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上品で安くて美味しい … 「はまや食堂」(杉田)

「はまや食堂」


 『上品で安くて美味おいしい』。それがこの食堂を端的に言い表す言葉だろうと思います。

 店の創業は昭和33(1958)年。今年で創業56年ということで、内装・外装ともにそれなりの古さを感じさせます。でも店内はちゃんと掃除が行き届いていて、いつも清潔です。

 これは、人気がある大衆酒場、大衆食堂に共通して言えることだと思います。

 店が新しかろうが古かろうが、そこはあまり関係ない。飲食店として大事なのは、いつもちゃんと整理・整頓されていて、清潔かどうかということなんです。

 人気店はどこも、お店の人たちが一所懸命働いてますもんねえ。

 お客がいない暇な時間にも、やることはいっぱいあるようで、手を休めるということがない。本当によく働いています。

 そして、接客を担当する女将おかみさんも、厨房を担当するご主人も、けっして声を荒げることがない。

 いつもニコニコと笑顔で、「今日は何になさいますか?」と、ていねいに聞いてくれる。

 類は友を呼ぶ、と言いますが、ここにやってくる常連客のみなさんもまた、ごく普通の一般市民(=セレブではないということ)ながら、品のいい人が多い。彼らもまた、声を荒げたりすることはありません。

 だから居心地がいいんですね。

本日のおすすめ 明日から始まる6連休は、都内の自宅で過ごす予定なので、その前に寝だめ食いだめならぬ、「はまや食堂」だめをしておこうと、今宵も「はまや食堂」にやってきました。これで三夜連続です。

 そして今夜も「特別定食をオールで。ライスは小で後からお願いします」という注文で、大瓶のビール(キリンラガー、480円)からスタート。

 主菜のサバ塩焼きが登場したところで、秋田の美酒「爛漫らんまん」の大徳利(500円)を燗酒でいただきます。

 ここのご主人は、火の通し方がものすごく上手なようで、野菜のおひたしやブロッコリーのサラダなんかも、シャキシャキ感が残ったちょうどいい状態のゆで加減になる。魚も、しっかりと火が通ってるのに、中の身はふんわりとやわらかい状態で出されます。

 こういう繊細な火の通し方は、日本以外では、ほとんど見ることができません。

 庶民的な値段で楽しむことができる大衆食堂でも、こんな料理を食べることができるのが素晴らしいですねえ。

 次に「はまや食堂」に来れるのは、早くても7日後か。長い連休はうれしいけれど、この店に来れないことだけが残念です。

 ゆっくりと2時間ほどの『大衆食堂のフルコース』。今日のお勘定は2,070円でした。どうもごちそうさま。

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冷やっこと枝豆でビール / 里芋の煮付け / グリーンアスパラのサラダ

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サバ塩焼き / 美酒「爛漫」大徳利(燗) / 〆の小ライスセット

店情報前回

《平成26(2014)年4月30日(水)の記録》

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コメント

ご存知かもしれませんが、杉田の「はまや」が4月16日をもって閉店しました、ご夫婦の高齢によるためとのこと。このページで「はまや」を教えていただいたのが1年半ほど前、以来10に1度のペースで通わせていただきました。閉店は相当にこたえましたが、心穏やかに飲める居場所を教えていただきありがとうございました。「はまや」に代わり得る拠り所をまたボチボチ探さねばなりませんね。

投稿: ミヤ | 2015.04.29 16:15

ミヤさん
ありがとうございます。まったく知りませんでした。
年末の一時帰国時に、「はまや食堂」に伺えなかったことが悔やまれます。

投稿: 浜田信郎 | 2015.05.11 09:14

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» カレーライスでビール … 「はまや食堂」(杉田) [居酒屋礼賛]
 平成27(2015)年4月16日(木)の営業をもって、「はまや食堂」は店主ご夫妻ご高齢のため閉店した。  この食堂にはじめて行ったのは平成25(2013)年1月のこと。翌年の6月末にはブラジルに単身赴任となったので、ほんの1年半しか行くことができていない。  でもその間、少なくとも週に2回、多いときは週に5回ぐらい通ったので、短期間ではあるけれど、その密度はとっても濃厚だ。  私が好んで大衆食堂... [続きを読む]

受信: 2015.07.29 09:53

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