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太田さんの記事で飲む … スナック「エコー」(門前仲町)

辰巳新道


 木場の「河本」を出て、永代通りを西へ歩くと10分ほどで門前仲町です。深川不動尊のところで右に折れ、さらに左に折れて深川公園の横を通ってさらに西へ。

 おぉ。「だるま」は今日も美人おねえさんががんばってますねぇ。右手の辰巳新道入口を通り過ぎると、そこが牛煮込みの「大坂屋」です。う〜ん。残念。店内には灯りがともっていますが、すでに電灯看板は消され、のれんも店内に入っています。このところ売り切れるのが早いとは聞いていましたが、午後7時過ぎでもう閉店なんですね。もっと早くに来なきゃいかんですねぇ。

 せっかくの門前仲町なので、久しぶりに辰巳新道のスナック「エコー」に行ってみましょうか。ママさん、元気なのかなぁ。

「こんばんは」。おそるおそる扉を開けてみると、

「あら、浜田さん。いらっしゃい。お元気だったの?」

「それはこっちのセリフですよ。お元気でしたか?」

「元気よ。後期高齢者になっちゃったけどねぇ」とママさん。

 そうかぁ。この店に初めてやって来たのは、今から20年以上前だもんなぁ。

「はい。ボトルが残ってるよ」

 そう言いながら出してくれた麦焼酎「いいちこ」のボトルの日付けは2008年3月15日。もう2年半も前の話です。そういえば前回「東京古典酒場」第4弾(2008年4月10日発売)の座談会の流れで、座談会出席者5人で「大坂屋」、「だるま」と回った後、この店にやってきたんでしたねぇ。なるほど。あのときの「いいちこ」か。

 その「いいちこ」をお湯割りでもらうと、すぐに作り置きのレンコンの煮物を出してくれて、銀杏(ぎんなん)を封筒に入れて、電子レンジで炒り銀杏を作ってくれます。

「そういえば、東京人という雑誌に、うちのことが載ったのよ」

 と言いながら「東京人2010年2月号」、『横丁の“ちょっと”うまい店』特集号を見せてくれます。いくつかの横丁が載っている中で、ここ辰巳新道のことを書かれているのは、なんと我らが太田和彦さんです。

『カラオケ「エコー」は昭和43年の開店。当時カラオケはなく、ジュークボックスの時代で、隣の深川は旦那衆の通う芸者町、こちらは木場の若い衆や商船大の学生が来た。近くの高速道路下は昔は運河で、米相場が立った。木場が新木場に移ると材木関係者の来客も減ったそうだ。』

 本文のごく一部分の引用です。飲んでても読み入ってしまいますよねぇ、太田さんの文章は。

「この新聞、見ました? これも太田さんの記事なんだけど、浜田さんのことが載ってるわよ。」

 えっ! ほんと? 手渡してくれたのは2005年8月17日の毎日新聞夕刊。「酒場漂流な人びと」というタイトルの記事で、太田さんにインタビュー取材をしています。

『インターネットをのぞけば、居酒屋関連サイトの花盛り。なかでも会社員の浜田信郎さん主宰の「居酒屋礼賛」は200万件を超すアクセスがある。〈まずはホッピーをいただきましょうか。いいですね。それにモツ焼きをひとつ〉なんてほんわかタッチの文章で居酒屋めぐりの日々をつづっている。「居酒屋は会社と自宅の中間点。ネットだと情報交換できるし、仲間が広がるのも楽しくてね」。そのフットワークのよさは太田さんも一目置く。』

 なんて書かれている。ちっとも知らなかったけど、うれしいなぁ。5年前の記事かぁ。それをずっと取って置いてくれたママさんの気持ちもまたうれしいなぁ。

 1時間ちょっとママさんとおしゃべりして、お勘定まで大サービスの1,500円。儲からない客ですみません。また来ますね。どうもごちそうさま。

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スナック「エコー」 / 毎日新聞夕刊 / 焼酎湯割りとつまみ

店情報前回

《平成22(2010)年10月26日(火)の記録》

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