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若鳥唐揚はこう楽しむ … 鳥料理「鳥房(とりふさ)」(立石)

若鳥唐揚


 若鳥の半身揚げで有名な「鳥房」にやってきました。

 開けっ放しの入口から、「ひとりです」と中をのぞき込むと、

「はい、こちらにどうぞ」と入口右手のカウンター席に案内されます。

 絶賛発売中の「とりマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、1,300円+消費税)でもご紹介させていただきましたとおり、この店にはいくつかのルールがあります。

 まずは入店する前のお約束。店頭に『酔った方の入店はお断り申し上げます(店主)』という張り紙があります。

 看板にも書かれているとおり、ここ「鳥房」は『鳥料理』の店。その鳥料理をワシワシ食べて楽しめるコンディションで臨みましょう。

 店内に入ると、もっとも守りたいのは『とにかく店のおねえさんたちの仕切りに従うこと』というルール。

「はい、あなたはここ。次の4人はこっち!」

 指示されたとおりに、指示されたところに座り、指示されたように注文するのが、この店をたっぷりと楽しむための、最大かつ基本的なルールなのです。

 次なるルールは、『若鳥唐揚は、必ずひとり1個ずつ注文すること』。なにしろ若鳥唐揚が最大の売りの鳥料理屋なので、これも守りましょう。食べきれなかった分は、お持ち帰りすることができます。

 その若鳥唐揚。値段が「時価」と表記されているのでドキドキしますが、鳥の大きさ(重量)に応じて、半身で550~650円ほどと、驚くほど安いのです。

 大きいほうが味わいがいいそうなので、できれば一番大きいのを注文するのがいいんじゃないかと思います。

 若鳥唐揚は注文した順に、何個かずつロットで揚げていきますので、タイミングによっては、できあがるまでかなり待つことになります。その間をつなぐのが、メニューにずらりと並んでいるサイドメニュー群です。

 ぽんずさし(530円)、鳥ぬた(530円)、鳥サラダ(530円)、鳥わさ(530円)、鳥からし味(530円)、鳥南蛮漬(280円)、お新香(280円)。

 なかでも一番人気は、ぽんずさし(530円)です。

 これは、湯引きしてスライスした鳥ささみに、唐辛子と長ネギをたっぷりとつけ込んだポン酢醤油をかけたもの。さっぱりとした中に、ピリッとした辛みを感じるところがいいんですね。

 サイドメニューをたのみ過ぎると、メーンの若鳥唐揚が食べられなくなりますので、少なめに注文することが肝心です。

 飲み物を注文すると、お通しとして鳥皮の生姜煮が出されるので、ひとりで行った場合には、それをチビチビとつまみながら、唐揚げのできあがりを待つのでもいいぐらい。酒の肴として最高のお通しです。

 そうそう。飲み物と言えば、このお店。立石にありながら焼酎類は置いていません。ビール(大瓶のみ560円)、日本酒(350円、冷酒ボトルは650円)、そしてワイン(650円)というラインナップ。ソフトドリンク(200円)もあります。

 さあ、いよいよ若鳥唐揚が登場です。

 若鳥の頭と足先を落として、左右に真っ二つに切った半身分のかたまりを、そのまま揚げたもの。

 割り箸で胴体のまん中あたりをしっかりと押さえ、ペーパーナプキンで足先をつかんで、グイッと上に引っ張りあげるようにすると、肉がたっぷりと付いた足の部分がはずれます。

 同じように胴体を箸でおさえたまま、今度は手羽の部分をペーパーナプキンでつかんで、ヨイショと上に引っ張ると、手羽と胸肉のところが取れます。

 こうやって、つかみやすいところを上へ上へと持ち上げていくと、次々と食べやすい大きさに分かれていくんですね。

 ポイントは、胴体のところは動かさずに、お皿の上に箸で押さえつけておいて、足や手羽など、その胴体についている各部分を引っ張り上げるようにはずすということ。

 胴体をひっくり返したり、持ち上げたりして動かしちゃうとうまくいきません。

 もうこれ以上、持ち上げて外すものが無くなったところで、それぞれのかたまりを、さらに食べやすく小分けたりする、という手順がいいようです。

 このとき、解体したそれぞれの部位を、添えられた千切りキャベツの上に敷き詰めるように置いていくと、鳥肉の熱気でキャベツがしんなりと蒸されて、おいしくなります。

 慣れない間は、店のおねえさんに、「すみません。やり方がよくわからないので、お願いします」と申し出ると、目の前であっという間に解体してくれます。

 解体が終わったら、あとは好きに食べやがれ、って感じですが、ほとんどの骨は食べられます。温度が下がってくると骨は硬くなるので、骨の部分はなるべく早く食べましょう。

 肋骨の部分などの、黒く見える骨はすべて食べられます。足の骨などの白い骨は硬いので、きれいにしゃぶったら残しましょう。(これらも含めて、お皿に何も残さず食べきっちゃう人もいるというからびっくりです。)

 塩味がついてるので、そのまま食べられると思いますが、前菜として、ぽんずさしを注文してた場合には、そのポン酢をつけて食べるのもおいしいです。このポン酢は、千切りキャベツのドレッシングにしてもいいですね。

 ゆっくりと1時間半ほどの滞在。今日のお勘定は1,660円でした。どうもごちそうさま。

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ビール(大瓶のみ560円) / お通しの鳥皮生姜煮 / 食べやすく解体した若鳥唐揚

店情報前回

《平成25(2013)年11月2日(土)の記録》

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 立石に来たらいつも、1軒では終わらない。  宇ち中さんと一緒に向かう今日の2軒めは、若鳥唐揚で人気の「鳥房」だ。 『誠に申し訳ありませんが、酔った方の入店はお断り申し上げます』  という張り紙のある入口引戸を開けて、「二人です」と店内に入ると、店のおねえさんから、入口のすぐ左手にある、二人用の座卓に座るようにという指示が出された。  この店のもっとも重要なルールが、『とにかく店のおねえさんたちの... [続きを読む]

受信: 2017.08.20 21:06

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