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2015年2月

自家製イカ塩辛で燗酒 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

自家製イカ塩辛で燗酒


 自家製イカ塩辛(350円)で「菊正宗」の燗酒(350円)。これぞまさに日本だね!

 イカ塩辛は、細く切った身に、イカの肝と塩を加えてえ、寝かしたもの。

 「竹よし」では、仕込んだ初日から5日めぐらいのものが出されます。

 たまたま初日と4日めなどがダブってある場合には、両方を半分ずつ相盛りにしてもらうことも可能。熟成の日数による味わいの違いを食べ比べることができます。

 昔のように塩分濃度が高い(材料の重さの10%以上)塩辛だと、もっと日持ちするのですが、「竹よし」の塩辛は、そこまでの塩は使わないフレッシュタイプです。(他の店も、今は低塩タイプのほうが主流ですね。)

 このイカ塩辛と燗酒の相性が抜群にいい。

 基本的に、熱々のごはんに合うものは、燗酒にもピタリと合います。

 納豆、佃煮、海苔、お新香、豆腐、魚の干物などなど。

 ごはんには合うけど、燗酒には合わないのは「ふりかけ」ぐらいかなあ。あれはごはんの粘りっ気がないと、うまくいかない。その代わり、「ふりかけをかけたごはん」は酒のさかなになります。

 イカの塩辛で燗酒をいただいたあとは、かきふわふわ焼き(600円)を注文。

 かきふわふわ焼きは、牡蠣かきをサッと炒めたものに、玉子を流し入れて、ふんわりと仕上げる料理。

 店を手伝っているちくちゃんが居るときは、ちくちゃんが作ってくれます。

 熱々のふわふわ焼きには、冷蔵庫で冷やしている「一ノ蔵」の樽酒(特別純米酒、550円)を合わせます。

 最後はもう一度、「菊正宗」の燗酒(350円)に戻って、つまみには、ちぢみほうれん草おひたし(250円)をいただきます。

 2時間ちょっと楽しんで、今日のお勘定は2,450円でした。どうもごちそうさま。

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「竹よし」 / 菊正宗(燗酒) / 自家製イカ塩辛

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かきふわふわ焼き / 一ノ蔵たるざけ / ちぢみほうれん草おひたし

店情報前回

《平成26(2014)年12月21日(日)の記録》

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相席で飲むもまた楽し … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

合鴨ロース


 日曜日の今日は、『よじかわ』(開店時刻の午後4時に「川名」に行くこと)を目指していたのですが、ちょっと出遅れて、店に着いたのは4時半。

 さすがにカウンター(7~8席)は満席ですねえ。

「C卓に相席あいせきでお願いします」

 と案内してくれて、何とか席を確保。生グレープフルーツサワー(411円)と合鴨ロース(303円)からスタートします。

 「川名」には、手前側と奥側の二つの区画があります。手前側にあるのが、厨房とカウンター席、そしてテーブル席。奥の区画は小上がりの座敷席です。

 手前の区画のテーブル席(4人掛け)は3卓あって、入口側からA卓、B卓、C卓と呼ばれています。

 土日祝日などで、早い時間帯のお客が多いときには、それぞれひとりでやって来る常連さんたちが、最初からB卓を中心としたテーブル席に相席で座って、他の席を空けるようにしてくれているのです。

 今日、私の相席でC卓に座っているのも、そんな常連さんのひとり。B卓が定員いっぱい(4人)になったので、あふれてC卓に座っていた様子。

 私が座ってしばらくすると、もうひとりの常連さんもC卓にやって来て、にぎやかになってきました。

 こうして、それぞれひとり客なのに、テーブル席で相席になって、一緒に飲み、一緒に語り合うというのもおもしろいですよねえ。

 ブラジルもそうですが、他の外国でも、知らない人と相席になった経験はありません。

 ひとりで店に入っても、必ずテーブル1卓が用意されます。(要らない椅子いすについては、他のテーブルに持っていくこともあります。)

 注文の仕方だってそうですよね。ほとんどの場合は、「私はこれ」「ボクはこれ」と、ひとりひとりが自分の食べたいものを個別に注文する。(その上で、自分のたのんだものを人に分けてあげるということはあります。)

 日本のように8人ぐらいのグループで行って、「これを2人前と、これを3人前」なんて注文して、みんなで分け合いながら食べるということは、ほとんどありません。

 合鴨に続いては、エリンギ茸串(173円)と鶏軟骨つくね串(173円)を焼いてもらい、最近、新たに加わった芋焼酎「千亀女せんかめじょ」を湯割り(368円)でいただきます。

 鶏軟骨つくね串はタレ焼き、塩焼きが選べるとのことだったのでタレ焼きで。ブラジルにはタレ焼きはないですからね。

 1時間ちょっとの酒場浴。今日のお勘定は1,536円でした。お釣りの64円はレジ前の募金箱に投入。今日もごちそうさま。

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生グレープフルーツサワー / エリンギ茸串、鶏軟骨つくね串 / ジョッキで芋焼酎湯割り

店情報前回

《平成26(2014)年12月21日(日)の記録》

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ハシゴ酒ができる喜び … 居酒屋「ペルル(ぺるる)」(鷺ノ宮)ほか

「ペルル」で水割り


 ハシゴ酒をするときは、だんだんと自宅に近づきながら飲む。

 今日なんか、博多のホテルで目覚めて、博多駅地下街にある「因幡うどん」で、ごぼう天うどんを食べてから新幹線で帰京し、「まるます家」こいで飲み、「すっぴん酒場」のもつ焼きで飲んだあと、トコトコと歩いて都立家政とりつかせいの「竹よし」にたどりついた。

 「まるます家」で生ビール、燗酒、芋焼酎湯割りを、「すっぴん酒場」で黒ホッピー外1中3そといちなかさんをやったあとなので、もう飲むのも十分に足りてるし、お腹もいっぱいなんだけど、まだ時刻が7時前なので、ここで帰るわけにはいかない。

 2週間ぶりとなる「竹よし」では刺身小盛り合せ(650円)をもらって冷酒。今日の盛り合せはマグロ、シメサバ、サーモンだ。

 「竹よし」で2時間ほど(お勘定は1,650円)ゆっくりとしたあとは、またトコトコ歩いて10分ほど。鷺ノ宮の居酒屋「ペルル」である。

 こうやってフラフラとハシゴ酒ができるという、こんな(日本で考えると)なんでもないことが、ブラジルではできないんだなあ。

 外務省の海外安全ホームページでは、ブラジルの各都市は、ほぼすべてが「十分注意」という危険度。

『貧富の差が大きく、都市部周辺では貧民層がスラムを形成。金品目的の電撃誘拐、強盗や窃盗が多発』といった状況なのである。

 電撃誘拐とは、現金、クレジットカードおよびキャッシュカード、その他金品の強奪を目的とした短時間の誘拐のこと。拉致されてATM(ほとんどが24時間営業)まで連れて行かれ、キャッシュカードでお金を引き出させたりする。

 しかもその犯罪率は年々、右肩上がりに増加中。

 10万人当たりの強盗事件の発生件数は、年間951件(=約1%。ほぼ100人に1人の割合)と、日本の363倍もの件数なのである。

・人気のない場所には行かない

・単独行動は避ける

・夜間の行動は避ける

 といったようなことが防犯対策の基本事項なので、「ひとり深夜にフラフラとハシゴ酒をする」なんてことは絶対にできないのだ。

 「ペルル」を出たところで午後10時過ぎ。

 まだ少し早いが、「まるます家」で飲み始めたのが、午後2時半と早かったので、そろそろハシゴ酒を終えることにしますか。

 今日もよく飲んだ1日であったことよ。安全な日本に、感謝、感謝。

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「竹よし」 / 刺身小盛り合せ / 奥側が「ペルル」

・「竹よし」の店情報前回) / 「ペルル」の店情報前回

《平成26(2014)年12月20日(土)の記録》

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マジでうまいシロたれ … やきとん「すっぴん酒場(すっぴんさかば)」(野方)

しろ(タレ)


 ブラジルに単身赴任して半年。肉食大国ブラジルで暮らしてみて、再認識したのが、日本のもつ焼きや焼き鳥の繊細さです。

 肉の仕入れ、仕込み、焼き、味付け。すべてが実に繊細にできあがっている。

 1本1本の量にしてもそうです。熱々の肉が冷めない間に食べるのにもちょうどよく、食べ飽きることもない。なにしろすべてが「ちょうどいい」んですね。

 そんな繊細な料理を提供してくれるもつ焼き屋、焼き鳥屋の中にあって、ていねいな仕事っぷりで人気が高いのが、「すっぴん酒場」です。

 店主の徳宿克治(とくしゅく・かつじ)さんは、都内の高級もつ焼き店で修業をしたあと、平成18(2006)年の年末に、奥様と二人でこの店をオープンしました。

 修業先と同じ仕入先から仕入れ、朝から5時間ほどかけて、ていねいに仕込みをしたこの店のもつ焼き。修業先ならば2本で500円近くするものが、ここでは1本100円から楽しめるのです。

 店は立ち飲みで、キャッシュ・オン・デリバリ(品物と交換払い)の支払い形式。

 まずは黒ホッピー(450円)をもらって、この店ならではの、ショウガミョウガ(200円)とハラミナンコツ(100円)を1本ずつ注文。

 お通し(100円)のお新香を、箸(はし)代わりの串2本でつつきながら待つうちに、もつ焼きが焼き上がってきます。

 ここのもつ焼きは、丼鍋に敷かれたキャベツの上に置かれます。

 ちなみに、このキャベツは食べ放題ではないので、食べずにずっと置いておいて、いよいよ帰るというときに食べて、口の中をリフレッシュさせるのがいいですね。

 さて、もつ焼き。

 ショウガミョウガは、紅生姜と茗荷(みょうが)を豚肉で巻いて焼いたもの。この店から始まって、他の店のメニューにも載るようになりました。

 ハラミナンコツは、串の先のほうにハツの弁の部分や動脈の部分が、まん中に喉頭(のどがしら)をたたいた軟骨部分が、そして根元にハラミが刺されていて、食べるにつれて味わいや食感が変わるという、これぞまさにこの店の繊細さの真骨頂ともいえる逸品。

 これが1本100円というんだから、うれしいではありませんか。

 この2本で1杯めの黒ホッピーを飲み干して、中身(ホッピーの焼酎おかわり、250円)をもらって、レバ(100円)、シロ(100円)を1本ずつ、タレで注文します。

『バーテンダーの力量を見たければジンフィズを注文しろ』

 という言葉をよく効きます。ジンフィズはジンとレモン、砂糖をシェイクしたものを、氷入りのタンブラーに入れて、ソーダ水を加え、ステアして仕上げるカクテル。この1杯を作るにあたって、バーテンダーのいろんな技が見られるから、そう言われるんでしょうね。

 それと同じように、もつ焼き屋の力量は、レバとシロを食べてみるとわかりやすい。

 レバは仕入れの鮮度を、シロは仕込みのていねいさと、焼きのうまさを見ることができるからです。

 もちろん、ここ「すっぴん酒場」も含めて、名が通ってる人気もつ焼き店であれば、そんなことを試してみる必要はありません。必ず美味しいレバとシロを食べることができます。(だからこそ、人気を保ち続けているんですね。)

 特にシロ! 表面のカリッとした食感のあとに、ジュワッとシロの旨みが広がって、マジでうまい。

 さらに中身(250円)をおかわりし、今度はそのシロ(100円)を塩焼きでもらいます。

 そして最後の〆はレンコン(150円)です。

 レンコンというのは、ただのレンコンじゃなくて、レンコンの穴の中に、きっちりとツクネが詰まっています。

 ツクネの種類が多いのもこの店の特徴です。普通のツクネに、おやじツクネ、たたきツクネ、チーズツクネ、ピーマン肉詰、そしてレンコンと、実に6種類がそろっています。

 黒ホッピー外1中3に、串焼き6本で、1時間半ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーの支払総額は1,800円でした。どうもごちそうさま。

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黒ホッピー、お通し / しょうがみょうが / ハラミナンコツ

141220g 141220h 141220i
れば(タレ) / しろ(塩) / れんこん

店情報前回

《平成26(2014)年12月20日(土)の記録》

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鯉のうま煮で丸眞正宗 … 鯉とうなぎ「まるます家(まるますや)」(赤羽)

鯉のうま煮で丸眞正宗


 「まるます家」は私が大好きな酒場のひとつ。

 店全体が明るくて元気なのがいい。朝から飲めるのがいい。そして料理が安くてうまい!

 そんなわけで、ブラジルから一時帰国した翌日に、さっそくここ「まるます家」にやってきたのですが、ものすごく残念なことに、たまたまの臨時休業日にぶち当たってしまい、入ることができなかったのでした。

 今日は博多から新幹線で帰ってきて、その足でそのまま赤羽にやって来ました。

 店に着いたのは、土曜日の午後2時半。

 おぉ、開いてる開いてる。しかも行列もないぞ。

 引き戸を開けて店内に入り、人差し指を立てながら「ひとりです」と申告。

 店の外に行列はなかったものの、店内はきっちりと満席で、ひとりでも入れない状態です。

「ひとまずこちらで」

 と入口左側の予備テーブル席に案内してもらい、まずは小生ビール(450円)と鯉のあらい(400円)を注文します。

 ここの小生は、普通の店の中生ぐらいありますからねえ。最初の1杯は、これで十分です。

 鯉のあらいが出たところでカウンター席に空きができて、カウンター席に移動。

 いやいや。今日も鯉のあらいが美しい。

 はっきり言って、鯉はあまり好きな魚ではなかったんです。というか、鯉を食べる機会すら、あまりなかった。だから、好き、嫌いというよりも「あまり知らなかった」と言ったほうが正しいかもしれませんね。

 でも、なんとなく泥臭いイメージがあった。

 そのイメージが払しょくされたのが、この店で最初に鯉のあらいを食べたときでした。もう13年も前の話です。

 それ以来、この店に来ると、わりと高い頻度で鯉のあらいをいただいているのです。鯉のあらい、今は好きです。

 そして、大好物の鯉のうま煮(800円)を注文。

 この料理も、「まるます家」で初めて知って、初めて食べて、大好物になったものです。

 うろこも皮も、骨や内臓も、すべてついたままの鯉の胴体をスパッと輪切りにして、そのままグツグツと煮込みます。言ってみれば、『身も付いた鯉のもつ煮』って感じかな。(身以外の、うろこ、皮、骨、内臓がもつです。)

 もつ煮込み好きの人なら、必ず気に入る一品だと私は思います。

 鯉のうま煮には燗酒ですね。地元・北区の丸眞正宗xx(400円)をホット(←燗酒のこと)でいただきます。

 鯉のうま煮は、けっこうボリュームがあるので、これだけで燗酒の2~3本は軽くいけます。

 でも今日は、となりのおじさんが飲んでる芋焼酎の湯割り(350円)が、あまりにも美味しそう(というか、おじさんの飲みっぷりがとてもいい感じ)なので、私もその芋焼酎湯割りをもらいます。

 ゆっくりと満足して、1時間半ほどの酒場浴。今日のお勘定は2,400円でした。どうもごちそうさま。

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鯉のあらい、小生ビール / 鯉のうま煮 / 芋焼酎湯割り

店情報前回

《平成26(2014)年12月20日(土)の記録》

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博多と言えばこのお店 … 戦国焼鳥「家康(いえやす)14号店」(博多)

今日のネタケース


 博多に来たら、必ず立ち寄りたいのが戦国焼鳥「家康」です。

 いや、けっして、びっくりするほどの名店と言うわけではないと思うんです。(失礼!)

 博多近辺に点在しているチェーン店だし、飛び抜けてうまいというわけでもないと思う。(ますます失礼!)

 でも、この店こそが我が呑兵衛道の出発点。青春の日々に、大いに飲み、大いに議論を交わした懐かしの店なのです。

(当時、実際に行っていたのは箱崎店で、現在の20号店よりは、もっと踏切に近いところにありました。)

 そんなわけで、私の中では、博多と「家康」とは、切っても切り離せない存在なのです。

 今は昔のように、「いらっしゃいませぇ~っ!」という言葉と一緒に、ドォ~ン、ドンと打ち鳴らされる太鼓はないんですね。

 この太鼓が特徴的だったので、「家康」のことは仲間内では「ドンドン」と呼んでたほどです。

 もうひとつの特徴は、店に入るとすぐに出されるキャベツのざく切り。これは無料でおかわり自由なんです。

 このキャベツに、レモン風の酸っぱいタレがかかっていて、キャベツもこのタレをつけながら食べるし、塩焼きの焼き鳥も、このタレをつけながらいただきます。

 お金がない学生時代は、焼き鳥はほんのちょっとしか頼まずに、もっぱらキャベツをつまみに焼酎を飲んでました。

 そのちょっとしか頼まない焼き鳥も、たいていの場合、いちばん安いキモとハツがほとんどで、ときどき豚バラ。

 当時(30数年前)はキモ、ハツがそれぞれ30円、豚バラが40円ぐらいだったなあ。

 じゃあ今は、と見ると、キモ、ハツがそれぞれ70円、豚バラは80円と、さすがに倍以上になっていますが、それでも安いですよね。

 今は、好きな焼き鳥を好きなだけ食べられるのが、とてもうれしい。

 タイムマシンで昔に戻って、当時の自分に食べさせてやりたいぐらいだ。

 そして博多ならではの炭火で焼いたトン足(250円)で、黒ヂョカで出してくれる芋焼酎の湯割りを飲む。これも昔から変わりませんねえ。

 大満足の博多の夜となりました。

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タレとキャベツ(サービス) / ハツ(70円) / 砂ずり(80円)、キモ(70円)

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豚バラ(80円) / 貝柱(210円)、こんにゃく、肉だんご(130円) / プチトマト

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骨付肉(カルビー、390円) / トン足(250円) / 芋焼酎湯割り

店情報前回

《平成26(2014)年12月19日(金)の記録》

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