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2013年9月

とろける牛すじ煮込み … お食事処「一福(いちふく)」(汐入)

牛すじ煮込み


 この牛すじ煮込み(530円)はうまいなあ!

 すじ肉の脂のバランスがよくて、甘味もちょうどいい。

 そのスープで一緒に煮込まれている熱々の豆腐を、スープと共にレンゲですくっていただくと、これがまたすばらしい。

 そして冷たいホッピーだ!

 ックゥ~~ッ! 強めのホッピー(480円)ともよく合うのぉっ!

 月曜・祝日(秋分の日)の今日は、昼過ぎに汐入(横須賀市)のお食事処「一福」にやってきました。

 昭和24(1949)年創業のこの店は、看板にも『和洋中華・各種定食』と書かれているとおり、そば、うどん、ラーメン、丼もの、定食、鍋物、一品料理の定番メニューだけでも150種類ほど。さらには黒板に手書きされたメニューや、手書きの短冊メニューまであって、全体では250品目ほどの、和・洋・中のメニューが並んでいます。

 ここは、平成10(1998)年に、33歳の若さで亡くなった、X JAPANのHIDEさんの行きつけの店としても、つとに知らています。店頭のショーウインドウの中にも、

 『あの“ヒデ”がこよなく愛した伝説のメニュー、牛すじ煮込み、中華丼、ホッピー』

 と書かれたPOP広告が置かれているほど。

 (牛すじ煮込み(530円)。食べたことがないなあ。今日はこの牛すじ煮込みを食べてみよう!)

 というわけで、店に入るなり、ホッピーと牛すじ煮込みを注文したのでした。

 「ホッピーは氷を入れますか?」

 「はい、お願いします」

 横須賀のホッピーは濃い(焼酎の量が多い)ので、氷を入れて、冷たい状態を保つようにしたほうが飲みやすいのです。

 昔は、「氷を入れますか?」なんてことは聞いてくれなくて、横須賀のホッピーは、氷がないのが当たり前でした。『ホッピー・ビア』と呼ぶ店もあったりして、『ビールの代替品だいたいひん』という位置づけだったんですね。だから当然、氷もない。

 近年、首都圏で氷入りのホッピーを出す店が増えてきた。その流れで、ホッピーの元祖的な土地である横須賀にも、『氷入りホッピー』という文化が逆輸入されちゃったんでしょうね。

 そのホッピーと一緒に出されたのは、お通し(たぶんサービス)のカボチャ煮付け。その2切れのカボチャを食べ終えるころに、熱々の牛すじ煮込みが登場。

 最初のホッピー1杯で、牛すじ煮込みもちょうど食べ終わりました。

 ナカ(焼酎おかわり、たぶん290円)をもらって、次のつまみは何にしよう。

 「すみません、ゲソ揚げ(360円)をください」

 「はいよっ。ゲソ、ひとつね!」

 と奥の厨房に通されたゲソ揚げは、ほとんど待つまもなく出てきました。天ぷらや揚げ物のメニューも多いので、揚げ油はいつでもスタンバイ状態にあるんでしょうね。

 ゲソ揚げにはポテトサラダとキャベツ千切りが添えられています。

 へえ、この店は出前もやってるんだ。ラップフィルムで蓋をしたラーメンが2個、おかもちに入れられて、出前に出ていきました。

 となりのテーブル席には、老年のご夫婦+同年輩の男性という、3人連れ。それぞれ、タンメン(500円)、もやしそば(500円)、五目そば(580円)と、思い思いのラーメンを注文して、遅めの昼食をとっているようです。

 店内にはそういう家族連れやカップルが多い。

 ひとり客は、私も含めて4人。そのうち一人だけがカウンター席にいて、それ以外の3人は、それぞれテーブル席1卓を独り占め。私もテーブル席です。

 カウンターの奥と、店の奥に、それぞれ1台ずつテレビが置いてあって、それぞれ違うチャンネルが流れている。座る場所によっては、両方をいっぺんに見ることができるのがおもしろいなあ。

 あ。ゲソ揚げがなくなった。

 2杯めのホッピーがまだ残ってるので、お新香(230円)をもらいましょう。

 これまたすぐに出されたお新香は、白菜、なす、きゅうりのぬか漬け盛り合わせ。ちょっと古漬け気味なのがうまいなあ。

 ぬか漬けは、野菜をおいしく食べるための大発明だと思うのです。なによりも酒によく合うのがいい。

 午後2時を過ぎたごろから客が増えてきて、入り口わきのカウンター席(5席)も満席になりました。そろそろ腰をあげますか。

 「お勘定をお願いします」

 午後2時半まで、2時間弱の滞在。今日のお勘定は1,890円でした。どうもごちそうさま。

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ホッピーとお通し(カボチャ煮) / ゲソ揚げ / お新香

店情報前回

《平成25(2013)年9月23日(月)の記録》

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〔お知らせ〕 「とりマニア」できました!

とりマニア


 2010年の「もつマニア」、2011年の「さかなマニア」に続くシリーズ第3弾、「とりマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、1,300円+消費税)が、9月30日に出版されます。

 先週から配本が始まっているので、早い書店ではすでに店頭に並んでいるほか、遅いところでも今週いっぱい(10月4日ごろまで)には店頭に並ぶはずです。これまで同様、「セブン-イレブン」でも販売されるんじゃないでしょうか。

 『本書はホピオシリーズ(ホッピー親父のシリーズ)3部作の最後の本ということで、前作「もつマニア」「さかなマニア」同様、監修者の浜田さんに、とり(鳥、鶏)の旨いお店を選んでいただきました。前の2作がかなり刊行までに時間がかかってしまい、今回はスタッフを強化し取材にのぞんだのですが、結果としては同じくらいの時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。やはりオール新規取材は時間がかかるということを実感しました。しかし、じっくりと検討、取材、編集制作をおこなった分、内容の濃さには自信をもっています! ぜひかばんに忍ばせて、アフターファイブにご活用いただければ幸いです』

 というのが、本書の発行人であり、出版元のメディアパルの社長でもある、齋木祥行さんが書いてくださった【編集後記】です。

 本書では、焼き鳥はもちろん、鶏鍋や、鶏唐揚げ、鶏刺身、鶏もつ煮などなど、数々の鶏料理を、オヤジの小遣い程度の予算で楽しませてくれる72軒を掲載。

 主役となる鶏料理もさることながら、〆にいただく親子丼や、鶏そぼろ飯、鶏釜飯、鶏そば、鶏スープなども美味しかったと、取材陣も大絶賛。

 スタートから〆まで、いろんな料理のバラエティがあるのが、鶏料理のいいところ。それを改めて感じることができました。

 私自身、『もつ焼きに比べると、焼き鳥は高いんじゃないの?』という先入観があったのですが、今回の取材を通して、焼き鳥も比較的リーズナブルに楽しむことができるんだということを再認識いたしました。

 ぜひご笑覧ください。よろしくお願いします!

  

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さんま肝じょうゆ焼き … やきとん「たつや」(沼袋)

さんま肝醤油焼き


 やきとん「たつや」は、秋元屋系のもつ焼き店ながら、もつ以外のメニューも充実しているのがおもしろい。

 これらのメニューは、毎日、その日の日付け入りで手書きされています。

 今日の「今日のイチオシ」というメニューには、さんま塩焼き(250円)が並んでいます。

 さんま塩焼といっても、そこはもつ焼き屋。一尾丸ごとの塩焼きが出されるわけではありません。

 さんまの半身の両端を、それぞれクルリと巻いて串に刺し、炭火で焼き上げたものを出してくれるのです。

 ほぼいつもある定番ものとして、西京漬焼き(250円)というのもあって、これもまたうまいんですよねえ。

 もつ焼き屋や焼き鳥屋で、炭火で焼いてもらう魚がおいしい。

 メザシを炙ってもらうだけでも、やっぱりおいしい。

 今日も「たつや」に入るなり、三冷さんれいホッピー(380円)をもらって、「今日のイチオシ」の、さんま塩焼き(250円)を注文したところ、

 「肝醤油きもじょうゆ焼きもできますよ」

 と店主・藤井龍成さん。

 「なぬ。じゃ、そっち。ぜひ肝醤油でお願いします!」

 そう注文し、そのさんま肝醤油焼きを待つ間に、おしんこ(200円)をいただきます。

 実は、おしんこもこの店のおすすめ品のひとつなんですよねえ。

 秋元屋系の店でもあるし、店主・藤井さんは、独立される前に「秋元屋」の焼き場を任されていたということもあって、ここ「たつや」でも、もつ焼きはもちろんおいしい。それでもなお、「たつや」でしか食べることができない、魚の串焼きや、もつカレーに引かれてしまうのでした。

 2010年3月にオープンした「たつや」。今年(2013年)2月には鷺ノ宮店もオープンして、2店舗になりました。

 沼袋「たつや」のメニューは、鷺ノ宮「たつや」でも楽しむことができ、さらに鷺ノ宮店ではカクテル系の飲み物も増えています。

 「秋元屋」ができてから、中央線、西武新宿線、西武池袋線、東武東上線の各沿線に、どんどんもつ焼き屋ができてきて、東京二十三区西部も、もつ焼き激戦区になってきました。

 どの駅で降りても、おいしいもつ焼きを食べさせてくれる店があるということは、もつ焼きファンにとってはとてもうれしいことです。

 さんまの肝醤油焼きも食べ終えて、ゆっくりと1時間ほどの滞在。今日のお勘定は、消費税が加算されて870円でした。どうもごちそうさま。

 しかしねえ。せっかく「たつや」に来ながら、もつを食べずに、おしんこと、さんまだけ。ごめんね。>たっつん(=店主)

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「たつや」 / ホッピー / おしんこ

店情報前回

《平成25(2013)年9月21日(土)の記録》

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ちょい焼きを1本ずつ … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

コブクロとレバのちょい焼き


 沼袋「ホルモン」のもつ焼きは、1本110円で、1本単位で注文可能。味付けは塩かタレが選べます。

 コブクロ、レバの2種類のみ、『ちょい焼き』という焼き方もできて、これらは1本120円。その名のとおり、ちょっとだけ、あぶる程度に焼いたものに、刻みネギ、おろし生姜を添えて、醤油をかけて出してくれます。

 もつ焼きなどの串物は、基本的には串から外さずに、串のままいただくのが決まりですが、『ちょい焼き』の場合は、一緒に出される割り箸で串から抜いて、ひと切れ、ひと切れを刺身のようにいただきます。刻みネギやおろし生姜を、ひと切れの上に多めにのせて、一緒に食べるのがポイントです。

 土曜日、午後6時半の店内は、7割りほどの入り。

 まずまっ先に、小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、330円)と、お新香(白菜&キュウリ、110円)をもらってから、コブクロとレバのちょい焼き(各120円)を1本ずつお願いしたのでした。

 小瓶のビールは334ml。コップに2~3杯でなくなるので、飲みはじめののどを潤すのにちょうどいいのです。

 小瓶のビールを飲み干したあとは、この店の定番の飲み物である焼酎(230円)をもらいます。

 焼酎の銘柄は「サッポロ焼酎」。糖蜜と、とうもろこしを原材料とした甲類焼酎です。もともとはキッコーマンの「万上焼酎」だったのですが、平成18(2006)年に、キッコーマンの焼酎事業がサッポロビールに譲渡されたのにともなって、名称も変更にになったのでした。

 一升瓶ごと冷蔵庫で冷やしている焼酎を、受け皿まであふれるほど注いでくれます。

 これにカウンター上に置かれている梅シロップを入れて、梅割りにする。

 そのまま(ストレート)だとトゲトゲしい感じの焼酎が、梅割りにすることによってマイルドになって、うんと飲みやすくなります。

 以前は、ほとんどの客が、この焼酎梅割りを飲んでいたものですが、いま改めて確認してみると、くわ茶割りや緑茶割り、ウーロン割りなどの割りもの(各370円)を飲んでいる人も多いようです。

 もつ焼きは、アブラ、ナンコツ、テッポウ(各110円)を1本ずつ、タレで注文すると、少量しかない珍しい部位なので、メニューに載せるほどの数がない、ハツモトと卵付きコブクロも1本ずつ出してくれました。ありがとうございます。

 部位ごとに食感や味わいが異なるのが、もつ焼きのいいところなんですよねえ。

 しかも、1本ずつの量がそれほど多くないし、たいていのもつ焼き店では1本ずつ注文することができるので、いろんな種類を楽しむことができる。

 焼酎(230円)をおかわりして、オッパイ、カシラ、ナンコツ、タン(各110円)を、今度は塩で注文します。

 もつそのものの味を、よりダイレクトに味わうことができるのが塩焼き。もつの香りも楽しむことができます。

 もつ焼きが始まったのは、明治時代の中ごろと考えられています。

 もともと捨てるぐらいだった豚の臓物を安く仕入れてきて、串に刺し、蒲焼かばやきにしたものが、もつ焼きだったのです。

 この蒲焼時代の名残りを残しているのが、タレ焼きなんですね。

 おそらく初期のころは、それほど新鮮ではない豚の臓物の味や臭いをごまかすために、蒲焼にしていたんでしょうね。

 今は、ここ「ホルモン」をはじめ、人気の高いもつ焼き屋で扱っているモツは、その鮮度が抜群にいいので、ごまかしなんて必要ない。自分の好みだけで、タレか塩かを選べばいい。

 焼酎の梅割りも同じですね。もともとは焼酎の臭いをごまかすために入れていたもののようです。今の焼酎は、臭みなんてまったくない。梅割りにするのも、単なる好みの問題です。

 最後にハンペンと生揚げを1本ずつ(各110円)いただいて〆とします。もつ以外のネタもおいしいのですよ。

 1時間半ほどの滞在。今日のお勘定は2,130円でした。どうもごちそうさま。

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店の外観 / お新香とビール / アブラ、ナンコツ、テッポウ、ハツモト、卵付きコブクロ

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焼酎梅割り / オッパイ、カシラ、ナンコツ、タン / 生揚げ、はんぺん

店情報前回

《平成25(2013)年9月21日(土)の記録》

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金曜の野毛をハシゴ酒 … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)ほか

「武蔵屋」お新香


 今週は、火曜・水曜ともに「武蔵屋」に行けなかったので、金曜日の今日、ちょっと遅めに仕事が終わったあと、野毛のげ方面へと繰り出します。

 「武蔵屋」に到着したのは午後8時前。店の前には待ち行列はありません。

 (金曜日なんだけど三連休の前だから、もしかしたらスッと入れるんじゃないかな)

 と思いつつ、葦戸よしどの入口越しに店内をのぞいてみると、ちょうどカウンター中央の男性ひとり客がお勘定をしているところ。その人と入れ代わりで、カウンター席中央部に座ることができました。

 しかしながら、テーブルにも、小上がりの座卓にも、空いている卓はない状態。相席をさせてもらうことができれば、あと数人だけ入ることができそうです。

 三連休前でも、お客さんは多かったですねえ。危ない危ない。

 いつものように小瓶のビール(500円)からはじめて、燗酒3杯のセット(9月から値上がりして2,500円)へと移行します。

 ここ「武蔵屋」も最近はグループ客が増えて、ひとり客は数えるほどしかいません。

 テレビもラジオもないし、音楽も流れていないので、ひとりで飲むことに慣れていないと、どう過ごしていいのか、とまどってしまうかもしれません。

 基本的には『そんなことすら考えなくていい』という過ごし方でいいのですが、それがむずかしいですよねえ。

 これまでにも何度も書いているとおり、私自身は、いつも『酒場浴さかばよく』的な過ごし方を目指しています。

 銭湯に浸かるように、酒場に浸かる。

 銭湯や温泉で湯船に浸かっているとき、あまりいろんなことは考えないでしょう?

 (あぁ~ぁ、いい湯だ。気持ちいいなあ)

 ぐらいのもんじゃないかと思いますが、いかがでしょう。

 酒場も、それと同じでいいんです。

 (あぁ~ぁ、今日もタラ豆腐がうまいなあ。ックゥ~ッ、櫻正宗のうまいこと!)

 なんてことを思っていれば、それでいい。

 「お店に人に対して、こじゃれたことを言わなきゃ」とか、「となりの客とコミュニケーションをとらなきゃ」なんてことは、いっさい考える必要はありません。自分自身に集中してればいいんです。

 誤解しないでほしいのは、お店の人と話すなとか、となりの客と話すなといっているわけではないということ。「話をしなきゃ」という脅迫感を持つ必要はありません、ということが言いたいわけです。

 そうして過ごしているうちに、だんだんお酒もまわって、気分も高揚してくる。

 ある意味、『酒は合法的な麻薬』ですもんね。飲めば気持ちよくなるんです。

 ひとりでじっくりと飲んでみると、この麻薬的な快感もじっくりと味わうことができます。

 あんまり飲み過ぎると、快感を通り越して、不快感(=気持ち悪い状態)になるのですが、お酒3杯だと、ちょうど快感のピークぐらいの状態。ここまでの量であれば、泥酔して寝てしまう人や、他人に喧嘩をふっかける人も出てきにくい。

 これが「武蔵屋」が、『お酒は3杯まで』としている大きな理由なんでしょうね。

 1時間半ほどの滞在。お勘定は3千円ちょうどでした。

 店を出たところで午後9時半。

 酔い加減は快感のピーク、高揚感のピークの状態。

 この状態で、スッとまっすぐに帰るというのがむずかしいんですねえ。

 (次に行こう!)

 アゲアゲの高揚感のなかで、すぐにそんなことを思っちゃう。

 (「ホッピー仙人」の閉店時刻まで、あと30分しかない。急がなきゃ!)

 なんてことで、今夜もまたハシゴ酒が始まります。

 「ホッピー仙人」でホッピー(500円)を1杯。

 「野毛ハイボール」で、ニッカの氷なしハイボール(700円)と、都橋モヒート(1,000円)を。

 さらには「日の出理容院」で生ビール(500円)を1杯もらって、金曜日の夜を締めくくったのでした。

 「ホッピー仙人」「野毛ハイボール」「日の出理容院」の3軒は、チャージもチャームもいっさいなくて、自分が飲んで食べたものの値段が、そのまま支払額です。

 うぅ~っ、よく飲んだ。「日の出理容院」を出たのは午前0時。土曜日になっちゃったなあ。

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「ホッピー仙人」/ 「野毛ハイボール」 / 「日の出理容院」

・「武蔵屋」の店情報前回) / 「ホッピー仙人」の店情報前回) / 「野毛ハイボール」の店情報前回) / 「日の出理容院」の店情報前回

《平成25(2013)年9月20日(金)の記録》

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特別定食のフルコース … 「はまや食堂(はまやしょくどう)」(杉田)

さば塩焼きで燗酒


 週に少なくとも2回は「はまや食堂」で夕食を食べている。多いときは週に5回(平日は毎日)くることもあります。

 『普通においしいものが、手ごろな値段でいただける』。それこそが、大衆食堂が『大衆』たるところであり、大衆食堂の大きな特長でもあります。「はまや食堂」もまさにそうです。

 店内に入ると、店主ご夫妻の一所懸命さがビンビンと伝わってくる。

 食堂でも、酒場でも、名店と言われる店はすべて、店主の一所懸命さが店に、そして客に伝搬している。店の空気がビシッと張っていて、ダレていないのです。

 『一所懸命さ』はどういうところに感じるのか。

 「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」は、きちんと客の顔を見ながら言う。

 忙しくて手が離せないときにも、『あなたが注文しようとしていることはわかってますよ』ということを言葉や態度できちんと示し、けっして客を無視しない。

 この店の女将の場合、忙しくて手が離せないときは「ただいまうかがいますね~」と、その人を見て声をかけます。

 「しばらくお待ちください」と命令調に言われるよりも、「ただいまうかがいますね~」と言われたほうが、こっちも「はいはい~」というやわらいだ気持ちになりやすいですね。

 そしていつも客に気配り、目配りをしながら、いつも何かしら働いている。ボォ~ッとしてたり、(客をほっといて)お店の人同士で談笑してたりなんてところは見たことがありません。

 この店の場合、注文の間違いや、料理の出し間違いがほとんどない(少なくとも今まで通っているなかでは1度もなかった)というのもすばらしいことだと思います。

 今日も今日とて、サバ塩焼きの特別定食(980円)を、副菜を3品すべてもらって(+200円)、ごはんは小(-20円)で後から出してもらうようにお願いして、大瓶のビール(キリンラガー、480円)をだしてもらいます。

 こう注文しておくと、特別定食に付く複数のおかずを、できた順に、ゆるゆると出してくれるのです。

 お通し(サービス)の枝豆に続いて、まず出てきたのは「小松菜おひたし」(単品なら200円)。軟らかくなり過ぎないようにゆでられた小松菜のシャキシャキ感が、今日もやっぱりいいですねえ。

 2品めの副菜である「揚げ豆腐」(単品設定なし)は自家製。揚げたてで、熱々なのがいい。冷たいビールも進むなあ。

 3品めの副菜は「じゃが煮付け」(単品なら200円)。煮付けは、この店の名物料理のひとつ。主となる食材は日替わりながら、毎日必ず、なにかの煮付けが用意されているのです。

 本日のメインディッシュ、サバ塩焼き(単品なら530円)が出たところで、ちょうどビールも飲み終えて、お酒(爛漫)の大きいの(大徳利、500円)を、ぬる燗で注文します。

 この時点で、入店から約40分が経過。大瓶ビール1本で、ゆ~っくりと、このくらいの時間を過ごします。

 サバ塩焼きは、サバの半身分が出されるので、これだけで十分、大徳利の燗酒がいけるんですねえ。添えられた大根おろしも辛くてうまい。

 サバ塩焼きも、大徳利1本も、もうすぐなくなりそうというタイミングで、

 「小ライスとみそ汁のセットをお願いします」

 と声をかけ、注文時に「あとで」とお願いしておいたごはんを出してもらうことにします。味付け海苔(2袋50円)も追加注文。単品ならば小ライス(お新香付き)は150円、みそ汁(おとうふ汁)は80円です。

 すぐに出される小ライスセット。入店からは1時間15分が経過しています。

 この店もそうですが、大衆食堂の場合は、大衆酒場や居酒屋などとは違って、店の人と客が話をしたり、客同士が話をしたりということは、ほとんどありません。だから、ひとりでゆるゆると時間をかけて飲むには、ある程度の慣れ(=『ひとりで呑む』ということへの慣れ)が必要なのです。

 慣れていない場合は、今回ご紹介したような、『大衆酒場のフルコース』的な飲み方ではなくて、『ちょいと晩酌コース』的な飲み方がいいんじゃないかと思います。

 『ちょいと晩酌コース』というのは、普通の定食を注文しておいて、そのできあがりを待つ間に、大瓶ビール(480円)や中瓶ビール(430円)などを1~2本ほど飲むというやり方。たとえば、

 「豚肉しょうが焼き定食(650円)をください。あと大瓶のビール(480円)ね」

 といった注文の仕方になります。ビールではなくて、日本酒(小280円・大500円)をもらったり、納豆(100円)や冷しトマト(150円)などの副菜類を追加注文したりする人もいます。

 特に「ごはんはあとで」とお願いしておかない限り、主菜と同時に、ごはんやみそ汁も出してくれますので、『大衆酒場のフルコース』に比べると、ずいぶん短い時間で食べ終えることが可能なのです。

 実はこの『ちょいと晩酌コース』的な飲み方をされる人が、比率的にはもっとも多いようですね。その次が、おかずをつまみにお酒を飲むだけで、ごはんは食べない『本格飲みタイプ』。比率的には一番少ないのが『大衆酒場のフルコース』的な飲み方です。

 デザートのフルーツ(特別定食に付いてくるもの)も食べ終えて、1時間40分ほどの滞在。今日のお勘定は2,190円でした。どうもごちそうさま。

 「はまや食堂」を出て、トコトコと単身赴任社宅に向かう帰り道。そらには十五夜の満月だ。

 あぁ、よく食べた、よく飲んだ。今夜も満腹じゃ!

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大瓶ビールとお通しの枝豆 / 小松菜おひたし / 揚げどうふ

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じゃが煮付 / 鯖(さば)焼 / 特別定食の小ライスセット

店情報前回

《平成25(2013)年9月19日(木)の記録》

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鉄板うどんをつまみに … 「はまや食堂(はまやしょくどう)」(杉田)

鉄板うどん


 先日、洋食の「センターグリル」で、スパゲティ・ナポリタンをつまみにビールを飲んでいるときに、

 (和風の大衆食堂でも、同じような楽しみ方ができるんじゃないかな?)

 と思いついた。

 もちろん、普通の大衆食堂にスパゲティ・ナポリタンがあるわけではありませんが、その代わりに焼きそばや焼きうどんがある。

 最近、入りびたっている「はまや食堂」にも鉄板うどん(580円)という、焼きうどんメニューがあります。今日はこれでビールをやってみましょうね。

 とはいうものの、まずはやっぱりオードブル(前菜)ですね。

 大瓶ビール(キリンラガー、480円)とともに、冷しトマト(150円)と冷やっこ(130円)を注文すると、お通し(サービス)の枝豆も出されます。

 ここ「はまや食堂」は、副菜類の値段が安いので、自分の好きなものをどんどん追加注文することができます。

 たとえば、味付け海苔50円、納豆100円、大根おろし100円、焼ピーマン150円、白菜漬物180円、オニオンサラダ180円、しらすおろし180円、酢のもの(きゅうり&わかめ)180円などなど。いずれも人気の高い一品ぞろいです。

 特に冷しトマトと冷やっこは、人気の高い副菜ツートップ。これに続く3番手が納豆、その次が酢のものでしょうか。山芋とろろ(280円)や厚焼玉子(200円)を注文してる人も多いですねえ。

 枝豆とトマト、豆腐で、ゆっくりとビールを飲むうちに、昼間の仕事モードが徐々にゆるんでいって、ほんわりといい気分になっていきます。これが酒場のいいところですね。

 オードブルもそろそろ終わりに近づいてきたところで、本日のメインディッシュ「鉄板うどん」(580円)を注文します。

 この店は、店主ご夫妻(だと思う)が二人で切り盛りされていて、女将さんがホールを担当、ご主人ひとりが厨房を担当です。ひとりで作るので、料理は順々にできてくる。飲んでるときには、このペースがちょうどいいのです。

 しかしながら、お客さんが多いときは、自分の料理ができてくるのに少し時間がかかるので、早めに注文しておくことが重要なんですね。

 厨房からジャーッという音が聞こえてきて、鉄板うどんの登場です。

 ちょうど大瓶ビールも飲み切ったところなので、ビールも追加しましょう。

 ボリュームのある鉄板うどんと一緒なので、中瓶(430円)でいいかな。中瓶のビールはキリンラガーとアサヒスーパードライの2銘柄が選べます。アサヒをもいましょう。

 この店は、店主ご夫妻が秋田のご出身なのか、店内に秋田弁ののれんがかかっていたり、日本酒の銘柄が「爛漫」だったり、夏場の冷たいうどんには「稲庭うどん」が使われていたりします。でも、土鍋うどんや鉄板うどんは、稲庭ではない、普通の太さのうどんが使われています。これがまたうまいっ。

 具材は豚肉にキャベツ、玉ネギ、ニンジン、そしてピーマンが入っていて、青のりと紅しょうががトッピングされています。

 トンカツや豚生姜焼きなんかもそうですが、豚肉がとにかくうまいんですよねえ。

 ビールも進むなあ。2本めも大瓶でよかったかも。

 「センターグリル」のスパゲッティ・ナポリタンでのビールもおいしかったけど、「はまや食堂」の鉄板うどんでビールもやっぱりいいですねえ。予想どおりです。

 1時間10分ほどの滞在。今日のお勘定は1,770円でした。どうもごちそうさま。

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枝豆とビール / 冷やっこ / 冷しトマト

店情報前回

《平成25(2013)年9月18日(水)の記録》

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閉店間際に滑り込んで … おでん「あさひや」(日ノ出町)ほか

おでん「あさひや」


 1軒めの「第一亭」を出て、近隣の酒場を眺めながら、都橋商店街に向かっていたところ、おでんの「あさひや」が開いてるし、席も空いてます。

 のれんも出てるし、電灯看板にも赤提灯にも灯がともっているので、まだ大丈夫かな。

 「こんばんは」と入った店内(L字カウンター9席のみ)には、先客は3人。男性が二人と、女性がひとりで、それぞれひとり客のようです。

 「いらっしゃいませ」

 笑顔で迎えてくれるのは、『野毛一の美人女将』と評判の、二代目店主です。ご両親がこの店を始めたんだそうです。

 美人と言っても、テレビに出てくるようなケバケバしい派手な美人ではなくて、しっとりと落ち着いた感じの上品な美人。いつも白いうわっぱり姿で、特にかざりっけがあるわけでもないのですが、ほわんと美人オーラが漂ってくるんですよねえ。

 「お飲みものは?」

 「焼酎の梅割り(390円)をお願いします」

 そう。この店は、横浜では珍しい、焼酎の梅割りが飲める店なのです。

 つまみは、おでんだけ。

 基本的に1個130円で、いも、こぶ、こんにゃく、ちくわぶ、ちくわ、すじ、やさいあげ、ごぼうまき、つみれ、なまあげ、とうふ、はんぺん、玉子、しのだ、さつまあげ、じゃこ天などが、おでん鍋に入っています。

 130円以外のネタは、がんもどき(150円)、貝(200円)、いなりもち(250円)、ロールキャベツ(250円)の4品ぐらいでしょうか。

 これに、ビール(530円)、酒(410円)、焼酎(390円)、ウーロン(480円)、ピッチ(480円)という飲みものが加わって、この店の全メニュー。

 品数も少なく、実にシンプルです。

 それでも、ここもいつも満席で、めったに入れないんですよねえ。

 遅い時間にやってくると、おでんがほとんど残っていないこともあるのですが、今日はおでんも5~6種類、10数品ほどが残っていて、ちくわぶ、豆腐、つみれ(各130円)をもらいます。

 チビチビと飲んでいるところにやって来たお客さん(若いカップル)は、

 「ごめんなさい。今日はもう終わりました」

 とお断りされてました。

 私が入れたのは『爆発的にラッキー』だったようです。

 私がこの店に着いたのが午後8時50分ごろ。この店の閉店時刻(提灯が消える時刻)は午後9時なので、まさに『滑り込みセーフ』といった状態だったみたいです。

 「おもちをください」

 と注文したのは、カウンターの一番奥に座っている女性ひとり客。“おもち”というのは、いなりもち(250円)のこと。お揚げの中に餅を入れた“きんちゃく”のようなものなんだけれど、ひも(かんぴょう)で縛ってないので、“きんちゃく”状にはなっていません。

 「ピッチ、もう1杯」

 と男性客。ピッチというのは、レモンサワーのこと。神奈川飲料が出している「ハイピッチ」という割りものが使われているため、“ピッチ”と呼んでるんですね。

 「私も梅割りのおかわりをもらっていいですか」

 男性客がピッチのおかわりをしたのに乗じて、私も梅割り(390円)をもう1杯いただきます。

 つまみには、おでんの“じゃこ天”(130円)。おつゆもたっぷりと入れてくれるのがうれしいですね。

 午後9時45分まで、1時間弱の滞在。

 今日のお勘定は1,170円でした。どうもごちそうさま。

 このあと、これまた閉店間際の「ホッピー仙人」に滑り込み、最後にホッピー(500円)を1杯だけいただいて、火曜日の夜を締めくくったのでした。

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おでんと梅割り焼酎 / じゃこ天 / 「ホッピー仙人」

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《平成25(2013)年9月17日(火)の記録》

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定休のはずの火曜日に … 中華料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

レバニラ炒め


 7月に「孤独のグルメ」で取り上げられて以来、行列が絶えることのない「第一亭」。

 店の前までは何度も来ているのですが、まったく入ることができず、6月に来て以来、もう3ヶ月以上ものご無沙汰です。

 実は一昨日の日曜日にも、「センターグリル」に行く前に、まずまっ先に「第一亭」へ。すると店は閉まっていたものの、店頭に、

 『15日、16日は連休いたします。なお火曜は営業します』

 という張り紙。

 (よしっ! 火曜日に来よう。本来は火曜日は定休日なので、きっと行列はできないはずだ!)

 と心に決めて、今日の火曜日を迎えたのでした。

 最初は、いつものように、まず「武蔵屋」に行ってから、2軒目で「第一亭」に向かおうと思っていたのですが、桜木町さくらぎちょう駅に向かう電車の中で、ふと考えた。

 (待てよ。せっかくの機会なのに、「第一亭」を2軒目に回したことで、入れなかったり、売り切れ閉店になっていたら困るなあ。今日は最初から「第一亭」にしよう!)

 いつもは右に抜ける『野毛ちかみち』を、今日は左に抜けて、野毛小路を道なりに直進し続けると、大通りに突き当たる手前、左側にあるのが「第一亭」です。

 おぉ~っ。入れる!

 手前のテーブル席は、ほぼ満席状態ながら、その奥の小上がりは3卓のうちの1卓が空いているし、左手のカウンター席には先客なし。全席、空いています。

 「こんばんは。ごぶさたしてます」と店内に入ると、

 「あぁ~。浜田さん。そろそろ来てくれるんじゃないかと思ってたんですよ。思いが伝わったのかなあ」とお姉さん。

 妹さんや、弟さん、手伝っている女性も、みなさんが笑顔で迎えてくれるのがうれしいですねえ。

 「いやあ、店の前まではしょっちゅう来てるんですけど、行列ができてて入れないんですよ。他所よそをまわって、もう1回くると、今度は売り切れで閉店しているし……」

 「そうなんですよ。大勢のみなさんがいらしてくれて、あっという間に食材が売り切れてしまうんです」

 開店前から店の前に行列ができて、営業時間中(というか食材が売り切れて閉店するまでの間)、ずっと行列が途切れないほどなんだそうです。

 まずは瓶ビール(キリンラガー中瓶、550円)と、大好きなホルモン炒め(600円)を注文すると、あっという間に出てきました。

 このスピード感が「第一亭」ですねえ!

 ホルモン炒めは、この店でよく洗って下ごしらえした豚の生腸を、中華鍋に入れ、大きな炎で一気に炒めて、味噌ダレで味付けしたもの。プリップリの食感が実にいいんですねえ!

 その後もどんどん入ってくるお客さんたちから、チート(豚胃)の生姜炒め(600円)、ホルモン炒め(600円)、豚舌(600円)、パタン(600円)の注文が飛び交います。

 これら4品が、「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎さんが食べたもの。

 いっぽう、原作者の久住昌之さんが、番組最後の「ふらっとQUSUMI」というコーナーで食べたのは、シジミ正油漬(600円)と、チート(豚胃)の生姜炒め(600円)の2品。

 今は、国産のシジミが入ってこないんだそうで、シジミ正油漬はお休み中です。

 ビールの後は、小瓶の紹興酒(650円)をあっためてもらって、料理はレバニラ炒め(600円)をもらいます。

 野菜たっぷりのレバニラ炒めは、女性客からも人気が高い一品です。

 やあ、久しぶりに来ることができて良かった。お店のみなさんたちもお元気そうで、安心いたしました。

 「どうもごちそうさま。また来ますね」

 「ありがとうございました」

 今日のお勘定は、2,400円でした。

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「第一亭」 / ホルモン炒め / 紹興酒

店情報前回

《平成25(2013)年9月17日(火)の記録》

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台風に悩まされた週末 … 「愛知屋酒店(あいちやさけてん)」(新杉田)

パック惣菜でビール


 月曜・祝日(敬老の日)の今日、「愛知屋酒店」は、3枚あるシャッターを、1枚だけ中途半端に上げて、開いているのやら、いないのやら。

 店内をのぞき込むと、先客が二人ほど立ち飲んでいるので、遠慮なく入ることにします。

「こんちは。ひとり、いいですか?」

「はい。いいですよ」

 という返事は、奥で立ち飲んでた男性。見れば、ここの店主ではありませんか。

 本当の先客は、立ち飲みカウンターの一番手前、テレビ下で立ち飲んでいるおじさん一人だけ。店主はひまなので、カウンターの奥の方で、缶のノンアルコールビールを飲みながら、裂きイカをつまんでいたようです。

「ビールをもらえますか」

「大瓶でいいですか」

「ええ。大瓶でお願いします」

 店主が入口近くの大きな冷蔵庫から、サッポロ黒ラベル大瓶(400円)を取ってきて栓を抜き、コップと一緒にトンと出してくれます。

 実はこのあと、常連さんらしき男性がやって来るのですが、その人は店に入ってくるなり、その冷蔵庫からキリンラガー大瓶を1本、自分で取り出して、立ち飲みカウンターまで持ってきました。すると店主がその栓をポンッと抜き、コップを出してくれます。おそらくこのやり方が、この店では正統派なんでしょうね。

 基本的に酒屋なので、ビールも各社の銘柄がそろっているようです。

 ビールの最初の1杯を、キューッと飲み干してから、立ち飲みカウンターの背後にある、パッケージ惣菜のコーナーに足を運びます。

 ここでパックのお惣菜を買って、家に持ち帰らずに、そのまま店頭で食べちゃった、という形で飲み食いするのが、酒屋の角打ちかくうちです。

 今日は、イナゴ佃煮(160円)と野沢菜漬(105円)を取ってきました。

 三連休の人が多かった、この週末。仕事の関係で会社に出ないといけないこともあって、私は横浜の単身赴任社宅で過ごしていたのです。

 台風18号が首都圏に最接近するのは月曜日という予報どおり、土曜日にはまだ台風の影響はまったくなく、夕方からは横須賀まで飲みに行って爆睡。

 大きな雨音に目が覚めると、日曜日の早朝(6時過ぎ)。外に出るのがイヤになるほどの大雨が降っています。

 買い置きしていた、最後のカップ麺を朝食に、部屋にこもっていると、昼ごろには天気が回復。

(よし。日・月と閉じ込められても大丈夫なように、食料を買っておこう!)

 大急ぎで近くのスーパーに出かけて、パンやカップ麺などを、合わせて5食分ぐらい買い込んできて、これでちょっと安心かな。

 ところが!

 けっきょく日曜日は、朝の大雨のあとは快晴が続き、夕方チラリと小雨が降った程度。

(それじゃあ、夕食も外で食べよう!)

 と出かけたのが、昨夜の「センターグリル」だったのです。

 そして今日、月曜日。来ましたねえ、台風18号。朝、会社に出かけるときは、雨は降っていなかったものの、すでに風はものすごく強い。

 会社に到着したあと、雨風共にどんどん強くなってきて、昼前には雨は上がったものの、風がすさまじい。

(昨日のうちに食料を買い込んでいてよかったなあ)

 と思いながら、昼食はそれら(カップ麺以外の食料)を食べて過ごしたものの、まだパンが1食分残ってしまった。しかも賞味期限が明日までなので、今日の夕食はこれを食べなきゃな。

 夕方にはまだまだ風は強いものの、天候はすっかり回復。

(よし! 会社からの帰り道に「愛知屋」でちょっとだけつまんでから、社宅で残りのパンを食べよう)

 ということで、今ここにいるような次第なのでした。

(ビールとタンパク質、そして野菜を補給したから、あとはコンビニで牛乳でも買って帰ってパンにするか)

「どうもごちそうさん」

「はい、ありがとうございます。665円です」

 30分ほどの滞在。台風18号にかき回された三連休が間もなく終わりそうです。

 新たに購入したカップ麺は、けっきょく1個も食べなかったなあ。。。

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「愛知屋酒店」 / イナゴの佃煮 / 野沢菜漬け

店情報前回

《平成25(2013)年9月16日(月)の記録》

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これが元祖ナポリタン … 米国風洋食「センターグリル」(桜木町)ほか

スパゲティ・ナポリタン


 呉に赴任していた2年9ヶ月の間に、大衆食堂で飲むのがすっかり好きになり、横浜に来てからも大衆食堂に行く機会が増えています。

 今日はちょっと趣向を変えて、洋食系の老舗大衆食堂、「センターグリル」です。

 戦後すぐ、昭和21(1946)年の創業。『みなさんに愛され続ける「町の洋食屋」』がキャッチフレーズです。

 1階の入口を入ると、まるで小さな喫茶店のような造りで、入口横に使われていないレジスペースがあって、4人用のテーブル席が数卓並び、奥に厨房があります。

 しかしながら、このフロアは、奥の厨房しか使われていないようで、客はみんな、「二階へどうぞ」の張り紙に従って、入口右手の階段から2階へとあがります。

 2階に上がった突き当りにレジ(キャッシャー)があって、こちらが本当にお会計をするところ。

 左側にUターンするように回り込むと、1階と同じような造りで、4人用のテーブル席が何卓か並んでいます。

 階段を上がった右側にも部屋があって、こちらにも何卓かのテーブル席があるようです。

 1~2名ぐらいの少人数だと左側のUターンスペースへ、3人以上だと右側の部屋に案内されるのかな?

 ひとりの私も、左のUターンスペース側を指し示され、「お好きなところへどうぞ」とのこと。

 日曜日、午後7時半の店内は、テーブル(4人掛け)の数で言うと、半分ほどが埋まった状態ながら、二人連れが多いので、見た目にはゆったりとしています。

 一番手前のテーブルだけ、横の壁が出っ張っていて3人しか座れないようなので、ここに座りましょうかね。

 すぐに冷たい麦茶のポットを持ってきてくれた店員さんに、中瓶ビール(サッポロ黒ラベル、550円)を注文。

 そのビールが出てくるまでの間に、手渡されたメニューをチャチャッと確認して、1品めの料理は「オードブルA」(700円)をもらうことにしました。

 メニューは大きく分けて、オードブル、スープ、魚介料理、肉料理、パスタ、ランチ、玉子、サラダ、ライス・トーストという9つのジャンルに分かれていて、その数ざっと70種類。

 ランチというジャンルが面白いでしょう。

 このランチのジャンルだけでも、ランチ(650円)、上ランチ(850円)、スパゲッティーランチ(750円)、浜ランチ(1,050円)、特製浜ランチ(1,250円)、野毛ランチ(1,050円)の6種類があり、ランチタイムだけではなくて、1日中、注文することができるのです。(それぞれのランチの構成については、『店情報』でご確認ください。)

 さあ出てきました、オードブルA。

 クラッカーにのせたチーズ、ホワイトアスパラ、ハム巻きキュウリ、そしてカキフライが、それぞれ2個ずつ盛り合せられています。

 まずは揚げ立て熱々のカキフライを、添えられたタルタルソースでいただきますかね!

(わりと軽めに見えたこのオードブルAが、意外とボリュームがあって、このあとの2品めの料理のときに、お腹がいっぱいで、四苦八苦することになるのでした。)

 1本めの中瓶ビールを飲み終え、オードブルもあとチーズ1個だけとなったところで追加注文。

「瓶ビールをもう1本(550円)と、スパゲティ・ナポリタン(700円)をお願いします」

 瓶ビール以外にも飲み物のメニューは、生ビール(500円)、生グラスビール(300円)、日本酒(450円)、麦焼酎(450円)、ワイン(フル2,100円、ハーフ1,100円)が選べます。

 2品めは、この店の名物でもあるナポリタンと決めていたので、日本酒でもなし、ワインでもなし。けっきょく瓶ビールをおかわりすることにしたのでした。

 注文したら、ほぼ「あっという間」ぐらいのタイミングで出てくるのが、この店のナポリタン。

 先日来、テレビ番組にもよく登場していますねえ。

 太麺のスパゲティのもちもち感を出すために、ゆでた後すぐに水にさらし、サラダ油で混ぜて一晩寝かせているんだそうです。

 注文を受けてから、これを具材と一緒に炒め、ケチャップで味をつけたらできあがりなので出が早いんですね。(ケチャップをちょっと煮詰めるというのもポイントらしいですが。)

 スパゲティ・ナポリタンが誕生したのは、横浜の「ホテルニューグランド」。

 ここ「センターグリル」の創業者(先代店主)は、その「ホテルニューグランド」の初代総料理長が経営する「センターホテル」で修業を積んで、「センターグリル」を開業したんだそうです。

 「ホテルニューグランド」のナポリタンにはトマトソースが使われていましたが、ケチャップを使ったナポリタンは、ここ「センターグリル」が初めて。

 その意味で、今の形態のナポリタンの元祖は、ここ「センターグリル」と言えるかもしれないですね。

 「センターグリル」で使われている麺はスパゲッティ「ボルカノ」の2.2mm極太麺。具材はハム、玉ネギ、ピーマン、マッシュルーム。粉チーズが、かたまりになるほどたっぷりとかかっています。

 添えられているのは、ドレッシングのかかった千切りキャベツと、ポテトサラダ。

 これもパッと見、それほどボリュームがあるとは思わないのですが、実際に食べてみると、けっこうな量。すっかり満腹になってしまいました。

 1時間半の滞在で、お勘定は2,500円。どうもごちそうさま。

 ビール中瓶2本ではちょっと飲み足りないので、「野毛ハイボール」に立ち寄って、ニッカ・リッチブレンドのハイボール(700円)を1杯いただいてから帰宅したのでした。

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「センターグリル」 / オードブルA / 「野毛ハイボール」氷なしハイボール

・「センターグリル」の店情報前回) / 「野毛ハイボール」の店情報前回

《平成25(2013)年9月15日(日)の記録》

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モツ揚げは砂肝素揚げ … 大衆酒場「ぎんじ」(横須賀中央)

モツ揚げ


 あれっ? 「ぎんじ」がいてるし、席もいてる。なんで??

 クエスチョンマークがたくさん頭の中に飛び交いながらも、こんな機会はめったにないので、さっそく暖簾のれんをくぐって店内へ。

 どこでも、好きなところにお座りください、ぐらいの席の空き方に戸惑いながらも、カウンター正面側の席の一角に座り、ホッピー(450円)を注文すると、生ビールジョッキに氷と焼酎が注がれ、それとは別に瓶入りのホッピー(ソト)を出してくれます。

 それと同時に出された小皿の漬物がお通し(サービス)ですね。

 久しぶりの「ぎんじ」なので、大好物のモツ揚げ(300円)をいただきましょうか。

 モツ揚げは、鶏の砂肝を素揚げして塩を振ったもので、練りガラシと、千切りキャベツ(ドレッシング付き)が添えられます。シンプルな料理なんだけどうまいっ。

 「ぎんじ」の定休日は土・日・祝日で、第4土曜日だけ営業のはずなのですが、なんで第2土曜日である今日、開いてたんでしょうねえ。月曜日が祝日で、3連休になるからかなあ。それとも定休日が変わったのか。

 いずれにしても、横須賀に来て、店の前を通るたびに満席で、外に待っている人までいる状態の「ぎんじ」が、こんなにもいてることは珍しい。

 1軒めの「鳥好」で、強烈ホッピーを3杯も飲んだので、今日はこの界隈を見学したら帰ろうと思いながら、「ぎんじ」があるあたりの酒場街にまで入り込んできたのでした。

 いやあ、ここまで足を運んでみてよかったなあ。

 こんなラッキーなときは、しこ刺しも残ってたりして。

「すみません。しこ刺し、ありますか?」

「ごめんなさい。今日はありません」

 ありゃ、やっぱり。そう都合よくはいきませんよね。

 ここの女性店員さんたちは、用が済むと、カウンター内の自分の立ち位置に戻って、両手を体の前で組んでスタンバイ。声がかかったり、あるいは声をかけそうなそぶりがあると、スッと目の前に来てくれます。

 この気持ちのいい接客が、「ぎんじ」ですね。

 壁一面の短冊メニューは、古いものは黒く変色していて時代を感じさせます。

 その黒いメニューの一例をあげますと、いま食べているモツ揚げのほか、なすやき(300円)、いかの照焼(350円)、ポテト(250円)、鶏もも焼き・から揚げ(450円)、にこみ(300円)、エイヒレ(300円)、チーズ(200円)、モロキュー(150円)といったところ。

 値段もずっと変わっていないようで、黒いメニューはみんな安いですね。(とは言うものの、黒いメニューの中にも400~800円ぐらいのものもあります。)

 湯豆腐は400円、半丁ならば250円。この値段が、横須賀地区の湯豆腐の標準のようですね。

 それ以外のつまみは、だいたい400~600円ほど。それより高いのは、マグロ刺身(700円)と中トロ(800円)ぐらいかな。

 これ以上飲むと、上りのガラガラ電車で寝てしまう可能性が高いので、1杯だけで終了。40分ほどの滞在は750円でした。どうもごちそさま。

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大衆酒場「ぎんじ」 / のれん / ホッピーとお通し

店情報前回

《平成25(2013)年9月14日(土)の記録》

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鶏皮みそ煮とホッピー … 焼き鳥「鳥好(とりよし)」(横須賀中央)

みそ煮とホッピー


 呉の「本家鳥好」の流れをくむ、横須賀の「鳥好」。

 「本家鳥好」も含む、呉の『とり屋』の多くが、昭和50年代のはじめごろまでに、店内に生簀いけすを置いて、『焼き鳥屋なのに活魚もある』という酒場になってきたのに対して、40年ほど前(昭和40年代後期)に創業した横須賀「鳥好」は、昔ながらの焼き鳥中心の酒場。活魚はありません。

 呉の『とり屋』も昔はこうだったんだろうなあ、と思わせてくれる酒場なのです。

 店内は、入ってすぐ右手が10席ほどのカウンター席。左手奥に4人掛けのテーブル席が1卓あって、その奥が座敷席(20席)になっています。

 店は店主・野村宏さんと、その娘さん、そしてもうひとり女性店員さんがいて、合計3人で切り盛りしています。

 カウンターの一角に腰を下ろし、まずは飲み物から。

 横須賀なので、やっぱりホッピー(350円)でしょうね。

「氷は入れますか? なしですか?」と娘さん。

「なしでお願いします」

 と反射的に答えたものの、出てきたホッピーを見てちょっと後悔。

 なんと、ジョッキの半分ほどが焼酎です。

 この店では、焼酎を目分量で、ジョッキの半分ぐらいまで注いでくれるので、氷が入ってるとその分、焼酎の量が少なくなるのですが、氷なしだとものすごいことになります。

 強めのホッピーが好きな方は、ぜひ『氷なし』をお試しください。ガツンと強烈なホッピーが楽しめます。

 そのかわり、この『氷なし』のホッピーを2杯ぐらいいただくと、記憶が飛ぶか、腰砕けになるか、ということになるのでご注意を。

 つまみも最初の一品は決まっています。

「みそ煮(1本60円)を3本、お願いします」

「はい」という返事とほぼ同時に、煮込みが3本のった皿が出されます。

 煮込みはカウンター内のバットで、とろとろと煮込まれているものを、注文を受けて皿に取って出してくれるので、とにかく早いのです。「鳥好」にあっては、お通し代わりの一品ですね。

 ちなみにここ横須賀「鳥好」でも、呉の「本家鳥好」でも、お通しは出されません。

「客が注文していないものは(勝手に)出さない」

 というのが、「本家鳥好」の店主・上瀬弘和さんのモットー。その流れが、横須賀「鳥好」にも受け継がれています。

 みそ煮というのは、鶏の皮を串に刺して煮込んだもの。

 今でこそ、鶏皮は多くの人たちから好まれる一品ですが、「本家鳥好」が創業した昭和26年ごろは、皮は硬くて食べることができず、捨てられていたんだそうです。

 捨てるしかない皮を、なんとかして食べられるようにできないか。

 工夫に工夫を重ねてできあがったのが、この『みそ煮』だったのです。

 「本家鳥好」のみそ煮が、トロトロになるぐらいまで軟らかく煮こまれているのに対して、横須賀「鳥好」のみそ煮は、少し浅めの煮込み方で、鶏皮の弾力感がしっかりと残っています。鶏皮好きには横須賀「鳥好」のみそ煮が向いてるんじゃないかな。私も鶏皮好きなので、このみそ煮、大好きです。

 みそ煮とホッピーの組み合わせは横須賀ならでは。呉にはない組み合わせです。

 さっと出てくるみそ煮を食べてる間に、次なる料理を注文するのが『とり屋』の基本。こうしておくと、ちょうどみそ煮を食べ終えるころに、次の料理が出てくるのです。

「スープドーフ(450円)をお願いします」

 外はまだまだ蒸し暑いのですが、『とり屋』に来たらスープ豆腐もはずせません。みそ煮と並んで、呉のどの『とり屋』にも必ずあるメニューです。

 これもまた、鶏肉を鶏脂を取った後の鶏スープを有効利用するために考え出された料理。

 店によって、シンプルに豆腐だけが入っていたり、野菜なども入っていたりしますが、ここ横須賀「鳥好」のスープドーフは、野菜もたっぷりと入っています。

 実は「本家鳥好」を店主・上瀬弘和さんとともに引っ張ってきたのが、弘和さんの妹の美由紀さん。

「妹は、わしの右腕よのお。あいつだけが鳥好の料理を全部作れた」

 という話を弘和さんから聞いたことがあります。

 その美由紀さんが嫁いだ先が、当時、海上自衛官として呉にいた、若き日の野村宏さん(現在の横須賀「鳥好」の店主)だったのです。

「呉にいたころに、自分がおいしく楽しく飲んで食べた品々を提供できる店を横須賀に作ろう」

 結婚を機に、そう思い立って生まれたのが、ここ横須賀「鳥好」なのでした。

 それ以来40年、ご夫婦二人で、この地でがんばって来られました。

 昨年(2012年)の9月、「とりマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、2013年9月30日発売予定、1,300円+消費税)の取材で、取材チームがうかがったときにも、ご夫婦で仲良く写真におさまっていただきました。

 いよいよ出版ということで、今年の8月ごろ、最終的な原稿チェックを、取材させていただいた各店にお願いしたところ、なんと! その美由紀さんが亡くなられたとのこと。びっくりしました。

 現在は、娘さんが手伝いに出てきてくれていて、メニューや定休日も少し変更して、営業を続けられているんだそうです。

 鶏正肉を串のままカツにした、『とり屋』ならではの串カツ(3本1皿で350円)や、昔は鶏脂でさっと炒めて作っていたという焼めし(400円)なども食べたいと思っていたのですが、ソト1ナカ3(ナカは300円)の強烈ホッピーで、すっかり酔っぱらってしまいました。

 1時間半の滞在。お勘定は1,580円。

「どうもごちそさまでした」と席を立つと、

とりマニアの出版、母が楽しみにしてました」

 と娘さんが見送ってくれました。

 がんばってもっと早く出版できてたらよかったなあ。遅くなってしまい、ごめんなさい。(合掌)

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「鳥好」 / みそ煮3本 / スープドーフ

店情報前回

《平成25(2013)年9月14日(土)の記録》

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新さんま出始めました … 「はまや食堂(はまやしょくどう)」(杉田)

新秋刀魚塩焼


 今年も新サンマが出始めました。

 この店に、今シーズン初の新サンマが登場したのは一昨日のこと。

 いつもは単品が530円、定食が750円のサンマ塩焼きながら、出始めたばかりの新サンマ塩焼きは単品が600円、定食は850円とちょっと高い。

「新サンマは、さすがに高いねえ」と声をかける、サンマ好きの常連さんに、

「自分たちもまだ食べてないんですよ」とこたえる女将さん。

 実は私も、店に入ってメニューを見たときから、『秋刀魚さんま塩焼』と、あえて『』の字が赤く書かれているこのメニューが気にはなっていたのですが、

(そのうち、特別定食でも新サンマが取り上げられるようになるだろう。そのときに食べよう)

 と思って、一昨日は主菜「豚肉スタミナ鉄板」に、「ナスの蒸しびたし」「冷やっこ」「じゃが煮付け」の3品から2品を選ぶ特別定食(980円)を、追加料金で副菜を3品とももらって、大瓶ビール(480円)を2本の夕食としたのでした。

 ところが、今日もまた「はまや食堂」に来てみると、なんと! 今日の特別定食(980円)の主菜は、その新サンマ塩焼きです。やったぁ!

 今日は金曜日。明日から週末(しかも三連休の会社が多い)を迎えるのにあたって、新サンマをサービス品として出してくれるということなんでしょうね。

 店に入って席に着くなり大瓶ビール(キリンラガー、480円)をもらい、

「特別定食(980円)を、追加でオール(=3品の副菜をすべてもらうこと)にしてもらって、ごはんは小(-20円)で、あとからお願いします」と、いつもと同じ注文です。

 オールにすると、3品の副菜のうち、一番安いものの値段がプラスされます。今日の副菜はブロッコリー、小松菜おひたし、ごぼうピリ辛煮の3品で、すべて単価が200円なので、追加料金は200円です。

 お通し(サービス)の枝豆、すぐに出されたブロッコリー、そしてごぼうピリ辛煮をつつきながらビールを飲んでいるところへ、新サンマ塩焼きが出てきました。

 ん~。丸々と太ったサンマが見るからにおいしそう。

 まずは、やっぱりお腹から。

 熱々に焼けたサンマのお腹に、サクッっと箸を入れ、その内臓の部分を最初にいただきます。

 んんん~~っ。うまいっ!

 内臓そのもののプリッとした弾力感。

 内臓のまわりにたっぷりとついた、白く透きとおる脂肪分。

 そのすべてのバランスが最高にいい!

 それぞれの内臓がくっきりとわかるほど、鮮度が抜群です。

 内臓まわりの腹骨も香ばしいので、そのまますべてをいただきます。

 こりゃやっぱり燗酒ですね。

「すみません。お酒の大きいの(500円)を、ぬる燗でお願いします」

 まだまだ残暑で暑いんだけれど、重陽ちょうようの節句(9月9日)も過ぎたので、燗酒をいただきます。

 古来より、重陽の節句から、桃の節句(3月3日)までの間は、燗酒をいただくのが本式なんだそうです。

 サンマが残り少なくなったところで、小松菜のおひたし。

 最初に出されたブロッコリーもそうですが、この小松菜も、しゃっきりとアルデンテのゆで加減。これが「はまや食堂」のすごいところだといつも思っています。野菜のうまさ、食感が失われないゆで方です。

 最後は小ライスセットで〆て、ごちそうさま。

 1時間45分ほどの滞在は、2,140円でした。

 新サンマ、美味しかったなあ。。。

〔一昨日の「はまや食堂」の写真〕
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ビール&枝豆 / 冷やっこ / じゃが煮付け

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茄子の蒸しびたし / 豚肉スタミナ鉄板 / 小ライスセット

〔今日の「はまや食堂」の写真〕
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ビール&枝豆 / ブロッコリー / ごぼうピリ辛煮

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新サンマは内臓から食べるべし! / 小松菜おひたし / 小ライスセット

店情報前回

《平成25(2013)年9月13日(金)の記録》

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二次会で鴨舌の唐揚げ … 馬さんの店「龍仙(りゅうせん)」(石川町)

鴨舌の唐揚げ


 今日は会社の懇親会。国内各地の事業所の人たち十数名が、横浜にやってきてくれたので、幹事さんが『ぜひ横浜らしいところを』と選んだのが横浜港&中華街です。

 1軒めはスターホテル横浜屋上ビアガーデン

 山下公園に隣接するスターホテルは、眼下に横浜港や氷川丸を一望できる好立地。右手には横浜ベイブリッジを、左手にはみなとみらい地区を遠望することができます。

 4名以上、2時間飲み放題が、ひとり3,800円、4,500円、5,000円の3コース。メニューにある飲み物は、すべて飲み放題でも注文可能というのがうれしいですね。

 こんな景色は、各地から横浜に来られたみなさんはもちろん、ふだん横浜で働いているメンバーもなかなか見ることができないと、参加者からも大好評。

 2時間の飲み放題を終えると、今度は横浜中華街をぶらぶらと見て歩きつつ、二次会として入ったのは、善隣門の近くにある馬さんの店「龍仙」です。

 メディアへの登場頻度がものすごく高いこの中華料理店ですが、いつまでたっても庶民的。そこがいいんですよね。

 年中無休で、毎日、朝7時から深夜3時(早朝?)までやっているというのもすばらしい。休み時間は1日4時間しかありません。

 二次会に残ったメンバーは9人。

「9人ですけど」と店の入口から声をかけると、

「9人? 入れるよ、入れるよ。どうぞぉ~っ」

 と奥の厨房から出てきて、笑顔で迎えてくれるのは、この店の名物店主・マーさん(88歳)です。

「こちらと、こちらでいいですか」

 と円卓と、そのとなりのテーブル席を指し示してくれる店のおねえさん。

「できれば1か所がいいんですけど」とお願いすると、

「わかりました」

 と、もとは7席分の円卓に、補助いすを2個足して、9人用にしてくれました。

 飲み物は、たくさんの種類がある紹興酒の中から、中ぐらいのものをボトル(2,500円)ごと燗をつけて出してもらいます。

 お腹は、ビアガーデンの料理で、もうけっこうできあがっているので軽めに。

 鴨舌の唐揚げ(735円)は、その名のとおり、鴨の舌を唐揚げにしたもの。舌の付け根のところから伸びている2本の長い軟骨を指でつまんで、先っぽの舌の部分をいただきます。

 さらに小龍包ショウロンポー(4個525円)×2、ポーク焼売シュウマイ(5個525円)×2、そしてナスと挽肉の炒め(1,260円)もいただいて、紹興酒のボトル(2,500円)もおかわりです。

「そろそろ〆にしますか」

 ということで注文したのが、この店の名物メニューである中華粥。

 朝7時の開店から、朝食としてこのお粥を食べに来る人も多いんだそうです。

 牛もつ、牛肉、鶏肉、野菜、皮蛋ピータン、白身魚、海老などの具材が、いずれか1種類だけ入ったシンプルなお粥が525円。ネギ・チャーシューや、麻婆豆腐などが入ったお粥が735円。

 1品だけ群を抜いて高いのが、フカヒレ姿煮が2枚入った『魚翅粥』で、1,260円です。

 今日は人気ナンバーワンという『龍仙粥』(735円)を2人前もらって、みんなで分け合って食べることにしました。

 龍仙粥は、海老、ホタテ、イカ、白身魚が入った、いわゆる海鮮粥。

「具はお粥の下に入ってますからね~」と言いながら出してくれるおねえさん。

 具材はお粥の熱が加わりやすいように、お粥の下に置かれている(具材を置いてからお粥をつぐ)ため、出されたお粥には海鮮の具はないように見えるのです。

 この量を9人で分けると、ひとり分が、ちょうどスープを取り分ける小鉢1杯ずつぐらいになってちょうどいい。

 「龍仙」には1時間ちょっとの滞在。お勘定は9人で14,000円ほど(ひとりあたり1,556円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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スターホテル屋上ビアガーデン / 紹興酒 / ナスと挽肉の炒め

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ポーク焼売 / 小龍包 / 龍仙粥(具材は中に入っている)

・「龍仙」の店情報前回

《平成25(2013)年9月12日(木)の記録》

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ニンニクみそ発祥の店 … 焼鳥「若竹(わかたけ)」(桜木町)ほか

ニンニクみそ


 おっ。「若竹」のカウンター中央部に2席分ほどの空席があるのが見える。

 えぇ~いっ、入っちゃえ!

 まさに後先あとさき考えずという感じで、暖簾のれんを分けて、開けっ放しの入口からポンッと店内に飛び込んだ。

「ひとりです」

 と自己申告しながら、お店の人の返事も聞かず、空いてる席のひとつに、勝手に座っちゃいました。

 ちょうど目の前が焼き台。

 寡黙な店主は、今日も黙々と焼き鳥を焼き続けていて、目の前に私が座ったのもほとんど意識の外のような感じ。

「あるものだけでいいですか?」

 と声をかけてくれたのは、カウンター内、奥にいる女将さんです。

「はい。それで大丈夫です。ビールください」

 カウンターの外で、お運びなどを担当している女性店員さんが、おしぼりと大瓶ビール(キリンラガー)を出してくれます。

 現在の時刻は午後8時50分。

 この店は午後10時までの営業なので、あと1時間ちょっと。

 だからもうネタも「あるものだけ」しか残ってない状態なんですね。

 今日の1軒めは「武蔵屋」。

 小上がり一番手前の、小さな座卓で、いつものように小瓶のビール(500円)と、櫻正宗3杯のセット(2,500円)をいただいてきました。

 飲んでる途中で、女優の五大路子(ごだい・みちこ)さんも入ってこられて、おばちゃんと抱き合いながら「武蔵屋」の再開を喜んでましたねえ。うれしい光景です。

「最後に、おばちゃんから」

 とサービスで注いでくれた、お猪口の1杯を飲んでいるところへ入って来たのが、「野毛ハイボール」の店主・ハルさんです。

 そのハルさんに小さな座卓をバトンタッチして店を出て、2軒めとして「福田フライ」方面にやって来たところ、「福田フライ」にはおばちゃん(=女将)の姿はなく、向かいの「若竹」には空席が見えたので、思わず「若竹」に飛び込んだのでした。

 「武蔵屋」の料理でけっこうお腹もいっぱいなので、「あるものだけ」しかない状態ぐらいがちょうどいい。

 そんなことを考えているところへ、小さな蕎麦猪口そばちょこのような器に入れられた秘伝のニンニク味噌が出され、追いかけるように1本めの鶏皮が出されます。

 この店にはメニューはなくて、飲み物以外は、基本的におまかせ。

 だから、飲み物だけ注文して、あとは黙ってても大丈夫。

 鶏皮は塩焼きですが、そのままだと薄味。これに秘伝のニンニク味噌をつけながらいただくんですねえ。

 ん~~。秘伝の味噌、うましっ!

 横浜では、焼き鳥にニンニク味噌をぬって食べるお店が多いのですが、その食べ方の発祥の店が、ここ「若竹」と言われています。

 なにしろ昭和27(1952)年創業の老舗ですからねえ。「武蔵屋」(昭和21年創業)とともに、野毛界隈の多くの酒場に影響を与え続けてきたんでしょうね。

 2本めは手羽。これまた軽く塩焼きしたものに、ニンニク味噌をぬりながらいただきます。

 いい焼き加減だなあ。骨の部分を手づかみにして、骨ぎわの肉までしゃぶりつくします。

「2本出ましたね? どういたしましょう?」

 と女将。焼き台の店主は無口です。

「もうちょっとください」

 とお願いすると、すぐにお新香の盛り合わせ(なす、きゅうり、大根など)が出されます。この漬物がまたいい。老舗酒場は、いい漬物を出してくれるところが多いですね。

 3本めは鶏ハツ。これまた、ニンニク味噌がよく合うなあ。

 ビールはもちろんなんだけど、この焼き鳥(ニンニク味噌付き)だったら、燗酒も合いそう。

 今日は「武蔵屋」のあとだからめとくけど、今度来たときは、燗酒と合わせてみたいですね。

 4本目は、ねぎま。焼き鳥の定番中の定番ですね。

 奇をてらわず、直球勝負で、王道の焼き鳥だけがズバッ、ズバッと出されるのがとてもうれしい。

 4本とも、出されるやいなやというタイミングで、熱々のうちにいただきました。

「どうされますか?」と女将さん。2本ごとに聞いてくれるのかな?

「今日はこれで。今度また、ネタがそろってる時間帯に来ます!」

 と答えると、最後に鶏スープが出されます。

 熱々で濃厚な鶏スープが、たくさん飲んだ後ののどに、そして胃袋に心地よい。

 あっ、うずらの卵が入ってる!

「この、うずらの生卵が煮えるように、熱々のスープにしてるんですよ」

 と女性店員さんが教えてくれました。

 今日のお勘定は1,700円。1時間弱の滞在でした。

 店を出ると、目の前の「福田フライ」に見知った人影が……。

「ハルさん!」

「ああ、浜田さん。どこで飲んでたんですか?」

「目の前の『若竹』で。『福田フライ』のフライヤーはどうなっちゃったんですか?」

 「福田フライ」のトレードマークでもあった、店頭のフライヤーが撤去されています。

「店の奥に移したみたいですよ。今はフライもノブさん(息子さん)が揚げていて、おばちゃんは座って見てるんです」

「そうなんだ。ほんのちょっと来ない間にそんなことになってたんですね」

「炒め物もなくなったんですよ。かわりに『もつ揚げ』が加わりました」

 というハルさんの情報を受けて、さっそく酎ハイ(400円)と、そのもつ揚げ(350円)を注文すると、

「もつ揚げは、辛いソースですか?」

 と確認が入ります。

 おぉ、そうか。フライと同じようにどっちかのソースが選べるんですね。

もつ揚げ「普通のソースでお願いします」

 まだ火曜日なので、ニンニクの香りたっぷりの辛いソースは遠慮しておきます。

 出てきたもつ揚げは、かつて白もつ炒め(380円)として出してくれていた白もつを揚げたもの。

 なるほど、これはこれで美味しいけれど、白もつ炒めがなくなったのは、ちょっと悲しいかな。

 か~るく30分ほどの滞在。「福田フライ」のお勘定は750円でした。どうもごちそうさま。

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鶏皮 / 手羽 / お新香

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鶏ハツ / ねぎま / 鶏スープ

・「若竹」の店情報前回) / 「武蔵屋」の店情報前回) / 「福田フライ」の店情報前回

《平成25(2013)年9月10日(火)の記録》

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松輪のシメサバで燗酒 … 大衆酒場「ゑびす(えびす)」(四ツ木)

松輪のシメサバ


 どうですか! 松輪まつわのシメサバ。

 この大きな6切れで380円というのが、うれしいではありませんか。

 『松輪サバ』は、横須賀よりさらに南の、三浦半島の南端に位置する松輪地区で取れる真サバのブランド名。大分の『関サバ』と双璧をなす高級サバです。

 8月のお盆過ぎに旬を迎える松輪サバ。

 ギュっと締まった身と、たっぷりとのった脂のバランスがすばらしい。

「すみません。お酒の小(300円)を、ぬる燗で」

 燗酒を注文せずにいられないシメサバですねえ。

 日本酒は秋田の「高清水たかしみず」。かわいい徳利と、小さいグラスが出されます。

 ん~~。やっぱりこの組み合せが一番だ。松輪のシメサバと、高清水のぬる燗。よく合う!

 金曜日の「宇ち多゛」土曜日の「ゑびす」に続いて、今日、日曜日もまた「ゑびす」。三日連続で葛飾区です。

 実は、昨日の「ゑびす」からの帰り道、この店の古漬ふるづけ(280円)のことを思い出した。

 以前、『〔この一品〕 四ツ木「ゑびす」の古漬け』というコラムでもご紹介したとおり、この店での「酔わせて下町」のFさんいち押しのメニューが、このお新香の古漬。

 きゅうり、なす、大根、にんじんなどのぬか漬けの古漬けを小さく刻んで、おろした生姜やにんにく、刻んだ大葉と一緒に和えたもの。

 簡単に言えば『かくや漬け』なんだけど、ニンニクがものすごく効いてるのが「ゑびす」流。ボリュームもたっぷりで、このつまみだけで焼酎ハイボール(270円)を2杯ほど飲むことができるのです。

 そんなわけで、昨日に続いて今日もまた「ゑびす」にやってきて、まずは古漬でボールを2杯飲んでから、松輪のシメサバと燗酒の小となったのでした。

 ゆっくりと2時間ほどの滞在。今日のお勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。

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「ゑびす」 / 古漬 / 高清水(小)

店情報前回

《平成25(2013)年9月8日(日)の記録》

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夏だけの都橋モヒート … BAR「野毛ハイボール(のげはいぼおる)」(桜木町)ほか

都橋モヒート


 入り口横の手書きメニューに「今年もモヒート始めました」という注釈つきで、『都橋モヒート』(1,000円)が載っています。

 都橋モヒートは、夏場の、ミントが取れる季節だけに出される限定品。

「今年は、9月20日ごろまでお出しできると思います」

 大きめのロックグラスで、すりこぎ棒を使って、ていねいにミントの葉をつぶしながら、そう話してくれるのは、オーナーバーテンダーの佐野晴彦さん。

 野毛在住の佐野さんは、もとは東京で働くサラリーマン。

 会社帰りに銀座とハマで飲んでるうちに、自らの店、「野毛ハイボール」を持つことになったのでした。

 店が開店したのは、平成23(2011)年12月。まだ1年9ヶ月ほどの新しいバーながら、すでに都橋商店街の、そして野毛の人気店の1軒になっています。

「はいどうぞ。都橋モヒートです」

 細いストローが2本ついてますが、これはやっぱりグラスに口をつけて飲んだほうがいいですね。モヒートに鼻が近づくので、ミントの香りがどかんと入ってきます。

 っあぁ~っ、うまいっ。

 しかし、なんですねえ。ここの店主・佐藤晴彦さんとは、店主と客という関係で会うよりも、飲み友達としてのハルさんとして、野毛の町で会うことのほうが多い。

 ハルさんが店をお休みして飲みに出かける火曜日に、私も野毛に飲みに出ることが多いからなんですね。(火曜日はハルさんがお休みするだけで、「野毛ハイボール」は女性バーテンダーの切り盛りで営業しています。)

 だから、今日のように火曜日以外に野毛に出てきたときは、なるべく「野毛ハイボール」に立ち寄ようにしているのでした。

 今日、この店に来て1杯めにもらったのは、ブラックニッカ・リッチブレンドの『氷なしハイボール』(700円)。

 この『神戸スタイル』とも呼ばれる『氷なしハイボール』が、ここ「野毛ハイボール」の目玉商品です。

 ウイスキー、ソーダ(炭酸水)、グラスの3つをキンキンに冷やし、氷を入れずに作るハイボール。最後にレモンピールで仕上げます。

 ウイスキーは、角瓶(淡麗辛口)、マッキンレー、ブラックニッカ・リッチブレンドの3種類から選べます。ブラックニッカ・リッチブレンドのハイボールがいいですねえ!

 2杯めに、冒頭の『都橋モヒート』(1,000円)をいただいて、今日のお勘定は1,700円でした。

 「野毛ハイボール」を出たところで、時刻は午後9時50分。「ホッピー仙人」の営業時間(10時まで)にギリギリ間に合うかな?

「こんばんは」

 と飛び込んだ「ホッピー仙人」は、入口の扉が閉まりにくいほどの満員状態。

 入口近くのみなさんがギュッと詰めてくれて、なんとか入れてもらうことができました。

 最後に1杯だけ、サーバー白のホッピー(500円)をいただいて帰る予定が、

「これも飲んでみて。おもしろいですよ」

 という仙人(=店主)のおすすめにしたがって、そのホッピーを飲んでみると……。

 おぉ~ぉ。ちょっと酸味と甘みが加わって、カクテルのようなホッピーだ。

「青リンゴサワー・ホッピーです(笑)」と仙人。

 焼酎を、ホッピービバレッジ製の青リンゴサワーで割って、さらにサーバーの白ホッピーを入れたもの。

 飲みやすくて、本当におもしろい、新しいホッピーに仕上がっています。

 気がつくともう10時半を回っている。閉店後に長居してすみませんでした。どうもごちそうさま!

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BAR「野毛ハイボール」 / 氷なしハイボール / 「ホッピー仙人」青リンゴサワー・ホッピー

・「野毛ハイボール」の店情報前回) / 「ホッピー仙人」の店情報前回

《平成25(2013)年9月7日(土)の記録》

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立石フェスタのあとで … 大衆酒場「ゑびす(えびす)」(四ツ木)

壁一面に短冊メニュー


 9月7日(土)は『立石フェスタ』の日。所用のため、朝から行くことはできなかったのですが、サンバパレードの頃(午後3時半ごろ)になんとか立石に到着。

 宇ち多゛ presents 「EROTICAO」(テラシィイさんがメンバーのラテンバンド)のステージは、最初から見ることができました。

 会場では「宇ち多゛」のあんちゃん(三代目)や、宇ち中さんたちもスタッフとして手伝われていて、遠くからちょっとごあいさつ。

 ステージが終わったところで、『ちょいと1杯』と酒場を探すものの、ただでさえ人気の立石が、フェスタの人出でより大変なことになっていて、「二毛作」や「栄寿司」は当然のように満員だし、間もなく開店の「ミツワ」の前にはすでに行列。「毘利軒」や「串揚100円ショップ」も、線路の反対側の「鳥房」や「江戸っ子」も大行列です。

 やめた。立石の酒場はあきらめよう。

 ということで、次なるターゲットに定めたのが、四つ木の大衆酒場「ゑびす」です。

 「ゑびす」は立石駅と四ツ木駅の間にあって、最寄りの四ツ木駅からでも約500m(徒歩9分)、こちら立石駅からは約1,100m(徒歩20分)という距離。今日はそんなに暑くもないので、歩いていくことにしました。

 店に到着したのは午後5時前。

 横幅7mと言われる「ゑびす」の大きな暖簾のれん。その下のすりガラス越しに、横に長~いコの字カウンターに座る先客たちの背中の影が見えます。

 おっ。この辺が空いてそうだ。

 一番左端(四ツ木駅に近い側)のあたりのカウンター席が空いているようなので、その近くの引き戸を開けて店内へと入ります。

 左端のカウンター角のところに座ると、すぐに出される冷たいおしぼり。

「ボールをお願いします」

 と注文しておいて、顔にペタッとそのおしぼりを当てると、その冷たさが心地いい。

 あっという間に目の前に用意されるボール(270円)。

 全国的には『酎ハイ』と省略されることが多い焼酎ハイボールですが、その焼酎ハイボール発祥の地、東京下町のこのあたりでは『ボール』という略称で呼ばれているのです。

 さてつまみ。

 壁にずらりと張り出された短冊メニューは、その数260品以上。これだけあると、ひとしきり見るということもむずかしい。

 まずは刺身だろうな。

 足立市場が近いからか、新鮮な魚介類が多くて安いのです。

 名物のカワハギ(380円)は、さすがに夏場の今はないなあ。この値段なのに、小さいながらも1尾丸ごとのカワハギの刺身が、肝も添えて出されるのです。

 今の時期はアジ(380円)なのか。これもこの値段ながら、1尾丸ごとが刺身かたたきで出されます。

 おっ。今日は北海道産のホヤ(320円)も、黒板メニューに書き出されている。これにしてみましょう。

 ママ(=女将さん)が、となりの客にボールのおかわりを持ってきたタイミングで、ホヤを注文します。

 ホヤは、体内に含んでいる海水でサッと洗って食べるのが一番おいしいと思うのですが、残念ながら、この店では体内の海水は出されなくて、ワサビをつけてポン酢醤油でいただきます。うん。これもこれでおいしい。鮮度がいいね、ここのホヤも!

 ホヤに続いては、どじょう鍋(530円)を注文。

 25席分のカウンター内の切り盛りは、ママがひとりでやってるのですが、あちこちによく気配り、目配りされていることもあって、ストレスなく注文が通るのがすばらしい。

 どじょう鍋が出てきたところで、2杯めのボールをもらいます。

 どじょう鍋は、どじょうの丸煮を玉子でとじたもの。ささがきごぼうもたっぷりと入っています。ごぼうと、どじょうがいい相性なんですよね。

 どじょう料理は、この他にも、開いて中骨を抜いたどじょうを玉子でとじた柳川鍋(530円)、どじょう丸煮(480円)、どじょう唐揚(580円)があります。

 どじょう鍋を食べ終え、2杯めのボールも飲み終えたんだけど、もうちょっとこの店の雰囲気にかっていたい。

 何か軽いものでももらおうかな。

 そう考えているところへ、奥の座敷から「トマトハイ、4つ!」という注文が入った。

 そういえば、ずいぶん前(5年ほど前?)にここに来たとき、トマトジュースも一緒に注文してた常連さんたちがいたなあ。

「すみません。こっちもトマトハイください」と注文したところ、

「焼酎にトマトジュースを入れたのでいいですか?」とママさん。

(あれ? 他にやり方があったっけ? 5年前に出会った常連さんたちはどうやって飲んでたっけ?)と思いつつも、

「ええ、それでお願いします」

 と返事すると、サワーグラスに計量カップできっちりと量られた宝焼酎「純」(25度)が注がれ、氷が入れられて、目の前で缶入りのカゴメ・トマトジュースをトクトクトクと注いでくれます。

 思い出したっ! 5年前の常連さんたちは、普通にボールをもらって、それとは別にトマトジュースももらって、ボールを飲んでできたすき間にトマトジュースを入れて飲んでたんだった。トマトジュース1缶で、ボールを2~3杯飲んでたよなあ。

 常連さんたちの間では、きっとそっちのほうが標準的なスタイルなんだろうな。

 だから、ママも、「焼酎にトマトジュースを入れたのでいいですか?」と確認したのか。

 5年前に、ボールにトマトジュースを入れて飲んでる様子を見たときに、『今度来たときは、自分もああやって飲んでみよう』と思っていたのに、それ以来、来るたびに忘れてましたねえ。今日は今日で、違う割り方でもらってしまったし。反省、反省。

 ボールにトマトジュースは、また今度来たときの宿題だ。

 焼酎のトマト割りだけ、というのも寂しいので、つまみももらいましょう。

「エンドウ豆(210円)をお願いします」

 出てきたエンドウ豆は、小鉢にたっぷりの茶色の豆。

 池袋の「ふくろ」で出されるエンドウ豆ような、緑色の豆を想像してました。こういう茶色いのもあるんですねえ。

箸でつまむと、1度に1~3個ずつしかつまめないので、「超」長持ちするつまみでもあります。豆好きにはうれしいなあ。

 2時間弱の滞在。お勘定はちょうど2千円でした。どうもごちそうさま。

(逆算してみると、焼酎+トマトジュースの「トマトハイ」は400円だったんですね。)

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「ゑびす」 / ボール / ホヤ刺身

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どじょう鍋 / トマトハイ / えんどう豆

店情報前回

《平成25(2013)年9月7日(土)の記録》

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金曜夕方のハツ生お酢 … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(立石)

ビール大とハツ生お酢


 都内での仕事が午後5時前に終わったので、グイグイとなるべく最短コースで立石に移動し、やってきたのは「宇ち多゛」です。

 店頭の行列はないものの、暖簾ごしにチラリと見える店内は、ほぼ満席状態。

 入れるかな?

 暖簾の内側の、行列ができていたとすれば先頭となる位置に立って、すぐ目の前の、カウンターの中にいる店主(二代目)に目礼し、店内にいるあんちゃん(三代目)に、「ひとりです」と、人差し指を立てて合図すると、

「左に入って」

 ということで、二の字の左端にかろうじて空いていた、残りの1席に滑り込むことができました。

 ビール(キリンラガー)の大瓶(540円)をもらって、最初に確認したのは

「ハツ生はまだありますか?」ということ。

 ここ「宇ち多゛」で、最後まで残っていることが多いのは、シロ、レバ、ガツ、アブラの4種類。

 私はいつも、土曜日の遅い時間(といっても午後12時半ごろ)に、やって来ることが多いので、この4種類以外は、たまぁ~にラッキーにもタン生が残っているぐらい。

 だから今日のように早くこれた日は、いつもは食べることができないハツ、カシラ、ナンコツなどを食べたいと思っているのです。

「あるよ。お酢入れる?」

「お願いします」

 ということで、無事に懸案の1品め、『ハツ生お酢』をもらうことができました。

 「宇ち多゛」のメニューには、もつ焼き(1皿2本180円)、煮込み(1皿180円)、お新香(1皿180円)という3種の料理しか並んでいません。

 ところがそのもつ焼き。実際には、カシラ(頭肉)、タン(舌)、ナンコツ(食道)、ハツ(心臓)、レバ(肝臓)、ガツ(胃袋)、シロ(腸)、テッポウ(直腸)、コブクロ(子宮)、ツル(陰茎)、アブラ(背脂)などがあります。

 味付けも、塩、タレ、素焼き(醤油)、味噌みその4種類が指定できます。

 味噌というのは、素焼きしたもつ焼きを、煮込み鍋にくぐらせて出してくれます。つまり、煮込みのみそ味がついたもつ焼きってことですね。「喜よし」や「秋元屋」のような味噌ダレがあるわけではありません。

 さらに焼き加減についても、普通の焼き加減(ミディアム)の他に、『よく焼き』(ウェルダン)、『若焼き』(レア)、『うんと若焼き』(ベリーレア)、『なま』(焼かない)などが指定できます。

 ネタはレバ以外は下茹でされているので、『生』といっても本当の生で出されるわけではありません。(レバの『生』は注文できません。)

 注文の最後に、お酢をかけるかどうかを指定することができるのは、「宇ち多゛」ならでは。

 これらを、必要に応じて順に組み合わせて注文します。

 たとえば『レバ・塩・うんと若焼き』、『ガツ・素焼き・お酢』って感じです。

 続いては、『ナンコツたれ』と『お新香・ショウガのっけて・お酢』を注文。

 後者は、『お新香(大根ときゅうりのぬか漬け)に、紅ショウガを多めにのせてもらって、醤油の他にお酢もかけてください』という注文です。こうやって注文すると長くなるので、それを短く、かつ間違いなく通すために、呪文のようなたのみ方が確立してきたんですね。

 そして出てきたナンコツたれ。ずっしりとした大きさが「宇ち多゛」ですねえ。久しぶりのナンコツがうまいっ!

 とそこへ、「カシラ、なくなった」の声。

 ガビ~ン。

 さっきナンコツを先に注文するか、カシラを先に注文するか、ちょっと迷って、気分的により食べたかったナンコツにしたのでした。

 カシラのほうが先に無くなっちゃうんじゃないかという不安はよぎったのですが、やはりカシラから売り切れましたか。残念。

 しかし、今日はハツ生とナンコツが食べられたのでOKとしましょう。

 ビールを飲み干したところで焼酎の梅割り(180円)を注いでもらって、おもむろに煮込み(180円)も注文します。

 ここの煮込みは、野菜も何も入っていない、豚もつ100%の煮込み。いろんな部位が入っているのがいいんですよねえ。

 煮込みとお新香をつまみながら、梅割り(180円)もおかわりです。

 この時点で、お新香もキュウリはなくなって、大根だけになりました。まだ6時前なのに、すごいなあ。

 4皿(もつ焼き2、煮込み1、お新香1)いただいて、お腹もけっこうふくらんできました。

 ここの常連さんたちの間には、『さんさら、にーはん』なんて言葉もあるようです。

『おかず(もつ焼きや煮込み)を3皿いただいて、焼酎を2杯半飲む』

 これが『さんさら、にーはん』で、お勘定はちょうど千円になります。(半分の焼酎は100円で、最後の1杯という時にしか注文できません。)

 毎日のように来ている人たちには、このくらいの量がちょうどいいということなんでしょうね。

 めったに来れない私なんかは、せっかくの機会にできるだけ詰め込んで帰ろうと、ついがんばってしまいます。

 3杯めとなる梅割り(180円)をいただいて、5皿めのおかずは、『アブラとガツ、1本ずつ、お酢』。

 1本ずつを盛り合わせてもらうことができるのは『生』の場合のみ。したがって、この注文は『アブラの生と、ガツの生を1本ずつで1皿にしてもらって、醤油の他にお酢もかけてください』ということになります。

 う~、かなり満腹。今日は5皿と、ビール大瓶1本に、焼酎3杯で、今日のお勘定は、豪勢に1,980円でした。大満足! どうもごちそうさま。

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ハツ生お酢 / お新香ショウガのっけてお酢 / ナンコツたれ

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焼酎梅割り / 煮込み / アブラとガツ1本ずつお酢

店情報前回

《平成25(2013)年9月6日(金)の記録》

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〔図書紹介〕 あの人と、「酒都」放浪 ~日本一ぜいたくな酒場めぐり~

あの人と、「酒都」放浪


 読売オンラインに、昨年7月11日から、今年7月30日まで、約1年にわたって連載された「酒都を歩く」が、1冊の本になりました。

 本のタイトルは「あの人と、「酒都」放浪 ~日本一ぜいたくな酒場めぐり~」(小坂剛・著、中公新書ラクレ、880円+消費税)。

 その内容(目次)は次のとおりです。

  1. 居酒屋は文化
  2. 哲学と詩と歌と
  3. 母を想う
  4. 地ベタの快感
    • 大衆食堂の詩人・エンテツ 気取るな、力強くめしをくえ!
    • 町工場経営者・藤原法仁 京成線沿線の大衆酒場
  5. 酒場はパラダイス
  6. 郷愁の街・東京

 ということで、不肖・私(上の目次中、太字部分)の記事も載せていただいています。

 副題に「日本一ぜいたくな酒場めぐり」とありますとおり、(少なくとも私以外は)ものすごいメンバーがそろった、ぜいたくな内容です。

 著者の小坂剛さん(読売新聞メディア局主任)は、その「まえがき」の中で、

『人生と酒の先達が酒場で内面を率直に語った言葉は、どんな酒よりもさかなよりも味わい深い。ただ耳を傾け、忘れまいと記憶に焼き付けた。文章のほとんどは登場いただいた方々の言葉。酒場に飛び交う話し言葉のほとんどは忘却の彼方へと消え去るが、そのなかに「名言集」におさめられるべき輝く言葉がいくつもあることを知った』

 と書かれています。

 「古典酒場 VOL.12 FINAL号」の中で、「酒とつまみ」創刊編集長の大竹聡さんが、酒場の先達7名に『酒場の魅力に開眼した原点となる酒場、酒場半生記をロングインタビュー』した記事もすばらしいものでしたが、今回の「あの人と、「酒都」放浪」での13名へのインタビュー記事もまたすばらしい。

 手に取ってお読みいただけると、私もうれしいです。

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ベジタブル・ディナー … 「はまや食堂(はまやしょくどう)」(杉田)ほか

ベジタブル・ディナー


 野菜が美味しい「はまや食堂」で、軽~くベジタリアンな夕餉ゆうげです。

 前菜に冷しトマト(150円)と冷やっこ(130円)をもらって、大瓶のキリンラガービール(480円)。

 残暑きびしき今日このごろ。冷たい料理に冷たいビールがうれしいですね。

 身体の熱気がとれたところで、「爛漫」の大徳利(500円)をぬる燗でもらって、B定食(580円)を、小ライス(-20円)で注文。

 今日のB定食は、主菜が茄子生姜なすしょうがで、納豆、海苔のり、お新香、みそ汁、そしてライスが付きます。

 ごはん以外はすべてつまみになるので、小ライスだけ、あとから出してもらうことにして、ゆっくりと燗酒を楽しみます。

 今週の火曜日(9月3日)、8月いっぱいの夏休みを終えて、野毛の「武蔵屋」が営業を再開しました。

 この日を待ちわびていた多くの常連さんたちに混ざって、私もひと月ぶりの「武蔵屋」です。

 1か月ものお休みみがあったにもかかわらず、店内の雰囲気も、出される料理も、少しも変わっていないのがうれしいではありませんか。

 ただし、お酒は1杯につき100円ずつ値上げしたそうです。料理とお酒3杯のセットが2,500円(300円アップ)、2杯のセットが1,900円(200円アップ)、1杯のセットが1,200円(100円アップ)です。

 ビールの値段は、これまでと変わらず小瓶が500円で、大瓶が700円。

 今日もビールの小瓶と3杯のセットで、お勘定はちょうど3千円でした。

 「武蔵屋」を出て、2軒めに「ホッピー仙人」に行くと、店内にはブラックベルベッツのギタリスト・テラシィイさんや、「野毛ハイボール」の店主・佐野晴彦さんたちもいて、みんなでホッピーで乾杯!

 テラシィイさんとお会いしたは、3年半前の「鍵屋」以来です。うれしい酒縁ですねえ。

 そんな野毛の夜から一夜明けて昨日(9月4日)は、会社帰りに「はやま食堂」。

 このところ、何も予定がない時は、「はまや食堂」で晩酌付きの夕食を食べてから、単身赴任社宅に帰るのが定番になっているのです。

 ジャガ煮付けから始まって、マカロニサラダ、茄子の肉巻フライ、そして山芋とろろと小ライスセットという、特別定食小(960円)+副菜1品(200円)で、大瓶ビール(480円)と、大徳利(500円)のぬる燗をいただいて、1時間半の大衆食堂のフルコース(お勘定は2,140円)でした。

 で、今日もまた「はまや食堂」にやって来て、ベジタブル・ディナーを楽しんでいるというわけです。

 最後に小ライスを出してもらうと、じゃこおろしを少量、サービスで出してくれました。

 このじゃこおろしの大根が辛いこと!

 ガツ~ンと涙が出そうなぐらいの辛さに、燗酒で甘くなった口内がビシッと引き締まります。

 いいですねえ。夏の大根はこうでなくっちゃ。

 今日もまた1時間半ほどの滞在。お勘定は1,820円でした。

 どうもごちそうさま。今日もおいしかったです。

〔9月3日(火): 武蔵屋、ホッピー仙人〕
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武蔵屋 / ホッピー仙人 / 白鷺の黒ホッピー

〔9月4日(水): はまや食堂〕
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じゃが煮付け / マカロニサラダ / 茄子の肉巻フライと燗酒

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小ライスセット / 山芋とろろ / 白菜漬物(少量)

〔9月5日(木): はまや食堂〕
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冷しトマト / 冷やっこ / 茄子生姜

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納豆 / じゃこおろし(少量) / 小ライス

・「武蔵屋」の店情報前回) / 「ホッピー仙人」の店情報前回) / 「はまや食堂」の店情報前回

《平成25(2013)年9月5日(木)の記録》

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いかなんこつの串焼き … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかなんこつの串焼き


 以前はバラで5~6個を焼いていた「いかなんこつ焼」(170円)ですが、今日、焼いているのを見ていると、2~3個ずつ串に刺した状態で焼いて、皿に盛るときに串から外して、以前と同じような状態にして出すようになったようです。

 「その串のまま食べてみたいんですけど……」とお願いしてみたところ、上の写真のように、串に刺したままの状態の「いかなんこつ焼」を出してくれました。

 「串も一緒に焼けちゃったりするので、串のまま出すのは大変なんですよ。だから最後は串から外して出すようにしてるんです」と女将さん。

 なるほど。焼鳥屋の焼き台のように、前後に串を受ける角材(金属製)のようなものがあれば、串の部分が守られますが、ここのは焼き網の上で焼くから、串まで一緒に熱が通っちゃうんですね。

 熱々のイカ軟骨の、コリッとした弾力感が心地よい。

 今日の飲み物は「ウイスキー水割」(380円)です。

 ウイスキー水割は、ブラックニッカ・クリア&ウォーターの300ml瓶。アルコール度数は10%です。冷蔵庫で冷えているものを、氷入りのサワーグラスと一緒に出してくれるので、そのグラスに注いでいただきます。

 ウイスキー水割りの300ml瓶が380円というのは、私が知っている酒場の中では、一番安い。さすが「やきや」ですね。

 「いかなんこつ焼」と同時に注文したつまみが「げそ揚げ」(170円)。

 げそ揚げは、あらかじめ調理しているものを、大きなバットから取り分けてくれるので、あっという間に出てくるのです。

 このげそ揚げをつまみながら、注文してから焼き始める「いかなんこつ焼」のできあがりを待つとちょうどいい。

 他にも「珍味わたあえ」(170円)や「自家製塩辛」(170円)などは出が早いですね。

 これら調理済みの品のスピード感には負けますが、「いか刺身」(170円)や「いかみみ刺身」(170円)などの刺身類も、それほど待つことはなく食べられる一品です。

 この値段ながら、刺身類はすべて注文を受けてから引いてくれるのが素晴らしい。

 ゆっくりと飲んでいるところへ、いつもはカウンターの中で働いているユリちゃんが、今日はお客さんとしてやってきて、ホッピー(360円)に、いかみみ刺身(170円)をご注文。いかみみ刺身の弾力感もいいんですよね。

 1時間弱の立ち飲みタイム。今日のお勘定は720円でした。どうもごちそうさま。

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「やきや」 / ウイスキー水割 / げそ揚げ

店情報前回

《平成25(2013)年7月13日(土)の記録》

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秘伝のみそ焼きがいい … やきとん「たつや」(沼袋)

はらみ、てっぽう


 間があくと食べたくなるのが、もつ焼きですよねえ。

 今日は沼袋の「たつや」で、ホッピーセット(380円)の赤をもらって、もつ焼きは、れば、はらみ、てっぽうを1本ずつ(各100円)、みそ焼きで注文します。

 みそ焼きというのは、もつを液体のみそダレに浸けながら焼き上げていくもつ焼きの手法。わらびの「喜よし」を元祖として、野方の「秋元屋」がその味を継承。ここ「たつや」などの、秋元系のもつ焼き店に伝搬していったのです。

「もしかすると邪道かもしれませんが、私はこのみそ焼きに惚れこんで修業したんです」

 平成16(2004)年に「秋元屋」が開店したとき、店主の秋元宏之さんはそんな風におっしゃっていました。当時は、みそ焼きの存在はほとんど知られていなくて、もつ焼きと言えばタレ焼きか塩焼き。「本当のもつ好きは、塩焼きで食べる」みたいな風潮だったのです。

 しかしながら、その秋元さんの舌が本物だったことは、それから現在までの9年の間に、「秋元屋」が23区西部を代表する店の1軒になり、その「秋元屋」出身者が独立したもつ焼き店が続々と開店し、それぞれ人気を博していることからもわかりますよね。

 昔は焼き鳥の代用食的な扱いもされていたもつ焼きですが、今は、それぞれの部位の味と食感で、もつ焼きそのものが好まれる時代。東京以外の地方にも、どんどんもつ焼き文化が広がっていっています。

 ところが!

 そういう店の多くが、『焼き』の重要性をあまり認識していなくて、アルバイトのにいちゃんや、ねえちゃんが片手間にもつ焼きを焼いてたりするんですねえ。

 彼ら、彼女らは、おそらく東京の、名店と呼ばれているもつ焼き屋で豚モツを食べたことはないんだろうと思います。だから、部位ごとのベストな焼き上がりのイメージがつかめていない。フニャフニャの生焼けが出てきたり、焼き過ぎの硬いもつが出てきたりするんですね。

 これを食べて、「東京で流行はやりのもつ焼きってこんなもの? ちっともおいしくないよねえ」なんて言われたんじゃ、たまったもんじゃない。

 もつ焼きは、焼き手の持っている技量が、そのままそのもつ焼きの味に反映される。だから、人気が高いもつ焼き店には、必ず技量の高い焼き手がいます。

 いいもつ焼きを出したいのであれば、熟練した焼き手が必要なんです。

 鮮度の高い豚もつを、熟練の技で焼く。単純ですが奥が深い世界です。

 「たつや」ならではのもつカレー(パン付き、350円)ももらって、ホッピーのナカ(250円)を2回おかわり。(つまりは外1中3そといちなかさんってことですね。)

 1時間半ほどの滞在。席料100円が加算されて、今日のお勘定は1,710円でした。どうもごちそうさま。みそ焼き、今日もおいしかったよぉ~!

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ホッピーセット / レバ(みそ焼き) / もつカレー(パン付き)

店情報前回

《平成25(2013)年6月28日(金)の記録》

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鳥万名物・若鶏唐揚げ … 大衆酒場「鳥万(とりまん)本店」(蒲田)

若鶏の唐揚げ


 日曜日です。都内の自宅から、横浜の単身赴任社宅へと向かう道すがら、蒲田駅で途中下車しての寄り道は、大衆酒場「鳥万本店」。

 5階建てのビル全体が1軒の大衆酒場で、1階と2階はカウンターとテーブル席、3階と4階は座敷で、5階は事務所になっていて、店内の階段で上り下りします。

 昭和39(1964)年の創業は、数ある蒲田の酒場の中でも最古参。来年で創業50年を迎えます。

 店に着いたのは午後7時。平日は「超」がつくほど満員のことが多い「鳥万本店」も、日曜日にはゆったり気味。とは言うものの「超」がついてないだけで、ほぼ満員に近い状態であることには変わりありません。

 入口を入って、左のレジのところに座っている女将(だろうと思う)に「ひとりです」と声をかけると、「カウンター席は2階のほうが涼しいよ」とのこと。

 9月に入ったものの、今日も東京地方の最高気温は36℃。残暑と言うには猛暑過ぎる。涼しいのがいいですねえ。

 そんなわけで、1階のカウンター席にも若干の空席が見えますが、2階へと上がって、2階カウンター席の一角に陣取ります。

 カウンター上の各席には、あらかじめ袋入りのお手拭と、お通しの豆菓子(50円)がセットされています。

 すぐに注文を取りに来てくれたおねえさんに、

「瓶ビールください。あとサービスと若鶏の唐揚げをお願いします」

 すぐに出される大瓶ビール(490円)はアサヒスーパードライ。

「今日のサービスはコロッケなんだけどいい?」

 と目の前にコロッケのお皿を持ってきてくれるおねえさん。ここまで来てるんじゃあ、「やだ」とも言えないですねえ。

「ええ、いいですよ。そのかわり追加でアジたたき(320円)もお願いします」

「はーい」と置かれるコロッケは、できたての熱々。ビールにはちょうどいいですね。

 『サービス』というのは、日替わりの特別サービス品(200円)のこと。刺身のことが多いのですが、予定していたサービス品がなくなると、別の料理がサービス品になるんだそうです。

「さっきまで、ワカサギの唐揚げだったんですけどね。ちょっと前にコロッケになったみたいです」とおねえさん。

 ということは、早い時間に刺身は終了して、ワカサギになって、それも終了してコロッケになったのかな。このコロッケ、通常だと280円の品なので、3割近い値引き価格でサービス提供してくれてるんですね。

 席に座るなり、あるいは席に座りながら「サービス!」と注文する常連さんが多い、人気の一品です。お通しの豆菓子はあるものの、サービスも第二のお通しのような位置づけなんでしょうね。いる、いらないを客が選べるというのがいいじゃありませんか。

 それでもやっぱり刺身は食べたいので、アジたたきも追加注文したような次第です。

「はい、アジたたきです」

 ほとんど待つまもなくアジのたたきが登場。

「唐揚げもできましたよ。こちらに置きますね」

 出てきたアジたたきの写真を撮っているところへ、若鶏の唐揚げ(420円)までできあがってきました。

 はやっ!

 若鶏の唐揚げはきっと時間がかかるだろうという読みで、あらかじめ注文しておくことにしたのですが、こんなにはやく出てくるとは! これならひとしきりサービス品を食べ終えてから注文してもよかったかもなあ。

「コロッケに唐揚げじゃあ、これでお腹がいっぱいになっちゃうわね」

 とカウンターの中のおねえさん。ほんとだよ。しかも両方とも揚げ物だし。

 このお店、1階はアジア系の外国人アルバイトの女性が多いのですが、2階のフロアは日本人の女性二人で切り盛りしているようです。2階もけっこうなキャパシティながら、料理は別のところで作るので、二人でも切り盛りできるんでしょうね。

 さて唐揚げ。「鳥万」の大きなビルの側面に「から揚 やき鳥 鳥万」と書かれているとおり、若鶏の唐揚げもこの店の名物料理のひとつ。

 若鶏の手羽と胸肉のところ半身分が、どかんと出されます。肋骨のあたりの小骨まで、バリボリとかじることができるのがいいんですよねえ。

 これとは別に鶏もも唐揚げ(420円)もあって、若鶏の唐揚げと両方をたのむと、ちょうど若鶏半羽分になるってことかな。「鳥房」の半身揚げ(600円前後)や、「とよ田」の手羽+もも(合わせて1,600円ほど)と同じ分量ですね。

 ただし「鳥万」の唐揚げは、「鳥房」「とよ田」のような素揚げではなくて、唐揚げ粉がついた、普通の唐揚げです。これはこれで、とってもうまい。

 唐揚げと一緒に新しいおしぼりも出されるので、両手でガシッとつかんで、骨ぎわの肉まで、徹底的にいただきます。

 大瓶ビール(490円)もおかわりですねえ。

 当初の予定では、少量の刺身(サービス品)と、若鶏の唐揚げを食べて、最後にオムライス(なんと380円!)で〆ようと思っていたのですが、コロッケ2個(サービス品)に、普通の量の刺身(アジたたき)、そして若鶏の唐揚げになったので、かなりボリュームたっぷり。

 オムライスはちょっと無理だなあ。焼きおにぎり(2個280円)でも食べられそうにない。あまりにも脂っぽいものが続いたので、最後はさっぱりしたものがいいかなあ。

 なんにしよう、とメニューを探して、パリパリキャベツ(280円)を注文。

 ざっくりと大きくカットしたキャベツが、かたまりのまま出されます。

 これはかたまりのまま食べたほうがいいですね。ガシッとつかんで、添えられたピリ辛胡麻ドレッシングをちょっとつけたら、ガブッとかぶりつきます。

 いい歯ごたえだ。キャベツの甘みがいいなあ。

 出された料理を全部きれいに食べきって、「ごちそうさま」と席を立つと、

「あら。ぜんぶ食べたのね。がんばったじゃない」

 と、おねえさん。

「ええ、がんばりました。もう満腹です(笑)」

 おねえさんが渡してくれるチェックシートを持って1階に降り、お勘定は1階のレジで支払う仕組み。

 午後9時まで、2時間ほどの滞在。お勘定は2,250円でした。どうもごちそうさま。

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「鳥万本店」 / 瓶ビールとお通し(豆菓子) / サービス品(肉コロッケ)

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あじたたき / パリパリキャベツ / 注文チェックシート

店情報前回

《平成25(2013)年9月1日(日)の記録》

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豚肉のうまさに驚いた … 「はまや食堂(はまやしょくどう)」(杉田)

とんかつ


 最初のひと切れは、なんにもつけずに、そのまま食べてみよう。

 そう思いながら口に入れた、トンカツの最初のひと切れがうまいこと!

 軽く塩コショウをした豚肉に、衣をつけて揚げてるだけなんだけど、豚肉そのものが、ものすごくうまいっ!

 そして、その熱々のトンカツを追いかけて飲む、キンッと冷たいビールがうまいっ!

 いいぞ、これは。

 思わず次のひと切れに伸びる箸が止まらない。

 あっという間に4切れ分を食べきって、残り2切れになってから、やっと落ち着いた。

 旨みが濃厚ですねえ、この豚肉は。それほど多くない脂身の部分の甘みもいい。

 これはむしろ、ソースなんかに頼らずに、そのままいただくのが一番うまい。

 この店は、とにかく野菜がおいしいので、これまではほぼ野菜を中心に、魚料理をつけたり、つけなかったりといったメニューを選択することが多かったのです。

 ところが、昨日の特別定食(980円)が豚肉生姜しょうが焼き+副菜2品(3品から2品を選択)。

(たまには生姜焼きで飲んでみるか)

 ってなことで、特別定食を『オール』で、『ごはんは小(20円引き)で後から』と注文します。

 『オール』というのは、本来は3品から2品を選ぶ副菜を、追加料金を払って3品すべてにしてもらうこと。副菜の中で単価が一番安いものが追加料金になります。

 昨日の副菜は、トマトとオニオンのサラダ(単品なし)、小松菜おひたし(200円)、じゃが煮付け(200円)の3品だったので、追加料金は200円ですね。

 お通しの枝豆や、3種の副菜をつまみに大瓶ビールを飲んでいるところへ、豚肉生姜焼きの登場です。

 『おかずりょく』がとても強くて、白いごはんをワシワシと食べさせてくれる生姜焼き。ビールもぐいぐいと進めてくれますねえ!

 待てよ。白いごはんに合うものは、日本酒にも合う。塩辛しかり、佃煮しかり、海苔や納豆もまたしかり。

 もしかすると、豚肉生姜焼きも、日本酒にがっちりと合うんじゃないか?!

「すみません。日本酒の大きいの(500円)を、ぬる燗でお願いします」

 思い立ったら、そく注文。すぐに出された燗酒を、豚肉生姜焼きに合わせてみると……。

 合う! やっぱり合う!

 しかし、これまでの思いつかなかったなあ。『おかず力』のある豚肉生姜焼きで日本酒を飲むということ。

 まあ、ソイ丼の頭とか、カツ丼の頭(カツ煮)なんかで飲むお酒もうまいので、その系統と言えばその系統なんですね。

 で、一夜明けて今日。昨日の豚肉生姜焼きに続いて、今日の特別定食もトンカツと、二夜連続で豚肉続き。今日も特別定食(小)を『オール』で注文して、大瓶ビールからスタートしたのでした。

 今日の『オール』は、酢のもの(180円)、小松菜おひたし(200円)、そしてポテトサラダ(200円)。

 ソースもかけずに、ガツガツと食べ進んだトンカツは、やっぱり冷たいビールかなあ。

 ということで、今日は大瓶ビール(480円)をもう1本おかわりして、残る2切れも熱いうちにいただきます。

 昨日、今日と、それぞれ豚肉を主菜とした『大衆食堂のフルコース』。1時間半ほどかけて晩酌付きの夕食を楽しんで、昨日が2,190円、今日が2,100円のお勘定でした。どうもごちそうさま。

 それにしても、豚肉もうまいことを再発見。見直しちゃったなあ。

 ちなみに通常メニューの「豚肉生姜焼き定食」(650円)や「とんかつ定食」(780円)も、それぞれ人気が高い一品。お酒を飲まないお客さんたちからも好まれているようです。

〔昨日の写真〕
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小松菜おひたし / トマトとオニオンのサラダ / じゃが煮付け

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豚肉生姜焼き / 爛漫(大)ぬる燗 / 小ライスセット

〔今日の写真〕
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枝豆(お通し)と大瓶ビール / 酢のもの / 小松菜おひたし

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トンカツ / ポテトサラダ / 小ライスセット

店情報前回

《平成25(2013)年8月30日(金)の記録》

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笑顔がとっても温かい … 小料理「こうこ」(高田馬場)

「こうこ」にて


 「古典酒場 VOL.12 FINAL号」の、ブロガー座談会の二次会としてやってきたのは、高田馬場の「こうこ」です。

 笑顔がとっても温かい女将おかみさんが一人で切り盛りされている小料理屋「こうこ」は、10人ほど座れるL字カウンター席を主体に、入口近くに補助的なテーブル席が1卓。小料理屋なんだけど、午後8時以降はカラオケもOKとなるので、なんだかスナック風の雰囲気にもなります。

 店名の「こうこ」は、お新香のこと。店名にもなっている料理、ぬか漬けは300円です。

 それ以外の料理は、毎日ホワイトボードに書き出されていて、その数およそ25品。値段は300~800円ほど。

 最高値さいたかねの800円がついているのは、自家製〆さば、金目鯛の煮魚の2品です。

 自家製イカ塩辛や、具だくさんオムレツ、うるめいわし、もつ煮込み、ポテトサラダ、おとうふなど、過半数の料理が500円。飲みものも、そのほとんどが500円です。

 「こうこ」は、昭和60(1985)年に、今の場所とは違う場所ながら、同じ高田馬場で開業。それから2度ほどの移転を経て、平成4(1992)年に、現在の場所にやってきたんだそうです。

 私自身、この店に来たのは、これで2度め。前回も、「古典酒場」の座談会のあとにやってきました。

 「古典酒場」の座談会は、録音もしながら写真も撮って、そのまま記事になるような公式な座談会であるにもかかわらず、毎回、みんなで本気飲み。

 座談会が終わるころにはヘロヘロに酔っ払っていて、その打ち上げとしての二次会が終わるころには、もうほとんど記憶がない。

 なので、「こうこ」が高田馬場駅の近くだったという漠然とした記憶はあったのですが、具体的にどこかということはわからないままだったのでした。

 今回、改めてやってきて、その場所をしっかりと把握することができました。

 煮物など、あらかじめ用意されている料理は、カウンター上に大皿で並んでいて、注文をすると、一人前を小皿に取り分けてくれます。

「これと、これを、半分ずつ!」

 なんてワガママも聞いてもらえるのがうれしいですね。

 みんなでワイワイと飲んで歌って、2時間ほどの滞在。お勘定は、きっちりを割り勘にして、ひとり3千円通しでした。

 前回も、ひとり3千円ずつだったので、普通に飲み食いすると、それくらいの料金と考えておいていいようですね。

 今度はじっくりと、ひとりでも来てみたいと思います。どうもごちそうさま!

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空豆、昆布煮 / 切干大根煮、竹の子煮 / 菊酢

店情報前回

《平成25(2013)年4月13日(土)の記録》

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店情報: 小料理「こうこ」(高田馬場)

    小料理「こうこ」
  • 店名: こうこ
  • 電話: 03-3208-5028
  • 住所: 169-0075 東京都新宿区高田馬場2-15-9(地下1階)
  • 営業: 17:30-23:00、日祝休
  • 場所: JR・地下鉄・西武新宿線「高田馬場」駅から徒歩3分。地下鉄4番出口を出て左へ、セブンイレブンの先の路地を左に折れて坂を下り、次の交差点を右折した先、左手ビルの地下1階。
  • メモ: 昭和60(1985)年創業。カウンター席と、補助的なテーブル1個のこぢんまりとした小料理屋を、11月12日生まれの女将がひとりで切り盛り。午後8時以降はカラオケも可。
    〔飲みもの500円〕生ビール、グラスワイン、梅酒、ハイサワー、ハイボール、あわもり(久米仙)、金魚、マッコリなど。
    〔食べもの〕ぬか漬け300。食べものは毎日ホワイトボードに書き出される。2013年4月13日の品書きは、〈生もの〉本まぐろすき身600、自家製〆さば800、自家製イカ塩辛500、行者ニンニク500。〈焼もの〉具だくさんオムレツ500、ニラ玉500、納豆オムレツ500、剣先するめ600、しゃけカマ600、めだいみそ漬600、赤魚粕漬600、うるめいわし500。〈煮もの〉切干大根500、ニシン煮500、こんぶ500、姫帆立貝500、もつ煮込み500、金目鯛800、たけのこ600、そら豆500。〈一品〉菊酢500、塩ラッキョ300、ポテトサラダ500、おとうふ500、田ぜりおひたし500。(2013年4月調べ)

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