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2013年1月

都橋商店街の人気酒場 … バー「野毛ハイボール(のげ-)」(桜木町)

ハイボール


 横浜・野毛(のげ)での3軒目は、「ホッピー仙人」と同じく、都橋(みやこばし)商店街の2階にあるバー、「野毛ハイボール」です。

 一昨年(2011年)の12月に開店したこの店は、まだ創業以来1年ちょっとという若い店ながら、先日放送された「出没!アド街ック天国」の野毛の回でも、いきなり第25位にランクイン。その人気のほどを示しました。

 この店のハイボール(700円)の大きな特徴は、氷を入れない神戸スタイルであること。銀座の「ロックフィッシュ」や「銀座サンボア」などと同じスタイルです。

 冷凍庫で冷やしたウイスキーを、これまた冷凍庫で冷やした店名入りの専用グラスに注ぎ、キンと冷やした炭酸水を入れて、レモンピールで香りを付ければできあがり。

 氷が溶けて薄まらないので、ずっと同じアルコール度数で楽しめるのがいいですね。

 店主自らが酒好き、酒場好きの人が開いた店は、人気店になる確率が高いと思います。

 ここ「野毛ハイボール」の店主・ハルさんこと佐野晴彦さんもそうです。銀座「ロックフィッシュ」のハイボールの味に惚れて通い、この店を開いたのでした。

 「ホッピー仙人」(アド街・第8位)の店主・仙人こと熊切憲司さんもホッピー好き、酒場好き。同じ都橋商店街の1階にある、生ビールの店、「ヌビチノ」(アド街・第19位)の店主・加治正慶さんも元々ビール好き、酒場好きだし、日本地ビール協会の会員でもあります。

 こういう面々がやってる人気酒場がそろっているのが、都橋商店街のすばらしいところなのです。残念ながら、今日はもう「ヌビチノ」は閉まっている(21:30LO)ので行けませんが、野毛に来るたびにハシゴしたい店が増えてしまって、うれしい悲鳴です。

 ちなみに件(くだん)の「出没!アド街ック天国」で第1位に輝いたのは、なんとここ、都橋商店街でした。

 さっくりと40分ほど楽しんで、今夜のお勘定はハイボール1杯で700円。どうもごちそうさま!

店情報前回

《平成25(2013)年1月16日(水)の記録》

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魅惑の空間に棲む仙人 … 「ホッピー仙人(-せんにん)」(桜木町)

サーバーの黒


 私が知る限り、日本で唯一のホッピーバー。それが横浜・野毛の都橋(みやこばし)商店街2階にある「ホッピー仙人」です。

「今日はサーバーの白・黒、瓶の白・黒、全部そろってます。」

 店に入ると、仙人こと、店主の熊切憲司さんが、今日のラインナップを教えてくれます。

 サーバーは樽ホッピー、瓶は瓶入りのホッピーで、白は通常のホッピー、黒は黒ホッピーのことを指していて、すべて500円。

 ホッピーを冷やし、ジョッキを冷やし、そして焼酎を冷やしと、その3つをキンキンに冷やして出すことから、仙人はこのホッピーのことを『サンキン』と呼んでいます。

 冷蔵庫の中の温度に応じて、ジョッキや焼酎、瓶ホッピーを置く場所を決めていたり、サーバーの樽ホッピーには20度の焼酎を使って、より軽やかさをアピールし、瓶ホッピーには25度の焼酎を使って、ガツンとした鮮烈さが感じられるようしていたりと、ホッピー専門店ならではのこだわりがすばらしい。

 これら4種の基本のホッピーに加えて、焼酎の代わりにジンやウォッカ、ラム、泡盛などで作ったホッピーが飲めたり、『ぬくっピ』という温かいほっぴがあったり、さらにはジョッキの下部は白ホッピー、上部は黒ホッピーと、同じジョッキの中でホッピーが2層に分かれた『リアルハーフホッピー』(700円)があったりと、遊び心もたっぷりです。

「今回、はじめて業界紙に載ったんですよ」

 と言いながら、『日本外食新聞』を見せてくれる仙人。テレビや雑誌では何度も何度も紹介されている「ホッピー仙人」ながら、業界紙に出るのが初めてとは!

 それにしても、『日本外食新聞』なんて業界紙があるんですね。それにもびっくりです。

    『ホッピーと店主とお客さん
     この3つが織りなす
     魅惑の空間に棲む「仙人」』

 記事には、そんなキャッチコピーが付けられています。

 私にとっても、まさに魅惑の空間で、野毛に出かけると必ず立ち寄って、ホッピーを1~2杯いただくのが楽しみなのでした。

店情報前回

《平成25(2013)年1月16日(水)の記録》

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横浜でうれしいことは … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)

たら豆腐


 3年ぶり2度目の横浜勤務が決まって、うれしく思ったことのひとつが、『これでまた武蔵屋に通えるようになるな』ということ。

 昭和21(1946)年創業。今年で創業67年となる老舗酒場に、私が最初にやってきたのは平成12(2000)年10月のこと。(→そのときの記録

 当時は「武蔵屋」に関する情報はほとんどなくて、その酒場の存在を太田和彦さんの著書、「居酒屋の流儀」(のちに「超・居酒屋入門」として加筆・文庫化)で知っていた程度。

 『横浜野毛、山手(やまのて)の住宅地にぽつりと立つ古い一軒の仕舞屋(しもたや)は看板もなくおよそ居酒屋とはわからないが、5時から9時までの短い営業時間に、中高年の常連客がやってくる。その「武蔵屋」を通称「三杯屋」と言うのはここは酒はコップ3杯までと決まっているからだ。ビールは何本でもよいけれど、酒を終えてからの注文は御法度だ。ここには肴の品書きはなく、客の飲む様子をみて、おから、玉葱酢のもの、納豆、御新香、鱈(たら)豆腐がぽつりぽつりと出てくる』というのがその内容。

 14年前の秋、住所表記だけを頼りにここまでやってきて、看板も何もない、見た目だけでは酒場とはわからない入口の引き戸を、おそるおそる開けたのが始まりでした。

 それ以来、今も変わることなく出される料理は季節を問わず、定番の5品。1杯目のお酒で、おから、玉ねぎ酢漬け、たら豆腐が出され、2杯目で納豆が、そして3杯目でお新香が出されて、これで終了となります。

 変わったのはお酒の注ぎ手くらいでしょうか。最初に来たころは、お酒を注ぐのは必ずおばちゃん(女将)と決まっていて、アルバイトのみなさんには手が出せない聖域でした。

 通い始めて3年くらいたったころ、当時のアルバイトの中では、もっともベテラン(といっても大学生)だったアミちゃんが、お酒を注ぐのを手伝うようになり、徐々に1~2杯目はベテランのアルバイトが注ぎ、最後の3杯目だけをおばちゃん自らが注いでくれるという流れが定着してきました。

 そして現在は、3杯ともすべてベテランのアルバイト・佐藤一希さん(大学生)が、ツツゥ~ッと土瓶を持ち上げながら上手に注いでくれるのです。

 昨年の3月に、女優・五大路子さんがここ「武蔵屋」のことを舞台で演じたときにも、佐藤一希さんは、そのまま『佐藤一希』役として、土瓶を持って出演されたというんだから、すばらしいではありませんか。

 今日も3杯のお酒と、5品の料理+おばちゃんから『きぬかつぎ』をいただいて、1時間ほどの滞在。お勘定は2,200円でした。

 この酒場にくると、『横浜に帰ってきたなあ』という実感がわきます。またできるだけ数多く通いたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。今夜もごちそうさま!

店情報前回

《平成25(2013)年1月16日(水)の記録》

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〔コラム〕 「北島亭」のトリュフのパイ包み焼き

トリュフのパイ包み焼き


 4年ぶりの「北島亭」で、4年前と同じく、この季節ならではの『トリュフのパイ包み焼き』をいただきます。ごろりと大きなトリュフを大きめにカットして、フォアグラをはさみ、パイ生地に包んで焼き上げたもの。

 あくまでもトリュフが主で、それにうまみを加えるためにフォアグラが入っている、といった感じでしょうか。

 トリュフの仕入れ値で値段が変動するそうですが、今日は1人前が2万円。それでも、ほぼトリュフの原価程度なんだそうです。

 熱々のパイにナイフを入れて、サクッと割った瞬間に立ち上るトリュフの香りがたまりません。お行儀悪くも、できるだけパイの近くまで鼻をよせておいて、深く息を吸い込みながらナイフを入れるのでした。

 トリュフはキノコの一種ながらも、コリッと硬い食感を持った固形物。

 このコリッとした食感をお伝えするのが難しいのですが、しっとりとしていないマカダミアナッツといった感じ。しかも、噛んでも噛んでも、その分だけ砕けていくだけで、いつまでも最初の食感が続きます。

 そして噛み砕いていくたびに、鮮烈なトリュフの香りが、鼻の奥からスコーンと突き抜けてきます。

 香りは高いんだけど、うまみなどはほとんどないので、ここに脂分が多いフォアグラのうまみと甘みがいい感じで効いてきます。

 もちろん、この1品だけをいただいたわけではなくて、名物の『生ウニのコンソメゼリー寄せ』や『生カキのマリネ』からはじまって、前菜の最後に冒頭の『トリュフのパイ包み焼き』をいただいたあと、メインの1品目は、甘鯛(あまだい)の皮カリカリ焼き。

 焼いた肉がうまいと評判の「北島亭」ですが、実は焼いた魚もうまいのです。肉と同じく、火のとおり具合がちょうどよくて、表面はカリッと香ばしいのに、その内側の身の部分はふんわりとジューシーで、とろけるよう。

 もしかすると、北島シェフには、焼いている肉の内側や、魚の内側が見えているんじゃないかと、いつも思ってしまいます。

 そして肉のほうは、これまた今が季節の蝦夷鹿(えぞしか)のローストです。

 “超”がつくほど満腹になって、店を後にしたのでした。どうもごちそうさま。

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生ウニのコンソメゼリー寄せ / トリュフのパイ包み焼き / 甘鯛の皮カリカリ焼き

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蝦夷鹿のロースト / 蝦夷鹿のローストの断面 / 最後に出されるお菓子盛り合せ

店情報前回

《平成25(2013)年1月12日(土)の記録》

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すっぽん鍋をかこんで … 「まるます家(-や)」(赤羽)

すっぽん鍋


 古典酒場編集長の倉嶋さんが、呉からの『お帰りなさい会』を開いてくれて、今日は呑み仲間たちが、赤羽の「まるます家」に集合です。

 集まったメンバーは、「古典酒場」のブロガー座談会でご一緒させていただいている、「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本教授、「Y-TABEのレミング2」のワイタベさん、「やなちゃんの大阪一人酒の日々」のやなちゃん、「宇ち中」の宇ち中さん。そして、今日はお仕事の関係でいらっしゃることができなかった「酔わせて下町」のFさんの代わりに、読売オンラインで「酒都を歩く」を連載中の小坂剛記者がきてくださいました。

 さらに、編集長以外みな男というのはむさ苦しいだろうと、「やきや」のゆりちゃんと、「竹よし」の直ちゃんのお二人も来てくれました。

 まずは生ビールをもらって乾杯すると、

「すっぽん鍋だけお願いしているので、あとは好きなものを注文してください」

 と編集長。すっぽん鍋は、ここ「まるます家」の名物料理のひとつ。ひとり用の金属鍋で出される『一人前』は750円で、プラス200円で、残ったスープで雑炊を作ってくれます。

 2階の座敷席では、3~5人前で雑炊付きの大きなすっぽん鍋も注文することができて、これがひと鍋4,000円と、とってもお得。

 倉嶋編集長は、席の予約と同時に、この鍋も予約してくれていたのでした。

 3年前に、呉に転勤するときも、編集長がここ「まるます家」で送別会を開いてくれて、そのときも、ほぼ同じメンバーで、すっぽん鍋をつつきつつ別れを惜しんだことを思い出します。同じ場所で、同じ料理での『お帰りなさい会』というのが本当にうれしい!

 すっぽん鍋以外にも、たぬき豆腐(500円)や、げそ天(350円)などなどの、「まるます家」の名物料理をいただいて、飲み物はジャン酎、ジャン酎、ジャン酎。。。

 最後のすっぽん雑炊まで、ジャン酎モヒートのつまみになってしまうところが、さすがに呑ん兵衛ぞろいの会ですねえ。

 倉嶋編集長、ご参加いただいたみなさん、そして「まるます家」のみなさん、本当にありがとうございました。

 Fさんがいなかったからか、今宵は終始、話題が上品だったなあ(笑)。

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まるます家 / すっぽん鍋4,000円 / まぐろぶつ切り500円

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牛すじ煮込み450円 / ジャン酎950円 / カキフライ550円

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たぬき豆腐500円 / げそ天350円 / うなぎ肝串

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すっぽん雑炊 / お新香 / 倉嶋編集長のiPhone

店情報前回

《平成25(2013)年1月13日(日)の記録》

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手作りのハンバーグで … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

手作りのハンバーグで


 「竹よし」を出て、本日の2軒目は西武新宿線・鷺ノ宮駅のすぐ近くにある居酒屋「満月」です。

 このブログでは、いつも自宅にたどり着く前の最後の酒場としてご紹介することが多いので、深夜酒場的な印象を持っている方も多いかもしれませんが、実はごく普通の、夕方5時から開いている居酒屋で、しかも早い時間帯もまた人気が高いそうなのです。

 現在は、オヤジさんが店に立つことはあまりなくて、私がよく行く深夜の時間帯は息子のアキラ君が、もうちょっと前の夜の時間帯は女将さんが、そして夕方の早い時間帯は、私はお会いしたことがないのですが娘さん(アキラ君の妹さん)が切り盛りしているのだとか。これがまた、早い時間帯も人気がある理由なのかもね。

 すでに日付けが変わって、土曜日になっているのに、十数人入れる店内は7割り程度の入り。終電が近くなるにつれて、店内の客の地元比率が上がってくるんですね。

 「何にする?」と聞いてくれるアキラ君に、いつものように焼酎のトマト割り(300円)を注文して、つまみには、ずらりと並ぶ大皿料理の中でも、ひときわ高い存在感をはなっている『手作りハンバーグ』(400円)を選ぶと、ひとり分を取り分けて、電子レンジで温め直して出してくれます。

 この手作りハンバーグ。ハンバーグ本体もさることながら、うま味たっぷりの熱々ソースがこれまたいい。焼酎のトマト割りにもよく合いますが、あまりの美味しさに、ついガツガツと食べてしまって、あっという間に完食。

 あらら。これはつまみにならなかったですね。

 改めて、つまみにラッキョ(300円)を注文し、ガラスの器にコロコロコロッと入れてくれた、これまた自家製の、大ぶりのラッキョをつまみに、焼酎のトマト割りをチビチビといただきつつ、常連さんたちとの談笑タイム。

 この時間帯は、いつもおなじみの顔ぶれの常連客がそろっているので、久しぶりにやってきても、久しぶりの感じがしないんですよねえ。

 さっくりと軽めに1時間ほどの滞在。今日のお勘定は、ちょうど1,000円でした。ごちそうさま!

店情報前回

《平成25(2013)年1月11日(金)の記録》

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ノドクロがすばらしい … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

今日のノドクロ


 金曜日です。会社での仕事がちょっと長引いたこともあって、西武新宿線・都立家政駅に到着したのは午後9時過ぎ。

 新年のごあいさつも兼ねて、魚料理の「竹よし」ののれんをくぐると、7席分の直線カウンターに空席は1つだけ。背後にある二つのテーブル席は空いていますが、ここはやっぱりカウンター席ですよね。残った1席に入れてもらって、まずは赤星(サッポロラガービール中瓶、500円)をもらって、刺身の『小』盛り合せ(650円)を注文します。

 普通の刺身盛り合せ(1,000円)は、5種類ほどの刺身が、それぞれ2~3切れずつ盛り合わされますが、『小』盛り合せの場合はそれが3種類ほどになります。

 がっつりと刺身を食べたい場合は普通の盛り合せのほうがいいのですが、「お酒をメインにして、そのつまみとして刺身もつつきたい」という場合には『小』盛り合せくらいがちょうどいいよくて、よく注文するのでした。

「今日はいい魚が入ってるんだよ」

 そう言いながら、店主(マスター)がカウンターの上段に金属製のバットを置き、冷蔵庫の中に眠っている魚を見せてくれます。

 こうして自慢そうに魚を見せてくれるのは、相当いいものが入っているとき。ど~れどれ。

 おぉ~っ、すごいっ。これは日本海の高級魚、ノドクロ(アカムツ)ですね。それにしても、見るからに立派な逸品です。

 そして出してくれた『小』盛り合せには、そのノドクロが2切れと、マグロの頭の部分のトロ、そしてこれまた立派な〆サバに、ねっとりと舌にまとわりつくおいしさのアカイカという4種盛り。これはもう、新年ならではの大サービス品ですね。飲み物も日本酒(天狗舞)に切り換えます。

『さあて。次は何にしようかな』

 天狗舞で、刺身盛り合せのひとつひとつをおいしくいただきながらも、目はもう次の料理を探してメニューをなぞってしまいます。

 う~む。引かれるのはキンキの煮物(850円)か、真鯛カブトの酒蒸し(800円)。

 刺身でいただいたノドクロが日本海の高級魚なら、キンキは北海の高級魚、そして真鯛は瀬戸内です。ん~~。ちょっと悩んで、真鯛カブトの酒蒸しを注文します。

 真鯛そのものもさることながら、カブトのそれぞれの部位の食感や味わいの違いが、いろんなものをチビチビと食べたい呑ん兵衛心にピタリとマッチするのです。

 出された真鯛カブトの酒蒸しは、大きなカブトはもちろんのこと、添えられた野菜が多いのもいいですねえ。そして真鯛のカブトに合わせて注文したのは、菊正宗の燗酒です。

 他にもあれこれと日本酒をいただいて談笑した後、最後に、日曜日に店を手伝っているリエさんオススメの「鶴の友」をいただいて終了。(ちなみに今日、金曜日のお手伝いはチクちゃんです。)

 たっぷりと飲んで食べた今夜のお勘定は3,600円。やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。今年もよろしくお願いします。

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刺身『小』盛り合せ / 真鯛カブト酒蒸し / 最後に「鶴の友」

店情報前回

《平成25(2013)年1月11日(金)の記録》

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寒さの冬は、ひとり鍋 … 「養老乃瀧(ようろうのたき)新杉田店」(新杉田)

キムチ鍋で燗酒


 「養老乃瀧」は、みなさんもご存じのとおり、チェーン居酒屋の草分け的存在。

 昭和13(1938)年に長野県松本市で「富士食堂」として創業。昭和31(1956)年に、もっと大きな会社にすべく、30人ほどの社員を引き連れて首都圏に進出し、横浜に「養老乃瀧」1号店をオープンしました。

 当時の「養老乃瀧」は『酒も飲める大衆食堂』という営業形態で、酒とつまみはもちろん、カレーライスや牛丼、うどんなどの食事メニューもあり、しかも24時間営業ということもあって大繁盛。寝る暇もない忙しさだっだのだそうです。

 この状態が続くとやっていけないという判断から、ご飯ものをなくして営業を簡素化し、居酒屋という営業形態になったのでした。

 そんなわけで、チェーン店ながらも創業からは75年。「養老乃瀧」となってからでも57年という老舗居酒屋で、今宵の酒場浴とあいなりました。

 新杉田店は、入口を入ってすぐ右側に4人ほど座れるカウンター席がありますが、ひとり客はほぼ、入口左手にある大テーブル(8人掛け)に座ります。この大テーブルは、テーブル中央の目の高さに、テーブルを横切る梁(はり)が通っているので、向いあったカウンター席のような使い方ができるのです。テレビを見ることができるのも、このテーブル席の人気の理由のひとつなんでしょうね。

 お通し(221円)の煮しめとお絞りを出してくれるおねえさんに、燗酒(白鶴の大徳利、378円)とキムチ鍋(473円)を注文します。

 寒さの冬は、やっぱり鍋ものに燗酒ですよね。

 すぐに大徳利が出され、固形燃料の簡易コンロがセットされます。そしてフタができないほど具が盛られた、ひとり用の鉄鍋が置かれ、固形燃料に着火。徐々に火が通ってきて、クツクツと煮えていく様子を見ながら飲むもの、ひとり鍋の大きな楽しみです。

 大テーブルには現在、私も含めて6人の中年男性が座っていますが、全員がひとり客。しかもみなさん、ほぼ毎日のようにやってきている常連客らしく、店員の女性たちからも名前で呼ばれているのがいいですねえ。

 チェーン居酒屋と言いつつも、ここはFC加盟店なので、個人営業の居酒屋と同じようなもの。店員さんも長く働いているようです。

 おっ。そろそろキムチ鍋もできてきたかな。

 自分だけのペースで、誰に遠慮することもなく楽しめるのがひとり鍋のいいところ。

 熱々の具をハフハフと食べては燗酒をチビリ。汁を飲んでは燗酒をチビリ、とやっているうちに身体もすっかりあったまったので、養老酎ハイのジャンボに切り換えます。

 酎ハイやサワー類は、通常のサワーグラスで300円、ジョッキで出されるジャンボが420円、サワーグラスながら焼酎を増量したダブルも420円ながら、なんと今は全時間帯で半額セール中。つまりレギュラーは150円、ジャンボとダブルは210円なのです。

 それでこのテーブルのおじさんたちは、みんな酎ハイのジャンボを飲んでたんですね。

 最後にライス、玉子、三つ葉と、追加のダシがセットになった雑炊セット(210円)をもらって〆。1時間半ほどの滞在。お勘定は1,491円でした。どうもごちそうさま!

 チェーン居酒屋でも、老舗はいいねっ。

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「養老乃瀧」新杉田店 / お通しでチビチビと飲む / キムチ鍋が完成

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養老酎ハイ(ジャンボ) / 雑炊セットを鍋に投入して / 雑炊で〆る

店情報

《平成25(2013)年1月10日(木)の記録》

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店情報: 「養老乃瀧(ようろうのたき)新杉田店」(新杉田)

    養老乃瀧 新杉田店
  • 店名: 養老乃瀧 新杉田店
  • 電話: 045-771-1039
  • 住所: 235-0032 神奈川県横浜市磯子区新杉田町3-1 ステート新杉田1F
  • 営業: 16:00-24:00(休日は -23:00)、第1・3・5日休
  • 場所: JR根岸線・新杉田駅の改札(1箇所しかない)を出て、右前方の階段を下りて右(西口・山側)に出て、左(洋光台・大船方面)に道成り(ロータリー成り)に進むこと2~3分、左手。ビルの1階は飲食街になっていて、新杉田駅に近い側から「CoCo壱番屋」「大衆割烹 乃津」「養老乃瀧」「松屋」と並んでいる。
  • メモ: 公式サイトあり。新杉田店はカウンター席、テーブル席を合わせて全49席。
    〔この店の2大サービス〕ドリンクフルタイムサービス:★印の飲み物は200円、ジャンボは300円。ボトルスタンプサービス:ボトル10本につき1本をサービス提供。
    〔まず一品〕お通し1人221、枝豆(温・冷)294、冷奴273、きゅうり一本漬315、なす一本漬315、野沢菜270、ちょいたしキムチ294、スタミナきゅうり294、梅タタキきゅうり320、もろみそきゅうり320、山かけ(味付)420、月見390、納豆(玉子入り)290、納豆キムチ294、イカ納豆300、マグロ納豆336、たこわさび231、明太おろし273、いか塩辛273、だし巻き玉子336、海苔とチーズ250、トマトチップ294。
    〔サラダ〕大根サラダ(ドレッシングは青じそ・ゴマ・中華から選ぶ)378、エビと半熟卵のシーザーサラダ483、とうふサラダ380、ラーメンサラダ450、チョレギサラダ378。
    〔セットメニュー〕枝豆と冷奴294、鳥唐揚とポテト400。
    〔お刺身〕まぐろ赤身420・中トロ550・盛合せ520、かんぱち550、甘えび3本399、真たこ420、するめいか380、しめさば380、ねぎとろ390、徳用盛合せ2,128、五点盛合せ1,064、ABC盛合せ(中トロ+かんぱち+(たこ・いか・甘エビのうち1点))800、三点盛合せ525、店長お薦めの刺身はホワイトボードに。
    〔焼き物〕《鶏串》純和鶏大串1本168、鳥正肉147、つくね串147、皮串147、砂肝串147、ぼんじり串158、ヤゲン189、骨付手羽いかだ串1本220。《牛串》USサーロイン串200。《豚串》かしら串147、タン串147、ハツ串147、レバー串147、室蘭焼とん147、厚切ベーコン168、チーズの肉巻きピーマン189。《野菜串》ねぎ串126、ししとう串126。《盛合せ》徳用盛合せ13本2,015、アラカルト8本1,134、盛合せ5本588。 《焼き魚》大えび塩焼315、ほっけ609、さば塩焼420、ししゃも4本315、さんま開き300、いかのぽっぽ焼441、甘塩鮭カマ焼350、いかげそ焼280、いか一夜干し330。《その他焼物》北あかりのじゃがバター(塩辛添え)399、いなり焼330、えいひれ378。
    〔揚げ物〕《唐揚》ポテトフライ315、自家製厚揚330、揚出し豆腐315、揚げナス320、厚切りハムカツ336、なんこつ唐揚336、小えび唐揚378、川海老唐揚230、大盛鶏もも唐揚473、チーズ香り揚336、ジャンボさつま揚378、ニンニク揚310、小いわし唐揚294、あじのつみれ揚336、ごぼうスティック揚294、すき焼コロッケ378、カレイ唐揚470、カキフライ504。 《鉄板焼》コーンバター294、焼き餃子378、あらびきウインナー441、大和芋とろろ焼380、もちチーズ焼き441、なすチーズ焼420、ジャーマンポテト400、北あかりのチーズ焼336、特製ミックスピザ600。 《フライ》串カツ1本180、えびフライ1本378、チキン串カツ2本350、あじフライ294、いわしフライ2枚340、いかフライ340、メンチカツ240。 《天ぷら》いかげそ磯部揚273、えび天盛り336、ちくわ磯部揚189、大和芋の磯部揚330、穴子の天ぷら420、いわしの天ぷら340、いかの天ぷら340。
    〔調理逸品〕レバーニラ炒め399、玉子と豚肉のキムチ炒め399、ほうれん草ベーコン294、茹で小海老378、牛すじ煮込504、帆立のカルパッチョ441、いかの生姜炒め400、豚肉となすの生姜炒め390、ソーセージ辛党390、あさりの酒蒸480、カリカリお揚の大根おろし添え210、赤ウインナー焼273、ネギたっぷりたこ焼き336、葱とたこのチヂミ420、親子とじ380、ニラ玉子とじ330、豚カツ煮400、むきあさり玉子とじ350、厚切りベーコンエッグ450、肉じゃが360、The純和鶏683、USサーロインステーキ609、小いわし南蛮漬294、大盛もやし炒め378、じゃが海老饅頭473、豚肉と白菜の味わい鍋504、おでん504。
    〔お食事〕焼きそば420、塩焼きそば399、あんかけ焼きそば550、海老入り焼ビーフン441、焼うどん(チーズ入)420、海苔茶漬け325、さけ茶漬け336、うめ茶漬け336、明太茶漬け336、おにぎり2個336(鮭・梅・明太、組合せ自由、味噌汁付)、焼きおにぎり2個336(醤油味・味噌味、組合せ自由、味噌汁付)、中華ちまき336、あさり丼450、親子丼480、カツ丼500、ねぎとろ丼550、ねぎとろ山芋丼580、キムチチャーハン420、ライス189、味噌汁53、玉子53。〔デザート〕バニラアイス294、アイスブリュレ294、白玉黒蜜きなこアイス273、揚かりんとう饅頭294。
    〔鍋もの(冬季)〕まるころホルモン鍋683、キムチ鍋504、牛すきやき鍋(玉子付き)609、かき鍋546、湯豆腐378、追加用ホルモン315、追加用ホルモン鍋野菜(キャベツ、ニラ、ごぼう)263、追加用鍋野菜(白菜、春菊、ねぎ、人参、マロニー、豆腐)263、追加用焼もち126、雑炊セット(ライス、玉子、三つ葉)210、ラーメンセット(ラーメン、薬味、いり胡麻)210。
    〔飲み物〕生ビール大683・中420・小300、えびすビール大瓶483、養老ビール大瓶452、白鶴(大徳利)378、白鶴(生貯蔵酒180ml)315、白鶴(淡麗純米300ml)578、サントリー角305・ボトル2,100、角ハイボール378、バクハイ(生ビール+ウイスキー)326・追加用火薬74、山崎473・ボトル3,150、ジムビームブラック(バーボン)368・ボトル3,675、ポレールワイン(赤・白、360ml)777。
    〔酎ハイ・サワー・カクテル類〕酎ハイ各種(★養老ハイ、★レモンサワー、★ライムサワー、★すだちサワー、★シークワーサーサワー、★シークワーサーカルピスサワー、★白桃サワー、★白桃カルピスサワー、★角切りんごサワー、★角切りんごカルピスサワー、★カルピスサワー、★ウーロン茶割り、★緑茶割り(玉露入り)、★うこん茶割り、★キウイサワー、★グレープフルーツサワー、★フルーツマンゴーサワー、★巨峰サワー、★男梅サワー)レギュラー347・ジャンボ(増量)504・ダブル(焼酎増量)504、生レモンサワー420・ジャンボ/ダブル578、生グレープサワー420・ジャンボ/ダブル578、生キウイフルーツサワー420・ジャンボ/ダブル578、梅干サワー(南高梅入り)420・ジャンボ/ダブル578、梅酒ロック(白加賀でつくった梅酒)347、梅酒ソーダ378・ジャンボ550。
    ★カシスソーダ347・W504、★カシスウーロン347・W504、★カシスオレンジ347・W504、★あんず酒ソーダ(ロック)347・W504、★あんずカルピスソーダ347・W504。
    〔焼酎〕白岳しろ(米)399・ボトル1,785、黒白波(芋)399・ボトル1,785、黒霧島(芋)399・ボトル1,785、一刻者(芋)452・ボトル2,205、神の河(麦)420・ボトル2,100、いいちこ日田全麹(麦)420・ボトル1,995、真露360・ボトル1,400。〔ボトルのお供に〕ウーロン茶デカンタL(2L)1,008・M(1L)504・S(750ml)395、緑茶(玉露入り)・うこん茶デカンタM(1L)504・S(750ml)395、氷(アイスペール)147、お湯(ポット)147、炭酸デカンタ(750ml)147、生グレープフルーツ1個147、生レモン1個147、南高梅74。 〔ソフトドリンク〕ウーロン茶200、緑茶(玉露入り)200、うこん茶200、コカ・コーラZERO(350ml缶)200、シトロン(サイダー)200、カルピスウォーター200、カルピスソーダ200、オレンジジュース(果汁100%)252、巨峰オレンジ273、ノンアルコール飲料378。(2014年1月調べ)

    〔料理〕お通し210円、キムチ鍋473、かき鍋546、牛すきやき鍋(玉子付き)578、雑炊セット(ライス・玉子・三つ葉)210。あさり酒蒸し504、鳥唐揚げとポテトのセット420、赤ウインナー焼273、USサーロイン串200、手羽先210、ねぎとろ山芋丼609など。 〔飲み物〕生ビール大683・中420・小320、えびすビール大瓶483、養老ビール大瓶452、白鶴(大徳利)378、白鶴(生貯蔵酒300ml)483、白鶴(淡麗純米300ml)578、サントリー角305、角ハイボール378、酎ハイ各種(養老、レモン、ライム、すだち、シークワーサー、シークワーサーカルピス、白桃、白桃カルピス、角切りんご、角切りんごカルピス、カルピス、ウーロン、緑茶、うこん茶、ゆず茶、キウイ、グレープフルーツ、梅)レギュラー300・ジャンボ(増量)420・ダブル(焼酎増量)420、生レモンサワー370・ジャンボ/ダブル530、梅干サワー(南高梅入り)370・ジャンボ/ダブル530、梅酒ロック347、梅酒サワー347・ジャンボ500など。(2013年1月調べ)

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自家製の漬物が大人気 … 「成田屋酒店」(上大岡)〔下〕

自家製の漬物が大人気


 酒屋の店内で立ち飲みすることができる「成田屋酒店」で飲んでいます。

 私は缶詰の「カツオ大根」(130円)をもらって燗酒(220円)を飲み、残った缶詰のタレに、タクアン1切れ(10円)に浸けながら2杯目の燗酒をいただいているのですが、まわりの人たちはと見ると、漬物を注文する人が圧倒的に多い。というか、ほぼ全員が漬物を注文しているといっていい感じです。

 店に入ってくるなり「カブください」と注文する人が多いのですが、そのたびに一人で切り盛りしている女将さんが、

「ごめんなさい。今日は売り切れてて、白菜しか残ってないんですよ」と答えています。

「あ、そう。じゃ白菜ください」

 と、それでもみなさん漬物を注文する。いつもは白菜(塩漬け)の他に、カブや大根のぬか漬けもあって、それぞれ1人前が50円!

 私も白菜の塩漬け(50円)と、まだ缶詰のタレが残っているのでタクアンももう1切れ(10円)もらうことにしました。

 出てきた白菜は、お皿にてんこ盛りで、てっぺんに爪楊枝が1本刺さっています。

 まわりのみなさんがそうしているように、これに醤油をちょいと回しかけて、七味唐辛子を振りかけていただきます。

 飲み物は、時節がら燗酒を注文している人も、私以外に2~3人いるのですが、ほとんどの人は焼酎を飲んでいるようです。

 焼酎は200mlが190円で、100mlは110円。これをそのまま飲むわけではなくて、瓶入りの炭酸(60円)やウーロン茶(瓶90円・缶110円)、トマトジュース(110円)などをもらって割って飲むのです。焼酎は半分(100ml、100円)で注文している人が多いかな。

 白菜の量が多いので、チビチビと飲んでいた2杯目の燗酒もなくなってしまいました。

「すみません。燗酒をもう1杯、お願いします」と注文すると、

「うちはお酒は2杯までしかお出ししてないんですよ」と女将さん。

 なんと! そうだったんですね。お客さんたちが、みなさん30分ほどでスッと帰っていくので、『ずいぶん行儀のいい人たちがそろっているんだなあ』と感心していたのですが、2杯しか飲めないというローカルルールを知っていて、その時点で帰ってたんですね。

『う~む。この残った白菜をどうしよう』

 と考えて、瞬間的に困った顔になっていたのかもしれません。女将さんが、ほんの1秒ほど、私の目をじっと見つめて、

「半分にしますか、1杯にしますか?」

「1杯で、お願いします」

 あぁ、よかった。あの1秒で、あまり酔っていないことがわかってもらえたのかな。

 最後の1杯で、白菜の塩漬けをゆっくりといただいて、カウンター上の残金は180円。最初が1,040円からスタートしたので、今日の支払総額は860円ということですね。

 ごちそうさまでした。また来ます。

店情報〔上〕の記事へ

《平成25(2013)年1月9日(水)の記録》

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かつお大根をつまみに … 「成田屋酒店」(上大岡)〔上〕

かつお大根をつまみに


 横浜には、酒屋の店内で立ち飲みすることができる店が数多く残っています。上大岡の「成田屋酒店」もそんな酒屋の1軒。

 大きな四角い店の、店に向かって左端の部分が立ち飲みコーナーになっていて、そこで普通の酒場のように注文しながら立ち飲むことができるのです。

 水曜、午後7時の立ち飲みコーナーは、半分くらいの客の入り。ほぼひとり客ということもあって、静かな時間が流れています。

「燗酒(かんざけ)をお願いします」

 立ち飲みカウンターの一角に入りつつ、店を一人で切り盛りする女将さんに燗酒を注文。そして小銭入れを探ると40円しか入っていない。財布から千円札を1枚出して、小銭と合わせて1,040円をカウンターの上に置きます。

 燗酒は、一升瓶ごと湯煎で燗づけされていて、そこからコップに注いでくれます。

 日本酒は燗も冷や(常温)も、1杯200mlが220円。半分(100ml)という注文もできて、半分なら値段も半分(110円)。コップには、その100mlを示す線も引かれています。

「カツオ大根(130円)をお願いします」

 燗酒が来るのを待つ間に、目の前に並ぶつまみの棚もチェックし、今日の1品目として缶詰のカツオ大根を選んだのでした。

 酒屋の立ち飲みは、酒もつまみも値段が安い(酒屋の売値に近い)のがいいところ。

 各種の缶詰は120円から290円くらいで、クジラ(310円)と豚角煮(400円)の2品が、他よりも高い感じです。

 乾き物は、駄菓子屋のようにプラスチックケースに入れられて、ずらりと並べてあり、おさかなソーセージや、チーズかまぼこ、バタピー、味ごのみ、柿の種、味付け海苔、えびせんなど20種類ほどが、それぞれ30~60円ほど。値段も駄菓子屋なみですね。

 缶詰はフタを開けて、塗り箸を添えて出してくれます。

「お酒とカツオ大根で350円ですね」

 と言いながら、カウンター上に置いたお金を取り、おつりを同じ場所に返してくれます。

 カツオ大根は、カツオのフレークと大根を煮込んだもの。甘みのある醤油味のタレが燗酒にもよく合います。

『このタレを残しちゃうのはもったいないなあ。何かいい手はないものか』

 そう考えていると、となりのおじさんが、

「タクアンちょうだい。3切れね」

 と注文。なんとタクアンは1切れが10円。爪楊枝に刺して出してくれるのです。

「私もタクアンを1切れください。あと燗酒もおかわりをお願いします」

 もともと大根も入っている缶詰なので、きっとタクアンも合うだろうと思って注文してみたのですが、これがズバリと大当たり。

 カツオ大根の大根は、軟らかくなるまで煮こまれたものですが、タクアンはカリッと歯ごたえがいい。そこに甘い醤油ダレがからんでいて、より燗酒に合うつまみになりました。

(つづく)

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《平成25(2013)年1月9日(水)の記録》

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〔コラム〕 横浜暮らしの朝食事情

天玉そば


 私自身2度目となる横浜暮らしが始まって2週間。週末は都内の自宅に帰ることもあって、引っ越し荷物の整理もまだまだ終わっておらず、食事はすべて外食です。

 前回の横浜暮らしでは、やみつきになるほど天玉そばにはまってしまい、平日の朝食はほぼ毎日、天玉そばという時期もありました。

 今回も、社員食堂の天玉そば(290円)は健在。朝7時過ぎから営業してくれてるのもうれしいところです。

 天玉そばの玉子の黄身をプツンとつぶして、混ぜないまま、その生卵をからめるようにそばをすすり込む。そうすることで黄身のもつコクをより味わうことができるのです。

 今回の単身赴任社宅は、すぐ近くに「すき家」と「松屋」があり、24時間営業で朝食メニューも用意されているので、そっちに行くことも多くなっています。

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「すき家」並(280円)+玉子セット(70円) / 「松屋」並(280円)+玉子(50円)

 ごはんやみそ汁の味が自分の好みに合い、値段も安いことから、「すき家」に行くことのほうが多いかな。

 「すき家」の朝食は朝5時から10時半まで。よく注文するのは「納豆朝食」のミニ(250円)か、「とん汁たまごかけごはん朝食」のミニ(250円)です。

 ミニというのは「小ごはん」のこと。「中ごはん」がつく並(なみ)の場合はどちらも280円、「大ごはん」のつく大盛りは310円と、それぞれ30円ずつの価格差になります。寝起きの朝は、私にはミニくらいがちょうどいい。

 本当は納豆朝食が一番好きなのですが、食べ始めるまでにちょっと時間がかかるのが玉にきず。卵を溶いてごはんに混ぜ、そして納豆をかき混ぜてごはんにのせる。この3~5分ほどの時間が、とても長く感じて、急いでいるときはつい、とん汁たまごかけごはん朝食を選んでしまうのでした。

 それにしても、「すき家」の朝食のほうが、社員食堂の天玉そばよりも安いというのがすごいですよねぇ。

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納豆朝食ミニ / 納豆朝食の完成形 / とん汁たまごかけごはん朝食ミニ

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ずっしり重いやきとり … 焼き鳥「鳥竹(とりたけ)」(渋谷)

やきとり


 上の写真は「鳥竹」の『やきとり』(315円)です。どうですかこのボリューム。これが「鳥竹」の焼き鳥の大きな特長で、手に持つとずっしりとした重量感が伝わってきます。

 しかも、単に大きいだけではなくて、おいしいから人気があるんですね。ビルの地下1階から2階までという広い店内が、いつも満席に近い状態だというのもうなずけます。

 新年5日の今日は、宇ち中さんが音頭を取ってくれて、ここ「鳥竹」で新年会。呑んだフルさんここっとさんの他、「川名」の新年会でもご一緒させていただいたにっきーさんふぢもとさん直ちゃんも来てくれました。気の合う仲間と、おいしい料理。今日もうれしい飲み会です。

 ビール(サッポロラガー大瓶、662円)で乾杯した後は、燗酒(江戸自慢ダブルサイズ、630円)をもらってグイグイといただきます。

 本当は、焼き鳥は串からはずさずに、串のままいただくのがいいのですが、これだけボリュームがあると、ひとり2~3本で、もう満腹になってしまいそう。今日はすべての串をばらして、みんなであれこれといただきます。それでもひと切れ、ひと切れが大きい!

 『丸むし半身』(1,050円)や『唐揚げ』(840円)なども人気の料理ですね。

 そして、ここに来るといつも注文するのが鍋料理。まずは『肝なべ』(1,260円)をもらって、おかわりのときに『皮なべ』(1,155円)をもらうのが我われの定番。

 『肝なべ』は鳥の肝と皮の鍋物で、すき焼きと同じように割り下で煮て、溶いた生卵にからめながらいただきます。

 『皮なべ』は、『肝なべ』から肝を抜いて、その代わりに皮をたっぷりと増量したもの。呑ん兵衛は、もつや皮が大好きなので、こういう鍋がいいんですよねぇ。

 そして最後はライス(263円)と生卵をもらって、雑炊にして〆。

 「鳥竹」にいると、ここが渋谷であることを忘れちゃいそうですねぇ。いいお店です。

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皮(315円) / 和風サラダ(578円) / 砂肝(315円)、ボンボチ(368円)

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丸むし半身(1,050円) / 唐揚げ(840円) / 肝なべ(1,260円)

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完成した肝なべ / 追加で皮なべ(1,155円) / ライス(263円)で雑炊

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《平成25(2013)年1月5日(土)の記録》

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和風のバーニャカウダ … 小料理「旁(かたがた)」(高円寺)

和風バーニャカウダ


 「川名」を出たところで午後5時過ぎ。自宅に帰るにはちと早いし、燗酒だって、まだ2合しか飲んでいない。

(本当はこのくらいの時間、このくらいの酒量が一番いいとわかってはいるのですが、いったん飲みはじめると止まらないんですよねぇ…。)

 阿佐ヶ谷駅まで出て、北口・荻窪側につらなる酒場街や、南口・高円寺側に並ぶ酒場通りを見てまわるものの、まだ正月3日とあって、ほとんどの酒場は閉まってる。

『そうだ。元日に行った「旁」にしよう!』

 そう思い立って、中央線のガード下をトコトコと高円寺へ。阿佐ヶ谷駅から高円寺駅までは、ほぼ全域にわたって、ガードの真下に歩道が通っていて、歩いてる人も多いのです。

「こんばんは。ひとりです。」

 直線カウンターだけの、うなぎの寝床のような店内に、先客は一番奥の年配男性と、中央あたりに男女ふたり連れの合わせて3人。

 私も手前のほうに座り、まずは菊正宗(500円)の燗酒をもらと、今日のお通し(500円)は牛肉の佃煮小鉢。さらに女将さんから「生野菜は大丈夫ですか?」という確認が入って、白菜、パプリカ、そしてカブが盛られた皿が出され、「これをつけて食べてください」と、つけダレの小鉢が出されます。

 ど~れどれ。あっ。これは美味しい!

「これは和風のバーニャカウダですね?」

「わかりますか? そうなんですよ。イカの塩辛を使って作ってみたんです。」

 なるほど。燗酒ともよく合います。これもお通しの一品というのがすごいなぁ。

 この和風バーニャカウダをきっかけに、女将と少しお話をさせていただいたところ、この店は平成12(2000)年の創業。今年で13年目になるんだそうです。女将は料理が趣味で、この店のほとんどの料理が手作り。

 菊正宗(500円)の燗酒をおかわりして、これもまた手作りという松前漬(300円)をもらうと、数の子もたっぷりで、これまたものすごく日本酒によく合います。

 1時間半ほどの滞在。お勘定は1,800円でした。どうもごちそうさま。

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「菊正宗」燗酒 / 牛肉の佃煮 / 松前漬

店情報前回

《平成25(2013)年1月3日(木)の記録》

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今年最初のひとり呑み … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

今年最初のひとり呑み


 正月ももう3日。今日から今年の『ひとり呑み』も開始しようと、出かけた酒場は、昨日もお世話になった「川名」です。

 このところ(特に呉で勤務していた3年ほどは)、何人かのグループで奥の座敷で飲むことが多かった「川名」ながら、それ以前は、ひとりで来ることが多かったのです。

 日曜日に、近所の図書館で本を返したり、借りたりするついでに、ふらりと夕食前の『酒場浴』を楽しむというパターンでした。

 今日も午後4時の口開けをねらったのですが、ちょっと出遅れて、店に着いたのは4時10分。7席分のカウンター席は、ラッキーにも入口から2番目の席だけがポツンと空いていて、そこに座ることができました。

「いらっしゃい」とカウンター内の厨房から笑顔を見せてくれる店主に、

「今日はひとりです。昨日は長時間、ありがとうございました」とごあいさつ。

 カウンターの外から、お通し(サービス)のみかんと手拭きを持ってきてくれたアルバイトのおにいさんに、燗酒2合(白雪、504円)を注文しておいて、カウンター内の壁、中央部にかけられている、今日のおすすめが手書きされたホワイトボードを確認。ほとんど待つこともなく燗酒を持ってきてくれたおにいさんに、ブリ刺(420円)を注文です。

 この流れが、「川名」で、ひとり呑みするときの一般的な流れです。

 まず飲み物を注文し、その飲み物が出てくるまでの間に一品目の料理を選ぶ。で、飲み物を出してくれたときに、その注文を済ませる。他の酒場でも似たような流れですね。

 燗酒をお猪口(ちょこ)に1杯ほど飲んだところへ、ブリ刺の登場です。なんとなんと。まばゆいばかりに美しいブリであることよ。見るからにおいしそうですねぇ。数の子をちょっと添えてくれているのもうれしい。

 さっそくそのブリ刺をひと切れ取って、ワサビをのせ、醤油に浸けると、その醤油の表面にサッと広がるブリの脂。

 チュルンと口に放り込むと、燗酒で温まった口中に、ブリの冷たさが心地よい。この弾力感と脂のうまみがブリですねぇ。

 燗酒が進むこと進こと。

 ブリ刺を数切れいただいたところで、次なる料理として、クロムツの西京焼(315円)を注文。焼き魚も店頭の炭火で焼いてくれるので、できあがりがひと味違うのです。

 予想どおり、ちょうどブリ刺を食べ終えたところへ、クロムツ西京焼が出されます。

 表面がカリッと香ばしく焼きあがっているのに、中の身はプリッとした弾力感とジューシーさを残して仕上がるのが炭火焼きならではですね。これまた酒が進むよなぁ。

 店主の手が空いたところで、ちょっとした会話が楽しめるのもカウンター席ならでは。店内は、昨日も今日も大盛況のにぎわいです。

 さっくりと1時間ほどの滞在。今日のお勘定は1,239円でした。どうもごちそうさま。

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お通しのみかんと燗酒 / ブリ刺(数の子添え) / クロムツ西京焼

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《平成25(2013)年1月3日(木)の記録》

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豚骨臭は懐かしの香り … 長浜ラーメン「御天(ごてん)」(下井草)

ラーメン(650円)


 「川名」での新年会を終えて、二次会のカラオケボックスでひとしきり歌ったあと、最後に、にっきーさん、ふぢもとさん、直ちゃんと4人で、長浜ラーメンの「御天」です。

 ックゥ~~ッ。この強烈なトンコツ臭さがたまらない。

 嫌いな人にとっては、店の近くを通るのもイヤと感じるような悪臭なんだろうけど、学生時代を博多で過ごした私にとっては、この匂いは、懐かしい青春の日々をワクワクと思い起こさせてくれる、思い出深い香り。

 しかも、昨年の5月以来、半年以上ぶりにやって来たので、なおのことです。

 私はここの「せん菜(さい)炒め」(550円)が大好きで、来ると必ず注文します。飲み物はシークワサーサワー(400円)。

 昔よく行っていた、長浜のラーメン屋(屋台&店舗)には、実はほとんどつまみらしいつまみはありませんでした。かろうじて酢豚(すぶた)を置いている程度。

 当時(今から30年ほど前)は、ラーメン1杯が250円で、替え玉は50円。そして件の酢豚はたしか280円と、中華の酢豚(当時500円程度)から考えると、なんだか安い。

『なんで屋台で酢豚なんだろうなぁ』

 と不思議に思っていたある日、ふらりと入ってきたおじさんが、

「焼酎の湯割りと酢豚ね」と注文。

 やっと謎が解けたその酢豚とは!!

 なんと、ラーメンに入れるチャーシュー(実際には煮豚)を平皿に並べて、その上に刻みネギをたっぷりのせ、最後に酢をかけたもの。酢をかけた豚肉(チャーシュー)だから、酢豚(すぶた)ということだったんですね。

 最後はラーメン(650円)をバリカタでもらって、別皿の生ニンニク(50円)をみんなでシェアしながら投入。このニンニクが入ると入らないとで、ぐんと味が違うのです。

 久しぶりの「御天」のラーメンに満足しつつ、家路についたのでした。

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シークワサーサワー(400円)など / そら豆(200円) / せん菜炒め(550円)

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博多鉄鍋餃子(2人前960円) / 別皿で生にんにく(50円) / インド式ラーメン(950円)

店情報前回

《平成25(2013)年1月2日(水)の記録》

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今年も川名で新年会! … 焼鳥割烹「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

川名で新年会


 新年も二日目となりました。今日は水曜日で「川名」も新年初営業の日。それに合わせて、開店時刻の午後4時に、呑み仲間たちが「川名」の奥座敷に集結しました。

 集まったメンバーは、私に近い席の順に、「焼きそば名店探訪録」のSaltyDogさん、「宇ち中」のuchidaholicさん、荒木マタエモンさん、「東京自由人日記」の小西康隆さんご夫妻、Qちゃん、直ちゃん、ふぢもとさん、「アル中ハイマー日記」のにっきーさんの、私も含めて9人。通路を隔てて向こう側のテーブルには荻窪「やきや」のゆりちゃんたちの女子会グループ(男子も1人!)、入り口側のフロアには「東京のむのむ」の、のむのむさんご夫妻や、「弐ノ十」の店主・アキさんの姿も見えます。

 盆でも正月でも、普段の日とほとんど同じ営業パターンなのが、「川名」の大きな特徴でもあります。

 今日1月2日の日替り手書きメニューは、鮭刺420、たこ刺420、黒むつ西京焼315、しらすおろし189、絹厚揚焼294、ほっき貝入サラダ294、竹の子漬294、山芋納豆294、、こんにゃく刺231、クリームチーズ231、にら豆腐231、豚バラ串126、豚トロ串126、手羽中串210、豚にんにく串105、鳥にんにく串105、鳥中おち126、鳥軟骨つくね串168、皮にんにく串168、べったら漬168、キャベツ漬168、野沢菜168、ぽてとサラダ231、下仁田ねぎ焼189、ハーブウィンナー串189といった品々。

 このほかの定番メニューはいつものとおり。下の写真集でご紹介いたします。

 店主から、ざるそばやフルーツ盛りなどの年始サービス品をいただきながら、午後8時過ぎまで、4時間以上の滞在となりました。

 今年もよろしくお願いします。

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にら豆腐(231円) / ニュートンセット(6本620円) / キャベツ漬(168円)とお通しのみかん

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ほっき貝入サラダ(294円) / たこ刺(420円) / 鮭刺(420円)

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トマト玉子焼(399円) / おしんこ(白菜、168円) / めかぶ茶焼酎お湯割(399円)

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皮にんにく串(168円)塩焼3本分 / なすツナいため(336円) / なすピーマンいため(336円)

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基本のメニュー / ざるそば(サービス) / ジャガバター(294円)

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ツナコーンサラダ(336円) / 野沢菜漬(168円) / 冷酒「黒牛」(462円)

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山芋ねぎチーズ(336円) / キムチ玉子焼(399円) / 焼ジャガバター(294円)

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フルーツ盛り(サービス) / 竹の子漬(294円)、べったら漬(168円) / 店頭の焼き鳥

店情報前回

《平成25(2013)年1月2日(水)の記録》

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年のはじめのハシゴ酒 … 小料理「旁(かたがた)」(高円寺)

お通しのおせち


 今年の初飲みは、もちろん1軒だけで終わるはずはなく、2軒目はにっきーさんと二人で高円寺の小料理「旁(かたがた)」へ。

 昨年の元日にも、荒木マタエモンさん、にっきーさんと3人でこの店にやってきたので、2年連続ですね。

 ていねいな言葉づかいで、ゆったりと話をしてくれる上品な女将がひとりで切り盛りする、カウンター席だけのこの小料理屋は、日曜日が定休日ながら、去年の年末年始は12月26日(月)から1月7日(土)まで連続的に営業していました。

 なので、きっと今年も開いているだろうと思ってやってきたのですが、予想どおり開いてました。今年も1月5日(土)まで休まず営業だそうです。ありがたや、ありがたや。

 まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、500円)をもらって乾杯。元日の今日は朝からずっと日本酒を飲んでたので、これが今年初のビールです。っか~っ。うまいのぉ~っ!

 「はい、どうぞ」と出してくれたお通し(500円)は、おせちの盛り合わせ。おせちは本当にいい酒の肴になりますねぇ。これはやっぱり日本酒だな。菊正宗(500円)を燗でいただきます。

 料理を作るのが趣味だという女将さん。メニューに並ぶ、日替りの季節料理は、そのほとんどが200円から500円ほどとリーズナブル。その中から、のっぺ(400円)と、くさや(400円)を注文します。

 くさやを食べるのは、本当に久しぶり。臭いんだけど、噛めば噛むほど旨みがジュワッと出てくる。そこへ燗酒をクイッ。うまいっ!

 菊正宗をおかわりして、つまみに、ぬかづけ(250円)をもらうと、大根、キュウリ、ニンジンなどの糠漬けの盛り合せが出されます。これまたすばらしいコストパフォーマンスですねぇ。

 元日にしか来ることができていないのが申し訳ない。今年は何度かやって来たいお店です。

 この2軒でも飲み足らず、元日から3軒目の酒場を求めてふらりふらり。野方あたりまで足をのばしたものの、酒場がほとんど開いていなくて、「自宅で飲んでる」という連絡があった、ふぢもと家に無理やり乱入。

 ふぢもと家のおせちをつまみに、とっておきの「神亀」をいただいて、元日の夜を締めくくったのでした。

 新年早々お騒がせし、たいへん失礼いたしました。ありがとうございました。>ふぢもとさん

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店頭のメニュー看板 / のっぺ / くさや

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ぬかづけ / ふぢもと家のおせち / 神亀

店情報前回

《平成25(2013)年1月1日(火)の記録》

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店情報: 小料理「旁(かたがた)」(高円寺)

    小料理「旁」
  • 店名: 小料理「旁」(かたがた)
  • 電話: 03-3311-8181
  • 住所: 166-0003 東京都杉並区高円寺南3-59-11
  • 営業: ~02:00、日休(祝日は営業)
  • 場所: JR中央線・高円寺駅南口を出て右へ。中央線沿いの道を阿佐ヶ谷・荻窪方面に進むこと約3分(180mほど)、左手。
  • メモ: ビール500、生ビール500、ウーロンハイ400、レモンサワー400、生グレープサワー500、梅酒ロック300、IWハーパー300、久米仙300、霧島ロック300、レジェンド300、しそ酎300、トマトジュース300、ウーロン茶200、冷酒600、高清水500、菊正宗500、菊水辛口500、奥の松500、浦霞600、久保田600、立山600、各種ボトルキープもあり。お通し500、ぬかづけ250、とまと250、奴250、らっきょう200、松前漬300、アオリイカの酒塩焼500、つぶ貝の柔らか揚450、のっぺ400、〆サバ1000、パパのスペアリブ500、鶏のみそヨーグルト漬400、かき餃子500、カキフライ500、くさや400、魚の一夜干し各種、イカバター300、砂肝炒め400、にんにくの串フライ250、たらこうどん500、おにぎり200など、季節に合わせた日替り手料理メニューが並ぶ。(2013年1月調べ)

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2013年、酒場初め … 立ち飲み「おかやん」(中野)

おせち盛り込み(小8品)


 平成25(2013)年、最初の酒場は、中野駅前の路地の中にある、立ち飲みの「おかやん」です。

 北千住の「徳多和良」と並べて、和食をリーズナブルに味わうことができる、東西2大立ち飲み屋と称されることも多いお店です。

 店についたのは午後4時前。開店(3時)と同時に飲み始めたという、常連のしんぺいさんや、にっきーさんは、すでにほんのりと朱色に染まって、酔い正月になっています。

 それじゃ私もと、まず注文したお酒は、もともと福島のお酒なんだけど、震災後の今は山形で造っているという「いわきことぶき雄町」(山廃純米大吟醸雫酒原酒)。この店のお酒は180CCと120CCが選べて、このお酒は180CC が1,000円、120CCだと700円。他にもいろいろ楽しめるように120CCのほうをいただきます。

 つまみメニューには、刺身やおでん、一品料理なども並んでいますが、やっぱりお正月だけのお楽しみである「おせち料理」をいただきたいですね。

 おせち料理は、まぐろ昆布巻、いいだこ蒸煮、子持ち昆布松前漬、合鴨ロース蒸し、海老しんじょう、海老芋きぬかつぎ、酒盗チーズ寄せ、たたきごぼう、まぐろ煮こごり、源氏かまぼこ、紅白なます、黒豆、田作り、煮しめ、酢だこ、鶏ハム、なまこ酢が並んでいて、単品ならばそれぞれ300円。盛り込みは小8品が1,000円、大12品が1,500円。小さいほうの盛り込みを注文します。

 お酒は、2杯目に同じ「いわきことぶき」の本醸造しぼりたて薄にごり(120CCが400円)を、3杯目には静岡の「開運」特別純米(120CCが450円)をいただきます。

 そうしている間も、客が出て行っては、その分新しい客が入ってきて、狭い店内は常に満席(といっても立ち飲みですが)状態。新年早々から、さすがは人気店ですねぇ。

 このあとも燗酒などを飲みながら、午後6時ごろまで、たっぷりと立ち飲んで、今年の酒場初めとしたのでした。

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いわきことぶき雄町(山廃純米大吟醸雫酒原酒) / かにみそ(300円) / 古酒の燗酒

店情報前回

《平成25(2013)年1月1日(火)の記録》

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2012年、納の酒場 … 「まるます家(-や)」(赤羽)ほか

鯉のうま煮


 2012年、納(おさめ)の酒場としてやってきたのは、赤羽の「まるます家」です。

 午後6時過ぎの「まるます家」には、おなじみの店頭の行列こそないものの、店内はほぼ満席状態。かろうじて空いていた、ダブル「コ」の字の、向かって左側の、左奥隅の部分に、なんとか座ることができました。

 まずは生ビールの小(350円)をもらって、このところのお気に入りの一品、「鯉のうま煮」(800円)を注文します。

 鯉のうま煮は、皮ごと、骨ごと、内臓ごと、厚さ2センチくらいにドスンと輪切りした鯉を、醤油、砂糖、みりんでじっくりと煮込んだもの。骨もやわらかくなるほど煮込まれているので、残さずすべて食べられるのです。

「はい、鯉のうま煮、お待たせしました。」

 と、うま煮が登場したところで、ちょうど小生ビールも飲み干して、熱燗を1本つけてもらいます。うま煮にはやっぱり燗酒ですもんね。燗酒は、新潟の「長陵(ちょうりょう)」(300円)と、灘(神戸)の「富久娘(ふくむすめ)」(350円)が選べ、銘柄を指定しないと、「長陵」になります。

 まずはうま煮の内臓部分に手を伸ばします。これもまた、魚のもつ煮込みですよねぇ。とてもうまい!

 「まるます家」の鯉は、群馬は赤城山近くの養殖場で、温泉水を使って育てられたもの。そのため、まったく臭みがなくて、一般的なあらい(400円)はもちろん、生刺(600円)としても食べることができるのです。

 鯉のうま煮はボリュームも満点で、呑ん兵衛にはこの一品でもう十分。燗酒も2本目をおかわりして食べ進みます。

 むっちりとした皮や、噛めばほろりと崩れる骨も、いいつまみになるんですよねぇ。

 女将さんや、若女将・和子さんにも年末のごあいさつをさせていただいて、1時間ちょっとの滞在。お勘定は1,750円でした。今年もたくさんお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

おかめそばと燗酒  帰り道に、近所のそば屋「豊年屋」で、おかめそば(700円)で熱燗(400円)を1本いただいて帰宅。今年もいい年でした。

・「まるます家」の店情報前回) / 「豊年屋」の店情報前回

《平成24(2012)年12月31日(月)の記録》

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納会に集うシスターズ … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)ほか

納会に集うシスターズ


 12月30日は「竹よし」の納会の日。ここは私の自宅から近いこともあって、呉に単身赴任している間も、都内では一番よく足を運んだ店なのですが、それでもこの1年で7~8回しか来ることができませんでした。

 平成5(1993)年3月12日にオープンしたこの店は、あと3ヶ月半ほどで、開店20周年の節目を迎えます。

 魚料理と天ぷらが看板メニューの「竹よし」。月曜日が定休日で、火曜日は店主が一人で切り盛りする『焼魚の日』。焼魚全種がそれぞれ400円で食べられるのが特徴ですが、普段の魚料理もメニューに並びます。

 水曜日から日曜日までは、店主をサポートする女性が、曜日替わりで入ります。

 水曜日は料理が趣味で、将来は自らの店を持ちたいというサトちゃん。木曜日はニコニコと明るい笑顔で近くの酒場にも出没し、呉にも来てくれたことがあるナオちゃん。金曜日は「竹よし」を紹介する「竹よし便り。」のブログ運営者でもあるチクちゃん。土曜日はバドミントンが得意なキティちゃん。日曜日は「日本酒が好き」なリエちゃんです。

 今日は、残念ながらリエちゃんが来られませんでしたが、それ以外の4人が勢ぞろいして、これまた年末スペシャルらしい風情です。

 料理のほうも、この日のために常連のYさんが釣り上げてきた大きなカレイの刺身が出されたり、サトちゃん手作りの煮しめが出されたりしたほか、本来は「残り物を総ざらえ」という趣旨にもかかわらず、店主がこの日のために仕入れた食材で、あれこれと料理を作ってくれたりと、まさに酒池肉林の状態。

 出席者一人ひとりが近況報告をし、最後に店主が一言しゃべるのも毎年恒例です。

 盆暮れにかかわらず、月・火が定休日の「川名」も、カレンダーの関係で年内は今日までの営業。「竹よし」の納会終了後に、「川名」にも馳せ参じ、にっきーさんや熊ちゃんたちと合流。行く年を惜しんだのでした。

・「竹よし」の店情報前回) / 「川名」の店情報前回

《平成24(2012)年12月30日(日)の記録》

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『呉の食事処』年末編 … 小鍋立て「五鉄(ごてつ)」(呉)

「五鉄」の刺身盛り合せ


 呉に来てから、年末の仕事納めの日には必ず「五鉄」で納会。

 うちの職場は、一緒に仕事を進めてくれている会社のみなさんも含めると、総勢45人くらいのメンバーがいるのですが、今年はその約半数、23人ほどの仕事仲間がメンバーが集まりました。

 私自身も、今回の呉での単身赴任生活は今日まで。あっという間の2年9ヶ月でした。

 この1ヶ月は、冷蔵庫の中をからっぽにしていかなければならないことなどもあって、外食が多くなりました。今日は年末にお世話になった『呉の食事処』の情報を、ダイジェスト版でお送りします。

121202a 「仔豚」のカツカレー(630円)はキャベツサラダ付き。平皿に盛られたライスの上に揚げたてのトンカツがのり、別に出されるカレールウをかけて、フォークでいただく。
121202b 「ささき寿司」の巻寿司(600円)はお持ち帰り用のみ。具は穴子、玉子焼き、かんぴょうだけとシンプル。海苔は普通(風味がいい)と、焼き(噛みきり易い)が選べる。
121203x お食事処「寿」で、おでんと煮魚をつまみにちょっと飲んだ後、小ごはん(150円)とみそ汁(100円)、それにじゃこおろし(100円)をもらって、晩酌付きの夕食にします。
121208x 喫茶「SANTOS」のカツカレースパゲティー(700円)。昭和30(1955)年創業の老舗喫茶店はカレーもスパゲティーも人気の品。両者を合体してカツをのせてもこの値段です。
121208y 「メロンパン」の牛カツサンド(262円)。メロンパンが店名になっているパン屋さんですが、個人的には牛カツが2枚入ってずっしりと重い牛カツサンドが大好きなのです。
121209y 「山口山」の名物・皿うどん(750円)。麺は長崎直送。これに長崎生まれの金蝶(きんちょう)ソースをかけて食べると、つまみにもなり、食事にもなる逸品になります。
121210x そば処「平原」の親子丼とうどんのセット(550円)。単品の親子丼(みそ汁付き)が450円のところ、100円プラスで、みそ汁の代わりにうどんが付く。カツ丼なども同じ。
121215x 「メロンパン」の『嵯峨の小倉庵』という名称のあんぱん(230円)。粒あんがぎっしりと詰まっていて、皮(パン生地)が薄く感じる。できたての熱々を食べるとより美味。
121216x そば処「平原」にはカレーうどん(400円)やカレーそば(同額)はあっても、カレー[ライスはない。うどん、そば専用のカレースープなのです。具の鶏肉がうまいんだな。
121222x 「山乃家」のかけうどん(330円)。呉のうどんは出汁が決め手。その出汁をおいしく味わうために、またゆで時間を短くするために、独特な細いうどんが使われています。
121225x 田舎洋食「いせ屋」の名物はカツ丼(ビーフカツ丼+デミグラスソース)なれど、私の好みは昔からポークチャップ(800円)。デミグラスソースがたっぷりと絡まってます。
121225y そのポークチャップに、豚汁(300円)と、中ごはん(180円)を足して、都合1,280円のポークチャップ定食。ごはんのお供に出してくれる自家製の漬物もおいしいのです。
121226y そば処「平原」のカツ丼(500円)。今日はうどんとのセット(600円)ではなくて、カツ丼を単品でいただきました。かつお出汁の風味たっぷりのみそ汁が付いてきます。
121227x 「くわだ食堂」で朝食。キッチン用品も荷造りしたので、朝から外食です。ハムエッグ(200円)と納豆(150円)に、中めし(140円)とみそ汁(100円)で、合計590円なり。
121227y 昼は広東料理「大山元」で日替り定食(680円)。今日は豚肉と野菜の炒めものに肉団子。ごはんとスープはおかわり自由なのですが、おかわりしないでも満腹になりました。
121227z 夕食は老舗喫茶店「レスト」で戦艦大和のオムライス(780円)。この店には、これ以外に普通のオムライス(730円)やデミグラスソースのオムライス(780円)もあります。
121228y 今回の呉勤務の最終日の朝食も「くわだ食堂」。酒粕の入った具だくさん豚汁(290円)に納豆(150円)と小めし(140円)で580円。朝6時から開いてるのがうれしいなぁ。
121229y 「五鉄」の翌朝は、広島駅1番ホームの「駅うどん」で天ぷらうどん(340円)と巻寿司(2個100円)を食べて横浜へ。午後4時に荷物が着くので、それまでに行かなきゃね!

・「五鉄」の店情報前回

《平成24(2012)年12月28日(金)の記録》

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『呉酒場礼賛』総集編 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

呉酒場礼賛


 今宵は、「魚菜や」で開催される、月刊「くれえばん」編集室の忘年会にお邪魔させていただきました。

 木戸編集長や、編集室でもかなり初期からお世話になっている上田さん、連載中の『呉酒場礼賛』の編集をご担当いただいている菅原さんをはじめ、いつもお世話になっている編集室のみなさんがずらりと勢ぞろい。みなさん本当にお世話になりました。

 『呉酒場礼賛』の連載は、2011年4月号から始まって、2013年1月号まで、毎月1軒ずつ。これまでに合計22軒の呉の酒場をご紹介させていただきました。

 残念ながら閉店してしまったお店が1軒、しばらくお休み中のお店が1軒ありますが、それ以外の20軒は、変わらぬにぎわいを保っています。(閉店の店、休店の店にしても、けっして人が来なくなったわけではなくて、別の事情によるもののようです。)

 ここでは、その22軒の概要を一挙にご紹介させていただきます。

  • 2011年4月号(第1話) 屋台「一二三」: 呉といったら、やっぱり屋台ですね。3月号までの連載『いい店にはやっぱりええおかんがいた』を引き継ぐ形で新連載が始まったので、明るく元気な女将のいるこの屋台にお願いしました。残念ながら現在は休店中です。
  • 2011年5月号(第2話) 「どん底」: 呉のスタンドバーの元祖です。お酌くらいはするけれど、カウンターのこっち側には出てこない、というのが呉のスタンドバーの決まりごと。その決まりごとを作ったのが、この店の創業店主(今の女将のご主人)だったのでした。
  • 2011年6月号(第3話) おでん「魚菜や」: 関東風、関西風、両方のおでんが食べられるのもさることながら、手作りのお惣菜がおいしい小料理屋でもあります。呉の地酒5種類(千福、華鳩、雨後の月、宝剣、白鴻)がいつもそろっているのもうれしいところです。
  • 2011年7月号(第4話) 「森田食堂」: 大正2(1913)年創業、今年で創業100年を迎える、呉で最も老舗の大衆食堂です。いりこを主体とする出汁(だし)のおいしさがこの店の大きな特長で、その出汁を使って作る湯豆腐、中華そば、うどんは、それぞれ必食の品です。
  • 2011年8月号(第5話) 「BAR ANCHOR」: 英国海軍との関係が深かった海軍の軍港だったり、戦後も進駐軍が駐留していたりしたことも要因なのか、呉には気楽に入れる、すばらしいオーセンティックバーが多いのです。新進気鋭のこの店も、まだまだ伸び盛りです。
  • 2011年9月号(第6話) 田舎洋食「いせ屋」: 洋食屋としては大正10(1921)年創業。創業者・加納勇太郎さん(故人)は、“日露戦争大勝祝賀”の明治天皇お召し艦「浅間」のコックでした。現在はその孫の三代目ご夫妻が、店の伝統をしっかりと受け継いでいます。
  • 2011年10月号(第7話) 屋台「富士さん」: 昭和49(1974)年創業。現在は二代目が切り盛りする、中華そばとおでんと鉄板焼きの屋台で、本来はラーメン(500円)が売りなのだが、そのラーメンと同じ麺を使って作るホルモン焼きそば(900円)も人気が高い。
  • 2011年11月号(第8話) 小鍋立て「五鉄」: 店主の蒲原明さんは、広島での会社勤めを終えた後、生まれ故郷である呉に戻り、平成16(2004)年にこの店を開店した。店主は池波正太郎の時代小説のファンでもあり、店名の小鍋立て「五鉄」もその小説から取ったもの。
  • 2011年12月号(第9話) 長崎ちゃんぽん「山口山」: 昭和54(1979)年創業。奥様が長崎出身で、長崎ちゃんぽんと皿うどんが看板メニューながら、世の中のもつ鍋ブーム以前(1984年ごろ)から出されている、博多風もつ鍋(900円)も人気メニューのひとつです。
  • 2012年1月号(第10話) 「三とり本通店」: この店の目玉メニューは『ちょっと一杯セット』。中瓶ビール2本 or 中生ビール2杯 or 酒3合 or 焼酎(湯割り、水割り)3杯 or チューハイ2杯のいずれかに、焼き鳥4本と小鉢2品が付いて1,500円というお得メニューです。
  • 2012年2月号(第11話) 「本家鳥好」: 呉で最初にできた焼き鳥屋(昭和26年創業)としても知られているこの店は、冬場のカキ料理も大人気。毎日、音戸は田原のカキ打ち場から直接仕入れてくるカキは、そのまま刺身で食べるのが一番おいしいほど、鮮度抜群です。
  • 2012年3月号(第12話) 伊酒屋「ヴェッキオ」: イタリアン・レストランというより“伊”酒屋。コース料理よりも、一品一品の料理と一緒に、その料理に合うワインを楽しんでもらいたいということで、すべてのワインをグラスワインとして飲むことができる。
  • 2012年4月号(第13話) 料理屋「」: ここは居酒屋ではなくて料理屋。呉生まれの店主・灘佳憲さんは、大阪の割烹料理屋で修業したあと呉に戻り、平成12(2000)年に、この店を開店しました。若い人たちでも気軽に楽しめる和食屋を目指して、今も進化中です。
  • 2012年5月号(第14話) 屋台「」: 1軒めから食事を楽しむために行ける屋台でした。おでんとラーメンの屋台ばかりじゃなくて、こういう個性的な屋台も何軒かあるところが、呉の屋台のいいところだったのですが、残念ながら、掲載後すぐに閉店してしまいました。
  • 2012年6月号(第15話) 焼肉・なべ「ほらふき」: ほとんどの客が注文する「ほらふき鍋」は、初代女将のオリジナル料理。直径30センチの丸鍋に、ホルモン、ハチノス、平天、うどん、白菜、玉ねぎ、ねぎ、えのき、もやしといった具材が山のように盛られます。
  • 2012年7月号(第16話) ビヤハウス「オオムラ亜」: 生ビールの老舗「オオムラ」が、ビヤハウス「オオムラ亜」として2012年5月にリニューアルオープン。「オオムラ」時代から数えて三代目となる新しい店主・實兼亜矢さんの亜の字が、店名に盛り込まれました。
  • 2012年8月号(第17話) お好み焼き「のぶ」: お好み焼き屋なんだけど、完全に酒場。ここに来る客は、ほぼ100%が飲みに来ています。全体が鉄板でできたL字のカウンター席に座り、お好み焼きをはじめとする鉄板料理の数々でいただくお酒がおいしいのです。
  • 2012年9月号(第18話) ジンギスカン焼「關白」: 客のほとんどが注文するジンギスカン焼きは、北海道料理のそれとは違い、先代が考案したオリジナル料理。中でも牛バラ(1,260円)と、豚耳と豚足のミックス(1,050円)の人気が高い。テール鍋もいいですねぇ。
  • 2012年10月号(第19話) 「くわだ食堂」: 陳列棚に並ぶおかずを取ってきて酒食するタイプの老舗大衆食堂。営業時間は朝6時から夜8時までの14時間と長い。奥の厨房で作られるこれらの料理は、午前3時半ごろから仕込みはじめて、開店時刻を迎えるんだそうです。
  • 2012年11月号(第20話) 「第三鳥八」: 呉の酒場を語るとき、はずせないのが『鳥屋』の存在。カウンター席あり、テーブル席あり、座敷席ありと、ひとりでもグループでも楽しめて、『宴会だってすることができる大衆酒場』という幅広い用途向けのお店なのです。
  • 2012年12月号(第21話) お食事処「寿」: 長年にわたり女将・藤田百合子さんが中心と切り盛りしてきましたが、昨年7月から息子さん夫婦(孝志さん・裕美さん)と、孫娘の愛さんが手伝うようになり、現在は親子三代4人を軸にして、店を運営しています。
  • 2013年1月号(第22話) 炭焼「鳥平」: 『変わらない』ということは酒場の大きな魅力のひとつ。呉初の関東風炭火焼き鳥の店「鳥平」の大将・濱井正記さんは、昭和47(1972)年の開店以来40年以上にわたって、修業時代に習ったことを頑固に守り通してきました。

 いずれのお店も、このブログでも取り上げさせていただいたお店ばかりで、まさに呉の名店録といった状況です。しかしながら、まだまだ書くことができていない名酒場がたくさんあるので、まだまだ名店録の一部といった感じですね。呉は海の幸、山の幸、そして地酒にも恵まれた街なので、いい酒場も数多いのです。

 この『呉酒場礼賛』の取材を通して、呉の名酒場の店主さんたちから、直接いろいろなお話を伺うことができたことは、私にとっても大きな宝物になりました。本当にありがとうございました。

 といいつつも、これで終わりというわけではありません。来月号(2013年2月号)でも、少し違う形にはなりますが、ご笑覧いただけることを楽しみにしていますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 木戸編集長をはじめ、編集室のみなさんも、引き続きよろしくお願いいたします。

・「魚菜や」の店情報前回

《平成24(2012)年12月26日(水)の記録》

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温かいつまみあります … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)ほか

今日も賑わう「オオムラ亜」


 月刊「くれえばん」の連載原稿を書き終えて、午後7時過ぎに「オオムラ亜」へ。クゥ~ッと飲む生ビール(500円)が心地よい。

 いつものように海苔チーズ(200円)を注文すると、のんちゃん(手伝いの女性)から、

「チーズは焼きますか?」

 と確認が入ります。冬になって、「オオムラ亜」の店内(奥のほう)にも灯油ストーブが置かれるようになり、一部のつまみは、その上で焼くことができるようになったのです。

 海苔チーズの場合は、6Pチーズを、アルミ包装のままストーブの上にのせて、しばらく放置。どの段階でそれを取ってくるかは、注文したお客さんの好みで。トロトロになるまで置いておくもよし、表面だけをさっと炙った程度で取ってくるもよし。

 他にはウインナーやガンス、コマイ(←だれかのお土産)などがストーブの上にのっています。冬場だけの楽しみですねぇ。

 生ビール2~3杯で「オオムラ亜」を引き上げて、年末年始だけにライトアップされている、堺川横の公園を見学しつつ、2軒目は炭焼「鳥平」へ。明日の原稿提出までの間に、もう一度、「鳥平」の焼き鳥を食べ、店の空気を確認しておこうと思っているのです。

 おぉ。日曜日の今日は、多くのカップル(年配の夫婦らしき人たちが多い)や、家族連れなどで、平日とはまた違う賑わいですねぇ。

 前回は、7種14本の焼き鳥で満腹終了となったので、今日はその時に注文することができなかったネタから入ります。

 まずは、すなぎも(特記以外1本125円で注文は2本から)と、さび焼き(1本160円)を注文し、飲み物は燗酒(千福1合450円)をもらいます。ここの焼き鳥には、燗酒が本当によく合って、改めて「焼き鳥も和食なんだなぁ」ということを再認識することができます。

 さび焼きは、焼き上げた鶏ささみにワサビを塗り、大葉を半枚のせたものです。

 続いては、かしわ(鶏もも肉)と、なんこつ。ここのなんこつは、とても肉っぽい部位を使っていて、独特の味わいです。

 最後に注文したのが、とうふ。ひと口大に切った豆腐を、1串に3個ずつ刺して焼き上げたもので、しょうが醤油でいただきます。これがまた、燗酒にとても合うのです。

 この店は、営業時間は16:00~22:00LOと、6時間程度なのですが、その営業のための仕込みは朝8時半ごろから始まります。スープを作り、鶏肉の下ごしらえをして串を打ち。開店1時間くらい前になると、焼き台に炭を入れて、独自に考案した窯(かま)全体が熱々になるまで火をおこしていきます。

 後片付けの時間まで含めると、総労働時間は16時間を超えるほど。東京のもつ焼き屋などもそうですが、焼き鳥/やきとん商売というのは、けっして楽ではないのです。

 そうやって朝早くから作られた鶏スープを、サービスでいただいて終了。お勘定は2,300円でした。どうもごちそうさま。

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ストーブで焼いて / とろけたチーズ / ウインナーやガンスも焼く

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らせん階段で「鳥平」へ / すなぎも / さび焼(ささみ)

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かしわ(もも肉) / なんこつ / とうふ

・「オオムラ亜」の店情報前回) / 「鳥平」の店情報前回

《平成24(2012)年12月9日(日)の記録》

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焼き鳥をお好みで堪能 … 炭焼「鳥平(とりへい)」(呉)

うちわを持つ大将


 この週末に、月刊「くれえばん」での「鳥平」の記事を仕上げたいので、その前にもう一度、「鳥平」の焼き鳥を食べにきました。

 「くれえばん」の連載『呉酒場礼賛』で、毎回、これはぜひ伝えたいと思って心がけてきたのは、呉のいいところ、酒場のいいところ、そして取材をさせていただいたお店のいいところの3つをきちんと盛り込むこと。

 この3つのテーマに沿って、まずは箇条書きでつらつらと思うことを書き並べていって、それを肉付けする形で原稿を作ります。

 今回の「鳥平」の原稿に関しては、その箇条書きまでが終わっている状態。週末に肉付けしていくのにあたって、この店の焼き鳥を味を、もう一度じっくりと味わっておきたいというのが今日のねらいです。

 まずは瓶ビール(中瓶630円)をもらい、焼き鳥(特記以外は1本125円で注文は2本から)は、つくね、かしわ、かわの3種を注文します。

 1度に注文しても、客の食べるスピードを見ながら、1~2種ずつ順番に出してくれるのがこの店のいいところ。

 天ぷらや寿司などと同様に、カウンターの中、目の前で作って、できたてをパッと出してくれるので、それを間髪入れずにサッといただくのが一番おいしい食べ方です。

 焼き台から、丸皿にのせて運んできてくれるものを、自分の目の前の四角い取り皿に1本ずつ取り分けながらいただきます。

 つくねはふんわりとやわらかく、口の中でほろりと肉がほぐれると、肉のうまみや、一緒に練り込まれている柚子などの香りが、口や鼻腔の中いっぱいにふくらんでいきます。

 かしわは鶏のもも肉。ずっしりと重く感じるほど密度が高く、「肉を食べてる!」という満足感が強く得られます。

 かわ(皮)は塩焼き。この店では、塩焼きの焼き鳥には櫛(くし)切りにしたレモンが添えられます。好みに応じて、タレ、塩の味付けを指定することも可能です。塩焼きでも、塩は少なめに振ってくれているので、肉の味わいをそこなうことはありません。

 続いては、ちぎもと手羽先(1本270円)。

 ちぎもは鶏のレバー(肝臓)で、一番先っぽに1個だけハツ(心臓)が刺されています。レバーはプリッといい感じに仕上がっていて、串のまわりの部分だけがねっとりとレアっぽい。このレバーのタレ焼きは燗酒(千福1合450円)との相性も抜群です。七味唐辛子をかけてもいいし、山椒でいただいてもまたうまいですねぇ。

 手羽先は、皮と身の味わいのバランスが絶妙。手づかみでいただくと、骨際(ほねぎわ)の身のうまさを堪能することができます。

 ここまでで焼き鳥10本。そろそろお腹もいっぱいになってきたので、玉ねぎと、そろばんで〆ることにします。

 玉ねぎはペコロスという、直径3~4センチの小さなもの。半分に切ったものが1串に2個(つまり1串でペコロス1個分)刺さっていて、タレ焼きで仕上げられます。炭火で焼くと野菜もおいしい。

 そして、そろばんは首の肉。スゥ~ッと縦に裂くと、首骨の関節とそうでないところの肉が、プクプクと、そろばん玉が並んだような形でとれるので、そろばんと呼ぶんだそうです。せせりと呼ぶ店もありますね。こちらは塩焼きで。

 最後にお茶代わりの鶏スープ(サービス)をいただいて、今日のお勘定は3,800円でした。どうもごちそうさま。

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炭焼「鳥平」 / じゃこおろし(お通し) / 漬物(お通し)

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つくね / かしわ / かわ

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ちぎも / 燗酒1合(千福) / 手羽先

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玉ねぎ / そろばん / 鶏スープ(サービス)

店情報前回

《平成24(2012)年12月6日(木)の記録》

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〔コラム〕 2013年は首都圏酒場再発見の年に!

角打ちができる酒屋


 新年、あけましておめでとうございます。

 居酒屋礼賛メールマガジンではすでにご報告いたしましたが、1月1日付けで、呉から横浜に異動になり、2010年4月以来、2年9ヶ月ぶりに、再び横浜勤務となりました。

 今回も単身赴任で臨む予定で、新しい社宅は、古い商店街のすぐ近く。この商店街には角打ちができる酒屋や、立ち飲み屋、大衆食堂などもあって、なんだか楽しそうです。

 そんなわけで、今年、2013年のテーマは『首都圏酒場再発見』としました。

 3年近く、首都圏から離れていたからこそ、首都圏酒場の良さを客観的に再発見することができるんじゃないだろうか、というのがこのテーマを定めた理由です。こっちの生活に慣れてしまうと、せっかく呉暮らしで得られたこの客観性が保てなくなってしまうだろうから、この1年間くらいがチャンスだと思うのです。

 振り返って、昨年(2012年)のテーマは『居酒屋を研究する』。週末ののんびりとした時間を確保しつつ、酒場に関する文献調査などをやっていこうというのがねらいで、いろんな酒場本を読んだ1年となりました。

 しかしながら、8月末には早々と横浜への異動(転勤)が内示されたこともあって、年の後半は、呉酒場の総まとめのような感じになってしまいました。当初は10月に異動する予定だったのですが、諸事情により1ヶ月延び、また1ヶ月延びと異動が延期となって、最終的に1月1日付けになったのでした。

 呉でお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。横浜に移っても、仕事の内容は変わらないので、今年も仕事(出張)で呉にやってきたいと思っています。そのときはぜひまたよろしくお願いいたします。

 東京・横浜をはじめとする首都圏のみなさん。2年9ヶ月ぶりとなる首都圏の酒場にも、どんどん出かけて行こうと思っていますので、こちらもぜひまたよろしくお願いいたします。

 今年もみんなで酒場浴を楽しみましょう!

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