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うどんの合間に肉料理 … ジンギスカン焼「関白(かんぱく)」(呉)

牛バラと豚足のミックス


 無性に脂っこい肉が食べたくなって「関白」にやってきました。

 「呉うまいもん」(昭和49年、毎日新聞呉支局)や、「新・呉うまいもん」(平成21年から「くれえばん」に連載中)によると、この店の名物は、牛のテール(尻尾)をじっくりと煮込んだテール鍋(1,785円)なんだそうですが、私自身は、27年ほど前に初めてこの店にやってきて以来、まだ食べたことがありません。

 いつも注文するのはジンギスカン焼。種類は牛ロース(1,785円)、牛バラ(1,260円)、牛骨付き(1,680円)、牛シロミ(1,260円)、豚ロース(1,260円)、豚足(1,050円)、豚耳(945円)の7種で、半人前ずつをミックスにすることも可能です。

 今日の注文は大瓶のビール(エビス、735円)に、ジンギスカン焼は、牛バラと豚足のミックス(1,260円)。

 ここのジンギスカン焼は、「焼き」と言いつつも、実際には焼くのではなくて茹でて作ります。

 ずらりと並んだコンロの上に、ジンギスカン鍋の空鍋をひとつと、お湯をたっぷりと入れたフライパンを二つ。このお湯入りフライパンのひとつに牛バラを、もうひとつに豚足を入れて茹であげます。

 「呉うまいもん」には、豚耳や豚足は『約2時間ほど蒸したものを、キャベツを敷きつめたジンギスカン鍋で出す』と書かれているので、もしかすると茹でる前に、あらかじめ蒸してあるのかもしれません。

 こうして牛バラや豚足を茹でている間に、ジンギスカン鍋のほうは大きな炎でどんどん空焚きされてカンカンの熱さになっていきます。

 茹であがった牛バラと豚足をザルにとって湯を切ると、あらかじめ切っておいている玉ネギ、キャベツ、ピーマンをガシッとつかんで、カンカンのジンギスカン鍋の上にたっぷりと盛り、その上に、牛バラと豚足をずらりと並べます。

 しかる後に、ディスペンサー(お好み焼きにマヨネーズをかけるような容器)に入っている液体を、上からチューッと回しかけると、ドォ~ンと大きな炎があがって、ジンギスカン焼の完成です。「焼いてる」と感じるのはこの瞬間、ほんの数秒間だけなんですね。

 両側からジンギスカン鍋の耳の部分を挟むような、特殊器具でジンギスカン鍋を持ち上げて、カウンター上に置かれた皿の上に置き、それとは別に小鉢のタレを二つ出してくれながら、「こっちが牛バラ用のタレで、こっちは豚足用のポン酢醤油です」と教えてくれますが、見た目にはあまり変わりません。

 この時点でも鍋からはジョワァ~ッと大量の湯気が立ちのぼり、いかにも熱そう。

 これを一切れずつ取っては、タレで冷却させながら食べ進みます。牛バラ用のタレは、さらさらの液体ながら、焼肉のタレのような甘みを感じます。豚足用のものは、まさにポン酢醤油。コラーゲンたっぷりでフルフルの豚足を、とても食べやすくしてくれます。

 牛バラも豚足も、どっちかというととてもコッテリ系の肉なのですが、この店では「茹でる」という調理方法を採っているため、それほどギトギトした感じはありません。屋台で出される豚足のような、濃厚なギトギト感を求めている場合には、ちょっと物足りないくらいです。

 それでもジンギスカン鍋に山盛りの牛バラと豚足を食べると、『脂っこい肉が食べたい』という欲求は、すっかり満たされてしまうほど大満足。店に入るときには「最後はうどんで締めるぞぉ!」なんて意気込みで入ってきたのですが、むしろ普通のうどんが食べたくなってきました。

 ここのうどん(630円)は、釜で茹であげたうどんを、それとは別に用意されたテールスープに浸(つ)けていただく、こってりタイプのものなのです。ラーメン(630円)や、夏場だけ冷麺(735円)にも、テールスープが使われています。

 なので、今日はこれにてお勘定をして(=1,990円。十円未満の消費税は切り捨て)、すぐ近くの「平原(ひらはら)」で、かけうどん(250円)をいただきます。ここは、うどんもそばも手打ちの自家製麺なので、安いのにおいしいうどん、そばが食べられるのです。

 このところ、1日1麺、それも「麺=うどん」というほど、うどんづいていて、一昨日の金曜日は、東京からの新幹線の帰り道に、例によって広島駅1番ホームで天ぷらうどん(340円)と巻寿司(2個100円)を食べ、昨日(土曜日)は松山の実家に帰る道すがら、フェリーの中で、かけうどんセット(550円)。これは、かけうどん(400円)と、おむすび(2個250円)がセットになったもので、しっかりと腰のある讃岐うどんが出されます。

 で、今日はまたまたフェリーで呉に戻ってきて、「関白」で肉を食べて、「平原」で締めのかけうどんとなったような次第。うどんの合間に、ちょいと肉料理をつついたって感じですかね。

 もともと、うどん好き・そば好きではあったのですが、呉に来てから、うどん好きにさらに拍車がかかったような気がするなぁ。

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広島駅の天ぷらうどんと巻寿司 / フェリーのかけうどんセット / 「関白」

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「関白」牛バラと豚足 / 「平原」かけうどん / 具をトッピングしていただく

店情報前回

《平成22(2010)年11月14日(日)の記録》

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» 牛のジンギスカン焼き … 「関白(かんぱく)」(呉) [居酒屋礼賛]
 週末の法事のために、かみさんが呉にやってきて、一緒に夕食に向かった先はジンギスカン焼きとテール鍋の「関白」です。  かみさんは呉出身の呉っ子なので、私よりも呉のことはよく知っているのですが、残念ながらお酒は飲めないので、酒場のことはほとんど知らないのでした。  「関白」での注文は、牛バラのジンギスカン焼き(1,200円)と、そのジンギスカン焼きができるのを待つまでのつまみとしてホルモン煮(500... [続きを読む]

受信: 2011.12.25 23:35

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