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縁、ムートン、そして … 屋台「一二三(いちにいさん)」(呉)

屋台「一二三」


 呉の夜を締めくくるのは、やっぱり屋台の「一二三」だ。

 ここ「一二三」が開店したのは昭和51(1976)年のこと。来年で創業40年だ。

 創業当時、すぐ近くに、ひらがなで「ひふみ」と書く屋台があったため、ここの店名「一二三」は「いちにいさん」と読ませるようにしたとのこと。

 名物は豚足(600円)、おでん(1個100円)、そしてラーメン(500円)。

 あらかじめ下ゆでしてから冷ましている豚足(1足分)を、ひと口大に切り分けて、塩コショーをしながら鉄板で炒めて出すのが、「一二三」流、そして呉流だ。

 コラーゲンたっぷりの豚足を、手づかみにして、骨ぎわのスジっぽい部分まで、きっちりと食べ切る。

 口のまわりがテカテカとするところを、焼酎(いいちこ400円)でキュッと流すのがいい。

 おでんは年中、食べることができる。

 寒い冬には、屋台全体が風よけのビニールシートでおおわれた中で、熱々のおでんをつまみに、ちょっと甘めの「白牡丹(はくぼたん)」の熱燗(400円)で温まる。

 暑い夏には、屋台ならではの風通しのよさの中で、サッと出されるおでんで、焼酎ロックをクイッとやる。

 そして最後にラーメンで締めくくる。これが呉の呑兵衛たちの飲み方だ。

 今夜は、月刊「くれえばん」編集長の木戸さんと、ビヤハウス「オオムラ亜」で飲み始め(ゼロ次会)、その後、「オオムラ亜」店主の亜矢さんも加わって3人で創菜酒房「縁(えん)」へ。

 「縁」は、平成25(2013)年7月19日に開業した、新しいお店。

 店主は京都での修業を経て、この地に店を出したんだそうな。日本酒が充実している。

 呉なので魚介類はもちろんのこと、野菜料理も充実しているのが京都風なのかな。

 「いま呉で一番うまい!」と評判の料理屋「灘(なだ)」の店主も、大阪での修業のあと、地元・呉に戻って「灘」を開店した。

 呉や広島は、瀬戸内海の海の幸、日本海の海の幸の両方がそろうほか、中国山地の山の幸も手に入るという『食材の宝庫』。

 さらに、西条、呉、竹原などの酒どころもかかえている。

 この立地条件に加えて、大阪や京都の『カウンター割烹』の文化が加わるということは、まさに「鬼に金棒」的な飲食店ができあがるということ。

 これを地でいっているのが「灘」であり、新しくできた、ここ「縁」なんだろうと思う。

 「縁」を出て、二次会(3軒め)は、すぐ近くのワインバー「ムートン(MOUTON)」ぐるなび)へ。ここで、のんちゃんや梵(そよぎ)さんとも合流する。

 「ムートン」も、木戸編集長や亜矢さんと飲むときにはよく行くお店の1軒で、ワインが充実している。しかも、それほど高くないので、若いお客さんも多いのだ。

 ワインに合わせる料理として定番なのが「やきとん」。「やきとん」といっても、東京のような、いわゆる「もつ焼き」ではなくて、豚もも(2本380円)、豚ロース(2本380円)といった豚肉を焼いたもののこと。

 チーズつくね(580円)や自家製燻製ベーコン(580円)なども人気が高い。

 ここまでの飲み会で、すでにデロンデロンに酔っ払ったあと、日付けも変わって午前1時前に、亜矢さん、梵さんと3人で、やっと「一二三」にたどり着いたのだった。

 明日(というか、日付けが変わったのでもう今日の話だ!)には、東京に帰る予定なので、どうしても最後は「一二三」で〆たかったのである。

 「一二三」のおかあさん、おとうさんの元気な姿も見ることができて、ひと安心だ。

 どうもごちそうさま。必ずまた来ますからね!

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創菜酒房「縁」 / お通しと冷酒 / お造り盛り合わせ1,800円~

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かきの昆布焼き900円 / 小いわしの天ぷら / くんせい明太子650円

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燗酒 / お酒を変えると酒器も変わる / あん肝800円

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渋酒場「ムートン」 / まずはスパークリングワイン / 自家製燻製ベーコン580円

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コマネチ580円 / チーズつくね2本400円 / ピザ880円

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次のワインを選ぶ / 屋台「一二三」 / おでんで焼酎ロック

・屋台「一二三」の店情報前回

《平成27(2015)年1月9日(金)の記録》

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