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〔くれ便り〕 鳥屋(とりや)という酒場文化

 呉に転勤してきたばかりの4月も飲み会は割りと多かったのですが、大型連休も開けて5月は、公私ともにいろいろな動きも本格化してきて、ほぼ毎日飲みに出かけているような状態。ブログを更新する時間も取れないような嬉しい(?)状況です。

 呉で飲みに行くときに、1軒めとして選ばれることが多いのが、「鳥屋(とりや)」と総称される酒場です。基本的には焼き鳥屋なのですが、店内にはほとんどと言っていいほど生け簀(いけす)が設置されていて、瀬戸内海でとれた新鮮な魚介類を食べることができます。串カツや天ぷらなどの揚げ物メニューも並んでいます。

 店名が「鳥好」「鳥八」「一とり」「三とり」などと、「鳥」や「とり」の字が入っていることも特徴的で、このことも「とりや」という呼称が付いた一因のようです。

生ビール、みそ煮、お通し 「とりや」に行くと、まず注文するのがビールと、みそ煮。みそ煮というのは、鶏皮を煮込んで、みそで味付けしたもので、東京のもつ煮込みが店によって少しずつ違うように、みそ煮も店によって異なります。味噌だきと呼ぶ店もあります。しかしながら注文するとサッと出てくるのは、どの店も同じ。まず一品というときに持ってこいのつまみなのです。ただし、ほとんどの店でお通しも出されます。

焼き鳥 焼き鳥は、鶏肉、鶏皮、砂ずり(砂肝)、つくねなどの鶏の焼き鳥。炭火ではなくて、魚焼き用のサラマンダーから発展したと思われる、上火、下火で同時に炙るような独自の焼き鳥機で焼いているお店が多いようです。このため、焼き上がりが早く、ふんわりと仕上がります。

 焼き鳥の中でモツというのも人気があるのですが、これは関西で言う玉ヒモ、つまり体内卵と輸卵管を串に刺して焼いたものです。

 ほとんどの焼き鳥は、間に長ネギが挟まれていて、タレ焼きです。タレは醤油ベースで、あまり甘くありません。この味が、広島の日本酒によく合うのです。

 串カツは、焼き鳥と同様に串に刺した鶏肉(これも間に長ネギが挟まれている)に衣を付けて揚げたもの。ソースをかけていただきます。豚肉の串カツじゃないのがおもしろいでしょう?

ハゲ造り 活ヒラメ

 そして刺身。人気があるのは、この地域でハゲと呼ばれているカワハギやヒラメ、タイ、小イワシなど。夜泣き貝(ナガニシ)やサザエなどの貝の刺身も人気です。何人かで行くと、1尾まるごとをさばいてくれて、残ったアラや中骨の部分は、あとで唐揚げにしてくれたりもします。

小イワシ天ぷら タコ天ぷら

 天ぷら。あればぜひ食べたいのが小イワシ(カタクチイワシ)の天ぷらです。これから夏にかけて、タコの天ぷらも美味しいですよね。タコの天ぷらは、生のタコで造ります。

ナンコツ唐揚げ 同じ揚げ物で、鶏ひざナンコツの唐揚げも人気があります。

 飲み物は、焼酎をボトルでもらって飲む人が多いのですが、私は日本酒を燗でいただきます。音戸の華鳩(はなはと)や、呉の千福(せんぷく)が出される店が多くて、料理ととてもいい相性なのです。

「千福」燗酒 みんなで飲んで食べて、そのときの量に応じて、一人あたり3~6千円といったところでしょうか。大衆酒場や居酒屋チェーン店ほど安くはありません。

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コメント

お邪魔します。
鳥膝軟骨!!
美味しいですよね!!

唐揚も美味しいし、自宅では面倒なので
塩胡椒で炒めるだけでおいしいです。

見かけたら是非(^^)

投稿: ここちき | 2010.05.23 21:29

渋谷「とりすみ」の鳥ひざなん骨もおいしいですよね!>ここちきさん
同じ「ナンコツ炒め」というメニューながら、店によってちょっとずつ調理法が違っているのもおもしろいところです。
塩コショウで炒めただけでもいいんですね。今度、試してみようかなあ。

投稿: 浜田信郎 | 2010.05.29 22:21

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