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西瓜のソルティドッグ … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

スイカのソルティドッグ


 季節ごとのフルーツカクテルが楽しめるのも、バーの大きな魅力のひとつ。呉・中通(なかどおり)のオーセンティックバー「アンカー」で、夏場に人気が高いのがスイカのソルティドッグ(1,000円)です。

 オーナーバーテンダーの森貞さんご自身も、「このカクテルは、どこにも負けない自信があります!」と断言する一品は、産地にもこだわって、いいスイカを仕入れるところから始まります。

 注文を受けてから、スイカの赤い実の部分をひと口大に切り分けて、大ぶりのシェイカーに入れ、それをスリコギで、ていねいにつぶします。

 スイカのおいしさの秘密は、赤い実に大量に含まれている繊維の存在にあり。

 ミキサーを使って、この繊維を分断してしまうと、せっかくのスイカがただの砂糖水のようになってしまうんだそうです。この繊維をちゃんと残すために、ていねいにスリコギでつぶすというやり方を採(と)ってるんですね。

 こうしてつぶしたスイカに、これまたよく冷えたウォッカを入れてシェイク。

 グラスを取り出して、その縁(ふち)に塩をつけ、スノウスタイルにしていくのですが、この塩をつけるためにグラスの縁を濡らすのに、先ほど実を取ったあとの、スイカの皮の部分(といってもまだ赤い部分が多い)を使うのです。これによって、スノウスタイルの塩からもスイカの風味が感じられるようになるんですね。

 そのグラスに、氷とともにスイカのカクテルを注(つ)げば、スイカのソルティドッグの完成です。

 注文した人の大部分が、ひと口めを飲んだ瞬間に、「あっ! スイカだ!」と声を上げるこの一品。そのままのスイカよりも、うんとスイカらしい、スイカの味と香りがギュッと凝縮された一杯です。

 なにしろ美味しいスイカが手に入る時季にだけ提供されるカクテルですので、今を逃すと、もう『来年の夏のお楽しみ』になっていまいます。

 あれっ? そういえば先日(9月初旬に)「アンカー」に行ったときはブドウのカクテル(フルーツカクテルは基本的に1杯1,000円)が出されてたなぁ。もしかすると、もうスイカの季節が終わっちゃってるかも……。

 閑話休題。

 この日はスイカのカクテルをもらったあと、『今月のウイスキー』(ひとり1杯500円)である「オールド・エズラ12年」(バーボン)をロックでいただいて、お勘定はチャージ(チャーム付きで500円)を含めて2,000円でした。ごちそうさま!

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スイカをつぶす / グラスの縁を濡らす / オールドエズラとチャーム(ミックスナッツ)

店情報前回

《平成23(2011)年7月10日(日)の記録》

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 新年のごあいさつに、独身寮時代の寮長のご自宅へうかがったところ、いろいろな料理の後、日本酒のつまみにデベラとカエリを出してくれました。  デベラは瀬戸内の、特に広島の名産物で、出平鰈(でべらかれい)を略した呼び方。カリンカリンに干したものを、金槌(かなづち)や木槌(きづち)、ない場合は包丁の柄などでガンガン叩いて、ちょっと炙り、好みで醤油をつけたりしながらいただきます。  カエリは前にも書いたと... [続きを読む]

受信: 2012.02.20 23:33

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