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〔コラム〕 たっぷり呑んだ夏休み(その5)

金曜日のつづき

 都立家政の「弐ノ十」で、冷蔵庫前Yちゃん、にっきーさん、F本さんや、ふらりと飲みに現れた黒ジャージさん、ガンちゃんらとひとしきり飲んだ後、「川名」でバッタリと出会った、お住まいがちょっと遠い美女たち(YさんとMさん)を都立家政駅まで送って行き、ひとりで午後11時の「竹よし」へ。

「先日は、遅い時間にやってきてすみません。ついさっき、F本さんにここの営業時間が午後11時までになったことを聞いたんです。12時までのままかと思ってました」

 お詫びだけ言ったら、みんなと再合流しようとおもっていたんだけど、店内にまだお客さんがいて、しかもまだ料理作りも進行中のようなので、またまた私もビールをいただくことに。ついでに何かチャチャっとできる料理も作ってもらうことになりました。ミイラ取りがミイラですね。

 出してくれたのはサワラ(鰆)の刺身とコチ(鯒)の刺身。それぞれ2~3切れずつのちょっと盛りだけど、一切れ一切れが大きいなぁ。岡山のほうではサワラは刺身で食べるのが普通らしいんだけど、こっち(東京)では珍しいですよね。

 先客が注文していたのは自家製天日干しのアジの干物(1尾600円)。「残ったのを干物にしたんじゃなくて、最初から干物用に買ってきたんだからね」と胸を張る店主。猫にやられないようにいろいろと対策を打っていたら、敵は空にいた。天日干しのアジをねらってカラスがやってくるんだそうです。「うまいものをよく知ってるねぇ、やつらは」。天日干しのアジは見るからに美味しそうですもんね。

 次はちゃんと営業時間内にやってきて、このアジを食べなきゃなぁ。「ためしに10尾だけ作ってみた」とおっしゃってたので、次に来たときにあるかどうか。しかも今、この暑い夏の間が、まさにアジの旬の時期ですもんねぇ。う~ぅ、食べたい。

 アジの干物ができあがって、空いたグリルに店主がなにやらクッキングホイルに包んだものを入れていたと思ったら、その中身が小皿に移されて「これ何だかわかるかい?」と目の前に出てきました。見れば魚の肝をさっと炙ったもの。こりゃまた立派な肝ですねぇ。

「このノドクロ(赤ムツ)の肝なんだよ」と見せてくれたノドクロのでかいこと。博多でとれたノドクロなんだそうです。このノドクロ1尾を刺身か焼魚で食べて1尾が4,500円。半身だと2,500円です。この大きさだと、それでも安いくらいかもなぁ。

ノドクロの肝

 紅葉おろしが添えられたノドクロの肝に、ポン酢醤油をちょっとかけて、まずひと口。

 うわぁ~っ。温められてトロリととろける肝の甘みが、口の中いっぱいにいっぱいに広がります。鼻の奥にのぼってくる濃厚な香りもいいですねぇ。これは……。

「日本酒だろう? これでどうだい」

 ドンと目の前に置かれたのは「浦霞」の本醸造生酒の一升瓶。おぉ~っ、さすがわかっていらっしゃる。すでに閉店している時刻なので言い出せなかったのですが、このノドクロの肝の濃厚なコクには日本酒がぴったり! 肝の旨みがさらに膨らみます。

 ガラリと入口引き戸が開いて、「お客さん、もう閉店ですよ」と笑いながら入ってきたのはF本さん。やきとん「弐ノ十」のあと、冷蔵庫前Yちゃん、にっきーさんと共に、都立家政に最近オープンした博多ラーメン「ばりこて」(3号店)で飲んで、これからみんなで「満月」に移動する(にっきーさんとYちゃんは、すでに向かっている)ので迎えに来てくれたとのこと。私もちょうど食べ終わったのでお勘定をお願いし(1,800円でした)、「竹よし」を後にします。

 「満月」ではいつものトマト割り(300円)をもらって、つまみもこれまたさっぱりとワカメとキュウリの酢物(300円)。先ほど「竹よし」で食べた、ノドクロの肝の濃厚なコクの余韻に浸るには、こういうさっぱりとしたものがちょうどいい感じ。

 どっぷりと地元酒場を堪能した1日でした。

(つづく)

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