで食べられるほどよーく火が通っているのに、肉は硬くない。この絶妙なバランスが「とよ田」のから揚げなのです。
店内はずっと満席が続いていて、厨房でから揚げを担当する二代目店主・豊田和矢さんと、そのお母さん、妹さんの3人も、大忙しの状態。揚げても揚げても切りがないといった状態です。
もものから揚げが出てきたのは、入店から75分後。私自身は小骨がたくさんあって、骨ぎわの身がおいしい手羽が好物なのですが、ここっとさんのご主人はもものほうが好きで、いつもひとりで2人前は食べるんだそうです。たしかに、ももも、ももならではの味わいがあって、手羽好きの私も、ももの注文をはずすわけにはいかないんですよねえ。
ももを食べ終わったところで、新メニューの「焼きおにぎり茶漬け」をいただきます。
「焼きおにぎり茶漬け」は、焼きおにぎりに鶏スープをたっぷりとかけて、あられと刻み海苔を、表面を覆いつくすほどたっぷりとトッピング。横にワサビが添えられます。鶏スープの旨みがいいですねえ。いいメニューが加わったと思います。
最後にサービスの鶏スープをいただいて、久しぶりの「とよ田」を堪能!
お通し2人前に、お新香1人前、砂肝1人前、手羽2人前、もも2人前、焼きおにぎり茶漬け1人前に、瓶ビールを4本ほどいただいて、2時間ちょっとの滞在は、ふたりで7,310円(ひとり当たり3,655円)でした。どうもごちそうさま。

焼きおにぎり茶漬け / 中に焼きおにぎりが1個 / 締めの鶏スープ
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