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〔この一品〕 下井草「御天」のせん菜炒め

せん菜炒め


 「御天」のつまみでは、やっぱりこれが一番好きだなぁ。せん菜(さい)炒め(550円)。

 簡単に言ってしまえば、細切りチャーシュー入りモヤシ炒めなんだけど、モヤシ(せん菜)がいいのか、チャーシューがいいのか、味付けがいいのか、はたまた炒め方がいいのか。

 せん菜炒めを最初に食べたのは今から3年前。平成19(2007)年2月3日(土)のことでした。ここ「御天」の常連さんである酒友・にっきーさんにオススメの一品として紹介してもらったのです。

 それ以来、シャキッとしたせん菜の歯ごたえと、口に中にジワァ〜ッと広がるなんともいえない旨みが忘れられず、ここに来るたび、いつも注文しているのです。

 お皿に山盛りで出てくる、その姿もまたすばらしい。ボリューム感あふれるその山を、てっぺんのほうからワシワシと食べ崩していくのも、これまた満足感たっぷりでいいんですよねぇ。「食ってるぞぉ〜っ」という感じがする。

 この店にやって来るのは、だいたい日付けが変わった後。深夜も深夜という時間帯です。飲みはじめにいくらガッツリと食べていても、そのくらいの時間まで飲み続けているとまたお腹がすいてきて、身体に悪いと思いながらもついアレコレと食べてしまうのです。

 考えてみれば、飲みはじめの午後7時ごろから、日付けをまたぐ午前0時までという時間は、朝食から昼食までの時間と同じくらいですもんね。腹が減るのも無理はない。

 博多出身の店主・岩佐俊孝さんが、博多屋台のように「飲んで、つまんで、仕上げにラーメン」という店を目指して、平成7(1995)年に開店したのがここ「御天」。だからこの店は、長浜ラーメンが食べられるラーメン屋であるとともに、立派な酒場でもあるのです。

 せん菜炒め(550円)以外にも、博多鉄鍋餃子(2人前〜)や、手羽先の煮込み(1本120円)、ざく切りキャベツ(200円)、マカロニサラダ(320円)、ポテトサラダ(350円)、タラモサラダ(400円)、おつまみザーサイ(300円)、おつまみキムチ(300円)、おつまみメンマ(300円)、黒豚おろし水餃子(6個500円)、ぴり辛リブ(500円)、肉野菜炒め(600円)、ネギチャーシュー(550円)、あったかネギチャーシュー(550円)、ピータン(450円)、ピータン豆腐(600円)、豚キムチせん菜(800円)、軟骨ステーキ(700円)、ポークソテー(900円)などなど、軽いつまみから、しっかりと腹にたまる一品料理までがずらりと並んでいます。

 飲み物も、ビール(生・瓶)に、各種チューハイ類のほか、焼酎は芋、麦、そば、ごまなど各種が400円から、日本酒も燗酒二合(鬼ごろし450円)や菊水(450円)、一ノ蔵(450円)が並び、他にも各種梅酒や果実酒、紹興酒や、ウイスキーまでそろっているのです。

 飲み物のほうのマイブームは、“甘くないシークァーサーサワー”(400円)。メニューにはシークァーサーサワーとしかありませんが、にっきーさんが「甘くないのを」と注文していたので、真似するようになったのでした。

 ひとしきりつまんで飲んだら、仕上げはラーメンです。

 ラーメンも、基本のラーメン(700円)からはじまって、生にんにくラーメン(750円)、のりラーメン(800円)、たまごラーメン(800円)、きくらげラーメン(800円)、温泉たまごラーメン(800円)、せん菜ラーメン(900円)、キムチラーメン(900円)、ザーサイラーメン(900円)、メンマラーメン(900円)、タイ式ラーメン(900円)、ネギラーメン(900円)、チャーシューメン(1,000円)、インド式ラーメン(1,000円)、リブラーメン(1,100円)、黒しゃぶラーメン(1,100円)と幅広いラインナップ。

 最近は、これまたにっきーさんにならって「脂(あぶら)抜き、粉おとし。生にんにくを別皿で」と注文することが多くなっています。

 “脂抜き”と注文すると、スープに入れる脂分をなくしてくれます。

 “粉おとし”というのは、麺のかたさの注文です。麺のかたさは6段階あって、かたいほうから、粉おとし→ハリガネ→バリカタ→カタメン→ヤワメン→バリヤワで、通常(ノーマル)はカタメンです。

 生にんにくを別皿でもらうのは、1人前の生にんにく(50円)がけっこう多いので、2〜3人で分けあって食べるためです。一人で全部食べるのであれば、最初から生にんにくラーメンを注文しても同じです。

 このラーメンに、カウンター上に置かれているゴマや紅ショウガを大急ぎでトッピングして食べ始めます。麺がものすごく細いので、ゆっくりしていると伸びてしまうのです。せん菜炒めが残っていたら、それをのせるのもおすすめ。最近は、そのためにせん菜炒めを少しだけ残しておくようにしているほどです。

 途中まで食べたところで胡椒を入れたり、辛し高菜(これもカウンター上に置かれている)を入れたりすると、味がぐんと変わってまた楽しい。辛し高菜はものすごく辛いので、入れ過ぎないように気をつけましょう。

 「御天」は、ここ下井草の井草本店のほか、JR代々木駅東口の近くに千駄ヶ谷店があるそうです。私も一度、千駄ヶ谷店にも行ってみようと思いながら、いまだに実現できていないのでした。

店情報前回

《平成21(2010)年1月11日(月)の記録》

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