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二十三区内南端の名店(4/4) … もつやき「三平(さんぺい)」(雑色)

もつやき「三平」


「親父さん、ウズラ2本、タレ。あと、ナンコツを2本、ニンニク醤油」

 ウズラの玉子はタレ焼きにしてもらって、これにも練りガラシをつけて食べるのがiiさん流。甘めのタレに、ピリッと辛い練りガラシがよく合います。

 ここのもつ焼きは、普通のタレ・塩のほかに、ニンニク醤油、ショウガ醤油、素焼きという焼き方が選べます。

 ニンニク醤油でもらったナンコツは、丸皿におろしニンニクを入れて、醤油をたっぷりとかけ、その上に素焼きにしたナンコツを置いて出してくれます。このナンコツに、下のニンニク醤油をからめるようにしながらいただくのです。

 ニンニク醤油はたっぷり過ぎるくらいあるので、一度このニンニク醤油を注文すると、次からは素焼きで焼いてもらって、このニンニク醤油の皿に入れて食べるのがいいんだそうです。

 そんなわけで、さっそくシロを素焼きで追加します。シロにも、ニンニク醤油がよく合いますねえ。

 遅い時間帯にやって来ると、メニューが3分の1くらいになっているということを書きましたが、もつ焼きの味わいが、味付けによっていろいろと楽しめるので、残っている種類が少なくても、あまり問題ないんだそうです。

 大きな生ビールに続いては、この店の名物で、ほとんどの客が注文するというレガッタ(480円)をもらいます。

 レガッタというのは、ウイスキーのウーロン茶割り。ウイスキーはニッカとオールドが選べ、冬場はホットでも楽しめます。ニッカのほうが味わいがいいようで、iiさんも、多くのお客さんも、ニッカ・レガッタを注文しています。

 レガッタの名前の由来は次のとおりだそうです。

 親父さんの三男坊は、学生時代に慶応のボート部に入っていて、ある日、お土産として、エイト(8人乗りボート)の絵が描かれたオリジナルグラスを買ってきたそうです。最初にウイスキーのウーロン割りを作ったときに、たまたまそのグラスに入れて飲んでいたところ、お客さんが「なに飲んでるの?」と興味を示し、みんなで飲んだんだそうです。

 そのお客さんが、ウイスキーのウーロン割りをすっかり気に入ってくれて、次に来たときに、「この前のほら、あれをもう一度作ってよ」ということになりました。これは名前を付けなきゃということで、最初に作ったグラスにちなんで、レガッタという名前にしたのだそうです。「ウーロン茶も、この店で煮出して作ってるからおいしいんですよ」とiiさん。今では、すっかり定番の飲み物として、この店のみならず、この地域に広まっています。

 出されたニッカ・レガッタには、マドラー代わりにポッキーが1本ついています。2杯目の飲み物には、2品目のお通し(?)として、小皿の塩豆が出されます。

 もつ焼きもひとりしきりいただいて、お腹も満足したあとに、塩豆をポリポリと齧りながら、ニッカ・レガッタで談笑する午後のひと時。今日から五連休(シルバー・ウイーク)が始まるという解放感も手伝って、至福の時間です。

「4人なんですけど~」

 と新らしいお客さんがやってきたところで、

「ここ空きますよ。どうぞどうぞ」

 と席を譲ってお勘定。ゆっくりと2時間弱の滞在は、3人で5,190円(一人あたり1,730円)でした。どうもごちそうさま。

090919g 090919h 090919i
ウズラ・タレ / ナンコツ・ニンニク醤油 / シロ素焼きをニンニク醤油で

090919j 090919k 090919l
塩豆 / テーブル上の調味料 / ニッカ・レガッタ

店情報  ( 1 2 3 4 )

《平成21(2009)年9月19日(土)の記録》

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コメント

レガッタの由来・・・よくご存知ですね。ご紹介ありがとうございます。三男坊です。少しだけ違うところといえば、グラスは買ってきたのではなく、JALの社内レガッタの部費稼ぎのためのバイトをしたときに余ったグラスをもらってきたのです。些細な違いですが。ぜひ、今後ともご愛顧ください。失礼しました。

投稿: 三男坊 | 2014.09.10 00:35

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 ブラジルにも「焼き鳥屋」に近い感じの店(シュハスキーニョ)はあるんだけれど、日本の焼き鳥屋、もつ焼き屋のような繊細さはないんだよなあ。  肉の仕入れの繊細さ、仕込みの繊細さ、焼くときの繊細さ、味付けの繊細さ、そしてそのポーション(料理の量)の繊細さ。すべてが実に繊細にできあがっている。  ここ、もつやき酒場「三平」のもつ焼きも、その繊細さがぎっしりとつまった一品。これが1本100円で、1本ずつか... [続きを読む]

受信: 2014.10.06 01:54

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