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すべてが呑ん兵衛好み … 料理・酒「おがわ」(浦和)

料理・酒「おがわ」の坪庭


 CS放送・旅チャンネルで、長年にわたって太田和彦さんの「居酒屋紀行シリーズ」を制作してこられた小川洋一さんが、全国の酒場を巡った経験を生かして、ご自身の居酒屋を開業されました。

 店の名前は、料理・酒「おがわ」。店のロゴデザインは、太田和彦さんが手がけられ、コンセプトは「ゆっくり酒と料理を楽しめる店」です。住宅街にあるご自宅を改装されたお店なので、大衆酒場というよりは、美味しい肴をつまみながら、ちょっとおしゃれに日本酒や焼酎が楽しめる静かな料理屋さんといったスタンス。小川の流れる坪庭はあるし、目の前は大きな公園(常盤公園)だしということで、本当にゆったりとした感じです。

 入口から左に折れこんで入っていく店内は、L字カウンター8席に、4人用テーブルが2卓、L字短辺の背後には4人用の小ぢんまりとした小上り席もあって、その奥が坪庭になっています。この空間を店主・小川さんと、料理を手伝う若い男性(板前さん)の二人で切り盛りされるようです。お忙しい時は奥様も手伝われるのでしょうか。

 そんな「おがわ」に、開店日の今日(2011年12月3日)、「古典酒場」の倉嶋編集長、日本酒大好きなアヤパンマンさんと3人で予約して出かけました。

 店内が狭いこともあって、予約できるのは4人まで。それ以上の人数で行きたい場合には、通常営業以外の時間帯であれば大丈夫だそうです。

 テーブル席に座り、乾杯のビールはサッポロラガービール(赤星)大瓶(650円)をもらいます。「おがわ」ではあえて生ビールサーバーはおかず、そのかわり瓶ビールがサッポロラガーと黒ラベル、エビス、キリン一番搾りから選べます。

 お通しは6種類ほどある大皿料理から1品を選ぶ仕組み。単品だと、それぞれ350~480円ですが、お通しとしてもらう場合は250円。今日の大皿料理は、自家製おから(480円)、自家製肉じゃが(480円)、自家製ポテトサラダ(350円)、じゃこピーマン(350円)、蓮根のきんぴら(350円)、春菊とお揚げのお浸し(350円)です。

「今日は、牛肉とトマトのビール煮(500円)も選べますよ」ということで、3人でおから、ポテトサラダ、そしてビール煮を選びます。

 小川さんが開いた店だけあって、地酒もずらりと26種類。1合が460~900円で、5尺ならば半額。すべてのお酒が燗づけ可能というところも素晴らしいではありませんか。

 浦和(埼玉県)のお店らしく、埼玉の地酒も多いので、まずはその埼玉の「花陽浴(はなあび) 無濾過生原酒 おりがらみ」(800円)をいただいてから、樽がデンと置かれている「旭正宗」(埼玉)の燗酒へと進み、あとはもう燗酒、燗酒、燗酒。飛ぶような勢いで徳利が空になっていくのが怖ろしいなぁ。

 呑兵衛好みのする珍味も、八丈島のクサヤチーズ(600円)、琵琶湖の鮒ずし(300円)、自家製塩辛(300円)、茗荷ととびっこの和え物(380円)、宇都宮「庄助」のゆず味噌(400円)、白浜のウツボの一夜干し(500円)、会津若松のニシンの山椒漬け(500円)、宇和島のからすみ(600円)といった品ぞろえ。引かれるでしょう! 八丈島のクサヤチーズをもらいます。

 クサヤが酒に合い、チーズが酒に合い、それらが合体した味がこれまた間違いなく酒に合う! クサヤチーズのひと切れを皿に取り、チビチビとなめるように齧りながら燗酒をいただきます。

 魚介類は、マグロは築地から、その他は船橋・足立から仕入れるそうで、今日の刺身はスズキ洗い(800円)、イナダ(700円)、アジたたき(600円)、ホーボウ(700円)、カマス酢締め(600円)にアオリイカ(700円)。これらも含めて、すべての料理メニューが3桁(千円未満)におさまっているのもいいですねぇ。

 スズキの洗いと、倉嶋編集長が大好物だというアオリイカ、そして小川さんおすすめのサバの粕漬け焼き(600円)をいただきます。

 たっぷりと「旭正宗」の樽酒燗をいただいたところで、最後のトドメが、やはり埼玉の「神亀 ひやおろし」(860円)。冷酒でキュッといただくと、あまりののど越しの良さに、もはや酔ったことにすら気づかないくらいの心地よさで泥酔モードへ。

 これでお勘定がひとり当たり4千円ほどというんだから安いではありませんか。

 今日は埼玉の地酒ばかり飲んでたので、残念ながら飲めませんでしたが、小川さんが開店前から言っていた「本格焼酎の炭酸割り」も、この店では正規メニューとして載っています。味と香りのいい本格焼酎のハイボール。ぜひ試してみたいですね。次回の宿題です。

111203a 111203b 111203c
お通し3種 / クサヤチーズ / 生野菜(ラディッシュ・日野菜蕪・からし菜)

111203d 111203e 111203f
「旭正宗」樽酒 / スズキ洗い / アオリイカ

111203g 111203h 111203i
サバ粕漬け焼き / 「神亀」ひやおろし / 小川が流れる坪庭

店情報

《平成23(2011)年12月3日(土)の記録》

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コメント

おー!
勉強になるメニューだな~。
定番のお惣菜から鯖の粕漬けかぁ。
お酒に合うものはご飯にも合う。
飲み屋メニューは生活のヒントだわ~。
小川さんは元気そうでした!?

投稿: ここちき | 2012.01.18 09:46

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