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立石フェスタのあとで … 大衆酒場「ゑびす(えびす)」(四ツ木)

壁一面に短冊メニュー


 9月7日(土)は『立石フェスタ』の日。所用のため、朝から行くことはできなかったのですが、サンバパレードの頃(午後3時半ごろ)になんとか立石に到着。

 宇ち多゛ presents 「EROTICAO」(テラシィイさんがメンバーのラテンバンド)のステージは、最初から見ることができました。

 会場では「宇ち多゛」のあんちゃん(三代目)や、宇ち中さんたちもスタッフとして手伝われていて、遠くからちょっとごあいさつ。

 ステージが終わったところで、『ちょいと1杯』と酒場を探すものの、ただでさえ人気の立石が、フェスタの人出でより大変なことになっていて、「二毛作」や「栄寿司」は当然のように満員だし、間もなく開店の「ミツワ」の前にはすでに行列。「毘利軒」や「串揚100円ショップ」も、線路の反対側の「鳥房」や「江戸っ子」も大行列です。

 やめた。立石の酒場はあきらめよう。

 ということで、次なるターゲットに定めたのが、四つ木の大衆酒場「ゑびす」です。

 「ゑびす」は立石駅と四ツ木駅の間にあって、最寄りの四ツ木駅からでも約500m(徒歩9分)、こちら立石駅からは約1,100m(徒歩20分)という距離。今日はそんなに暑くもないので、歩いていくことにしました。

 店に到着したのは午後5時前。

 横幅7mと言われる「ゑびす」の大きな暖簾のれん。その下のすりガラス越しに、横に長~いコの字カウンターに座る先客たちの背中の影が見えます。

 おっ。この辺が空いてそうだ。

 一番左端(四ツ木駅に近い側)のあたりのカウンター席が空いているようなので、その近くの引き戸を開けて店内へと入ります。

 左端のカウンター角のところに座ると、すぐに出される冷たいおしぼり。

「ボールをお願いします」

 と注文しておいて、顔にペタッとそのおしぼりを当てると、その冷たさが心地いい。

 あっという間に目の前に用意されるボール(270円)。

 全国的には『酎ハイ』と省略されることが多い焼酎ハイボールですが、その焼酎ハイボール発祥の地、東京下町のこのあたりでは『ボール』という略称で呼ばれているのです。

 さてつまみ。

 壁にずらりと張り出された短冊メニューは、その数260品以上。これだけあると、ひとしきり見るということもむずかしい。

 まずは刺身だろうな。

 足立市場が近いからか、新鮮な魚介類が多くて安いのです。

 名物のカワハギ(380円)は、さすがに夏場の今はないなあ。この値段なのに、小さいながらも1尾丸ごとのカワハギの刺身が、肝も添えて出されるのです。

 今の時期はアジ(380円)なのか。これもこの値段ながら、1尾丸ごとが刺身かたたきで出されます。

 おっ。今日は北海道産のホヤ(320円)も、黒板メニューに書き出されている。これにしてみましょう。

 ママ(=女将さん)が、となりの客にボールのおかわりを持ってきたタイミングで、ホヤを注文します。

 ホヤは、体内に含んでいる海水でサッと洗って食べるのが一番おいしいと思うのですが、残念ながら、この店では体内の海水は出されなくて、ワサビをつけてポン酢醤油でいただきます。うん。これもこれでおいしい。鮮度がいいね、ここのホヤも!

 ホヤに続いては、どじょう鍋(530円)を注文。

 25席分のカウンター内の切り盛りは、ママがひとりでやってるのですが、あちこちによく気配り、目配りされていることもあって、ストレスなく注文が通るのがすばらしい。

 どじょう鍋が出てきたところで、2杯めのボールをもらいます。

 どじょう鍋は、どじょうの丸煮を玉子でとじたもの。ささがきごぼうもたっぷりと入っています。ごぼうと、どじょうがいい相性なんですよね。

 どじょう料理は、この他にも、開いて中骨を抜いたどじょうを玉子でとじた柳川鍋(530円)、どじょう丸煮(480円)、どじょう唐揚(580円)があります。

 どじょう鍋を食べ終え、2杯めのボールも飲み終えたんだけど、もうちょっとこの店の雰囲気にかっていたい。

 何か軽いものでももらおうかな。

 そう考えているところへ、奥の座敷から「トマトハイ、4つ!」という注文が入った。

 そういえば、ずいぶん前(5年ほど前?)にここに来たとき、トマトジュースも一緒に注文してた常連さんたちがいたなあ。

「すみません。こっちもトマトハイください」と注文したところ、

「焼酎にトマトジュースを入れたのでいいですか?」とママさん。

(あれ? 他にやり方があったっけ? 5年前に出会った常連さんたちはどうやって飲んでたっけ?)と思いつつも、

「ええ、それでお願いします」

 と返事すると、サワーグラスに計量カップできっちりと量られた宝焼酎「純」(25度)が注がれ、氷が入れられて、目の前で缶入りのカゴメ・トマトジュースをトクトクトクと注いでくれます。

 思い出したっ! 5年前の常連さんたちは、普通にボールをもらって、それとは別にトマトジュースももらって、ボールを飲んでできたすき間にトマトジュースを入れて飲んでたんだった。トマトジュース1缶で、ボールを2~3杯飲んでたよなあ。

 常連さんたちの間では、きっとそっちのほうが標準的なスタイルなんだろうな。

 だから、ママも、「焼酎にトマトジュースを入れたのでいいですか?」と確認したのか。

 5年前に、ボールにトマトジュースを入れて飲んでる様子を見たときに、『今度来たときは、自分もああやって飲んでみよう』と思っていたのに、それ以来、来るたびに忘れてましたねえ。今日は今日で、違う割り方でもらってしまったし。反省、反省。

 ボールにトマトジュースは、また今度来たときの宿題だ。

 焼酎のトマト割りだけ、というのも寂しいので、つまみももらいましょう。

「エンドウ豆(210円)をお願いします」

 出てきたエンドウ豆は、小鉢にたっぷりの茶色の豆。

 池袋の「ふくろ」で出されるエンドウ豆ような、緑色の豆を想像してました。こういう茶色いのもあるんですねえ。

箸でつまむと、1度に1~3個ずつしかつまめないので、「超」長持ちするつまみでもあります。豆好きにはうれしいなあ。

 2時間弱の滞在。お勘定はちょうど2千円でした。どうもごちそうさま。

(逆算してみると、焼酎+トマトジュースの「トマトハイ」は400円だったんですね。)

130907a 130907b 130907c
「ゑびす」 / ボール / ホヤ刺身

130907d 130907e 130907f
どじょう鍋 / トマトハイ / えんどう豆

店情報前回

《平成25(2013)年9月7日(土)の記録》

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受信: 2013.09.12 23:57

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