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広島お好み焼きの元祖 … お好み焼き「のぶ」(呉)

ネギ焼き(焼き始め)


 広島から、酒場好きのオオカワさんが呉に来られて、まずはオオカワさんがご夫妻でよく訪れるという「鳥晃」で乾杯し、鳥皮みそ煮や、オバイケをつつきながら、このところの酒場めぐりの状況を伺います。

 2時間ほど(お勘定は二人で3,700円)で「鳥晃」を出て、2軒目は“お好み焼き酒場”といった風情の「のぶ」に入ります。

 店内は8人ほど座れるL字の鉄板カウンターに、小上がりの4人掛け座卓が2卓。鉄板カウンターと書いたのは、L字のカウンター全体が、L字の鉄板になっているからです。この空間を五島(長崎県)出身の店主姉妹が切り盛りします。

 実際にものを焼いたりするのは、この広い鉄板の一部分だけで、あとの部分はその余熱でじんわりと温かい。できあがったお好み焼きや焼きそばなどは、お客の目の前のじんわりと温かい部分にスライドして出してくれるのです。

 私はチューハイ(400円)、オオカワさんは芋焼酎のロックをもらって、焼いてもらうのは、前回、見るだけで実食しなかったネギ焼き(500円)と、これまた初食となるトロロ焼き(700円)を焼いてもらいます。

 丸く薄く広げたお好み焼きの生地(きじ)の上に、鰹節の粉を振りかけ、その上に刻んだネギを『これでもかっ!』というほどこんもりと盛り上げて、さらにその上から少量のお好み焼き生地を少量かけて反転。裏側(刻みネギたっぷりの側)も焼いて、しばらくしたらまた反転。半分に折りたたんで半月状にし、食べやすいようにヘラでひと口大に切りめを入れて、目の前にスッとスライドして出してくれるものに、好みで醤油かポン酢醤油、あるいはソースをかけていただきます。

 お好み焼きの生地はほんの少量で、ほとんどはネギというこのお好み焼き。ボリュームもそれほど大きくないので、呑兵衛にはぴったりのつまみになります。

 もともとはこのネギ焼きが、広島風お好み焼きの原点なんだとか。ここにキャベツが加わり、モヤシも加わり、豚肉も加わり、玉子も加わり、そしてそばまで加わって、現在の多層盛りの広島風お好み焼きになっていったそうです。

 だから、ここ「のぶ」でも、ネギ焼きを注文しておいて、「玉子も入れてね」とか、「豚肉も足してください」といったオプションの注文ももちろんOK。こうやって、自分の好みのものをどんどん足していけるから“お好み焼き”なんですって!

 いっぽう、トロロ焼きは、注文を受けてから山芋をすりおろし、刻みネギを混ぜ、鉄板の上にジャーッと広げて焼き始めます。

 しばらく焼いたところで、中へ中へと丸めこむようにまとめながらひっくり返すと、おいしそうに焼き色のついた、ぶあついトロロのお好み焼きができてきます。これで完成かと思いきや、さらにこの上にチーズをのせて、蓋をかぶせて蒸し焼きに。しばらくして蓋を取ると、トッピングのチーズがおいしそうにとろけています。ここに削り節をたっぷりとかけてできあがり。とろとろフワフワ熱々の食感がいいではありませんか!

 ネギ焼きとトロロ焼きをつまみに、それぞれ2杯目のチューハイ、焼酎ロックを飲んでいると、目の前では他のお客さん用のイカが焼かれ始めます。小さなイカがコロコロとた~くさん。火が通ってきたところで、1ハイ、1ハイのイカを、ヘラでトンッと半分に切ると、その胴の中には卵がたっぷり!

「うわぁ、おいしそう! こっちもイカをお願いします!」

 と思わずこちらも注文です。

 2時間ほどの滞在。それぞれ3杯ずつのチューハイ、酎ロックをいただいて、お勘定は二人で5,500円(ひとりあたり2,750円)でした。

 「のぶ」を出た時点で午後10時半。最後(3軒目)は新しいバー「岩崎」へ。私は桃とワインのカクテル、オオカワさんはロングアイランド・アイスティー。

 ひとりで切り盛りされているオーナー・バーテンダーの岩崎さんは、バー「アンカー」のオーナー・バーテンダーの森貞さん同様、老舗バー「ナポレオン」の出身。森貞さんのほうが先輩なんだそうです。

 2杯目は私はスティンガー、オオカワさんはジンリッキーをもらって、1時間ほど楽しんで、お勘定はふたりで5,400円(ひとりあたり2,700円)でした。どうもごちそうさま。

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ネギ焼きは裏も焼き / 再び返して焼き上がり / 二つに折って切り分けたら完成

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トロロ焼きは、まずトロロを鉄板に広げ / 丸くまとめて / チーズをのせる

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蓋をして蒸し焼きし / 削り節をのせてトロロ焼きの完成 / 卵たっぷりのイカ焼き

店情報前回

《平成23(2011)年8月11日(木)の記録》

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 月曜日ながら今日は“敬老の日”で祝日。昨日(三連休の中日)を休肝日にしたので、今日は飲みに行こうとやってきたのは、お好み焼きの「のぶ」です。ここは日曜定休だけど、祝日は普段どおりに営業しています。  祝日ながら、午後6時の店内にはすでにお客さんが多くて、8人掛けのL字カウンターは、いちばん奥に男性二人連れ、ひとつ空けて男女二人連れ、またひとつ空けて女性一人客と入っていて、一番手前の2席が空いてい... [続きを読む]

受信: 2011.11.19 13:12

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