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2011年9月

角瓶ハイボールで乾杯 … バー「ブリック(BRICK)」(中野)

ハイボールにスペイン風オムレツ


 9連休の夏休みも、気がつけばもう4日目。

(今日はどこへ行こうかなぁ。あそこにも、ここにも行きたいし…。)

 昼を過ぎると、考えるのはそんなことばっかり。そこへ、ピピピ…と鳴った携帯電話は、「古典酒場」の倉嶋編集長です。「中野で飲んでるんですけど」ということで、さっそく中野のバー「ブリック」で合流。「酒とつまみ」の大竹聡さんのキープボトル(角瓶)をいただいてハイボールです。

 月末~月初は、月刊誌の編集作業でお忙しい倉嶋さん。私の夏休みがちょうどその月末~月初だったので、今回はご一緒させていただくことはむずかしいかな、と思っていたのですが、たまたま今日は、ご自身が出版される「ぐびぐびばくばく口福日記」の打ち合わせで中野に出てこられていたとのこと。

 家にいるときもそうですが、ましてや外出されると飲まないなんてことはない倉嶋さん。打ち合わせの相手が、「東京煮込み横丁評判記」でも知られる坂崎重盛さんとあって、昼間から飲み始めていたんだそうです。

 倉嶋さんが「ブリック」に来ると、いつも注文されるというチーズトーストをいただいて、スペイン風オムレツも追加。具だくさんのフワフワオムレツを、時間をかけてじっくりと焼き上げてくれます。

 大竹さんのボトルをすっかり飲み干して、新しいボトルを入れて、さらにハイボールをグイグイと。

 「浜田さん」と呼ばれる声に顔を向けると、なんと寄り道Blogの寄り道さんではありませんか。わぁ、お久しぶりです。

 呑兵衛系ブログ(?)の中でも、ひときわ文学的センスが光る寄り道Blogながら、あい変らずお仕事も忙しくて、更新することができない状況なんだそうです。「飲んではいるんですけどねえ」と寄り道さん。お元気そうでひと安心しました。

「さて、2軒目はどこに行きましょうか?」

「ご紹介したいお店があるんですよ。西荻窪なんですけど、いかがですか?」と倉嶋さん。

「ぜひよろしくお願いします!」

 倉嶋さんの行きつけの酒場が多い西荻窪。どんな酒場に連れて行ってくれるのか、すっごく楽しみです。

店情報前回

《平成23(2011)年8月2日(火)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

冷やしそうめん


 夏休み4日目の今日の1麺は、夏らしく冷やしそうめんです。

 わが故郷・愛媛には五色(ごしき)そうめんという土産としても売られているそうめんがあったり、徳島にも半田そうめんという、呉の細うどんくらいの太さがある名物そうめんがあったりするのですが、わが家はもっぱら揖保乃糸(いぼのいと)。

 錦糸玉子や刻みネギ、刻み海苔のほか、鶏ささみ、キュウリ、トマト、茹でナスなど、具をたくさん用意して、大きな鍋でたっぷりのそうめんを茹で冷ましていただきます。

 グイグイといくらでも食べられるのがいいですよねえ!

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イカ塩辛でモツやすめ … やきとん「たつや」(沼袋)

イカ塩辛でモツやすめ


 沼袋のもつ焼き「ホルモン」を出て、今日の3軒目は、同じ沼袋のやきとん「たつや」です。1軒目のやきとん「すっぴん酒場」を皮切りに、もつ、もつ、もつで三連荘ですね。

 先ほどの「ホルモン」が昭和39(1964)年創業の老舗だったのに対して、こちら「たつや」は昨年(2010)年3月に開店した新進気鋭のもつ焼き店。

 「秋元屋」仕込みのもつ焼きのうまさもさることながら、ここ「たつや」の大きな特長は、『モツやすめ』と称するサイドメニューの豊富さにあります。

 『モツやすめ』という名前のとおり、もともとはモツ以外のメニューだったようですが、このところはその『モツやすめ』の中にもモツも含まれるようになっており、広く『定番メニュー以外のメニュー』を指すようです。

 この『モツやすめ』、ちゃんと日付けが入った手書きのメニューで、そのコピーがカウンター上に置かれています。

 今日、8月1日(月)の『モツやすめ』は次のとおりです。(数値は値段)

〔冷製〕ガツ刺(にんにく・しょうが)350、レバテキ(にんにく・しょうが)350、コブクロ刺(しょうが・ゆずこしょう)350、しろポン酢100、はらみたたきポン酢250。

〔焼き物〕ウィンナー炒め200、スパムチーズ200、西京漬け焼250、てっぽうにんにく150、青ねぎ串120。〔焼きトリ(甲州地鶏)〕ねぎま120、せせり120、手羽先200。

〔逸品〕谷中しょうが250、つるむらさきのおひたし200、若井さんちのみそきゅう200、青のり200、ごぼう漬 金魚屋印150、自家製らっきょう150、自家製塩辛(初日)250/(2日目)250。

〔限定ドリンク〕オールフリー割り380、クエン酸サワー380、レモン牛乳割り380、イチゴ牛乳割り380、オールフリー(ノンアルコールビール)250、夏ヤゴにごり酒(300ml)1,000、澤乃井生詰め(300ml)1,000。

 その品数の多さに驚くでしょう? 改めて言っておきますが、これらはあくまでも、数十種類ある定番のメニュー以外のメニューですからね! しかも、まったくもつ焼き屋らしからぬ品書きまで、たくさん含まれています。

 さっそく自家製のイカ塩辛の二日目のもの(350円)を注文して、飲み物は「菊正宗」(300円)を冷や酒(室温)でもらいます。う~む。この注文だけでも、もつ焼き屋らしくないなぁ。

 さらには刺身の盛り合わせまで登場。もつの刺身じゃないですよ。マグロ、ハマチ、サーモンなど、魚の刺身の盛り合わせです。すごいっ。どこまで行くのか「たつや」の『モツやすめ』!

 カウンターには、下井草「こいくちや」の面々や、地元の料理研究家・伊野由有子さんもいらっしゃっています。

 せっかく「たつや」に来たので、黒ホッピー(380円)に、はつもと(100円)、煮豆腐(200円)をもらい、煮豆腐の上には残っていたイカ塩辛をトッピング。

 「たつや」を出て、4軒目は伊野さんと一緒に「ペルル」。そして最後はひとり、「満月」で〆て、5軒のハシゴ酒を終えたのでした。やぁ、今夜もよく飲んだ。

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「たつや」 / 菊正宗を冷やで / 刺身盛り合わせ

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はつもと / 黒ホッピー / 煮豆腐

店情報前回

《平成23(2011)年8月1日(月)の記録》

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本日2軒目もやっぱり … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

レバとコブクロのちょい焼き


 久しぶりの東京なので、もつ焼きも1軒だけではもの足りず、2軒目は沼袋に出て、昭和39(1964)年創業の老舗もつ焼き店、「ホルモン」です。カウンター12席(6席×2列)とテーブル8席(4席×2卓)のこの店を、二代目店主の菊池正彦(きくち・まさひこ)さんが、奥さんと二人で切り盛りしています。

 午後6時半の店内は5割ほどの入り。そして、ここで「すっぴん酒場」に居るときに携帯メールで連絡がついた、地元の飲み仲間・Mさんと合流です。Mさんは、このあと予定があるのに、「ちょっとだけでも」と、この店で待っていてくれたのでした。

 すでにカウンターの端っこに座って、サッポロ黒ラベル小瓶(330円)を飲んでいるMさんに合わせて、私もサッポロラガービール大瓶(赤星、500円)をもらって乾杯し、まずはレバとコブクロのちょい焼き(各1本120円)とお新香(110円)からスタートです。まずこの二品(ふたしな)をもらうのは、この店の定番ですね。

 うぅ~っ。このちょい焼きのレバーのうまいこと。プリッとしたこの食感が鮮度の証(あかし)ですね!

 ちょい焼きを食べ終えたところで、Mさんは次の予定に向けて戦線離脱。わざわざ立ち寄っていただいて、ありがとうございました。

 続いてのもつ焼きは、アブラ、テッポウとオッパイを1本ずつ(各110円)塩焼きで注文すると、卵つきのコブクロがあるからということで、それも一緒に焼いてくれました。卵つきのコブクロは、コブクロがくるりと回ったところのまわりに、粒々と小さい卵がくっついているのです。あまりないらしくて、メニューには載せておらず、そういうレアな部位が好きそうな常連さんがやってくると勧(すす)めてくれるのでした。

 塩焼きが出てきたところで、飲み物も焼酎(230円)に切り換えて、チョロリと梅エキスをたらしていただきます。メニューにも書いているとおり、アブラと焼酎とがいい相性なんですよねぇ。

 ここで焼酎を飲むときは、私はいつもこの飲み方(ストレート+ちょっと梅エキス)をしていますが、他にも焼酎ウーロン割り、焼酎お湯割り、焼酎水割り、焼酎くわ茶割りもあって、それぞれ1杯370円です。まわりを見ていると、くわ茶割りを飲んでる人が、ストレートを飲んでる人と同じくらい多いのかな。

 最後に注文したのは生揚げとウズラを1本ずつ(各110円)。ウズラはタレ焼きでお願いします。

 この店の生揚げや豆腐は、すぐ近くにある明治30(1897)年創業の老舗、「尾張屋豆腐店」で作られたもの。生揚げは、ひと口大の生揚げを2個串に刺して、焼いたあとで、刻みネギとショウガ醤油をのせたらできあがりです。

 ウズラは、鶉(うずら)の玉子3個を1串に刺したもの。タレ焼きで注文すると、何度も何度もタレをつけながら、じっくりとタレの味が染み込むように焼き上げてくれます。

 1時間半ほどの滞在は、全部で2,420円でした。どうもごちそうさま。

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お新香 / アブラ、コブクロ、テッポウ、オッパイ / 生揚げ、ウズラ

店情報前回

《平成23(2011)年8月1日(月)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

スパゲティ・ナポリタン


 今日の昼食はスパゲティ・ナポリタン。とは言っても、わが家で使っているナポリタンソースは、とてもトマトっぽいソースで、具材もシンプルにエビ中心。なので、ナポリタンというよりも、具の少ないペスカトーレとか、辛味のないアラビアータみたいな感じです。チーズをちょっとかけて食べるのがおいしい。

 このスパゲティ。かみさんと私は好きなんだけど、子供たち二人はあまり好きじゃないみたいで、かみさんと私だけが家に残っているときに、よく登場するメニューです。

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帰京時に必ず食べたい … やきとん「すっぴん酒場(-さかば)」(野方)

すっぴん酒場


 東京に帰ってきたら必ず食べておきたいのが、もつ焼き/やきとんです。

 もつ焼きも、やきとんも、呼び方が違うだけでものは同じ。豚の畜産副生物と呼ばれる、食肉卸売業でセリによって取り引きされる精肉ではない部位(主として内臓や、頭、手足の先、尻尾など)を串に刺して焼いたものです。牛や鶏の畜産副生物を出す店もあります。

 昔は、焼き鳥屋のメニューの一部として、焼き鳥と言いながらも、その実態は豚の内臓、といった、鶏肉の代用品のような使われ方をしていた時代もあったらしいのですが、今では焼き鳥は焼き鳥、もつ焼き/やきとんはもつ焼き/やきとんとして、明らかに違う食べ物として、老若男女を問わずファンを増やしているようです。

 もつ焼き/やきとんの店がない地域に住んでいる人には信じられないかもしれませんが、豚の畜産副生物で作るもつ焼き/やきとんは、しばらく食べないと禁断症状が出てしまうほど美味しい食べ物なんですよ!

 東京をはじめとする首都圏の特性として、まず豚肉の消費量が多いことがあげられます。関東方面では、肉と言えばまず豚肉です。豚肉が多く流通するということは、それに伴って豚の畜産副生物の流通も多くなります。鮮度のいい畜産副生物がどんどん手に入れられるんですね。

 そして、もつ焼き/やきとんを専門とする酒場が多いことがもう一つの特性です。これによって店同士の切磋琢磨も激しくなり、当然のように客の味覚も向上していきます。

 お客の側は、まずい方から、うまい方へは、なんの抵抗もなくどんどん上がっていくのですが、いったんうまいもつ焼き/やきとんを経験すると、もう下の方へはさがれない。ものすごくまずく感じてしまうのです。だから上へ上へとあがっていくしかない。

 こうして、首都圏のもつ焼き/やきとん専門店は、ものすごく高いレベルに達している店が多くなってきたようです。

 月曜日の今日は、野方にある立ち飲みのやきとん屋、「すっぴん酒場」からスタートです。

 「すっぴん酒場」の店主・徳宿克治(とくしゅく・かつじ)さんは、神田多町にある高級もつ焼き店「三政(さんまさ)」で修業をして、平成18(2006)年にこの店を開店。高級もつ焼き店の味と技が、ここでは立ち飲み価格で楽しめるのです。

 焼き台近くのカウンターに立ち、黒ホッピー(400円)をもらうと、お通し(100円)として豚レバーの煮物が出されます。この店には普通のホッピー(いわゆる白ホッピー)はなくて、置いているのは黒ホッピーのみ。店主の好みなんだそうです。焼酎(ナカ)の量がガツンと多いのも特長です。

 今日は残念ながらレバ刺(400円)はなくて、コブクロ刺(400円)を注文。冷蔵庫内の金属製の蓋付きバットに入れられているコブクロをていねいに取り出して、目の前でスッスッスッと刺身に仕上げていく店主。もつの生もの(刺身)を食べようとしたら、こういう信頼できるお店で食べないとダメですよね。どこででも注文できるものではありません。

 焼きのほうは、はらみなんこつ(100円)と、たたきつくね(150円)を1本ずつ焼いてもらいます。

 はらみなんこつは、串の先のほうから順に、ハツの弁の部分や動脈の部分、喉頭(のどがしら)をたたいた軟骨部分、そして根元にハラミが刺されているという、他のもつ焼き屋ではあまりお目にかからないひと串。食べるにつれて味わいや食感が変わるところがおもしろい。

 たたきつくねは、小さく刻んだ軟骨が練りこまれたつくね。つくねの種類が多いのも、この店の特徴のひとつ。普通のつくねは、鶏、豚、牛のひき肉を混ぜたもので、そのつくねにチーズを入れたものがチーズつくね。豚肉だけのひき肉に、細かく切ったキムチ、ニラ、ニンニクを混ぜたもがオヤジつくねです。

 中身(焼酎おかわり、200円)をもらって、ぽこちゃん(100円)と、しょうがみょうが(200円)を焼いてもらいます。

 ぽこちゃんは、笑い地蔵の近くにある練り物やおでん種の店「九州屋」で売られている、ピリ辛のさつま揚げ。ポコ○ンに似た形に作っているので、ぽこちゃんと呼ぶんだそうです。(「すっぴん酒場」だけでそう呼んでいるわけではなくて、「九州屋」で売られている商品名が、ぽこちゃんなのです。)

 しょうがみょうがは、すっかり「すっぴん酒場」の定番ですね。しょうがと、みょうがを豚肉で巻いて串に刺し、焼いたものです。

 1時間半ほど楽しんで、キャッシュ・オン・デリバリー(商品と引き換え払い)の支払い合計は1,650円でした。どうもごちそうさま。

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黒ホッピーとお通し / こぶくろ刺 / たたきつくね

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はらみなんこつ / ぽこちゃん / しょうがみょうが

店情報前回

《平成23(2011)年8月1日(月)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

肉玉うどん


 「本日の」と言いながら、この肉玉うどんは、昨日のもの。長い夏休み(9連休)のペース配分を考えて、昨日は休肝日にしたので、昨日分の酒場の記事もなし。そんなわけで、今日の記事の中で、昨日の分の1日1麺をご紹介させていただいているような次第です。

 私が生まれ育った四国・松山あたりでは、うどんと言えば、肉うどんや鍋焼きうどんが比較的ポピュラー。中でも肉うどんは、砂糖と醤油で甘辛く煮た牛肉と松山揚げ(油揚げの1種)をトッピングしたうどんで、肉の甘さが、イリコ出汁+薄口醤油ベースの汁(つゆ)によく合うのです。

 わが家の肉うどんは、その肉うどんの牛肉を豚肉に変えたもの。

 上の本編記事でも書いたとおり、東京方面では、肉といえば豚肉というほど、豚肉の消費量が多い。それがいい競争になっているのか、豚肉の味がものすごく良くて、安いのです。

 松山揚げは、けっこう日持ちする油揚げなので、ミカンなどの果物とともに、ときどき実家から送ってくれるものを使っています。

 麺は冷凍さぬき麺、汁(つゆ)はヒガシマルうどんスープです。

 生卵をぷつんとつぶして、肉やうどんに絡めながらいただくのが美味しいのです。

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満を持して南口で再開 … 立ち飲み「やきや」(荻窪)

立呑み「やきや」


 今日から1週間の夏休みで帰京。東京駅で中央線に乗り換えて、そのまま荻窪へ。向かう先は、7月1日(金)にオープンした、新生「やきや」です。

 170円のイカ料理で大人気だった、荻窪駅北口の「やき屋」ですが、今年(2011年)の1月末に、なんの前ぶれもなく、急に『立ち退きによる閉店』となってしまったのです。

 その後、女将さんから、「かわいがってくれているお客さんも大勢いらっしゃるので、なるべく近くで新しい物件を探そうと思っているのですが、なかなか見つからないんです」というお電話をいただいたりしていたので、近いうちに再開するだろうということで、7月に出版した「さかなマニア」の校正でも、旧「やき屋」のページには、『現在閉店していて、近くに移転予定である』ということだけ書き加えて、そのまま掲載としたのでした。

 「やき屋」が載っていない「さかなマニア」というのは、考えられないですもんね。都内きってのイカ料理の名店だと、私は思っています。

 そんな「やき屋」が、今度は「やきや」として、荻窪駅南口側に再開したという話を聞いて、1日も早く行ってみたかったのですが、こういうときに限ってなかなか帰京の機会がなくて、結局、7月も終わろうという今日になってしまったのでした。

 新生「やきや」は、荻窪駅南口を出てから、徒歩2分程度の、荻窪南口仲通り商店会の路地の中にありました。

 店はうなぎの寝床風に、奥に向かって細長く、店を貫くように縦に長いコ(左右逆)の字の立ち飲みカウンターが設置されています。コの字の奥のほうは、二人ほど座れるテーブルのようにも見えます。(未確認)

 土曜日、午後4時20分のこの時間帯、店内にはまんべんなくお客が入り、ゆったりと8分目くらいの状態です。入ってすぐの、L字になっている角のあたりに陣取ると、カウンターの奥のほうにいた女将さんが、「いらっしゃいませ」と笑顔を見せながらやってきてくれたので、新装開店のお祝いを申しあげることができました。

 壁のメニューを確認すると、料理も値段も北口のときのまんま。ちっとも変っていません。ただ、カウンターの中で調理や洗い物を担当されていたゲンさんは辞められたそうで、代わりにチュウ(中条)さんが入りました。

 また旧店舗では、ゲンさんがカウンターの中にいて、女将さんはカウンターの外、入口近くのレジのところというのが定位置だったのですが、新生「やきや」ではお二人ともカウンターの中にいて、焼き台のある手前側をチュウさんが、奥側を女将さんが担当しているようです。(筆者注:ふだんはこの二人に加えて、アルバイトの若い女性もいるという情報もいただいています。)

 さっそくホッピー(セットで320円)を注文し、つまみは珍味わたあえ(170円)と、いかなんこつ焼き(170円)を同時に注文します。

 珍味わたあえは、大皿から取り分けるだけの料理なのですぐに出てきます。いっぽう、いかなんこつ焼きは注文を受けてから焼き始めるので時間がかかるのです。こうやって早く出る料理と、時間がかかる料理をいっぺんにたのんでおくと、順番に食べることができていいですよね。

 いかなんこつ焼きは、旧店舗では1人前6切れだったのですが、新店舗では1人前5切れの様子。それでも荻窪駅すぐ近くのこの場所で、このイカ料理を170円で出し続けてるというのは、すばらしいことですよね。

 この店は、もともとはスナックとして営業していたんだそうで、今でも天井あたりはいかにもスナック風の小じゃれた造りです。

 そのあとに、そのまま居抜きで入ったのが焼鳥屋さん。床や壁は、その焼鳥屋さん時代にちょっと手を入れたもののようです。カウンターの中の焼き台も、その時に備え付けたもの。

 新生「やきや」は、その焼鳥屋さんの店を、設備ごとそのまま居抜きで使って、立ち飲み形式の営業にしました。改装などに余分なお金を使わずに済んだおかげで、こうして昔のままの値段でイカ料理を出せることになったんですね。実にいい物件を見つけられたものです。そのご努力に感謝、感謝。

 ナカ(ホッピーの焼酎のおかわり、160円)をもらって、いかしょうが棒(200円)を注文。いかしょうが棒は、イカの身が入った練りものを揚げたもの(棒天)で、注文を受けてから焼き台であたためて、おろしショウガを添えて出してくれます。これに醤油をちょいと垂らして食べると、練りもの好きにはたまらないつまみになります。

 ほとんどの料理が170円という「やきや」にあって、いかしょうが棒(200円)と、しめさば(220円)の2品だけが、それとは違う値段です。この2品は、どうしても170円にはできなかったんでしょうね。この2品は旧店舗のときから、この値段です。

 続いては、これまた大好物の、きざみ穴子(170円)を注文。この値段ながら、どの料理をたのんでも外れがないのが「やきや」のすばらしいところ。旧「やき屋」では、刻んだ穴子に、その場で千切りにしたキュウリを加え、タレを回しかけたらできあがり。

 さらにナカ(160円)をおかわりして、枝豆(170円)も追加し、1時間半近くも長居して、お勘定は1,520円でした。

 ホッピーを外1中3(そといち・なかさん)で飲んで、料理を5品いただいて、この値段ですからね! さすが「やきや」です。この再開は、本当にうれしいなあ。

 「やきや」を出た後は、都立家政の「竹よし」に回って、店主に帰京のあいさつをして、生本マグロかま刺身(1,000円)で「高清水」の冷酒(300ml瓶、600円)。さらに鷺ノ宮の「ペルル」で一杯飲んでから、やっと帰宅したのでした。

 さぁ、1週間、飲むどぉ~っ!

110730a 110730b 110730c
ホッピー / 珍味わたあえ / いかなんこつ焼

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いかしょうが棒 / きざみ穴子 / 枝豆

店情報前回

《平成23(2011)年7月30日(土)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

天ぷらうどん


 もともと麺好きなので、夏休みなどのように長い休みで帰京しているときは、1日1麺と言っていいほど、麺料理を食べることが多くなります。このコーナーでは、今回の夏休み中に食べた“1日1麺”をご紹介します。

 初日の今日は、呉から東京への移動日。

 呉から東京に移動する場合に、欠かせないのが広島駅1番ホームの「駅うどん」です。今日もまた、「駅うどん」の代表的メニューである、天ぷらうどん(340円)をいただいてから新幹線に乗り込んだのでした。

 私はいつも天ぷらうどんを食べていますが、夏場の「駅うどん」には、もちろん冷たいうどんもメニューに加わります。“冷やしおろしうどん/そば”(330円)や“冷やし山かけうどん/そば”(330円)がそれです。なお、“さるうどん/そば”(330円)は、通年で注文することができるメニューです。

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店情報: 立呑み「やきや」(荻窪)

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  • 店名: 立呑み やきや
  • 電話: 03-3381-8184
  • 住所: 167-0051 東京都杉並区荻窪5-29-4
  • 営業: 16:00-23:00、日休
  • 場所: 荻窪駅の地下から抜ける南口の階段を上がった目の前のト字路(右向こうがセガミ薬局)を右に入り、荻窪南口仲通り商店会を2ブロックほど進んだ左手角の「CoCo壱番屋」を左折した少し先、左手。中華料理屋のとなり。
  • メモ: 平成23(2011)年1月末に立ち退きにより閉店した荻窪駅北口の「やき屋」(平成11(1999)年7月創業)が、半年後の7月1日に同じ荻窪駅の、今度は南口商店街の路地で「やきや」として再オープン。飲み物・料理ともに、旧店舗と同じ内容、同じ値段で、「やき屋」ファンを安心させた。中野駅南口にも同名の姉妹店あり。
    〔飲物〕酒一杯250、にごり酒270、ホッピー320、焼酎おかわり160、ビール(中瓶)400、生ビール(中)380、ウーロンハイ280、レモンサワー280、ウイスキー水割(ミニボトル)380。 〔料理〕いか刺身170、いかみみ刺身170、いかみみ焼170、いかげそ焼170、げそ揚げ170、げそわさ170、いかなんこつ焼170、珍味わたあえ170、自家製塩辛170、いか納豆170、しめさば270、うなぎきも焼170、きざみ穴子170、いかしょうが棒200、もつ煮込170、串刺フランク170、めかぶ170、みそきゅうり170、漬物170、冷奴170、いか大根170、イカトンビ170。(2014年12月調べ)

    〔飲物〕酒一杯250、にごり酒270、ホッピー320、ビール(中)380、生ビール(中)380、ウーロンハイ280、レモンサワー280、ウイスキー水割(ミニボトル)380。 〔料理〕いか刺身170、いかみみ刺身170、いかみみ焼170、いかげそ焼170、げそ揚げ170、げそわさ170、いかなんこつ焼170、珍味わたあえ170、自家製塩辛170、いか納豆170、しめさば220、うなぎきも焼170、きざみ穴子170、いかしょうが棒200、もつ煮込170、串刺フランク170、めかぶ170、みそきゅうり170、漬物170、冷奴170、枝豆170、いか大根170。(2011年7月調べ)

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カエリで黒じょか焼酎 … 「有象無象(うぞうむぞう)」(呉)

かえり


「カエリをもらおかあ」

「お、カエリがあるんね。ワシにも入れてや」

「えっ? カエリ?」

 呉に転勤になってから1年4ヶ月が経過しようとしているのに、まだまだ分からない言葉があるんですよねぇ。カエリって、なんだ??

「カエリは小さいイリコよね。チリメン→カエリ→イリコって成長していくんよ。酒のつまみに、そのまま食べるのにちょうどええのが、このカエリなんよ」

「へぇ。それじゃ、私にもそのカエリをください」

 チリメンやイリコ、小イワシなどは、このあたりの特産品のひとつだけあって、さすがに呼び名も細かく分けられてるんですねぇ。しかも、呉っこたちはみんな、当然のことのように、その微妙な呼び名の違いを知っているのがすごいっ!

 日曜日の今日は、NPO法人「くれ街復活ビジョン」が、彼らが運営している宿泊施設「石段の家」の一周年イベントとして“風の納涼会”を開催。すり鉢状に展開する呉の街を、そのすり鉢の上のほうに位置する「石段の家」から眺めながら、おいしい呉の地ビールをいただいたのでした。

 もちろんそのまま終わるはずはなく、「二次会に行かんかいや」というかけ声のもと、「月刊くれえばん」の木戸編集長や、「シロクマ」の川西マスター、声楽家のMinaさん、そして呉の酒「千福」の三宅営業部長とともに、ここ「有象無象」に流れてきたのでした。

 「千福」の営業部長がいるにもかかわらず、みんなふだん通りの飲み物を飲んでるのもおもしろいなぁ。木戸編集長と私は、芋焼酎「蔵の師魂」を黒千代香(くろじょか)で温めてもらったものをいただきながら、カエリをポリポリ。

 木戸編集長は、今日は夏らしく浴衣姿です。

 せっかく「千福」の営業部長にもお越しいただきましたので、首都圏のみなさんに宣伝をひとつ。

 「千福」の三宅本店では、JR新橋駅烏森口・日比谷口から徒歩3分の、烏森神社のすぐ近くに、「立ち呑み 脱藩酒亭 新橋浪人店」という、広島の味にこだわった立ち飲み屋を開店しています。10人も入ればいっぱいになる小さな店ながら、ガンス(200円)やジャコ天(200円)、小イワシの天ぷら(300円)に、牡蠣の塩辛(350円)やスモークオイスター(350円)などの広島名物を取りそろえているそうですよ。

 なかなか呉まで来ることができないみなさんも、ぜひ新橋で呉の味をお楽しみください。公式サイトはこちらです。

 日曜日なので、早めに切り上げたのですが、なにしろ飲み始めが早かったので、しっかりと“酔いたんぼ”になってしまいました。(“酔いたんぼ”は標準語?)

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さば塩焼 / らっきょう / 「蔵の師魂」黒千代香

店情報前回

《平成23(2011)年7月24日(日)の記録》

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荷風をまねて丼で燗酒 … 田舎洋食「いせ屋(いせや)」(呉)

親子丼と白牡丹


 作家・永井荷風(ながい・かふう、1879~1959)は、その晩年、78歳のとき(1957年)に市川市八幡町に転居し、80歳(1959年)の3月、歩行困難になってからは自宅近くの「大黒家」という食堂で食事をとる以外は家に引きこもり、同年4月30日に亡くなりました。

 その「大黒家」で、いつも注文していたのがカツ丼(並)と上新香、そして燗酒を1合。亡くなる前の日まで、これらを食べていたんだそうです。

(お新香と燗酒は明らかに合うけど、カツ丼と燗酒って、合うのかなあ?)

 そう思いながらも、これまでの間、実際に試してみたことはなかったのでした。

「親子丼(700円)と、白牡丹(300円)のあったかいのをください」

「は~い。オヤコドンブリとオサケ」と、おかみさんから厨房の親父さんに注文が通されます。

 待つことしばし。

「お酒はぬる燗でいいですか?」

 と言いながら、おかみさんが徳利(とっくり)のお酒と、ガラスの猪口(ちょこ)、そしてお新香を持ってきてくれます。

 そうそう。夏場だからぬる燗くらいがちょうどいいですよねぇ。しかも、ここのお新香(キュウリと大根)は、おばあさん(初代の奥さん)の代から3代続いたぬか床で漬けられた、自慢のお新香。これだけで、お酒の1合や2合、するっと飲めそうな一品です。

 クイッと最初のひと口分の燗酒を口に含み、「ど~れどれ」とお新香に箸を伸ばしたところで、

「お待たせしました。親子丼です」

 と、親父さんが厨房から直接、親子丼を持ってきてくれます。早っ! 料理の出が早いのが、ここ「いせ屋」の大きな特徴のひとつですもんね。

 その親子丼の頭の部分を、ちびっとつまんでは、お酒をちびり。これはもちろん合いますよね。鶏肉が柔らかくてうまい。ごはんの部分はどうかな。

 んん~っ。これもまたいいですねぇ。白いご飯ではなくて、親子丼ならではの醤油・味醂系の汁(つゆ)が染みたごはんが、燗酒によ~く合います。

 な~るほど。こうなると、ごはんも肴(さかな)だ!

 思わずもう1合! と言いたくなるところを、ぐっとガマンして、今日は荷風にならって、お酒は1合で。

 お勘定は1,000円でした。この組み合わせ、いいなぁ。

 ところで、永井荷風はカツ丼なのに、なぜ私は親子丼にしたかというと、ここ「いせ屋」では、平皿に盛ったごはんに、ひと口大に切り分けたビーフカツレツをのせて、それにデミグラスソースをかけた、いわゆるデミカツ丼(しかも牛肉)がカツ丼(1,100円)なのです。そこで、今回はより一般的なスタイルに近い親子丼で試してみたのでした。

カレーうどん 今日は、昼食も「いせ屋」に来て、カレーうどん(500円)をいただいたのですが、このカレーうどんもまた非常に特徴的。ゆでた細うどんを平皿に盛り、それにカレールーをかけているのです。

 カレーの具材は、わりと大きめに切った玉ねぎと、こま切れの薄い牛肉。しっかりとしたとろみが「いせ屋」のカレーの特徴です。

 それほど辛くはないのに、けっして甘くはない。そしてまた量はそんなに多く見えないのに、食べ終わる頃には満腹になっている。そんな不思議なカレーうどんでした。二日酔いのときにも良さそうです。

店情報前回

《平成23(2011)年7月23日(土)の記録》

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職場仲間と大勢で飲む … 小鍋立て「五鉄(ごてつ)」(呉)

小鍋立て「五鉄」


 中通2丁目にある小鍋立て「五鉄」。何度も何度も来ているのに、「五鉄」についてきちんと書くのはこれが初めてですねぇ。

 というのも、「五鉄」にはいつも職場の仲間と大勢で来て大騒ぎしながら飲んでるので、何を食べたのかもよく覚えていないことが多いのです。今回もやっぱり、職場のみんなとやって来ているので、状況はほとんど変わらないんですけどね。

 店内は大きくてゆったりと座れるL字型のカウンターがあり、奥に6人掛けの座卓がある小上がりもあります。

 ここは地酒(600~800円)や焼酎(600~800円)がずらりとそろった、銘酒居酒屋的な側面も持っているのですが、ここにくるといつも「剣菱」の燗酒。「剣菱」が売り切れのときは「獺祭」を燗で出してくれます。燗酒しか飲まない先輩と一緒に飲んでいるうちに、その飲み方が定番になってきたのでした。

 世の中の一般的な飲み方は、まずビールで喉を潤してから、焼酎に移ったり、日本酒に移ったりするのですが、こちら呉では最初っから燗酒でつっぱしる呑兵衛も多いのです。

 以前、中島らもさんの本を読んでて、『へぇ、らもさんは最初から日本酒を飲むんだなぁ』なんて不思議に思っていたのですが、もしかすると、西日本方面にはまだまだ昔ながらの“日本酒飲み”が多いのかもしれません。私も呉に来てから、これまでにも増して日本酒頻度、それも燗酒頻度が上がったように思います。

 今日のお通しは、イカの塩辛をのせた冷奴。いつも、お通しから呑兵衛好みする一品を出してくれます。豆腐料理のことが多いのも、呑兵衛にはうれしいですね。

 刺身の盛り合わせは、鯛、真ダコ、小イワシの三点盛り。奥の小上がりで飲むときは、ど~んと大皿で出してくれることが多い刺身盛り合わせですが、今日はカウンター席なので長方形の刺身皿で出されます。

 さらに名物のひとつ、牛ロースの鉄板焼(特選鹿児島和牛、2,800円)も注文。ひとりだとなかなか注文できない値段ながら、みんなでたのんで、ひと切れずつでも分け合って食べれば、割り勘でいけます。

 呉には立派な牛ステーキを出してくれる店も多いのですが、これもまた一時期、進駐軍が居たことに起因してるんでしょうか。

 今日は仕事関係の飲み会が終わったあと、職場の人たちがすでに飲んでいる「五鉄」に合流。「五鉄」でしばらく飲んだ後、PANビルに移動して「レジェンド」。ここはすぐ下の階にある伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」の姉妹店なので、「ヴェッキオ」の料理を注文することも可能なのです。

 「レジェンド」を出て、最後はひとりで屋台の「一二三」に寄ってクールダウンし、金曜日の夜の“徹底呑み”を終えたのでした。

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「五鉄」お通しと燗酒 / 刺身三点盛り / 牛ロースの鉄板焼

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「レジェンド」でパスタ / ラムチョップ / ピザ・マルゲリータ

110722g 110722h 110722i
さらにパスタ / 最後は「一二三」で / おでんと焼酎

店情報

《平成23(2011)年7月22日(金)の記録》

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店情報: 小鍋立て「五鉄(ごてつ)」(呉)

【閉店】「五鉄」は店主のご都合により、平成27(2015)年4月末日をもって閉店いたしました。

    110722z
  • 店名: 小鍋立て「五鉄」
  • 電話: 0823-25-8504(FAX兼)
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通2-7-5
  • 営業: 18:00-23:00、日月休
  • 場所: 四つ道路バス停から少し海側にある「本通二丁目」信号交差点を、れんが通り方面に進み、れんが通りに達する少し手前、左手。
  • メモ: 店主・蒲原明(かんばら・あきら)さんは、広島での会社勤めを終えた後、生まれ故郷である呉に戻り、2004年9月17日にこの店を開店。L字カウンター11席+個室小上がり8席の計19席。店内禁煙(個室は喫煙可)。

    〔小鍋立て(一人前)〕しゃも鍋(帝釈しゃも)1,800、すき焼き鍋(鹿児島黒毛和牛)3,000、黒豚鍋(鹿児島黒豚)1,300、キムチ鍋1,400、レタスしゃぶしゃぶ(鹿児島黒豚)1,300、地鶏とキノコ鍋1,800、もつ鍋1,300。
    〔季節鍋〕湯豆腐500、五鉄鍋(10~3月)1,500、浅蜊の小鍋立て(4~8月)600、かき鍋(11~3月)1,300、おでん(10~3月)(大根・玉子・厚揚げ・平天・巾着・こんにゃく・牛すじ・がんも・糸こん・ロールキャベツ・ちくわ)。
    〔鉄板焼・陶板焼〕牛ロースの鉄板焼(特選鹿児島和牛)2,800、きのこバター陶板焼600、山芋の鉄板焼600。
    〔飯物・麺類〕俵むすび3個(お漬物)500、そば(ざる・かけ)600、うどん(半田麺(細麺))500、五鉄パスタ(和風ペペロンチーノ)800。
    〔一品料理〕地鶏の塩焼(日向地鶏)700、地鶏のたたき(帝釈しゃも)800、地鶏の照り焼き(日向地鶏)700、プルダッ(鶏肉のピリ辛炒め)700、せせりの塩焼500、手羽先600、鶏のカレー風味焼(帝釈しゃも)700、鶏軟骨のカレー風味揚げ500、和風カルパッチョ800~1,600、たまご焼き(辛子明太子入り)500、出し巻き500、五鉄焼(お好み焼き風)600、ホルモン焼700、地だこの天ぷら800、かきフライ800、ゲソの天ぷら500、ささみの天ぷら500、揚げもち400、牛すじの味噌煮込み500、豚キムチ600、トマトサラダ500、海鮮サラダ500、馬刺(熊本)1,300、塩辛(輪島)300、酒盗 鮪(小田原)500、干物 のどくろ(山陰)1,600、干物 あじ(山陰)600、海ぶどう(沖縄)800、島らっきょう(沖縄)800。
    〔お飲み物〕《芋焼酎》伊佐美800、三岳800、白波600、小鶴600、黒霧島600、粒露600、舞600、安納600、神の川600。《麦焼酎》琥珀の夢600、田苑600。《梅酒》梅の宿あらごし(米)700。
    《日本酒》八海山 純米吟醸 新潟 800、獺祭 純米吟醸 山口 600、天狗舞 山廃純米 石川 700。《地酒》賀茂泉 純米吟醸 西条 600、宝剣 純米酒 仁方 600、華鳩 純米吟醸 音戸 600、白鴻 純米吟醸 安浦 800、他。
    《その他の飲み物》ビール(生/瓶)600、ワイン600、ウイスキー600、カシス(ソーダ/グレープ/オレンジ)600、杏露酒600、ノンアルコール(キリンフリー)400、ソフトドリンク(グレープジュース/ジンジャーエール/オレンジジュース/キリンレモン/爽健美茶)300。(2011年7月調べ)

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土用の丑にうなぎの肝 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

土用の丑にうなぎの肝


 木曜日の仕事を終えて、「魚菜や」です。L字カウンター8席と、壁際の2人掛けテーブル席の合計10席分程度の狭い店内には、先客はひとり。「シロクマ」の川西清司マスターです。

 私もそのとなりに腰を下ろし、まずは生ビールをもらうと、今日のお通しは冬瓜(とうがん)のコールドスープ。お洒落なカクテルグラスで供されます。タマネギなども入っていて、ふんわりと自然な甘みがあるのがいいですね。

 これまでにも何度か書いたとおり、ここ「魚菜や」のお品書きには値段は書かれていません。呉の小料理屋のメニューは、値段が書かれていないところのほうが多いのです。

 今日のお品書きは、小イワシ刺身、地ダコ刺身、カルパッチョ、ソーメンうりの酢もの、ズッキーニのステーキ、牛すじと新ジャガの煮込み、ゴーヤのサラダ、鯛のあら煮、長ししとう、うなぎ、メンパチの唐揚げ、チャンバラ貝、いわし天、たこ天といったところ。

 これとは別に関西風と関東風のふたつの味が選べるおでんがあり、今日のネタは、アキレス、ロールキャベツ、しらたき、がんもどき、大根、厚揚げ、玉子、はんぺん、じゃが芋、こんぶ、ウインナーです。

「チャンバラ貝がおいしかったよ」

 という女将・小栗良江さんのおすすめに従って、そのチャンバラ貝をもらうと、貝の味がものすごく濃厚で、旨味が強い。ツルツルッと平たい身が引き出しやすいし、先っぽの刀(かたな)の部分をつまむと食べやすいのもいいですね。

 「シロクマ」の川西マスターは、牛すじと新ジャガの煮込みをもらって、呉は仁方の地酒、「雨後の月」の冷酒です。私も西条の「賀茂金秀(かもきんしゅう)」を冷酒でもらって、両方を注ぎっこしながら、二つの日本酒をきき比べます。

 次なるつまみは、メンパチの唐揚げ。ほとんどのおかずは、大皿に用意されているものをつぎ分けて出してくれるので、あっという間に出てくるのです。

 メンパチは小さな小さな、小イワシよりもさらに小さな魚ながら、これまたしっかりと濃い味わいなので、軟水で作られる広島の日本酒にとてもよく合うのです。

 川西マスターは、このあたりで軽めに飲み終えて、これから「シロクマ」に出勤です。

「うなぎの肝があるけど食べる?」

 と女将。そうか、今日は土用の丑の日なので、お品書きにもうなぎが載ってたんですね。ぜひその肝をいただいて、猛暑を乗り切りますか。

 グッと濃厚なうなぎの肝に合わせて、日本酒もどっしりとした味わいの呉・安浦の地酒、「白鴻(はくこう)」の冷酒に切り換えます。

 ゆっくりと2時間ちょっとの滞在。お勘定は2,900円でした。どうもごちそうさま。

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冬瓜のコールドスープ / チャンバラ貝 / 引っ張り出した身 / メンパチの唐揚げ

店情報前回

《平成23(2011)年7月21日(木)の記録》

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トンカツで飲んで〆は … 田舎洋食「いせ屋(いせや)」(呉)

トンカツ


 単身赴任の自炊生活でのタンパク質は、豆腐や納豆などの大豆系の食材で摂(と)ることがほどんどで、肉や魚を食べることは希(まれ)なのですが、こう暑い日が続くと、がっつりと肉料理で力をつけたい。

 で、やってきたのが大正10(1921)年創業の洋食店、「いせ屋」です。

 ここに来ると、ポークチャップ(800円)を食べることが多いのですが、今日はトンカツ(800円)をもらってみることにします。

 キリンビール(大瓶700円)を飲みながら待つことしばし。すぐにトンカツが出てきます。

 トンカツは、それほど厚くはない豚肉を使って、筋や余分な脂分をていねいに処理し、肉のやわらかい部分だけで作られています。つけ合わせには千切りキャベツに茹でたジャガイモ、そしてパセリが添えられています。ポークチャップと同じつけ合わせですね。

 たっぷりとウスターソースをかけていただくと、ビールともとてもよく合います。

 この店では、トンカツよりはむしろビーフカツレツ(1,100円)のほうが有名ですが、このトンカツもいいですねぇ。

 先客は、観光客らしい若い女性2人。入口左手にあるテレビ下のテーブル席に座り、名物の特製カツ丼(1,100円)を2つに、“海軍さんの肉じゃが”(400円)は二人でひとつもらって、シェアしています。

 肉じゃがもまた、海軍発祥の料理のひとつ。この店の肉じゃがは、昭和17(1942)年に発行された「海軍厨業管理教科書」に“甘煮”として紹介されているとおりの作り方をしているのが特徴。なのであえて“海軍さんの肉じゃが”と謳(うた)っているんでしょうね。

 トンカツを食べ終えた後は、私もその“海軍さんの肉じゃが”(400円)を注文し、飲み物は「菊正宗」(300ml瓶、600円)を冷酒でもらいます。

 「菊正宗」は、海軍御用達だった日本酒。「いせ屋」にも、かつては「菊正宗」の樽がデンと据えられて、その樽酒を出していたんだそうです。

 肉じゃがには、牛肉、じゃが芋、玉ねぎ、糸こんにゃくが入っていて、熱々。これをチビチビといただいては、冷酒をクイッ。

 カラリと入口引き戸が開いて入ってきたのは若い男性ひとり客。特製カツ丼(1,100円)と肉じゃが(400円)を注文し、すっごい勢いで食べ終えてお勘定は1,500円なり。先客の女性ふたりもお会計。二人で2,600円です。

 次に入ってきたのは若いカップル。特製カツ丼(1,100円)を二つ、「ひとつはご飯を少なめにしてください」という注文です。私は小上がりの座卓に座って、飲んでいるので、店内のお客さんの様子がよく見えるのです。

 続いては中年の男性3人。入ってくるなり「我らのカープつけてや!」と、大きな声でおかみさんに言いながら、テーブル席のひとつを囲んで座ります。テレビのチャンネルがNHKから、広島・阪神戦に変わります。呉も、プロ野球は圧倒的にカープファンが多いのです。

「わしは中」、「わしゃ今日は小でええわい」、「中にしとこかの」

 3人が注文しているのは、どうもご飯の大きさのようです。「はいはい」と返事するおかみさん。

(えっ? 注文はそれで終了なの? おかずはたのまなくていいのかなあ?)

 と、他人事(ひとごと)ながら心配しながら、「菊正宗」を飲み飲み見ていると、その3人組のところに豚汁(ぶたじる、300円)が3つと、先ほど注文した大きさのご飯が3つ、そしてご飯についてくる自家製漬物の小皿が3つ出されます。

 3人組は、豚汁とご飯が出るなり、ガツガツと勢いよくご飯を食べ始めます。この豚汁は、かなり具だくさん(豚肉が多い)なので、豚汁だけでもいいおかずになるのです。

 ほとんど時間をおかずに、トンカツ(800円)が3人前出されると、みんなウスターソースをじゃぶじゃぶとかけて、熱いご飯とともにトンカツをほお張ります。

 なるほどなぁ。豚汁とトンカツは注文しないでも自動的に出てくるほどの常連さんたちだったんですね。うらやましいくらい美味しそうに、もりもりと食べています。

 さあて。私もそろそろシメといきますか。今日はうどん(300円)をもらってみましょう。

 この店には洋食メニューの他に、親子丼、他人丼、玉子丼といった丼もの(各700円)や、うどん(300円)、きつねうどん(330円)、玉子うどん(350円)、肉うどん(500円)、カレーうどん(500円)という、うどんメニューもあるのです。

 この店は洋食屋ながら、開店当時(大正時代)から“田舎洋食”と銘打って、実質的には大衆食堂のように庶民に親しまれてきました。そこで、開店当初から、お父さんは洋食でビールを飲み、お母さんは丼を、そして子供たちはうどんを、といった“ファミリーユースにも耐えられるメニュー構成”になっていたんだそうです。

 すぐに出てきたうどんの麺は、呉独特の細うどん。蒲鉾3切れに、刻み揚げ、小口に刻んだネギがのっていて、出汁(だし)はかなり濃厚。

「うどんのためだけに、この出汁をとるんですか?」と聞いてみたところ、

「みそ汁などの出汁と一緒にとるんですよ」とのこと。そうかそうか。うどんのみならず、みそ汁、豚汁、さつま汁などの汁物や、丼物もあるので、うどん専用というわけではないんですね。この出汁は、利尻昆布、イリコ(ウルメイワシ)、サバ節でとっているそうです。

 スルスルっとうどんを食べ終えて2時間ほどの滞在。お勘定は2,800円でした。どうもごちそうさま。

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田舎洋食「いせ屋」 / 肉じゃが / うどん

店情報前回

《平成23(2011)年7月20日(水)の記録》

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石窯で焼いた焼き枝豆 … 伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」(呉)

石窯で焼いた焼き枝豆


 伊酒屋「ヴェッキオ」の大きな特徴は、カウンターに囲まれた広い厨房のまん中に据えられた、大きな赤い石窯(いしがま)。この店の焼き物は、この石窯で調理します。

 石窯は、手前に入口があって、奥に煙突があるだけの簡単な仕組み。内部は半球型のドーム状の空間があるだけです。この窯の内部の端っこのほうに薪(まき)をくべて、窯の中全体を熱し、薪がない部分に、大きな金属製のしゃもじのような器具で料理を並べて、じっくりと焼き上げるのです。

 今日はその「ヴェッキオ」で仕事仲間、大勢での飲み会。

 熊本産ファーストトマトのカプレーゼ(700円)や、キノコとベーコンのサラダ(800円)などに続いて出された前菜のひとつが、自慢の石窯で焼いた“焼き枝豆”(600円)。

 ゆでた枝豆と違って、枝豆のうまみがゆで汁に逃げることなく、ギュッと豆の中に濃縮されているからか、味わいが濃厚です。カリッと芳ばしく焼けた枝豆の皮も、そのまま食べられるほどです。これはいいなぁ。

 窯焼料理のことを“アルフォルノ”と言うんだそうで、旬の野菜をこの石窯で焼いた“季節の野菜のアルフォルノ”は、この店の名物料理のひとつ。3種が700円、5種なら1,100。毎日10種類ほどそろっている野菜の中から、選んで焼いてくれます。塩をちょいとつける程度で十分なほど、野菜のいい味が出るのです。

 そして、ピザももちろんこの石窯で焼かれます。マルゲリータ(トマト・モッツァレラ・バジルのピザ、1,600円)やクワトロフォルマージ(4種のチーズのピザ、1,500円)は、いいつまみにもなります。

 肉や魚も、この鍋で焼いてくれます。後日談となりますが、つい先日(9月上旬)、この石窯で焼いてもらったサンマの美味しかったこと! 焼きあがったサンマに、オリーブオイルをかけていただくんですよ!

 満腹になった後は、ブルーチーズに蜂蜜をたっぷりとかけて出してもらい、それをちびちびとかじりながら飲み続けます。

 二次会は、同じPANビルのすぐ上の階にある「レジェンド」へ。「ヴェッキオ」と「レジェンド」は姉妹店なので、「レジェンド」で飲んだり歌ったりしながら、「ヴェッキオ」の料理を食べることもできるのでした。

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熊本産ファーストトマトのカプレーゼ / キノコとベーコンのサラダ / チーズの盛り合わせ

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名物・野菜の石窯焼き5種(アルフォルノ) / マルゲリータ / ブルーチーズの蜂蜜がけ

店情報

《平成23(2011)年7月19日(火)の記録》

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店情報: 伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」(呉)

    110719z
  • 店名: 伊酒屋ヴェッキオ
  • 電話: 0823-26-4078
  • 住所: 737-0051 広島県呉市中央3-11-12 PANビル4F
  • 営業: 17:00-02:00LO(日は17:00-23:00LO)、月休
  • 場所: 蔵本通り沿い、図書館近くにあるPANビルの4階。
  • メモ: 呉生まれの店主・古家裕隆(ふるや・ひろたか)さんが、市内のイタリア料理店での修業を経て、平成19(2007)年1月28日に開店。カウンター10席、テーブル12~16席。予約可(週末はかなり混んでるので予約が望ましい)。
    〔野菜がおいしい前菜〕名物・野菜の石窯焼き3種700/5種1,100、旬野菜のバーニャカウダ1,000、カポナータ・生ハム・半熟玉子のサラダ仕立て800、春野菜のフリット800。
    〔ワインがすすむ前菜〕本日のカルパッチョ1,200~、海老のバケット揚げ500、じゃが芋フリットのアンチョビバター500、柔らか地タコのマリネ700、海老とブロッコリーのガーリックオイル煮700、砂ずりのコンフィーとキノコのガーリックバター700、アサリと海老の白ワイン蒸し800、和牛すじ肉と牛モツのデミグラスソース煮800、チーズの盛り合わせ1,000、パルマ産生ハムとサラミの盛り合わせ1,400、バケットの盛り合わせ(チーズやソースにつけて食べる)400。
    〔レタスたっぷりのサラダ〕気まぐれサラダ800、キノコとベーコンのサラダ800、焼シーザーサラダ(生ハムとパルミジャーノがたっぷり乗った温かいサラダ)1,000。
    〔ピッツァ〕マルゲリータ(トマト、モッツァレラ、バジル)1,600、クワトロフォルマージ(4種のチーズ)1,500、ルッコラと生ハム、パルミジャーノ1,600、半熟玉子とロースハム1,500、アラビアータ(フレッシュトマト、唐辛子、バジル)1,500。トッピング(もっとチーズ、ニンニク、フレッシュトマト、アンチョビ、辛旨ラー油)+100。
    〔パスタ・リゾット・ニョッキ〕おすすめメニューに明記。
    メニューに載っていないものでも、食材がある限り何でも作ります。お気軽にスタッフまで。
    〔ビール〕サントリー ザ・プレミアムモルツ 生ビール600、メッシーナビール(南イタリア・シチリア島)700、ベローニ・ナストロアズーロ(イタリア・ローマ)700、ノンアルコールビール500。
    〔イタリアのお酒〕ヴェルモット(チンザノロッソ、チンザノオランチョ、チンザノリメット)(ロック or ソーダ割)600、リモンチェロ(ロック or ソーダ割)600、グラッパ800。 〔カクテル 各700〕ジントニック、ジンバック、ジンリッキー、モスコミュール、ウォッカトニック、ウォッカリッキー、カンパリオレンジ、カンパリグレープフルーツ、スプモーニー、カシスオレンジ、カシスグレープフルーツ、カシスソーダ、ファジーネーブル、ピーチグレープフルーツ、ピーチウーロン、ライチオレンジ、ライチグレープフルーツ、ライチトニック、アマレットオレンジ、アマレットソーダ、アマレットウーロン。
    〔果実酒 600~〕梅、柚子、みかん、桃、レモン、ジンジャー、etc.。
    〔焼酎 600~〕芋、麦、米。
    〔日本酒 700~〕呉の地酒を中心におすすめを各種用意。
    〔ソフトドリンク&ノンアルコール〕シチリア産ブラッドオレンジジュース500、アップルタイザー500、オレンジジュース400、グレープフルーツジュース400、ジンジャーエール400、コーラ400、トニックウォーター400、ウーロン茶400、ノンアルコールカシスオレンジ500、ノンアルコールカシスグレープフルーツ500、ノンアルコールカシスソーダ500、ミネラルウォーター(ガス入り/ノンガス)600。
    〔カフェ〕エスプレッソ400、ホットコーヒー500、アイスコーヒー500、紅茶(ミルク/レモン)500。
    〔スパークリングワイン〕ランブルスコ(赤、やや甘口、イタリア)ボトル3,600、バレリーナ・プロセッコ(白、辛口、イタリア)ハーフボトル2,300/ボトル4,200、ロジャーグラート・カヴァ(スペイン)ロゼ(辛口)ボトル4,800/白(やや甘口)ボトル4,800/白(辛口)ボトル4,800。
    〔白ワイン〕ピノグリ・シャルドネ(イタリア)グラス600/ボトル3,000、ヴァルメンティーノ・ディサルディーニャ(イタリア)グラス700/ボトル3,900、インシリア(イタリア)グラス700/簿おる3,800、カサルディセッラ(イタリア)グラス800/ボトル4,200、アルファゼータ・シャルドネ(イタリア)グラス800/ボトル4,500、アポジェオ・リースリング(イタリア)グラス800/ボトル4,200、ソアーヴェ・クラシコ(イタリア)グラス900/ボトル4,700。
    〔赤ワイン〕モンテプルチアーノ(イタリア)グラス600/ボトル5,000、エステ・ティント(スペイン)グラス600/ボトル3,600、ガロフォリロッソ(イタリア)グラス700/ボトル3,900、ラッチ・デ・ライム(スペイン)グラス700/ボトル3,800、プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア(イタリア)グラス800/ボトル4,200、モリーナ・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ)グラス800/ボトル4,600、カサーレ・ヴェッキオ(イタリア)グラス900/ボトル4,900、キャンティ・クラシコ・レゼルヴァ(イタリア)グラス1,000/ボトル5,900、レ・ヴォルテ(イタリア)グラス1,200/ボトル6,500。

    ■今日のおすすめ(2011.07.19の例):
    〈本日のアルフォルノ(窯焼料理)〉〔野菜〕焼き枝豆600、アボカドとアンチョビのグラタン700。〔鮮魚〕真鯛のかま600。〔肉〕江田島産 黄金シャモ 骨付きモモ肉1,600/大手羽1,000、せせりとジャガイモの窯焼 ローズマリー風味900、タスマニア産 仔羊 骨付きロース1,800。
    〈アルフォルノ以外の料理〉〔おすすめ前菜〕前菜5種盛り合わせ1,400、真鯛のカルパッチョ1,300、江田島産 黄金シャモの刺身1,300、熊本産 ファーストトマトのカプレーゼ700、10種類の野菜が入った食べるミネストローネ700、つぶ貝とジャガイモのブルゴーニュ風700。〔おすすめのピッツァ&パスタ〕きのこのクリームソースピッツァ トリュフ風味1,500、ナスと生ハムのピッツァ1,400、自家製タリアテッレ 甲殻類ラグー トマトソース1,600、自家製タリアテッレ パンチェッタと彩り野菜のオリーブオイルパスタ1,600、若鶏(モモ肉・砂ズリ・ハツ)ラグーのリングイネ クリームソース1,400、英国風リゾット トマトクリーム1,300。〔Dolce〕スフレチーズケーキ600。(2011年7月調べ)

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朝から飲んで、松山へ … 大衆食堂「くわだ食堂(くわだしょくどう)」(呉)

朝からビール


 「海の日」の祝日もからんだ三連休で、今日から松山に帰省する予定。呉~松山間はフェリーでのんびりと渡っても2時間(高速艇なら1時間)ほどの距離なので、ふと思い立って普通の週末に帰省することもできるのです。

 昨夜も遅くまでたっぷりと飲んだので、今日はゆっくりと起き出して、掃除・洗濯などを済ませてから単身赴任社宅を出発します。現在の時刻は午前10時半。次のフェリーは正午ちょうどに出港なので1時間半ほど時間があります。

 となると、やっぱり朝ビールですね!

 このところ「森田食堂」に行くことが多かったので、今日は久しぶりに「くわだ食堂」に行ってみることにしました。

 朝6時半から営業している「くわだ食堂」の店内は、4人掛けのテーブルが10卓で、満席になると40人。入口を入って左手の壁際に、おかずの陳列棚や飲み物の冷蔵庫、テレビなどがあり、先客は4人。

 入口側にテレビがある店だと、引き戸を開けて入った瞬間に、みんなの目線を感じたりするのですが、ここ「くわだ食堂」は、テレビが左手壁際にあるので、先客たちの視線は左へ。

 陳列棚にずらりと並ぶ料理には、値段が明記されていて、それぞれ150~400円ほど。

 ポテトサラダや、ひじきの煮物、揚げ出し豆腐、冷奴、納豆などが150円。だしまき玉子、肉じゃが、きんぴらごぼう、野菜の天ぷらなどが200円。サバ塩焼きや、サバ煮付け、サンマの塩焼き、煮しめ、オムレツ、温泉卵入りすき焼きなどが250円。

 250円よりも高いおかずは、トンカツの300円、各種刺身が350~500円など、あまりありません。

 逆に最安値は、梅干、らっきょう、生卵の3品で、それぞれ80円。その次は味付のりの100円です。

 その陳列棚から、250円のサラダと、同じく250円のサバ塩焼きを手に取って、

「大瓶のビールをお願いします」と注文しながら空いているテーブルへと向かいます。

「アサヒ? キリン?」

 冷蔵庫に向かいながら、そう聞いてくれる店のおにいさん。

「アサヒで」

「はいよっ」と冷蔵庫からスーパードライ大瓶(550円)を取り出して、スパンッと軽快に栓を抜いて、コップと一緒にテーブルまで持ってきてくれます。

 最近、食堂に来ると、よくサバを食べています。なんでもなく並んでいるこのサバが、プリッと肉厚で、塩焼きにしても、煮付けにしても味わい深いのです。尻尾近くの身がしまったあたりもおいしいのですが、いちばん好きなのは胴体の最先端、胸びれのすぐ後方あたりの部分です。背中のしっかり肉厚の身と、お腹の部分のとろりととろけそうな身の両方を楽しむことができる。

 サンマは焼き立てがいいと思うのですが、サバは冷めててもうまい。これがお弁当のおかずとしても人気がある理由なんでしょうね。

 サラダは、ポテトサラダや、ツナ、ゆで玉子(スライス)、トマト、キュウリ、レタスなどをガラスの小鉢に盛り合わせたもの。マヨネーズとドレッシングを店のおにいさんが持ってきてくれるので、好みでかけていただきます。

 ちなみに先客4人(ひとり客2人と、ふたり連れ1組)のうち、ひとり客のおばさんひとりが食事をしていて、他の3人(私も含めると4人)は飲んでいます。朝から飲むビールが美味いんですよねえ!

 その美味いビールの、最後の1杯をグッと飲み干して、1時間ほどの滞在は1,050円。

 フェリーに乗って、船内でかけうどん(400円)をいただいて『朝飲み』の〆とします。

 外は快晴。気温は35度近くまで上がっていますが、冷房の効いた船内は、うららかに明るい。朝ビールの心地よい酔いに、ふんわりとまどろみながら松山へと向かったのでした。

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サラダ / サバ塩焼き / フェリーのかけうどん

店情報前回

《平成23(2011)年7月16日(土)の記録》

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飲んで食べて2千円台 … 広東料理「西苑(さいえん)」(呉)

「西苑」で中華宴席


 以前同じ職場にいたSさんが、出張で呉にやってくることになり、今年の3月までSさんと同じ職場で働いていたというHさん(4月に呉に転勤)と3人で一献かたむけることにします。

「場所はまかせるよ」

 ということだったので、最近気になっている中華料理屋、「西苑」に行ってみることにしました。

 なにが気になっているかというと、お客の多さです。最近、ときどき「西苑」に五目チャーハンを食べに来るのですが、そのたびに満席で入口のベンチで待たないといけないくらいのにぎわいなのです。

 そしてそのほとんどは、家族連れや職場の仲間らしいグループ客で、食事だけではなく、わいわいと飲みながら楽しんでいるのです。

「今度、グループで飲む機会があったら、ぜひ来てみないとなぁ」

 と思っていたところへ、今回の話が出てきたのでした。

 満席だと困るので、事前に3人分の席だけの予約を入れて、店へと向かいます。店内は中華らしい円卓が数卓と、テーブル席が数卓。4人掛けのテーブル席1つに「予約席」と書かれた三角板が置かれていて、そこが我われの席です。

 我われが入った時点で、先客は2組だけで、ちょっと拍子抜け。いつもは土日に来てたから多かったのかなぁ。平日はそれほど混まないのかもしれません。

 まずは生ビール(アサヒ、450円)を3つもらって乾杯し、つまみは三種冷菜盛り合わせ(1,350円)に、芝エビのチリソース煮(1,200円)と酢豚(850円)をもらってスタートです。

 少し前に書いたとおり、横浜中華街の中華料理屋で飲み食いする場合に、コースを注文するよりも、ひとり当たり1皿ずつ程度の料理をたのんだほうが、自分たちが食べたいものばかりをリーズナブルに楽しめるようなことが多かったので、今回もそれに倣(なら)って、まずは3品ほど注文してみたのでした。

 五目チャーハンだけでもものすごい量のものが出てくるので、他の料理はいったいどんなボリュームで出てくるかと、ドキドキしながら待っていたら、まず出てきた三種冷菜盛り合わせは、楕円のお皿に普通に盛られた3点盛りで、これまたちょっと拍子抜け。

(これとて、けっして少なくはない量なのですが、事前の期待がものすごく大き過ぎただけに、それと比べると「拍子抜け」ということです。)

 3点の内容は、広東風やきぶた、くらげの冷菜、そしてキュウリの酢漬。追いかけて出てきたエビチリや酢豚も、びっくりするほどの量ではありません。

 通常、中華料理を単品で注文すると4~5人前相当の分量が一皿に盛られてくることが多いのですが、ここのはちょっと小ぶりで一皿が2~3人前相当くらいの分量のようです。値段から考えても、そのくらいの分量が妥当なところ。これであれば、少人数で来てもあれこれ食べることができそうですね。

 生ビールに続いては、瓶ビール(キリン中瓶、500円)を2本出してもらい、紹興酒もボトル(1,500円)ごと燗づけしてもらいます。

 追加の料理はカニ玉(900円)と水ぎょうざ(8個500円)。ほっこり熱々のカニ玉に、具材が透けて見える透明な皮の水ぎょうざ。ホール担当のおねえさんが、「背の高い容器を使ってください」と、どれが水餃子用の調味料か教えてくれます。この背の高い容器がポン酢醤油。お好みでラー油なども加えていただきます。

 ちなみにホールはおねえさんが二人いて、ひとりは(若いけど)ベテラン、もうひとりは、まだ入ったばかりのような感じのバイトの娘(こ)です。ちらっとしか見えないけれど、厨房には男性が二人くらいいるようです。

 最後に五目チャーハン(700円)をもらって締め。これまで2回ほど食べたことがある、Mサイズの五目チャーハン(500円)と、あまり量が変わらない気がするけど、気のせいかなぁ。

(その後の顛末: 後日、またひとりでMサイズの五目チャーハンを注文したところ、たまたまとなりのテーブルの普通サイズの五目チャーハンと一緒に運ばれてきました。この両者、器も含めてまったくの相似形で、普通サイズのほうが見るからにひと回り大きい。この相似形のせいで、単品で出てくると大きさの違いに気づきにくかったんですね。)

 2時間ほどの滞在。満腹になってのお勘定は7,900円(一人当たり2,633円)でした。

 なるほどなあ。『たっぷりと飲んで食べても、ひとり2千円台(3千円かからない)』ですむところが人気の理由なんでしょうね。土日はいつも満席ですが、平日であればゆっくりと過ごせそうです。

 二次会は、すぐ近くのバー「アンカー(ANCHOR)」。この季節ならではのスイカのカクテル(1,000円)を、Sさん、Hさんにも堪能してもらった他、それ以外にもひとり2杯ずつくらい飲み物をいただいて、お勘定は3人で7,800円(一人当たり2,600円)でした。(呉に住んでいるHさんは、これをきっかけに「アンカー」の常連さんになったのでした。)

 出張時には、また声をかけてくださいね。>Sさん

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「西苑」 / 三種冷菜盛り合わせ / 芝エビのチリソース煮

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酢豚 / カニ玉 / 水ぎょうざ

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紹興酒 / 五目チャーハン / 「アンカー」のスイカのカクテル

《平成23(2011)年7月13日(水)の記録》

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店情報: 広東料理「西苑(さいえん)」(呉)

    西苑
  • 店名: 西苑
  • 電話: 0823-23-8711
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通3-8-10 三和マンション1F
  • 営業: 11:30-14:30(13:50LO) & 17:30-22:00(21:00LO)、月休(祝日の場合は営業)
  • 場所: 四つ道路バス停を降りて、「本通二丁目交番前」信号交差点(角に呉信用金庫本店)をれんが通り側(交番の反対側)に入り、すぐ次の角(信号交差点)を右折し、1ブロック(20mほど)先、左手角。呉駅からは1km(徒歩20分)ほど。
  • メモ: 〔お飲み物〕生ビール(中)アサヒ450、瓶ビール(中)キリン500、スウィートサワーライム400、スウィートサワーレモン400、スウィートサワー巨峰400、コカ・コーラ200、オレンジジュース200、ウーロン茶150、紹興酒(ボトル)1,500・(グラス)400、桂花酒(ボトル)1,300・(グラス)350、日本酒(一合)400、冷酒(300ml)650、
    〔前菜〕三種冷菜盛り合わせ1,350、◎広東風やきぶた800、むしどり(ネギしょうゆ味)800、むしどり(ゴマ味)800、◎豚肉薄切りにんにくソース800、くらげの冷菜1,000、ピータン(アヒルの玉子)500、キュウリの酢漬500。
    〔スープ〕◎フカヒレスープ1,500、カニ肉入りコーンスープ800、玉子スープ600。
    〔えび・いか・貝柱料理〕海の幸(海鮮)三種と季節野菜の炒め物1,500、車えびのチリソース煮1,500、車えびの甘酢炒め1,500、◎芝えびのチリソース煮1,200、芝えびの甘酢炒め1,200、芝えびとカシューナッツの炒め1,200、◎貝柱とブロッコリーの炒め1,300、貝柱の中国黒味噌炒め1,300、いかとブロッコリーの炒め1,250、いかの中国黒味噌炒め1,250、海鮮二種の湯引特製ソースかけ1,200。
    〔肉料理〕牛肉のオイスターソース炒め1,200、◎牛肉の中国黒味噌炒め1,200、牛肉とピーマンの細切り炒め(青椒肉絲:チンジャオロース)1,200、和牛バラ肉の煮込み1,250、八宝菜1,000、◎酢豚850、◎豚肉とキャベツの中国味噌炒め(回鍋肉片:ホイコーロー)850、ミンチダンゴの甘酢800、若鶏の唐揚げ800、若鶏の揚げ物・特製ソース(油淋鶏:ユーリンチ)800、鶏肉の辛子味噌炒め850。
    〔豆腐・野菜・玉子料理〕マーボードーフ(麻婆豆腐)800、エビと豆腐の煮込み850、◎マーボーナス850、中国野菜炒め800、ニンニクの芽の炒め1,000、豚肉細切ともやしの炒め800、カニ玉900、◎季節野菜のクリーム煮800、季節野菜のオイスターソース煮800、レタスのカニ肉あんかけ850。
    〔おそば〕◎五目焼そば(八珍炒麺)750、えび焼そば800、海の幸入り焼きそば(海鮮炒麺)1,000、豚肉細切り焼そば750、五目ラーメン(八珍湯麺)750、◎ネギラーメン600、広東風焼ビーフン800。
    〔御飯〕◎五目チャーハン(八珍炒飯)700・Mサイズ500、エビチャーハン750・Mサイズ550、カニチャーハン800・Mサイズ600、中華丼750、マーボー丼800、天津飯800、和牛バラ丼1,000、海鮮丼1,000、ライス150、ザーサイ200。
    〔点心・デザート〕◎はるまき(3本)600、◎シューマイ(5コ)500、チャーシュ入まんじゅう(2コ)400、カスタード入まんじゅう(2コ)300、あん入まんじゅう(2コ)350、アーモンドゼリー(杏仁豆腐)300、水ぎょうざ(8コ)500。
    〔要予約料理(小盆3~4人前、大盆7~8人前)〕あわびのオイスターソース煮込み(小)3,500・(大)7,000、なまこのオイスターソース煮込み(小)3,000・(大)6,000、あわびとなまこのオイスターソース煮込み(小)3,500・(大)7,000、ふかひれの姿煮1枚3,500、タラバガニの中国黒味噌炒め(小)3,000・(大)6,000、カニつめの揚げ物1本700、伊勢エビのチリソース(小)3,500・(大)7,000、伊勢エビの炒め葱しょうが風味(小)3,500・(大)7,000、北京ダック(半羽)3,000・(1羽)6,000、中国風和牛ステーキ1枚(200g)3,000、カニの玉子入フカヒレスープ(小)2,500・(大)5,000、燕の巣のスープ(小)3,000・(大)6,000。
    〔要予約コース料理(3名~40名まで。★は6名以上の場合)〕3000円(前菜盛り合わせ、フカヒレスープ、揚げ物、季節の炒め物、芝エビのチリソース、オイスターソース煮込み、若鶏の甘酢炒め、★蒸し物、五目チャーハン、デザート)、4000円(前菜盛り合わせ、カニ肉入フカヒレスープ、揚げ物、季節の炒め物、車エビのチリソース、タラバガニの中国黒味噌炒め、白身魚の甘酢あんかけ、★蒸し物、五目チャーハン、デザート)、5000円(特製前菜盛り合わせ、カニの玉子入フカヒレスープ、カニつめの揚げ物、二種の炒め物、伊勢エビのチリソース、あわびのオイスターソース煮込み、スペアリブの甘酢炒め、★北京ダック、カニ肉入チャーハン、デザート二品)、7000円(特製前菜盛り合わせ、フカヒレの姿煮、カニつめの揚げ物、二種の炒め物、伊勢エビの生クリーム炒め、あわびとなまこのオイスターソース煮込み、スペアリブの甘酢炒め、★北京ダック、カニ肉入チャーハン、デザート二品)、予算に応じて調整可。
    (◎印はお店のすすめ品。メニューにはすべて中国名と英文併記。スープやラーメンを除き持ち帰り可能)(2011年7月調べ)

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西瓜のソルティドッグ … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

スイカのソルティドッグ


 季節ごとのフルーツカクテルが楽しめるのも、バーの大きな魅力のひとつ。呉・中通(なかどおり)のオーセンティックバー「アンカー」で、夏場に人気が高いのがスイカのソルティドッグ(1,000円)です。

 オーナーバーテンダーの森貞さんご自身も、「このカクテルは、どこにも負けない自信があります!」と断言する一品は、産地にもこだわって、いいスイカを仕入れるところから始まります。

 注文を受けてから、スイカの赤い実の部分をひと口大に切り分けて、大ぶりのシェイカーに入れ、それをスリコギで、ていねいにつぶします。

 スイカのおいしさの秘密は、赤い実に大量に含まれている繊維の存在にあり。

 ミキサーを使って、この繊維を分断してしまうと、せっかくのスイカがただの砂糖水のようになってしまうんだそうです。この繊維をちゃんと残すために、ていねいにスリコギでつぶすというやり方を採(と)ってるんですね。

 こうしてつぶしたスイカに、これまたよく冷えたウォッカを入れてシェイク。

 グラスを取り出して、その縁(ふち)に塩をつけ、スノウスタイルにしていくのですが、この塩をつけるためにグラスの縁を濡らすのに、先ほど実を取ったあとの、スイカの皮の部分(といってもまだ赤い部分が多い)を使うのです。これによって、スノウスタイルの塩からもスイカの風味が感じられるようになるんですね。

 そのグラスに、氷とともにスイカのカクテルを注(つ)げば、スイカのソルティドッグの完成です。

 注文した人の大部分が、ひと口めを飲んだ瞬間に、「あっ! スイカだ!」と声を上げるこの一品。そのままのスイカよりも、うんとスイカらしい、スイカの味と香りがギュッと凝縮された一杯です。

 なにしろ美味しいスイカが手に入る時季にだけ提供されるカクテルですので、今を逃すと、もう『来年の夏のお楽しみ』になっていまいます。

 あれっ? そういえば先日(9月初旬に)「アンカー」に行ったときはブドウのカクテル(フルーツカクテルは基本的に1杯1,000円)が出されてたなぁ。もしかすると、もうスイカの季節が終わっちゃってるかも……。

 閑話休題。

 この日はスイカのカクテルをもらったあと、『今月のウイスキー』(ひとり1杯500円)である「オールド・エズラ12年」(バーボン)をロックでいただいて、お勘定はチャージ(チャーム付きで500円)を含めて2,000円でした。ごちそうさま!

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スイカをつぶす / グラスの縁を濡らす / オールドエズラとチャーム(ミックスナッツ)

店情報前回

《平成23(2011)年7月10日(日)の記録》

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ポークチャップを肴に … 田舎洋食「いせ屋(いせや)」(呉)

ポークチャップ


 そろそろ「月刊くれえばん」に連載中の「呉酒場礼賛」の原稿締切日が近づいてきました。昨日は、あまりの暑さに朝から外食して、昼からは冷たい生ビールを飲んでたりしたので、原稿はまったく進んでいません。

 これじゃ終わらないので、今日は朝から自室(単身赴任寮)に缶詰めになって原稿を仕上げることにして、朝食から自炊。といっても、みそ汁を作って、パックご飯をレンジで温め、ハムステーキと目玉焼きにミニトマトを数個添える程度。平日も、朝食はいつもこんな感じです。玉ネギ、豆腐、ワカメがたっぷりと入ったみそ汁がうまいんだな。ちなみに出汁(だし)は音戸のイリコで取り、呉の「ますやみそ」製の合わせ味噌で味付けています。

 午前中のうちに草稿まで完了。昼はさっぱりと冷やしソーメンを作りますが、これって食べるときは涼しいのですが、作るときは大鍋の湯で麺をゆでないといけないので、けっこう暑いんですね。食べる人だけが冷たい一品だったんだと再認識。トマトに、千切りのキュウリ、そしてほぐしたカニ蒲鉾を具に添えます。(錦糸玉子はむずかしそうなので断念。)

 午後からは推敲に入ります。草稿の段階では、これを書きたいな、と思うことをできるだけ網羅するように、文字数はあまり考えずに書いているので、たいてい2,000~2,400字くらになってしまっています。これを文章全体の構成を組み直したりしながら、完成原稿1,600字に仕上げていくのです。

 もともと工学部出身で、勤務先も製造業なので、このブログを書いたりする以外は、技術系の文書しか書いたことがない。ましてやこうして決められた文字数におさめるなんて、小学校の作文以来です。なので、なんだか新鮮でおもしろい。

 よっしゃ! できた!

 そう思える仕上がりになったのは午後7時半。夕食は外でとりますか。ついでにちょっと飲みましょう。

 そんなわけで今日は、大正10(1921)年開店、今年で創業90年になる洋食の老舗「いせ屋」に向かいます。

 三代目となる店主ご夫妻が、ふたりで切り盛りする店内は、テーブル席が3卓に、小上がりの座卓が2卓。私は小上がりの奥側がお気に入りですが、この席は人気が高くて、先客で家族連れなどがいると、まずここから埋まります。

 幸い今日の先客は、それぞれひとり客の男性が二人。左手奥のテーブル席と、右奥のテーブル席とに座っているので、遠慮なく小上がり奥側の席へ。

 以前にも書いたとおり、この店での私の定番は“チャップ・ブタ・チュー”。これはポークチャップ(800円)に汁(ぶたじる、300円)とごはん(180円)を注文したときの、この店の通し符丁なのです。この店には定食メニューはなくて、自分で単品を組み合わせて定食にしていきます。

 今日はちょっと飲もうと思っているので、まずはキリンビール(大瓶、700円)とポークチャップ(800円)を注文すると、「ポークチャップもすぐできますからね。これはサービスです」と、おかみさんがビールと一緒に枝豆を出してくれました。

 枝豆を2~3さや食べたところで、もうポークチャップが出てきました。

 この店の創業者は、明治時代に軍艦で料理長を務めた方。料理の出が早いのも海軍流なのだそうです。そして水兵さんたちは食べるのもまた早かったのだとか。ゆっくりしてると次の命令が下って食べられないこともあるので、料理が出るのも、食べるもの早くなったんだそうです。お風呂なんかも早かったらしいですよ。

 ポークチャップは、十分に下ごしらえをした豚肉をフライパンでソテーして、自慢のデミグラスソースをからめたらできあがり。ゆでたジャガイモ2切れと、千切りキャベツ、パセリが添えられます。やわらかい豚肉と、旨みたっぷりのデミグラスソースがいいんだな。

 ビールを飲み終えたところで、今日は豚汁(300円)の小と、ごはんの小(160円)をもらいます。ごはんと一緒に出される、自家製の漬物(キュウリと大根)が、これまたおいしいのです。これだけで日本酒の1~2合はいけそうな感じ。

 1時間ほどの滞在。お勘定は1,960円でした。

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田舎洋食「いせ屋」 / キリンビールと枝豆 / ごはん小と豚汁小

店情報前回

《平成23(2011)年7月10日(日)の記録》

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昼間に美味い生ビール … 居酒屋「せとや」(呉)

昼間に美味い生ビール


 土曜日の今日、広島地方は最低気温27度の熱帯夜。暑いキッチンで料理を作る気にもならず、先週に続いて、今週も喫茶「ぼんぼん」(05:00-14:00、第2・4木休)で朝食です。今日はモーニングサービス(500円)をもらってみると、その内容はコーヒー、トースト、ゆで玉子、ポテトサラダに、なんと味噌汁も付いています。朝1杯の味噌汁がいいですね!

 昼は昼とて、新入社員時代の独身寮の元寮長(現在74歳)から、「暑いのぉ。生(なま)でも飲みに行かんかいや」という電話をいただいて、真昼間から四つ道路(よつどうろ)交差点近くの「せとや」の生ビール(520円)で乾杯。

 ッカァ~ッ。昼から飲むビールの、なんと美味いことよ!

 お通しは豆アジ(真アジの小さいの)の南蛮漬けなんですが、これがまたうまいっ。小魚はやっぱり瀬戸内海だなぁ。

「刺身を適当に盛り合わせて出してもらえる?」と元寮長が注文すると、

「そしたら、注文を“どんどんセット”に切り換えときましょうね。そのほうがお徳だから」と若女将。元寮長と若女将とは、町内会の集まりでもよく一緒になったりするんだそうです。

 “どんどんセット”というのは、いわゆる“晩酌セット”のようなメニューで、ビール大瓶1本または日本酒大徳利1本に、本日のおすすめ刺身と小鉢1品が付いて1,050円。他のメニューとも組み合わせることができるので前回は、夏場の午後5時以降限定で1杯290円になる生ビールと、“どんどんセット”(飲み物は大徳利)を選んで飲んだのでした。

 今日の“どんどんセット”の刺身はカンパチ、サーモンとタコです。

 さらに季節の小イワシ天ぷら(550円)や、あら煮(500円)、そして元寮長がここに来たら必ず注文するという湯豆腐鍋(550円)ももらい、飲み物も焼酎(元寮長)やら日本酒(私)やら。

 こんな真夏でも湯豆腐鍋があるのがうれしいですね。豆腐はいつも呑兵衛のお供です。改めて鍋物メニューを見てみると『冬のみ』と注意書きがあるのは、かき鍋(1,200円)と石狩鍋(1,100円)の2品のみ。湯豆腐鍋(550円)と寄せ鍋(950円)は年中食べることができるようです。

 昼間から3時間ほど楽しんで、お勘定は二人で5,500円(ひとりあたり2,750円)ほど。元寮長にすっかりごちそうになってしまいました。何歳になってもすみません。ありがとうございます。

 夜も暑いので外食。「山口山」で夏季限定の冷麺(750円)にしようか、「大山元」の五目炒飯(650円)にしようか、ちょっと迷って、五目炒飯に決定。今日は米のめしを食べていなかったので、ごはんに引かれたのでした。「大山元」の五目炒飯には、サービスで玉子スープが付きます。

 先週の「西苑(さいえん)」の五目チャーハンもボリュームフルだったけど、こちら「大山元」の五目炒飯もすごい量。すっかり満腹になって帰宅したのでした。

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「ぼんぼん」のモーニングサービス / 「せとや」の刺身盛り合わせ / 小イワシ天ぷら

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あら煮 / 湯豆腐鍋 / 「大山元」の五目炒飯

店情報前回

《平成23(2011)年7月9日(土)の記録》

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チーズの自家製味噌漬 … 「有象無象(うぞうむぞう)」(呉)

クリームチーズの自家製味噌漬とラム2種


 これまで、いつも他で飲んだ後にしか来たことがなかった「有象無象」。今日は1軒目として行ってみることにしました。

 仕事を終えて、「有象無象」に到着したのは午後7時過ぎ。先客は男性ひとり客。L字カウンター縦の辺の中央部に座っています。私は縦の辺、一番手前側に着席。

「えぇと。まずはビールをください。」

「生?」という女将さんの言葉に、反射的に「はい」と返事。

 「生」と聞いてくれるということは、きっと「瓶」もあるんでしょうね。店内には料理のメニューはあるものの、飲み物のメニューは特にありません。焼酎のキープボトルが並んでいるので焼酎はあり、カウンター上にラムのボトルが並んでいるのでラムもある。冷蔵庫には、「白鴻 特別純米酒」(広島・安浦)、「月山 辛口純米」(島根県)と書かれたホワイトボードが貼り付けられているので、日本酒もあります。

 1階の店内はL字カウンターのみで、ゆったりと7席分。縦の辺が5席、入口すぐ左手の、小上がりになった横の辺に2席です。この小上がりには、この間までは座卓が置かれていて、4人くらいで囲むことができるようになっていたのですが、そこだけすっぽりと疎外感があるということで、カウンター席に変更になったんだそうです。

 ここは呉の情報誌、「月刊くれえばん」の木戸編集長の行きつけの店の1軒。いつも「ラムを飲みに行こう!」とやって来るので、私の中では「ラムの店」という印象が強いのですが、実は普通の小料理の店。

 カウンターの上段には、アジ南蛮漬、エビチリ、ポテトサラダ、サバ、枝豆、オクラ、小イワシの天ぷらなどの大皿料理が並んでいて、それとは別に「本日のおすすめ」と書かれたホワイトボードに、カレースープ、国産牛焼肉のサラダ、さばの竜田あげ、厚切りロースハムステーキ、国産豚バラ焼肉、豆腐サラダ、国産サーロインステーキ、焼むすびが書き出されています。

 さらにカウンターに置かれた手書きメニューには、牛ハラミのたれ焼、ホルモンのたれ焼、白肉の塩コショー焼、せせりの塩コショー焼、豚耳。ちくわの磯部あげ、白肉の天ぷら、舞茸の天ぷら、野菜の天ぷら、はんぺんフライ。クリームチーズの自家製味噌漬、マスカルポーネの冷やっこ風、赤ウインナー揚げ、山イモ(とろろ、たんざく、バター焼)。辛子明太子、めかぶとろろ、板わさ、納豆、漬物盛合せ、キムチ、ちりめんおろし。冷やっこ、湯ドーフ鍋。お茶づけ、おむすび、ぞうすい、といった和洋さまざまな料理が載っています。

 木戸編集長は、いつも「なんか出してや」と注文するだけで、女将さん(と言っても私よりだいぶ若そう)があれこれとオススメの品を出してくれるのですが、今日は私ひとりなので、ちゃんと選んで注文してみることにします。

 まずは大皿料理の枝豆を注文すると、枝付きの枝豆がたっぷりと出されます。この枝豆で生ビールをいただいていると、この店でよくお見かけするスキンヘッドの常連さんがやってきて、カウンターの一番奥の席へ。「うちの畑でできたんじゃ」というシシトウが女将さんへのお土産。さっそくそのシシトウを天ぷらにして、私たちにも振る舞ってくれました。

 生ビールに続いては呉市安浦の地酒、「白鴻(はくこう)」の特別純米酒を冷や(室温)でもらって、つまみには大皿料理から、アジの南蛮漬けをもらいます。アジの南蛮漬けというと、小アジのイメージが強いのですが、呉では普通のアジを使った南蛮漬けが多いのです。この店の南蛮漬けも、普通のアジの頭をとったものが2尾。瀬戸内海の夏のアジは、最高においしいんですよ!

 ひとしきり飲んだところで、いつものラム酒(マルティニーク島の「トロワ・リビエール」)に切り換えます。この店には「Ceron(セロン)」、「Pimentade(ピメンタード)」、「Oman(オーマン)」という3種の「トロワ・リビエール」を置いているのですが、Omanは売り切れていて、現在は残る2種類のみとのこと。

「どっちにする?」という女将さんの問いかけに悩んでいると、「どうせ両方飲むんでしょう? 最初から両方を注いどいてあげるね」と、その両方をミストスタイル(小さい氷たっぷりのロック)で注いでくれます。

 つまみには自家製のクリームチーズの味噌漬け。1日だけ漬け込むんだそうです。チーズが酒に合い、味噌が酒に合う。その両者の融合は、これまたいい酒の肴ですねぇ。

 スキンヘッドの常連さんが「カレースープにご飯も入れてや」と注文したのをきっかけに、私もそのカレースープを注文。これもこの店の人気メニューのひとつで、カレールウの部分だけを小鉢に入れて出してくれます。スキンヘッドの常連さんのように、ご飯も入れてもらうと、カレーライスとして楽しめます。

 午後11時過ぎまで、たっぷりと4時間くつろいで、お勘定は5,500円でした。どうもごちそうさま。

 「有象無象」を出て堺川を渡り、屋台の「一二三(いちにさん)」へ。焼酎(いいちこ)の水割り(400円)をもらって、おでん(玉子、厚揚げ、牛すじ、各100円)をつついていると、店を片付け終えた「有象無象」の女将さんと、スキンヘッドの常連さんが「よっ!」と「一二三」にやってきました。

 「有象無象」の女将さんは、店が終わったあと、お客さんたちと屋台で飲むことも多いようで、屋台で飲んでいるとよくお会いするのです。いつも楽しそうに大笑いしながら飲んでるのが印象的な「有象無象」の女将さんなのでした。

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「有象無象」 / 枝付きの枝豆 / シシトウ天ぷら

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「白鴻」特別純米酒 / アジ南蛮漬け / カレースープ

店情報前回

《平成23(2011)年7月8日(金)の記録》

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呑兵衛好みのネギ焼き … お好み焼き「のぶ」(呉)

ネギ焼き


「ネギ焼きは、昔から呉で食べられていたお好み焼き。お酒のつまみにもちょうどいいのよ」

 そう話してくれながら、次々とネギ焼き(500円)を焼いていく女将さん。どこかのスタンドから注文が入ったのか、鉄板の上には大量のネギ焼きが並んでいます。

 普通の(広島の)お好み焼きと同様に、まずは薄く丸くお好み焼きの生地を広げ、その上に鰹節の粉を振りかけます。普通のお好み焼きは、ここからキャベツやモヤシがてんこ盛りにのせらられるのですが、ネギ焼きの場合は、具はシンプルに刻んだネギのみ。しかも笊(ざる)にたっぷりと用意されている刻みネギを、手づかみで大量に盛り上げます。

 しばらく待って、刻んだネギの上に、少量のお好み焼き生地をかけて反転。裏側からも焼いて、また反転したら半分に折りたたんで、食べやすいようにひと口大に切り分けたらできあがり。見るからにおいしそうで、いい香りが漂います。

 ソースで食べてもいいのですが、おすすめはポン酢醤油。でも残念ながら今日はお腹いっぱい。実食は次の機会ですね。

 今日は、飲み仲間に紹介された酒場を探訪。ネタもよく、調理もうまくて、食べ物は言うことなしなのに、バイトの人が、いかにも「私はバイトです」という態度で、まったくやる気が感じられず、酒場ならではの凛(りん)とした雰囲気がガタ落ち。それほど広い店ではないので、店主ひとりで切り盛りしたほうが、店のコンセプトもしっかりするのになぁ。とても残念です。

 太田和彦さんが、よく「いい酒、いい人、いい肴」ということを提唱されていますが、飲み物と食べ物だけではなくて、「人」の要素も非常に重要なんですね。改めてそう思いました。

 で、2軒目の酒場として、ここ「のぶ」に来たような次第。

 呉には、お好み焼き屋やラーメン屋も数多くあって、その中には我われ呑兵衛でも楽しめそうな店もあるんじゃないかと思うのですが、今のところは、ここ「のぶ」くらいしか見つけられていません。

 「のぶ」の女将さんはスタンド出身。だから呑兵衛でも楽しめるお好み焼き屋になったんでしょうね。呉にはスタンド出身の女将さんがやっている小料理屋も多いのです。

 L字の鉄板カウンターに座ってチューハイ(400円)をもらうと、「牛肉と糸コンニャクの煮物、食べる?」と女将さん。メニューにない品が、1~2品、ちょっと用意されているのもうれしいところ。さっそく煮物もいただきます。

「これも食べてね」と出してくれたのはキュウリの薄切り。「うちの畑で取れたのよ」と女将さん。その鮮度抜群のキュウリ1本を、目の前で薄くスライスし、すりゴマをたっぷりとかけて、ポン酢醤油。ものすごく簡単な料理なのに、キュウリの香りが鮮烈で、いくらでも食べられます。

 大量のネギ焼き作りの見学を終えたところでお勘定。チューハイを都合3杯いただいて、1,700円でした。どうもごちそうさま。

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「のぶ」 / 牛肉と糸コンニャクの煮物 / キュウリの薄切り

店情報前回

《平成23(2011)年7月5日(火)の記録》

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〔くれ便り〕 ノンアルコールな外食三昧の週末

「ぼんぼん」チャンポン


「麺類が好きなので、横浜に単身赴任しているときには、朝からよく天玉そばを食べたりしてたんだけど、こっち(呉)に来たら、早朝から麺類が食べられるところが見当たらないんだよね~」

 つい先日、ひとりで「シロクマ」で飲んでいたときに、接客についてくれたミホさんにそんな話をしてみたところ、「ここはどうかなあ?」と教えてくれたのが、中通りにある喫茶「ぼんぼん」。

 朝の5時から営業していて、主力商品はモーニングサービス(500円)ながら、メニューにはチャンポン(650円)や鍋焼きうどん(650円)なども並んでいて、ミホさん自身も朝からチャンポンを食べたりするそうなのです。

「外観もレトロだけど、店内のテーブルも、昔のゲームができるテーブルがあったりしてレトロ。女性店主がひとりで切り盛りしてるんだけど、昼過ぎまでしか開いていないから気をつけてね。」

「なるほど。それはおもしろそう。今度行ってみることにします。」

 日曜日の今日、その喫茶「ぼんぼん」に、朝食を食べに出かけてみました。午前10時過ぎの店内は、それぞれ年配のひとり客が3人ほど。狭い店内には、テーブルは5卓くらいしかないので、すでに3卓くらいに人がいる状態です。でも一番奥のゲーム機のテーブルが空いていたので、そこに着席。初回の今日は、ミホさんおすすめのチャンポン(650円)をもらいます。

 カウンター内にある厨房でジャーッと野菜を炒めて作ってくれたチャンポンは、“長崎ちゃんぽん”とはちょっと違う感じで、どちらかというと関東の“タンメン”に近い感じかな。野菜炒めをトッピングした塩味の中華そば。

 こちらでチャンポンとして出される麺料理は、このタイプのものが多いのですが、関東でタンメンが人気あるのと同じように、こちらでもこのチャンポンは人気があります。私もこのスタイルのチャンポン、大好きです。

 ちなみに、昨日(土曜日)の昼食は、そば処「平原」のカレーそば(400円)。暑い中で、熱くてスパイシーなカレーそばを食べると、二日酔いもふっとぶのでした。

 「ぼんぼん」を出ていったん家(単身赴任社宅)に戻り、昼は昼とて喫茶「バンビ」で名物のカツカレー(ミニサラダ付き、680円)をいただきます。今日もまた熱くてスパイシーな方向ですね。

 単身赴任社宅の間取りは1K。部屋(1)と台所(K)の間に引き戸があって、エアコンは部屋の側にしかないので、猛暑の夏になるとできるだけ台所に立ちたくない。それで外食が増えているのでした。

 夜は、空席待ちが出るほど人気の中華料理屋「西苑(さいえん)」で五目チャーハンのMサイズ。普通サイズでも700円と安いのに、Mサイズだとなんと500円。Mサイズでも、ひとりで食べると満腹になるほどの量が出てきます。

 外食の時に、おかずの付いた料理を注文すると、そのおかずでついつい飲んでしまうのですが、昨日の昼食や、今日の3食のように、カレーそば、チャンポン、カツカレー、五目チャーハンと、それぞれ一皿完結のような食事にすると、飲まなくてもそれほどストレスは感じないですね。そんなわけで今日、日曜日は無事に休肝日となりました。

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「平原」カレーそば / 「バンビ」カツカレー / 「西苑」五目チャーハンM

《平成23(2011)年7月3日(日)の記録》

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プロが注いだ瓶ビール … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)など

プロが注いだ瓶ビール


 バーというと、ついカクテルやウイスキーに目が向きがちですが、バーテンダーは“飲み物のプロ”。ビールだって、シェリーだって、そしてたまにはコーヒーだって美味いのです。

 バー「アンカー」には生ビールはありません。置いているのは4種類の瓶ビール(各800円)のみ。そのうち3種類は、アメリカを代表するマイクロブルワリー「アンカー・ブルーイング」社のアンカー・スチームビール、アンカー・リバティエール、アンカー・ポーターです。店の名前が「アンカー」だから、このビールなんですね。残る1種類はギネス・スタウトです。

 生ビールは、常にサーバー(特にホースやパイプの内部)をきっちりと洗浄しておかないといけないし、生樽そのものの回転もよくなければおいしくない。その両方がそろっていないのであれば、ひとり1本ずつ注ぎ切りの瓶ビールにしたほうが、よほど美味しいビールを飲むことができるのです。

 それにしても、「アンカー」のオーナー・バーテンダーである森貞さんの注ぎかたの上手なこと! 何度注いでもピシッときれいできめ細かい均質な泡が立ちます。

 スチームビールとリバティエールの2本をいただいた後は、マッカラン18年をロックでもらいます。このマッカラン18年が、この店では2番目に高いウイスキーで1,300円。山崎12年や余市12年、ボウモア15年などがそれぞれ1,000円なので、その差はわずか。

「せっかくバーに来たのなら、できるだけ普段飲まないような美味しいお酒を飲んでもらいたくて」と森貞さん。

 ちなみに一番安いウイスキーは、シングルモルトではアラン、バーボンではブラントン、メーカーズマーク、オールド・グランダットなどで各800円。一番高いのは、メニュー上はトマーチン18年の1,400円ながら、バックバーに並んでいるウイスキーの中にはもっと高そうなものもあります。

 最後はアードベッグ10年(900円)のロックでビシッと締めて終了。

 つまみには、炒りたて生アーモンド(600円)やカマンベールフランベ(1,200円)、ホットチリオリーブ(300円)などをいただきました。どうもごちそうさま。

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炒りたて生アーモンド / カマンベールフランベ / 3種のアンカービール

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ホットチリオリーブ / マッカラン18年 / アードベッグ10年

・バー「アンカー」の店情報前回


 2軒目は屋台の「一二三」にまわって、焼酎(いいちこ)の水割り(400円)杯に、おでん(各100円)の厚揚げ、牛すじ、糸こんにゃく。焼酎水割りをおかわりしてメザシ(9尾450円)。最後に半ラーメン(500円)をいただいて、お勘定は2,050円でした。やぁ、おいしかった。

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「一二三」 / おでん / 半ラーメン

・「一二三」の店情報前回

《平成23(2011)年7月2日(土)の記録》

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中華で楽しく飲むには … 広東料理「楽園(らくえん)」(石川町)

アイナメの清蒸魚


 横浜中華街に何人かのグループで飲みに行くとなると、一般的には「人数分をコースで予約して」と考えてしまいがちですが、濱の酒場通・IIさんや、GAさんたちと何度か飲みに来ているうちに、そうではないことがわかってきました。

 中華街になれた人たちは、コースではなく、自分たちが食べたい単品をいくつか注文しています。単品を注文する目安は、ほぼその時の人数分。3人で行けば3皿、5人で行けば5皿、といった具合です。

 今日は7人で横浜中華街の「楽園」です。予約の時にお願いしたのは「7人で2階の個室座敷を使いたい」ということと、「活きた魚の蒸し物(清蒸魚、4~6,000円)を食べたい」ということの2点だけ。「あとは行ってから注文します」とお願いすると、「はいはい」と気持ちよく予約を受けてくれました。

 活きた魚の蒸し物や、中華風刺身といった要予約の品物は、この時点で注文しておく必要があります。人数に合わせて、そしてその季節に合わせて、いい魚を選んできてくれるのです。

 店に到着し、2階座敷席の円卓を囲み、まずは瓶ビール(中瓶520円)を何本かもらって乾杯し、料理はあらかじめお願いしている清蒸魚(大きなアイナメでした)の他に、前菜盛合せ(大3,800円)に、名物のセンマイのネギ・ショウガ和え(1,500円)と巻揚(1,570円)、さらには麻婆豆腐(1,050円)や八宝菜、五目炒飯(840円)をもらって、飲み物は紹興酒のボトル(2,300円)に切り替えます。

 7人で7品ながら、清蒸魚や前菜盛合せ(大)がボリュームたっぷりということもあって、「超」が付くほど満腹。そして飲むほうも、もう十分。これでお勘定は36,000円ほどと、ひとり当たり5千円ちょっと。ほぼ同額の居酒屋チェーン店の飲み放題付きコースと比べても、満足度は高いですよねぇ。

 ちなみに「楽園」にもコースメニューはもちろんあって、2~3人用の1湯4品(トウモロコシスープ、牛肉とピーマン細切り炒め、エビのチリソース、巻揚げ、酢豚)が9,450円、3~4人用の1湯4品(トウモロコシスープ、海鮮の炒め、牛肉とピーマン細切り炒め、エビのチリソース、巻揚げ、酢豚)は12,600円、5~6人用(前菜1湯5品)だと15,750円、6~8人用(前菜1湯5品)は18,900円などなど、といったラインナップ。

 この店の場合は、コースもそれほど高くないので、コースでの注文もありかもしれませんね。

 さらに、この店は「もつマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、税込み1,365円)にもご登場いただいた、もつの名店でもあります。今日いただいた、牛もつ(センマイ)のネギ・ショウガ和えの他にも、豚のコブクロの豆みそ炒め、牛もつ(ハチノス)の炒め、牛もつ(センマイ)の豆みそ炒め、牛もつ(ミノ)のネギ・ショウガ和え、トリ足の醤油煮込み、牛スジの煮込み、豚の胃袋(ガツ)炒め、豚のレバー炒め、牛モツの煮込みといった“中華もつ料理”の数々が、東京の“もつ焼き”/“もつ煮込み”とはまた違った味わいと食感(弾力感)を与えてくれます。おすすめですよ。

店情報前回

《平成23(2011)年6月27日(月)の記録》

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そしてここにも海の幸 … やきとん「たつや」(沼袋)

黒むつ串焼き


 黒むつの串焼きは1串200円。ここ「たつや」は、やきとん屋なのに、海の幸もあるのです。

 「たつや」の店主・たっつんさんは、野方「秋元屋」の出身。「秋元屋」も、首都圏各地の名酒場のいいところを、どんどん取り入れていっては、最終的に自分独自のスタイルにしてしまうという持ち球の多さが、人気の理由のひとつでもありますが、その「秋元屋」で扱っていないのが、実は魚介類なのです。

 「たつや」では、その魚介類も「本日のもつやすめ」という日替わりメニューに並んでいます。今日の海の幸は、黒むつ串焼き(200円)の他、かつおのたたき(350円)、西京漬け焼き(250円)、スルメイカげそ焼き(250円)といったところ。海の幸以外にも、谷中しょうが(250円)や、塩らっきょう(150円)、桜肉の玉子合へ(350円)、スパムチーズ串(200円)、みょうが串(120円)、甲州地鶏のせせり(120円)・ねぎま(120円)・手羽先(200円)などが並んでいて、「たつや」オリジナルの“もつカレー”(350円)などとともに、「秋元屋」の流れをくむ“やきとん”や“煮込み”各種をしっかりと下支えしています。

 今日は地元の酒友・にっきーさんと共に、阿佐ヶ谷「川名」での一次会を終えて、タクシーで、ここにやって来たのでした。

 JR中央線・阿佐ヶ谷駅近くの「川名」と、西武新宿線・沼袋駅近くの「たつや」は、公共交通機関で移動するにはちょっと不便な位置関係にあり、タクシーが一番効率的に移動できるのでした。料金は1,500円ほどです。

 日曜日ながら、午後7時半の店内はお客さんが多くて、店に入ってすぐのあたりだけが空いていて、我われ二人はそのあたりに座ります。

 店は店主・たっつんさんの他、バイトのアキちゃん、そして今日だけスペシャルお手伝いのちくちゃんの3人で切り盛り中。

 さっそく三冷(さんれい)黒ホッピー(380円)をもらって乾杯し、つまみには桜肉の玉子合へ(350円)や、レバみそ焼(100円)、かしら(100円)、ちれ(100円)、がつ(100円)などをいただきます。

 そして冒頭の黒むつ串焼き(200円)をいただいて、「最後にアサヒスタウト(小瓶、430円)を1本!」ともらったスタウト(黒ビール)が美味しくて、さらにもう1本。

 結局、夜10時半過ぎまで、3時間以上もゆっくりとして、お勘定は二人で6,200円(ひとり3,100円)ほどでした。遅くまでありがとうございました。ごちそうさま!

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三冷黒ホッピー / 酒類の冷蔵庫 / 桜肉の玉子合へ

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レバみそ / かしら、ちれ、がつ / アサヒスタウト

店情報前回

《平成23(2011)年6月26日(日)の記録》

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刺身もならぶ焼き鳥屋 … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

ぶり刺身


 日曜日の今日は、地元の酒友・にっきーさんと『よじかわ』(開店時刻の午後4時から「川名」で飲むこと)です。

 二人で奥の小上がりの1卓に陣取って、まずはスーパードライ(大瓶、504円)をもらって乾杯し、つまみには豚軟骨もつ煮込み(294円)に、ぶり刺(294円)、ほたてバター(294円)などをいただきます。

 呉で“鳥屋(とりや)”という総称で呼ばれる店々は、店名にも“鳥”の字が入っていて、基本的に焼き鳥屋なのに、店内には生簀(いけす)があって、活魚を食べることができるのが特徴です。

 ここ焼鳥割烹「川名」でも、生簀(いけす)こそないものの、カウンター上には、まるで寿司屋のようなガラス製の冷蔵ネタケースが鎮座し、今日の魚の数々がずらりと陳列されていて、新鮮な魚介類を食べることができるのです。

 しかも1品が294円(280円+税)と安い!

 呉の鳥屋で飲んでいて、いつも思うことが、ひとりで食べるには高いし、分量が多すぎるということ。たとえば夏場に人気のアジは1,200円前後で、冬場のハゲ(カワハギ)は2,000円前後。

 なぜこんなに高いかというと、なにしろ活魚なので、注文を受けてから生簀から1尾をすくい上げ、それを丸ごと造りにしていくからです。アジもハゲも、1尾まるごと分の刺身を、まだ身がピクピクするような状態で出してくれるのです。

 それに引き換え、ここ「川名」では活魚ではないものの、1尾まるごとではなくて、ひとりで食べるのにちょうどいい分量が1人前になっているので、ひとりでも注文しやすいのです。(とはいうものの、今日のぶり刺だって、1人前9切れ盛られて294円なので、決して少量とは言えませんが……。)

 呑兵衛はどちらかというと、『少量ずつ品数多く』というほうが好きなように思うので、ぜひともご考慮いただけるとありがたいです。>呉の“鳥屋”のみなさま

 ちなみに、「川名」の今日のホワイトボードに並ぶ品々は、スモークサーモン刺、ほたて刺、ぶり刺、ほっけみりん焼、ほたてバター、豚ロースみそ焼、豚トロみそ焼、くんせい卵、新玉ねぎサラダ、山芋納豆、枝豆納豆が、それぞれ294円。はたはや焼、鮭かま焼が各189円。野沢菜、わさびなす、しそ味大根、ほたて串、エリンギ串、鳥軟骨つくね串、皮にんにく串がそれぞれ168円、などなど。品数の多さと安さが「川名」ならではです。

 飲み物を生グレープフルーツサワーに切り換えて飲んでいると、店主(マスター)が、ぶりのかま焼きを出してくれました。ぶりは1尾しか仕入れていないので、ぶりかまは、左右両側の2個だけ。メニューには並べられないので、サービスで出してくれたんだそうです。ありがとうございます。この店では焼き物はすべて炭火焼きなので、焼き魚もうまいんですよね。

 カウンターで飲んでいた、ろっしさんも、しばし小上がり席に合流してくれました。

 6時半まで、2時間半ほどゆっくりして、今日のお勘定は二人で3,600円(ひとり1,800円)ほどでした。どうもごちそうさま。

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豚軟骨もつ煮込み / ほたてバター / ぶりかま焼

店情報前回

《平成23(2011)年6月26日(日)の記録》

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帰京してかしらポンズ … やきとん「弐ノ十(にのじゅう)」(都立家政)

かしらポンズ


 やきとん「弐ノ十」の、かしらポンズ(100円)。素焼きしたカシラ(豚の頭肉)に白ゴマと刻みネギをのせ、ポン酢醤油をかけた一品です。これは「弐ノ十」の新メニューなのかな?

 今日は午前中は会社のスポーツイベントに出かけ、昼過ぎに「森田食堂」へ。どの時間帯にやって来ても、飲んでるお客さんがいるのがうれしいですねぇ。私もスーパードライの大瓶(510円)を景気よくスパンッと抜いてもらって、つまみには茹でエビをもらいます。

 いつもは大忙しの昼どきながら、土曜日の今日は比較的静かなんですね。おかみさんと談笑しつつ、茹でエビが終わりに近づいてきたところで親子丼(500円)を注文します。

 ほとんど待つこともなく出される親子丼は、鶏肉と刻みネギと、たっぷりの玉ネギが入ったものを、玉子1個で閉じたもの。みそ汁と、小皿のタクアンが添えられます。

 「森田食堂」を出て、呉駅から広島で新幹線に乗り換えて東京へ。

 東京に到着するなり、都立家政のやきとん「弐ノ十」に入って、3冷白ホッピー(380円)に、レバとテッポウを1本ずつ(各100円)、みそ焼きでいただいたあと、かしらポンズをもらったのでした。

 呉には豚のもつ焼きが食べられる店はないので、東京に帰ってくると、もつ焼きとホッピーが楽しみのひとつなのです。

 最後に、「弐ノ十」にくるといつも注文している豆腐煮(200円)をもらって、1時間弱の滞在は880円でした。

 その後、「ペルル」、「満月」とハシゴして、自宅にたどり着いたのは午前1時ごろでした。

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「弐ノ十」のレバみそ / テッポウみそ / 豆腐煮

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「森田食堂」の親子丼 / 「ペルル」でハイボール / 「満月」の玉子トジ

・「弐ノ十」の店情報前回

《平成23(2011)年6月25日(土)の記録》

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広島湾の小イワシ解禁 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

小イワシ刺身


 広島の名物・小イワシ。年中食べられるような印象がありますが、実は広島湾内でとれる地物の小イワシの船びき網漁が解禁になるのは、毎年6月10日から翌年の2月末まで。しかも小イワシの刺身などとして食べられる大きさのものは、8月までの2ヶ月ほどの間にしかとれない貴重なものらしいのです。

「地物の小イワシが入っとるよ」

 解禁日の6月10日に女将さんから電話をいただいていたのに、なんやかんやでなかなか来ることができず、1週間後の今日、やっと来ることができました。

 今日は17日ながら、「魚菜や」の“トークの日”でもあります。本来は、19日に開催されるので、“19”をもじって“トークの日”となったものですが、今月は19日が定休日なので、前倒して今日になったような次第です。

 “トークの日”には、まず一連の“トークの日”スペシャルメニューを出してくれるので、それをいただきつつビールを飲んだり、日本酒を飲んだり、焼酎を飲んだり。スペシャルメニューの後は、好きなものをどんどん注文することができるのですが、私自身、けっして大食いなほうではないので、毎回、このスペシャルメニューだけでもう十分なくらいになってしまい、他には1~2品、いただく程度です。

 今日の追加料理は、もちろん地物の小イワシの刺身ですね。旬のものなので、スペシャルメニューの中でも小イワシ刺身を出してくれていたのですが、それをアンコールした形です。

 小イワシの正式名称はカタクチイワシ。成魚でも体長が10センチくらいなので、小イワシと呼ばれています。広島湾でとれるカタクチイワシは、その大部分がイリコとして乾燥加工されるんだそうです。(ちなみに小さいもの(稚魚)はチリメンになります。)

 イリコにするには大きすぎるカタクチイワシが、そのまま食べるために小イワシとして出荷されます。これを我われが刺身にしたり、天ぷらにしたりしていただくのです。

 小イワシを刺身で食べるという習慣は、もともと広島独特の食文化だったんだそうです。

 刺身といっても、なにしろ体長10センチくらいしかない魚ですから、頭と内臓を取って、指やスプーン、竹べらなどで中骨の両側の身を分けるとできあがり。半身分がが刺身のひと切れ分です。

 キラキラと輝く小イワシの半身を、数切れまとめて箸にとって、ショウガ醤油でいただくと、口の中には小イワシの濃厚なうまみが広がります。

 そこへクイッと呉の地酒。これがまたよく合うのです。

 東京で飲んでいるときは、「千福」をはじめとする呉の日本酒は、なんだか物足りないというか、ちょっとやわらか過ぎる感じがしていたのです。ところが、こっちに来て、呉の魚をいただきながら飲んでみると、ちっともそんな感じがしない。魚の濃厚な旨みと、呉のお酒のゆる~い感じとがものすごくいいバランスです。

 今日もまた、この魚があって、このお酒が作られたんだ、ということを再認識しながら、店をあとにしたのでした。(“トークの日”なので、お勘定は3千円均一です。)

 6月中旬~8月中旬以外の時期でも、小イワシを食べることができますが、それは広島湾以外でとれたもの。ぜひこの時期の地物の小イワシを食べてみてください。きっとその美しさと、そのうまさに驚くと思いますよ!

 今宵は「魚菜や」を出て、屋台の「一二三」でメザシ(450円)をつまみに一杯呑んで、中華そば(500円)で〆。

・「魚菜や」の店情報前回

《平成23(2011)年6月17日(金)の記録》

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