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戦後すぐに創業の老舗 … 大衆酒場「根岸家(ねぎしや)」(東神奈川)

たいかぶと煮


 おぉ~っ、「たいかぶと煮」がある。しかも400円だって!

 呉の「寿食堂」なみの値段です。

 さっそく注文すると、あまり待つこともなく出された「たいかぶと煮」の大きいこと。

 胸ビレの下側、カマの部分の肉がたっぷりと付いているのもうれしいですねえ。

 ん~~。この味付けがまたいい。薄からず、濃からず。燗酒にベストマッチする味付けです。

 カマの部分の脂ののった身。クチビルのふるふるとした身。とろりととろける目玉のまわり。ギュっとしまったほっぺたの肉。しっかりとした噛みごたえの脳天の身。

 かぶと煮は、その一品だけでいろんな味わいや食感が楽しめるのがいいんだよなあ。

 呑ん兵衛にぴったりの酒のさかなです。

 今日はJR京浜東北線・東神奈川駅のすぐ目の前にある大衆酒場、「根岸家」にやってきました。

 この店が創業したのは戦後すぐ。野毛の「武蔵屋」(昭和21年創業)に匹敵するほどの老舗酒場です。

 ちょっとだけ残念なのは、駅前の再開発によって、「ザ・ステーションタワー」(2004年築)という巨大なマンションの1階に入ってしまったこと。まだ10年もたっていないので、外観も内装も、まだまだピッカピカに新しいのです。

 ただし店内は、15人ほど座れるコの字カウンターに、左手の壁ぎわには壁で仕切られた4人掛けのテーブル席が二つと、いかにも大衆酒場といった風情。特にカウンター席がいい。奥には座敷席もあるようです。

 開店時刻は午後4時。今日はその1時間後の、5時ごろ店に到着したのですが、すでにカウンター席もテーブル席も、ほぼ満席。かろうじて空いていた、コの字カウンターの、いちばん奥の端っこに座ることができました。

 私のすぐ後に入ってきた4人連れは、カウンター席の横をススッと進んで、奥の座敷席に入っていきましたので、座敷席にはまだ空きがあったようですね。(あるいは予約のお客さんだったのかも。)

 コの字カウンター内側の入口のところに立って、店内に目配りしている女将さんに、まずは生ビールの小(340円)を注文すると、すぐにグラスの生ビールが届きます。

 お通し(サービス)は切干大根。夏場はところてん、冬場は切干大根というのが、この店の定番のお通しのようです。

 生ビールでのどを潤しながら、壁の短冊メニューを確認。

 なるほど。魚介類中心のメニュー構成のようです。

 しかも、ほとんどの品は200円から500円ほど。刺身類は、400円ぐらいのものが多いのかな。そんななか、1品だけ群を抜いて高いのが、くじらベーコンの780円です。

 「あじ酢(280円)をお願いします」

 あじ刺身(380円)にしようか、それともこはだ酢(320円)にしようかと迷っているときに目に飛び込んできたのが、このあじ酢だったのでした。

 他にも、かわはぎ皮ポン酢(200円)や、かわはぎあら煮(230円)、いか下足わさび(250円)など、呑ん兵衛好みする魚料理が充実。

 魚料理以外では、こぶ京煮(280円)や、お新香(300円)、わかめ根の葱合(320円)、支那竹(330円)、あとはポテトフライ(250円)や玉ねぎフライ(260円)など。

 食事ものとしては、焼きおにぎり(2個350円)があるくらい。

 そこへ注文していたあじ酢が届きます。ちょうど小生ビールも空いたので、日本酒(320円)を燗で注文。

 ここ「根岸家」。厨房には男性がいるようですが、ホールを担当しているのはすべて女性。女将さんを筆頭に、若い手伝いの女性が3名。さらに今年94歳という大女将も、常連さんたちへのごあいさつに出てこられました。

 この5名の女性のうち、4人までがメガネをかけているのがおもしろい。

 店は新しいけれど、お店の人たちや、古くからの常連さんたちは、とても落ち着いていて、老舗の安心感・安定感をたっぷりと感じることができます。

 もう1本、燗酒(320円)をおかわりして、2品めに注文したのが、冒頭の「たいかぶと煮」だったのです。

 ゆっくりと1時間半ほどの滞在。生ビール+燗酒2本、料理が2品(+お通し)で、今日のお勘定は1,660円でした。どうもごちそうさま。

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大衆酒場「根岸家」 / お通し(切干大根)と生ビール(小) / あじ酢

店情報

《平成25(2013)年10月16日(水)の記録》

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