職業が『酒場めぐり』 … 「にしきや」(千駄木)
戦前から続く焼きそばの老舗「花の家」を出て、千駄木での2軒目は、これまた昭和27(1952)年創業の老舗酒場「にしきや」である。
この界隈、老舗が多いですね。
カウンター8席ほどとテーブルが4卓(4人掛け×3+2人掛け)並ぶ店内(奥と2階に座敷席もある様子)に入り、空いていた4人掛けテーブルに、塩崎省吾さん、塩見なゆさんと3人で座る。
ひとりずつ飲み物を注文すると、なゆさんは生ビール大(750円)を、塩崎さんは生ビール中(550円)を、そして私は大瓶ビール(キリンラガー、550円)をと、それぞれビールなんだけど、好みが分かれた。
つまみには「煮込み豆腐入り」(500円)、「焼き鳥5本盛り」(480円)、そして季節メニューの「稚あゆ天ぷら」(600円)をもらう。稚鮎のほろ苦さが素晴らしい。
さて、このブログに初登場の、なゆさんである。
運営されている『酒場やお酒の情報サイト「Syupo」』はよく拝見していたんだけれど、実際にお会いするのは初めてだと思いこんでいた。
それで先ほどの「花の家」で、「はじめまして」とごあいさつさせていただいたところ、「実は前に中野の酒場でお会いしたことがあるんですよ」とのこと。
ただでさえ人の顔と名前を覚えるのが苦手なところに、お酒を飲むとさらに覚えが悪くなってしまう。なゆさんだけでなく、いろんな酒場でお会いしたみなさんに失礼をしてしまっております。この場を借りて、ごめんなさい。
そのなゆさん。昭和59(1984)年・杉並(東京)生まれと、まだお若い女性ながら、1日平均5軒の酒場をハシゴし、年間ではなんと2,000軒もの酒場を飲み歩くという
というか、なゆさんのご職業が『酒場めぐり』。つまりは『酒場めぐり』のプロなのだ。
「『酒場めぐり』のプロって何をする人なの?」ってことだけど、先ほどもご紹介した酒場やお酒の情報サイト「Syupo」を運営されたり、ぐるなびが運営しているWEBマガジン「メシコレ」に執筆されたり、さらにはテレビや新聞、雑誌などでの情報発信のほか、飲食店や酒類メーカーのプロモーションもされているとのこと。
私なんかは、仕事の合間の気休め・骨休めとして酒場に通ってるんだけど、なゆさんのように仕事で通うとなると、これもまた大変なんだろうなあ。
なにごともプロの仕事となると楽じゃない。必ず責任がつきまとうもんね。
今日も昼から、酒類メーカーのご担当者との打ち合わせを兼ねての飲み会のあと、夕方からは、我われとのプライベートの飲み会と、ハードスケジュールだ。
お身体(特に肝臓)にはくれぐれも気をつけてくださいね。そしてぜひまた飲みましょう!>なゆさん
いっぽう、塩崎さんはというと、ご自宅がわが家の近くということもあって、地元の酒場でもよくご一緒させていただいているほか、呉に単身赴任していたときは、呉にも飲みにきてくれたりして、このブログにも(ハンドルネームのSaltyDogさんとして)何度も書かせていただいています。
ビールのあとはチューハイ(300円)もいただいて、「にしきや」のお勘定は、3人で5,500円(ひとり1,850円)ほど。どうもごちそうさま。
2世代(もしかすると3世代?!)のご家族が切り盛りされている、とても居心地のいい酒場でした。だから人気があるんでしょうね。ぜひまた来たい酒場です。
「にしきや」 / 生中、生大、大瓶ビール / きぬかつぎ(お通し)
煮込み豆腐入り / 焼き鳥5本盛りの4本 / 残る1本(レバー)
・店情報
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