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2013年2月

豚鍋つまみに燗酒2本 … 「はまや食堂」(杉田)

豚(とん)鍋


 木曜日の仕事を終えてやってきたのは、京急杉田駅のすぐ近くにある、昭和33(1958)年創業の定食屋、「はまや食堂」です。

 入口を入って左手に3卓並んでいる2人卓のひとつに腰をおろし、燗酒の大(500円)と、豚鍋(とんなべ、680円)、そしてその豚鍋のできあがりを待つ間用として、ほうれん草のおひたし(200円)も注文します。

 すぐに出される燗酒と、定番のお通し(サービス)である枝豆。追いかけるようにほうれん草のおひたしも出てきました。

 年配のご夫婦ふたりで切り盛りされているこの店は、椅子は16個くらいあるものの、10人も入るとほぼ満席状態になります。

 飲んでるお客さんが半分以上ですが、食事だけのお客さんも多いし、比較的若い女性のひとり客なんかもやってきます。

 私自身、三日前(月曜日)にもここにやってきて、お酒抜きで、茄子味噌炒め+納豆+のり+ライスセットのB定食(580円)の夕食をいただいたばかり。

 特別定食(980円)、B定食(580円)、C定食(680円)の3品は、それぞれ日替り定食で、値段だけが固定されていて、内容がその日によって変わるのです。

 今日のB定食は、たまたま月曜日と同じく茄子味噌炒め。C定食は鉄板うどん+ライス小。特別定食は塩鮭(さけ)焼に、小鉢はほうれん草、揚げどうふ、里芋煮付の3種から2品を選択、そしてライスセットに、小皿のフルーツが付きます。

 定食になると、単品を組み合わせて注文するよりもいくらか(50~100円程度?)安くなります。しかしながら、みんながみんな定食を注文するわけではなくて、各単品メニューもそれぞれ大人気の様子です。

「できあがっていますので、そのままお召し上がりくださいね」

 という女将さんの言葉とともに、豚鍋が出てきました。できあがってるんだけど、簡易コンロの固形燃料には火がついていて、食べてる間も冷めないようになっています。

 鍋の中身は豚肉と、たっぷりの野菜に、豆腐と玉子。半熟の玉子をプツンとつぶして、具材をからめるようにしながらいただきます。

 この大徳利の燗酒1本くらいで飲み終えると、きっと身体にもいいんでしょうが、なかなか1本では終われない。もう1本、燗酒の大(500円)をおかわりして、豚鍋の汁までつまみに、すっかりと完食。

 最後に、ごはんの小(小皿のお新香が付いて150円)と納豆(100円)をもらって〆。

 1軒で〆の食事まで完結できるのが、お酒も飲める大衆食堂のいいところですね。

 1時間ちょっとの晩酌タイム。お勘定は2,130円でした。どうもごちそうさま。

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月曜日のB定食 / ほうれん草と燗酒(大) / ごはん(小)と納豆で〆

店情報前回

《平成25(2013)年1月31日(木)の記録》

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コハダ酢にピリリ山椒 … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)

コハダの酢の物


 定番の料理5品と燗酒3杯でおなじみの「武蔵屋」ですが、定番の5品以外にも、コハダの酢の物や、ニシンの煮付け、煮貝、キヌカツギなどの料理が用意されていて、それぞれ500円で追加注文することができます。

 上の写真はコハダの酢の物。大根の千切りの上にコハダがのり、おろし生姜がトッピングされています。

 コハダの切り方は季節によって違うようですが、今の季節は斜めにスライス。つながった身のように見えますが、斜めの切り目ごとに、ひと切れずつに分かれています。

 コハダと呼ぶには、もう大きすぎるくらいですが、味はいいですねえ!

 小粒でもピリリと辛い、山椒の実が、とってもよく効いていて、「武蔵屋」ならではの桜正宗の燗酒が進むこと進むこと。

 今日は、小上がりの座敷、一番手前にある2人卓にひとりで座り、小瓶のビール(キリン一番搾り、500円)からはじめました。

 ビールを注文すると、小皿に入れた豆菓子も出してくれるので、これをポリポリとやりながらビールを飲むんですね。

 そしてチビチビと燗酒を飲んでいたら、

「こちらでご相席をお願いします。浜田さん、よろしくね」

 と、おばちゃん(=女将)に案内されて、小さな2人卓の向かい側にやって来たのは、女優の五大路子(ごだい・みちこ)さん。

 ちょうど1年ほど前にも、この店で五大さんにお会いしました。

 そのときは、五大さんご自身がおばちゃん(女将)役として、『野毛武蔵屋 三杯屋の奇跡』という公演をされる直前で、五大さんはきっちりとした和服姿でいらっしゃってました。

 今日は仕事帰りの洋服姿。

 おばちゃんが、「この方はね…」と、私のことを五大さんに紹介してくださって、しばし歓談させていただきます。

「よくいらっしゃってるんですか?」

 とたずねてくださる五大さんに、

「今年に入って、今日で3回目です」

 と答えると、

「あら、私も3回目。近くに来ると、寄って帰りたいのよね。この店が落ち着くのよ」

 と微笑む五大さん。さすが女優。輝く笑顔に、ものすごいオーラがあるなあ。

 ゆっくりと最後の燗酒を飲み干して、

「それでは、私はこれで。お先に」

 と五大さんにごあいさつして立ち上がると、

「なるべくまっすぐお帰りくださいね」

 とおばちゃんからも声がかかります。

「はい、ありがとうございます。今日もごちそうさまでした」

 おばちゃんと五大さん、そして店を手伝っているみなさんの笑顔に見送られながら、「武蔵屋」をあとにしたのでした。

店情報前回

《平成25(2013)年1月29日(火)の記録》

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うずら卵をピータンに … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

うずらピータン


 上の写真、オリーブか葡萄(ぶどう)のようにも見えますが、実はこれは「うずらピータン」(400円)。その名のとおり、うずらの卵をピータンにしたものです。

 つるんと一口で食べられる大きさがいいですね。いいつまみになります。

 しかもピータン独特のクセも少ないので、ピータンがあまり好きじゃない人でも、これなら食べられるかも!

 私自身は、本当のピータンも大好きなので、こうしてクセが少なくなってしまうと、なんだかちょっと物足りなくもあるなあ。

 今日は、午後4時に門前仲町(大坂屋)で飲み始め、木場(河本)、荻窪(やきや)とハシゴして、さらに路線バスで鷺ノ宮まで移動して、4軒目となる「ペルル」です。

 いつものように呑み仲間たちと一緒にキープしているニッカウイスキーを出してもらって、水割りセット(500円)です。

 水割りセットと言っても、水も氷も他のお客さんたちとシェアしながらいただくので、ボトルを入れている人たちだけのテーブルチャージのようなものですかね。

 つまみは、年中だいたい同じようなものが並んでいて、季節によってちょっとずつ変化します。

 今日は魚肉ソーセージが100円。麦チョコ、いぶりがっこ、わかめが300円。ミックスナッツ、ハンペンチーズ、ジャガチーズ、うずらピータン、シューマイ、辛みそ大根、とりハム、ボイルキャベツ、生ハム、温奴、ほうれん草ベーコンが400円。ししゃもが450円。カラスミ、パラスパ、ギンナン、山うにクラッカー、オリビアバゲット、サラミ、オリーブ盛り、チーズもち、オイスターのオリーブオイル漬けが500円。氷見いか、チーズ盛り、チーズいちじくが600円といったところ。

 いつもエビスビールを飲まれている常連さんが注文したビールのラベルに、鯛が2尾いるのをみんなで喜んだところで、私はそろそろお勘定。

 1時間半ほどの滞在は、900円でした。どうもごちそうさま!

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「ペルル」 / 電灯看板 / 右のエビスには鯛が2尾!

店情報前回

《平成25(2013)年1月26日(土)の記録》

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イカ棒つまみに水割り … 立呑み「やきや」(荻窪)

イカ棒つまみに水割り


 木場の「河本」を出て、地下鉄東西線で荻窪へ。今日の3軒目は、新鮮なイカ料理をはじめとする、つまみのほぼ全品が170円の立ち飲み屋、「やきや」です。

 土曜日、午後7時20分の店内は、9割ほどの入り。昔は中年以上の男性が多かった「やきや」ですが、今は若い男女が多い!

 今日は、いつも調理を担当されている中(ちゅう)さんの姿が見えず、かわりに女将さんが料理を担当されています。

 冬なので、イカ大根(170円)に燗酒(北の誉1合250円)といきたいところですが、今日はすでにお腹がいっぱいなので、ウイスキーの水割り(380円)からスタートです。

 ウイスキーは、「ブラックニッカ クリア & ウォーター」の300ml瓶。一緒に出される氷入りのサワーグラスに注いで、ツゥ~ッといただく水割りのおいしいこと。

 つまみには、『いかしょうが棒』を焼いてもらいます。ほとんどの料理が170円という中にあって、この『いかしょうが棒』は、なんと200円という高級品!

 『いかしょうが棒』は、イカの身が入った練り物(棒状のさつま揚げ)で、注文を受けてから1本を焼き台で炙って、おろし生姜を添えて出してくれます。チャラっと醤油をかけていただくと、いいつまみになります。

 ついさっきまで、《今日はもう、お腹いっぱい!》と思っていたのに、ウイスキーの水割りを飲み、いかしょうが棒を食べているうちに、またぞろ食欲がわいてきます。

「え~と、うなぎの肝焼き(170円)を1本、お願いします。あと漬物(170円)も」

 と、一気に2品も注文。イカ料理中心の「やきや」ながら、この2品以外にも、もつ煮込み(170円)や、串刺しフランク(170円)、めかぶ(170円)、みそきゅうり(170円)、冷奴(170円)など、イカ以外の料理も、メニューに並んでいるのでした。

 カラリッ…

 とウイスキーの水割りを飲み干して1時間ほどの滞在。お勘定は920円でした。

 どうもごちそうさま。

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ウイスキー水割り / うなぎ肝焼き / 漬物(白菜)

店情報前回

《平成25(2013)年1月26日(土)の記録》

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冬はおでんでホッピー … 「河本(かわもと)」(木場)

おでん


 仲町名物・牛にこみの「大坂屋」を出て、「魚三酒場」の行列を横目で見ながら、永代通りを木場方面へ。

 今日の2軒目は「河本」です。

 土曜日の「河本」は、のれんは出ていないものの、店内の灯りがちらりと見え、酒場らしいざわざわとした声も聞こえてきます。

 入口引き戸を開けて店内に入ると、午後5時20分の店内は7割程度の入り。

 「アハハ」と談笑しながら、目顔で飲み物をたずねてくれる女将の真寿美さんに、

「ホッピー(400円)をお願いします」

 と注文。ホッピーが誕生(1948年)して以来、この店では今日まで、ずっとそのホッピーがメインの飲み物。氷なしの2冷(ホッピーと焼酎が冷えている)で出されます。

「おでん(400円)を、豆腐を入れておまかせでお願いします」

 おでんもまた、にこみ(300円)や、かけじょうゆ(=まぐろぶつ、400円)と並ぶ、この店の名物つまみのひとつ。しかも、冬場にしか登場しない貴重品でもあります。

 おでんは5個の盛り合せが400円なので、1個あたり80円という低価格。さっき「豆腐を入れて…」と指定したように、自分の食べたいものがあれば、それを混ぜてもらうことも可能です。

 今日は豆腐の他に、大根、コンニャク、ツクネ、ナルトを盛り合わせてくれました。

 いつもは、まずまっ先に必ず注文する煮込みながら、今日は「大坂屋」で10本もの煮込みを食べてきたので、いきなりおでんをもらうことにしたのでした。

 「河本」→「大坂屋」の順には何度か行ったことがありますが、その逆順は初めてかも。

 1杯目のホッピーを飲み干したところで、今度は黒ホッピー(400円)と、つまみには『バタピーナツ』(←メニュー表記のまま、200円)をもらいます。

 にこみ、かけじょうゆ、おでん、バタピーナツ以外の今日のメニューは、タコ(400円)、柿の種(200円)、とまと(400円)、もろきゅう(300円)、身欠ニシン(400円)、ゆどうふ大(200円)・小(100円)、しおから(200円)。品数は少ないながらも、呑ん兵衛心をくすぐる珠玉の酒肴ですね。

 午後6時半まで1時間ちょっとの滞在。お勘定は1,400円でした。ごちそうさま!

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ホッピー / バタピーナツ / 黒ホッピー

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《平成25(2013)年1月26日(土)の記録》

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玉子入りスープの悦楽 … 牛にこみ「大坂屋(おおさかや)」(門前仲町)

玉子入りスープの悦楽


 大正13(1924)年創業。仲町名物・牛にこみの「大坂屋」にやってきました。

 入り口引き戸を開けて店内に入ると、なんとすでに右手メインカウンター(6~7席程度)はすでに満員で、左手壁際に作りつけられたサブカウンター(4~5席程度)にも、先客がひとり座っている状態。

 現在の時刻は午後4時5分。開店からまだ5分しかたっていないのに、あっという間にいっぱいになっちゃうんですね!

 私も左手サブカウンターの一角に座り、注文を取りに来てくれたおにいさんに、大瓶のビール(650円)をたのみます。

 店の経営が、女将さん(三代目)から、その娘さん(四代目)に移りつつあるという話は聞いていたのですが、カウンター中央の鍋のところにいる女性が、女将の娘さんなんですね。注文を取りに来てくれるおにいさんは、娘さんのご主人なのかな?

 大瓶ビールと、お通しの漬物(きゅうり2切れ+大根2切れ)が出たところで、

「煮込み(1本130円)をおまかせで5本と、あと玉子入りスープ(330円)をください」

 と煮込みを注文すると、すぐに出してくれたのは、ナンコツ(喉)が1本とシロ(腸)が4本という、とっても無難な組み合わせ。

 私が今日初めて娘さんにお目にかかったのと同じく、娘さんにとっても私は一見(いちげん)の客。だから、だれにでも好まれやすいシロを中心にしてくれたんでしょうね。

 ここの煮込みは、串に刺した状態で出されるのが大きな特徴。昔は多くの店がこうだったらしいのですが、今ではこのタイプの煮込みが食べられる店は希(まれ)です。

 久しぶりの「大坂屋」の煮込みに舌鼓を打っているうちに、玉子入りスープも出てきました。注文を受けてから、ゆで卵にしていくので、最速でも10分ほどはかかるのです。

 『玉子入りスープ』という名のとおり、この料理の主役は『スープ』で、それに『十文字に切り目を入れた半熟のゆで卵』が入っているというもの。

 この店の、みそ味ベースの、コクのある煮込み汁は貴重品。だから煮込みをお皿に盛ってくれる時も、スープは入れてくれません。

 そのこってりスープに、さらに半熟卵のコクまで加えていただこうってんだから、なんとも贅沢(ぜいたく)なスープだことよ!

 でもこのスープを、添えられたスプーンでぐいぐい食べてしまってはもったいない。

 ゆで卵をグチャグチャっとつぶして、串からはずした煮込みをそのスープに絡めながらいただくと、煮込みはさらに美味くなるは、スープは長持ちするはで、まさに一石二鳥。

 フワ(肺)、ナンコツ、シロをそれぞれ1本ずつ追加し、焼酎(400円)の梅割りと氷をもらって、梅割りロックで楽しみます。

 その3本を食べ終えても、まだもうちょっとスープが残っているので、最後にナンコツとフワをもう一度もらって、ちょうど10本。1時間ほどの滞在は、2,780円でした。

 どうもごちそうさま。美味しかったなぁ。

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《平成25(2013)年1月26日(土)の記録》

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みなとみらいの反対側 … バー「日の出理容院(ひのでりよういん)」(桜木町)

日の出理容院


 金曜日の今日は、会社の新年会で『みなとみらい』にやってきました。

 みなとみらいは桜木町駅の海側。いつも飲みに出てくる野毛(のげ)は、逆に桜木町駅の山側です。どちらも同じ駅なのに、みなとみらい側にはほとんど行ったことがありません。テレビでもよく見かける、都会の横浜らしい光景に、なんだかドキドキしますねえ。

 一次会、二次会と、みなとみらい地区での新年会を楽しんで、桜木町駅の改札口で解散したのは午後11時過ぎ。

 桜木町駅から、都内の自宅へと向かうには、午前0時ちょっと前の電車に乗ればいいのですが、終電に近い電車は猛烈に混雑していることが多いので、今日はハナから断念。磯子区内の単身赴任社宅に帰ることにしています。

 社宅に帰る場合は、JRならば桜木町駅を0時42分の、京急ならば日ノ出町駅を0時31分の電車に乗れば大丈夫なので、あと1時間ちょっとは飲めそうです。

 『それじゃあ最後にもう1軒』と、ひとりでフラフラと出かけたのは、知らない人には絶対にバーには見えない、隠れ家風のバー、「日の出理容院」です。

 その名のとおり、かつては本当に「日の出理容院」として営業していた理容院の内装を改装してバーとしての営業を始めたのでした。

 バーを切り盛りするのは、女性バーテンダーのメグミさん。

 女性バーテンダーと言えば、『男性と同じようなバーコートをシャキッと着て、男性顔負けのテキパキとしたしぐさでカクテルを作る人』といったイメージも強いのですが、メグミさんは違う。

 近所のおねえさんがそのままカウンターの中に立っている感じで、空気がやわらかい。

 それでいて、いろんなカクテルの注文が来ても、ちゃんと作ってしまうのがおもしろい。

 今日はまずメグミさんの分と、私の分の2杯の生ビール(500円)をもらって、

「お久しぶり、今年もよろしく!」と乾杯。

 こんなに夜遅くても、店内には数人のお客さんがいて、ウイスキーやカクテルを楽しんでいます。午前2時までの営業ですもんね。

 最後にグレンフィディック(700円)をロックでもらって〆。どうもごちそうさま。

 終電のひとつ前くらいの電車で帰宅することができました。

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《平成25(2013)年1月25日(金)の記録》

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特別定食の晩酌で満腹 … 「はまや食堂」(杉田)

特別定食


 昨夜、会社の新年会の後にやってきて、軽く燗酒1本でくつろいだ「はまや食堂」。今日はじっくりと飲んでみようと再訪です。

 この店は定食メニュー、一品メニューともに充実しているものの、人気があるのは日替りのサービス定食の様子。

 特別定食(980円)と、B定食(580円)、C定食(680円)の3種類があるようです。

 特別定食は、昨日は主菜が刺身(まぐろ、イカ)で、副菜はほうれん草、揚げどうふ、大根煮付という3種の小鉢から2品を選び、ライスセット(ごはん、みそ汁、漬物)にフルーツ。今日は主菜が塩鮭焼きで、副菜がほうれん草、なめこおろし、里芋煮付から2品を選び、ライスセット(ごはん、みそ汁、漬物)にフルーツと、昨日も今日も、ボリュームたっぷりです。

 もっとも安いB定食は、昨日は茄子味噌+納豆+のり+ライスセット。今日は湯豆腐+納豆+ライスセットと、ヘルシー指向です。

 C定食は、昨日がハムエッグ+なめこおろし+ライスセット。今日はハムエッグ+とん汁(大)+ライスと、こちらはハムエッグを主菜に据えた定食になっています。

 飲むのにちょうど良さそうなのは、小鉢(単品だと各200円)が2品付いてくる特別定食ですね。

「大瓶ビール(480円)と、特別定食(980円)をホウレン草と里芋煮付でお願いします」

「はいはい。大瓶のおビールと、特別定食のホウレン草と里芋煮付でございますね」

 今日もきっちりとした女将さんの復唱が入って、すぐにビールとお通しの枝豆が出され、さらにほとんど待つことなくホウレン草のおひたしも出してくれます。

 ボリューム感あふれる特別定食は、食事だけのお客さんにも人気が高いようです。食事だけの場合は、すべてのおかずがそろってから、お盆で一気に出されています。お酒と一緒にたのんだときは、つまみとしても楽しめるように、できた順に出してくれるんですね。

 ややあって、里芋煮付も出てきました。昨日の大根煮付もそうだったように、今日の里芋煮付も、里芋のみならず、ニンジンやインゲン、シイタケにコンニャクなども一緒に煮ている具だくさんタイプ。

 そして塩鮭焼きとライスセット(ごはん、みそ汁、漬物)に、フルーツの小鉢も出てきて、テーブル上がいっぱいになりました。

 大瓶ビールがなくなったところで、燗酒の大(500円)をもらいます。

 小鉢もの2品はもちろんのこと、豆腐の味噌汁も、漬物も、塩鮭をほぐしてのせた熱々ごはんも、燗酒のいいつまみになります。

 見た目どおり、食べてみてもやっぱりものすごいボリューム。ごはんは小にしてもらってもよかったかもね。でもきっちりと完食。

 フルーツの小鉢をいただいて、最後に出してくれた熱いお茶をすすって終了。

 1時間半ほどの滞在で、お勘定は1,960円。「超」が付くほど満腹になりました。どうもごちそうさま!

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はまや食堂 / 今日のサービス定食 / 大瓶ビール

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ほうれん草おひたし / 里芋煮付 / 塩鮭焼き

店情報前回

《平成25(2013)年1月24日(木)の記録》

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お酒も飲める大衆食堂 … 「はまや食堂」(杉田)

燗酒(大)


 会社の新年会のあと、単身赴任社宅近くの定食屋、「はまや食堂」にやってきました。

 呉で過ごした3年近くの間に、大衆食堂で飲むのがすっかり好きになってしまったので、新しい社宅の近くでも、ぜひ酒を飲むこともできる大衆食堂を見つけたかったのです。

 「今日も元気 ごはんがうまい! はまや」と書かれた暖簾(のれん)をくぐり、すりガラスの引き戸を開けて店内へ。

 小さな店内は、右手の壁ぎわに、造りつけのカウンター3席に、その奥に4人卓。左手には2人卓が3つ並び、その奥に補助席的な3人ほど座れる卓があります。

 右手のカウンター席と、4人卓には、それぞれ男性ひとり客が座っているので、ちょっと遠慮がちに左手奥の補助席的なテーブルに座り、まず飲み物メニューをチェックすると、瓶ビールの大瓶・中瓶に、日本酒が大と小。

 焼酎類は置いていないようです。

「日本酒の大をください。燗酒で」

「はいはい。日本酒大の燗酒ですね。どうぞ、こちらにゆっくりとお座りください」

 きっちりと、一語一語をくぎるように復唱して、厨房に注文を伝える女将さん。店はご夫婦二人で切り盛りしているようです。

 女将にすすめられるままに、2人掛けテーブルのひとつに移動し、待つことしばし。小さなお盆にのった大徳利とお猪口、お通し(サービス)の枝豆が出されます。

 壁にずらりと並ぶメニューの中に、「本日の煮物」というコーナーがあり、今日は大根煮付(200円)という短冊が貼り出されています。これをもらってみましょう。

 煮物はすぐに出されるかと思いきや、注文を受けてから、一人前ずつ最後の仕上げをしてくれているらしく、ちょっと待ってから登場。大根煮付と言いつつも、ニンジンやインゲン、コンニャクに竹輪、薩摩揚げまで入って具だくさん。これで200円はうれしいなあ。

 他のお客さんはと見ると、『定食屋』と銘打っているだけあって、二人とも定食を食べていますが、4人卓のお客さんは大瓶のビールも飲みつつ定食です。

 そこへ入ってきた新たな男性ひとり客は、縞ホッケ焼き(550円)と酢の物(180円)を注文して、大徳利の燗酒(500円)。いいですねえ。ここは明らかに飲める大衆食堂だ。

 私も追加で納豆おろし(150円)をもらって、テレビを見ながら燗酒をちびりちびり。

 の~んびりと1時間ほどくつろいで、今日のお勘定は850円でした。ごちそうさま!

 よしっ。今度は1軒目としてやってきて、じっくりと飲むことにしよう。

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はまや食堂 / 大根煮付 / 納豆おろし

店情報

《平成25(2013)年1月23日(水)の記録》

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店情報: 「はまや食堂」(杉田)

【閉店】「はまや食堂」は店主ご夫妻ご高齢のため、平成27(2015)年4月16日(木)をもって閉店いたしました。

    はまや食堂
  • 店名: おいしい定食「はまや食堂」
  • 電話: 045-771-4708
  • 住所: 235-0033 神奈川県横浜市磯子区杉田2-2-14
  • 営業: 11:30-14:00 & 17:30-22:00、日休
  • 場所: 京急本線・杉田駅西口の階段を下りて、左にUターンして横須賀・京急富岡方向へ約80m、バス通り(県道22号線)に出たら右(山方面)に折れ、直進すること約70m、右手。黄色い回転灯が営業中の目印。杉田駅からは約2分。向かい側に「養老乃瀧 杉田店」がある。
    JR新杉田駅からは「らびすた新杉田」を超えて、信号交差点を渡って杉田商店街(県道22号線)を直進。京急本線の踏切を渡って、70mほど先、右手。
  • メモ: 昭和33(1958)年創業の、ご夫婦二人で切り盛りする定食屋。【禁煙】の店内はカウンター3席、4人掛けテーブル1卓、2人掛けテーブル3卓、3人掛け補助テーブル1卓の計16席だが、半分ほど埋まるとほぼ満席状態になる。
    〔飲み物〕キリンラガービール大瓶480・中瓶430、アサヒスーパードライ中瓶430、日本酒(美酒「爛漫」秋田)大500・小280(焼酎類は置いていない)。
    〔一品〕野菜サラダ250、焼ピーマン150、ハムサラダ350、白菜漬物180、オニオンサラダ180、冷しトマト150、冷ヤッコ130、山芋とろろ280、酢のもの(キュウリ、わかめ)180、枝豆180、しらすおろし180、なめこおろし250、納豆100、納豆おろし150、大根おろし100、鮪納豆(まぐろなっとう)380、厚焼玉子200、ハムエッグ250、茄子生姜(なすしょうが)250、茄子味噌(なすみそ)250、マカロニサラダ200、ポテトサラダ200、ほうれん草おひたし200、小松菜おひたし200、山うど酢味噌200、本日の煮物(日替り)200 or 250、おとうふ汁80、たまご入汁150、とろろ昆布汁150、わかめ汁250、なめこ汁280、あさり汁280、豚(とん)汁300、ライス大220・中170・小150。
    〔本日の海の幸(おさかな)〕縞ホッケ焼550、イカ刺身380、赤魚粕焼650、山かけ(マグロ、とろろ芋)450、マグロ刺身550、マグロぶつ530、サバ焼530、マグロぬた380、塩鮭焼450、サンマ塩焼き530。
    〔あったか鍋〕豚(とん)鍋(豚肉、たまご、豆腐、野菜)680、土鍋うどん(うどん、野菜天ぷら、たまご他)650、湯豆腐280。
    〔冷たいうどん〕冷やしうどん(野菜天ぷら付き)780、サラダうどん650。
    〔サービス定食(日替り)〕特別定食([例]メインの日替りおかず+3種から2品をチョイスする小鉢+ライスセット+フルーツ)980、B定食([例]茄子味噌や湯豆腐などの日替りおかず+納豆+のり+ライスセット)580、C定食([例]ハムエッグ+日替り小鉢1品+ライスセット)680。
    〔定食〕野菜天ぷら(冷ヤッコ付)定食780、塩鮭焼ライスセット680、鮪(まぐろ)刺身ライスセット780、鯖(さば)焼定食780、豚肉スタミナ鉄板ライスセット780、ハムエッグ(冷ヤッコ付)定食580、豚肉生姜焼定食650、豚肉と茄子(なす)のスタミナライスセット850、カレーライス(冷ヤッコ付)セット680、とんかつライスセット780、鉄板うどん580、和風ハンバーグ(目玉焼付合せ)ライスセット780・単品550、秋刀魚(さんま)塩焼ライスセット750、縞ホッケ焼ライスセット780、鰤(ぶり)照焼ライスセット850・単品600、豚肉とゴーヤの鉄板ライスセット850、赤魚粕焼(酢のもの)ライスセット980、など。(2013年1~8月調べ)

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〔コラム〕 かき揚げ天玉子入りきしめん@名古屋駅「住よし」

かき揚げ天玉子入りきしめん

 津(三重県)への出張の帰り道に、GAさんの記事で気になっていた名古屋駅在来線7・8番線ホームの「住よし」で、記事にあった『かき揚げ天玉子入りきしめん・そば』(550円)の食券を買って店内へ。

 店内は立ち食いのL字カウンターのみ。手前の角を挟むように男性客が二人立ってうどんを食べているので、その奥側、L字長辺の中央あたりに立って、カウンターの中の年配の男性に食券を渡すと、

「そばですか。きしめんですか」と聞かれ、

「きしめんでお願いします」と答えると、その奥のフライヤーのところにいる、これまた年配の女性に、

「かき揚げ天玉子、きしめんで」と注文が通されます。

 GAさんが書かれているとおり、すでに揚げ終えてずらりと並んでいる『かき揚げ天』の1枚を取り、もう一度フライヤーの中へ。そしてそのとなりの大きな『ゆで場』に『きしめん』の麺が投入されます。

 しばし待ってからフライヤーから『かき揚げ天』を取りだし、油切りのバットに置き、ゆでていた『きしめん』を湯切りして丼に入れ、『かき揚げ天』をのせ、生卵を割り入れ、ダシをかけると、ジュゥーーッと揚げたて天ぷらの音。

 その状態でおじざんに渡すと、おじさんは『かまぼこ』を1枚のせ、『刻みネギ』をのせ、そしてたっぷりの『カツオぶし』をのせて、スッと出してくれます。

 まずは『きしめん』をひとすすり。あぁ。麺のコシが、強烈すぎず、ゆるすぎず、ちょうどいい。熱々がうまいなあ。

 今度は黄身をプツンとつぶして、それをからめるように『きしめん』をもうひとすすり。天玉そばのような、甘みのあるツユじゃないんだけど、からめた黄身との相性はいい。

 そしてこれまた熱々の天ぷら。二度揚げして、表面がカリッと香ばしいのがとてつもなくうれしい。具は小エビ数尾と、大量の玉ネギ、そしてニンジン。なかでも小エビが秀逸。身のところは皮を取ってるんだけど、尻尾の部分をあえて残している。この尻尾のカリッと感がまたいいですねえ!

 ここでカウンター上に置かれた、缶入りの唐辛子を振りかけると、これが真っ赤な一味唐辛子。しっかりとした辛味が、この『きしめん』をより引き立てます。

 入口近くにいた男性二人は、順次店を出て、今は私ひとりだけ。そこに入ってきた中年の男性客が、店のおじさんに2枚の食券を手渡すと、おじさんからおばさんに「湯豆腐です」と声がかかり、おじざんのほうは塗りの升にコップをセットし、燗酒を注ぎます。

『へぇ~、酒やつまみもあるんだ』と感心していると、その燗酒を受け取った客がまたしぶい。表面張力の部分をクイッと飲むと、身体を横向けるようにして、みんなから見えない角度にしておいて、升にあふれた酒をキューーッと一気に飲みきって正面に向き直って升を置き、もう片方の手に持っていたコップを、その中に戻します。

 あふれさせてくれたお酒は、お店からのサービスなので、こうやって一気に飲みきるのが本来の作法なんですね。少し飲んだコップの中に、升のお酒を戻してはいけません。

 湯豆腐は、パック入りの豆腐を、平ための小鉢に入れ、電子レンジでチンと温め、刻みネギやカツオ節をのっけてできあがり。これまたあったかくて良さそうです。なるほど、ここはホームの立ち飲み屋も兼ねてるんですねえ。

 店を切り盛りするお二人、ご夫婦かと思しき年かっこうなのですが、こちらを向かれたときに胸の名札を確認してみると、まるで他人のようでした。

 やあ、おいしかった。食券を買ってから、店を出るまで、ほんの10分ほど。この素早さがホームの立ち食いうどんのいいところですね。

 店を出て、改めて食券の販売機を確認してみると、生ビール大600・中380、清酒250、本醸造酒360、吟醸生貯蔵酒(冷)380、焼酎(梅・レモン)300、チューハイ300といった酒類のほか、枝豆200、串カツ(2本)230、イカげそのフライ230、いわしのフライ200、おでん(3品盛)210、さつま揚げ180、天つま(小エビ、玉ネギ、ニンジン)180、豆腐(温・冷)180、どて260と、つまみも充実。次の機会には立ち飲みをしに来てみなきゃね。

《平成25(2013)年1月22日(火)の記録》

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フライの後に金目頭煮 … 「福田フライ(ふくだふらい)」(桜木町)

金目頭煮


 日曜日の今日は、野毛のフライ屋、「福田フライ」にやってきました。

 フライというのは串揚げ(串カツ)のこと。

 横浜では串揚げ(串カツ)のことをフライと呼ぶ店が多いようです。

 私が知っているだけでも、ここ「福田フライ」の他に、日ノ出町駅近くの「フライの店 ひのでや」、阪東橋駅近くの「フライの店 總彌(そうや)」などがフライを名乗っています。

 それにしても、日曜日でもお客さんが多いですねえ。メインの立ち飲みカウンターはいっぱいなので、その背後の壁に作りつけられたカウンターの一角に入り、今日は燗酒(大関380円)をもらって飲み始めます。

 「福田フライ」創業当時からの人気の品は、フライと漬物。というか、かなり長いこと、この2種類しかなかったようです。

 フライのほうは、山のように注文が入っていておばちゃんも大変そうなので、まずは白菜の漬物(150円)を注文すると、すでに売り切れていて、今日はキュウリ(150円)しかないとのこと。キュウリはぬか漬けの1本をひと口大に切り分けて出してくれます。

 しばらくして、おばちゃんの手が空いたところでフライを注文しますが、フライのほうもいろんなネタが売り切れていて、あるものの中から選ぶしかない状態。日曜日もすごいことになってるんですねえ。

 で、選んだのは「砂ぎも」(140円)を塩で、「とりかわ」(140円)と「くじら」(190円)はソースで、それぞれ1本ずつ。

 味付には塩やソースのほか、ニンニク醤油と唐辛子で作った「辛いソース」もあるのですが、これは明日まで引きずるくらい強烈な臭いなので、今日は止めておきました。

 フライとなると、やっぱり酎ハイ(400円)ですね。燗酒をグッと飲み干して、酎ハイをいただきます。

 そうしているうちにもお客はどんどん増えてきて、おばちゃんはますます大忙しになってきました。ならばと、カウンターの奥にいるノブさん(おばちゃんの息子さん)に金目頭煮(850円)を注文します。

 「福田フライ」はフライ屋ながら、ノブさんのコーナーでは刺身や煮魚などの魚料理を食べることができるのです。

 金目頭煮が出たところで、飲み物をふたたび燗酒(380円)に切り換えます。

 魚の頭(カブト)の部分は、それぞれの部位で食感や味わいが違うのが楽しい。しかも、ここの煮魚は注文を受けてから作ってくれるので、身がとろけるように柔らかいのです。

 1時間ほどの滞在で、お勘定は2,630円。

 日ノ出町駅経由で帰る道すがら、「第一亭」で、野菜のうまみたっぷりのタンメン(550円)をいただいて〆としたのでした。

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きゅうり漬物と燗酒 / くじら、とりかわ / 「第一亭」タンメン

店情報前回

《平成25(2013)年1月20日(日)の記録》

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イナゴ佃煮で立ち飲み … 「愛知屋酒店(あいちやさけてん)」(新杉田)

イナゴ佃煮で立ち飲み


 土曜出勤だった今日は、会社帰りに杉田商店街の「愛知屋酒店」にやってきました。

 いつもは、文字どおり『立錐の余地もない』ほど混んでいる「愛知屋酒店」ですが、今日はガラガラといってもいい状態。

 右手の直線立ち飲みカウンターには、奥のほうに男性二人連れ。中央の、ホーローのバットをいくつか並べてテーブル代わりにしているスペースにも男性二人連れの、合計4人。

 こんなに客が少ない「愛知屋酒店」は見たことがありません。

 前回同様、カウンターの一番手前側に立ち、これまた前回同様、燗酒(250円)を注文すると、注文を受けてから小さなヤカンに「沢の鶴」を入れて、直火で燗をつけて、目の前のコップに、表面張力まで注いでくれます。

 とそのとき! ドンッとカウンターがゆれて、せっかくの表面張力の部分が、パッとこぼれてなくなってしまいました。

《なんだなんだ。地震でもないのに、いったい何が起こったんだ?!》

 と思って、奥に立っている二人の先客のほうを見てみると、そのうちの一人が、立ち飲みカウンターに完全に体を預けるような形で立ち飲んでいます。だから、彼が笑ったり、酎ハイを飲もうとカウンターから体を離したりするたびに、それほど頑強ではない造りのカウンター全体が揺れていたんですね。

 これはいけません。

 確かに体をすっかり預けて、もたれかかってしまったほうが楽でしょうが、みんなで共有しているカウンターなので、他の客に迷惑をかけないことも重要です。

 こういう弱い造りのカウンターの場合は、カウンターから、こぶし1個分くらい離れて立ち、カウンター上はお酒と料理の置き場としてしまうか、せいぜい手をつく程度にとどめておくのがいいんじゃないかと思います。

 そんなわけで、口から迎えにいく予定だった表面張力の部分がなくなったので、お酒はそのままカウンターに置いておいて、つまみの選択に移ります。

 冷蔵陳列ケースにならぶお惣菜パックが大きな特徴のこの店ながら、前回、常連さんらしき独り客が、レジの後ろ側に並んでいる煮魚の皿を取っていたので、今回はぜひその魚料理を取ってこようと思っているのです。

 土曜日なので、作っている料理も少ないのか、レジの後ろに並んでいるのは2皿のみ。ひとつはサバの塩焼きで、もうひとつは軽く衣をつけて唐揚げにした魚。尻尾やヒレもからりと揚がっていて、おいしそうです。

「これはなんの魚?」

 レジのところにいる女将さんに尋ねると、

「赤魚(あかうお)ですよ」

 とのことで、さっそくそれを手に取ると、

「あっためましょうね」

 と電子レンジで仕上げてくれます。

 陳列ケースからは大根の漬物(105円)を取ってきて、燗酒を飲みながら待っていると、

「はい、お待たせしました。お好みでポン酢醤油をかけて食べるとおいしいですから」

 とアツアツの赤魚唐揚げと、ポン酢醤油の小瓶を一緒に出してくれます。

 女将さんの言のとおり、このポン酢醤油がピシャリと合って、とてもおいしい。尻尾もヒレもすっかりいただいて、皿の上は何の残骸もなく、すっかり空っぽです。

 1杯目のお酒の残りもクイッと飲み干し、

「燗酒のおかわりをお願いします」

 とカウンターの中の店主に注文。この店は、店主も女将さんも、すぐにわかるほど人柄がいいので、ものすごく居心地がいい。

 つまみには、陳列ケースに並んでいたイナゴの佃煮(160円)を持ってきます。

 7時半を過ぎるころには、みんないなくなって、客は私ひとりだけ。店は午後8時までの営業なんだそうです。

 1時間弱の立ち飲みタイム。今日のお勘定は1,265円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成25(2013)年1月19日(土)の記録》

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横浜でもやっぱりカキ … 「栄屋酒場(さかえやさかば)」(日ノ出町)ほか

殻付き生ガキ


 「imaのラーメンブログ」のimaさんが、仕事で横浜に出てこられたので、仕事終わりに待ち合わせて野毛(のげ)の町に出かけます。

 1軒目は野毛を代表する老舗酒場「武蔵屋」です。imaさん、imaさんの同僚、そして私の3人で、奥の小上がりの1卓に座り、大瓶ビール(700円)から、いつもの燗酒3杯のセット(2,200円)へと移行します。

 「武蔵屋」は、火・水・金のみの営業。今日は金曜日なので営業はしているのですが、いつも以上の大行列。我われが店を出たのは、午後8時前でしたが、その時刻でもまだ行列が途切れていませんでした。すご~いっ。

 2軒目は、これまた定番の「ホッピー仙人」で、今日もまたサーバー(樽ホッピー)の黒(500円)をいただいて、同じ都橋商店街の並びにある「野毛ハイボール」へと移動すると、一番奥の席で飲んでいるのは、横須賀のみっちゃんです。imaさんとみっちゃんは同じときに呉に来てくれたことがあるので、互いに旧知の仲。ハイボール(700円)を飲みつつ、久しぶりの再会に話も弾んでいます。

 そこへやってきたのは、野毛の夜行性肉食獣・ひろたろうさん(女性です!)。わぁ、今度はimaさんのみならず、私もお久しぶり。

「これからまた野毛にもちょこちょこ飲みに来ますので、またよろしく!」と乾杯です。

 ひとり1~2杯ずつハイボールをいただいたところで「野毛ハイボール」を出て、4軒目は台湾料理の「第一亭」をのぞいてみたものの、なんと『超』が付くほどの満席状態。さすが人気店、さすが金曜日のですねえ。

 それじゃあと向かったのは、魚介類の美味しい「栄屋酒場」です。かろうじて1卓空いていて、一緒に来てくれたみっちゃんと4人で、そのテーブルを囲むと、燗酒をもらって、刺身やら、生ガキやら、カキフライやら。

 呉のカキが食べられない分、ここでたっぷりとカキ三昧(ざんまい)。「栄屋酒場」はカキもやっぱり美味しいねえ!

 「栄屋酒場」にも、できるだけ早く顔を出して、転勤のごあいさつしておきたかったので、今日は本当によかったです。

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「武蔵屋」おから、たら豆腐 / きぬかつぎ / こはだ酢

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「ホッピー仙人」 / サーバー黒 / シャリキン パウチ

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「野毛ハイボール」 / 専用のグラス / えびせんを肴に

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「栄屋酒場」燗酒とお通し / 刺身盛り合せ / カキフライ

・「武蔵屋」の店情報前回) / 「ホッピー仙人」の店情報前回) / 「野毛ハイボール」の店情報前回) / 「栄屋酒場」の店情報前回

《平成25(2013)年1月18日(金)の記録》

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パックのお惣菜を肴に … 「愛知屋酒店(あいちやさけてん)」(新杉田)

パックのお惣菜を肴に


 杉田商店街の路地にある『酒屋の角打ち』の店、「愛知屋酒店」にやってきました。

 店内では、酒やその他の食品なども売ってはいるのですが、右側に店の奥まで続く直線の立ち飲みカウンターがあったり、それ以外の普通の売り場部分でも、グループで来た客が立ち飲んでいたりと、すっかり普通の立ち飲み屋さんといった風情です。

 初回なので、右手立ち飲みカウンターの一番手前側に遠慮がちに立ち、店主に燗酒を注文すると、「はい」と心地の良い返事が返ってきて、小さなヤカンで燗をつけてから、目の前にコップを置いて、ヤカンからトトトトトッと表面張力まで注いでくれました。

 日本酒は、いろんな銘柄のものが選べるようになっていて、今回のように特に指定しないで注文すると、灘の「沢の鶴」(250円)が出されます。

 酒屋の角打ちは、その場で支払う(キャッシュ・オン・デリバリー)ことが多いので、財布からお金を出そうとすると「あとでもいいですよ」と店主。ここは後でまとめて清算するタイプのお店なんですね。(その後の顛末:その場払いもOKです。)

 酒屋の角打ちのつまみは、缶詰や乾きものであることが多いのですが、この店ではそれらの品は、二番手的な扱いの様子。ほとんどの人が手に取るのは、店の中央部にデンと置かれた大きな冷蔵ケースに並んでいるパック入りのお惣菜です。

 刺身、煮物、焼き物、漬物などなど、30種類ほどはあろうかというお惣菜が、それぞれ小さな透明パックに小分けされて入れられていて、ふたが開いてしまわないようにセロテープで留めています。

 パックの上部中央には、スーパーでよく見かけるような小さな値札が貼り付けられていて、それぞれ105円から260円(←マグロ刺身)くらい。

 ちょっと迷いながら、ポテトサラダ(105円)とイカ焼き(210円)のパックを手に取ると、すぐ近くにいる女将さんが「イカはあっためましょうね」と、イカ焼きをパックごと電子レンジで温めてくれます。

 店主がカウンターの中でお酒を注いだり、サワーを作ったりして、それをカウンターのみならず、ホールのお客さんにも届け、女将さんがお惣菜の近くにいて、料理の最終仕上げをする、というのが役割分担のようです。

 1杯目の燗酒はあっという間に飲み干して、2杯目をもらいます。

 カウンター席の奥のほうで飲んでいる3人の男性は、それぞれひとり客としてやってきた常連さんらしく、毎日のようにここで顔を合わせるうちに仲良くなったようです。

 その常連さんたちの『男の井戸端会議』的な会話もつまみにしながら、2杯目のお酒で、2品のつまみをきっちりと平らげたのですが、なにやらもうちょい物足りない。

「すみません。もう1杯いいですか?」

「はいはい。いいですよ」

 と、3杯目もなみなみと注いでくれます。もう一度お惣菜パックのところに行って取ってきた3品目のつまみは、大根の漬物(105円)。漬物もいろんな種類が置かれています。

 1時間ほど立ち飲んで、今日のお勘定は1,170円でした。ごちそうさま。

店情報

《平成25(2013)年1月17日(木)の記録》

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店情報: 「愛知屋酒店(あいちやさけてん)」(新杉田)

    愛知屋酒店
  • 店名: 愛知屋酒店(有限会社愛知屋小林商店)
  • 電話: 045-771-0727
  • 住所: 235-0033 神奈川県横浜市磯子区杉田4-8-57
  • 営業: 15:00-20:00、日祝休
  • 場所: JR根岸線・新杉田駅の改札を出て、そのままビルの2階フロアを直進。突き当りの回転寿司屋を右に折れ、歩道橋を渡って「らびすた新杉田」を抜けて、左側のエスカレーターを降りると目の前が聖天橋(しょうてんばし)の信号交差点。その横断歩道を渡って杉田商店街に入り、右手のパチンコ屋の先、左手の路地(そばの「杉田庵」がある路地)に入った突き当り。
  • メモ: 酒屋の角打ち。日本酒は「澤の井」250円の他、何種類かが並んでいる。料理はパック入りで105円から300円くらいまで。(2013年1月調べ)

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〔コラム〕 うなぎの温玉丼@津駅前

うなぎの温玉丼


 津(三重県)にやって来ました。名古屋まで新幹線で移動して、そこから私鉄(近鉄)に乗り換えてさらに1時間ほど。意外と遠いんですね。

 津の隠れた名物は『うなぎ』なんだそうで、うなぎの蒲焼に対する、ひとり当たりの年間支出金額が日本一になったこともあるほど。

 市内23軒のうなぎ屋を紹介した、『うまっぷ』なるガイドマップまで作られています。(参考:ブログ『津ぅのうなぎプロジェクト』)

 そんなわけで、津に到着しての昼食は、津駅西口の目の前にある、うなぎ炭焼きの「大観亭」で、うなぎをいただくことにします。

 それほど広くない店内には、2人掛け、4人掛けのテーブルが8卓ほど並んでいて、12時ちょっと前のこの時間、先客は6人ほど。

 私も二人掛けテーブル席のひとつに腰をおろし、壁のメニューを確認します。

 うな丼は並(2切 1,260円)・中(3切 1,680円)・上(4切 1,995円)の3種。蒲飯といって、うな丼のごはんと鰻を別の器に盛ったものも3種、うな丼と同じ値段で並んでいます。うな重は特上(2,625円)と特註(3,150円)の2種。さらに、ひつまぶし(2,625円)と、そのひつまぶしの量を少なくした、ひめまぶし(1,890円)。

 そして名物らしい温玉丼(1,890円)。

 ご飯ものの中で、唯一、うなぎ料理じゃないのが豚丼(630円)です。これは、うなぎのタレで焼いた豚肉がのる丼とのこと。プラス210円で肉が大盛りになります。このところ、うなぎの値段が高騰してきたので、新たに加わったメニューなんでしょうね。

 今日は、おそらくここにしかないであろう温玉丼(1890円)をいただきます。

 温玉丼は、タレをかけたご飯の上に、刻んだ海苔がのり、その上に1センチ幅くらいに切り分けたうなぎの蒲焼きがのって、一番てっぺんに温玉が1つのったもの。肝吸いと漬物(しば漬け)が付いています。

 この温玉を軽くつぶして、うなぎ蒲焼きにからめながらいただくのです。

 うなぎそのものは、関西風の焼き方で、関東のように蒸していません。表面がカリッと香ばしいのが、このタイプの特徴ですね。

 蒲焼きのタレがけっこう濃いめの味付けなので、とろりとした玉子に絡めながら食べると、ちょうどいい味わいになります。

 それにしても、仕事前でなければ、ぜったいにお酒も飲んだのになあ。残念なり。

 メニューには白焼き(1,320円~)や鰻の燻製(945円)、肝焼き(735円)、うまき(735円)、うざく(525円)、辛子和え(525円)、鰻有馬煮(525円)が、日本酒も三重の「寒紅梅」(525円)や「義左衛門」(525円)などが並んでいるほか、夜は夜で『おつまみセット』なんてのもあって、おつまみ3品(小鉢)に、生中か酒、焼酎のいずれか1杯がついて1,050円です。

 女将さんらしき女性の、かなりつっけんどんな接客がちょっと気になりましたが、それもまたこの店の個性のひとつなのかな。

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「大観亭」西口店 / 温玉丼 / 黄身をからめながらいただく

《平成25(2013)年1月21日(月)の記録》

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アド街の新名曲で熱唱 … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

チート生姜炒めと紹興酒W


 まだまだ続く「出没!アド街ック天国横浜・野毛の回の話。

 アド街ベスト30の第1位に輝いた『都橋(みやこばし)商店街』をあとに、『大岡川』(第5位)沿いを上っていくと、そこが第24位で登場した台湾料理の「第一亭」です。

 豚のモツを使ったメニューが豊富ということで、アド街では、茹でた白モツと野菜を豆板醤で炒めた「モツ炒め」(600円)と、生の白モツを辛味噌で炒めた「ホルモン炒め」(600円)の2種類のほか、大人気の裏メニュー「パタン」(600円)も紹介されました。

 「パタン」は、もともとはこの店のまかない料理で、冷たい中華麺につぶしたニンニクをのせて、醤油ダレと胡麻油をかけたもの。中華包丁でニンニクを叩いてつぶすときに、“パタン”という音がすることから、「パタン」と呼ばれるようになったのでした。

 料理もさることながら、特筆すべきはアド街の中の『薬丸印の新名曲』というコーナーで、この店の若主人・中山政彦さんがご自身で作詞・作曲した「野毛のんだくれブルース」が、ご自身の歌でフルコーラス放送されたこと。野毛の各名所でロケを行っていて、まるでプロモーションビデオのようでした。

 そんな「第一亭」で、今日は「チートの生姜炒め」(600円)をつまみに、紹興酒のW(650円)を燗でいただきます。

 チートというのは豚の胃袋のことで、『猪肚』と書いて“チート”と読むんだそうです。

 豚モツの中でもクセの少ない部位ですが、そこに生姜(しょうが)の風味も加わっているので、さらにクセがなくなっています。モツが苦手な人でも、このチートの生姜炒めであれば、きっと食べられると思います。

 そして最後に〆の麺類。「第一亭」は麺類のメニューも豊富で、ラーメン(500円)のほか、ワンタン(500円)、タンメン(550円)、ヤキソバ(550円)、サンマーメン(600円)、チャンポン(600円)、ワンタンメン(600円)、チャーシウメン(700円)、五目そば(700円)、五目ヤキソバ(軟・堅)(700円)などがそろっています。

チャンポン 横浜ならではのサンマーメンにもひかれつつ、今日はチャンポンにしてみました。

 昔ながらの方法でとったスープのうまさも、この店の大きな特長のひとつ。はじめていただいたチャンポンも期待どおりの味でした。

 やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成25(2013)年1月16日(水)の記録》

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