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2014年5月

ここは渋谷の奇跡だね … 大衆立呑酒場「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

ハムキャ別


 横浜での花見を終えて、都内の自宅に帰るべく、東横線で渋谷へ。

 飲み、食い共に、もう十分な状態なんだけど、久しぶりの渋谷を、乗り換えだけで通過するのは、いかにももったいない。

 せっかくの機会なので、どこかで軽く飲んで帰ることにしましょう。

 軽く飲むには、立ち飲みが最適。渋谷で立ち飲みとなると、やっぱり「富士屋本店」かな。

 渋谷駅西口を出て、目の前の歩道橋で国道246号線を渡った先のビルの地下。駅からほんの2~3分ほどのこの場所に、創業47年の歴史を誇る大衆立呑酒場「富士屋本店」があるんですねえ。

 広い店内をぐるりと取り囲むロの字の立ち飲みカウンターには、立ち飲み客がぎっしり。50人ぐらいは入っているでしょうか。

 私もその一角に立ち、まずは大瓶ビール(サッポロ黒ラベル、450円)と、名物のハムキャ別(300円)を注文すると、あっという間にその両者が出てきました。

 以前は、注文してから作ってくれるハムキャ別だったのですが、人気がより高くなった今は、作り置きでスタンバイされていて、すぐに出してくれるんですね。

 ハムキャ別は、「別」という当て字になっているものの、ハムとキャベツのこと。

 楕円形のお皿にたっぷりと盛った千切りキャベツの上にマヨネーズをかけ、その上にハムをたっぷりと敷き詰めた簡単な料理です。

 これを、まるで海苔のりでごはんを巻くように、ハムでキャベツをぐるりと巻いて、シャクシャクといただくんですね。

 こんな渋谷駅のすぐ横で、このハムキャ別が300円で食べられるというのがうれしいなあ。

 なにしろ、大瓶ビールだって450円ですもんねえ。いつも『安いなあ』と思いながら飲んでいる「はまや食堂」の大瓶ビール(480円)よりも、さらに安い!

 ちなみに小瓶のビールは300円です。

 そう言えば、この店は、湯豆腐(200円)も美味しかったよなあ。これもいただきましょう。

 これは、湯豆腐というメニュー名ながら、その実態はスープ豆腐。出汁だしがとってもうまいのです。鶏肉ものっていて、鶏豆腐風でもある。これが200円で食べられるというのは、渋谷の奇跡だね。

 まあしかし、ハムキャ別や湯豆腐にとどまらず、この店は料理も飲みものも安いっ! 本マグロのぶつ切りだって350円だもんね。料理のほとんどは150~400円。500円を超えているのは、鮭かま焼き(550円)ぐらいでしょうか。

 1時間ほど立ち飲んで、キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は950円。

 さあて。路線バスでウトウトしながら阿佐ヶ谷駅に向かうことにしようかな。どうもごちそうさま!

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地下への入口 / 湯どうふ / メニューの一部

店情報前回

《平成26(2014)年4月5日(土)の記録》

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週のまん中で野毛呑み … 「武蔵屋(むさしや)」(桜木町)ほか

まずは小瓶から


 週のまん中の水曜日。会社の仕事を終えて、野毛のげへと繰り出します。

 「武蔵屋」に到着したのは午後7時前。

 運よく、カウンターの一番奥の席が空いていて、そこにすべり込むことができました。

 「武蔵屋」の店内は、入って右手に6人ほどの小さなカウンター席があって、その中が厨房スペースになっています。

 左手には4人掛けのテーブル席が3卓。

 奥が小上がりになっていて、座卓の定数的には2人用が1卓と4人用が3卓の、合計14席分があるんだけれど、なにしろ座卓が小さいので、14人がフルに入ると、ものすごいギューギュー詰めになってしまいます。

 店内は、女将さんの他に、手伝いの若い男女アルバイトが5人ほど。

 ここ「武蔵屋」は、昔から『三杯屋さんばいや』とも呼ばれていて、日本酒(基本的に「櫻正宗さくらまさむね」上撰の燗酒)を3杯きりしか飲めない決まり。

 1杯めのお酒とともに玉ネギ酢漬け、おから、タラ豆腐の3品が出され、2杯めを注文すると納豆が、3杯めを注文するとお新香が出されて終了となります。

 3杯以上は飲めませんが、1杯めだけ、あるいは2杯までで飲み終えることは可能です。値段もそこまでの料金となります。

 料理は定番の5品以外にも、きぬかつぎ、コハダ酢や、切干大根きりぼしだいこんなどが用意されていて、追加注文が可能です。(納豆が苦手という人には、納豆の代わりに切干大根を出してくれます。)

 なので、黙って座れば、自動的に1杯めのお酒が出てくるかというと、そうではなくて、席に座るとすぐに、「お酒でいいですか?」と聞きに来てくれます。

 「武蔵屋」には、お酒の他に、ビール(大瓶と小瓶)があって、これは『お酒3杯』とは別枠。ただし、お酒がメインであることには変わりはなくて、ビールだけしか飲まないというのはNGです。

 したがって、「お酒でいいですか?」への回答としては、最初からお酒でいく場合には「はい、お願いします」。まずはビールを飲みたい場合には、「まず小瓶のビールをください」と答えると、小瓶のビールと、ビール用のお通しである小皿の豆菓子を出してくれます。大瓶の場合も同じです。ビールは、おかわりすることも可能です。

 今日も小瓶のビールからスタートして、燗酒を3杯いただいて、2時間弱の酒場浴さかばよく。お勘定は3,100円でした。

 3月までは、この組み合わせで3,000円だったので、4月に入って100円(ちょうど3%分程度)上がったんですね。

 「武蔵屋」に来たときに、2軒めとしていつも行くのが「ホッピー仙人」です。私にとって、定番のハシゴ酒コースです。

 瓶の白ホッピーと、サーバーの黒ホッピーをいただいて、お勘定は1,000円。こちらは消費税が上がっても、値段が変わりませんでした。実質上の値下げですね。ありがとうございます。

 これでまっすぐ帰ればいいものを、単身赴任社宅近くまで帰ってきたところで、ついつい近くの「日高屋」にふらり。これまた、消費税が上がっても値上がりしなかった中華そば(390円)をもらって、今夜の〆としたのでした。

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「武蔵屋」こはだ酢 / たら豆腐 / きぬかつぎ

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「ホッピー仙人」瓶白ホッピー / サーバー黒ホッピー / 「日高屋」中華そば

・「武蔵屋」の店情報前回) / 「ホッピー仙人」の店情報前回

《平成26(2014)年4月2日(水)の記録》

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ここはボクのリビング … 「田中家(たなかや)」(荻窪)

「田中家」


 白地に黒で「田中家」と書かれた大きな暖簾のれんには、右端に『御食事』、左端に『ビール』と書き添えられている。

 食堂かな? と思いきや、これが立派な酒場なんです。

 女将ひとりが切り盛りする、小料理屋風のこの酒場は、L字カウンター10席程度と小さいけれど、「ここはボクのリビング。ニュースは毎日ここで見ることにしている」という常連さんたちがいつも集まっていて、なんだか楽しい。

 まずは大瓶ビール(キリンラガー530円)をもらって、のどを潤しながらメニューを確認する。

 先客は4人。女将さんは奥の厨房で奮闘中。調理から接客まで、すべてひとりなので、何人かのお客から注文が入ると、すぐにてんてこ舞いの状態になるんですね。

 ってことは、まずはあまり調理の必要がなさそうなアジの刺身(400円)を注文しておいて、あとはゆっくりとベーコンエッグ(180円)のできあがりを待つことにしましょうか。

 ということで、アジ刺身とベーコンエッグの2品を注文すると、あにはからんや、先にベーコンエッグが登場。

 先客のみなさんたちが注文していた、いろんな料理を作る合い間に、チャチャチャっとベーコンエッグも作ってくれたんですね。

 ビールによく合う熱々つまみが先に出てきて、これはありがたい。

 半熟の黄身を、ベーコンの角でプツンとつつき割って、とろける黄身をまぶしながらいただきます。

 そのベーコンエッグを食べ終わり、ちょうど大瓶ビールも飲み終わるタイミングで、アジの刺身が出てきました。

 注文を受けてから、1尾まるごとのアジを、刺身に引いてくれるんですね。これで400円は安いっ!

 刻みネギを入れた生姜醤油しょうがじょうゆでいただきます。

 こうなると、やっぱり燗酒ですね。

 メニューには「お酒一級」(300円)、「お酒並」(180円)という、二つの日本酒が並んでいますが、普通に「燗酒」と注文すると、「お酒一級」のほうを出してくれました。

 ちなみに「お酒一級」は「菊正宗・上撰」、「お酒並」は「白鹿・佳撰」です。

 久しぶりの「菊正宗」がおいしくて、あっという間にもう1本。つまみにはカボチャの煮付け(250円)を追加します。

 ちびちびとってるところへ、入口引き戸がガラリと開いて、入ってきたのはなんと、自宅近くの呑み仲間・ミスタースリムさんです。

 いやあ、ごぶさた。1年半ぐらい前に、呉でご一緒して以来です。

 これはもう少し話していかねばと、燗酒(300円)をもう1本追加し、つまみには、あぶりゴボ天(330円)をいただきます。

 ゆっくり、のんびりと3時間ほどの酒場浴。今日のお勘定は2,850円でした。どうもごちそうさま。

「せっかくなので、もう1軒!」

 と、ミスタースリムさんとともに、南口仲通り商店街にある「煮込みや まる。」を目指したものの満席。さすが人気店ですねえ。残念ながら今夜はここで解散となりました。

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ビール大 / ベーコンエッグ / あじ刺身

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お酒一級(燗) / かぼちゃ煮付 / あぶりゴボ天

店情報前回

《平成26(2014)年3月30日(日)の記録》

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名物トリスハイボール … バー「ブリック(BRICK)」(中野)

名物トリスハイボール


『1964年(昭和39年)、当店は東京オリンピックの年に、トリスバーとしてオープンしました。日本のウイスキー文化の一時代を築いたトリス。30年を経た今、改めて飲んでみませんか? トリハイの他、ストレート、オンザロックなど、お客様のお好みでお試し下さい。』

 中野のバー「ブリック」のメニューに書かれている言葉です。

 土曜日、午後9時過ぎの「ブリック」は、運よく1階カウンター席の奥のほうに数席分の空席があり、すんなりと座ることができました。

 ここに来ると、まずはやっぱりトリハイ(トリスハイボール、200円+税、以下、価格はすべて税抜き表記)ですね。

 トリスは、戦後間もない昭和25(1950)年に、「サントリーウイスキー」(=角瓶)の弟ブランドとして誕生。その後、昭和30(1955)年ごろから、日本の各地に「トリスバー」ができ、トリハイがブームになったのです。

 ここ「ブリック」もトリスバーとして開店したのですが、その後の高度成長期以降はトリスは置いていない時代がありました。

 その鶏酢が復活したのは昭和60(1985)年のこと。そのころブームになった酎ハイに対抗するために、トリハイを復活させたのだそうです。

 大きめのグラスに、メジャーカップできっちりと1ジガー(45ml)分を計量して作られる「ブリック」のトリハイ。最後にピッとレモンピールで仕上げます。

 このアルコール度数の強さも、量の多さも、酎ハイへの対抗戦略だったんですね。

 トリスというのは、それほどいいウイスキーではない、というか、サントリーの中でも、もっともロークラスのウイスキーのはずなんだけど、この店で飲むトリハイは美味しいんですよねえ。

 プロのバーテンダーがきっちりと作ってくれるからなのか、この店のりんとした雰囲気がそう感じさせるのか。

 この店に入ると、まず飲みものを注文して、合わせて料理を1品、注文するのが普通の流れ。

 飲みものも安いけど料理も安くて、マカロニサラダ、ポテトサラダ、冷やしトマト、オニオンスライス、野菜スティック、キスチョコ、レーズンバター、サラミ、ミックスナッツ、チーズ、フライドポテトなどが400円。

 グリルサンドやピザ風チーズトースト、ハムエッグ、プレーンオムレツ、生野菜盛り合わせなどが450円。

 フライドチキン、フランクフルトソーセージ、カニクリームコロッケ、オイルサーディンなどが500円。

 もっとも高いものでも、スペイン風オムレツ、スモークドサーモン、スモークドタン、牛肉たたきなどの600円ですからねえ。

 今日は、野菜スティック(400円)を注文。すると、注文した品とはかぶらないようなお通しを1品、出してくれるのです。今日のお通しはキスチョコでした。

 すぐにトリハイ(200円)をもう1杯、おかわりして、野菜スティックをポリポリ。

 この店では、ほとんどのお客さんがトリハイや角ハイなどを注文するので、シェイカーの出番が少ない。

『それじゃ1杯、シェイカーで作るカクテルをお願いしてみようかな』

 ということで注文したのがギムレットです。

 今日は荻窪で飲み始めて、この店で4軒め。飲めば飲むほど濃いお酒が飲みたくなるのは悪いクセだ。

 明日の朝は、きっと目覚めが悪いんだろうなあ。

 でも今は濃いお酒がうまいっ。ギムレットの甘さと酸っぱさがいいんですねえ。

 ギムレットと一緒に出してくれた氷水をゴクゴクッと飲み干して1時間ほどの滞在。今日のお勘定は1,980円でした。どうもごちそうさま。

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お通しのキスチョコ / 野菜スティック / ギムレット

店情報前回

《平成26(2014)年3月29日(土)の記録》

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限定たい焼きステーキ … 「みちのくらさん」(西荻窪)

たい焼きステーキ


『今日の旨いもん フォーク&ナイフで たい焼きステーキ 限定! 580円』

 なんじゃそりゃ?

 って思っていたら、となりに座っているお客さんが、そのたい焼きステーキを注文した。

 それを撮らせてもらったのが上の写真。これをフォークとナイフでいただくんですね。

 他にも「するめいかのしょっつる焼き」(650円)、「江戸の煮奴」(580円)、「仙台牛すじのすき焼き風牛皿」(680円)、「小海老とエリンギのアヒージョ」(580円)、「ほやと塩辛のとろとろ卵とじ」(650円)、「くさやチーズ」(750円)、「白子の小雪なべ」(750円)などなどの、気になる料理がずらりと並んでいます。

 『みちのく(東北6県)のお酒と料理』というのが、この店の売り。店主・高橋さんのご両親が仙台出身なので、子供のころから、ご自宅で出てくる料理のほとんどが東北料理だったんだそうです。

 その後、社会人時代に、あちこちのお店で飲み歩き、食べ歩きをされたあと、平成19(2007)年末に、脱サラして、この店を開店したのでした。

 なので、東北料理をルーツとしながらも、あちこちを食べ歩かれた経験が、この店の多種多様な料理に活かされてるんですね。

 「たい焼きステーキ」以外にも、『なんじゃそりゃ?』という料理は多い。

 「エロうま豆腐」(550円)、「黒ナポリ」(680円)、「オーシャンつけ麺」(650円)、「ゼブラーメン」(650円)って、どんな料理なんでしょうね?

 今日は1杯めの飲み物として、宮城の「阿部勘(特別純米)」(正一合850円)をもらうと、すぐに出される日替りのお通し(400円)は、わさびみそ、ふろふき大根、ポテトサラダ、かすべ(エイヒレ)の4点盛り。

 このお通しだけで、十分にたのしめちゃうんですよねえ。

 今日は、荻窪の立呑み「やきや」うなぎ串焼きの「川勢」を回ったあと、3軒めとしてここ「みちのくらさん」にやって来たので、飲み食いともにもう十分。

 本来はこんな状態で来ては迷惑千万なのですが、それでも今日やって来たのには理由わけがある。

 今年の4月から「酒とつまみと男と女」(BSジャパン、毎週火曜、夜9時から)という番組が始まります。その収録で、ここ「みちのくらさん」にもやって来た、という連絡を、数日前に倉嶋編集長からいただきました。

『それはたいへん。放送前に、ぜひ行っておかなければ』

 ということで、今日、荻窪で飲んだ流れで、西荻窪までやって来たのでした。(ちなみに、「みちのくらさん」で収録をした回は、4月15日に放送を終えています。)

 太田和彦さんの「ふらり旅 いい酒いい肴」(BS11、毎週火曜、夜10時から)や、吉田類さんの「酒場放浪記」(BS-TBS、月曜、夜9時から)、その系列の「おんな酒場放浪記」(BS-TBS、土曜、夜11時から)は、どちらかというと『酒場そのものの紹介』が主体。

 それに比べて「酒とつまみと男と女」は、店よりもむしろ『呑兵衛そのもの』や『酒場での会話』が主体。しかも、出演者のみなさんが、けっこう本気で飲んで、けっこう本音で話しているのがおもしろいのです。新しいタイプの酒場番組ですね。

 「阿部勘」に続いて、福島の「笹の川・黒」(90ml、480円)という、竹炭入りのにごり酒をいただいて、1時間半ほどの酒場浴。今日のお勘定は1,730円でした。どうもごちそうさま。

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「みちのくらさん」 / 阿部勘・特別純米酒 / 笹の川・黒(竹炭入り)

店情報前回

《平成26(2014)年3月29日(土)の記録》

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やったあ!入れたぜ! … うなぎ「川勢(かわせい)」(荻窪)

燗酒


 荻窪に来るたびに、必ずすることがある。

 それは、うなぎ串焼きの「川勢かわせい」をのぞいてみること。

 もともと人気があった「川勢」ですが、何年か前から、ますます人気が沸騰してきて、開店から2時間ほどは満席が続くし、やっといてきたと思ったら、「ごめんなさい、今日は売り切れです」なんてことで、とにかく入れないのです。

 だから、荻窪に来るたびに、「川勢」をのぞいてみては、「あぁ、今日もダメだったか」と思いながら次の店に向かう。これが私の定番の流れになってるのでした。

 今日も、ほぼ170円均一のイカ料理でおなじみの「やきや」で、ひとり仕切り飲み食いしたあと、いつもの流れで「川勢」をのぞきにやってきました。

 あれっ?

 カウンター席が半分ぐらいいている。

 現在の時刻は午後6時前。こんなに早く売り切れちゃうこともないと思うんだけどなあ。

「ひとりですけど……」

 恐る恐るといった感じで店内に足を踏み入れると、

「いらっしゃいませ。どうぞ」と迎えてくれる店主。

 やったあ! 入れたぜ! 3年ぶりだ。

 「やきや」で料理5品をつまみながら、中瓶ビールと燗酒3合をいただいたので、飲み食いともに、もう十分に足りてるんだけど、やっと入れた「川勢」なので、そんなことは言ってられない。

「燗酒(400円)と一揃ひとそろいをお願いします」

 燗酒は、ポットで保温されているものを、受け皿付きのコップに注いでくれます。

 一緒に出される定番のお通しは、紫蘇しそキャベツ。新品の串が2本添えられるので、これを箸代わりにしていただきます。

 「一揃い」というのは、八幡巻(340円)、串巻(220円)、きも焼(220円)、ひれ焼(220円)、ばら焼(220円)、れば焼(220円)の6種を1本ずつ出してもらうことで、合計1,440円。

 売り切れの品がある場合は、他のものに代わったり、本数が減ったりします。いずれの場合も、料金は出されたものの合計金額になります。

 今日も、ばら焼が売り切れていて、代わりに短冊焼(340円)を出してくれました。

 燗酒(400円)をもう1杯もらって、つまみには、はす焼(220円)と、えり焼(220円)を追加。

 これで売り切れていたばら焼以外の、すべてのうなぎ串をいただいたことになります。

 塩焼きで出してくれた、はす焼が、すっきりと食べやすくておいしかったなあ。

 カルシウム(うなぎの中骨、250円)も追加して2時間ほどの滞在。今日のお勘定は2,450円でした。どうもごちそうさま。

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紫蘇キャベツと燗酒 / れば焼、きも焼、ひれ焼 / 串巻、短冊焼、八幡巻

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はす焼 / えり焼 / カルシウム

店情報前回

《平成26(2014)年3月29日(土)の記録》

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肴は炙ったイカでいい … 立呑み「やきや」(荻窪)

いかなんこつ焼き


『肴はあぶったイカでいい♪』

 これは八代亜紀さんが歌う「舟歌」の歌詞の一部。

 あぶったイカには、生のイカにはない香ばしさが加わって、本当にいい酒の肴にまります。

 20種類以上あるつまみ(半分以上はイカ料理)のほとんどが170円で楽しめる、荻窪の「やきや」。この店のメニューにも、あぶったイカ料理が何品か並んでいます。

 そんな焼き物のなかで、もっとも人気が高いのが、いかなんこつ焼き(170円)。

 「いかなんこつ」と言っても、実際には軟骨じゃなくて、足の付け根にあるイカの頭部の身をぶつ切りにしたもの。硬めの弾力感が楽しめるので「いかなんこつ焼き」と名付けたんでしょうね。

 あまりの人気に、すぐに売り切れてしまうため、ひとり1回しか注文することができません。

 この「いかなんこつ焼き」のほか、「珍味わた和え」(170円)と、冬場だけ出される「いか大根」(170円)も人気が高くて、おかわり不可。1回だけしか注文できません。

 土曜日の今日は、開店時刻の午後4時ちょうどに「やきや」にやって来たのに、店内はすでに満員に近い状態。さすが東京屈指の人気店だけのことはありますねえ!

 入口の目の前の、L字型の立ち飲みカウンターの角のところが、かろうじて空いていたので、その角のところに入れてもらって、まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ中びん、400円)と、げそ揚げ(170円)をもらいます。

 げそ揚げは、バットから小皿に盛り分けてくれるだけなので、すぐに出てくるのがいいんですね。しかも、うまいっ!

 このげそ揚げだけで、中瓶ビールを飲み干して、続いては燗酒(北の誉、250円)と、いかみみ刺身(170円)を注文。あったかい酒と、冷たい刺身。このバランスがいいんですねえ。

 これまた、このいかみみ刺身だけで燗酒1本を飲み干して、いよいよ満を持してあぶったイカをもらいます。

「燗酒をもう1本と、いかなんこつ焼きをお願いします」

 いかなんこつ焼きは、醤油ベースのタレ焼きで出されます。

 ほかの焼き物もそうですが、いかなんこつ焼きも、焼きたての熱い間にいただくのが一番おいしい。速いペースで食べ終えて、自家製塩辛(170円)をもらいます。

 自家製塩辛は、細造りにしたイカの胴の身を、イカワタと和えて寝かしたフレッシュタイプ。小鉢にたっぷりと盛られます。

 当然のことながら、燗酒との相性も抜群で、3本めとなる燗酒を追加します。

 自家製塩辛を食べ終えたところで、最後の〆に、みそきゅうり(170円)をもらいます。

 みそきゅうりは、1本のきゅうりを縦二つに切って、味噌を添えただけのシンプルな料理。でも、これがおいしいんだ。

 ここ「やきや」で、みそきゅうりと出会って、自分の店のメニューにも取り入れたのが秋元宏之さん。今をときめく「秋元屋」の店主です。

 その後、秋元系のやきとん屋が開店するたびに、みそきゅうりもそれらの店に引き継がれていって、今やみそきゅうりは、中央線や西武線の沿線では、とってもポピュラーなメニューになったのでした。

 ゆったりと1時間40分もの立ち飲みタイム。今日のお勘定は、ちょうど2,000円でした。どうもごちそうさま。

 それにしても料理5品に、中瓶ビール+燗酒3本という大盤ぶるまいで2,000円ですからねえ。さすが「やきや」。安いよなあ。

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瓶ビール / げそ揚げ / いかみみ刺身

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燗酒 / 自家製塩辛 / みそきゅうり

店情報前回

《平成26(2014)年3月29日(土)の記録》

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