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大好きな隅っこの席で … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)

豚足を作る女将さん


 バー「アンカー」でイチゴのカクテルをいただいたあと、再び屋台の「一二三」へ。

 今度は空いてました。しかも、大好きな隅っこの席が!

 この席の奥側が、ご主人の定位置なので、ここに座ると女将さんとも、ご主人とも、話をすることができるのです。

 「一二三」は、一昨年(2012年)の夏ごろからずっと休業されていて、同じ年の年末に、私が横浜に転勤することが決まったことについても、ご報告、ごあいさつすることができていなかったのです。

 その「一二三」が再開するという話を聞いたのは、昨年秋のこと。ぜひ伺わなければ、と思いながらも、なかなかその機会がなくて、今日になってしまったのでした。

 さっそく焼酎(いいちこ、400円)を水割りで注文し、つまみには、おでんの玉子(100円)と、じゃがいも(100円)を取ってもらいます。

 呉の屋台の大きな特徴は、上下水道や電気が完備されていて、屋台なのに普通の店舗並みに清潔なこと。呉の屋台は、呉市が管理しているのです。

 呉市が、屋台用の上下水道や電源の設置工事が行ったのは、今から27年ほど前(1987年頃)のこと。そのときの応募条件が、中華そば、おでん、豚足が必ずメニューに載っていることと、それらの値段を屋台の外にも明示することだったんだそうです。

 だから今でも「一二三」をはじめとする、呉の老舗屋台に共通するつまみは、中華そば、おでん、そして豚足の3種類なんですね。

 さらに食品の取扱いに関する注意事項として、2つの規定があります。

 1つめは、『提供する食品は,提供の直前に加熱調理する(焼く,煮る,炒める,揚げる,蒸す等)ものとする』ということ。そしてもう1つは『下処理,調理,盛り付け,食器洗浄等の作業は,屋台内で行う』ということです。

 このために、ごはんなどの、作って置いておく食品は提供できないんですね。このルールは、いまも有効です。

 屋台の営業時間に関する規定もあります。『設置・撤去も含めて、午後4時半から、翌日の午前5時までとする』というもの。このため、朝になると、まるで何もなかったかのように、きれいさっぱりといつもの道路に戻っているのでした。

 上下水道等の整備当時には20軒ほどあった屋台ですが、『現営業者一代限り』というルールだったために、減っていく一方。途中で『一等親間の権利譲渡を認める』と緩和されたものの、状況が著しく好転することはなくて、2000年ごろには8軒まで減少。

 2002年に新たな公募が行われ、合計15軒まで増加しました。

 このときの公募条件には、『提供食品、屋台デザイン等、特色ある屋台づくりに努める』という項目が加えられたため、イタリアンや、お好み焼き、焼き鳥などといった、それぞれ個性的な屋台が登場したのでした。

 私のとなりに座っている、この店の常連で、かつ会社の先輩でもあるTさんは、メザシ(9尾450円)を注文。これもまた、「一二三」の名物のひとつなんですよね。さっと炙って出してくれるものを、私にも分けてくれました。久しぶりに来たのに、すみません。ありがとうございます。

 「一二三」のメニューは、おでん(各種100円、きんちゃく150円)、ホルモン(炒め750円)、豚足(1足600円)、豚耳(1耳600円)、メザシ(9尾450円)、ナスビ(塩もみ350円)、中華そば(500円)、ビール(中瓶550円)、焼酎(いいちこ400円)、酒一級(白牡丹400円)と少数精鋭。でもこれだけで、場合によっては何時間も飲めちゃうんですねえ。

 私自身も、久しぶりの「一二三」なので、豚足も中華そばも、どっちも食べたいんだけど、さすがにハシゴ酒の4軒めなので、今は食べられそうにない。

 幸い、明日は日曜日で、特になんの予定もないので、だらだらと飲みながら、そのうちにお腹が空いてきたら、半ラーメンでも食べて〆にしようかな。

 そんなことを思いながら、焼酎の水割り(400円)をおかわりして、おでんも、ごぼう天(100円)と厚揚げ(100円)をもらいます。

 ここの焼酎の水割りは、とにかく濃い。ほとんどが焼酎で、グラスの上のほうに、ちょろっと水が入る程度。ほとんどロックです。ご主人みずからが焼酎が好きで、「これくらい濃くないと美味しくない」というのが持論なのです。我われ呑兵衛にとっては嬉しい限りですね。

 そうこうしているうちに、ちょうど日付けが変わるころ、10人ほどの若い男女が屋台に入ってきて、それはもう、あちこちから飲み物はたのむは、おでんはたのむは、ラーメンはたのむはと、その注文の仕方がとにかくバラバラで、あっちやこっちやから同時に声が上がる。さらには「私もやっぱりおでんはやめて、ラーメン!」と注文は切り替えるはで、屋台の中は、もう大騒ぎの状態。

「よっしゃ、よっしゃ。ちょっと待ってよ。いま確認するけえの」

 それでも笑顔を絶やさず応対する女将さん。これだけ満員になると、このまま居座るのも悪いので、半ラーメンはあきらめて、私はボチボチと退散することにします。

 お勘定は1,200円。近いうちに、必ずまた来ますね! これからもお元気で。

140222s 140222t 140222u
「一二三」 / じゃがいも、玉子、焼酎 / ごぼう天、厚揚げ、焼酎

店情報前回

《平成26(2014)年2月22日(土)の記録》

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 しばらくお休みしていた屋台の「一二三」が、10月に営業を再開。  そのニュースはブラジルまで聞こえてきていて、一時帰国したらぜひ行ってみなければと思っていたのでした。  しかしながら、「一二三」が開店するのは、基本的に金曜日と土曜日の夜のみ。しかも、なにしろ屋台のことゆえ、天気が悪い場合はお休みするので、なかなか営業しているところに出会えなかったりするのです。  しかも、営業しているときには、い... [続きを読む]

受信: 2014.12.17 23:15

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