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玉子入りスープの悦楽 … 牛にこみ「大坂屋(おおさかや)」(門前仲町)

玉子入りスープの悦楽


 大正13(1924)年創業。仲町名物・牛にこみの「大坂屋」にやってきました。

 入り口引き戸を開けて店内に入ると、なんとすでに右手メインカウンター(6~7席程度)はすでに満員で、左手壁際に作りつけられたサブカウンター(4~5席程度)にも、先客がひとり座っている状態。

 現在の時刻は午後4時5分。開店からまだ5分しかたっていないのに、あっという間にいっぱいになっちゃうんですね!

 私も左手サブカウンターの一角に座り、注文を取りに来てくれたおにいさんに、大瓶のビール(650円)をたのみます。

 店の経営が、女将さん(三代目)から、その娘さん(四代目)に移りつつあるという話は聞いていたのですが、カウンター中央の鍋のところにいる女性が、女将の娘さんなんですね。注文を取りに来てくれるおにいさんは、娘さんのご主人なのかな?

 大瓶ビールと、お通しの漬物(きゅうり2切れ+大根2切れ)が出たところで、

「煮込み(1本130円)をおまかせで5本と、あと玉子入りスープ(330円)をください」

 と煮込みを注文すると、すぐに出してくれたのは、ナンコツ(喉)が1本とシロ(腸)が4本という、とっても無難な組み合わせ。

 私が今日初めて娘さんにお目にかかったのと同じく、娘さんにとっても私は一見(いちげん)の客。だから、だれにでも好まれやすいシロを中心にしてくれたんでしょうね。

 ここの煮込みは、串に刺した状態で出されるのが大きな特徴。昔は多くの店がこうだったらしいのですが、今ではこのタイプの煮込みが食べられる店は希(まれ)です。

 久しぶりの「大坂屋」の煮込みに舌鼓を打っているうちに、玉子入りスープも出てきました。注文を受けてから、ゆで卵にしていくので、最速でも10分ほどはかかるのです。

 『玉子入りスープ』という名のとおり、この料理の主役は『スープ』で、それに『十文字に切り目を入れた半熟のゆで卵』が入っているというもの。

 この店の、みそ味ベースの、コクのある煮込み汁は貴重品。だから煮込みをお皿に盛ってくれる時も、スープは入れてくれません。

 そのこってりスープに、さらに半熟卵のコクまで加えていただこうってんだから、なんとも贅沢(ぜいたく)なスープだことよ!

 でもこのスープを、添えられたスプーンでぐいぐい食べてしまってはもったいない。

 ゆで卵をグチャグチャっとつぶして、串からはずした煮込みをそのスープに絡めながらいただくと、煮込みはさらに美味くなるは、スープは長持ちするはで、まさに一石二鳥。

 フワ(肺)、ナンコツ、シロをそれぞれ1本ずつ追加し、焼酎(400円)の梅割りと氷をもらって、梅割りロックで楽しみます。

 その3本を食べ終えても、まだもうちょっとスープが残っているので、最後にナンコツとフワをもう一度もらって、ちょうど10本。1時間ほどの滞在は、2,780円でした。

 どうもごちそうさま。美味しかったなぁ。

店情報前回

《平成25(2013)年1月26日(土)の記録》

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 最近、老舗の酒場での~んびりと飲むことが多いからか、写真を撮り忘れたりすることが多い。ついついボォ~ッと過ごすことに没入してしまうんですねえ。  土曜日の今日は、東京の下町・門前仲町の「大坂屋」で、牛にこみを食べようとやってきたのですが、なんと、カメラそのものを忘れてくるという始末。とりあえず、携帯電話で店の外観だけ撮影いたしました。  しかしながら、ブログが始まるより前の、ホームページ時代(2... [続きを読む]

受信: 2013.06.10 22:06

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