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これぞ究極の樽酒バー … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野)

樽酒


 せっかくの中野なのでもう1軒、ということで、やってきたのは樽酒「路傍」だ。

 土曜日、午後9時過ぎの店内は、ほぼ満席。

 店内はJ字型のカウンター10席程度のみなので、満席でも10人ほどである。

 囲炉裏を囲むようにJ字型に曲がった、いちばん奥の席だけが空いていたので、そこに座らせてもらう。

 この席に座るのは初めて。店主とほぼ同じ位置から、カウンター席にずらりと並んだ客の顔が見えるという特等席である。

 そして飲み物はもちろん、「千福」の樽酒である。

 この店の楽しみのひとつが、「千福」の樽酒を飲めること。「千福」の地元・呉でも、その樽酒は、めったに飲むことができないもんね。

 「千福」の樽酒は、樽の香りも少なくて、サラリとやわらかで、本当に飲みやすい。いい意味で、まさに「水のような」お酒なのである。

 この店の創業は昭和36(1961)年。今年で創業55年だ。

 現在は、二代目となる創業者の息子さん夫婦(と言っても私よりは年上)が切り盛りされている。

 昔ながらの普遍的居酒屋の姿を守ろうとされており、取り扱う料理(酒の肴)も、冷凍ものなどはなくて、昔ながらの季節の野菜を中心とした料理が多い。

 店主ご夫妻の共通の趣味が渓流釣りで、カウンター内上部に、ときどき自家製の川魚の干物がぶら下がっていたりする。

 その店主夫妻を中心に繰り広げられるお客たちの会話が、この店の最大の特徴でもある。

 店主の話題は幅広く、しかも話すだけはなくて、上手に客をのせて、話をさせる。たとえ一見さんであっても、ほとんどの場合は、知らず知らずのうちに店全体の会話の輪の中に取り込まれてしまうのだ。

 だからこの店には、ひとりか、せいぜい二人ぐらいで行くことが望ましい。

 そんな会話の中で楽しく過ごしているうちに、気がつけばそろそろ日付けが変わるころになっている。ここに来るといつも、時間が過ぎるのが速い。

 お通しのワサビ漬けと松前漬けの盛り合わせをつまみに、樽酒はけっきょく3杯(=3合)いただいたかなあ。お勘定は3千円弱。今夜もごちそうさまでした。

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樽酒「路傍」 / お通し(ワサビ漬け&松前漬け) / 店主ご夫妻と樽酒

店情報前回

《平成28(2016)年1月9日(土)の記録》

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» 千福樽酒はこの店だけ … 樽酒「路傍(ろぼう)」(中野) [居酒屋礼賛]
 「千福」の樽酒(たぶん800円)を普通に飲むことができるのは、ここ「路傍」だけ。  「千福」の生まれ故郷、呉にだって、「千福」の樽酒が飲める店はない。  以前からなんとなくそんな感じはしていたのだが、先日、「千福」の営業の方が、ここ「路傍」にやって来られて、「樽酒をお出しているのは、この店だけです」という話をされたそうだ。  これにより、『「千福」の樽酒は「路傍」でしか飲めない』ということが確定... [続きを読む]

受信: 2016.06.22 22:07

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