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2011年2月

17日だけどトークの日 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

17日だけどトークの日


 毎月19日は「魚菜や」のお客様感謝デイである“トーク(19)の日”。2時間以内の飲み食べ放題の会費は3千円で、常連さんたちが続々と集まってきます。今月のように19日が定休日に引っかかる場合には、前倒してその前の金曜日になったり、週明けの月曜日になったりと調整されます。

 女将の手造り惣菜が自慢の「魚菜や」なので、いろんなものを食べることができるこのイベントは毎月楽しみです。

 仕事を終えて、「魚菜や」に到着したのは午後6時前。すでに見知った常連さんたちが何人か、飲み始めています。“トークの日”には、特に用事がない限り、常連さんたちが続々と集まってくるのも、これまた楽しみのひとつ。みなさん、それぞれ長年の付き合いということもあって、ウィットに富んだ、遠慮ない中にもそれぞれのことを思いやっていることがよくわかる会話が飛び交います。

 “トークの日”には、あらかじめ長円形の皿で並べられている3点盛りと、小鉢の酢の物(季節によってはヌタやお浸し)、そしてお客が来てからついでくれる温かいスープと、白身魚のカルパッチョまでが、ほぼ定番として出されます。

 ここまでがお決まりの料理で、それを食べ終わったら、普段の営業のときと同じように並べられている大皿料理や、看板料理でもある関西風・関東風の両方がそろったおでんなどを好みに応じていただくのです。

 お酒は、ビール、日本酒、焼酎が選べます。

 ビールは生ビールと瓶ビールですが、狭い店内ということもあって、瓶ビールはあまりたくさんは置いていないので、ほとんどの常連さんは、まずは生ビールをもらって飲み始めます。

 日本酒は、いわゆる『呉の地酒』しか置いておらず、すべて本醸造以上です。選べるのは「千福」、「華鳩」、「雨後の月」、「宝剣」、「白鴻」の5種類で、それぞれ1銘柄ずつです。

 焼酎は、呉のものというのはないので、全国区のものが、これまた5種類ほど。ロックや水割り、湯割りで飲めるようです。

 今日は生ビールを1杯もらったあと、「宝剣」の燗酒に切り換えて、鯛のカルパッチョを楽しみます。普段営業では普通に醤油でいただく刺身類を置いている「魚菜や」ながら、“トークの日”などのイベントのときは、こうしてカルパッチョ風に調理した生魚が出されることが多いのです。フッと柚子の香りが漂うのがいいですね。

 お決まりの料理を食べ終わったあと、最初にもらったのは岩ガキ(=近くの島で取れる天然ガキ)の酢ガキです。この店で一度、岩ガキの酢ガキを食べて以来、すっかりこの料理の大ファンになってしまって、この料理がメニューにある日は必ず注文しています。養殖のカキと比べると、ずいぶん小ぶりなカキなのですが、味は濃厚で、チュルンと甘い。子供の頃に、磯場で石で割りながら食べたカキの味を思い出させる一品なのです。

 続いては大皿の煮物を取り分けてもらいます。おでん屋さんだけあって、煮物はまさにプロの味。まったくはずれがないのです。

 日本酒を「華鳩」のにごり酒(これは前述の5種類各1銘柄で用意されている「華鳩」とは別枠)に切り換えて、つまみには関西風おでんのほうのガンモドキと牛スジ、そして関東風のほうのガンスをもらいます。

 女将は東京に住んでいたこともあるので、当たり前のことですが関西風も関東風も、それぞれちゃんとしていて、それぞれの味や風味の違いを楽しむことができます。

 ガンスはこの地域の産品ながら、関東風のダシのほうがよく合うのがおもしろいですね。

 飲み食べ放題と言いつつも、ずらりと並ぶ常連さんたちは、みなさんいつもと同じようなペースで飲み食いされています。この店のメニューには値段は表記されていないものの、普通に飲み食いして、だいたい3~4千円といったところです。

 それが今日は均一価格の3千円。やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。

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前菜のスープ / 真鯛のカルパッチョ / 天然岩ガキ酢物

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根菜類の煮物 / がんも、牛すじ / がんす

店情報前回

《平成22(2010)年12月17日(金)の記録》

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かきあげ天ぷらうどん … そば処「平原(ひらはら)」(呉)

かきあげ天ぷらうどん


 横浜に勤務しているとき、毎日のように天玉そばを食べていた時期があったのですが(関連記事)、こちら呉はもともとうどん文化圏ということもあって、立ち食いそば屋も、天玉そばからも見かけません。

 先日、「ひらはら」で鍋焼きうどんで一杯やりながら、メニューをながめていたところ、さすがに天玉そばはないものの、“かき揚げそば・うどん”(450円)があるのを発見。月見うどん(300円)や鍋焼きうどん(600円)に玉子が入っているので、メニューにはないけど、玉子の追加トッピングには応じてもらえるんじゃないでしょうか。『かき揚げそばに玉子を入れてください』と注文すれば、きっと天玉そばに近いものになるはずです。

 若干の心配ごとは、こちら広島方面のうどんに入っているかき揚げ天ぷらは、広島駅1番線の「駅うどん」の天ぷらうどんに代表されるように、ほとんど具材の入っていなくて、カリッと揚がった衣が主役、というタイプのものが多いということ。

 首都圏で食べる天玉そばのかき揚げ天ぷらは、玉ねぎなどの具材が入った“野菜かき揚げ天ぷら”で、このタイプのものじゃないと、私がイメージする天玉そばにならないのです。

 まずはこの店のかき揚げ天ぷらがどんなタイプのものなのか、それを試してみましょうかね。具材が少ない「駅うどん」タイプだった場合に備えて、そばではなくて、うどんのほうにしておきましょう。

「すみません。かき揚げうどん(450円)をお願いします。」

 ここ「平原」は昭和59(1984)年の創業。正月三が日以外は年中無休で、朝11時から夜9時まで中休みなしで営業している上に、値段が安く、セットメニューも豊富なので、近くの人たちが日常的にやってくる人気店になっています。

 安い値段にもかかわらず、そばもうどんも自家製麺で、注文ごとにゆでてくれます。天ぷらも、注文を受けてから揚げてくれる通し揚げ。今回のかき揚げ天も楽しみです。

 そして出てきたかき揚げうどん。できたて熱々のかき揚げは、小エビや玉ネギの他に、イモ、ニンジン、カボチャ、ナス、春菊なども入った野菜たっぷり、ボリュームたっぷりなもの。

 これはまた、逆にかき揚げ天ぷらが立派過ぎて(具が多過ぎて)、私がイメージする天玉そばにはなりにくいかもなぁ。このかき揚げ天ぷらだけで、ちゃんとしたおかずといった感じです。これはこれで、ものすごく美味しい。

 この店で温かいそばを食べたことがないので、次は温かいそばも試してみたいですね。ここのツユはイリコ出汁のもの。おそらくそばツユも同じものなんじゃないかと思います。国産そば粉で打った手打ちそばを、このツユでいただくとどんな味わいになるんだろうなぁ。楽しみです。

店情報前回

《平成22(2010)年12月12日(日)の記録》

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広島の酒場情報で一献 … 「鳥八茶屋(とりはちちゃや)」(呉)

みそ煮


 「やよ福」など、広島市内の酒場情報をメールで教えてくださっているオオカワさんが、所用で呉にやって来られるということで、真っ昼間ではありますが、ちょいと一献傾けることになりました。

 呉で、昼間でも飲めるお店の代表格と言えば、なんといっても「森田食堂」、「くわだ食堂」に代表される大衆食堂ですが、残念ながらどちらの店も今日(日曜日)は定休日。

 でも大丈夫。他にも日曜日でも朝10時から営業している「寿食堂」や、朝9時から営業の田舎洋食の「いせ屋」、土日は正午から営業中の「鳥八茶屋」、平日も含めて11時から営業している「三とり本通店」、正月以外は無休で11時から営業の「そば処 平原」、これまた年中無休で11時から駅ビル1階で営業している酒肴旬菜「味庵くれ」などで、朝から昼から本格的に飲むことが可能です。

 そんな中から、今日は「鳥八茶屋」を選択。

 入口を入って両側にドーンと伸びる平行カウンター(内側に座る造り)の左側、テレビが見える側に座って、まずは瓶ビール(大瓶630円)で乾杯し、つまみの1品目は、やっぱり“みそ煮”(160円)です。

 ここ「鳥八茶屋」は、座敷に並ぶテーブル席に座る場合にはお通しが出てくるのですが、カウンター席に座るとお通しは出ません。

 オオカワさんとお会いするのは、今回がはじめてなのですが、何度かメールのやり取りをしたりしていたこともあって、あまり初めてといった感じはしません。

「この間もメールしたとおり、先日、上京したついでに東京の酒場をいろいろと回ってきたんですよ。メールでは書ききれなかった部分ですけど…」と、酒場めぐりのメモ帳を取り出して、酒場めぐりの顛末を面白おかしく聞かせてくれるオオカワさん。

 オオカワさんは広島在住ながら、もともと埼玉のご出身だし、現在、お子様が横浜に住んでいるということもあって、首都圏の酒場にも詳しいのです。

 カキの天ぷらをつまみに、「華鳩」の燗酒やにごり酒をいただきつつ、広島の酒場情報をたっぷりとうかがいます。

 次回はぜひ広島のホルモン天ぷらに連れて行ってくださいというお願いをしたところでタイムアップ。オオカワさんが本来の所用のほうに行かないといけない時間となりました。

 正午の開店時刻から2時間半ほどの滞在は、二人で4,100円(ひとりあたり2,050円)でした。どうもごちそうさま。

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トリハイ / 華鳩にごり酒 / かき天ぷら

店情報前回

《平成22(2010)年12月12日(日)の記録》

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シメは屋台の中華そば … 屋台「一二三(いちにさん)」(呉)

中華そば(半麺)


 たっぷりと飲んだ後、最後の〆はやっぱり屋台のラーメンです。

 呉も含む、広島西部のラーメンの基本的なスタイルは、豚骨、鶏ガラ、野菜でとったスープに、醤油ベースのタレという、いわゆる豚骨醤油系。麺は普通のストレートな中華麺で、太くもなければ、長浜ラーメンのように細くもない。これにチャーシュー(実際には煮豚)、刻みネギ、シナチク、そして茹でた細モヤシがのります。細モヤシは、広島ラーメンの大きな特徴かもしれません。

 堺川沿いにずらりと並ぶ呉の屋台も、多くの店で、このタイプの広島ラーメンを出してくれますが、何軒か、あえて個性的なラーメンを提供してくれる屋台もあります。

 「八起」のラーメンは、透明なチキンスープに醤油味。ラーメンの他に、ワンタンやワンタンメンもあるのも特徴です。

 「たんや華智」では牛テールスープの塩ラーメンが食べられ、「呉空」では“まぜそば”という汁なしラーメンが名物だそうですが、私自身はどちらも未食です。

 で、どこにしようかとまずは交差点の角にある「一二三」をのぞいたところ、席が空いている。この時間(午後11時前)に「一二三」が空いているのは珍しい。ラッキーと心の中でつぶやきながら滑り込み、本日2度目の「一二三」と相成りました。

「おぉ、いらっしゃい。また来たんじゃの」とニコニコ笑顔で迎えてくれるお母さん。

 この屋台は、主として調理を担当する、まさに“肝っ玉かあさん”のようなお母さんと、主として飲み物の準備や片付けを担当し、お母さんが忙しい時にはラーメンも作ってくれる、見るからにやさしそうなお父さんの二人で切り盛りしています。

 焼酎(いいちこ、400円)の水割りを、レモンスライス入りで作ってもらって、つまみはおでん(1個100円)の竹輪と玉子をもらいます。

 奥のほうの席で飲んでいる女性ひとり客は、先ほど来たときに、小さな女の子を連れて飲みに来ていた若い母親。女の子は寝かせて、ひとりで飲みなおしてるんですね。この屋台には、この女性客や私などのように、何度もやってくる人も多いのです。

 屋台だけに、なにしろ店が狭いので、10人くらいですぐにいっぱいになってしまいます。そこへ続々とお客がやってくるので、常連さんたちは「わしゃ、ちょっとひと回りしてくるけえ」とお勘定して席を立って、新しくやってきたお客さんたちに席を譲ります。そして、他の酒場などで1杯飲んだあと、またこの屋台に本当に帰ってきたりするので、1日のうちに何度もやってくる人が多くなるのでした。

 さて、ぼちぼちとラーメン(メニュー表記は“中華そば”、500円)にしますか。

「ラーメンを、半麺(はんめん)でお願いします。」

「ん、わかった。半麺の。よっしゃ」とお母さん。

 注文を受けての「よっしゃ」という返事は、お母さんの口ぐせです。元気よく「よっしゃ」と返してくれるので、注文した我われの側も気持ちがいいですよね。注文がきちんと通ったこともよくわかります。

 半麺というのは、ラーメンの麺だけを半分にしたもの。スープや具材は、普通と同じ量です。飲んだあとで、「ちょっと小腹はすいてるんだけど、普通のラーメンだと多過ぎるなぁ」というときにちょうどいい一品です。

 ここ「一二三」をはじめ、多くの屋台では半麺にしても料金は変わりませんが、「富士さん」のように、半麺は100円引きの400円となる屋台もあります。

 スルスルっとラーメンを食べきって、1時間弱の滞在は1,100円でした。あぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。

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「一二三」 / 焼酎水割り / ちくわと玉子

店情報前回

《平成22(2010)年12月11日(土)の記録》

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なぜスナックに通うか … スタンド「シロクマ」(呉)

角ハイボール


 「一二三」をあとに、やってきたのは「シロクマ」です。

 居酒屋などと比べると、値段は高いとわかっているのに、なぜかやってくるのがスナックなんですよねぇ。男がひとりで入りやすい酒場の筆頭がスナックであるということもあるのかもしれません。

 たいていの場合、最初は会社の上司に連れられて行ったりして、そのスナックに入る。そういうことが何度か続いて、顔なじみになってくると、なにかのついでに一人でもフラリと入ってみたりする。

「あら、どうしたの。今日はおひとり。どうぞ、どうぞ、こちらへ。」

 と大歓迎されながら、上司のボトルをそのまま出してくれたりする。

(ひとりでも、けっこう楽しく過ごせるんだなぁ。)

 ということがわかり、何度か通ううちに、いつまでも上司のボトルを飲んでるわけにもいかないので、自分のボトルを入れたりする。こうなると、なんだか自分の店のような気がしてきて、職場で飲んだりしたとき、

「二次会はどこに行こうか。だれか知ってる店、ない?」

 と聞かれたりすると、待ってましたとばかりに、

「オレのキープがある店でよかったら、行ってみるかい。」

 なんて通ぶったりする。大勢で行くと、お店のほうも売り上げがあがるので、いつにも増して大歓迎してくれて、いつもより居心地が良かったりする。で、次の飲み会のときも、みんなから、

「この前○○さんに連れて行ってもらった、店が良かったよね。今日もまた○○さんの店にしようよ。」

 なんて意見が出される。『○○さんの店』という風に、自分の名前をつけて呼ばれることで、ますます気分が良くなって、まるで本当に自分の店であるかのように足しげく通うようになって、大常連への道をたどる。

 と、そんな人が多いように思います。

 他には、ただ純粋に「この店の、この娘(こ)が好き!」と、店の女の子を目当てに通いつめてる人も多いのかな。カウンターの中と外で向きあって話している、その刹那だけは、まるで恋人同士であるかのような話し方をしてくれる女の子も多いので、つい勘違いしちゃったりするんだろうなぁ。

 私はと言うと、今から25年ほど前に、当時の上司にはじめてここ「シロクマ」や、その近くの「エスカルゴ」などのスナック(呉ではスタンドと呼びます)に何度か連れてきてもらって、だんだんと自分たちだけも来るようになったクチです。

 しかし、その当時(二十代の頃)は、さすがに一人では来れなかったなぁ。最低でも同期の友人と二人でした。

 博多で過ごした学生時代には、学生料金で飲めるスナックも何軒かあったので、そこには一人でふらふら出かけていったりしていたのですが、呉のスナックはそういうわけにはいかなかった。だから、ひとりで行くのは、まだちょっと怖かったんですねぇ。

 さすがに今はひとりでも大丈夫。冷凍庫でギンギンに冷してキープしてくれている角瓶でソーダ割りを作ってもらい、店のおねえさんの「私も1杯、いただいてもいいかしら?」という問いかけにも、「あぁ、ジャンジャン飲みんさい」と景気よく答えながらチビリチビリ。こんな酔っ払いのたわごとにニコニコと気持ちよく付き合っていただいて、うれしい限り。

 1時間半ほどの滞在。今日のお勘定は3,600円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成22(2010)年12月11日(土)の記録》

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大きな大根で燗酒2杯 … 屋台「一二三(いちにさん)」(呉)

大根で燗酒


 呉の屋台「一二三」の正式名称は「いちにさん」ということなので、この記事から名称を改めさせていただきます。

 「一二三」が創業したのは昭和51(1976)年。そろそろ創業35年となります。

 「一二三」をはじめたちょうどその頃、近くに平仮名で「ひふみ」と書く別の屋台があり、その屋台と区別するために、こちらの屋台は「一二三」と書いて、「いち・にい・さん」と読むようにしたんだそうです。

 現在はその平仮名「ひふみ」もなくなったので、「ひふみ」と呼んでも、正式名称で「いちにさん」と呼んでも、間違うことなくここ「一二三」のことを指すことができます。お客さんたちも、多くの人は「ひふみ」と呼んでいるほどです。

 今日は、かつて(今から25年ほど前)独身寮にいた頃にお世話になった、元・寮長ご夫妻とともに寿司屋で夕食。当時は寮長夫妻が住み込みで寮の1階、入口近くに住んでいて、独身呑ん兵衛たちの多くは、夜な夜なその部屋に集まってお酒を飲んでは、おだをあげていたのでした。

「ほら、ハマちゃん。遠慮せずに飲めよ」とお酌してくれる寮長。「うち(単身赴任社宅)に帰っても、どうせ一人でメシを食わんといかんのじゃろ。遠慮せずに食え食え」。ギューンと25年分タイムスリップして、すっかり独身時代に戻ったような時間です。

 寮長ご夫妻をはじめとして、当時お世話になっていた多くの人たちが、「おぉ、よう戻ってきたのぉ」と、まるで昨日のことのように接してくれます。

 愛媛の北条(現在の松山市)に生まれて18年、博多で6年、呉で5年と過ごした後、東京に転勤し、東京で14年、その後、横浜で8年。そして、平成22(2010)年の4月、実に22年ぶりに、社会人としての第一歩を踏み出した呉の地に戻ってきたのでした。

 街は当時と変わっている部分も多いけど、人のほうは、外観こそそれぞれ22年分の積み重ねがあるものの、気持ちはちっとも変わっていないのが本当にうれしい。

 そんな懐かしくて楽しい夕食の時間を過ごした後、帰宅される元・寮長ご夫妻を見送ってから、ひとりでここ「一二三」へとやってきたのでした。

 土曜、午後8時過ぎの「一二三」は、まだまだゆるやかな人のいり。とはいえ、総席数が10席くらいしかないので、ちょっと人が来るとすぐに満席になり、またなにかの拍子にはガラガラになったりと、けっこう振幅があります。しかしながら押しなべて見ると、満席に近いときが多いかな。

 さっそく燗酒(白鶴1合400円)を注文すると、チロリで燗をつけてから、コップに注ぎ、残ったお酒はチロリのまま横に置いておいてくれます。

 さっき寿司屋に行ったばかりの満腹状態なので、つまみには、おでんの大根(100円)を注文すると、出てきた大根の大きいこと。

 呉に来てから、おでんは広の「あわもり」で食べることが多いのですが、残念ながら「あわもり」のおでんには大根は入っていません。なので、「魚菜や」や屋台といった、おでんを置いている店に来ると、つい大根をたのんでしまうのでした。

 さらに燗酒(400円)をおかわりして、大根をちびりちびり。実に長持ちするつまみです。

 屋台の中は狭いので、飲んでいるうちに他のお客さんたちとも会話が弾んでくるのがおもしろい。特にここ「一二三」は元々テレビがなくて話がしやすい上に、お母さんがいつもニコニコとみんなに話しかけてくれるので、一見さんでもすぐに話の輪に入れるのです。

 そうこうしているうちに屋台の中は満席になり、入れないお客さんも出始めたので、私はこの辺で戦線離脱。お勘定は900円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成22(2010)年12月11日(土)の記録》

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鶏もつのおでんに燗酒 … 屋台「富士さん(ふじさん)」(呉)

鶏もつのおでんに燗酒


 「魚菜や」を出て、ひとりでふらりとやってきたのは、屋台の「富士さん」です。なにしろ、「魚菜や」の前の通りから橋(かえで橋)を渡ると、そこがもう呉の屋台街ですもんね。近い近い。

 今日は木曜日なので、最近よく行っている屋台「一二三」(基本的に金・土のみ営業)はお休みの日。そこで、その「一二三」の2軒となりの屋台、「富士さん」にやってきたのでした。

 「富士さん」の創業は昭和49(1974)年。創業36年の老舗屋台を、二代目の山内一寛さんが一人で切り盛りしています。

 初代は一寛さんのお父さんの豊さん。お母さんが富士子さんで、この店の店名も、きっとお母さんのお名前からだろうと思います。

 さらに、堺川の中通側にも、同じ「富士さん」(0823-23-8540、呉市中通3-1-7)という名前の、屋台ではない普通の居酒屋もあって、こちらは一寛さんのお姉さんの谷口和恵さんが、ご主人とお二人で切り盛りしているんだそうです。まさに姉妹店なんですね。

 今日は「千福」の燗酒(400円)を1杯もらって、豚足(600円)を注文し、その豚足が焼きあがるのを待つ間に、おでん(全品100円)の鶏もつを1本もらいます。

 鶏もつは、いわゆる玉ヒモの部分で、体内卵と輸卵管の部分を串に刺して煮込んだもの。こんなおでん種もあるんですねぇ。もともと玉ヒモは大好物なので、このおでんも好みに合います。

 同じ屋台でも、「一二三」にはラジオしかありませんが、こちら「富士さん」にはテレビがある。ひとりで飲んでると、ついつい目がテレビに引き寄せられちゃいますねぇ。

 目の前の鉄板では、注文した豚足が焼かれています。こうやって、自分の注文した料理ができていく様子を、すぐ目の前で見ることができるのも屋台のいいところです。塩胡椒をした豚足に、重りのようなふたをのせて、じっくりと焼き上げてくれます。

 この重りのようなふたがよく効いているのか、できあがった豚足の表面には、茶色の焼き色がついて、見るからに芳ばしそうです。

 最後は中華そばを半麺(はんめん)でいただいて〆ます。半麺というのは、中華そばの麺だけを通常の半分の量にしたもの。飲んだ後の小腹を満足させるのに、ちょうどいい分量です。しかも、普通の量でも半麺でも同じ値段のところが多いなか、ここ「富士さん」は普通の中華そばが500円なのに対して半麺は400円と100円引きなのが嬉しいですねぇ。ちなみに大盛りは100円増しの600円です。

 中華そばを食べ終えて、1時間ほどの滞在は1,500円でした。どうもごちそうさま。

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鉄板に豚足を並べ / フタをのせて焼く / でき上がった豚足

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中華そばを作る店主 / 中華そば(半麺) / 「富士さん」

店情報前回

《平成22(2010)年12月9日(木)の記録》

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毎年恒例の自然薯の会 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

自然薯の会


 今日は「魚菜や」で『自然薯(じねんじょ)の会』が開催される日です。

 毎年、この時期になると、「魚菜や」常連のUさんが自然薯を掘ってきてくれて、それを目当てに他の常連さんたちも集まるんだそうです。この会は、すでに10年以上続いているというから驚きです。

 午後6時に店に到着すると、他のメンバー(総勢12人ほど)はすでに到着して席についています。

「すみません。遅くなりました」と言いながら、最後に空いていた1席に腰を下ろすと、

「来て早々だけど、まずクジを引いて。と言っても、もう当たるのは決まってるんだけどね」と言いながら、最後の1つしか選べないアミダクジをこちらに渡してくれます。その最後の1個を下にたどってみると、たしかに○印のところに当たっている。

「やったぁ。あたりだ。すみませんねぇ。最後に来たのに」とお礼を言うと、まわりのみんながニヤリと笑いながら、

「なんのなんの。当たりといっても、自然薯をする係りだからね。」

「えぇ~っ。そういうことなのか。大変な役が当たっちゃったなぁ。。。」

「あはは。みんなの分だから、たくさんあるからね。がんばってよ。」

 厨房から切り分けた自然薯を出してくれたのを、おろし金でゴリゴリとすりおろします。これがものすごく粘り強くて、すりおろした全体がまるでお餅のように一体化してしまうほど。

 もちろん、みんなも何もしないで待っているわけではなくて、前菜として出してくれたおひたしや、いつも用意されているおでんなどをつまみながら、ビールを飲み、お酒を飲んで談笑です。

「毎年、Uさんに『いつでも手伝いに行きますよ』と言ってるんだけど、絶対に誘ってくれないんだよねぇ。」

「そうそう。自然薯がどこで取れるのかは、Uさんだけの秘密なんだよね。」

「自然薯も年々取れなくなってるらしいんだけど、Uさんは毎年、毎年、確実に取ってくるもんなぁ。よほどいい場所を知っているのに違いない。」

 奥の厨房で、女将さんと一緒に自然薯の下ごしらえをしているUさんは、みんなのそんな話を聞きながらニマニマと笑っています。

「さぁ、代わろう。」

 ちょうど(疲れたなぁ)と思い始めたところで、となりに座っている木戸編集長が自然薯すりを交代してくれます。

「毎年、この役をやってるんだよ」と木戸編集長。自然薯を掘るのもたいへんな重労働だそうですが、こうやってすりおろすのもまた大変な重労働ですねぇ。

 やっと自然薯がすり終わって、奥の厨房で大きなお餅の塊のようになった自然薯を、みんなの小鉢に切り分けて出してくれます。

 これにチラッと醤油をかけてつまむと、濃厚なその味わいに燗酒がすすみます。

「はい、ごはんよ」と女将さんから、丼につがれた炊きたて麦飯が出されます。麦とろにして食べるのかな、と思いきや、このご飯を自然薯の中に入れて、一緒に混ぜ込んでつまみにするんだそうです。ご飯ととろろの立場が逆転して、たっぷりのとろろに、少ないご飯の麦とろですね。麦飯が入ることで、自然薯の強烈な粘りがちょっと緩和されて、とても食べやすくなります。

 自然薯を食べ終えた後も、木戸編集長が持ってきてくれた暮坪カブ(くれつぼかぶ)や、今日もいつものように用意してくれている女将さんの手作り料理をいただきつつ、夜遅くまでワイワイと談笑。午後9時半頃まで、ゆっくりと3時間半もの「自然薯の会」となったのでした。どうもごちそうさま。Uさん、ありがとうございました。

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自然薯(一部) / 暮坪かぶ / 自然薯に麦飯

店情報前回

《平成22(2010)年12月9日(木)の記録》

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鍋焼うどんで酒を飲む … そば処「平原(ひらはら)」(呉)

鍋焼きうどんと燗酒セット


 前回は、シメの一杯として「おろしそば」(470円)をいただいて、『今度は飲みに来なきゃなぁ』という思った「平原」に、ほぼ3ヵ月後の今日、やっと来ることができました。

 店内は4人掛けのテーブル席が主体ながら、左手、中央部にちょっと囲炉裏を切ったような感じの大きめのテーブル席があって、ひとり客はそのテーブル席で相席をしていることが多い様子。

 私もその囲炉裏風テーブルの一角に座り、「鍋焼きうどんと中ジョッキまたはお酒のセット」(900円)を、燗酒とのセットで注文します。

 そばで酒を飲むことはあったけど、うどんで酒を飲むというのは、はじめてだなぁ。

 すぐに出される1合瓶入りの「千福」(上撰吟松、単品だと380円)。このガラス瓶ごと燗をつけているようです。添えられたお猪口に注いで、まずはチビリとひと口、いただきます。

 特にお通しなどは出されないので、そのままチビチビと燗酒を飲みながら待つことしばし。鍋焼きうどん(単品だと600円)の登場です。(でも、それほど待たずに出てきました。)

 鍋焼きうどんには、揚げたてのエビ天が1本と、玉子、かまぼこ、しいたけ、しめじ、えのき、ほうれん草などが入っていて、具だくさん。言ってみれば、寄せ鍋に、シメのうどんまでがフライングで入ってきたような感じでしょうか。

 添えられた小鉢に、汁(つゆ)を取り、その中に半熟に仕上がった玉子を移してプツンとつぶします。そして、一品ずつ、具を取っては、玉子の黄身が混ざった汁(つゆ)を、とろりと絡めつついただくわけですね。

 あぁ、うまいっ。燗酒もチビリ。

 鍋焼きうどんの具がなくなったところで、残しておいたうどんをズズズッとすすり込みます。ここ「平原」では、そばもうどんも、自家製の手打ち麺。多少ほうっておいても、それほど伸びないのです。

 最後は、残った汁(つゆ)をつまみに、燗酒を飲み干します。いろんな具の味が染み出したスープそのものも、とてもいいつまみになるんですよねぇ。

 なるほどなぁ。鍋焼きうどんと燗酒の組み合わせは初めてだったけど、ぜんぜん違和感はありません。こりゃいけますねぇ。

 単品同士で組み合わせると980円となるところがセットでは8%引きの900円。生ビール(400円)との組み合わせだと値引率は10%とさらにお得です。

 でも、さすがに燗酒1合だけだと健康的過ぎて、まったく飲み足りない感じなので、まずは「生ビールと枝豆のセット」(単品だと550円のところが480円)をもらってスタートし、その後、冬ならば「鍋焼きうどんと、生ビールかお酒のセット」(900円)、夏ならば「天ざるそばと、生ビールかお酒のセット」(980円)に移行するというのが良さそうですね。

 他にも単品の酒の肴として、寄せ鍋(480円)、刺身(480円)、天ぷら盛り合わせ(450円)、湯豆腐(200円)、チキンナゲット(230円)、板わさ(180円)、枝豆(150円)、フライドポテト(180円)、冷奴(150円)などがそろっているので、これらでひとしきり飲んでから、最後にうどんかそばで締める、という飲み方もできそうです。

 昼前の11時から、夜の9時まで、中休みなしの10時間営業の上に、正月三が日以外は休みなしというのがまた嬉しいではありませんか。また来なきゃね。

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そば処「平原」 / 囲炉裏風テーブルで燗酒 / 鍋焼きうどん

店情報前回

《平成22(2010)年12月8日(水)の記録》

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おでん14種を全品紹介 … おでん「あわもり」(呉・新広)

 広(ひろ)の「あわもり」のつまみは、年中変わらず14種類のおでんのみで、そのすべてが1個90円。飲み物は、店名にもなっている泡盛(160円)の他、日本酒(1合200円)に、瓶ビールが小瓶(350円)と大瓶(500円)という少数精鋭のラインナップ。なのに毎日のようにやってくる常連さんたちでにぎわってるんですよねぇ。


101208a  今日はポットから注がれる燗酒(200円)でスタートして、1品目のおでんは『あつあげ』。とろりと軟らかく溶かれた練り辛子をたっぷりと付けていただきます。お腹が空いているときの1品目として、『あつあげ』などの豆腐系のつまみがいいですよねぇ。
101208b 2品目は、日本酒にとてもよく合う『いわしだんご』をもらいます。ギュッと密度のつまった『いわしだんご』は、まるで練り物のようなしっかりとした食感です。
101208c 3品目は『ぼうてん』。文字どおり棒状に整形された、薩摩揚げ風の練り物で、芯の部分に細く切ったゴボウが入っています。
101208d 4品目に注文したのは『すじにく』。これはアキレス腱の部分を一口大に切って、串に刺したもので、コリコリとした食感が人気の一品。《かたいの》と《やわらかいの》が選べるほか、《にく》や《あぶら》もあります。
101208e 子供が好みそうなおでん種なのに、ここ「あわもり」でも人気が高いのが『ウインナー』(5品目)と『ロールキャベツ』(6品目)の2品。他のメニューはすべて平仮名表記なのに、この2品だけがカタカナ表記です。小さいながら、90円でロールキャベツまで食べられるのがすばらしいですよねぇ。
101208f 燗酒は3杯めに突入。おかわりするたびに、灰色の四角いタイルが1個ずつ置かれ、現在、何杯飲んでいるのか、ひと目でわかるようになっています。泡盛の場合は青色の丸いタイルが置かれます。ビールは、空き瓶をそのまま置いていて、その本数でお勘定します。
101208g さぁ、そろそろ『かわ』(7品目)にしましょうか。『かわ』は豚の皮を4~5センチ角に切って串に刺した、とても珍しいおでん。「あわもり」ならではのキラーコンテンツ(ここにしかない料理)です。プリプリとした食感が絶妙です。
101208h そして『きも』(8品目)。これは《やおぎも》とも呼ばれる牛の肺のおでん。東京のもつ煮込みに時々入っている《フワ》と同じです。ちなみにレバー(肝臓)のことは《ほんぎも》と呼ぶそうです。
101208i 『たまご』(9品目)もいっときましょうね。おでん鍋でじっくりと煮込まれた玉子の表面は、煮汁を吸い込んで茶色く変色しています。
101208j 最後(10品目)に、注文を受けてからおでん鍋に投入される『たまねぎ』をいただいて、本日は終了。おでん10本に、燗酒3杯で、今日のお勘定は1,500円でした。

 と、いつもならここで記事が終わるところですが、せっかく10品まで紹介したので、残る4品のおでんもご紹介しておきます。

101127a 11種類目は『こんにゃく』。これまたよ~く煮込まれて、黒々としている。味もよく染みこんでいます。
101127b 12種類目は『じゃがいも』。安芸津の赤土で栽培された、煮込んでも煮崩れないジャガイモが使われています。
101127e 13種類目は『ねぎま』。《ねぎ》の間に《まぐろ》の身を挟んでいるので『ねぎま』です。これも注文を受けてからおでん鍋に投入され、ちょうどいい煮加減のところで出してくれます。
100616d いよいよラスト、14種類目は『ひらてん』です。平たい長方形に延ばした、薩摩揚げ風の練り物です。

 以上が、現在の「あわもり」のおでん種のすべてです。

 全品制覇したとしても1,260円(=90円×14本)にしかならないというのがすごいですよねぇ。

店情報前回

《平成22(2010)年12月8日(水)の記録》

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おつまみチャーシュー … 博多ラーメン「ばりこて」(都立家政)

おつまみチャーシュー


 昨夜、「竹よし」に行った帰りに、博多ラーメンの「ばりこて」に行ったことをツイッターに書いたところ、「竹よし」で手伝いをしていたチクちゃんから『メニューにないけど、チャーシュー盛りもおすすめです』というリプライをいただきました。

 今日も、2時間ほど前に、チクちゃんが『ばりこて、なう』という書き込みをしてたけど、まだいるかなぁ。

 のれんの隙間(すきま)から店内をのぞき込んで見ると、おぉ、いました、いました。チクちゃん、ナオちゃん、そしてフヂモトさんの3人が並んで座ってラーメンを食べています。

 のれんをくぐり、入口引き戸を開けて店内へと入り、ワイワイと盛り上がっている3人の手前側に静かに座ります。

 店員のNさんが気がついたところへ、人差し指を口に当ててシィーッと合図して、芋焼酎のお湯割り(380円)と、チクちゃんおすすめのチャーシュー盛り(たぶん300円)を注文。その注文の声に、すぐとなりにいるフヂモトさんだけが気がついて、二人でひそかにごあいさつ。

 芋焼酎の湯割りと、チャーシュー盛りが出てきたところで、

「さぁ、みんなで乾杯、乾杯!」

 というフヂモトさんの音頭に、チクちゃん、ナオちゃんもやっと気がついてくれて、みんなで乾杯です。みんなはいつも焼酎のお茶割り(350円)をひとしきり飲んでから、最後にラーメンで締めるのが、この店での過ごし方なんだそうです。

 この店は、実は2010年7月に開店したばかりの支店(都立家政店)で、本店は東高円寺ですでに11年ほど営業を続けているんだそうです。

 入口側から壁に沿って、ぐるりと奥へ回るカウンターは11席ほど。カウンターの中は広い厨房スペースになっていて、一番奥に大きな寸胴が3つ並んでいます。

 飲み物のメニューは生ビール(中500円)、瓶ビール(中500円)のほか、焼酎が麦・芋・黒糖(各380円)に、お茶ハイ(350円)。冷酒(580円)だけながら日本酒も置いています。

 おつまみは『ぜ~んぶ手作り!!』と書かれた7品がそれぞれ280円。その品揃えがまた、ニンニクたっぷり「味噌ずり」、ビールのおともに最適「鳥皮ポン酢」、大将のおふくろの味「がめ煮」、スタミナUPにはこれだ「もつ煮込み」、お子様にも大人気「めんたいポテト」、ヘルシーでおいしい新食感「レンコンつくね」、ぴりっとおいしい「めんたいだし巻」という、いずれも呑兵衛好みするものばかり。

 他には博多焼きぎょうざ(8個300円)と茹でぎょうざ(5個300円)に、ひとくちめんたい(150円)です。

 チクちゃんおすすめのチャーシュー盛りも、お皿にチャーシューを並べてタレをかけ、刻みネギをたっぷりとのせただけのシンプルなものながら、とてもいい酒の肴です。

 昔(30年ほど前)、学生時代を博多で過ごしていたころ、屋台のラーメン屋に『酢豚』というメニューがあったことを思い出しました。当時はラーメン1杯が250円だったのに対し、『酢豚』もやっぱり250円。学生街の食堂でも酢豚は500円くらいだったので圧倒的な安さです。

 さっそくその『酢豚』を注文したところ、出てきたのはお皿に並べたチャーシューに、刻みネギをたっぷりとのせ、酢をかけただけの簡単な一品。《なるほど。チャーシュー(焼豚)にお酢で『酢豚』だったのか》と妙に納得したものでした。

 でも、その『酢豚』がとてもおいしかった。この店のチャーシュー盛りもいいですねぇ。

 しかしながら、昨日もそうだったけど、今日も我われ以外は誰もお酒は飲んでいなくて、みなさんストイックにラーメンを食べてるんですよねぇ。それくらい人気の高いラーメンのようですが、せっかくの博多ラーメンなので「飲んで、食べて、締めにラーメン」というのもぜひやってみてもらいたいと思います。

 他の3人がラーメンを食べ終わったところで、私も芋焼酎をグッと飲み干して、今日は締めのラーメンなしで終了。

 4人で、すぐ近くのスナック「いるか」に入り、午前3時近くまで盛り上がったのでした。やぁ、楽しかった。

101204m 101204n 101204o
「ばりこて」 / 芋焼酎湯割り / おつまみメニュー

店情報前回

《平成22(2010)年12月4日(土)の記録》

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店情報: 博多ラーメン「ばりこて」(都立家政)

    101204m
  • 店名: 博多ラーメン ばりこて 都立家政店
  • 電話: 03-3338-6662
  • 住所: 165-0032 東京都中野区鷺宮1-27-7
  • 営業: 11:30-15:00 & 18:00-00:30(日は -23:00)、水休
  • 場所: 西武新宿線・都立家政駅の改札を出て、都立家政商店街を右方向に約100m、右手。
  • メモ: 2010年7月に開店。カウンターのみ11席。博多ラーメン600、玉子ラーメン700、ねぎラーメン720、チャーシューメン800、替玉120、替玉半分60、ごはん100、ひとくちめんたい150、博多焼きぎょうざ8個300、茹でぎょうざ5個300、おつまみ各種(味噌ずり・鳥皮ポン酢・がめ煮・もつ煮込み・めんたいポテト・レンコンつくね・めんたいだし巻)280、(おつまみチャーシュー300)、生ビール中500・小300、瓶ビール500、焼酎(麦・芋・黒糖)380、お茶ハイ350、冷酒580、淡麗250。(2012年6月調べ)

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閉店まぎわに越乃寒梅 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

「竹よし」


 荻窪の「やき屋」から飲み始めて、もつ焼きの「カッパ」、鷺ノ宮に移動して「ペルル」とハシゴして、現在の時刻は午後10時40分。

 ここから「竹よし」までは、歩いて10分ほどなので、「竹よし」にもちょっとだけでも顔を出しておきたいですねぇ。「竹よし」の閉店時刻は午後11時なので、本当に1杯だけって感じですね。急げ急げ。

「こんばんは」と店内に入ると、店内はすでにお片付けモードで、土曜日のお手伝いのキティちゃんもカウンターの奥の席に座ってくつろいでいる状態。

「いやぁ、遅くにすみません。ちょっと1杯だけ」とお詫びしつつ、「越乃寒梅」(吟醸、1合750円)をもらって飲み始めると、お通し(200円)として出してくれたのは、ブロッコリーのマヨネーズかけ、貝割れ大根の上にイカの明太子のせ、野菜たっぷりのマカロニサラダという、サラダ3点盛り。

「遅くに来たから、キティちゃんも1杯飲んでよ」と、キティちゃん用の生ビール(500円)を出してもらって、キティちゃんの電車の時間まで、ちょっとだけお付き合いいただきます。

 キティちゃんが帰ったあとも、店主から今日仕入れてきた魚のことなどを聞いたりしながら、冷酒をチビリチビリ。

「これでも食べてみるかい」

 と店主が出してくれたのは、くじらベーコンです。それじゃ、このくじらベーコンに合わせて、お酒(「越乃寒梅」吟醸)ももう1本(1合750円)。う~む。1本だけのつもりが、ついついおかわりしちゃったなぁ。

 くじらベーコンは、くじらの畝須(うねす)とか皮須(かわす)と呼ばれる、皮と身の両方がある部位を塩漬けにしてから、燻製にしたもの。どういう理由かは知りませんが、表面は食紅で赤く色づけられていることが多くて、これを薄くスライスしていただきます。

 赤身の部分は赤身なりの、皮の白身の部分は脂っぽい味わいが楽しめます。

 けっきょく12時頃まで腰をすえて、今日のお勘定は2,200円でした。遅くまですみませんでした。どうもごちそうさま。

101204j 101204k 101204l
越乃寒梅 / お通しのサラダ / くじらベーコン

店情報前回

《平成22(2010)年12月4日(土)の記録》

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〔お知らせ〕 「居酒屋礼賛(Izakaya-Raisan)」メールマガジン発刊

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――――――――――――――――――――――― 2011.02.13号

いつも「居酒屋礼賛」ブログ(http://hamada.air-nifty.com/)を
ご愛読いただきまして、本当にありがとうございます。

今週の新着記事の情報をお届けします。

 《目次》
■新着記事の情報
■先週の人気記事
■編集後記

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■新着記事の情報
______________________________

(1)うまいぞ!もつカレー … やきとん「たつや」(沼袋)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-4304.html
「たつや」名物のもつカレー(350円)は、カレー味のもつ煮込
み。炙ったフランスパンを2枚付けてくれるので、そのパンにもつ
カレーをのせていただきます。このもつカレーには黒ホッピーがよ
く合います。

(2)大分産秋さばの頭と尾 … 魚料理「竹よし」(都立家政)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-bf14.html
大分産秋さばの頭と尾(650円)は、さばの頭と尾を焼いたもの。
身の部分は刺身や〆サバとしていただくのですが、そのサバのカマ
から先と尻尾の部分は、あら煮にするか、こうしてグリルで焼き上
げてくれます。

(3)灯りに吸い寄せられて … バー「エンジェル」(都立家政)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/angel-21a5.html
「エンジェル」は、3坪(=6畳程度)の店舗に、L字カウンター
8席のみ、女性バーテンダーがひとりで切り盛りする小さなバー。
こんな小さな店内ながら、並んでいるお酒がすべてプレミアムもの
というのが大きな特徴です。

(4)イカ大根で冬が来た! … 立ち飲み「やき屋」(荻窪)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-4cfb.html
イカ大根は、その名のとおりイカと大根をじっくりと煮込んだもの
で、冬場だけしか食べることのできない、「やき屋」の名物の品。
黒々と煮込まれた大根は、イカ以上にイカの風味が味わえます。

(5)お新香、レバ刺、焼酎 … もつやき専門店「カッパ」(荻窪)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-fd52.html
レバ刺しの味付けは“タレ塩”が一番人気。タレの壷にトプンと浸
けてから、塩をパラパラとふってできあがり。タレでレバの甘みが
補強されるとともに、塩でさらに甘みが増幅されて、レバのとろっ
とした甘みをより強く感じることができる味付けです。

(6)殻マカはどんな料理? … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-5ce6.html
殻マカ(500円)を注文すると、小皿にカラカラと7個ほどの殻
付きのマカダミアンナッツが盛られます。それとは別に出してくれ
るマカダミアンナッツ専用の殻割り器で、とても固い殻をパキィ~
ンッと割りながらいただくのです。


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■先週の人気記事
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(解析対象期間: 2011年2月6日(日) ~ 2011年2月12日(土))

第1位:3週間ぶりのもつ焼き … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-bdf1.html
「阿佐ヶ谷ホルモン」系のタレの特徴は、醤油の味が強く前面に出
ていること。ここ沼袋の「ホルモン」のタレも醤油味が効いている
ので、テッポウやガツをタレで焼いてもらうと、醤油焼きにも近い
味わいになっておいしいのです。

第2位:朝から昼から飲める店 … 大衆酒場「山田屋」(王子)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2009/02/post-0a83.html
都内には朝から飲めたり、昼から飲めたりする店が多いのです。今
日やってきた王子の大衆酒場「山田屋」は早朝から営業を開始して、
昼過ぎにいったん閉まり、中休みのあと午後4時から営業を再開す
る営業形態です。

第3位:うまいぞ!もつカレー … やきとん「たつや」(沼袋)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-4304.html
「たつや」名物のもつカレー(350円)は、カレー味のもつ煮込
み。炙ったフランスパンを2枚付けてくれるので、そのパンにもつ
カレーをのせていただきます。このもつカレーには黒ホッピーがよ
く合います。

第4位:大分産秋さばの頭と尾 … 魚料理「竹よし」(都立家政)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-bf14.html
大分産秋さばの頭と尾(650円)は、さばの頭と尾を焼いたもの。
身の部分は刺身や〆サバとしていただくのですが、そのサバのカマ
から先と尻尾の部分は、あら煮にするか、こうしてグリルで焼き上
げてくれます。

第5位:わさび醤油でカキ刺身 … 「本家鳥好」(呉)
 http://hamada.air-nifty.com/raisan/2011/02/post-ea3e.html
「そんなにカキがお好きなら、カキの刺身を食べてみますか?
カキというと、普通は酢ガキ、カキフライ、カキ鍋と食べ進みます
が、うちの店ではカキの刺身、カキの天ぷら、そしてカキ串焼きと
食べる人が多いんですよ」と若旦那。三連記事の後編。


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■編集後記
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今週の新着記事は、昨年12月上旬に一時帰京したときのものです。
平成23(2011)年もすでに1ヵ月半ほどが経過しましたが、
「居酒屋礼賛」の記事は、まだ昨年末。ちょうど2ヶ月ほど遅れて
展開しています。

荻窪「やき屋」の冬場の名物・イカ大根に関する記事も書きました
が、その「やき屋」は今年の2月1日(火)~15日(火)まで、
工事のために一時休業とのこと。イカ大根や、おでん、鍋ものなど、
冬場だけの料理を食べられるのも、もうちょっとの間なので、食べ
忘れることがないようにしたいですね。


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「居酒屋礼賛(Izakaya-Raisan)」メールマガジン

☆発行者:浜田信郎(はまだ・しんろう)
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☆メール:shinro.hamada@nifty.com
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殻マカはどんな料理? … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

居酒屋「ペルル」


 荻窪駅北口駅前は、現在、再開発工事中。かつて「鳥もと」や、立ち飲みの「金魚」などのあった建物はなくなって更地になり、バスロータリーも以前とは違う並びになりつつあります。

 その新しくなりかけのバスロータリーからバスに乗り、鷺ノ宮駅前に移動。今日の3軒目は居酒屋「ペルル」です。

 「ペルル」の創業は昭和35(1960)年。今年(平成22年)、創業50年を迎えました。

 創業以来、店を切り盛りしてきた店主・古川実さんが亡くなったのは平成22年5月5日のこと。それ以来、それまでも店を手伝ってきた方々が店を切り盛りされています。

 店内はカウンターのみ12席ほど。まず入口から奥に向かって直線に伸び、奥で左に直角に曲がるL字カウンターです。

 そんなカウンターの中央部に座り、キープボトル(ブラックニッカ)を出してもらって、水割りセット(水と氷がおかわり自由で500円)を出してもらって飲み始めます。

 「ペルル」は料理メニューも充実しています。今日は湯豆ふ鍋(700円)、氷見いか(600円)、チーズ三点盛り(600円)、サラミ(500円)、ハムスター(500円)、サラブレット(500円)、ネギベー(500円)、殻マカ(500円)、オリーブ盛り(500円)、ジャガチーズ(500円)、チーズモチ(500円)、山うにクラッカー(500円)、ボイルドキャ別(400円)、から付きアーモンド(400円)、厚揚げ(400円)、ぎんなん(400円)、ホワイトアスパラ(400円)、秋田いぶりがっこ(300円)などなど。

 名前を聞いただけでは、どんな料理かわからないようなものも並んでいるのも、昔からの大きな特徴です。

 そんな名前だけではわからない料理のひとつ、殻マカ(500円)を注文してみると、カラカラと小皿に7個ほど盛られて出されたのは、殻付きのマカダミアンナッツです。それとは別に、マカダミアンナッツ専用の殻割り器を出してくれて、この殻割り器でとても固い殻をパキィ~ンッと割りながらいただきます。

 その後も、お客さんが釣ってきたヒラメの刺身をいただいたり、だれかがお土産で持ってきてくれたリンゴをいただいたりしながらの~んびりと1時間半。

 お勘定は1,000円でした。どうもごちそうさま。

101204g 101204h 101204i
ウイスキー水割り / 殻マカ / 割った殻マカ

店情報前回

《平成22(2010)年12月4日(土)の記録》

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お新香、レバ刺、焼酎 … もつやき専門店「カッパ」(荻窪)

お新香、レバ刺、焼酎


 「やき屋」を出て、同じ荻窪駅北口に残る小さな横丁の中の、もつやき専門店「カッパ」です。

 開けっ放しの入口から店内に入ると、コの字カウンター15席分ほどの店内は、ほぼ満席状態。しかしそこは一人の身軽さで、かろうじて空いていたコの字右側の一角にすべり込み、焼酎(300円)にお新香(200円)、それにレバ刺し(2本200円)をタレ塩で注文します。

 注文を受けてくれるのは、コの字カウンターの中央に構える店主。奥の厨房には女性が二人いて、下ごしらえや洗い物、お酒の燗づけなどを担当します。

 焼酎は、カウンターの下に置かれた一升瓶から、受け皿付きのグラスにたっぷりと注がれたストレート。3杯までしか飲むことができません。

 お新香は白菜のぬか漬けで、注文を受けて奥の厨房から出されます。

 レバをはじめとするもつ焼きのネタ(すべて豚の畜産副生物)は、コの字カウンターの内側にずらりと並べてスタンバイされていますが、レバ刺しを注文したときのみ、奥の冷蔵庫からレバが出されます。持つ焼き用のレバも、レバ刺し用のレバも、見た目は同じように串に刺されたレバなのですが、生食用としてレバ刺し用のものだけ冷蔵庫保存しているんですね。

 他のもつ焼きと同じく、レバ刺しの味付けも、タレと塩が選べますが、レバ刺しの場合だけ“タレ塩”という味付けを選ぶことができ、レバ刺し用の味付けとしてはこれが一番人気のように思います。

 レバ刺しのタレ塩は、タレの壷にトプンと浸けてから、塩をパラパラとふってできあがり。タレでレバの甘みが補強されるとともに、塩でさらに甘みが増幅されて、レバのとろっとした甘みをより強く感じることができる味付けです。

 続いてはトロ(2本200円)をタレ焼きで注文。「ハイッスゥ~ッ」と受けてくれた店主が、焼き台の上にトロを2本ならべます。トロは豚の直腸のことで、その名のとおりトロリととろける軟らかさに下ゆでされているものが炙られます。

 ここで焼き方が店主から、女性に交代。店主の「ハイッスゥ~ッ」という返事に対して、女性のほうは「はいよっ!」、「オッケェーッ!」と、こちらもまた元気よく注文を受けてくれます。

 私もナンコツを注文すると、なんとナンコツは残り1本しかないとのこと。それじゃと、オッパイ1本と一緒に焼いてもらおうと思ったら、オッパイも直前に売り切れ。結局はナンコツとカシラを1本ずつということで落ち着きました。味付けは塩焼きで。

 この店では、もつ焼きは基本的に2本ひと組で焼いてくれますが、「1本ずつ」とお願いすると、1本ずつ(各100円)の注文も可能です。常連さんたちは、普通に2本ずつで焼いてもらっている人が多いように思います。

 先ほどの「やき屋」に続いて、これまた40分ほどの滞在は、焼酎とお新香に、もつ焼き6本で1,100円でした。どうもごちそうさま。

101204d 101204e 101204f
とろタレ / カシラ塩 / ナンコツ塩

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《平成22(2010)年12月4日(土)の記録》

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イカ大根で冬が来た! … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)

イカ大根で冬が来た!


 土曜日、午後7時半の「やき屋」は、入口右手のメインカウンターで6人ほどが立ち飲んでいて、左手の壁に作りつけのサブカウンターにもひとり。左手奥の座り飲みテーブル席は空いている状態。

 メインカウンター手前側の空いているところに立って、燗酒(北の誉、250円)をもらって、つまみにはイカ大根(170円)を注文します。

 なにしろこのイカ大根が食べたくて、今日は「やき屋」に来ましたからねぇ。

 イカ大根は、その名のとおりイカと大根をじっくりと煮込んだもので、冬場だけしか食べることのできない、「やき屋」の名物の品。黒々と煮込まれた大根は、イカ以上にイカの風味が味わえます。

 なお、このイカ大根と、イカなんこつ焼き、そして珍味わたあえの3品は、みんなが食べたい超人気商品なので、注文はひとり1回のみ。おかわりはできません。

 ここ「やき屋」のメニューの主体は、八戸直送のスルメイカを使ったイカ料理。先ほどのおかわりできない3品に加えて、イカ刺身、イカみみ刺身、イカみみ焼、イカげそ焼、げそ揚げ、げそわさ、自家製塩辛、イカ納豆の合計11品が、すべて170円という驚くべき低価格で提供されます。

 イカ以外の料理も、うなぎきも焼、きざみ穴子、もつ煮込、串刺フランク、めかぶ、みそきゅうり、漬物、冷奴、枝豆の9品がそれぞれ170円で、シメサバ(220円)とホタテ(1串200円)の2品のみが、170円ではない料理メニューです。

 燗酒(北の誉、250円)をおかわりして、2品めのつまみにはイカ納豆(170円)をもらいます。

 イカ納豆は、小さなパックの納豆1個分に、イカ刺身の半量くらいのイカの刺身がのって、わさびと、たっぷりの刻みネギが添えられます。これに醤油をサッとかけて、ぐりぐりとかき混ぜていただきます。

 イカも燗酒に合うし、納豆も酒に合う。そんな素材2品を混ぜ合わせたイカ納豆が燗酒に合わないわけがない。うまいよなぁ。

 私自身は、このところは、ここのイカ料理を日本酒でいただくのが好みなのですが、お客さんたちに人気があるのは、圧倒的にホッピー(320円)。店の前にも、ホッピーの黄色いケースが積み上げられています。

 ホッピーは焼酎の入った氷入りのグラス(ナカ)と、それとは別に瓶のホッピー(ソト)が出されます。自分でソトを注いでホッピーを完成させるのですが、たっぷりとソトを入れても2杯分。普通に8~9分目くらいまでで作ると3杯分のホッピーが作れます。ナカのおかわりは160円なので、ソト1ナカ3で作ると都合640円(=ホッピーセット320円+ナカ160円×2)で3杯のホッピーが飲める(1杯あたり213円)のです。ここのホッピーを3杯いただくと、それでもうすっかりできあがっちゃいますからねぇ。

 40分ほどの間に、燗酒2本とイカ料理2品をいただいて、今日のお勘定は840円。どうもごちそうさま。

 「やき屋」のイカ大根をいただいて、今年も冬が来た感じがします。

# 「やき屋」は工事のため、2011年2月1日(火)~15日(火)までお休みです。

101204a 101204b 101204c
「やき屋」 / イカ納豆は / ぐりぐり混ぜて完成

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《平成22(2010)年12月4日(土)の記録》

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灯りに吸い寄せられて … バー「エンジェル(ANGEL)」(都立家政)

エンジェル


 「ばりこて」で博多ラーメンを食べて、あとは帰って寝るだけのつもりだったのに、都立家政商店街をトコトコと歩いていると飛び込んできたのが、バー「エンジェル」の明るい看板です。

 そうか。「エンジェル」はまだ開いてるんだ!(ちなみに、「エンジェル」の営業時間は午後6時から午前3時までの9時間です。)

「寄らなきゃ!」

 なんの理屈もなく、そう思ってしまうのが酔っ払いですねぇ。灯りに吸い寄せられる蛾(が)のように、ふらふらと店内へ。

 「エンジェル」は、3坪(=6畳程度)の店舗に、L字カウンター8席のみ、女性バーテンダーがひとりで切り盛りする小さなバー。こんな小さな店内ながら、並んでいるお酒がすべてプレミアムものというのが大きな特徴です。

 先客は奥に男性ひとり客。手前、L字の短辺のところに女性ひとり客。私はそのちょうど中間あたりに座って、まずはアードベッグ10年(700円)のストレートをもらいます。

 ックゥ~ッ。

 ビシッときびしいこの味わいが、アイラモルトならでは。ヨードチンキにも似た泥炭(でいたん)の香りで、どれだけ飲んだあとでも、そしてどれだけ食べたあとでも飲めちゃうんですねぇ。大好きなウイスキーのひとつです。

 目の前にピスタチオやアーモンド、ピーナッツなどが入ったガラス瓶が何個か置かれているので、ピスタチオを注文すると、お皿にたっぷりと盛ってくれました。

 改めてメニューを確認してみると、メニューにあるのは「ミックスナッツ」のみ。これを注文すると、4つの瓶から少量ずつ1人前を取り分けてくれるんですね。私はピスタチオのみを注文したので、ミックスナッツと同じ分量になるようにピスタチオを入れてくれたようです。

 ピスタチオや落花生(殻つきピーナッツ)などを食べ始めると、なぜか止まんなくなりませんか?

 呉の単身赴任寮にも落花生を常備していて、ウイスキーなどをチビチビと飲むときには、その落花生をつまむことが多いのです。最初にひとつまみだけ出しておいても、すぐに食べてしまって、ついもうひとつまみ。さらにもうひとつまみと、エンドレス状態になっちゃうことがけっこう多いんですよねぇ。

 バターピーナッツなどの、あらかじめ殻が取られているものだと、そんなことはないんです。食べるまでに、殻を割って、茶色の薄皮も取ってと、ちょっともどかしい感じがするのが、エンドレス状態になる原因かもしれないなあ、と思ったりしています。

 一所懸命、ピスタチオの殻を割っていると、ついついアードベッグを飲むテンポもゆっくりになります。ピスタチオを5個くらい食べて、思い出したようにアードベッグをちびり。ストレートウイスキーなどの強いお酒を飲んでいるときには、こうやってスローペースにしてくれるつまみが嬉しいですね。

 スローペースながらも、1ショットのアードベッグがなくなるときはやってきて、2杯めの飲み物としてスティンガーを注文すると、ベースのブランデーにレミーマルタンを使った、ぜいたくなスティンガー(でも多分1,000円ほど)を作ってくれました。

 ゆっくりとレミーマルタンのスティンガーを飲み干して、本日は終了。お勘定は2,300円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成22(2010)年12月3日(金)の記録》

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大分産秋さばの頭と尾 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

さばの頭と尾


 大分産秋さばの頭と尾を焼いたもの。身の部分は刺身や〆サバとしていただくのですが、そのサバのカマから先と尻尾の部分は、あら煮にするか、こうしてグリルで焼き上げてくれます。

 この骨ぎわにへばり付いた身をせせりながらいただく日本酒のおいしいこと。しかも今夜の日本酒は、フグのひれ酒だし!

 「竹よし」の店主(マスター)は、魚屋の次男として生まれ、大阪で料理の修業を積んだのち、横浜の魚料理屋を経て、平成5(1993)年3月11日にここ「竹よし」を開店しました。とにかく魚好きなので、料理を作っていても楽しそう。

 金曜日の今日は、都内での仕事を終えて、夕方からは仕事仲間との飲み会。忘年会シーズンの金曜日とあって、予約のない我われ10人ほどが入れるお店はすぐには見つからない。何軒かたずね歩いて、やっと入れたのは田町駅近くにある、とうがらし料理の「赤ちり亭」。いろんな種類の酒場があるんですねぇ、東京には。

 仕事仲間との飲み会のあとは、渋谷に出て、ここっとさんが飲んでいるという居酒屋「あ!鬼が島」へ。

 ここっとさんとは、「もし仕事関係の飲み会がなかったら、久しぶりに『とよ田』(自由が丘)に鶏のから揚げを食べに行こうか」と示し合わせていたのですが、仕事関係の飲み会が入ったために「とよ田」は断念。ここ「あ!鬼が島」での合流となったのでした。

 おもしろい店名のこの店は、実は「とりすみ」の元店主がやっているお店。「とりすみ」のほうは息子さん夫婦にまかせて、お父さん(=元店主)はここに「あ!鬼が島」を開いたんだそうです。

 なつかしの魚肉ソーセージエッグをつまみつつ、チューハイです。

 「あ!鬼が島」で飲んでいることをツイッターに書いたところ、「東京自由人日記」のKさんから連絡があり、Kさんたちが都立家政の「竹よし」で飲んでいることが判明。ぜひ合流しようと「竹よし」にやってきたのでした。

 すでに閉店間際の時間だったので、残念ながらつかの間の合流でした。

 独身時代は、「私が帰ったあとに楽しんでいる人たちがいると思うと許せない!」と言って、みんなが解散するまでは居続けて、最後はタクシー帰りをしていたここっとさんも、結婚後はきわめてまじめな(?)生活を送っているようで、都立家政駅から電車で帰途につきます。

 都立家政駅で見送ったあと、ひとりで向かったのは、駅の近くにある博多ラーメンの「ばりこて」です。ふぢもとさんや、チクちゃん、ナオちゃんなど、この近くに住んでいる飲み仲間が、最近はこの店で飲んでいることが多いようなのです。

 カウンターの一角に座り、“がめ煮”(280円)をつまみに、芋焼酎を湯割り(380円)をいただきます。

 最後は博多ラーメン(600円)で締めて、店を出たのは午前1時でした。

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「赤ちり亭」赤ちり鍋 / 「あ!鬼が島」魚肉ソーセージエッグ / 「ばりこて」がめ煮

・「竹よし」の店情報前回

《平成22(2010)年12月3日(金)の記録》

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うまいぞ!もつカレー … やきとん「たつや」(沼袋)

もつカレー


 1軒目の「ホルモン」から歩いて2分ほど。バス通りを渡った路地の中にあるのが平成22(2010)年3月にオープンした新進気鋭のやきとん店、「たつや」です。

 先ほどの「ホルモン」が昭和39(1964)年創業なので、新旧、好対照ですね。

 ところで、“もつ焼き”「ホルモン」に、“やきとん”「たつや」。同じように豚の畜産副生物を串に刺して焼く店ながら、それぞれ呼称が違います。

 “もつ焼き”派は、立石の「宇ち多゛」を筆頭に、同じ立石の「江戸っ子」、「ミツワ」、金町の「ブウちゃん」、押上の「松竹」、西の方では中野の「石松」、南では武蔵小山の「牛太郎」や雑色の「三平」も“もつ焼き”ですね。はじめて“もつ焼き”と名乗ったお店は、浅草の「千代乃家」だと言われています。

 対する“やきとん”派は、東十条の「埼玉屋」に、野方の「秋元屋」に「すっぴん酒場」、池袋の「千登利」、西巣鴨の「高木」、赤羽の「米山」、新宿の「串元」など、圧倒的に都内北西部が多いようですが、南東部にも森下の「山利喜」、浅草橋の「西口やきとん」、秋葉原の「元気」といった“やきとん”の店があります。

 “もつ焼き”、“やきとん”以外にも、“やきとり”とひらがなで表記したり、店によってはそのまま“焼き鳥”と書いている店もあります。国語辞典でも“焼き鳥”は『鶏の肉や砂肝などを串(くし)に刺し、たれか塩をつけてあぶり焼いた料理。もとはツグミ・スズメなどを丸のまま焼いたものをいった。今では牛・豚の臓物を用いたものをもいう』(goo辞書)とされているので、けっして間違った表記ではないようです。

 阿佐ヶ谷「川名」や新宿「番番」が“焼き鳥”組です。どちらの店も豚もつのみならず、鶏の串焼きもあるのが特徴でしょうか。

 さて「たつや」。入口を入ってすぐの、店主の近くに座り、まずはホッピーセット(380円)の赤を注文します。赤というのは、普通のホッピー(白ホッピー)のこと。王冠の模様が赤いので「赤」と呼ぶ店もあるのです。

 ちなみに、ホッピーの銘柄としては『ホッピー』と『黒ホッピー』しかないので、ホッピービバレッジ株式会社のみなさんは、『ホッピー』あるいは『黒ホッピー』と、正式な名称で呼びます。白ホッピー、赤ホッピーという呼称は、『黒ホッピー』との違いを明確にするための、それぞれの店の符丁なんですね。

 つまみには、もつカレー(350円)を注文。

 もつカレーは、もつ煮込みのカレー版。炙ったフランスパンを2枚付けてくれるので、それにもつカレーをのせていただきます。

 カレーには、やっぱり黒ホッピーだな、ということで、2杯めはホッピーセット(380円)の黒に変更。さっぱりとした白ホッピーに比べて、ちょっとコクのある黒ホッピー。カレーやチーズなどのつまみには、黒ホッピーのほうがよく合うように思います。

 2時間ちょっとの滞在は、席料100円と合わせて1,210円でした。どうもごちそうさま。

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店情報前回

《平成22(2010)年12月2日(木)の記録》

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3週間ぶりのもつ焼き … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

3週間ぶりのもつ焼き


 明日の都内での仕事に向けて、夕方の新幹線で都内に移動してきました。

 自宅近くの西武新宿線・沼袋(ぬまぶくろ)駅に着いたのは午後9時前。よしっ。まだもつ焼き「ホルモン」の営業時間(午後10時まで)に間に合うので、ちょっと寄って行きましょうか。

 「ホルモン」は入口近くの焼き台をはさんで両側に店の奥までを貫く平行カウンター(それぞれ6~7席ほど)があり、客はその両側に座る仕組み。それぞれのカウンター間では移動はできず、それぞれ別の入口から入ります。

 それとは別に、焼き台に向かって左側のカウンターの背後には4人がけのテーブル席が2卓あって、グループ客はそれらのテーブルを囲みます。

 お手洗いはテーブル席がある側にしかないので、焼き台に向かって右側のカウンターに座っている客がお手洗いに行くときは、いったん店の外に出て、反対側の入口から入りなおすのです。

 これは、今はなき「阿佐ヶ谷ホルモン」系のもつ焼き屋に共通した店の造りです。練馬の「金ちゃん」や、閉店した鷺ノ宮の「鳥芳」などがそうです。しかしながら、その元祖たる「阿佐ヶ谷ホルモン」は、実際は細長いコの字カウンターになっていて、店の奥のほうで、反対側のカウンターにも行ける仕組みになっていたように記憶しています。(「阿佐ヶ谷ホルモン」には2~3回しか行ったことがないので、ちょっとあいまいな記憶です。シャリシャリの焼酎もあったなぁ。その跡地は、今は携帯電話屋になっています。)

 そんな沼袋「ホルモン」の手前側(焼き台に向かって右側)のカウンターに座り、まずはサッポロラガービール大瓶(610円、黒ラベルも選べる)とお新香(110円)、そしてレバーとコブクロのちょい焼き(各1本120円)を、それぞれ2本ずつ注文すると、残念ながらレバーは売り切れとのこと。

 午後5時半から10時までの4時間半の営業時間で、人気のある品は早めに売切れてしまうんですよねぇ。午後9時を過ぎるとなくなっているもののほうが多いくらいで、逆に「何が残ってますか?」と聞いてから注文したほうがいいくらいのこともあります。

 すぐに出されるおしんこ(自家製で、今日は白菜とキュウリ)をつまみにビールを飲んでいるところへ、ちょい焼きのお皿も登場です。おろっ。レバーもある。

「切り端の、小さくて売り物にならない部分です。せっかく遠くから来てくれたので、サービスです」と笑う店主。わぁ、ありがとうございます。久しぶり(「宇ち多゛」以来、3週間ぶり)のもつ焼きで、レバーのちょい焼きも食べることができて大感激。口の中にとろりと広がるレバーならではの甘みがいいんですよねぇ。

 ちょい焼き4本をあっという間に食べ終えて、続いてはカシラ、ナンコツ、オッパイ(もつ焼きは1本110円)を塩で注文すると、隠れメニュー(本数が少ないので表メニューには出せない品)のタンシタとハツシタも塩で焼いてくれました。

 もつ焼きが焼きあがったところで、飲み物も焼酎(230円)に切り換えます。ここの焼酎の銘柄は「サッポロ★焼酎」。以前はキッコーマンの「万上」だったのですが、キッコーマンからサッポロへの焼酎事業の譲渡で、同じ焼酎ながら銘柄が変更になったのでした。

 と、そこへ。カウンターの向かい側にひとりで入ってきた女性は、なんと「秋元屋」冷蔵庫前のユリちゃんです。ユリちゃんは立石の「宇ち多゛」などにもお一人でやってきて、てきぱきともつ焼きを注文するほどのもつ焼き好き。当然のように、ここ「ホルモン」にもいらっしゃってたんですね。向かい側同士で、軽くコップを持ち上げて乾杯です。

 せっかくの「ホルモン」なので、タレ焼きももらいましょうか。テッポウとアブラ、ガツを1本ずつお願いします。

 「阿佐ヶ谷ホルモン」系のタレの特徴は、醤油の味が強く前面に出ていること。ただし、ここ沼袋の「ホルモン」は、当代店主になってから、お客の好みに合わせて、少し甘みを加えたタレになりました。とはいうものの、やはり醤油の味は効いているので、テッポウやガツも、ちょっと醤油焼きに近い味わいになっておいしいのです。

 午後10時前まで、1時間ほどの滞在は1,410円でした。どうもごちそうさま。

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おしんこ / レバーとコブクロのちょい焼き / なんこつ、かしら、おっぱい(塩)

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焼酎 / はつ下、たん下(塩) / あぶら、てっぽう、がつ(タレ)

店情報前回

《平成22(2010)年12月2日(木)の記録》

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柘榴でジャックローズ … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

柘榴でジャックローズ


 「本家鳥好」のカキ料理で満腹になって、今日の2軒目は中通2丁目の小さなビルの2階に、隠れ家のようにあるバー「アンカー」です。ビルの外にある錨(いかり)の看板が目印。

 店の入口横に『Today's Special』という黒板がおいてあって、季節のフルーツカクテルとして『柘榴、洋梨 etc...』と書かれているのですが、『柘榴』の漢字が読めない。

 店に入って、オーナー・バーテンダーの森貞さんが、小さなすり鉢のような器で、プツプツと小さいザクロの実をすりつぶして、先客のカクテルを作っています。そうかそうか、『柘榴』は『ざくろ』なんだ。

 ザクロの実をすりつぶして、フレッシュなザクロ・ジュースから作ってくれるところが、さすが「アンカー」ですね。私もさっそくザクロのカクテルをお願いすると、カルバドスや、絞ったライムとともに、シャカシャカシャカとシェークして、

「ジャックローズです。」

 と、赤く輝くカクテルを出してくれました。これはきれい。しばし見とれてしまいます。

 今日のお通し(テーブルチャージと合わせて500円)はドライフルーツです。

 15分ほどで、ツツゥーッとジャックローズを飲み干して、「なにかもう1品、カルバドスのカクテルを作ってください」と注文します。

 カルバドスはリンゴで作られたブランデー。そのまま飲むと、喉の奥から鼻に逆流してくる香りがリンゴっぽい。

 ちょっと考えた森貞さん。レモンやホワイトキュラソー(コアントロー)を、カルバドスとともにシェークすると、グラスの部分が平たく開いたカクテルグラスにツゥ~ッと注いでくれます。

「サイドカーの変形で、アップルカーというカクテルです。」

 へぇ。これまたきれいな色合いですねぇ。しかもサイドカーと同じく、とても飲みやすい。危ないお酒だなぁ。

 「アンカー」の創業は平成20(2008)年。とても新しいバーなのに、昔からずっとここに存在していたかのような安心感、安定感があるのは、新しいながらもオーセンティック・バーならではのスタイルをしっかりと守っているということと、若き店主・森貞さんのやわらかい人当たりによるところが大きいんでしょうね。

 森貞さんは、バーテンダー協会主催の競技大会でも受賞歴があるほど、腕のしっかりしたバーテンダーながら、カウンターの中ではそんなことはおくびにも出さず、やさしい笑顔でこちらの注文した飲み物を一所懸命作ってくれる。だから居心地がいいんだろうなぁ。

 とはいうものの、さすがに平日(水曜日)なので、あと1杯くらいで終わりにしなければ。最後はマティーニをお願いします。

 よ~く冷えたタンカレー(ジン)とベルモットがカウンターの上に出され、ミキシンググラスも氷でクルクルクルと冷されます。そのミキシンググラスに、ビターズ、ジン、ベルモットを入れてステア。こうやってカクテルが作られていく様子を見ているのがまた楽しいんですよねぇ。

 よく冷えたカクテルグラスに注いで、ちょっと高いところからギュッとレモンピールをして、マティーニのできあがり。

 今日は、オリーブは別皿で、しかも3粒も出してくれました。この3粒、それぞれ違うオリーブなのがまたいいところ。ひとつはいつもマティーニに付けてくれる、この店の定番のオリーブで、もうひとつは小豆島のフレッシュなオリーブ。そして、何だったかよく覚えていないけど、もうひとつ。

 これらをチビチビとかじって、「ふ~ん。それぞれ味も香りも違うんですね」なんていいつつ、キュンと冷えたマティーニをチビリ。アルコール度数はかなり高いはずなのに、それをまったく感じさせないのがカクテルの魔力ですねぇ。

 1時間半ほどの滞在は3,250円でした。どうもごちそうさま。

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ドライフルーツ / シェークして / アップルカー

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ステアして / レモンピール / マティーニ

店情報前回

《平成22(2010)年12月1日(水)の記録》

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わさび醤油でカキ刺身 … 「本家鳥好(ほんけとりよし)」(呉)

かき刺身


前の記事からのつづき)

「そんなにカキがお好きなら、カキの刺身を食べてみますか?」と若旦那。

「え? カキの刺身なんてあるんですか?」

「はい。ワサビをつけて、醤油で食べるんです。カキというと、普通は酢ガキ、カキフライ、カキ鍋と食べ進みますが、うちの店ではカキの刺身、カキの天ぷら、そしてカキ串焼きと食べる人が多いんですよ。」

「食べます、食べます。カキの刺身、ください。」

 メニューには載っていないカキの刺身は、カキ好きな常連さんたちが注文する一品だそうです。

 四角い刺身皿には大根のけんが敷かれ、その上にきれいに整列した生のカキが9粒。横にはワサビが添えられて、それとは別に醤油皿。う~む。魚の刺身の、刺身の部分をそのまま生ガキに置き換えた感じですねぇ。

 ちょいとワサビをのっけて、まず1個。

 おぉ~っ。これは刺身だ。しかし、刺身と思って醤油で食べると、カキはかなり味わいが濃厚ですねぇ。へぇ、でもこれもまた初めての食感だ。

 これにレモンをたらして食べると、よく食べる生ガキと同じような味わいになるんだろうけど、それをワサビ醤油で食べるというだけで、こんなにも味わいが変わっちゃうんですね。おもしろいなぁ。

 カキの刺身で日本酒を飲み終えて、今度は若旦那自慢の芋焼酎を1杯いただくことにします。「お湯割りでおすすめのものをお願いします」と注文すると、ずらりと並んだ一升瓶の中から「白玉の露」を取り出して、お湯割り(500円)を作ってくれました。

 この「白玉の露」は、「魔王」で知られる白玉醸造の普通酒(地元の人たちが日常的に飲む焼酎)なんだそうです。

 カウンターの中での調理などは若旦那にまかせて、店主はもっぱら生簀(いけす)を担当しているご様子。お客からの注文に応じて、生簀の中から魚をすくいあげて、カウンター内の調理場に運びます。

「網(あみ)で獲ると魚が死んでしまうけえ、いけんのじゃ。釣ったもんじゃないといかん。家(鹿島)にも生簀があって、釣った魚はそこで生かしとる。その日に使う分をこっちに運んで来るんじゃ」と店主。

 鹿島(倉橋島の南側に連なる小島)出身の上瀬稔さんが始めた呉の“とり屋”は、創業とともに大人気となって、店もどんどん増えていきました。それらの店を切り盛りするために、鹿島から兄弟や親戚、近所の人などを呼び寄せたのだそうです。だから、今も数ある“とり屋”のほとんどは鹿島出身の人たちが経営しており、鹿島の近くで獲れた魚介類がどんどん運ばれてくるのです。(その後の取材で得られた「鳥好」創業に関する新しい情報は→〈こちら〉 2012.02.19追記)

 “とり屋”について、『焼き鳥屋なのに、店内には生簀があって活きた魚が食べられる』と紹介されることが多いのですが、その利用実態で見ると、客の第一の目的は焼き鳥よりもむしろ魚。鮮度のいい魚介類を食べつつ、合い間にちょいと焼き鳥もつまむことができる、という感覚だろうと思います。

 ここ「本家鳥好」のメニューにも、『当店おすすめの二品です』ということで、めばるの味噌汁(500円)と、じゃこのから揚げ(塩 or 甘酢、500円)の2品が挙げられています。

 めばるの味噌汁には、生簀で泳いでいる、店主が釣り上げてきた小さなメバルが、ひとりに1尾ずつ入ります。味噌汁にするときは、この小さいメバルからいいダシが出るんだそうです。

『談笑しながらから揚げを、最後の〆には味噌汁を、ぜひこの満足感を実感してください!』とメニューにも記載されているので、次に来たときにはぜひこれらも食べてみたいと思います。(今日はカキづくしでもう満腹!)

 たっぷりとカキをたべ、店主や若旦那にもいろんな話を聞かせてもらいながら、ゆっくりと2時間ほどの滞在。お勘定は3,850円でした。どうもごちそうさま。

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「白玉の露」湯割り / 若旦那自慢の芋焼酎 / 生簀の横に座る店主

店情報前の記事

《平成22(2010)年12月1日(水)の記録》

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カキ天ぷらとカキ串焼 … 「本家鳥好(ほんけとりよし)」(呉)

かき天ぷら


前の記事からのつづき)

 さあ出てきましたよぉ! カキの天ぷらです。カリッと揚がった天ぷらは8粒。横にざく切りのキャベツが添えられています。天つゆが出ないのは、このまま食べろということですね。

 さっそく一つを箸にとり、真ん中あたりをシャクッと噛み割ると、口の中にブワッと広がる熱々のカキの汁。ハフハフハフ。天ぷらの衣に閉じ込められていたカキの香りが口の中から、鼻腔の奥からドーンと押し寄せてきます。

 ん~~~~っ。カキ自身が持っている塩加減もちょうどいいですねぇ!

 熱々の口の中へ、ビールを流し込みます。ッハァ~ッ、うまいっ。

「茹でて縮むカキは天ぷらにできないんですよ」と若旦那。身が縮むカキは、体内に取り込んだ水分で水ぶくれしているので、天ぷらにしようとするとはじけてしまったりするんだそうです。「カキフライの場合は、衣にすき間があるので(ある程度、水分が多くても)大丈夫なんですが、天ぷらだとてきめんです。うちのカキは、今朝、カキ打ち場で打ったものをそのまま仕入れてるから、今もまだ生きている。だから加熱しても身の縮みが少ないんですよ」。

 そんな話を聞きながらも、この天ぷらはぜひ熱いうちに食べなきゃと、戦いを挑むようにハフハフもぐもぐ、ハフハフもぐもぐと食べ進み、あっという間に完食です。

 店頭の『毎年話題の鳥好のカキ、入荷しました!!』の看板の下には、『カキの串焼き、カキの天ぷらなど、ぜひ一度ご賞味ください!』と書かれていました。そのもう一品のおすすめであるカキの串焼き(400円)もいただきましょうか。

 カキ串焼きは、注文を受けてから串を打ち、焼き台にのせます。この焼き台も、ここ「鳥好」のオリジナル。ガスの火ながら、下火に加えて、上にも火がついて、上下から同時に焼けるようになっています。

「大量に焼き鳥の注文が入ったときでも、すばやく焼けるように、この串焼き機を作ったそうですよ」と教えてくれる若旦那。この串焼き機は昭和49年に出版された「呉うまいもん」にも載っていて、その中で『10年前に考案した』と書かれているので、昭和39(1964)年頃に作られたものなんですね。

 その串焼き機のおかげで、ほとんど待つこともなくカキの串焼きも焼きあがります。串の根元に丸太に切った白ネギが刺され、その上にカキが3個。その串が2本で1人前です。

 カキのふちのビラビラっとしたところが真っ黒なのが、カキが新鮮な証拠。鮮度が落ちるにしたがって、だんだん灰色に変色してきます。

 ど~れどれ。これまたハフハフものの熱さながら、直火で焼いているだけに香ばしい感じはより強く、カキの身そのものの味わいをよく感じます。身のそのもののジューシーさは天ぷらかなぁ。しかし、どちらもそれぞれ捨てがたい。

 飲み物も日本酒にしますか。燗酒でお願いします。

 ここの日本酒は、昔からずっと吉浦(呉から二駅分、広島寄り)の「水龍(すいりゅう)」なんだそうで、茶色い徳利型ガラス瓶(1合450円)のまま燗がつけられていて、そのまま出されます。

 あぁ~、うまい。焼いたカキには、やっぱり燗酒ですねぇ。

(つづく)

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串焼き機 / かき串焼き / 「水龍」燗酒

店情報前の記事

《平成22(2010)年12月1日(水)の記録》

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とり屋の元祖はこの店 … 「本家鳥好(ほんけとりよし)」(呉)

みそだき


 さぁ、いよいよ満を持して「本家鳥好」にやってきました。ここが呉の“とり屋”の元祖です。

 倉橋島の先、鹿島の上瀬稔さんが、大阪での修業のあと呉に戻ってきて開店したのが、ここ「鳥好」です。開店の時期は、「呉うまいもん」(毎日新聞呉支局編、昭和49年発行)では昭和25年、「本家鳥好」の店頭掲示では昭和26年、中国新聞の記事では昭和27年と、諸説があるようですが、ま、昭和26(1951)年前後ということですね。(その後の取材で得られた「鳥好」創業に関する新しい情報は→〈こちら〉 2012.02.19追記)

 現在の店主・上瀬弘和さんは二代目。お子さんがいなかった先代(上瀬稔さん)からこの店をゆずり受け、すでに50年になるそうです。今は三代目の若旦那もカウンターの中に立ち、親子とそれを手伝う女性陣(おそらくみなさんご家族です)でがんばっています。

 ちなみに、現在の店主(二代目)の妹さんが、横須賀「鳥好」の店主の奥さんだそうです。

 こうやって、横須賀にも「鳥好」があるほか、呉市内だけでも「第一鳥好」、「第五鳥好」があり、さらに系列かどうかは不明ですが、iタウンページで検索すると、広島市内で2軒、福山で1軒、三原で1軒の「鳥好」がヒットします。なので、この店にはあえて『本家(ほんけ)』という名称を付けているんでしょうね。

 店内は入って左手がカウンター席で、入口のすぐ右手には大きな生簀(いけす)があって、その奥右手が座敷席。宴会もできるような“とり屋”が多い中、比較的小さいお店ですが、これくらいが店主の目が行き届くギリギリの大きさかもしれません。

 水曜日、午後6時半の店内には先客は一人。いかにも常連さんらしい年配の男性が、カウンターの手前側で燗酒を傾けています。私もその奥側、カウンターの中央やや奥に座り、まずは瓶ビールを注文すると、「いつもはキリンラガーですけど、今の時季だけ“秋味”もありますよ」と、カウンターの中の三代目(=若旦那)。その“秋味”をもらいます。

 さて料理。すでに心に決めている一品があります。それは「カキの天ぷら」(800円)です。

 つい先日、私自身としては初めてのカキの天ぷらを「鳥八茶屋」でいただいて、そのおいしさにびっくり。調べてみると、呉の街なかでも何軒か、店頭に「カキの天ぷら」という品書きが出ているお店があるほか、首都圏でも「カキの天ぷら」を出してくれるお店はあるという情報もいただきました。

 こんなおいしい料理を、今まで知らなかったのがくやしいなぁ、と思いながら街歩きをしていたところ、ここ「本家鳥好」の店頭にも、『毎年話題の鳥好のカキ、入荷しました!!』という文字が躍り、かき串焼400円、酢がき500円、かきフライ800円、かき天ぷら800円、かき鍋800円という品書きがぶら下がっているのを発見。『当店のカキがうまいのは、カキ打ち場に直接買い付けに行って、活きたものを買って来るからです』とも書かれていて、ぜひここのカキを食べてみなければ、と思っていたのでした。

 さっそくそのカキの天ぷらを注文し、そのできあがりを待つ間に、名物の「みそだき」(2本1皿で300円)をもらいます。

 みそだき(味噌炊き)は、鶏の皮を水炊きしたあと、残っている毛をきれいにとって串に刺し、それを味噌で味付けした鶏のスープ(ドロリと濃厚)で煮込んだもの。もともとは硬くて捨てていた鶏皮の有効利用のために考え出された料理らしいのですが、いまやどこの“とり屋”でも定番の名物メニューになっています。

 昔は、どの“とり屋”もお通しは出さなかったので、サッと出てくる味噌炊きは、ちょうどいいスターター代わりにもなったんですね。なおここ「本家鳥好」は、今も「うちは昔からお客さんが注文しないものは出さないことにしています」というポリシーを貫いていて、お通しという概念そのものがありません。さすが“本家”です。

(つづく)

店情報

《平成22(2010)年12月1日(水)の記録》

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店情報: 「本家鳥好(ほんけとりよし)」(呉)

    本家鳥好
  • 店名: 本家 鳥好
  • 電話: 0823-24-7667
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通3-2-4
  • 営業: 17:00-22:00、日休(不定休あり)
  • 場所: 堺川沿いで、呉市立中央図書館のちょうど対岸。
  • メモ: 〔串類(1皿2本)・焼き物〕みそだき300、串焼(たれ・塩)300、串カツ300、串天300、きも300、もつ300、すなずり300、すなずり唐揚300、つくね300、せせり(たれ・塩)300、かわ焼(たれ・塩)300、かわ天300、ささみ(たれ・塩)300、黒豚バラ串(1本)200、おまかせ串盛(6本)800、もみじ焼(たれ・塩)600、骨付焼(たれ・塩)600、オムレツ500、たまご焼き500。〔揚げ物・ご飯もの〕若鶏から揚げ600、ささみ天ぷら400、ささみフライ400、手羽先(3本)500、ナンコツ唐揚300、春巻き300、フライドポテト300、オムライス800、やきめし500、おじや500、白飯(小)150・(大)200。〔その他〕キムチ300、もろきゅう400、冷奴400、ささみ酢の物500、ささみの造り800、サラダ300、ささみサラダ400、スープ豆腐400、スープ鍋500、じゃこ唐揚(塩・甘酢)500、めばるの味噌汁500。〔魚料理〕あじ(春~秋、造り・たたき・塩焼き・天ぷら・フライなど)1匹1,500円より、めばる(秋~春、造り・煮物・唐揚げなど)1匹800円より、店主自ら釣り上げた瀬戸内の旬の魚(時価)。〔冬季限定〕なまこ500、かき串焼き400、酢がき500、かきフライ800、かき天ぷら800、かき鍋800、とり鍋800、さかな鍋800。(鍋はそれぞれ1人前。前日までの予約で3人前以上から大鍋で出せる)
    〔飲み物〕日本酒(水龍)450、冷酒(水龍)750、瓶ビール(大)600、生ビール中600、本醸造(常温)500、酎ハイ(レモン・巨峰・グレープフルーツ)500、梅酒(ロック・水割り・湯割り)500、コーヒー酒(水割り・湯割り)500、キリンフリー(ノンアルコールビール)500、麦焼酎(安心院蔵)500、黒糖焼酎(れんと)500、芋焼酎(黒霧島)500、ソフトドリンク(ウーロン茶・緑茶・コーラ・カルピス)200、ジュース(オレンジ・アップル・パイナップル)250。〔若旦那おすすめの芋焼酎〕魔王800、萬膳庵800、佐藤(黒)600、伊佐美600、川越600、富の宝山600、三岳600、山ねこ600、赤霧島600、鷲尾600、島娘600、赤兎馬600、白玉の露500ほか。(2010年12月調べ)

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