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2015年6月

縁、ムートン、そして … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)

屋台「一二三」


 呉の夜を締めくくるのは、やっぱり屋台の「一二三」だ。

 ここ「一二三」が開店したのは昭和51(1976)年のこと。来年で創業40年だ。

 創業当時、すぐ近くに、ひらがなで「ひふみ」と書く屋台があったため、ここの店名「一二三」は「いちにいさん」と読ませるようにしたとのこと。

 名物は豚足(600円)、おでん(1個100円)、そしてラーメン(500円)。

 あらかじめ下ゆでしてから冷ましている豚足(1足分)を、ひと口大に切り分けて、塩コショーをしながら鉄板で炒めて出すのが、「一二三」流、そして呉流だ。

 コラーゲンたっぷりの豚足を、手づかみにして、骨ぎわのスジっぽい部分まで、きっちりと食べ切る。

 口のまわりがテカテカとするところを、焼酎(いいちこ400円)でキュッと流すのがいい。

 おでんは年中、食べることができる。

 寒い冬には、屋台全体が風よけのビニールシートでおおわれた中で、熱々のおでんをつまみに、ちょっと甘めの「白牡丹(はくぼたん)」の熱燗(400円)で温まる。

 暑い夏には、屋台ならではの風通しのよさの中で、サッと出されるおでんで、焼酎ロックをクイッとやる。

 そして最後にラーメンで締めくくる。これが呉の呑兵衛たちの飲み方だ。

 今夜は、月刊「くれえばん」編集長の木戸さんと、ビヤハウス「オオムラ亜」で飲み始め(ゼロ次会)、その後、「オオムラ亜」店主の亜矢さんも加わって3人で創菜酒房「縁(えん)」へ。

 「縁」は、平成25(2013)年7月19日に開業した、新しいお店。

 店主は京都での修業を経て、この地に店を出したんだそうな。日本酒が充実している。

 呉なので魚介類はもちろんのこと、野菜料理も充実しているのが京都風なのかな。

 「いま呉で一番うまい!」と評判の料理屋「灘(なだ)」の店主も、大阪での修業のあと、地元・呉に戻って「灘」を開店した。

 呉や広島は、瀬戸内海の海の幸、日本海の海の幸の両方がそろうほか、中国山地の山の幸も手に入るという『食材の宝庫』。

 さらに、西条、呉、竹原などの酒どころもかかえている。

 この立地条件に加えて、大阪や京都の『カウンター割烹』の文化が加わるということは、まさに「鬼に金棒」的な飲食店ができあがるということ。

 これを地でいっているのが「灘」であり、新しくできた、ここ「縁」なんだろうと思う。

 「縁」を出て、二次会(3軒め)は、すぐ近くのワインバー「ムートン(MOUTON)」ぐるなび)へ。ここで、のんちゃんや梵(そよぎ)さんとも合流する。

 「ムートン」も、木戸編集長や亜矢さんと飲むときにはよく行くお店の1軒で、ワインが充実している。しかも、それほど高くないので、若いお客さんも多いのだ。

 ワインに合わせる料理として定番なのが「やきとん」。「やきとん」といっても、東京のような、いわゆる「もつ焼き」ではなくて、豚もも(2本380円)、豚ロース(2本380円)といった豚肉を焼いたもののこと。

 チーズつくね(580円)や自家製燻製ベーコン(580円)なども人気が高い。

 ここまでの飲み会で、すでにデロンデロンに酔っ払ったあと、日付けも変わって午前1時前に、亜矢さん、梵さんと3人で、やっと「一二三」にたどり着いたのだった。

 明日(というか、日付けが変わったのでもう今日の話だ!)には、東京に帰る予定なので、どうしても最後は「一二三」で〆たかったのである。

 「一二三」のおかあさん、おとうさんの元気な姿も見ることができて、ひと安心だ。

 どうもごちそうさま。必ずまた来ますからね!

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創菜酒房「縁」 / お通しと冷酒 / お造り盛り合わせ1,800円~

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かきの昆布焼き900円 / 小いわしの天ぷら / くんせい明太子650円

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燗酒 / お酒を変えると酒器も変わる / あん肝800円

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渋酒場「ムートン」 / まずはスパークリングワイン / 自家製燻製ベーコン580円

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コマネチ580円 / チーズつくね2本400円 / ピザ880円

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次のワインを選ぶ / 屋台「一二三」 / おでんで焼酎ロック

・屋台「一二三」の店情報前回

《平成27(2015)年1月9日(金)の記録》

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やおぎも煮をつまみに … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)

やおぎも煮をつまみに


 「やおぎも」というのは広島の呼び方で、牛の肺(はい)のことである。

 全国的には「フワ」と呼ぶ部位だ。

 「やおぎも」とか「フワ」という名のとおり、ふわっと軟らかい弾力感をもっており、それ自体には味はほとんどない。

 でも、煮汁の味はよくしみ込むので、煮汁の味つけが、「やおぎも」の味の決め手となる。

 広島で一般的な食べ方は、佃煮(つくだに)のように、醤油、酒、味醂(みりん)、砂糖で甘辛く煮るか、おでんの具として食べる。東京だと、もつ煮込みの具のひとつだね。

 今日の「オオムラ亜」には、つまみとしてその「やおぎも」(300円)があったので、さっそくいただいた。

 「オオムラ亜」は、座って飲むビヤハウスながら、生ビール1杯が500円、お通しはなし、つまみは200~300円で値段明記ということで、立ち飲みにも匹敵する料金と気軽さで、『サク飲み』することができるのだ。

 しかも、呉の中心的な飲み屋街の一角にあるので、本格的に飲む前にちょっと立ち寄って、「6時半から宴会だから、その前に1杯だけね!」なんて言いながら、生ビールを1杯やっていく人も多いのだ。

 「オオムラ」は戦後すぐの創業。そのときから使い続けている、昔ながらのスイングコック式(横にひねるタイプ)の生ビールサーバから注がれる生ビールは、泡の出が多いこともあってか、味わいがまろやか。

 「グッと一杯! 思わず二杯!!」という店のキャッチフレーズのとおり、不思議なくらいグイグイと、何杯でも飲めてしまうのである。

 その店舗や生ビールサーバー、そして店のキャッチフレーズもそのまま活かした形で、現在の店主・亜矢さんが、創業家から経営を引き継いで、2012年5月17日に「オオムラ亜」として営業を再開したのである。

 今日はこのあと、その亜矢さんと、月刊「くれえばん」の木戸編集長と一緒に飲み会の予定なので、控えめに控えめにと心がけながら飲んで、なんとか生ビール4杯で納めることができた。

 この先の展開を考えて、本当は2杯ぐらいに抑(おさ)えておきたかったんだけど、ついつい飲んじゃうよなあ。。。

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生ビール(500円) / ミックスナッツ / でべらかれい

店情報前回

《平成27(2015)年1月9日(金)の記録》

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