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2軒めをスキップして … カクテルラウンジ「日登美(ひとみ)」(新井薬師前)

ギムレット


 金曜日の夕方は、横浜の職場から京浜東北線で秋葉原に出て、「赤津加」で一献。カウンター席の一角に陣取って、人気の鶏もつ煮で、大瓶ビールと燗酒をいただきました。

 店を出たのは午後9時。

(そうだ、「兵六」にも寄って帰ろう!)

 と思い立った。

 「兵六」は土・日・祝日が定休日なので、平日(月~金)に行くしかない。横浜勤務者にとっては、とてもハードルが高い店なのです。

 しかも「兵六」は9時半がラストオーダー(閉店は10時半)。あと30分以内に着かなければなりません。

 「赤津加」最寄りの秋葉原駅と、「兵六」最寄りの神保町駅をダイレクトに結ぶ路線は存在しないので、ここからだと秋葉原駅からJR中央線で御茶ノ水駅に出て歩くか、先に岩本町(都営新宿線)まで歩いて、神保町まで電車に乗るか、ということになるんだけど、電車の待ち時間なんかを考えると、全行程を歩くのとトントンかも。

 そんなわけで、まず南下して靖国通り(淡路町交差点)に出て、そこから神保町方面へと向かいます。靖国通りがゆる~く大きくカーブしていて、なんとなく遠回りになるのがもどかしい。

 よーし、三省堂書店が見えてきた。もうちょっとだ。

 「兵六」は、三省堂書店本店の、裏口の目の前にあるのです。

 最後の角を曲がって、よしっ、「兵六」の大きい提灯ちょうちんが見えた!

 あっ!

 あかりが消えた……。

 時計を見ると、ちょうど9時半。

(でもま、消えたばっかりだから、空いてるようなら入れてもらおう)

 と思いながら店の前まで行き、すき間から店内をのぞいてみると、なんと! この時間でも「超」が付くほどの満席状態で、お手洗いの前の、カウンターの短い辺の部分にも、押し合うようにぎっしりと、常連さんたちが座っています。

 う~む。時間的にはなんとか入れてもらえるだろうけど、物理的に入れそうにないなあ。残念ながら、次の機会にまた来ることにしましょう。

 神保町駅から地下鉄に乗り、九段下経由で地下鉄東西線・落合駅へ。ここから西武新宿線・新井薬師前駅に向かう途中のあるのが、昭和53(1978)年創業のカクテルラウンジ「日登美」です。

 もともと、「兵六」に行こうと思い立ったときに、そのあとはここに来ようと思っていたので、ルート的には予定どおりということになりました。時間的には、2軒めの「兵六」をスキップしたぶん、予定よりも1時間ほど早い午後10時10分。

(今日はジンを飲もう。1杯めにジンフィズをもらって、〆はマティーニだ!)

 ここまでくる道すがら、そう考えがまとまっているので、まずは1杯めのジンフィズ(900円)を注文します。

 お酒+甘味+酸味がカクテルの基本。ジンフィズは、シェイカーにジン(お酒)と砂糖(甘味)、レモン汁(酸味)と氷を入れてシェイクし、氷を入れたタンブラーに注いだら、炭酸水を加えてできあがり。

 シャカシャカとシェイクする様子も見ることができるし、できあがったカクテルはアルコール度数が14度程度と飲みやすく、炭酸のシュワシュワ感も心地よいので、とても好きなカクテルのひとつです。

 ここはショートカクテルはすべて800円、ロングカクテルはすべて900円で、チャージ(席料)やチャーム(お通し)は一切なしの明朗会計。自分が飲んだカクテルの料金を合計すれば、お勘定額になります。

 店内の先客は二人。それぞれ男性ひとり客です。

 ここ「日登美」は、おしゃれなバーというよりは(失礼!)、酒好き、カクテル好きが集まってくるようなカクテルバー。男性のみならず、カクテルが好きな女性客も数多くやってきます。

 その二人のうちのひとりがマティーニ(800円)を注文。

 あらら。これを2杯めとして考えてたのになあ。

 客が3人ぐらいしかいないと、同じカクテルを連続的に注文するのもなんなので、別のものを考えることにします。マティーニについては、このお客さんが注文したものが作られていく様子を、自分のカクテルが作られているときのように、じっくりと拝見して満足します。

 カクテルは、それを作るための動作のすべてが洗練されていて、見ていて楽しいんですよねえ。

 ミキシング・グラスのカクテルを、バー・スプーンでクルクルクルッとステアするだけでも、自分にはできそうもない。きれいに回るもんですよねえ。

 そしてこの1杯のマティーニを作るために、どれだけ大量の氷が使われることか。

 ミキシング・グラスなどの器具だってそう。この1杯を作るためにだけ使われて、作り終えるとすぐに洗って、次のカクテルに備えます。

 これはマティーニに限らず、どのカクテルでも同じですね。

 この1杯に注がれるバーテンダーの技術や、この1杯のために贅沢ぜいたくに使われる器具や氷。それらがすべて、できあがりのカクテルにギュッと凝縮されるのです。

 こうして作られたカクテルがまずかろうはずがない。

「それじゃ、私はギムレット(800円)をお願いします」

 これはジンとライム果汁をシェイカーで混ぜて作る、ビシッと強烈(30度ほど)なカクテル。最後の〆は、こういう強めのカクテルがいいんですよねえ。

 1時間弱の滞在。お勘定は1,700円でした。どうもごちそうさま。

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「ひとみ」 / おつまみメニュー / ジンフィズ

店情報前回

《平成25(2013)年3月29日(金)の記録》

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 ブラジルから一時帰国して1ヶ月。  ここぞとばかりに、ひたすら日本の料理、日本のお酒を楽しんできましたが、ここらで1杯、ブラジルのお酒をいっときますか。 「カイピリーニャを、砂糖なしでお願いします」  カクテルの基本は、甘味、酸味、そして冷たさ。  かなりアルコール度数が高いお酒でも、これらの三要素が加わると、スッと飲みやすくなるのです。  カイピリーニャ(Caipirinha)は、まさにそんな... [続きを読む]

受信: 2015.03.29 06:32

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