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2015年1月

炒りたて生アーモンド … BAR「ANCHOR(アンカー)」(呉)

炒りたて生アーモンド


 バー「アンカー」に来ても、このところ飲んでばかりで、料理をもらうことを忘れてました。

 実はここは料理も美味しいんですよ。

 今日は「炒りたて生アーモンド」をもらいます。

 これはまさに、その料理名のとおりで、生のアーモンドをフライパンで炒(い)って、塩を振りかけ、できたて熱々の状態で出してくれるもの。

 出された直後の、ものすごく熱い状態のときは、アーモンドに少し弾力感があってやわらかい。

 それが、時間がたって冷めてくるにつれて、だんだんカリッと芳ばしくなってくるんですね。

 あえてここで食べずに持ち帰って、翌日ぐらいに食べると、完全にカリッカリになっていて、これまたうまい。炒った翌日でも、市販のアーモンドとはまったく違うフレッシュ感がある(=豆としての味わいが強い)のです。

 今夜は、ブラジルで同じ職場にいるN君と二人でやってきて、生アーモンドをつまみに、お酒の飲めないN君はノンアルコールのモスコミュール風を、私は今月のウイスキーと、柚子のジントニックをいただいて、1時間半ほどのバータイム。

 お勘定は二人で3,500円ほどでした。どうもごちそうさま。

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BAR ANCHOR / 入口扉 / 今月のウイスキー「TOMINTOUL 14」

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ノンアルコールのモスコミュール風 / チャーム(お通し) / 柚子のジントニック

店情報前回

《平成26(2014)年12月17日(水)の記録》

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呉名物をつまみに飲む … 「第三鳥八(だいさんとりはち)」(呉)

こいわし天(500円)


 多くの呉名物を作り出した、呉の『とり屋』。

 「本家鳥好(ほんけとりよし)」を起点として、その店の出身者が「鳥八」、「三とり」と、『鳥』や『とり』が店名の一部に付く店を次々におこしていったので、全体として『とり屋』と呼ばれるようになったのでした。

 この『とり屋』、最初は焼き鳥屋としてスタートしたのですが、その後、地元の魚を出すようになったり、その他のつまみも出すようになったりと、だんだん普通の居酒屋に近い感じになってきました。

 しかしながら、まだそこに呉名物と言える料理の数々が残っているのがうれしいところです。

 呉に来たらまず食べたい「こいわし天」(500円、これ以下すべて税抜き表記)。「タコ天」(600円)もこちらではよく食べますねえ。

 「味噌煮」(200円)は、鶏の皮の味噌煮込み。『とり屋』に共通する名物料理です。元祖の「本家鳥好」では、串に刺した鶏皮みそ煮が出されますが、ここ「第三鳥八」や、系列の「鳥八茶屋」では、串に刺していないものを、小鉢に盛ってくれます。コンニャクなど、鶏皮以外の具材が入っている店もあります。

 その昔、『とり屋』で扱う鶏は、玉子を産まなくなった親鶏(廃鶏)だったため、肉も皮も、とても硬かったんだそうです。

 そのままでは食べられない皮を、なんとか食べられるようにしようと工夫したのが、「味噌煮」の始まりです。

 「スープ豆腐」(400円)もまた、『とり屋』に共通する名物料理のひとつ。

 肉を取ったあとの鶏ガラでとったスープで、豆腐を煮たものです。これも店によって、豆腐だけのシンプルなものや、野菜も入った鍋もの風のものなど、様々です。

 そして、〆の定番はなんといっても「やきめし」(500円)です。

 これも元は、鶏からとれる鶏油で作っていたんだそうです。というか、なんとか鶏油を使おうと考えだされたのが「やきめし」なんでしょうね。

 これまた元祖の「本家鳥好」では、シンプルにネギと玉ネギだけを具材に使った「やきめし」が出されます。ここ「第三鳥八」のは、他にもいろいろ具材が入ってますねえ。

 4人で2時間ほど楽しんで、今日のお勘定は12,790円(ひとり当たり3,200円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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ビールとお通し / 味噌煮(200円) / 盛り串(5本750円)

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タコ天(600円) / ししゃも天(500円) / 若鳥唐揚(600円)

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千福(上撰吟松、1合400円) / スープ豆腐(400円) / マヨキュー(200円)

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焼き餃子(500円) / 潮汁(サービス) / やきめし(500円)

店情報前回

《平成26(2014)年12月17日(水)の記録》

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たつみ横丁の中に移転 … おでん「かわすじ」(新広@呉市)

かわ、すじ


 私が人生で初めて経験した大衆酒場、それがひろ(呉市)のおでん屋、「あわもり」でした。

 このすぐ近くに、新入社員として入社した会社の独身寮があり、先輩に連れられて行ったのが始まりでした。

 つまみはおでんしかなくて、飲みものも、ほとんどの人が泡盛あわもりの梅割りを飲んでいる。

 しかも、ほとんどの客がひとり客で、おでんを数本食べて、泡盛を2~3杯飲んだら、千円ぐらいのお勘定を払って、スッと帰っていく。

 それまでの学生時代の酒場といえば、大勢で行って、飲んで騒ぐか、結論が出ない議論を繰り返すか。

 たった一人で、こんなに静かに飲んで、こんなに静かに帰っていくところなんか見たことがない。

 それはもう驚くとともに、「これが大人の世界なのか」と思ったものでした。

 そんな「あわもり」が惜しまれながら閉店したのが、ちょうど私が2度目めに呉に赴任していた平成23(2011)年の3月末のこと。

 そのとき、昭和28(1953)年創業の広の名店の火を消してはならじ、と立ち上がったのが、「あわもり」の常連でもあった、現「かわすじ」の女将おかみさんでした。

 「あわもり」を居抜きのまま、メニューもそのまま継承し、閉店直後の4月から、「かわすじ」として再スタートを切ったのでした。

 今日は、私自身、2年半ぶりとなる「かわすじ」です。

 広交差点のすぐ近くにあった店は平成26(2014)年4月に閉め、同年7月から、その裏手の『たつみ横丁』の中で営業中。

 いや実は私自身は、そんなことすら知らずに広に向かっていたわけですが、たまたま電車内で、「あわもり」「かわすじ」ともに常連の、会社の先輩に出会ったのでした。

「あんたあ、どこに行きよんな?」

「今日は『かわすじ』に行こうかと思って」

「『かわすじ』は、はあ、4月ごろに裏の路地に移転したで」

 という話になったのでした。

 その先輩も、今日は新しい「かわすじ」に一緒に行ってくれることになりました。急な話なのに、ありがとうございます。

 新しい「かわすじ」の店内は、直線カウンター12席程度のみ。おでん用の鍋は前の店から持ってきたものが1台。バックバーにあたる壁がガラス張りになっていて、中庭が見えるのが風流です。

 この空間を、女将さんひとりが切り盛りしています。

 女将さんの話では、「あわもり」のときから比べると、「かわすじ」の客もだんだん減ってきて、以前の店舗の大きさを維持し続けるのはむずかしくなてきた。そこでこの新しい店舗に移ったとのこと。

 おでんは1本が110円になっています。

 まずは、瓶ビール(キリンラガー中瓶、440円)をもらって、おでんは、『かわ』、『きも』、『すじ』からスタート。『きも』は注文を受けてから鍋に入れるので、少し遅れて出されます。

 「あわもり」時代は、鍋の中いっぱいにおでんが入っていて、ほとんどのものは注文と同時に、鍋から取ってくれました。注文を受けて鍋に入れられるのは、『ネギマ』と『玉ネギ』の2品だけ。

 「かわすじ」の女将さんは、ごった煮状態のおでんは好きじゃないようで、なるべく注文を受けてから、具材を投入しようとしてくれます。

 それなので、「あわもり」のおでんは、いろんな具材の味が入り混じったような味わいになり、「かわすじ」のほうは、より単品の味わいが際立つことになります。

 どっちもいいところはあるんだけれど、「あわもり」の『ごった煮風おでん』のほうが、コクが強くて、より大衆酒場っぽいのかな。たのんだものがすぐに出てくるところも呑兵衛向きかも。屋台のおでんなんかも同じ感じ(=ごった煮風)ですよね。

 続いては『鶏つくね』と『厚揚げ』。そして、注文してから鍋に入れられる『ねぎ』と『玉ねぎ』をもらいます。

 ビールを飲み切ったところで、『泡盛』(220円)と氷をもらって、『みみ』(=豚耳)も追加。

 『みみ』もまた、「あわもり」時代にはなくて、「かわすじ」になってから登場した品です。コリッとした軟骨の食感がいいですね。

 『泡盛』をおかわりして『平天』。

 そして最後に、『かわ』のやわらかいの(=よく煮込んであるもの)をもらって〆。

 おでんが10本に、瓶ビールと泡盛2杯で、合計1,980円のところ、お勘定はまだこの店に残って飲んでいくという先輩が支払ってくれることになりました。どうもありがとうございます。ごちそうさんでした。

 呉では、いろんな人にお世話になってばっかりだ。

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瓶ビール(キリンラガー中瓶) / きも(牛肺) / 鶏つくね、あつあげ

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ねぎ / たまねぎ / 泡盛+氷

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みみ / ひらてん / 最後にもう一度、かわ

店情報前回

《平成26(2014)年12月15日(月)の記録》

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盆と正月が一緒に来た … 小春橋「田野(たの)」(呉)など

小春橋 田野


 呉に勤務しているころに、ぜひ行ってみたいと思いながら、行けなかったお店の1軒が、ここ、「小春橋 田野」です。

 堺川にかかる小春橋のたもとにあるから「小春橋 田野」っていうんでしょうね。

 「こはるばし たの」。語呂もいいですよね。

 ここは、和と洋(仏)を融合した、独創的な「おまかせフレンチ」のお店。

 基本的に予約制のコース料理のみで、カウンター席(11席)だと3,500円、奥の座敷席(8席)だと4,500円です。

 我われ4人はカウンターの角をはさんで2人ずつ座ります。

 そして今日のコースは『エビのクリーム煮のパイ添え』から始まって、『大根と白子の餡かけ』、『マグロとアボガドの山葵わさび味噌風味』、『里芋とくわいの味噌煮』、『フォアグラ、鶏肉、お餅、菊芋きくいものピューレ』、『安納芋あんのういものスープがけ洋風茶碗蒸し』、『イシガレイのポアレ、ヒラタケのソテー、バルサミコソース』、『牛肉の赤ワインソースのオニオングラッセ、芥子菜からしなサラダ添え』、『サトウキビのシャーベット』という9品。

 言っときますが、これで3,500円ですからねえ。1品あたり、平均390円ですよ!

 この圧倒的なコストパフォーマンスと、味の素晴らしさが評判で、ぜひ行ってみたいと思っていたのでした。

 でも今日は、呑兵衛が4人集まっちゃったので、シャンパンは飲むは、おまかせのワインは飲むはの大盤ぶるまい。

 お勘定は4人で38,100円(ひとり当たり9,525円)と、料理代の3,500円に対して、飲み代がその1.7倍以上の6,025円という結果となりましたが、松山での学会から呉に帰ってきたばかりのO先生がスパッと支払ってくれました。どうもありがとうございます。

 今日は昼食も、安浦の「うな重一番」で、大きな白焼きを食べてから、うな重を食べるという大ぜいたく。(詳細は→こちら

 『盆と正月が一緒に来た』というのは、まさにこういうことを言うんですね。

 大満足、大満腹、そして大酩酊の1日となりました。

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エビのクリーム煮のパイ添え / シャルル・デュ・ロワ / 大根と白子の餡かけ

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シャブリ / マグロとアボガドの山葵味噌風味 / シャトー・ラ・フルール・カザン

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フォアグラ、鶏肉、お餅、菊芋のピューレ / 安納芋のスープがけ洋風茶碗蒸し / 牛肉の赤ワインソースのオニオングラッセ

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ブルゴーニュ・シャルドネ・レ・ミュレル / サトウキビのシャーベット / コーヒー

・「うな重一番」の店情報前回) / 小春橋「田野」の店情報

《平成26(2014)年12月14日(日)の記録》

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店情報: 小春橋「田野(たの)」(呉)

    小春橋 田野
  • 店名: 小春橋 田野(こはるばし たの)
  • 電話: 0823-22-1975
  • 住所: 737-0046 広島県呉市中通2-2−6
  • 営業: 17:30-21:30LO、不定休(4人以上で予約すれば昼も可)
  • 場所: JR呉駅を出て、阪急ホテルの手前を右へ。「森田食堂」などがある通りを直進すること230m(徒歩4分)ほど。橋の手前の信号交差点(亀山橋西詰)を左折して、道なりに直進することさらに290m(徒歩5分)ほど。「小春橋西詰」の信号交差点を右折して、小春橋を渡ったすぐ先、右手。呉駅からの総距離は600m(徒歩11分)ほど。
  • メモ: 和洋折衷のコース料理(3,500円)のお店。箸も出してくれるので気楽に食べられる。カウンター11席、座敷個室8席の計19席。料理はコースのみでカウンターは3,500円/人~、座敷は4,500円/人~。1~3名ぐらいであれば、カウンター席に座って、お決まりの3,500円コースを食べるのが一般的。コースの内容は基本的にアミューズ3品、オードブル、お刺身風、魚料理、肉料理、プティデザート、コーヒー、ライスまたはパン。 飲み物は、ハウスワイン(グラス450、デキャンタ1,300)銘柄は白が「マコン・ヴィラージュ」(やや辛口)・赤が「コート・デュ・リュベロン」(ミディアム)。シャンパーニュ「パイパーエドシック・ブリュット」フルボトル8,000。 〔ボトルワイン・白〕アルボレダ・シャルドネ(2003、チリ)4,000、ジェラール・ベルトラン・ヴィオニエ(2003、南フランス)3,000、シャブリ・オリビエ・ルフレープ(2002、フランス)5,000。 〔ボトルワイン・赤〕アルボレダ・カベルネソーヴィニオン(2001、チリ)4,000、ジェラールベルトラン・コルビエール(2001、南フランス)3,300、コート・デュ・ローヌ(2003、フランス)3,000。 〔日本酒(燗酒)〕黒松千福(呉)1合500・2合1,000。 〔日本酒(冷酒)〕千福生酒(呉)300ml瓶1,000、旭鳳八反生酒(可部)300ml瓶1,500。 〔焼酎〕龍宝(芋)、島美人(芋)、黒白波(芋)、大石(米)、安心院蔵(麦)などが1杯400~600。源流(大麦全麹仕込み)720mlボトル2,800。 〔ビール〕生ビール(アサヒスーパードライ)ピルスナー400・ジョッキ550、瓶ビール(熟撰アサヒ)600。 〔ソフトドリンク〕オレンジジュース、グレープフルーツジュース、ウーロン茶、各400。(2014年12月調べ)

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地元の魚に地元の熱燗 … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)ほか

サヨリ刺身で熱燗


 ひとり1,500円もあれば十分に飲み食いできるような大衆酒場は、呉にはほとんどないんだけれど、大衆食堂がその代わりになってくれています。

 特に「森田食堂」、「くわだ食堂」、そしてお食事処「寿」の3軒は、いずれも午前中から中休みなしで夜まで営業していて、その間、いつでも酒を飲むことができるという、呑兵衛にやさしい大衆食堂なのです。

 土曜日の今日は、昼飲みと昼食を兼ねて、呉駅近くの「森田食堂」にやってきました。

 入口引き戸を開けて店内に入るなり、奥側に立っている女将さんに「熱燗あつかんをください」と声をかけておいて、入口すぐ横の冷蔵陳列ケースから、サヨリの刺身(500円)を手に取ります。

 この店で扱っている魚は、すべて呉の老舗・森鮮魚店から仕入れた、呉の地魚のみ。サヨリも実に新鮮です。

 そして、すぐに出される燗酒は、これまた地元・西条の「白牡丹はくぼたん」(300円)。

 地元の魚に合うのは、やっぱり地元の酒ですね。

 呉でも人気の「白牡丹」は、その甘さが大きな特徴です。

 これを熱めの燗にして、熱いお茶を飲むときのように、ズズッとすすり込みます。

 こうして空気と一緒にすすり込むことで、まずのどの奥、鼻の奥に、強烈な日本酒の香り(アルコール香)がどんと飛び込んできて、そのあと舌の上に「白牡丹」ならではの甘みが広がります。

 サヨリ、小イワシ、アジなどに代表される、瀬戸内海の小魚は、白身魚なんだけど味わいが濃い(旨みが強い)。

 この「旨みが強いけどさっぱりしている」冷たい刺身をつついては、「ガツンと強いけど甘い」熱燗で流す。

 これが呉の酒場で飲むときの大きな楽しみなんです。

 サヨリの刺身で、熱燗1合を飲み終えたところで、熱燗をおかわりして、今度は、これまたこの店の名物料理のひとつ、湯豆腐(300円)です。

 うどんと同じスープで出される湯豆腐は、カツオ節や刻みネギ、トロロ昆布もたっぷりとのって、一片の柚子ゆずが香りを引き立てます。

 今日はこの湯豆腐を、つまみ兼、〆の食事とします。

 1時間ちょっとの昼酒は、1,400円でした。どうもごちそうさま。

 夕方の部は、「オオムラ亜」の生ビール(500円)で、ひとりゼロ次会をしたあと、ホテルの宴会場で、会社の独身寮時代の同窓会です。

 当時20代だった面々も、今ではほとんどのメンバーが50代後半。お二人の寮長も70代です。入社から30年以上が過ぎた今でも、こうして当時のメンバーで集まれることが、大きな大きな宝ものですねえ!

 有志での二次会はカラオケスナック。さらに最後に残った3人ほどで屋台の「一二三」です。

 「オオムラ亜」などの早くから開いている店で軽くゼロ次会をして、料理が充実した酒場(『とり屋』など)で一次会。その後、有志がスタンドやカラオケスナックに流れて、最後に屋台で〆るというのは、呉の飲み方の典型的な流れですね。

 たっぷりと楽しい時間をありがとうございました。ぜひまた集まりましょう!

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「森田食堂」サヨリ刺身 / 湯豆腐 / 「オオムラ亜」店内

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泡まで美味しい生ビール / かわき物以外のメニュー / 広カンランサラダ

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「一二三」平天、糸こんにゃく / メザシ / 半ラーメンで〆

・「森田食堂」の店情報前回) / 「オオムラ亜」の店情報前回) / 「一二三」の店情報前回

《平成26(2014)年12月13日(土)の記録》

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名物料理をたっぷりと … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)

豚足


 お好み焼きの「のぶ」を出て、橋を渡ると、そこが呉の屋台通り。

 金曜、土曜は、やっぱり「一二三」ですね。

 前回前々回も、軽く食べて半ラーメンで〆という感じだったので、今日はしっかり食べると決めてきました。

 同行のOさんは焼酎(いいちこ)を湯割り(400円)で、私は同じ焼酎を水割り(400円)でもらって、最初の注文は豚足(600円)と豚耳(600円)。1人前ずつ焼いてもらいます。

 ここ「一二三」は、呉の屋台の中では老舗しにせに分類されるタイプ。

 老舗の屋台は造りが似ていて、長方形の屋台の、奥側の1辺が調理場になっていて、残る3辺が屋台を囲むカウンター席。ここに10人ほどの客が座れます。

 屋台の上には、おでん鍋と鉄板が置かれていて、この鉄板で調理をします。中華そば用のスープ鍋や、麺をゆでる鍋は、屋台の横に置かれているケースが多い。水の量が多い鍋は、地べたに近いほうが置きやすいからだと思います。

 呉の屋台は、市の定めによって、生ものはもちろん、ごはんも出してはいけないことになっています。だから、昔ながらの屋台では、中華そば、おでん、鉄板料理(豚足、豚耳、ホルモン炒めなど)が3本柱になったんでしょうね。

 鉄板の上で塩コショウで炒めた豚足、豚耳がうまいのです。

 続いてはメザシ(450円)とナスビ(350円)を注文。

 屋台の外に置かれたコンロで焼いてくれるメザシは、6尾が1人前。お酒が進むつまみのひとつです。

 ナスビは、注文を受けてからナスビ1本を丸ごと使って作る「塩もみ」です。カツオ節をたっぷりとかけて出してくれるのがいいんですね。

 そして最後は、今日は半ラーメンではなくて、普通のラーメン(値段は変わらず500円)で〆。

「コショウは入っとらんけえの」

 と言いながら出してくれるラーメンは、しばらくお休みしていたいうことを感じさせない美味しさ。

 「一二三」の名物料理の数々を思いっきり堪能できた夜となりました。

(あとホルモン(750円)を食べると、おでん以外の料理を全品制覇できたのになあ。残念なり!)

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焼酎(湯割り、水割り) / 豚耳 / メザシ

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ナスビ / 献立 / 中華そば

店情報前回

《平成26(2014)年12月12日(金)の記録》

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カウンターでネギ焼き … お好み焼き「のぶ」(呉)

ネギ焼き


 居酒屋使いができるお好み焼き屋の特徴は、カウンター席の全面に設置された鉄板にあります。

 広島風のお好み焼きは、焼きの段階で客が手を出すことはなくて、すべて店主が焼き上げてくれます。

 そうして焼き上がったお好み焼きを、鉄板の上を滑らせて、お客の目の前に出してくれるのです。

 鉄板上に明確な境界線があるわけではありませんが、店主近くの鉄板の下には熱源(ガスの火)があって他の部分よりも熱い。そこでお好み焼きを作ります。

 いっぽう、客に近い側は、鉄板下に直接の熱源はないものの、鉄板の熱伝導によってそれなりの熱さに保たれています。それにより、できあがったお好み焼きが冷めにくいようになってるのでした。

 お好み焼きの中でも、実に呑兵衛のんべえ向けなのがネギ焼き(500円)です。

 普通の広島風お好み焼きと同様に、まずはお好み焼きの生地を薄く丸く広げ、その上にカツオ節粉をふりかけます。

 普通のお好み焼きを作る場合は、ここからキャベツやモヤシなどなどを、てんこ盛りにのせていきますが、ネギ焼きの場合は、具はシンプルに刻んだネギだけ。ざるにたっぷりと用意されている刻みネギを、手づかみで大量に盛り上げていきます。

 しばらく待って、刻んだネギの上に、少量のお好み焼き生地をかけて反転。裏側からも焼いて、また反転したら半分に折りたたんで、食べやすいようにひと口大に切り分けたらできあがり。

 これをポン酢醤油をかけていただくんですね。

 お好み焼き(600円)だと、それだけで満腹になってしまってお酒が飲めなくなってしまうのですが、ネギ焼きであれば大丈夫。ちょうどいいつまみになります。

 今日は、午前中に東京から呉まで移動。

 乗換駅である広島駅で、新装開店となった「驛麺家えきめんや」(→食べログ)を初訪問です。

 ここは、広島駅在来線1番ホームで、50年近く営業を続けてきた「駅うどん」が、2014年11月2日に、店名も変更して在来線の新跨線橋しんこせんきょう内に開店した店。

 相変わらず立ち食い形式の店内のキャパシティは27人と、以前の店舗と変わりませんが、店を切り盛りしている店員さんたちが、若いおねえさん中心になっています。

 いつものとおりの天ぷらうどん(370円)に、今日は巻き寿司(2個100円)を付けて昼食とします。

 呉での仕事を終えたあと、ホテルにチェックインしたあと、まず向かったのが「オオムラ亜」。ここで生ビール(500円)を飲みながら、同僚のOさんと合流し、お好み焼き「のぶ」へと出かけたのでした。

 ネギ焼きも食べて、店主姉妹のお元気そうな様子も拝見できて、良かった良かった。

 さあ、次に行きますか!

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「驛麺家」 / 天ぷらうどん、巻寿司 / おしながき

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「オオムラ亜」 / 生ビール / チーズのり、じゃこ天

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お好み焼き「のぶ」 / おでん / できあがったネギ焼き

・「オオムラ亜」の店情報前回) / 「のぶ」の店情報前回

《平成26(2014)年12月12日(金)の記録》

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もつカレーでホッピー … やきとん「たつや」(鷺ノ宮)ほか

もつカレーで黒ホッピー


 昨日、沼袋「たつや」に行ったときに食べ忘れていたものがある。

 それは、「たつや」名物の『もつカレー』(パン付きで税抜き380円。以下、すべて税抜き表記)です。

 今日は、その沼袋「たつや」の2号店である「鷺の宮たつや」(通称:さぎたつ)で、そのもつカレーをいただきます。

 そして、このもつカレーとピシャリと合うのが黒ホッピー(400円)なんですね。

 もつカレーには、トーストしたバケット2枚が付くので、添えられた小さなスプーンでもつカレーをのせて、パンと一緒にいただくのがいい。

 ナカ(焼酎おかわり、300円)をもらって、おかわりパン(100円)も追加。もつカレーはボリュームがあるので、おかわりパンをもらってちょうどいいぐらいなのです。

 今日は、先日亡くなった「満月」の大将のお通夜に行ったあと、にっきーさん、ふぢもとさんと共に、この店にやって来て献杯けんぱい

 さらにもう1杯、ナカ(300円)をもらって2時間ほどの滞在。席料(100円)と消費税(8%)が付いて、私のお勘定は1,598円でした。

 二次会はすぐ近くの「ペルル」へ。

 ワイン(3,800円)ももらって、今は亡き「ペルル」のマスターや、「満月」の大将の思い出話に花を咲かせて、これまた2時間ほどの滞在。

 「ペルル」のお勘定は3人で8,100円(ひとり当たり2,700円)でした。どうもごちそうさま。

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「鷺の宮たつや」 / 黒ホッピー / もつカレー

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おかわりパン / 居酒屋「ペルル」 / チーズ盛り合せ(600円)

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麦チョコ(300円) / チーズいちじく(600円) / ボジョレー(3,800円)

・「鷺の宮たつや」の店情報前回) / 「ペルル」の店情報前回

《平成26(2014)年12月10日(水)の記録》

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訃報:親父さんご逝去 … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)

「満月」にて


 夜10時前。「満月」に入り、ひとりで店を切り盛りするアキラ君(店主の息子)に、いつものように焼酎のトマト割り(350円)と、つまみには豚生姜焼き(400円)をもらったところ、

「日曜日(12/7)に親父(=店主)が亡くなったんですよ。明日(12/10)がお通夜です」とアキラ君。

「えっ! 普通に店をやってていいの?!」

「親父が亡くなったことを、お客さんたちに伝えるために開けてるんです」

「そうか、わかった。すぐに飲み仲間にも伝えるよ」

 その場で、にっきーさんや、ふぢもとさんなど、この店に一緒に来ていた飲み仲間たちに携帯メールで連絡。みんなも驚いています。

 この店に、はじめてやって来たのは平成14(2002)年5月のこと。

 店の存在は、だいぶ前から知っていたのですが、濃い酒場感満点の外観に、なかなか入ることができずにいたのでした。

 当時は店主夫妻がお二人で切り盛りされていて、なかでも店主は、お客をリードするほどの勢いでグイグイと飲みながらの居酒屋運営。

「あなたは、もう帰りなさいっ!」

 なんて女将さんに叱られながらも、さらに飲んだりしていた姿を思い出します。

 徹底的に飲んでいても、いつも笑顔が絶えることがない、楽しい店主でした。

 平成19(2007)年頃から、息子のアキラ君も店を手伝うようになり、しばらくは親子3人での営業が続きました。

 その後、飲み過ぎが重なったからか、店主が体調を崩されて自宅で静養されるようになり、早い時間帯は女将さんと娘さんが、遅い時間帯はアキラ君が店を切り盛りする日々が続いていたのでした。

 最近では、他のお客さんから『さすがに飲みはしないものの、早い時間帯には店主が顔をのぞかせることもあるんだよ』なんて話も聞いていたので、少しはお元気になったのかと思っていたのですが……。

 アキラ君の話によると、本格的に悪くなったのは、亡くなる直前の1~2週間ほどのことだったとのこと。つらい時期が短かくてすんだのは不幸中の幸いだったのかなあ。

 女将さんもバリバリお元気だし、アキラ君も2代目として、すでにしっかりとしているので、店主も安心して逝かれたことでしょう。たくさんの楽しい時間をありがとうございました。合掌。

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居酒屋「満月」 / 焼酎のトマト割り / 豚生姜焼き

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《平成26(2014)年12月9日(火)の記録》

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ちょい焼き対みそ焼き … やきとん「たつや」(沼袋)

ちょい焼き対みそ焼き


 東京はやっぱり、もつだよねえ!

 それも豚もつ。豚肉の消費量が多いので、もつも多い。しかも食肉加工場が近いから鮮度もいい。

 こうして仕入れた新鮮な豚もつを、部位ごとに繊細に仕込み、繊細に焼き、間髪おかずに目の前に出してくれる。

 何度も何度も書きますが、こんな繊細な料理は、世界でも珍しい。

 そんなわけで、もつ焼き「ホルモン」に続く、沼袋での2軒めも、やっぱりもつ焼きの店、「たつや」を目指します。

 「ホルモン」が昭和39(1964)年創業の老舗なのに対して、「たつや」は平成22(2010)年3月に開店した新しいお店。

 メニューも、「ホルモン」がもつ焼きを中心にシンプルだったのに対して、「たつや」の場合は、もつ焼きはもちろんのこと、それ以外の居酒屋メニューも盛りだくさんです。

 店主の藤井龍成(ふじい・たつなり)さんが京都の出身だけに、西京漬け焼き(300円、以下すべて税別表記)とか、身欠きニシン(350円)なんかもありますもんねえ。

 今日はホッピー(セット380円)をもらって、つまみは冷製おまかせ3点盛り(500円)からスタートします。

 本日の日替わりメニューに載っている「冷製おすすめ」は、はらみたたきポン酢(250円)、おまかせ3点盛(500円)、はつ刺(350円)、こぶくろ刺(350円)、がつ刺(350円)、しろポン酢(150円)の6品。

 どれにしようかなあ、とかなり迷った結果、「まよったらコレ! オトク!」と書かれた、おまかせ3点盛にしたのでした。

 この3点盛には、はつ刺、こぶくろ刺、がつ刺の3品が盛り合わされています。

 刺身といっても、魚のようになまではなくて、さっと下ゆでをしてから冷ましたもの。

 醤油の他に、おろし生姜と、おろしニンニクが添えられているので、好みの薬味でいただきます。

 このおまかせ3点盛でホッピーを1杯いただいたあと、ナカ(キンミヤおかわり、250円)をもらって注文したのは、これまた本日の日替わりメニューの中から、『ればちょい焼き(100円) VS ればみそ焼き(100円)』と書かれた2品です。

 『VS』と書かれたら、両方をたのまざるを得ないですよねえ。

 ちょい焼きと、みそ焼きとでは焼き上がる時間が違うはずなのに、ひとつのお皿でスパっと同時に出してくれるのが素晴らしいなあ。

 1時間半ほどの酒場浴。席料100円と消費税8%(10円未満は切り捨てサービス)が付いて、今日のお勘定は1,540円でした。どうもごちそうさま!

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やきとん「たつや」 / ホッピーセット / 冷製おまかせ3点盛り

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《平成26(2014)年12月9日(火)の記録》

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名物チョイ焼きで飲む … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

名物チョイ焼き


 「ホルモン」名物のチョイ焼き(130円)は、表面をあぶる程度に軽く火を通したモツ焼きに、刻み白ネギと、おろし生姜しょうがをたっぷりと添えて、醤油しょうゆをかけたもの。

 チョイ焼きにすることができるのは、レバとコブクロの2品のみ。

 一緒に出してくれる割箸わりばしで、チョイ焼きのモツを串から抜き、ネギや生姜とともにいただくんですね。

 この店では、昔からレバ刺しやコブクロ刺しなどの、いわゆるモツ刺しメニューはなくて、その代わりにこのチョイ焼きがあったんです。

 ちょっとだけ炙ったモツの、なんと美味しいことよ。

 今日は小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、350円)から始めて、つまみはレバとコブクロのチョイ焼き(各130円)を1本ずつとお新香(120円)です。

 さっと出されるお新香は、言ってみればお通しの代わりのようなもので、ほとんどの常連さんが、まずまっ先に注文する一品です。今日は白菜とキュウリの漬物。

 「宇ち多゛」(立石)のメニューもシンプルですが、この店のメニューもとてもシンプル。目の前に出される伝票に並んでいるのは、酒1級(400円)、酒2級(300円)、焼酎(250円)、ビール大(520円)、ビール小(350円)、もつやき(120円)、チョイ焼き(130円)、煮込み(350円)、お新香(120円)、冷やっこ(270円)、トマト(270円)、ジュース(150円)、焼酎割り(390円)という13項目のみで、注文をすると、ここに「正」の字が記入されていきます。

 そのモツ焼きは、はつ(しんぞう)、がつ(胃袋)、たん(した)、たま(こうがん)、かしら(ほほ肉)、なんこつ(のど骨)、こぶくろ(子宮)、ひも(腸)、れば(かんぞう)、てっぽう(直腸)、まめ(じんぞう)、オッパイ(ミルクタンク)、あぶら(アブラ)、チレ(ひぞう)、ヒラ(中間)の15種類に、モツ以外の、はんぺん、うずら、生揚げ、ピーマン、しいたけ、ねぎの6種類が加わって全21種類。それぞれタレ焼きと塩焼きが選べます。

 小瓶のビールに続いて、焼酎(250円)を注文すると、受け皿付きのコップに表面張力までいっぱいの甲類焼酎(サッポロ)と、サントリー角瓶のボトルに入れられた梅風味調味料が出されます。この調味料を少し垂らして、梅割り焼酎にするんですね。

 タン、カシラ、オッパイの3品(各120円)を塩焼きでお願いすると、希少部位の卵付きコブクロとタン下も一緒に出してくれました。

 最近、オッパイが入手困難になっているんだそうです。なにしろ、ここ10年ぐらいでモツ焼き屋さんが増えましたもんねえ。

 梅割り焼酎をもう1杯いただいて、1時間半ほどの滞在。変わらぬ「ホルモン」の味を満喫しました。どうもごちそうさま。

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もつ焼き「ホルモン」 / 焼酎梅割り / もつやき(塩)

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ランチサービスうな丼 … うなぎ「川勢(かわせい)」(荻窪)

ランチサービスうな丼


 今年の7月からブラジルに単身赴任して、食べたくても食べられなかったものの一つがうなぎ。

 サンパウロやリオデジャネイロなどの都会であれば、もしかすると食べられるのかもしれないけれど、私が住んでるレシフェでは、うなぎは見たこともありません。

 一時帰国したら、絶対にうなぎを食べなきゃと思っていたのです。

 今日は、開店時刻の正午に、荻窪駅北口にある、うなぎの「川勢」にやってきました。

 店主が暖簾のれんを出すのと同時に、店の前で開店を待っていた先客3人と一緒に入店。1階カウンター席の中央あたりに陣取ります。

「串焼きは昼もたのめるんですか?」

「はい。大丈夫ですよ」

「それじゃ、ひとそろいと燗酒(450円)をお願いします」

 よっしゃぁ~っ。昼はランチサービスうな丼(1,200円)しかないのかと思っていたら、ちゃんと、うなぎ串焼きも食べられるんですね。

 うなぎ串焼きで、まずはひとしきり飲んでから、ランチサービスうな丼で〆ることにします。

 『ひと揃い』というのは、この店のうなぎ串焼きのうち、ひれ焼(220円)、きも焼(220円)、ばら焼(220円)、八幡焼(350円)、れば焼(220円)、串巻(220円)の6本(合計1,450円)を焼いてもらうこと。

 まずは『ひと揃い』から注文するというのが、この店でうなぎ串焼きを注文する際の定番でもあります。

 ちなみに、昼の営業時(正午から午後2時まで)は、ランチサービスうな丼が基本のようで、黙って座るとランチサービスうな丼が用意される様子。お客さんは、「大盛りで」とか、「私はごはんを少なめにしてね」と、ごはんの量だけを指定しているようです。

 だから、昼から飲みたい場合には、席に着くなり、なるべく早めにその意思を表明することが大切です。

 さあ、まず出てきた串焼きは、ひれ焼、きも焼、ばら焼の3本。

 とにかく、ひれ焼が好きなんです。うなぎの背ビレと腹ビレを、ニラと一緒に串に巻いて焼いたもの。サクッとしているのにジューシーなのがいいんですね。

 きも焼は、うなぎの内臓のうち、レバー(肝臓)以外の部位を串に刺して、たれ焼きにしたもの。一般的な居酒屋で、うなぎの肝焼きなどの名称で売られているのがこれですね。お酒によく合う一品です。

 ばら焼は、うなぎの腹骨を集めて焼いたもの。腹骨のまわりに付いている身がうまいんだ。

 続いては八幡巻。長さ方向に細く切った身(片身を3~4等分ぐらいに切ったもの)を、ごぼうに巻いて、たれ焼きにしたもの。うなぎと、ごぼうの相性がいい一品は、1本350円と、この店の串焼きの中では高級品です。

 れば焼は、うなぎのレバー(肝臓)だけを串に刺して焼いたもの。うなぎ1尾に2個(一対)しかないので、この1串を作るには10尾ぐらいのうなぎが必要です。まっ先に売り切れてしまうのが、このれば焼で、それ以降はあるものだけの『ひと揃い』になります。

 串巻は、八幡巻と同じく、長さ方向に細く切った身そのものを、うねるように串に刺して焼いたもの。いわゆる『くりから焼』ですね。通常は、たれ焼きで出してくれますが、塩焼きでもおいしい一品です。

 これで『ひと揃い』は終了ですが、うな丼の前に、もうちょっと食べたい気分。

 この店のうなぎ串焼きの中で、『ひと揃い』に入っていないのは、えり焼(220円)、はす焼(220円)、短冊焼(350円)の3品。

 えり焼は、うなぎの頭のうち、硬い先端部分以外の肉を串に刺して焼いたもの。『かぶと焼』という名前で出している店も多い、うなぎならではの一品です。

 はす焼は、縦方向に細長く切った蓮根のまわりに、ヒレを巻きつけて塩焼きにしたもの。これもうまいんですよねえ。

 短冊焼は、ひと口大にカットした、うなぎの蒲焼串です。

 えり焼を注文して、燗酒もおかわりします。

 そのえり焼が出てきたところで、ランチサービスうな丼も注文。

 ここのうな丼は、白焼きにして蒸し終えた状態でスタンバイされているので、そこから先、焼き上がるまでは、それほど多くの時間はかかりません。それでも店内が満席になっている今は、ある程度の時間は必要なので、ちょっと早めに注文しておいた次第です。

 さあ来た。うな丼だ。

 ここのうな丼は、お吸い物と漬物が付いて、夜の営業時(午後5時から売り切れまで)は1,500円。これと同じものが、昼間はサービスで1,200円になるのです。

 東京らしく、とろりと軟らかく蒸しあがったうなぎがいいではありませんか。

 熱々のごはんの上にのっているから、うなぎがなかなか冷めないのもいいんですよねえ。

 うな丼そのものも、もちろん酒の肴にしながら、ちびちびといただきます。

 あぁ、昼間っから幸せじゃのぉ~っ!

 1時間ちょっと楽しんで、お勘定は3,770円でした。どうもごちそうさま。

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うなぎ「川勢」 / 燗酒 / ばら焼、きも焼、ひれ焼

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八幡巻 / 串巻、れば焼 / えり焼を追加

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《平成26(2014)年12月9日(火)の記録》

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この場所で5年が経過 … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

居酒屋「ペルル」


 ここ「ペルル」の創業は、昭和35(1960)年。

 その当時のお店は、現在の店舗の筋向いくらい、今は「鷺宮すこやか福祉センター」がある場所(昔の「鷺ノ宮駅前郵便局」のとなり)にありました。

 創業店主の古川実(ふるかわ・みのる)さん(故人)は、昭和2(1927)年、長野県生まれ。早稲田大学を卒業後、33歳のときにこの店を開きます。

 店はその後、すぐ近くの路地の中に移転し、長くその場所で営業を続けてきました。

 その路地の中の店に、私が初めて伺ったのは、平成15(2003)年2月のこと。

 アニメ「笑ゥせぇるすまん」の主人公・喪黒福造(もぐろ・ふくぞう)行きつけのバー「魔の巣」のモデルとなったバーがあるといううわさを聞いてやって来たのでした。

 赤レンガの店の外観は、まさに「魔の巣」。当時75歳だった古川さんも、「魔の巣」のマスターそっくりで、ものすごく驚いたことを思い出します。

 ただし、「魔の巣」のマスターがものすごく寡黙なのに対して、「ペルル」の古川さんは実に饒舌じょうぜつ。思わずガクッとなるほどのダジャレと親父ギャグで、常連たちを楽しませてくれたのものでした。

 その赤レンガの「ペルル」が入った建物が老朽化により解体されることになり、今の場所に「ペルル」が再移転したのが平成21(2009)年の年末のこと。

 その時点で、すでに闘病中だった古川さんは、翌平成22(2010)年5月5日に、『明日から、あの世の一年生。居なくなっても笑ってね。(ふる)』という自筆のメモを、上着のポケットに残して亡くなりました。83歳でした。

 古川さんが亡くなって、はや4年半。

 このカウンター席に座って、古川さんが存命中から店を手伝っていた山田さんと話をしながら飲んでいると、今でも古川さんがすぐ近くにいるような感じがします。

 2時間近くゆっくりと過ごし、今日のお勘定は1,000円でした。どうもごちそうさま。

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ニッカ水割り / 山崎ストレート / おすそ分けのナポリタン

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《平成26(2014)年12月8日(月)の記録》

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冬場はおでんも名物だ … 「河本(かわもと)」(木場)

冬場はおでんも名物だ


「豆腐を入れて、おまかせで」

 と、おでん(400円)を注文したら、女将の眞寿美さんが、豆腐、大根、つみれ、さつま揚げ、竹輪の5品をついでくれました。

 おでんは冬場しか出されない、「河本」の楽しみのひとつ。

 基本的には、おまかせ5点盛りで400円ですが、どうしても入れてもらいたいものがある場合には、それを指定することも可能です。

 今日、「河本」に到着したのは午後5時前。

 暖簾のれんが出ていないので、「あれ?」と思ったけれど、窓越しに見える店内には灯りがついています。

 店内に入ると先客は二人だけ。そうかあ、平日の5時前に入ることができると、こんなにもゆったりとしてるんですね。

 まずはホッピー(400円)をもらって、つまみにはニコタマ(煮込み玉子入り、400円)を注文します。

 ここ「河本」は昭和7(1932)年の創業。眞寿美さんは二代目の店主で、弟さんご夫妻が店を手伝っています。

「うちはホッピー屋だよ!」

 というのが眞寿美さんの口ぐせ。ここは、ホッピーが誕生した昭和23(1948)年から、ずっとホッピーを出し続けている、ホッピーの元祖的な店でもあるのです。

 だから、ホッピーの出し方も基本に忠実。

 焼酎(キンミヤ)は、500mlのペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やしていて、今使う1本だけを外に出しています。

 これを専用のグラスでホッピージョッキに注ぐと、ちょうど上の★マークの位置(110ml)になります。

 これに同じく冷蔵庫で冷やしている瓶入りホッピー(360ml、白と黒が選べる)を注ぐと、合計470ml。泡まで含めると、ちょうどホッピージョッキ(500ml)にすりきりいっぱいになるんですね。

 だから、ここのホッピーは1回の注文で、瓶入りホッピーを1本使い切るのが基本。ナカだけ

 ホッピービバレッジが推奨する焼酎(25度)とホッピーの比率(1:5)よりは、ちょっと濃い(1:3.3)のですが、これが呑兵衛のんべえには心地よいのです。

 このホッピーと、年間を通しての名物である牛煮込み(400円)との相性が、とにかく抜群なんですね。

 脂肪がたっぷりと付いた牛もつの甘みと脂分を、ドライなホッピーがスッと流してくれます。

 ニコタマとおでんをつまみに、ホッピーを3杯いただいて2時間弱の酒場浴。今日のお勘定は2,000円でした。どうもごちそうさま。

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暖簾は出てないけど営業中 / ホッピーと煮込み玉子入り / おでん

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《平成26(2014)年12月8日(月)の記録》

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