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豚足がおいしいと噂の … 屋台「一二三(ひふみ)」(呉)

豚足がおいしいと噂の


 豚足がおいしいという噂の屋台「一二三」。これまで何度もやって来たのですが、私が来たときには屋台が出ていないことが多いうえに、たまに開いているとお客がいっぱいで入る余地なし。なので、これまで一度も入れたことがなかったのです。

 それなのに、土曜日の今日は、店も開いているし、先客はたったの一人! これはぜひ入らねばと、勢い込んでのれんをくぐり、屋台の中へ。

 屋台は体格のいい(失礼!)肝っ玉かあさんと、おとうさんの二人で切り盛りされている様子。先客は年配の男性ひとりです。

 四角い屋台の3つの辺が、コの字型のカウンター席がわりになっいて、全部で8人ほど座れるでしょうか。コの字の内側は、向かって左が調理用の鉄板で、右におでん鍋が据えられています。

 そんなカウンター席の一角に腰を下ろし、まずは瓶ビール(キリンラガー、550円)と豚足(600円)をたのむと、おかあさんが「よっしゃ」と元気よく注文を受けてくれます。

 この「よっしゃ」は、どうやらおかあさんの口癖らしく、私の後から続々と入ってきた人たちの注文も「よっしゃ!」と元気よく受けて、調理が終わると「はいよっ!」ともっと元気よく出してくれるのです。聞いてて気持ちがいいですよね。

 また、店主夫妻が、おたがいのことをおとうさん、おかあさんと呼び合いながら仲良く切り盛りしているのもいいですよねぇ。ほんわりと、とても居心地がいい。

 さて豚足。店の端に置かれたクーラーボックスのひとつには、下ゆでして冷ました豚足はたっぷりと入っており、注文を受けると、その中から足首ひとつ分のひとかたまりが取り出されます。この足首ひとつが1人前(600円)です。

 この豚足に、女将が上手に包丁を入れて、骨ごとひと口大に切り分け、鉄板の上にずらりと並べます。その上から塩、味の素、胡椒をササァ~ッとかけたら、鍋蓋(なべぶた)をかぶせて蒸し焼きにします。何度か蓋を開けてはひと切れ、ひと切れの向きを変えて、全面に火が通るようにしながら、じっくりと焼き上げてくれます。

 そろそろ焼き上がるかなというタイミングで、「これお手拭きね」と絞ったハンドタオルが渡され、鉄板の上の豚足が皿に移され、「はいよっ」と目の前へ。

 おぉ~っ。つやつやに光って、見るからにうまそぉ~っ!

 ど~れどれと、まずひと口。いい塩味がついていて、なにも付ける必要はなく、いいつまみになります。最初のうちこそ、割り箸で上品に食べていたのですが、けっきょくは手づかみで、骨ぎわまで徹底的にしゃぶりつくします。

「ここの豚足がうまいという噂を聞いて、やって来たんですけど、本当にうまいですねぇ」と感想を口にしたところ、

「そう? ありがとう」と笑顔の女将さん。

「ここの豚足は下ごしらえがええんじゃ」とは近くに座っている常連さんの言葉です。「ここの豚足には、うぶ毛の1本も残っとらんじゃろ? ていねいに下ごしらえして、ていねいに焼いてくれる。じゃけぇうまいんじゃ。」

 なるほどなぁ。「あわもり」の豚の皮と同じなんだ。豚の皮や豚足をおいしく食べようと思ったら、ていねいな下ごしらえが必須なんですね。

(つづく)

店情報

《平成22(2010)年10月2日(土)の記録》

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 豚足がおいしいという噂の屋台「一二三」で、鉄板で蒸し焼きにした豚足(600円)をいただいています。  博多で豚足を注文すると、焼き鳥を焼く焼き台で、丸ごと1個の豚足を炙ってから、できあがりをひと口大に割いて出してくれ、それを焼き鳥を食べるときと同じく、柑橘系のタレをつけながらいただきます。首都圏では茹で冷ました豚足を切り分けて、冷たいまま酢味噌などで食べることが多いのです。  それに対して、ゆで... [続きを読む]

受信: 2010.10.20 19:28

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